[EFSA]パブリックコメント募集:毒性学的懸念の閾値アプローチに関するガイダンス
Public consultation: guidance on threshold of toxicological concern approach
13 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/181113
EFSAは食品の安全性評価で、毒性学的懸念の閾値(TTC)アプローチを利用するために提案したガイダンスのパブリックコメント募集を開始した。
この文書では、この分野における最新情報を考慮している。ハザードデータが不完全でヒトの暴露が低いと推定できる場合に、化学物質の安全性評価のスクリーニングや優先順位付けするツールとしてTTCアプローチを利用すると、EFSAの科学的パネルや職員を導くのに役立つだろう。
このTTCアプローチは、物質の特定データが存在したり、EU規則で特定データが必要とされる場合には、適用できない。
利害関係者は2019年1月8日までにコメントを記載し提出するよう求められている。
・パブリックコメント募集:毒性学的懸念の閾値アプローチに関するガイダンス
Public consultation: guidance on threshold of toxicological concern approach
12 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/181112

[EFSA]意見等
-遺伝子組換えBacillus subtilis (NZYM‐OC系統)由来食品酵素マルトース生成アミラーゼの安全性評価
Safety evaluation of the food enzyme maltogenic amylase from a genetically modified Bacillus subtilis (strain NZYM‐OC)
EFSA Journal 2018;16(11):5477 14 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5477
この食品酵素マルトース生成アミラーゼ(グルカン 1,4‐a‐マルトヒドロラーゼ; EC 3.2.1.133)は、Novozymes A/S社が遺伝子組換えBacillus subtilis NZYM‐OC系統で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じない。この食品酵素には生産微生物の生きた細胞や組換えDNAはない。このマルトース生成アミラーゼは焼成工程で使用することを意図している。最大使用推奨量に基づき、この食品酵素への食事暴露―総固形有機物量(TOS)は、欧州人で最大0.649 mg TOS/kg体重 (bw)/ 日と推定された。遺伝毒性試験では安全上の懸念は生じなかった。全身毒性はラットの90日間反復経口毒性を用いて評価され371 mg TOS/kg bw/ 日が無毒性量とされた。推定食事暴露量と比較して十分高い暴露マージンとなった(少なくとも570) 既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似点が調査され、3件の一致が見つかった。パネルは、意図した使用状況下で、この食品酵素に対する食事暴露におけるアレルギー感作と誘発反応のリスクは除外できないが、そのような反応が起こる可能性は低いだろうと考えた。提出されたデータに基づき、パネルは、この食品酵素は意図した使用状況下で安全上の懸念を生じないと結論した。

-シアゾファミドのMRLレビューを受けた確証データの評価
Evaluation of confirmatory data following the Article 12 MRL review for cyazofamid
EFSA Journal 2018;16(11):5487  13 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5487
ジャガイモ、トマト、皮が食べられるのと食べられないウリ科植物について報告された残留物試験の冷凍保存状態についての情報のデータのギャップは十分対処されたと考えられた。提出された新情報では、シアゾファミドに行われたリスク評価の改訂を必要としない。

-遺伝子組換えコウジカビ(NZYM‐FA系統)由来食品酵素エンド‐1,4‐β‐キシラナーゼの安全性評価
Safety evaluation of the food enzyme endo‐1,4‐β‐xylanase from a genetically modified Aspergillus oryzae (strain NZYM‐FA)
EFSA Journal 2018;16(11):5480  16 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5480
この食品酵素はNovozymes A/S社がコウジカビの遺伝子組換え系統で生産したエンド‐1,4‐β‐キシラナーゼ(EC 3.2.1.8)である。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じない。この食品酵素には生産生物の生きた細胞や組換えDNAはない。このキシラナーゼは焼成や穀物ベースの工程で使用することを意図している。提案された最大使用量に基づき、この食品酵素への食事暴露―総固形有機物量(TOS)は欧州人で最大0.027 mg TOS/kg 体重(bw) / 日と推定された。遺伝毒性試験は安全上の懸念を生じなかった。全身毒性はラットの90日間反復経口投与毒性試験で評価された。この試験では、対照群でこれまでのバックグラウンド範囲を超える生殖パラメータ(特に精上皮の萎縮)への影響が見られた。そのため血液学的パラメータと免疫学コホートを含む反復投与毒性試験と生殖/ 発達毒性スクリーニング試験が合わせて行われた。パネルは結果の最大量1,101.3 mg TOS/kg bw/ 日を無毒性量とした。食事暴露と比較すると十分高い暴露マージン(少なくとも 40,000)となった。既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似性が調査されたが一致しなかった。パネルは、意図した使用状況下で、食事暴露によるアレルギー感作と誘発反応のリスクは除外できないが、そのような反応が起こる可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルは、この食品酵素は意図した使用状況下で安全上の懸念を生じないと結論した。

-遺伝子組換えダイズMON 89788の認可更新の評価
Assessment of genetically modified soybean MON 89788 for renewal of authorisation under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA‐GMO‐RX‐011)
EFSA Journal 2018;16(11):5468  16 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5468
元のリスク評価の結論を変えるような証拠はないとGMOパネルは結論した。

-米のピラクロストロビンの輸入トレランス設定
Setting of an import tolerance for pyraclostrobin in rice
EFSA Journal 2018;16(11):5483 15 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5483
リスク評価結果に基づき、EFSAは報告された農業規範によるピラクロストロビンの使用から生じる残留物の短期摂取は、消費者の健康へのリスクになりそうもない。提案された新しいMRLを考慮して、消費者への長期摂取の懸念は確認されなかった。

-ピラクロストロビンのMRLレビューを受けた確証データの評価
Evaluation of confirmatory data following the Article 12 MRL review for pyraclostrobin
EFSA Journal 2018;16(11):5472  15 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5472
データのギャップを扱うために、南部のEU加盟国で承認された生食用ブドウのピラクロストロビンの既存の利用を支持する残留試験や、コーヒー豆の残留ピラクロストロビン分析手段が提出された。 コーヒー豆のデータのギャップは満足に対処したと考えた。生食用ブドウの新しい残留試験では、生食用ブドウの既存MRLを引き上げるべきと示唆された。だが、生食用ブドウの潜在的な急性消費者健康リスクは除外できず、EFSAは既存のMRLを下げるよう助言した。

