[NHS] ピーナッツアレルギーに対する新しい治療法は有望である

New treatment for peanut allergies shows promise

Tuesday November 20 2018

https://www.nhs.uk/news/medication/new-treatment-peanut-allergies-shows-promise/

「ピーナッツアレルギーの治療は『間近』である」とBBC Newsは報道する。深刻なピーナッツアレルギーを持つ人に見られる症状を軽減するための新しい医薬品の効果を調査する研究に関するものである。

ピーナッツアレルギーはたいてい成人まで続くが、米国や英国のような国の子供たちの間で一般的になりつつある。現在、ピーナッツアレルギーに関する認可された治療法はなく、深刻な場合、そのアレルギーは命に関わることがある。

試験中である新しい医薬品はAR101と呼ばれ、ピーナッツタンパク質をもとにしている。その服用量はピーナッツタンパク質の耐性を増すために徐々に増加し、その後患者はその耐性を維持するために毎日AR101の服用を続ける。治療の目的はピーナッツアレルギーを「治癒」するのではなく、深刻なアレルギーのある人が偶然ピーナッツに暴露した場合、深刻なアレルギー反応(アナフィラキシー)を経験する可能性を低くするものである。

現在の研究では深刻なピーナッツアレルギーを持つ約500人の子供と若い成人に対して、この治療と「ダミー」パウダー(プラセボ)を比較した。6か月の治療後、プラセボを服用した人は4%であったのに対し、AR101を服用した人の約3分の2(67%)が、深刻な症状なしにピーナッツタンパク質を600mgまたはそれ以上摂取できたということがわかった。

研究では長期的にピーナッツ耐性を維持するために、AR101をどのくらいの期間あるいはどの程度の頻度で、服用する必要があるか評価しなかった。

この医薬品はまだ米国あるいは英国において認可されていないということに留意することは重要である。もし、NHSにおいて使用が認可されるならば、専門家の監督のもとに行うはずである。

 

[EFSA]意見等

-鶏肥育用Monteban® G100 (ナラシン)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Monteban® G100 (narasin) for chickens for fattening

EFSA Journal 2018;16(11):5460  20 November 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5460

イオノフォア抗コクシジウム剤である有効成分ナラシンを含む飼料添加物Monteban® G100は、60–70 mg/kg完全飼料で鶏肥育用のコクシジウム症を管理するためのものである。入手可能なデータからはFEEDAPパネルは鶏肥育用のMonteban® G100の安全性を結論できなかった。Monteban® G100と特定の抗生物質(例えばチアムリン)の同時使用は禁忌である。ナラシンは遺伝毒性ではない。マウス、ラット、ウサギで結果が出た用量で、発がん性と発達毒性の兆候は観察されなかった。経口毒性投与試験で確認された最小無毒性量(NOEL)は、イヌの1年間研究で観察された神経症の0.5 mg/kg 体重 (bw)/ 日だった。このNOELから導出された許容一日摂取量(ADI)は、不確実係数100を適用し、0.005 mg ナラシン/kg bwである。Monteban® G100は消費者に安全である。全ての湿組織に50 μg ナラシン/kgの最大残留基準は消費者の安全性を保証している。ナラシンは、70 mg/kg 飼料で鶏肥育用の飼料添加物に使用する際に、環境へのリスクを起こすことは予期されない。FEEDAPパネルは鶏肥育用に最小適用量60 mg ナラシン/kg完全飼料でMonteban®の有効性を結論できなかった。

 

-ヒトのPCDD/Fs 及びDL‐PCBsの毒性に関する広範な文献検索、関連性の選択、研究のデータ抽出

Extensive literature search, selection for relevance and data extraction of studies related to the toxicity of PCDD/Fs and DL‐PCBs in humans

