2024-04-24

[HK]食品安全ファクトチェッカー : デイリリーとコルヒチン

Daylily and Colchicine (cfs.gov.hk)

2 Apr 2024

多くの植物は料理に使えるが、すべての植物の花が食用に適するわけではない。食用花であっても摘んですぐ食べられるとは限らない。

生鮮デイリリーは花が咲く前に収穫して一部は野菜として使う人もいる。生鮮デイリリーの根と花びらにはアルカロイドの一種であるコルヒチンが含まれることを知っておくべきだろう。もし十分に水にさらしてよく加熱しないで生鮮デイリリーを食べると、コルヒチンが人体内でオキシジコルヒチンという有毒代謝物に酸化される。オキシジコルヒチンは消化管の不快症状、腹痛、嘔吐、下痢などを誘発する。

安全にデイリリーを食べるには、乾燥デイリリーや加工済みデイリリーを選ぶことを助言する。生鮮デイリリーを使わなければならない場合にはよく水にさらして完全に調理してから、少量だけを食べるべき。

 

[HK]食品警告 包装済みスパイスミックス検体にエチレンオキシド

Food Alerts / Allergy Alerts - Ethylene oxide found in samples of prepackaged spice mix products (cfs.gov.hk)

5.4.2024

定期食品サーベイランス計画の一環で小売店から入手したインド産カレーパウダーにエチレンオキシドを検出した。

(製品の写真あり、検出濃度不明)

 

[SFA]SFAはインド産Everest 魚カレーマサラを許容量を超えるエチレンオキシドのためリコール

SFA recalls Everest Fish Curry Masala from India due to the presence of Ethylene Oxide at levels exceeding permissible limit

18 April 2024

180424-media-release---recall-of-everest's-masala-fish-curry.pdf (sfa.gov.sg)

香港食品安全センターがインド産Everest 魚カレーマサラを許容量を超えるエチレンオキシドのためリコールした。問題の製品はシンガポールにも輸入されているため、SFAは輸入業者にリコールを指示した。

エチレンオキシドは食品への使用は認められていない。農産物の微生物汚染予防のための燻蒸には使える。シンガポールの食品規制ではスパイスの殺菌に使用できる

(検出濃度も基準値もここには記載がない

20221006-sfa-media-release---recall-of-two-mie-sedaap-spicy-noodle-products-from-indonesia-due-to-presence-of-ethylene-oxide.pdfではThe Maximum Residue Limit (MRL) of ethylene oxide in spices should not exceed 50mg/kg (50ppm).とあるが)

 

[欧州オンブズマン]EUの遺伝子組換え生物規制への申請に関連して、欧州委員会が「新しいゲノム技術」の影響評価で懸念にどう対応したかについての決定

Decision on how the European Commission dealt with concerns about how it carried out an impact assessment of ‘new genomic techniques’ in relation to the application of EU legislation on genetically modified organisms (case 346/2023/MIK) | Decision | European Ombudsman (europa.eu)

OPENED ON Monday | 24 April 2023

DECISION ON Monday | 15 April 2024

ゲノム編集の規制緩和案を提案するにあたって行われた欧州委員会の規制影響評価について2つの市民団体が苦情を申し立てた

オンブズマンは特に問題ないと結論

 

[ProMed]原因不明の死、病気-ナイジェリア(第2報): (SOKOTO, ZAMFARA, KADUNA)重金属中毒疑い

Undiagnosed deaths, illnesses - Nigeria (02): (SO, ZA, KD) heavy metal poisoning susp.

https://promedmail.org/promed-post/?id=8716127

Date: Fri 19 Apr 2024 Source: Punch [edited]

ナイジェリアCDC長官Dr Jide Idrisが三州の保健担当者と会合した

2024年4月19日までに疑い症例196、死者は7

(検査結果はまだ)

 

[COT]航空機の客室の空気の質に関する声明

Statement on Aircraft Cabin Air Quality | Committee on Toxicity (food.gov.uk)

Last updated: 23 April 2024

揮発性有機化合物(VOC)や一酸化炭素、二酸化炭素の影響を検討

ほとんどの文献では航空機の客室の空気中の化合物濃度はバックグラウンドレベルで、煙やヒュームが生じるイベント後の情報は限られている。

有機リン化合物については、航空機の客室の空気中の濃度で暴露されたことによる健康への有害影響はありそうにない。VOCについては平均濃度は他の労働環境や輸送手段より高いものの労働基準よりは低く健康へのリスクとはならない。

COとCO2も急性・慢性両方で有害影響をひきおこすことはありそうにない。

全体として、航空機の客室の空気に報告されている化学汚染物質濃度は乗務員に短期および長期暴露後の有害健康影響の原因とはなりそうにない

 