-遺伝子組換えBacillus licheniformis (NZYM‐JB系統)由来食品酵素アセト乳酸デカルボキシラーゼの安全性評価
Safety evaluation of the food enzyme acetolactate decarboxylase from a genetically modified Bacillus licheniformis (strain NZYM‐JB)
EFSA Journal 2018;16(11):5476 14 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5476
この食品酵素アセト乳酸デカルボキシラーゼ(α‐アセト乳酸デカルボキシラーゼ; EC 4.1.1.5)はNovozymes A/S社が遺伝子組換えBacillus licheniformis NZYM‐JB系統で生産している。この遺伝子組換えは安全上の懸念は生じない。この食品酵素には生産生物の生きた細胞や組換えDNAはない。アセト乳酸デカルボキシラーゼは蒸留アルコール製造や醸造工程で使用することを意図している。総固形有機物量(TOS)の残留量は蒸留で取り除かれる;その結果、蒸留アルコール生成物に食事暴露は算出されなかった。他の醸造生成物については、醸造工程に推奨される最大使用量やEFSAの包括的欧州食品摂取データベースによる個別データに基づき、この食品酵素への食事暴露―TOSは欧州人で最大0.003 mg TOS/kg 体重 (bw) / 日と推定された。この食品酵素を用いた遺伝毒性試験は遺伝毒性の懸念を示さなかった。全身毒性はラットの90日間反復経口投与毒性試験で評価された。パネルは無毒性量を最大用量1,018 mg TOS/kg bw/ 日とした。食事暴露と比較すると十分高い暴露マージン(少なくとも 300,000)となった。この食品酵素のアミノ酸配列は既知のアレルゲンのと一致しなかった。パネルは、意図した使用状況下で、この食品酵素に対する食事暴露におけるアレルギー感作と誘発反応のリスクは除外できないが、そのような反応が起こる可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルは、この食品酵素は意図した使用状況下で安全上の懸念を生じないと結論した。

-鶏肥育用および産卵鶏育成用のMonimax® (モネンシンナトリウムおよびナイカルバジン)の安全性と有効性
Safety and efficacy of Monimax® (monensin sodium and nicarbazin) for chickens for fattening and chickens reared for laying
EFSA Journal 2018;16(11):5459  14 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5459
Monimax®は最小濃度40 mg モネンシンと 40 mgナイカルバジン/kg 完全飼料で鶏肥育用のコクシジウム症を管理する可能性がある。

-遺伝子組換えLLCotton25の認可改訂の評価(申請 EFSA‐GMO‐RX‐010)
Assessment of genetically modified LLCotton25 for renewal of authorisation under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA‐GMO‐RX‐010)
EFSA Journal 2018;16(11):5473 14 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5473
改訂申請EFSA‐GMO‐RX‐010に、LLCotton25の元のリスク評価の結論を変えるような新しいハザード、組換え暴露、科学的不確実性の証拠はなかった。

-遺伝子組換えトウモロコシMZHG0JGの食品および飼料としての使用、輸入、加工のための評価(申請 EFSA‐GMO‐DE‐2016‐133)
Assessment of genetically modified maize MZHG0JG for food and feed uses, import and processing under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA‐GMO‐DE‐2016‐133)
EFSA Journal 2018;16(11):5469  14 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5469
トウモロコシMZHG0JGは、ヒトと動物の健康および環境に関する潜在的な影響に関して、従来対照種や結果が出た非GMトウモロコシ参照種と同様に安全である。

-残留農薬のリスク評価の枠組みにおける比例性proportionalityアプローチの利用についての助言
Recommendations on the use of the proportionality approach in the framework of risk assessment for pesticide residues
14 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1503
この技術報告書は、欧州レベルで農薬の最大残留量の評価に利用するリスク評価の方法論で、プロポーショナリティコンセプト(比例性概念)を適用するための原則とガイダンスに関して、残留物や最大残留量についての農薬ピアレビュー会議に届いた議論と同意の結果を反映している。EFSAが得た実際の経験も含まれている。

-遺伝子組換えBacillus subtilis (NZYM‐SO系統)由来食品酵素マルトース生成アミラーゼの安全性評価
Safety evaluation of the food enzyme maltogenic amylase from a genetically modified Bacillus subtilis (strain NZYM‐SO)
EFSA Journal 2018;16(11):5478 14 November 2018
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5478
この食品酵素マルトース生成アミラーゼ(グルカン 1,4‐α‐マルトヒドロラーゼ; EC 3.2.1.133)は、Novozymes A/S社が遺伝子組換えBacillus subtilis NZYM‐SO系統で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じない。この食品酵素には生産微生物の生きた細胞や組換えDNAはない。このマルトース生成アミラーゼは焼成工程で使用することを意図している。最大使用推奨量に基づき、この食品酵素への食事暴露―総固形有機物量(TOS)は、欧州人で最大0.556 mg TOS/kg体重 (bw)/ 日と推定された。遺伝毒性試験では安全上の懸念は生じなかった。全身毒性はラットの90日間反復経口投与毒性試験を用いて評価され、318.4 mg TOS/kg bw/ 日を無毒性量とした。推定食事暴露量と比較して十分高い暴露マージンとなった(少なくとも570)。既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似点が調査され、3件の一致が見つかった。パネルは、意図した使用状況下で、この食品酵素に対する食事暴露におけるアレルギー感作と誘発反応のリスクは除外できないが、そのような反応が起こる可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルは、この食品酵素は意図した使用状況下で安全上の懸念を生じないと結論した。

[EU]査察報告
-フランス―消費者への食品情報と食品に関する栄養と健康強調表示
France―food information to consumers and nutrition and health claims made on foods
13/11/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4058
2018年6月12~19日にフランスで実施された、消費者への食品情報、特に、牛乳や乳製品の成分として利用する牛乳の原産地の表示、食品成分として利用される肉に関する公的管理を評価し、ナノマテリアルの公的管理についての情報収集するための査察。フランスには、原産地の表示やナノマテリアルについて国内仕様を含む適切な公的管理システムがある。製品に実施された管理やガイドラインが支持した流通段階で関連する法令違反を検出でき、適切な修正行動をとれる。査察チームは、製品表示上の原産地に関連する証拠を提供する食品企業管理者のシステムの弱点をいくつか指摘した。

-インド―生きた動物と動物製品の残留物と汚染物質
India―Residues and contaminants in live animals and animal products
08/11/2018
http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4055
2018年4月16~27日にインドで実施された査察。査察の目的は、a) 残留物監視計画が管轄機関に提供するための牛乳と家禽の保証、b) EUが水産養殖製品、卵、ハチミツにすでに認可している保証への支持と信頼性、c) 動物用医薬品、農薬、汚染物質が特別な残留物制限に従っていることを確認する国家手段の評価である。
水産養殖、卵、ハチミツには、EUが認可した残留物監視計画が時宜にかない入念に作られているが、市販で入手可能な薬理学的有効成分の多くは、現在のところ3商品の検査範囲に含まれていないため、効果は弱められている。牛乳と家禽に関してはEU指令に見合った保証が提供されていない。店頭で広範に入手できる動物用医薬品に関しては、購入履歴を保存する必要がないことから、残留物管理システムの効果を下げている。

