[HK]食品安全センターはソウギョのサンプルに微量のマラカイトグリーンを検出する
CFS finds traces of malachite green in grass carp samples
Wednesday, March 13, 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20190313_7373.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、定期的な食品サーベイランスプログラムにおいて、ソウギョのサンプルに微量の0.86ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。
-食品安全センターはVitasoy International Holdings Ltd. より栄養表示問題のため、Vita Gor Yin Hai アップルマンゴーティー飲料製品の自主回収に関する通知を受けた。
CFS received notification from Vitasoy International Holdings Ltd. regarding a voluntary recall of a batch of Vita Gor Yin Hai Apple Mango Tea Drink product due to nutrition labelling issue.
12 March 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/rc/subject/files/20190312_1.pdf
誤って砂糖とビタミンの濃度の更新された情報が記載されている新しいバージョンの包装を使用した。
(栄養成分が多少違うからといってリコールが必要か疑問だが香港はそう要求している)
[ODS] 亜鉛
Zinc
Fact Sheet for Health Professionals
Updated: March 13, 2019
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Zinc-HealthProfessional/
追加の食品からの亜鉛摂取としてTable2にかぼちゃの種を追加。
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Zinc-HealthProfessional/#change
[FSA] FSAは安全でない食品のリコールあるいは回収措置に対する新しいツールを開始した
We have launched new tools for withdrawing or recalling unsafe food
11 March 2019
FSAの新しいガイダンスは食品事業者がより簡単に効率的に食品安全リコールや回収措置を実施することの手助けとなることを目的としている。
https://www.food.gov.uk/business-guidance/food-incidents
このガイドではリスク評価をしたうえで安全なら回収は必要ないとしている)
[FDA]FDAはメニュー表示についての消費者向けリソースを発表
FDA Announces Available Resources for Consumers on Menu Labeling
March 13, 2019
https://www.fda.gov/Food/NewsEvents/ConstituentUpdates/ucm633211.htm
FDAは全国栄養月間を迎え消費者向け情報サイトを作ったことを発表する。一日に必要なカロリーの量などのような、栄養情報の使用に関して消費者の理解が不足しているところに集中した教材を作った。
さらにウェブのメッセージはソーシャルメディアで投稿して強化する。最新情報についてはFDAのツイッター又はフェイスブックをフォローしてほしい。
-Calories on the Menu
https://www.fda.gov/Food/LabelingNutrition/ucm604271.htm
3段階で利用する
1.自分の必要量をみつける
2.カロリー栄養情報をさがす
3.自分にとっての最良の選択をする
[FDA]消費者向け情報。果物野菜の洗浄の7つのヒント
7 Tips for Cleaning Fruits, Vegetables
03/12/2019
https://www.fda.gov/ForConsumers/ConsumerUpdates/ucm256215.htm
FDAはなるべく痛みや傷のない農作物を選び、袋入りレタスやスイカのスライスなど切られて売られている商品は、店舗や家庭で冷蔵庫内あるいは氷の上に保管するよう言っている。また、7つのポイントを提示している。
[FDA]警告文書
Phi Sciences 1/30/19
January 30, 2019
https://www.fda.gov/ICECI/EnforcementActions/WarningLetters/ucm632666.htm
未承認の医薬品、ダイエタリーサプリメントのCGMP違反、不正表示の問題。
[COT]2019年3月19日の会合の議題
COT Meeting: 19 March 2019
https://cot.food.gov.uk/cot-meetings/cotmeets/2019/cot-meeting-19-march-2019
・ホライズンスキャニング
・リン酸ベースの難燃剤
・電子タバコ
・現在EUで認可されていないある種の添加物の使用によるヒト健康リスク
・2018年次報告書案
等
カナダ主任公衆衛生事務官Theresa Tam博士からの現在のはしかのアウトブレイクとワクチン躊躇についての声明
カナダ公衆衛生局
Statement from the Chief Public Health Officer of Canada, Dr. Theresa Tam, on the current measles outbreak and vaccine hesitancy
March 12, 2019
一部抜粋
私は同僚の医療従事者に心配な保護者の質問に答える時間をとることを強く勧める、また保護者には信頼できる情報源を探して質問することを強く求める。ワクチンについての信頼できる情報源はこのサイトにリンクした
これから数週間~数ヶ月、私は関係者と協力してワクチンについての間違った情報への対策を継続する
[TGA]ウェブセミナー-補完医薬品に認められる症状
Webinar - Permitted indications in complementary medicines
https://www.tga.gov.au/webinar-permitted-indications-complementary-medicines
規制についての説明
2019年3月25日、事前登録必要
論文
-The Lancet:無作為化試験によると、蚊を殺す薬物は子どものマラリア症状を/5減らす
The Lancet: Mosquito-killing drug reduced malaria episodes by a fifth among children, according to randomised trial
13-Mar-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/tl-pss_1031119.php
イベルメクチンの反復集団投与が、より広範な薬物投与された集団での有害事象の増加無しに、5才以下の子どものマラリア症状を減らせるという最初の根拠