[ASA]ASA裁定

GKOnlineCo Pty Ltd - ASA | CAP

24 April 2024

閉経期症状の治療用に宣伝していたブレスレットとペパーミントオイルのFacebookの広告。医療クレームをするものは医療機器でMHRAの認可が必要

 

[EPA]EPAは労働者と地域を守るためにより強い化学物質リスク評価プロセスを最終化

EPA Finalizes Stronger Chemical Risk Evaluation Process to Protect Workers and Communities | US EPA

April 23, 2024

裁判所の裁定に従って、TSCAによる化学物質リスク評価プロセス改定

以下を含む

・複数の暴露経路、複数化合物への同時暴露のような現実世界でのシナリオを考慮

・リスク評価は包括的である必要があり使用や暴露の条件を除外しない

・ほかの連邦機関の重要なインフラで必要とされる使用を考慮

・最新の科学を使用し続けることを確実にする

・目的に適ったアプローチでリスクが低いものは締め切りまでに完了するよう厳密でなくても可

など

Risk Evaluations for Existing Chemicals under TSCA | US EPA

 

[FDA]FDAは人々に確立された窒息救助法に従うように勧める

FDA Encourages the Public to Follow Established Choking Rescue Protocols: FDA Safety Communication | FDA

April 22, 2024

アメリカ赤十字とアメリカ心臓協会が認めた窒息救助法に従うように。

市販の窒息用機器は使わない。それらは有効性が証明されておらずFDAが認めたものではない。

(面白グッズ結構売ってる)

 

論文

-植物ベースの肉代用品とその心代謝健康への影響:植物ベースの肉代用品と動物食品での8週間RCT

Plant-Based Meat Analogs and Their Effects on Cardiometabolic Health: An 8-Week Randomized Controlled Trial Comparing Plant-Based Meat Analogs With Their Corresponding Animal-Based Foods - ScienceDirect

Darel Wee Kiat Toh et al.,

The American Journal of Clinical Nutrition

Available online 8 April 2024

89人の参加者に植物ベースの肉代用品(PBMA)と肉ベースの肉を一定量、ほかの食事成分は維持して食べたときのLDLコレステロールへの影響を調べた。

トランス脂肪、食物繊維、ナトリウム、カリウムで影響はあったがLDLに差はなかった。

PBMAが広範な健康上の利益になることは示されなかった

 

-米国ライフスタイル医学会は子供たちを超加工、砂糖で甘くした食品や飲料から守る法案を支持

American College of Lifestyle Medicine supports proposed law requiring protections for children from ultra-processed, sugar-sweetened foods and beverages

23-APR-2024

American College of Lifestyle Medicine suppor | EurekAlert!

提案されている子ども糖尿病削減法2024は、12才以下の子供にジャンクフードの宣伝を禁止し、超加工と砂糖で甘くした食品や飲料に警告表示を要求するものである。ACLMは約11000人の会員がいて300人以上が小児科医でこの法案を支持する

 

-ある種の食品添加物乳化剤摂取が2型糖尿病発症に関連する可能性

The consumption of certain food additive emulsifiers could be associated with the risk of developing type 2 diabetes

23-APR-2024

The consumption of certain food additive emul | EurekAlert!

The Lancet Diabetes & Endocrinologyに発表されたフランスのNutriNet-Santé

Mathilde Touvier研究主任はこの研究は因果関係を確立したものではないが、消費者をよりよく守るために食品業界での添加物の使用をめぐる再評価と規制の重要な要素である、という。

NutriNet-Santéは2009年に開始し現在も参加者募集中で17万人以上の参加者がいる。参加者はニュートリノート(栄養探索者)と呼ばれオンラインで月に数分のアンケートに答える。これまで270以上の論文を出してきた

(いつものやつ。たった一つのコホートでたくさん論文出してるので読む側に注意が必要)

 

-TikTokの健康情報:善玉、悪玉、卑劣漢

Health information on TikTok: The good, the bad and the ugly

Health information on TikTok: The good, the b | EurekAlert!

23-APR-2024

Otolaryngologyに発表されたTikTokの副鼻腔炎に関する動画の解析。

約44%に事実でない情報が含まれ、医療従事者ではない1万人以上のフォロワーがいる人のコンテンツにデマや質の低いものが多かった

 

-医学における栄養-新しいレビューシリーズ

Nutrition in Medicine — A New Review Article Series | New England Journal of Medicine (nejm.org)

NEJMが栄養に関する新しいシリーズをはじめた

食事要因は高血圧、肥満、心疾患、脳卒中、2型糖尿病、がん、特に胃がんと大腸がん、に寄与する、アメリカ人の4人に1人はダイエットをしている。それにもかかわらず、食事と健康の関係は複雑で理解が不完全である。最近のデータによると世界中の栄養カリキュラムは不適切で、医師国家試験の問題で栄養関連は1%未満である。その結果多くの医学生は別の場所で栄養教育を探し、栄養評価や基本的食事戦略について不安を表明している。