[EU]RASFF Week46-2018
警報通知(Alert Notifications)
中国産乾燥豚ケーシングの禁止物質クロラムフェニコール(0.45 µg/kg)及びニトロフラン(代謝物質)フラルタドン(AMOZ) (14 µg/kg)、英国産ポーランド経由食品サプリメントの未承認物質メラトニン(5 mg/item)、産出国不明オーストリア経由調合スパイスに微量のハウチワマメ(1.32 mg/kg)、ドイツ産原料日本産抹茶パウダー(乾燥緑茶)のアルミニウム高含有(1910; 1782 mg/kg)、トルコ産煎った塩味スイカの種(egusi)のアフラトキシン(B1 = 12.7; Tot. = 13.9 µg/kg)、ルーマニア産食品サプリメントの未承認物質シルデナフィルチオノ類似物、中国産オランダ経由装飾したメラミン皿からのメラミンの溶出(3.35 mg/kg)、フランス産食品サプリメントのピロリジジンアルカロイド(25984 µg/kg)、ポーランド産赤いリンゴのジメトエート(0.105 mg/kg)及び未承認物質オメトエート(0.045 mg/kg)、中国産ルーマニア経由野菜エキス入り食品サプリメントの未承認物質シルデナフィルチオノ類似物及びタダラフィル、アルバニア産ペッパーのクロルピリホス(0.79 mg/kg)、ポーランド産ブランデービネガー10%の亜硫酸塩非表示(20 mg/l)、ペルー産オリーブオイル漬けアンチョビのDEHP – ジ(2-エチルヘキシル) フタレート高含有(3.4 mg/kg)、中国産オランダ経由及びチェコ共和国経由ナイロン製トングからの一級芳香族アミンの溶出(3.8 mg/kg)、
注意喚起情報(information for attention)
イスラエル産バジルの未承認物質ジノテフラン(0.04 mg/kg)、オランダ産原料ベトナム産チルドメカジキロインの一酸化炭素処理(>2.7 mg/kg)、米国産シネフリン・ヨヒンビン・アシュワガンダ入り食品サプリメントのカフェインの高摂取量(最大 572 mg/日)、モロッコ産チルドヨーロッパマダイの水銀(0..90 mg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分アグマチン硫酸、米国産食品サプリメントの未承認物質ヨヒンビン、米国産食品サプリメントの摂取によるニコチン酸過剰投与リスク(15 mg/item)及び未承認新規食品成分ヨヒンベ樹皮抽出物(20 mg/item)、
フォローアップ用情報(information for follow-up)
英国産中国で製造した食品サプリメントの未承認物質シルデナフィル(<0.0018 ; <0.0035 mg/item)、フランス産ラズベリー風味棒付きキャンディの着色料アゾルビン(E122)の未承認使用(278.1 mg/kg)、スペイン産マシュマロキャンディの着色料ポンソー4R/ コチニールレッドA(E124)高含有(323 mg/kg)、中国産竹製マグからのホルムアルデヒド(141.6 mg/kg)及びメラミン(3.27 mg/kg)の溶出、
通関拒否通知(Border Rejections)
ウクライナ産ウエハースのトランス脂肪酸高含有(56 /100g)、米国産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 7.54; Tot. = 8.09 µg/kg)、トルコ産原料アフガニスタン産レーズンペーストのオクラトキシンA (20.72 µg/kg)、中国産台所用品からの一級芳香族アミンの溶出(>0.01 mg/kg)、ウクライナ産殻付きクルミのアフラトキシン(B1 = 56; Tot. = 63)、トルコ産ペッパーのホルメタネート(0.123 mg/kg)、トルコ産ペッパーのメチオカルブ(0.453 mg/kg)、トルコ産ピスタチオのアフラトキシン(B1 = 44.8; Tot. = 48.2 µg/kg)、トルコ産レモンのクロルピリホス(0.415 mg/kg)、米国産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 7.7; Tot. = 9.0 µg/kg)、中国産ナイロン製ヘラ及びナイロン製調理用スプーンからの一級芳香族アミンの溶出(1.1 mg/kg)、中国産ピクニックセットのメラミン皿からのホルムアルデヒドの溶出(169 mg/kg)、ベトナム産ドラゴンフルーツの未承認物質カルボフラン(0.025 mg/kg)、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(2400 mg/kg)、インド産オレンジソフトドリンクの着色料サンセットイエローFCF(E110)高含有(49 mg/kg;73 mg/kg)、レバノン産カブの未承認着色料ローダミンB (89 µg/kg)、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(2956 mg/kg)、トルコ産サルタナレーズンのオクラトキシンA (14.47 µg/kg)、トルコ産ザクロのプロクロラズ(1.267 mg/kg)、

[EU]欧州抗生物質啓発デー2018:我々は不必要な抗生物質の使用を止めるために力を合わせなければならない
European Antibiotic Awareness Day 2018: we must join our forces to stop the unnecessary use of antibiotics
Brussels, 15 November 2018
http://europa.eu/rapid/press-release_IP-18-6405_en.htm
欧州委員会は一般の人々の抗生物質の使用についての知識や全体的使用傾向についての新しいユーロバロメーターの結果を発表した
2009年の調査に比べるとポジティブな傾向があったが、まだ多くが不必要な使用である
畜産部門での使用については、病気の動物に適切な抗生物質を使うことに対して英国77%アイルランド75%が合意なのにイタリアは39%。
(イタリアでは病気になっても治療しないほうがいいという意見が主流なんだなぁ、だからオリーブの病気は広がるしかない)

-ファクトシート
Factsheet on the Eurobarometer results
https://ec.europa.eu/health/amr/sites/amr/files/2018_factsheet_en.pdf
風邪やインフルエンザに使っている、医師の診断や処方なしに使っている部分がある

[NHS] ビタミンDががんや心発作を防ぐ『エビデンスはない』
'No evidence' that vitamin D prevents cancer or heart attacks
Wednesday November 14 2018
https://www.nhs.uk/news/lifestyle-and-exercise/no-evidence-vitamin-d-prevents-cancer-or-heart-attacks/
「ビタミンDサプリメントは心臓疾患やがんを防ぐには無意味なものであるかもしれない」とMail Onlineは報道する。
皮膚は太陽にあたることでビタミンDを生成するので、ビタミンDは「サンシャインビタミン」として知られるが、強い骨を作るために必要である。
近年は、科学者は循環器疾患(心臓発作や脳卒中)あるいはがんを防ぐのにも役立つかどうか調査してきた。
この研究は5年間かけて米国の50歳以上の成人25,871人を検査した。検査した半分の人が、毎日のビタミンDが高摂取であった。
結果はがんまたは循環器疾患を発症した人、あるいはがん、循環器疾患またはその他の原因で死亡した人の数に差異がないことを示した。
結果はかなり決定的に思えるが、これらの慢性疾患が発症まで時間を要し、5年は影響の可能性を見るには十分な時間でないかもしれないことを考慮するに値する。
さらに、たとえビタミンDサプリメントが、がんまたは心発作に効果がないとしても、骨、歯及び筋肉の健康を維持するのに重要である。
英国では、特定のグループの人は一年を通して毎日10mcgのビタミンDサプリメントを摂取するよう助言されている。ほかの人は10月から3月にサプリメントを摂ることを検討するよう助言されている。
ビタミンDに関してより詳しいことは以下で参照できる。(https://www.nhs.uk/conditions/vitamins-and-minerals/vitamin-d