20 November 2018

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1136

17の2,3,7,8‐置換ダイオキシン(PCDDs)、フラン(PCDFs)、12のダイオキシン様ポリ塩化ビフェニル(DL‐PCBs)に関連するヒトのリスク評価において、ハザード同定や特徴化を可能にするために、EFSAは広範な文献研究(ELS)に続いてリスク評価の考察のための関連度の選択や関連するデータの抽出を外部委託した。関連するヒトの研究を同定するために、Web of Science (WoS) とPubMedの2つのELSsを合わせた検索方法が開発され、利用された。WoSの4,549研究及びPubMedの3,677研究が検索され、ELSsの結果はEndNote filesに保存された。EndNote fileはDistillerSR®に持ち込まれて、DistillerSR®で重複検出ツールを使用し、598件の重複が確認され取り除かれた。重複を除去すると6,699の研究が残った。技術仕様書にEFSAが出した除外基準を用いて、DistillerSR®にレベル1とレベル2のテンプレートが作られた。関連するパイロット検査の後に、6,101研究が残った。関連性の選択を完成する際に、257 の研究がレベル3に進んだ。EFSAの基準を用いてDistillerSR®にレベル3データ抽出テンプレートが作られ、データ抽出が行われた。

 

[BfR]カリカリどころか黒焦げ―揚げ過ぎが危険な理由

Charred instead of crispy - Why over-frying is risky

05.11.2018

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2018/37/charred_instead_of_crispy___why_over_frying_is_risky-207881.html

生の、調理していない食品あるいはその成分が加熱されると、その化学組成は変わる。消化しやすくおいしくなる。だが、平鍋、揚げ鍋、オーブンの中に望ましくない化合物、つまり熱による汚染物質が生じる。そのうち最もよく知られている、アクリルアミド、フラン、モノクロロプロパンジオール、グリシドールが、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が出版している科学雑誌BfR2GOの最新版に掲載されている。「加熱によって生じる物質には研究で発がん性や変異原性の影響が起こるものがある。したがって食品からの摂取は制限するべきだ。」とAndreas Hensel医学博士は説明した。BfRでの各種研究計画は、体内の物質の摂取や、健康被害の影響があるかもしれないメカニズムを検査している。BfR2GOの最新号は過熱による汚染物質が引き起こす健康リスクについての取り組みに力を注いでいる。BfR2GOは、煎る、揚げる、加熱する際に消費者が観察するべきコツも教えている。

この号の他の話題は、タトゥーのリスクの認識、食品中のカフェイン、家畜小屋の豚の接触パターン、化粧品のミネラルオイル、動物実験を減らすのに役立つ高解像度顕微鏡、行動科学研究者Michael Siegrist氏と欧州食品安全機関(EFSA)の常任理事であるBernhard Url氏とのインタビューである。

 

[EU]RASFF Week47-2018

警報通知(Alert Notifications)

インド産ドイツ経由生の赤米のアフラトキシン(B1 = 6.1 µg/kg)、ベトナム産冷凍カイヤンフィレの禁止物質(代謝物質)ニトロフラゾン(SEM) (1.71 µg/kg)、中国産ベルギー経由トウモロコシと竹製だと公表されている子供用皿からのメラミンの溶出(0.18 mg/dm²)、ドイツ産バングラディシュで製造されたスープ用おたまからの一級芳香族アミンの溶出(1.622 mg/kg)、トルコ産原料オランダ産スロベニアで包装されたヘーゼルナッツのアフラトキシン(B1 = 76; Tot. = 81 µg/kg)、ドイツ産原料パキスタン産有機ビターアプリコットカーネルのシアン化合物高含有(2723; 2656 mg/kg)、中国産オランダ経由プーアール茶の未承認物質アントラキノン(0.13 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

イタリア産平鍋セットからの高濃度の総溶出量(15 mg/dm²)、米国産食品サプリメントのビタミンB6高含有(28.732 /100g)、ブルキナファソ産乾燥タイガーナッツのアフラトキシン(B1 = 18.7; Tot. = 61 µg/kg)、ドミニカ共和国産ナスの未承認物質カルボフラン(0.0099 mg/kg)、トルコ産アプリコットカーネルのシアン化合物高含有(52 mg/kg)、イタリア産ドイツ経由生鮮ホウレンソウの硝酸塩高含有(4286 mg/kg)、エジプト産酢漬けのカブの着色料カーマイン(E120) (非表示)及び着色料アゾルビン(E122) (非表示)の未承認使用、ドイツ産鶏卵の非ダイオキシン様PCBs (92.39; 79.6; 90; 87; 61; 62 µg/kg)、ポーランド産チリメンキャベツのクロルピリホス(0.16 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