さらに事態を複雑にしているのは、伝統的栄養以外の栄養不良の新しい原因-社会経済的地位の低さや食事制限、慢性疾患など-がますます認識されるようになった。胃切除手術や減量薬の使用が増え、そのような患者の治療後の栄養不良に注意が必要である。高齢者の栄養不良も差し迫った問題である。高齢者の栄養評価は持病や多数の医薬品投与、終末期の意思決定などでしばしば複雑になり、微妙なアプローチを必要とする。

医師にもっと栄養教育が必要だと要請されている。そこでNEJMは新しいレビューシリーズ開始を発表する。

世界中の患者の健康増進のために、「思考の糧food for thought」ではなく「実践としての食food as practice」を採用しよう

 

-生涯にわたるエネルギーとマクロ栄養素のガイダンス

Guidance on Energy and Macronutrients across the Life Span | New England Journal of Medicine (nejm.org)

Heymsfield SB, Shapses SA.390:1299-1310, 2024

(とりあえず王道から始まった。医師は食の専門家ではないのに専門家のふりをする人たちがいるので、BMJのような偏った見解にならないことを期待するがさて)

 

[SMC UK] 乳化剤と2型糖尿病を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at emulsifiers and type 2 diabetes | Science Media Centre

APRIL 23, 2024

Lancet Diabetes & Endocrinologyに発表された研究が、食品添加物の乳化剤と2型糖尿病リスクを調べた

King’s College London栄養科学准教授Sarah Berry博士

この種の大規模疫学研究は、科学のプロセスの重要な一部ではあるが、こうした研究が乳化剤が2型糖尿病の原因であることを証明することはできない。乳化剤を含む食品はほかの多くの成分を含み、個々の化合物の影響を識別するのは困難である。

乳化剤は個別に安全性をチェックされているがこれらを混合した場合の研究は少ないために、こうした研究は将来により厳密な臨床試験を行う際の参考になる

Aston大学医学部登録栄養士で上級講師Duane Mellor博士

これはこれまで食品添加物と超加工食品と各種健康リスクが関連すると報告してきたNutriNet Santeコホートの興味深いさらなる解析で、乳化剤は製造された食品によく使われる添加物なのでこの結果は驚きではないだろう。

考慮する必要があるのは、この研究で対象にした乳化剤は極めて多様で、重炭酸ナトリウム(重曹)も含む。重曹は乳化剤としても使われるが主な使用はベーキングパウダーであり、成分の分類には重なる部分がある。この研究の摂取量推定のやりかたには注意が必要で、3回の24時間思い出し調査から乳化剤を料を推定している。つまりこの論文で示唆している正確な推定は単純に不可能で、この論文ではエラーの幅を明示していない。

この論文が考慮していないのは各乳化剤の人体での処理方法の違いで、レシチンは天然に卵黄に含まれるがレシチンには一連の化合物が含まれ、ポリソルベートとは全く異なる。すべての乳化剤が同じと考えてはいけない。

乳化剤と2型糖尿病のリスク増加の大きな要因はリン酸で、その主な摂取減はケーキとビスケットである。つまり交絡要因がある可能性のほうが高い

Reading大学栄養と食品科学教授Gunter Kuhnle教授

これは食品添加物と病気の関連を調べているNutriNet-Santéコホートからのいくつかの研究のうちの一つである。すべての栄養観察研究同様、食品の摂取量推定の困難さが問題である。食品は標準規格はなく製造業者に添加物使用の詳細情報提供義務はなく、したがって摂取した乳化剤の量を推定するのは不可能で極めて信頼できない。この研究で示したことがあるとすれば、しばしば乳化剤を含む食品と糖尿病の関連であって、乳化剤そのものとの関連ではない。

著者らは多数の乳化剤を調査しているため、偶然の知見である可能性が高い。観察されたエフェクトサイズは極めて小さく意味がある可能性は低い。この研究では病気のリスクに関連する乳化剤としてリン酸を同定しているが、リン酸は天然に多くの食品に存在し、主な摂取源は乳製品や肉である。この研究ではリン酸の摂取源はケーキで、糖尿病リスクと関連するのはケーキのような砂糖の多い食品であって添加物ではないだろうと考えるのは容易である。

まとめると、この研究はそのデザインから、乳化剤の健康影響についての信頼できる情報を提供できず、そのような主張はできない。ほかの研究では、例えばヨーグルトのような、乳化剤を含む食品と2型糖尿病リスクの削減が関連すると報告されている