[NHS] 低炭水化物の食事は『長期的な体重減少を増やすだろう』
Low-carb diet 'could increase long-term weight loss'
Thursday November 15 2018
https://www.nhs.uk/news/obesity/low-carb-diet-could-increase-long-term-weight-loss/
「低炭水化物のダイエットをする人は3年で1.5ストーン(21ポンド)以上体重が減るだろう」とDaily Telegraphは報道する。
米国の研究者は全ての食事が提供される10週間のダイエットで既に体重が減った164人を対象に試験を行った。
研究者は彼らを減量維持を目的とした、追加の20週間のダイエットに割り当てた。
この段階で、参加者は高炭水化物の食事、中程度の炭水化物の食事または低炭水化物の食事の代表として、総エネルギーの60%、40%または20%の炭水化物含量の異なる食事を与えられた。
低炭水化物の食事は60%の脂肪で補完されるなど、食事は脂肪量もまた異なる。
グループ間の体重減少と減量維持は20週間の試験の期間で相違はなかった。
しかし、研究者は低炭水化物のグループは高炭水化物のグループよりも一日当たり209カロリー余分に燃やしたという。
研究者は、この率だと典型的な30歳の成人男性は、理論上は引き続き低炭水化物の食事により3年間で10kgまで減量するだろうと予測した。この想定は参加者の尿サンプルを分析することによる。
高炭水化物あるいは低炭水化物の食事が効果があるかどうかについては激しく争われてきた。最近の研究では2種類の食事において減量の成功の点で差異はほとんどないと示されている。
しかしこれらの研究は短期間になりがちである。難しい点は、人々が自分で食物を選択する現実の世界において、数週間でなく数年間の食事の効果を測ることにある。
さらに低炭水化物と高脂肪の食事の組み合わせが、例えば心臓疾患のような他の健康リスクにどのように影響するかわからない。

[ODS] 更新情報
-Omega-3 脂肪酸
Omega-3 Fatty Acids
Fact Sheet for Health Professionals 
Updated: November 9, 2018 
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Omega3FattyAcids-HealthProfessional/
医療関係者向けファクトシート更新:November 9, 2018
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Omega3FattyAcids-HealthProfessional/#change
循環器疾患とがんに関する新しく発表されたVITAmin D and OmegaA-3 TriaL (VITAL)の追加結果について。

-ビタミンD
Vitamin D
Fact Sheet for Health Professionals 
Updated: November 9, 2018 
https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-HealthProfessional/
医療関係者向けファクトシート更新:November 9, 2018
https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminD-HealthProfessional/#change
循環器疾患とがんに関する新しく発表されたVITAmin D and OmegaA-3 TriaL (VITAL)の追加結果について。

[HK]違反
-蟹のサンプルに基準値超過のカドミウムが検出される
Crab samples detected with excessive cadmium
Friday, November 16, 2018
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20181116_7214.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、定期的な食品サーベイランスプログラムを行い、アイルランド産の蟹のサンプルに基準値超過のカドミウム(重金属汚染)が検出したと発表した。検査において、基準値2ppmのところ、赤ガニに2.87ppm、青ガニに3.37ppm、茶ガニ3製品それぞれ6.42ppm、7.77ppm、18.1ppmのカドミウムを検出した。

-法令違反サンプル結果。包装カップヌードルが栄養表示規則に違反している
Prepackaged cup noodle not in compliance with nutrition label rules
Tuesday, November 13, 2018
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20181113_7206.html
食品安全センターが検査したところ、日本のNissinブランドのNissin Big Cup Noodleにおいて、飽和脂肪酸が2.8g/100gという申告のところ、6.8g/100gであった。

-法令違反サンプル結果。包装ゼリーが栄養表示規則に違反している
Prepackaged jelly not in compliance with nutrition label rules
Friday, November 16, 2018
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20181116_7211.html
食品安全センターが検査したところ、日本のORIHIROブランドのORIHIRO KONNYAKU JELLY STANDING LITCHI 130g において、砂糖が0g/130gという申告のところ、6.8g/100gであった。

[ヘルスカナダ] リコール
-Happy Planet ブランドのBerkeley Butternut Squash Soupが腐敗のため回収措置
Happy Planet brand Berkeley Butternut Squash Soup recalled due to spoilage
November 13, 2018
https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/inspection/2018/68284r-eng.php

-North Country Cookhouse ブランドのイタリア式ミートボールが異臭の可能性があるため回収措置
North Country Cookhouse brand Italian Style Meatballs recalled due to potential off-taste
November 13, 2018
https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/inspection/2018/68268r-eng.php

-サスカチュワン州ムースジョーで押収された未承認の健康製品「21世紀DHEA」が規制物質を含む表示があり、深刻な健康被害をもたらす可能性がある。
Unauthorized "21st Century DHEA" health product seized from Moose Jaw, SK, store is labelled to contain a controlled substance and may pose serious health risks
November 16, 2018
https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2018/68314a-eng.php
ヘルスカナダは「21世紀DHEA」が、深刻な健康被害をもたらす可能性がある規制物質のデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)を含む表示があるとして押収した。製品写真あり。

-男性用「Vita-X活力カプセル」が深刻な健康被害をもたらす可能性がある。
“Vita-X Revitalizing Capsules” for men may pose serious health risks
November 14, 2018
https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2018/68266a-eng.php
ヘルスカナダはLanlay Healthmetic Inc.の「Vita-X活力カプセル」2製品が深刻な健康被害をもたらす可能性があるとして市民に注意を呼び掛けている。製品から表示のない成分シルデナフィルが検出された。製品写真あり。

[FSAI] Lidl社は消費期限の誤りあるいは非表示のためWarren and Sons Patesの3製品を回収措置
Lidl Recalls Three Varieties of its Warren and Sons Pates Due to Incorrect or Missing Use-By Date
Wednesday, 14 November 2018
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/warren_and_sons_pâté.html
Lidl社はラベル表示エラーにより、25/12/2019と消費期限の誤りあるいは消費期限の日付の非表示のため、Warren and Sons Patesの3製品を回収措置。製品写真あり。

[NSW] リコール:ミニ こんにゃくゼリー
Recall: Mini konjac jellies
16-November-2018
http://www.foodauthority.nsw.gov.au/news/recallsandadvisories/product-recall-mini-konjac-jellies
My Queen Pty Ltd社はMini Cici Jelly 360g及びMini Cici Jelly with dairy 360gが、こんにゃくゼリーによる窒息の危険の可能性あるとして回収措置。製品写真あり。