トルコ産レーズンのオクラトキシンA (73.16 µg/kg)、シリア産およびシリア産スウェーデン経由酢漬けのカブの着色料アゾルビン(E122)の未承認使用、英国産食品サプリメントの未承認新規食品成分3,3'-ジインドリルメタン(DIM)、

通関拒否通知(Border Rejections)

アゼルバイジャン産ヘーゼルナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 20; Tot. = 21 µg/kg)、トルコ産シブリペッパーのメチオカルブ(0.490 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 19.8; Tot. = 30 µg/kg;B1 = 63; Tot. = 73 µg/kg;B1 = 13.7 µg/kg)、トルコ産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン(B1 = 9.4 µg/kg)、インド産米の未承認物質トリシクラゾール(0.36 mg/kg)、インド産チリペッパーのジメトエート(0.02 mg/kg)及び未承認物質オメトエート(0.03 mg/kg)、米国産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 30; Tot. = 33,2 µg/kg)、トルコ産アプリコットカーネルのアフラトキシン(B1 = 27; Tot. = 31 µg/kg)、インド産バスマティ米の未承認物質カルベンダジム(0.013 mg/kg)及びトリシクラゾール(0.170 mg/kg)、米国産殻をとったアーモンドのアフラトキシン(B1 = 11.43; Tot. = 13.48 µg/kg)、

 

[HK]違反

-保存用カラシナのサンプルにおける残留農薬が基準値を超え食品表示規則に違反

Preserved leaf mustard samples detected with excessive preservative and in breach of food labelling regulation

Tuesday, November 20, 2018

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20181120_7220.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は定期食品サーベイランスプログラムにおいて中国産保存用カラシナのサンプルを集めると、二酸化硫黄が最大基準値100ppmのところ2か所からそれぞれ339ppm及び306ppm検出された。またその保存料が食品表示に記載されていなかった。

 

-白サヤマメのサンプルにおける残留農薬が基準値を超える

Pesticide residue exceeds legal limit in white string beans sample

Wednesday, November 21, 2018

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20181121_7223.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は定期食品サーベイランスプログラムにおいてオンラインで販売されている白サヤマメのサンプルを集めると、カルボフランが最大基準値0.1ppmのところ0.87ppm検出された。

 

-生の小麦粉の皮のサンプルに認可されていない保存料のソルビン酸が検出される

Sample of uncooked dumpling wrapper detected with non-permitted preservative sorbic acid

Thursday, November 22, 2018

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20181122_7225.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、定期的な食品サーベイランスプログラムを行い、小麦粉の皮のサンプルにソルビン酸102ppmが検出されたと発表した。

 

-食品警告‐インドネシアから輸入した牛乳及び乳飲料の3製品を消費しないよう呼び掛ける

Food Alert - Not to consume three kinds of milk and milk beverage products imported from Indonesia

20.11.2018

https://www.cfs.gov.hk/english/whatsnew/whatsnew_fa/2018_347.html

食品安全センターは食品ラベルに記載された生産工場がインドネシア内でない疑いがあるとしている。

 

[FSA] Nisa Retail は日付誤表記のためHeritage British Skinless Chicken Breast Filletsを回収措置

Nisa Retail recalls Heritage British Skinless Chicken Breast Fillets because of incorrect date labelling

23 November 2018  

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-61-2018

Waitrose はHeritage British Skinless Chicken Breast Filletsの使用期限を日付誤表記により29 November 2018とすべきところ、29 December 2018と表示したため回収措置。

 

[FSA] 更新:Waitrose は追加で日付誤表記のためクリスマスえび製品の回収措置

UPDATE: Waitrose recalls an additional date code of Christmas Prawn products due to incorrect date labelling

21 November 2018 

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-60-2018-update-1

Waitrose は追加でクリスマス用10 Spicy Prawn Selectionを日付表記ミスのため回収措置。使用期限20 November 2018と表示すべきものを30 November 2018と表示。

 

-Waitrose は日付誤表記のためクリスマスえび製品の2製品を回収措置

Waitrose recalls two types of Christmas Prawn products due to incorrect date labelling

20 November 2018 

https://www.food.gov.uk/news-alerts/alert/fsa-prin-60-2018

Waitrose はクリスマス用12のパン粉付きKing Prawnとクリスマス用10 Spicy Prawn Selectionを日付誤表記のため回収措置。使用期限25 November 2018とすべきところ、それぞれ28 November 2018、04 December 2018と表示。