Open大学応用統計学名誉教授Kevin McConway教授

この研究はフランスのNutriNet-Santéコホート研究での食品や飲料中の乳化剤と非伝染性疾患の関連についての一連のシリーズの3つめである。先の二つは心血管系疾患とがんでこの論文の引用文献になっている

この研究も前の2つの研究と同じ欠点と強みがある。

彼らは60もの乳化剤を調べそのうち7つの乳化剤と1グループ(カラギーナン)だけで関連を見出した。一部の乳化剤についてはデータはあるが関連がなかった、ほかの多くは摂取量が少なすぎて意味のある結果にならなかった。彼ら自身も書いているように、一つの観察疫学研究だけでは因果関係は確立できない。

(以下長い説明略。メカニズムなどの他の系統の根拠が全然ないことも指摘)

 

[SMC NZ]サモアのデング熱アウトブレイク

Samoa's dengue outbreak - Expert Reaction - Science Media Centre

Published: 23 April 2024

サモアは命に係わるデングウイルスを運ぶ蚊を殺すために学校や病院を燻蒸する予定

サモアでは患者200人以上が確認され、さらに多くの感染者がいると推定され、デング熱のアウトブレイクを宣言した。

SMCは専門家のコメントを求めた

(以下コメント略)

 

 その他

-Lunchableを使うべきか使わないべきか

To Lunchable or Not to Lunchable? | American Council on Science and Health (acsh.org)

By Susan Goldhaber MPH — April 22, 2024

Consumer Reportsの4月9日号の記事が「あなたの子供の学校でのランチにLunchableを使うべき?」と尋ねる。この記事はこれらランチキットが鉛やその他汚染物質を含み子供の健康に有害だと主張する。保護者は心配すべきか?

私は90年代に息子のランチにLunchableを使ってきた。私は知らないうちに子供に鉛とフタル酸とナトリウムを与えていたのか?私は栄養士ではなく毒性学者なので鉛とフタル酸について議論する。

鉛は子供の神経系に有害だが主な暴露減は食品ではなく古い建物の鉛塗料である。子供たちの鉛濃度は1980年代以降劇的に減っている。新たに食品中鉛のニュースが増えたのはより低濃度で測定されるようになったからである。鉛は常に食品中に存在したが測定できなかったので心配されなかった。

フタル酸は食品と接触する包装に使用されていてFDAが規制している。Consumer Reports自身が規制値を超えるものはなかったと報告している。なのに何故健康に危険だと結論しているのか?カリフォルニアの最大許容量(MADL)を参照しているからである。Consumer ReportsがカリフォルニアのMADLを使う理由は、それ以外の根拠に基づいた指標ではヒト健康にリスクとならないとなるからである。

FDAの参照量を使うとLunchableのどれも参照量を超えることはない。

Consumer Reportsがこのような欠陥のあるやりかたをするのは残念である。

米国中の忙しい両親は心配する必要はない。

 

-大きさは問題?スナックについては明らかに問題

Does size matter? Apparently, for snacks, it does. | American Council on Science and Health (acsh.org)

By Mauro Proença — April 23, 2024

現在の肥満をめぐる議論が、スナックのサイズについて新たな次元に入った。これまで議論は栄養や食習慣が中心で、一食や一単位のサイズが見過ごされてきた。この一見重要でない要因は私たちの日々のカロリー摂取に有意に影響する

(大きさは関係ないという考えのほうが信じられないのだが、これまでの論調を見るに本当にそう思っていそう)

2024-03-26

ご挨拶

少々予定より早いですが月末に薬学会があるため、ここでのニュースの更新は本日が最後です。

本当はもう少しちゃんとした最後にしたかったのですが、予期せぬ出来事が重なり、中途半端になってしまいました。

とりあえず長い間お付き合い下さり、ありがとうございました。

コメント欄はしばらくは書き込みできるままにしておきますがそのうち書き込み不可、閲覧のみの設定にします。

 

 

[FSA]FSAの報告書は子供向けメニューに改善の必要があることを示す

Food Standards Agency Report Shows Children's Menus Need Improvement

25 March 2024

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/food-standards-agency-report-shows-childrens-menus-need-improvement

英国食品基準庁(FSA)は、北アイルランドのレストランで提供される子供向けの食事について地方当局と協力して実施した調査結果を明らかにした。以下、報告書。

https://www.food.gov.uk/sites/default/files/media/document/What%27s%20on%20the%20children%27s%20menu.pdf

 

[FSS]農場での中毒を防ぐために農家ができる5つの対策

Five steps farmers can take to prevent on-farm poisoning

25 March 2024

https://www.foodstandards.gov.scot/news-and-alerts/five-steps-farmers-can-take-to-prevent-on-farm-poisoning

スコットランド食品基準局(FSS)は農家に対し、放牧期の牛や羊の鉛中毒と銅中毒を防ぐための対策を紹介する。

 