[FSSAI]インドの輸入豆は食べても安全
Imported pulses in India are safe for consumption
New Delhi, November 15, 2018:
https://fssai.gov.in/dam/jcr:37ed48f5-2bd2-4749-a680-6663cd5df217/Press_Release_Imported_Pulses_India_15_11_2018.pdf
インドに輸入される豆は安全である。これらの作物にグリホサートが存在することに関して懸念はない。これは過去1か月の検査結果に基づく。FSSAIは港で輸入担当者にグリホサートの存在について監視するよう指示した。この監視はしばらく続く。
グリホサートはインドではお茶にMRL 1.0 mg/kgが設定されているが豆にはMRLはない。そのため輸入の豆に高濃度のグリホサートに関する情報を受け取って2018年10月12日にコーデックス基準を参照に豆の検査をするよう命令した。それから319の積荷が検査されMRL以内の検出が7件のみだった。FSSAI長官は10月12日の命令が一部のメディアによって豆が危険であるかのように報道されたことに懸念を表明した。彼は、メディアは食品の安全性を報道する際には市販の食品への人々の信頼が維持されるように慎重であることを期待する。FSSAIはまもなく、食品安全問題の責任ある報道と能力構築のために、プロのメディア向けに食品安全に関するリスクコミュニケーションについてワークショップを開催するだろう。

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果
輸入検査課 
-2018-11-09
http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42990
2018.11.2〜2018.11.8

-2018-11-02
http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42987
2018.10.26〜2018.11.1

-2018-10-26
http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42983
2018.10.19〜2018.10.25

[MFDS]京郷新聞の報道、「輸入大豆豆腐のほとんどにGMO遺伝子がある」の記事に関連 
輸入流通安全課 2018-10-30
http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42984
京郷新聞の‘18. 10.29.報道、’輸入大豆豆腐の大部分にGMO遺伝子ある‘記事に関連して、次のように説明する
□ 説明が必要な記事の内容
○ 市販流通している輸入大豆使用の豆腐を検査した結果、8件中7件からGMO遺伝子が検出された。
□ 関連事実の説明
○ 食品用に承認された遺伝子組換え農産物を原材料にして、製造・加工後に遺伝子組み換えDNAまたは遺伝子組換えタンパク質が残っている食品は、遺伝子組換え食品であることを表示しなければならない。
○ ただし、区分流通証明書または政府の証明書がある場合、非意図的混入値3%を認めて表示しないことがある
○ また、毎年流通している食品の遺伝子組換え食品の表示適正確認のための指導・点検及び回収・検査を通年で実施している。
参照で‘18年現在計137件の豆腐類を回収・検査した結果、遺伝子組換え食品を表示しない事項で処分を受けた業者はない。
今後食薬処は、報道された製品の原料を回収・検査して、非意図的混入値3%を超過したことが確認された場合には行政処分など措置する予定。

[MFDS]食品安全摂取ガイド対国民サービス 
汚染物質課 2018-10-31
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43095
一日の食事中重金属及びダイオキシン安全水準及び摂取の注意事項を提供
食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、正しい食習慣を誘導して、安全な食品を摂取する方法を説明するために‘食品安全摂取ガイドプログラム’を開発して、食品安全国(https://www.foodsaftykorea.go.kr)を通じて、10月31日からサービスを提供すると発表した。
○ 今回のプログラムは、個人が一日に食べた食品と食事量の情報から、エネルギーや栄養素別適正摂取の可否と、重金属とダイオキシン暴露量を知らせ食品摂取の注意事項を説明して、健康的な食生活を誘導するために開発された。
  特に栄養摂取レベルと有害物質暴露評価のために、既存の食品別重金属‧ダイオキシン汚染度データベース(DB)、食品の摂取量DB、食品別レシピDBを連携‧活用した。
    *重金属6種(鉛、カドミウム、ヒ素、水銀、無機ヒ素、メチル水銀)とダイオキシン
□ 食品安全摂取ガイドプログラムは、▲一般的な情報▲食事情報▲摂取量の確認▲摂取量の結果の順序で情報を入力して、その結果を確認する。
○ 一般的な情報は、個人の特性を反映できるように性別、身長、体重、年齢を入力するようになっていて、女性の場合、妊娠(初期・中期・後期)·授乳可否を選択するように細分化されている。
○ 食事情報には、おやつを含む日中食べた食品を食事ごとに、食べ物名と摂取量を入力します。
  例えば、昼食にジャージャー麺を入力すればジャージャー麺、カンジャージャー麺(ソースと麺が別々になっているもののことらしい)、海鮮ジャージャー麺が検索されて、実際に摂取した食べ物を選択することができ、摂取量は1杯を基準(100%)に摂取割合(%)で調整する。
○ 摂取量の確認では、入力された性別、年齢に必要なエネルギーの摂取量比実際の摂取した熱量を確認することができる。
食品の摂取量が多すぎたり、少なく入力された場合の栄養や有害汚染物質暴露評価が適切に行われない。評価を開始する前に、入力可否を再確認するようにした。
○ 摂取量結果は、▲有害物質暴露量の結果▲栄養摂取評価結果を確認することができる。
  一日に摂取した食品と摂取量をもとに、有害物質(重金属6種、ダイオキシン)暴露量を評価して‘安全’または‘注意’で結果を知らせ、‘注意’が必要な場合は、有害物質含量が高い食品とともに安全に摂取できるように摂取量と摂取頻度を提案します。
    (例)メチル水銀‘注意’に対する摂取案内: “マグロ(生)は、一週間に可食部で460g(小さい缶で2缶)未満が安全です”
  栄養摂取評価は性別、年齢、妊娠・授乳可否を考慮したエネルギー(カロリー)と栄養素別(タンパク質・炭水化物・脂肪)適正摂取可否を‘適正’、‘過多’、‘過小’で判定する。
今回の食品安全摂取ガイドプログラムは国民に有害物質から安全で健康的な食生活ができるように誘導することが目的で、今後カビ毒などの有害物質も追加で提供する予定である。

[MFDS]子供が好む食品の栄養成分などの表示の遵守事項を確認 
食生活栄養安全政策課 2018-10-30
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43094
子供嗜好食品の栄養成分など表示遵守事項を確認
店鋪数100以上のピザ、ハンバーガーなどの加盟事業食品ホスピタリティ対象 -
食品医薬品安全処は、17の地方自治体とともにハンバーガー、ピザなど子供嗜好食品を調理販売する店舗を対象に、10月31日から11月13日までに、栄養成分やアレルギー誘発食品表示の遵守などを集中的に点検する。