 

[FDA]警告文書

-Avalon Packaging 11/8/18

November 8, 2018

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm626055.htm

未承認の医薬品、ダイエタリーサプリメントのCGMP違反、食品表示、不正表示、新規ダイエタリーサプリメント成分の問題。製品にクラトムを含む。

 

-MA Labs LLC 11/7/18

November 7, 2018

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm626270.htm

未承認の医薬品、不正表示、ダイエタリーサプリメントの不純品の問題。製品にチアネプチンを含む。

 

-Jack B Goods Outlet Store 11/7/18

November 7, 2018

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm626265.htm

未承認の医薬品、不正表示、ダイエタリーサプリメントの不純品の問題。製品にチアネプチンを含む。

 

-Premier Produce LLC 10/19/18

October 19 2018

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm625804.htm

食品のCGMP違反、製造、包装及び衛生管理、不純品の問題。

 

-5 Spoke Creamery, LLC 10/19/18

October 19 2018

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm626165.htm

食品のCGMP違反、製造、包装及び衛生管理、未承認の医薬品、不正表示、不純品の問題。

 

-Jinher, Inc. 10/4/18

October 4, 2018

https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm625829.htm

ダイエタリーサプリメントのCGMP違反、不純品、不正表示の問題。

 

[ヘルスカナダ] 外国製品警告

- Black Lion Pill, Help 100% & Pure Natural & Body Slim capsules, Herba Saraf, Horny Little Devil, Ja Dera Max+ capsules, Lida (Plus) capsules, Nutra Organics Green Tea Extract capsules, Papapa, Red Zone Xtreme 3000, Rhino 69 Extreme 50000, Slim Trim Gold capsules

November 22, 2018

https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2018/68358a-eng.php

他国の検査において、表示されない成分(デキサメタゾン、リドカイン、フェノールフタレイン、シブトラミン、シルデナフィル、タダラフィル)が検出された。製品写真あり。濃度の記載なし。

 

-Black Ant King tablets, Gold Viagra 9800mg capsules, LIPRO Dietary capsules, Stree Overlord Strong tablets (pills), Vegetal Vigra capsules, ViaGro 500mg Male Enhancement capsules

November 22, 2018

https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2018/68354a-eng.php

他国の検査において、表示されない成分(カフェイン、クロラムフェニコール、シブトラミン、シルデナフィル、テオフィリン)が検出された。製品写真あり。濃度の記載なし。

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 

-2018-11-23

http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42993

2018.11.16~2018.11.22

 

-2018-11-16

http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=42991

2018.11.9~2018.11.15

 

[MFDS]異葉牛皮消未混入健康機能食品のリスト(2018.10.31

健康機能食品政策課 2018-11-15

http://www.mfds.go.kr/brd/m_74/view.do?seq=43080

リスト

(2015年の混入事件まだ尾をひいている)

 

[MFDS]コンニャクゼリー含有飲料、ダイエット効果の虚偽・誇大広告が多い

サイバー調査団 2018-11-23

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43132

食薬処、ダイエットなど虚偽‧誇大広告54製品の販売サイトを遮断

15の違反業者管轄自治体の調査及び行政処分など措置

食品医薬品安全処は、インターネットショッピングモールなどで販売されているミックスドリンクタイプのこんにゃくゼリー含有製品146製品(1,185サイト)に対する虚偽・‧誇大広告及び含量の表示適切の可否をチェックした結果、54製品(324サイト)が不適合と確認されたと発表した。

○ これにより、324サイトは是正または遮断し、虚偽‧誇大広告をした製造‧流通販売業者15ヶ所に対しては管轄地方自治体に行政処分を要請した。

○ 今回の点検は、最近健康‧ダイエット関連の多様な製品が発売され、虚偽‧誇大広告にから消費者を保護するために低カロリー食品として人気を集めているこんにゃくゼリー含有混合飲料製品について、インターネット広告適正及び含量を点検‧確認した。

□ 違反内容は▲ダイエット(体重減量)など検証されない効能‧効果標榜200(61.7%)▲アトピー‧アレルギー性鼻炎など疾病治療‧予防効果標榜12(3.7%)▲含量表示不適合103(31.8%)▲体験記誇大広告など9(2.8%)。