ブルキナファソの8つの村の2700人、そのうち590人が子ども、にマラリア感染時期に三週間ごとにイベルメクチンを投与するとマラリア症状が子ども一人あたり2.49から2に20%減らせる。The Lancet
(イベルメクチンが残留基準超過だからと食品を捨てる一方、ヒトの血を吸った蚊を殺すためにヒトに投与することもある)
-中国の心血管系疾患
Cardiovascular disease in China
13-Mar-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-03/jn-cdi031219.php
世界疾病負担のデータを解析し、1990年から2016年の中国におけるCVD罹患率を調べた。この間CVD患者は10万人あたり5265人から6037人に増加し、CVDによる死亡率は10万人あたり431人から308人に約29%低下。JAMA Cardiology
-プロバイオティクス:それは何で、何ではないかを繰り返す
Probiotics: Reiterating What They Are and What They Are Not
Gregor Reid et al.,
Front. Microbiol., 12 March 2019
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fmicb.2019.00424/full
プロバイオティクスの科学的定義が、適切な用語の使用ガイドラインとともに作られてから17年以上経った。この用語は世界中で使用されるようになった、しかし科学者は一貫して使っているが、メディアや企業は間違った提示をしたりその有用性や限界についての誤解が明らかな一般化した宣伝をしたりしている。プロバイオティクスの用語の定義に従うことと、一つの製品の研究で全分野へ一般化することを避けることが必要
-世界の小児がんの約半分が診断されていない
Natureニュース
Nearly half of global childhood cancer cases go undiagnosed
13 March 2019
https://www.nature.com/articles/d41586-019-00828-0
毎年何万人ものがん患者が見逃されている、特に医療へのアクセスが悪い国で
The Lancet Oncologyに2月26日発表された論文
その他
-学生達が気候変動対策を求めてストライキ-専門家の反応
SMC NZ
Student-led climate strikes – Expert Reaction
Published: 12 March 2019
https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/03/12/student-led-climate-strikes-expert-reaction/
ニュージーランドの国中の学生達が政治家に対して気候変動対策の緊急性を訴えて金曜日にストライキを計画している
昨年8月にスウェーデン議会の外で抗議を行った15才のGreta Thunbergが始めた国際若者運動に由来するSchool Strike 4 Climate Action NZ
3月15日金曜日に学校をサボって政治家に化石燃料を使用しない対策をとるよう要求する
先生や大人達も支持を表明している
(専門家のコメント略、概ね好意的
ストライキを計画している学生達は年齢的に選挙権が無いが気候変動の影響を受ける世代なので。)
-コロンビアのDuqueが裁判所でコカ作物を破壊するための除草剤の使用を弁護
Colombia's Duque, in court, defends use of herbicide to destroy coca crops
March 8, 2019
コカを排除するためにグリホサートの空中散布を裁判所が禁止しているのは改めるべきだ、とコロンビア大統領Ivan Duqueが火曜日に述べた。グリホサート禁止後コカの栽培が拡大していて平和への努力が脅かされている。
コロンビアは2015年にIARCがグリホサートとがんを関連させたためコカインの原料であるコカの空中噴霧を中止した。この決定が後に違憲審査裁判所に支持された。
しかし火曜日の聴聞ではその結果コカの生産が増え50年以上も続く紛争を終わらせる努力を脅かしている、とDuqueは言った。
コロンビアは世界最大のコカイン生産者で2017年は1379トンの数字を記録している。人力での排除は効率が悪く軍人をリスクに晒す。空中散布は効率よく費用も少ない。Duqueは「どんなツールも否定すべきではない。違法薬物の指数関数的増大はこの国の平和の構築を脅かす」とDuqueは言う
-カナダはホンジュラスにホメオパシー支援をするのを止める
Canada Discontinues Homeopathic Aid for Honduras
https://www.healthcarepackaging.com/article/canada-discontinues-homeopathic-aid-honduras
過去5年、カナダ政府はTerre Sans Frontières (TSF)にホンジュラスでホメオパシー支援をするため149000ドルを与えた。しかし最近のBBCの記事で公的資金を根拠のない代替療法に使うことを批判されて止める予定だと報道された
-アマゾンが自閉症「治癒」を宣伝する本を排除
Amazon removes books that promoted an autism ‘cure’
Associated Press/
Mar. 13, 2019
https://www.eaglevalleynews.com/business/amazon-removes-books-that-promoted-an-autism-cure/
アマゾン広報がその本はもう入手できないことを確認したが、追加の質問には答えなかった。先週はフェイスブックがワクチンが自閉症の原因だという間違った情報を広めているグループを見えないようにすると発表した
-この奇妙な、鱗のあるほ乳類が世界で最も密猟され、絶滅しつつある
Scienceニュース
These odd, scaled mammals are the most poached in the world—and they’re going extinct
By Amy YeeMar. 13, 2019 ,
センザンコウを保護しようとするウガンダ野生生物局(UWA)の努力は報われないだろう。
アジアの一部の国々ではセンザンコウが薬になると信じて肉と鱗の需要が高い。過去2か月、アジアとアフリカでのセンザンコウのパーツの押収は記録的多さだった。
たとえば1月16日に香港当局は8.3トンのセンザンコウの鱗を押収した。動物の数では13800頭分に相当し、ナイジェリアとベトナムから送られた。1月にはウガンダでも数千枚の鱗と象牙が没収された。コンゴ近傍由来の可能性が高い。2月7日にはマレーシアの税関が30トンの冷凍センザンコウとセンザンコウの身体の一部を押収した。
2014年に国際自然保護連盟がセンザンコウの全ての種を絶滅危惧にあると分類し2017年にはCITESが国際取引を禁止している。そしてUWAを含むいくつかの団体が保護活動を強化している。それでも状況は厳しい。
中国とベトナムで特に、万能薬とされてセンザンコウの鱗の需要が急増している。アジアの種が急速に減ったため密猟はアフリカでますます増えている。
センザンコウは繁殖が遅く年に一頭しか子どもを産まないので減った場合戻りにくい。ストレスがかかりやすく捕まえると死にやすいので研究が難しい。これまでのところ交配には失敗している
(「ナチュラル」志向の暗黒面)