[MFDS]プロバイオティクス乳酸菌種、先端誘電体分析技術で確認する 
微生物課 2018-10-26
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43091
プロバイオティクス乳酸菌種、先端誘電体分析技術で確認する。
-誘電体ベースの乳酸菌種確認法用意
食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、次世代の塩基配列分析(NGS)装置で得られた微生物の塩基配列情報と食品に存在する乳酸菌を比較・分析して、正確な乳酸菌種を判別する‘メタゲノム分析プログラム’を開発したと発表した。
*NGS(Next Generation Sequencing): 大容量の誘電体塩基配列情報を迅速に分析する次世代塩基配列分析技術
*メタゲノム(metagenome): 与えられた環境(例:濃厚発酵乳、プロバイオティクス製品など)に存在するすべての微生物のゲノム全体
○ 今回のプログラムは、大容量塩基配列情報を入力するだけで、乳酸菌種と乳酸菌種間の比率を容易に判読できるように設計された。
特に食品にあるそれぞれの乳酸菌種の確認に限界があった既存分析プログラムと比べて、精度とユーザー利便性が向上した。
□ 安全評価院は、今回のプロバイオテックス乳酸菌種確認のための‘メタゲノム分析プログラム’が政府、業界、学界などで乳酸菌含有食品表示の管理及び品質管理業務に有効に活用されることを期待する。
<添付> 1. 食薬処メタゲノム分析プログラム
        2. メタゲノム分析プログラムの自動化
        3. 食薬処と既存メタゲノム分析プログラムとの比較
        4. 食薬処メタゲノム分析プログラム検証

[MFDS]薄味/甘さ控えめの健康週間キャンペーンの運営 
食生活栄養安全政策課 2018-11-05
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43104
薄味/甘さ控えめの健康週間キャンペーン運営
公共機関中心に日常生活中‧塩辛い減らす実践運動展開 -
食品医薬品安全処は、甘くて塩辛い刺激的な味に馴らされた味覚の変化を誘導して、ナトリウム・糖類の摂取量を減らすために、会社員が主に利用する団体給食所を対象に、薄味/甘さ控えめの健康週間キャンペーン‘を運営すると発表した。
○ 今回のキャンペーンは、食薬処に近い五松ライフサイエンス団地と韓国電力公社など公共機関給食所6ヶ所が優先示範対象で、5日から23日まで、各機関別で一週間リレーで運営する
‘薄味/甘さ控えめ健康週間キャンペーンProject(例示)’
減塩、汁を減らす、薬味やソースを別にする、ハーブを使う、カリウムを多く含むもの、など
<健康の日のためのTip >
✓(行事及び会議時)ミネラルウォーター、ナッツなどを提供
✓(食事時)ナトリウムの含有量が高い外食メニューの注文時に、甘さ控えめ・薄味を注文する、ソースはつけて食べる、汁は少なく
✓(休息時)糖の含有量が高い飲み物の代わりに、お茶(茶類)を推奨、シロップの使用を減らす

[MFDS]食品放射能安全管理の政策発展及びコミュニケーションの改善 
輸入食品政策課/濃畜水産物安全課 2018-11-05
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43105
食薬処、食品放射能安全管理国際シンポジウム開催 -
食品医薬品安全処は、‘食品放射能政策の発展及び消費者のコミュニケーションの改善’を主題に‘食品放射能安全管理国際シンポジウム’を6日から8日まで、ソウル商工会議所(ソウル中区)とコートヤードマリオットホテル(南大門区)で開催する。
○ 今回のシンポジウムは、食品放射能の諸外国安全管理政策の事例を通じて、国内放射能管理システムを確立及び正しい認識とコミュニケーションを改善するために設けた。
  - また、国内・外の政府関係者、放射能の分野の専門家、消費者団体など200人余りが参加して、関連分野の知識と情報を共有する予定。
[付記]2018年食品放射能安全管理の国際シンポジウムの詳細日程

[MFDS]健康機能食品の認定活性化のための民願説明会の開催 栄養機能研究チーム 2018-11-06
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43107
最近改定された健康機能食品関連法令及び機能性原料認定規定のご案内
食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、健康機能食品営業者と開発者などを対象に、‘健康機能食品の機能性原料認定関連説明会’を来る11月8日、ソウル歴史博物館で開催する。
○ 主要内容は、▲健康機能食品に関する法律及び改訂事項▲機能性原料認定関連の改訂事項▲健康機能食品不正原材料管理現況▲食品などの表示‧広告に関する法律など。
特にこの説明会では、「食品などの表示‧広告に関する法律」の施行(’19.3.14.)を控えて、健康機能食品の表示・広告が事前審議から自主審議に変更された内容と審議基準を説明する

[MFDS]カフェなどのSNSで販売される乳・幼児製品を詳しくご覧ください 
サイバー調査団 2018-11-07
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43108
食薬処、マムカフェなど違法流通製品検査の結果を発表
食品医薬品安全処は、オンラインカフェなどで共同購入または販売․広告する100個の製品を点検した結果、医薬品․医薬外品を不法流通したり、化粧品․医薬部外品を虚偽․誇大広告している57の製品を摘発して是正、告発などの措置を取ったと発表した。
○ 今回の点検は、カフェ․ブログ、インスタグラムなどのSNSを通じた取引の増加に伴い、不法流通医薬品、化粧品などの購入による被害を事前に予防し、虚偽‧誇大広告から消費者を保護するために実施された。
○ 点検対象は、医薬品․化粧品の使用に注意が必要な幼児が使う製品を共同購入で広告販売する会員の数が多いマムカフェなど23ヶ所を選定した。
今回の点検結果▲医薬品(コインパス(丸い形の貼り薬)など)の違法流通18件▲医薬部外品(歯磨き粉など)の違法流通9件▲医薬部外品(歯磨き粉)虚偽․誇大広告4件▲化粧品(ローションなど)虚偽․誇大広告26件などを摘発。
○ 医薬品․医薬部外品を不法流通した2業者に対しては告発し、このうち医薬品5種192点、医薬部外品8種233点を押収措置しました。
   - 食薬処は、該当製品は自家消費用や商人などを通じて、国内に流入した製品で安全性․有効性が確認されておらず、本物かどうか確認が難しく購買時の消費者の相当な注意が必要であるという。
○ 医薬部外品․化粧品を虚偽․誇大広告した1,238の販売サイトは、まず遮断措置して、違反の程度によって行政処分、告発などの措置を取る予定。
<添付> 1. 不法流通製品のリスト及び写真
        2. 虚偽․過大広告製品のリスト
        3. 不法流通及び虚偽・誇大広告販売サイトの写真

[MFDS]食品医薬品安全処、経済協力開発機構(OECD)内分泌かく乱物質の検索・評価の専門諮問団会議及び国際シンポジウムの開催 
食品危害評価課 2018-11-07
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43109
□ 食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、内分泌かく乱物質検索‧評価方法を論議して、国際的な研究動向などを共有するための国際会議とシンポジウムを引き続き開催すると発表した。
○ 今月7日から8日まで二日間、ロッテホテル(ソウル市)で開かれる‘経済協力開発機構(OECD)内分泌かく乱物質検索‧評価専門諮問団会議’は、食薬処が開発した‘人の前立腺がん細胞株を利用したアンドロゲン性検索試験法’に対する国際標準化可否を論議するためのもの。
食薬処はまた、東国大学と共同で‘内分泌かく乱物質の検出及び評価の現在と未来’というテーマのシンポジウムを11月9日東国大学で開催する予定。