食薬処は不適合製品54に表示されたこんにゃく含量(平均0.4g)では、排便活動促進などの人体に有用な効能‧効果を表示できる含量とはかなりの違いがあると明らかにする。

○ 参考に、現行の「健康機能食品の基準及び規格」で、こんにゃくを原材料として抽出‧精製して得たグルコマンナン(こんにゃく、コンニャクマンナン)食物繊維を一日に2.7g~17g摂取する場合、‘血中コレステロール改善‧排便活動円滑に役立つ’という機能性を認めている。

○ (社)韓国食品栄養科学会は、“‘こんにゃくゼリー’製品に入っているこんにゃく含量は、効能を表示できる量ではなく、これらの食品にダイエット、脂肪分解、便秘解消などの表現をすることは、消費者を誤認‧混同させる”と説明する。

○ 肥満学会は、“肥満の体重管理は食事調節、運動、食生活など多様な要因によって影響を受けるので、栄養のバランスが悪い低カロリー食品を食事の代わりにすると、栄養欠乏と基礎代謝の低下で、むしろ体重調節の妨害になる”と強調した。

食薬処は、今後もダイエットなど検証されていない効果の誇大広告、疾病治療‧予防や医薬品となるおそれがある製品について監視を強化する予定であり、関連企業には教育‧広報などを通じて、消費者に正確な情報が提供されるように最善を尽くす

 

[MFDS] [報道参考資料]輸入食品営業者が必ず知っておくべきガイド発刊 

輸入流通安全課 2018-11-20

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43125

輸入申告手続き及び営業者の遵守事項、行政処分など案内 -

食品医薬品安全処は、輸入販売業者などが「輸入食品安全管理特別法」による営業に役立つ、輸入食品安全管理事項をまとめたガイドを発刊する。

    ※ 営業者: 輸入食品などの輸入販売業申告代行業․インターネット購買代行業․保管業

○ 今回のガイドは、輸入販売業者などが守るべき遵守事項と行政処分の基準、虚偽‧誇大広告違反事例などを収録して営業者の違反行為を未然に防止するため支援するために設けた。

○ 主な内容は、▲輸入食品安全管理システム▲営業登録(変更申告)手続き▲輸入申告の方法及び必要書類▲営業者の遵守事項及び行政処分▲「輸入食品安全管理特別法」及び虚偽・誇大広告Q&Aなど。

 

[MFDS] [報道参考資料]輸入食品通関検査、安全性は上げ規制は下げる 

輸入検査課 2018-11-15

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43121

食品医薬品安全処は、輸入食品安全管理制度の改善のために、「輸入食品などの検査に関する規定」を15日改正・施行すると発表した。

○ 今回の改訂は、懸念輸入食品に対する検査は強化して、安全性が確保された輸入食品に対する規制を合理的に改善するために設けられた。

□ 改正案の主要内容は、▲不適合発生頻度が高い農薬の集中検査▲不適合履歴を反映して書類検査のみで通関される食品などの調整▲国内製造器具類の海外博覧会の展示後の国内搬入時に輸入申告免除▲流通管理対象食品の整備など。

○ 最初の精密検査農薬検査項目(58種)について、最近5年間不適合がなく、検出履歴5回未満の農薬(6種)は除き、不適合の発生頻度が高いフィプロニルなど6種の農薬は追加して集中検査を実施する。

○ 不適合発生基準・規格が変更された米国産グレープフルーツ・クルミ・トマトケチャップ、オーストラリア産強力小麦粉など6品目は書類検査のみで通関される食品から除いて通関検査を強化し、 5年間不適合がないグアテマラ産コーヒー、米国産キャンディー類(ゼリー)など9品目は書類検査対象に指定。

  ※ 安全性が確保されたと食薬処長が認めて書類検査のみで通関される食品などは、現在計54品目

○ 規制改革新聞告示事項(‘17.9月)を反映して、海外の博覧会などで展示した後、再び国内に搬入される国内の製造器具類に対しては輸入申告の対象から除外。

○ 食品と韓方薬として使用可能な農‧林産物(115種)は、韓方薬同様毎輸入時ごとに精密検査を実施しているので、‘流通管理対象食品’から除外して事後安全管理業務の実効性を高めた。