[FSAI]FSAI相談窓口(Advice Line)への消費者からの苦情は2023年に増加した

Consumer Complaints to FSAI Advice Line Increase in 2023

MONDAY, 25 MARCH 2024

https://www.fsai.ie/news-and-alerts/latest-news/consumer-complaints-to-fsai-advice-line-increase-i

2023年は合計7,732件の問い合わせと苦情がアイルランド食品安全局(FSAI)の相談窓口(Advice Line)に寄せられた。消費者からの苦情は4,395件で、その31.9%は衛生水準の低さ、27.2%が食べるのに適さない食品、26.7%は食中毒の疑いに関するものだった。全体として、2023年の苦情は、2022年と比較して8.3%増加し、過去10年間の全体的な増加傾向が続いている。

 

[FDA]プレスリリース

-FDAはよりスマートな食品安全の新時代におけるデータとテクノロジーに関する会議を開催

FDA Hosts Meeting on Data and Technology in the New Era of Smarter Food Safety

March 25, 2024

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-hosts-meeting-data-and-technology-new-era-smarter-food-safety

 米国食品医薬品局(FDA)は、2024年4月24日午前10時から午後4時(EDT)まで、スマートな食品安全新時代のデータとテクノロジーに関するバーチャル公開会議を開催する。会議の登録は以下より行うことができる。

https://www.fda.gov/food/workshops-meetings-webinars-food-and-dietary-supplements/virtual-public-meeting-data-and-technology-new-era-smarter-food-safety-04242024

 

-FDAは食品接触物質の認可取消し手順を改訂し理由を更新する最終規則を発表

FDA Issues Final Rule to Revise Procedures and Update Reasons for Revoking the Authorizations for Food Contact Substances

March 21, 2024

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-issues-final-rule-revise-procedures-and-update-reasons-revoking-authorizations-food-contact

 米国食品医薬品局(FDA)は、食品接触物質通知(FCN)が無効であるとFDAが判断する方法と時期に関する規則(21CFR170.105及び21CFR170.102)を改正する最終規則を発表した。

*Inventory of Effective Food Contact Substance (FCS) Notifications

https://www.fda.gov/food/packaging-food-contact-substances-fcs/inventory-effective-food-contact-substance-fcs-notifications

食品接触物質に関する有効な市販前通知リスト。

 

-FDAはヒト用食品の予防管理規則に関するガイドライン案の2章を新しく発表

FDA Releases Two New Chapters of Draft Guidance for the Preventive Controls for Human Food Rule

March 21, 2024

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-releases-two-new-chapters-draft-guidance-preventive-controls-human-food-rule

 FDAは、ヒト用食品の予防管理(PCHF)に関するガイダンス案の「Chapter 11- Food Allergen Program(第11章 - 食物アレルゲンプログラム)」と「Chapter 16– Acidified Foods(第16章 - 酸性化食品)」についての意見募集期間を更に60日間延長し、2024年5月24日までとする。

 

[ヘルスカナダ]カナダ政府は大麻法の規制レビュー最終報告書を提出

Government of Canada Tables Final Report of the Legislative Review of the Cannabis Act

March 21, 2024

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2024/03/government-of-canada-tables-final-report-of-the-legislative-review-of-the-cannabis-act.html

カナダ政府は2018年に大麻法を導入し、その目的達成に向けて前進したかどうかを独立した専門家委員会が18ヶ月にわたってレビューしていた。最終報告書が公表され、いくつかの助言が提示された。ヘルスカナダは現在報告書を検討中である

 

報告書

Legislative Review of the Cannabis Act: Final Report of the Expert Panel

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/publications/drugs-medication/legislative-review-cannabis-act-final-report-expert-panel.html

禁止から合法化したことで大麻所持による犯罪は減った。懸念としては若者の使用率が依然として高いこと、ますます強力な製品が増えていること、研究が進んでいないことなどを挙げている

 

[ヘルスカナダ]食品添加物に関する提出書類作成ガイド

A Guide for the Preparation of Submissions on Food Additives

March 22, 2024

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/reports-publications/guide-preparation-submissions-food-additives.html

情報更新。以下、最新の食品添加物の申請チェックリストに関する詳細。

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/reports-publications/appendix-food-additive-submission-checklist-guide-preparation-submissions-food-additives.html

 

[ヘルスカナダ]リコール

-カドミウムのためAnthropologieが販売したElin Dessert Plates(皿)をリコール

Elin Dessert Plates Sold by Anthropologie Recalled due to the Presence of Cadmium

2024-03-21

https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/elin-dessert-plates-sold-anthropologie-recalled-due-presence-cadmium

 カナダ保健省のサンプリング及び評価プログラムにより、リコール対象の中国製Elin Dessert Platesには許容基準値を超えるカドミウムが含まれていることが判明した。