[MFDS]流通卵の検査結果、不適合卵の回収・廃棄 
農畜水産物安全課 2018-11-08
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43114
□ 政府は卵の安全管理のために産卵鶏農家及び市場流通卵に対する点検及び検査を継続実施している。
今回の流通卵回収検査中、慶尚南道梁山市所在農家が生産・流通した卵から鶏ダニ防除用の動物用医薬部外品成分であるスピノサドが基準値を超えて不適合判定された。
*‘スピノサド’は、国内・アメリカ・日本・イギリスなどで許可された動物用医薬部外品の成分で、該当農家が安全使用基準を厳守していないため不適合が発生したと推定

[MFDS]「生産段階農産物などの有害物質の残留基準」一部改訂告示(案)行政予告通 有害物質基準課 2018-10-31
http://www.mfds.go.kr/brd/m_209/view.do?seq=42979
2. 主要内容
・生産段階農産物の農薬残留許容基準の新設及び改訂([別表1])
・生産段階農産物の農薬残留許容基準削除([別表1])
・残留農薬の減少定数適用基準の新設及び改正([別表2])
3. 意見提出
「生産段階農産物などの有害物質残留基準」の一部改訂告示(案)について意見がある団体または個人は、2018年11月20日までに、意見書を食品医薬品安全処長に提出。

[CFIA]カナダ政府は「カナダ人のための安全な食品規制」が発効するまで2か月を記念
The  Government of Canada marks two months until the Safe Food for Canadians Regulations come into force
November 15, 2018
https://www.canada.ca/en/food-inspection-agency/news/2018/11/t-he-government-of-canada-marks-two-months-until-the-safe-food-for-canadians-regulations-come-into-force.html
昨日の食品安全フォーラムでJean-Claude Poissant農務政務官があと2か月で新しい規制が発効することを強調した。
新しい規制では地域や地方の境を超えて食品を輸出入したり送ったりする食品事業者は食品安全のために可能性のあるリスクに対応するステップの概要を示す予防的管理と免許が必要になる。また製品の履歴を追跡することを要求することで安全でない食品を市場から排除するための時間を短縮する。

[FDA]FDAは植物ベースの製品の表示に乳製品の名前を使うことについての意見募集期間を延長する意向
FDA Intends to Extend Comment Period on Use of the Names of Dairy Foods in Labeling Plant-Based Products
November 15, 2018
https://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm621709.htm
当初11月27日までの予定だったが60日間延長する予定

[FDA]2018全国若者タバコ調査は昨年若者の電子タバコ使用が劇的に増加したことを示す
Results from 2018 National Youth Tobacco Survey show dramatic increase in e-cigarette use among youth over past year
November 15, 2018
https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm625917.htm

[FDA]若者のフレーバータバコ製品入手制限とタバコのメントール禁止についての新しい提案に関するFDA長官Scott Gottlieb医師の声明
Statement from FDA Commissioner Scott Gottlieb, M.D., on proposed new steps to protect youth by preventing access to flavored tobacco products and banning menthol in cigarettes
November 15, 2018
https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm625884.htm

[FDA]家畜や家禽の細胞系統由来細胞培養食品の規制に関するPerdue農務長官とGottlieb FDAコミッショナーの声明
Statement from USDA Secretary Perdue and FDA Commissioner Gottlieb on the regulation of cell-cultured food products from cell lines of livestock and poultry
November 16, 2018
https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm626117.htm
先月FDAとUSDAは培養食品開発のために家畜や家禽の細胞を使うことについての議論を行う公聴会を開催した。会議では関係者がこうした革新的食品を育てることと公衆衛生の高い水準を維持する両方のために必要な規制に関する価値ある展望を共有した。パブリックコメントの受付を延長し2018年12月26日まで受け付ける。
こうした意見を取り入れて二つの機関が慎重に議論した結果、USDAとFDAが共同で監視すべきであるという結論に達した。USDAとFDAの両方の専門性から、本日細胞の収集やセルバンク、細胞増殖や分化についてはFDAが監視する合同規制枠組みを発表する。細胞を収穫した時にFDAからUSDAへの監督の移行が生じ、その後はUSDAが家畜や家禽細胞由来製品の製造や表示を監視する。そして両機関は能動的にこの枠組みの技術的詳細についての詰めを行う。

[FDA]テキサスの乳児ボツリヌス症事例でハチミツおしゃぶりが疑い
Honey Pacifiers Suspected in Texas Infant Botulism Cases
November 16, 2018
https://www.fda.gov/Food/RecallsOutbreaksEmergencies/SafetyAlertsAdvisories/ucm626013.htm
FDAは保護者に対し1才未満の子どもにはハチミツを与えないよう再確認
テキサス州から4人の乳児がボツリヌス症で入院したという報告を受け取った。その全員がハチミツ入りおしゃぶりを使っていた。これらはメキシコで購入したものであるが同様の製品が米国でもオンラインで販売されている
(ハチミツ入りおしゃぶりの写真
https://www.abcactionnews.com/news/health/fda-warns-against-honey-pacifiers-linked-to-multiple-infant-botulism-cases-in-texas
おしゃぶりの中身にいろんなものがあるようだが、歯に悪そう・・。日本でもおしゃぶり昆布とかやめてほしい)

[FDA]消費者向け情報 栄養成分表示再起動:二つのラベルの物語
Nutrition Facts Label Reboot: A Tale of Two Labels
October 25, 2018
https://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm620013.htm
新旧表示の違いについて解説

[NASEM]退役軍人の、ベトナム戦争中にオレンジ剤に暴露されたことと関連する可能性のある健康問題研究の最新二年ごとのレビューで高血圧がグレードを上げられた
Hypertension Upgraded in Latest Biennial Review of Research on Health Problems in Veterans That May Be Linked to Agent Orange Exposure During Vietnam War
Nov. 15, 2018
http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx
高血圧と意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)が「関連について十分な根拠がある」に分類された

-退役軍人とエージェントオレンジ:更新11(2018)
Veterans and Agent Orange: Update 11 (2018)
November 15, 2018
http://nationalacademies.org/hmd/reports/2018/veterans-and-agent-orange-update-2018.aspx

[NTP]TR-598(PFOA)のテクニカルレポート
TR-598: Technical Report Pathology Tables and Curves
https://tools.niehs.nih.gov/cebs3/views/?action=main.dataReview&bin_id=13658