    ※ 補完対策として「輸入食品法」施行規則[別表8]営業者の遵守事項に‘食品用輸入農‧林産物は韓方薬として販売禁止’条項新設立法予告(‘18.8.3.) 中

□ 食薬処は、今後も消費者と営業者の両方が共感できるように輸入食品の安全性の管理制度を合理的に持続改善して行く。

 

[MFDS]農薬許可物質リスト管理制度(PLS)の説明会開催 

有害物質基準課 2018-11-15

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43119

ポジティブリスト制軟着陸のための措置方案の施行 -

農薬PLSは農産物に残留許容基準が設定されない農薬の場合、不検出レベル(0.01mg/kg以下)で管理する制度

○ 今回の説明会は、農薬PLS全面導入に関連した進行状況と最近(‘18.11.14.)の 改訂告示された農薬の残留許容基準などを共有するために設けた。

○ 主要内容は、新たに施行される残留許容基準として、▲農業現場に必要な農薬に対する残留許容基準▲土壌汚染や連続栽培時の非意図的汚染農薬に対する管理基準▲その他の小面積の農産物のための残留基準など。

 

[MFDS]「食品医薬品オンライン販売、健全で安全に!」

サイバー調査団 2018-11-12

http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43115

オンライン流通・販売業者対象虚偽広告根絶教育実施 -

食品医薬品安全処は、オンラインの食品・医薬品虚偽誇大広告と不法流通を防止するために、オンライン流通・販売業者を対象とする教育を11月14日と16日の両日開催する

○今回教育は、‘食・医薬オンライン販売、健全で安全に!’というテーマでオープンマーケット・インターネットショッピングモール・モールショッピングなどオンライン販売業者で商品企画・流通業務を担当している200人余りを対象に行われる予定。

主要内容は、▲虚偽・誇大広告及び不法流通関連規定と法令▲主な違反事例▲消費者の不満・被害事例▲よくある質問と返答など。

食品の分野は、一般的な食品をダイエット、血液循環の改善、糖尿病の治療など医薬品と誤認広告して摘発された主な事例とともに‘19年4月に施行される「食品などの表示・広告に関する法律」の主な内容、広告実証及び自主審議など新しい制度などを説明する予定

 

[RIVM]オランダの食事は少しだけ健康に

The Dutch Diet is slightly healthier

11/26/2018

https://www.rivm.nl/en/news/dutch-diet-slightly-healthier

最新食品摂取調査の結果

2012-2016年の1日あたりの果物摂取量は約120gで2007-2010より8%増えた

肉は1日100g、乳製品は350gでそれぞれ前回より8及び12%減少

砂糖入り飲料は子どもが平均620mL、成人が325mL.。期間内に減少傾向

詳細はオランダ語

(砂糖入り飲料、そんなに飲む?)

 

[Codex]コーデックス栄養部会は特別なケアを必要とする人たちの需要のために尽くす

Codex nutrition committee dedicated to those with special needs requiring special care

26/11/2018

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1171831/

CCNFSDUが11月26日からベルリンで開催

フォローアップミルク、重症急性栄養不良の子ども用のすぐ食べられる食品、栄養成分強化biofortificationの定義案、栄養表示関連項目、食品添加物、共通プロバイオティックガイドライン、ボディービル用食品などについて議論する

 

[ASA]2018全国消費者週間

National Consumer Week 2018

| ASA News | 26 Nov 2018

https://www.asa.org.uk/news/national-consumer-week-2018.html

11月26日から12月2日まで

今年の重点分野はオンライン市場、特に商品の販売

 

[ASA]ASA裁定

-ASA Ruling onBurger King Ltd

21 November 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/burger-king-ltd-a18-459609.html

小学校の近くのバス停に貼ってあったポスターが規則違反。

(子ども向けに高脂肪高塩高砂糖製品を宣伝してはならない)

 

-ASA Ruling onMcDonald's Restaurants Ltd

21 November 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/mcdonald-s-restaurants-ltd-a18-459604.html

小学校の近くに広告ポスター

 

-ASA Ruling onSubway Realty Ltd

21 November 2018

https://www.asa.org.uk/rulings/subway-realty-ltd-a18-459288.html

子どもセンターの近くのポスター。これは問題ないとされた。

 