 

-鉛のためCanadian Art PrintsのIndigenous Collection Ceramic Plates(陶器)をリコール

Indigenous Collection Ceramic Plates by Canadian Art Prints Recalled due to the Presence of Lead

2024-03-21

https://recalls-rappels.canada.ca/en/alert-recall/indigenous-collection-ceramic-plates-canadian-art-prints-recalled-due-presence-lead

 カナダ保健省のサンプリング及び評価プログラムにより、リコール対象の中国製の陶器の皿には許容基準値を超える鉛が含まれていることが判明した。

 

[ヘルスカナダ]修正通知

-Saccharomyces cerevisiae LALL-GO 由来のグルコースオキシダーゼをパン、小麦粉、全粒小麦粉及び規格外のベーカリー製品に使用できるようにするための、許可された食品酵素リストの修正に関する通知

Notice of modification to the List of permitted food enzymes to enable the use of glucose oxidase from Saccharomyces cerevisiae LALL-GO in bread, flour, whole wheat flour and unstandardized bakery products

March 22, 2024

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/public-involvement-partnerships/notice-modification-list-permitted-enzymes-enable-glucose-oxidase-saccharomyces-cerevisiae-lall-go-bread-flour-whole-wheat-unstandardized-bakery-products.html

カナダ保健省食品局は、パン、小麦粉、全粒小麦粉及び規格外のベーカリー製品の食品酵素として使用するSaccharomyces cerevisiae LALL-GO由来のグルコースオキシダーゼの市販前安全性評価を完了した。修正は2024年3月21日に発効した。

 

-Saccharomyces cerevisiae LALL-GO 由来のグルコースオキシダーゼをパン、小麦粉、全粒小麦粉及び規格外のベーカリー製品に使用できるようにするための、許可された食品酵素リストの修正に関する通知

Notice of modification to the List of permitted food enzymes to authorize the use of chymosin B from Trichoderma reesei GICC03546 in sour cream and various cheeses

March 22, 2024

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/food-nutrition/public-involvement-partnerships/notice-modification-list-permitted-enzymes-authorize-chymosin-b-trichoderma-reesei-gicc03546-sour-cream-various-cheeses.html

カナダ保健省食品局は、サワークリームや様々なチーズの製造における凝乳酵素としての使用を目的とした、T. reesei GICC03546 由来のキモシンBの市販前安全性評価を完了した。許可食品酵素リストを修正し、2024年3月21日に発効した。

 

[NSW]今年のイースターは食品安全を手の中に

Food safety is in your hands this Easter

22 March 2024

https://www.foodauthority.nsw.gov.au/news/general-news/food-safety-your-hands-easter

イースターを前に手洗いの重要性を改めて紹介する。

 

[TGA]リコール改革計画の最新情報

Recall reforms program update

26 March 2024

https://www.tga.gov.au/news/news/recall-reforms-program-update

オーストラリアTGAはリコール改革を進めている。治療用製品の統一リコール手続き(URPTG)の新バージョンと更新されたガイダンス資料が以下に公開されている。

https://www.tga.gov.au/resources/resource/guidance/uniform-recall-procedure-therapeutic-goods-urptg

 

[TGA]リコール:Sun Herbal Pty Ltd Clear the Skin Formula a.k.a. Liang Xue Xiao Feng San CM116

Recall: Sun Herbal Pty Ltd Clear the Skin Formula a.k.a. Liang Xue Xiao Feng San CM116

21 March 2024

https://www.tga.gov.au/safety/product-recalls/recall-sun-herbal-pty-ltd-clear-skin-formula-aka-liang-xue-xiao-feng-san-cm116

Sun Herbal Pty Ltd社のClear the Skin Formula a.k.a. Liang Xue Xiao Feng San CM116(皮膚発疹用の中国医薬品)は、ラベルにヨモギ成分のために必要な警告文「妊娠中又は妊娠の可能性がある人は使用しないこと」を表示していないため、リコール。

 

[HK]法令違反等

-包装済みカシューナッツ及びウォルナッツミックスパウダーのサンプルが栄養表示規則に違反

Prepackaged Cashew and Walnut Mixed Powder sample not in compliance with nutrition label rules

March, 22 2024 (Friday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20240322_10902.html

台湾産包装済みカシューナッツ及びウォルナッツミックスパウダーの炭水化物が83.4 g/100 g脂肪が4.5 g/100 gという表示のところそれぞれ61.1 g/100 g、26.5 g/100 gの検出であった。

 

-包装済みフルーツジャムサンプルが栄養表示規則に違反

Prepackaged fruit jam sample not in compliance with nutrition label rules

March, 22 2023 (Friday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20240322_10903.html