[論文]論文                                            
-Science 16 November 2018 Vol 362, Issue 6416の特集は食事と健康
Diet and Health
特集の序文
・食生活を最適化する
レビュー
・食事中脂肪:敵か味方か?
1977年の米国栄養とヒト要求量に関する上院特別委員会の報告書が食事の目標として総脂肪と飽和脂肪の摂取量を減らして炭水化物を増やしカロリーの摂取量を下げるよう求めた。この報告書は科学的訓練をほとんど受けていない議員が書いたもの(注)で、食事関連慢性疾患についての一般の懸念が増加していることを背景にしたもので、一部は1955年のEisenhower大統領の心臓発作で注目が集まった。当時でもこの助言には議論が多かった。米国医師会はそのような助言の根拠は決定的なものではなく有害影響の可能性もあると述べている。実際科学的合意の無さは869ページにも渡る「補遺見解」に反映されている。それにもかかわらず、食事中脂肪の削減は米国の食事ガイドラインの基本原則になり、実質的にほぼ全ての栄養と健康関連専門団体の基本原則になった。
1988年の栄養と健康に関する公衆衛生局長官の報告書では脂肪摂取削減を「主な優先課題」とした。1992年のUSDA食事ガイドピラミッドでは油脂を削減しデンプン質の食品を6-11単位食べるように助言した。この目標を達成するために米国保健福祉省のヘルシーピープル2000は食品業界に脂肪と飽和脂肪を減らした加工食品を販売するよう要請した。その結果、米国の食事中脂肪は1970年代の総カロリーの約42%から約34%に減り、炭水化物の割合が増えた。同時期に肥満と糖尿病が大幅に増加した。
病気の流行と脂肪摂取に関連する明確な根拠がなく、一般的にマクロ栄養素に関する質の高い長期試験がないにも関わらず、この振り子は最近反対方向に振れている。低炭水化物高脂肪食が近年人気である
(以下いろいろ略)
コンセンサスポイント
1.栄養の質に焦点をあて、健康的で慢性疾患リスクを下げる食生活は多くの人々にとって広範なレンジの炭水化物脂肪比で達成できるだろう
2.飽和脂肪を天然の不飽和脂肪で置き換えることは一般の人にとって健康上の利益になるだろう。工業生産されたトランス脂肪には害があるので排除すべき。炭水化物制限下での飽和脂肪の代謝は異なる可能性があり研究が必要である
3.高度精製穀物やジャガイモ製品、遊離の糖などの高度に加工された炭水化物を加工されていない炭水化物(デンプン質でない野菜や丸ごとの果物、全粒あるいは最小限に加工した穀物)に置き換えることは健康上のメリットがある
4.マクロ栄養素の組成が異なる食事への反応には生物学的要因が影響するようだ。比較的正常なインスリン感受性とベータ細胞機能を持っているヒトは広範な炭水化物脂肪比の食事でうまくやっていけるだろう;インスリン抵抗性、インスリン過剰分泌あるいはブドウ糖不耐性のヒトはより炭水化物の少ない脂肪の多い食事による利益があるかもしれない
5.一部の炭水化物代謝異常のある人にはケトジェニックダイエットが特に代謝上の利益があるかもしれないが長期の研究が必要である
6.よく考えられた低炭水化物高脂肪食はタンパク質や動物製品をたくさん摂る必要はない。穀物やデンプンの多い野菜と糖を水素添加していない植物油脂やナッツ、種子、アボカドのような脂肪の多い植物製品で置き換えることで炭水化物の摂取を減らすことができる
7.政策や臨床管理や個々の食事の選択に使うための健康的食生活の基本的構成要素については広範な合意がある。しかしながら食事に関連した慢性疾患の流行に関する重大な疑問は残る。栄養研究へのより大きな投資が優先されるべきである
(このコンセンサスポイント以上のことを主張するのは現時点では無理。これ以上のことを一般向けに主張している本がたくさんあるけれど根拠の拡大解釈である、ということ)
(注:これが日本でいわゆるマクガバン・レポートとしてマクロビ業界などで嘘宣伝されているもの)

・絶食時間
カロリー制限、食事時間の制限、時々絶食すること、などについて。まだ実験段階
・食事とヒトの健康の交差点としての腸内微生物叢
腸内微生物叢とその食事との関係についての基本的疑問に答えが無いままに腸内微生物叢を標的にした商品が数十億ドル産業になっている。現時点ではどのようなものが健康的なのかについての定義すらないが新しいバイオインフォマティクスツールとDNAに基づく評価が成果を期待されている
・より早く、より高く、より強く:メニューは?
エリートアスリートの食事

-ハイになるためにデオドラントスプレーを吸入するのは致死的になる可能性がある、医師が警告
Inhaling deodorant spray to get high can be fatal, doctors warn
15-Nov-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-11/b-ids111318.php
困難な状況にある十代の若者が家庭用品を吸入することがよくみられ、米国だけでも毎年最大125人が死亡している。BMJ Case Reportsに報告された19才男性の事例ではデオドラントスプレーを吸入して心停止に至った。主な吸入成分はブタン

-あなたは低グルテン食を食べるべき?
Should you eat a low-gluten diet?
15-Nov-2018
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-11/uoct-sye111518.php
アレルギーではないのに低グルテン食を選ぶ人が増えている。コペンハーゲン大学の研究者らが健康なデンマーク成人でグルテン1日2gと18g(通常食は1日12g)のクロスオーバー試験を行った結果をNature Communicationsに発表した。この二つの食事はカロリーや栄養素は同程度であるが食物繊維が大きく異なり、低グルテン群での腹部膨満のような消化管の不快感の減少や軽度の減量は主に食物繊維の影響であると考えられた。

Natureニュース
-アフリカが拠点の多くの医学雑誌に広範な剽窃が検出された
Widespread plagiarism detected in many medical journals based in Africa
16 November 2018 Linda Nordling
https://www.nature.com/articles/d41586-018-07462-2
サンプル採取した100雑誌のうち約63%に引用を示さないコピペが含まれる
BMJ Openに発表された研究結果
研究のインテグリティ啓発はこれから

-「遺伝子ドライブ」禁止が再び国連の議題に-科学者は懸念
Ban on ‘gene drives’ is back on the UN’s agenda — worrying scientists
15 November 2018 Ewen Callaway
https://www.nature.com/articles/d41586-018-07436-4
病気を根絶するのに役立つかもしれないが予期せぬ方向に生態系を変えるリスクもあるこの対立する遺伝子技術に関する研究は迅速に進んでいる
約170ヶ国の代表が今月ジーンドライブ生物の放出を一時的に禁止するかどうかを検討する。エジプトで11月17日から開催される国連生物多様性条約会議(CBD)である。一部のグループが世界的モラトリアムを呼びかけている。11月14日には100人以上の科学者のグループが政府にそのようなモラトリアムは却下するよう呼びかける文書を公開している。CBDがジーンドライブ禁止を検討するのはこれが初めてではなく、2年前もETCグループなどの圧力団体が要求して失敗した。