[FSANZ]甘味料

Sweeteners            

October 2018

http://www.foodstandards.gov.au/consumer/additives/Pages/Sweeteners.aspx

消費者向け情報更新

 

[APVMA]四半期報告:2018年 7-9月

Quarterly report: July–September 2018

https://apvma.gov.au/node/39211

 

[論文]論文

-デンマークの子どもの思春期の年齢は低下し続けている

The age of puberty for Danish children appears to continue to fall

26-Nov-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-11/au-tao112618.php

平均すると、少女の初潮は母親より3か月早い

Paediatric and Perinatal Epidemiology

 

-間欠絶食:通常の減量法より優れていることはない

Intermittent fasting: No advantage over conventional weight loss diets

26-Nov-2018

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2018-11/gcrc-ifn112618.php

The American Journal of Clinical Nutritionに発表されたドイツでのRCT。150人の肥満又は過体重の参加者を、20%カロリー制限食、週の総カロリーは20%少ない5:2ダイエット、対照群の三群に分けて1年フォローした。どちらのダイエット法でも減量と健康状態の改善は同程度だった。自分に適したダイエット法ならそれでよい。

 

その他

-いくつかの新しい調査が「インチキ」幹細胞クリニックを暴露

Several new investigations expose ‘snake oil’ stem cell clinics

November 20, 2018 Paul Knoepfler

https://ipscell.com/2018/11/several-new-investigations-expose-snake-oil-stem-cell-clinics/

我々は金儲けのために‘インチキ薬snake oil’を売る幹細胞クリニックをもっと調査する必要がある。過去数年私は‘snake oil’という用語を使うことに抵抗してきたが、今やこの単語の使用頻度が増え、私自身も何が売られているのかについては率直に言う必要があると考えるようになった。この手のクリニックの最悪のものに対抗する方法の一部はメディアなどが調査することである。何が行われているのかについて白日の下に晒し患者やFDAやFTCのような規制機関あるいは法の執行機関に情報を与える。いくつかのメディアがこの分野について健康的懐疑的見方をしていることに期待している。

最新事例:CBSがカイロプラクターが根拠のない幹細胞を売っているのを隠し撮りを含めて暴露している

MediumではサイエンスライターのKaren Weintraubが「インチキ幹細胞クリニックが高値で偽りの希望を売っている」という単刀直入なタイトルの記事を書いている

News 5ではインフォマーシャルセミナーの隠し撮りをしている。注目すべきはオハイオカイロプラクターボードの理事長Greg Palkowski自身が幹細胞クリニックに関わっていることである。

シカゴニュースのチームもまた調査報道をしている。カイロプラクターが「傷ついた組織に幹細胞を注射するとあなたの失った組織が再生されて新しい軟骨や膝ができる」と言っている。そんな科学的根拠はない

 

-有毒スープ:プラスチックおもちゃのダイオキシン

Toxic Soup: Dioxins in Plastic Toys

23rd November 2018

https://www.env-health.org/toxic-soup-dioxins-in-plastic-toys/

チェコ、ドイツ、フランス、ポルトガル、アルゼンチン、インド、ナイジェリアのおもちゃのダイオキシン含量を報告した。電子廃棄物リサイクル由来のプラスチックでできた8つのおもちゃと1つのヘアピンから臭素化ダイオキシンが警戒すべき濃度検出された

56 – 3,800 pg WHO-TEQ/g

(環境NGOの共同発表)

https://www.env-health.org/wp-content/uploads/2018/11/Toxic_Soup_brochure_en_web04-1.pdf

(ルービックキューブがメイン。食べないだろうけどリサイクルプラで作られていそうではある)

 

-ゲノム編集ベビーの主張は国際的抗議を引き起こす

Natureニュース

Genome-edited baby claim provokes international outcry

26 November 2018  David Cyranoski

https://www.nature.com/articles/d41586-018-07545-0

一人の中国人科学者の驚くべき発表が、ゲノム編集の使用についての議論の多い飛躍を示す

 

Scienceでもとりあげている

CRISPR爆弾:中国の研究者が遺伝子編集双子を作ったと主張

CRISPR bombshell: Chinese researcher claims to have created gene-edited twins

By Dennis NormileNov. 26, 2018

 

他SMCでもとりあげている、報道多数