オーストリア産包装済みフルーツジャムのエネルギーが143 kcal/100 gという表示のところ245 kcal/100 g検出、タンパク質が0.5 g/100 gという表示のところ未検出であった。

 

-包装済みエッグロールのサンプルが食品医薬品法(組成及び表示)規則に違反

Prepackaged egg roll sample not in compliance with Food and Drugs (Composition and Labelling) Regulations

March, 22 2023 (Friday)

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20240322_10904.html

マカオ産包装済みエッグロールにソルビン酸の表示がなかったが、158.4 ppm検出された。

 

[SFA]SG Fresh Produceのロゴとシンガポール農産物需要の取引と消費者教育に関するAfAを活用したシンガポールのアグリフード分野の育成

Nurturing the local agri-food sector with SG Fresh Produce logos and the AfA on Local Produce Demand Offtake and Consumer Education

25 Mar 2024

https://www.sfa.gov.sg/food-for-thought/article/detail/nurturing-the-local-agri-food-sector-with-sg-fresh-produce-logos-and-the-afa-on-local-produce-demand-offtake-and-consumer-education

 シンガポール食品庁(SFA)は、SG Fresh Produce(シンガポールの農産物)のロゴ及び昨年発足したシンガポールの農産物の需要と消費者教育に関する行動同盟(AfA:Alliance for Action)について紹介する。

 

[FSA]2024年3月のFSA理事会のハイライト

Highlights from March 2024 FSA Board Meeting

22 March 2024

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/highlights-from-march-2024-fsa-board-meeting

英国食品基準庁(FSA)理事会の議題である規制対象製品の改革に関する最新情報、食品由来疾患政策に関してまとめている。

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 286-24

26 March 2024

https://www.foodstandards.gov.au/food-standards-code/consultation/circulars/notification-circular-286-24

認可-閣僚会合通知

・食品添加物としてのローズマリー抽出物-使用拡大、特定医療用食品の食品添加物としてのステビオール配糖体、加工助剤としてのGM Bacillus licheniformis 由来トランスグルタミナーゼ、除草剤耐性大豆系統MON94313、乳児用調整乳製品へのGM大腸菌由来2’-FL

 

[EPA]EPAは国の検査戦略の一環としてPFAS検査命令をだす

EPA issues PFAS test order as part of National Testing Strategy

March 25, 2024

https://www.epa.gov/newsreleases/epa-issues-pfas-test-order-part-national-testing-strategy

3MとWacker Chemical Corporationに対して2-(N-メチルペルフルオロ-1-オクタンスルホンアミド)エタノール (NMeFOSE) (Chemical Abstract Service Reference Number: 24448-09-7)の物理化学性状と吸入による健康影響の試験を行い提出するよう命令。EPAは不必要な重複を避け、時間や使用する動物や費用を削減するため、企業が協力して試験することを薦める

(EPAが動物実験をするように命令していることに注目。)

 

[USDA]USDAは遺伝子組換えを用いて開発したトウモロコシの規制解除のための環境影響声明案にパブリックコメント募集

USDA Seeks Public Input on Draft Environmental Impact Statement for Deregulation of Maize Developed Using Genetic Engineering

Mar 21, 2024

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2024/dereg-corn

Bayer社からの除草剤ジカンバ、グルホシネート、キザロホップ、2,4-D、組織特異的グリホサート耐性のMON 87429の規制解除申請(最初の公表は2020年5月8日)に対する環境影響声明案

2024年3月22日まで

 

[FSSAI]FSSAIの中央助言委員会が抗菌剤耐性行動計画を発表

Central Advisory Committee of FSSAI unveils Action Plan on Anti-Microbial Resistance [Updated on:16-03-2024]

https://pib.gov.in/PressReleasePage.aspx?PRID=2015026

・家畜、水産養殖、家禽への抗生物質の慎重な使用に関して農家に啓発する

・強化米の重要性と利益について啓発

・大学や寄宿舎の食堂の食品安全インフラを強化する、食品取扱者の訓練のためのガイダンス文書発表

 

その他

-ビタミンCは風邪を治せるか?保留

Can Vitamin C cure the common cold? Hold on

Joe Schwarcz PhD | 22 Mar 2024

https://www.mcgill.ca/oss/article/health-and-nutrition-history/can-vitamin-c-cure-common-cold-hold

ついに役に立つかもしれないという根拠が示された、しかしビタミンCが風邪を治すという考えはロボトミーと同じ科学由来で、有名人が言ったから。

ノーベル化学賞受賞者であるライナス・ポーリングのビタミンCへの傾倒

かつての医療は偉いヒトが主張したから、であった。Walter Freeman博士は有効性の根拠無く4000以上のロボトミーを行った。Freemanの名声は将来の大統領John F. Kennedyの妹Rosemary Kennedyのロボトミーを行ったことによる。そして現在はメディアへの露出が多いことで有名になったMehmet Oz, Deepak Chopra, Steven Gundry, Joseph Mercola そして Christiane Northrupのような医師達が根拠を無視して影響を与えている。

 

-おそらくあなたにはグリーンAG1スムージーは必要ないだろう

You Probably Don’t Need that Green AG1 Smoothie

Jonathan Jarry M.Sc. | 22 Mar 2024

https://www.mcgill.ca/oss/article/critical-thinking-health-and-nutrition/you-probably-dont-need-green-ag1-smoothie

AG1はマルチビタミン業界の「念のため」マーケティングと証明されていない健康成分を高価なカクテルにして心配性の健康な人向けに売っているもの

AG1は盛んに宣伝されていて目にとまる。Athletic Greens社が作ったこの緑の粉末は、宣伝メールによると75の成分の混合物である。AG1の良い点はNSF認証が有、汚染物質や成分表示が確認されていることである。悪いことは誇大宣伝である。

以下誰にとって必要なのか、効果などの検証

AG1のウェブサイトでの「あなたに適したAG1はどれ?」のコーナーで完璧に健康(従ってサプリメントは必要ない)だと入力してもAG1を薦める

重要なメッセージ

-AG1は非常に人気のある、75の成分からなる1日1杯スムージーを作るサプリメント粉末である

-そのビタミンやミネラルは、平均的な人が食事から十分な栄養は摂れないという考えに基づくが、それは科学的根拠と矛盾する

-AG1はさらに消化酵素、アダプトゲン(健康食品等の業界用語、なんかいいもの)、プロバイオティクスなどを含むがこれらがヒトに利益になるというしっかりした根拠は無い

 

-バースでお風呂に入る

Taking a Bath in Bath

Joe Schwarcz PhD | 20 Mar 2024

https://www.mcgill.ca/oss/article/history/taking-bath-bath

お風呂に浸かると毒素が排出できる?そうかもしれないが、もちろん話はそれだけでは終わらない

鉛の水道管による鉛中毒を水に浸かることで治療しようとした歴史

 

-エチレンオキシド最終規則:人体で作られるより少ない

Ethylene Oxide Final Rule: Less Than Produced In The Human Body

By Susan Goldhaber MPH — March 25, 2024

https://www.acsh.org/news/2024/03/25/ethylene-oxide-final-rule-less-produced-human-body-17733

EPAはますます科学に基づく結論を出すことから遠ざかっている。商用殺菌施設からのエチレンオキシド排出規則は最善の科学を無視している

EPAは2023年に医療機器の滅菌施設の新しい規制を提案し、この3月に最終化した。この規則では23の殺菌施設の周囲の生涯がんリスクを高いとし、エチレンオキシド排出量を下げなければならないとしている。EPAは100万人に1人の生涯がんリスクに相当する0.0001 ppbをエチレンオキシドの許容排出濃度としている。この量は人体が作るエチレンオキシドの量より少ない。この結論のもとになったのはIRISデータベースである。

2016年にEPAはエチレンオキシドのIRIS評価を「恐らくヒト発がん性」から「ヒト発がん性」に改定した。このときの評価にはいくつかの欠点があり、過剰に保守的になっている。

例えばLNTモデルでは、EPAは低用量のほうが高用量より協力だというsupra-linearモデルを使っている。これは極めて疑わしい。そのようなモデルを使う生物学的根拠は無く、リスクを過剰に見積もるためにリスク評価で使われることは滅多にない。Texas Commission on Environmental Qualityは線形モデルを使ってEPAの推定の24000分の1のがんリスク、2.4 ppbを導出している。

 

-動画

Food Babeの混乱した世界

Cup o'Joe-The Confused World of the Food Babe

2024/03/23

https://www.youtube.com/watch?v=Lf-b9reLnc8

「Food Babe」を自称する Vani Hariは2011年からブログを開始し、「発音できないならそれは食べてはいけない」「どんな化学物質にも許容できる量などない」という主張をしている。多分彼女は1,1′-[(1E,3E,5E,7E,9E,11E,13E,15E,17E)-3,7,12,16-Tetramethyloctadeca-1,3,5,7,9,11,13,15,17-nonaene-1,18-diyl]bis(2,6,6-trimethylcyclohex-1-ene)は発音が難しく食べるべきではないと言うだろう。βカロテンだが。彼女は「プレミアムな手で選んだ成分」の「オーガニックマルチビタミンサプリメント」にこの物質が入っていることは問題が無いようだ。

(以下天然ビタミンCと合成ビタミンCは違うといった、彼女の妄言への批判)

私はVaniはすこし化学を勉強した方がいいと思う。アマゾンには「おばかのための化学Chemistry for Dummies」という本がある。