2019-04-02

[EU]査察報告

新しい報告はインターネットで販売されている食品の公的管理はまだ限定的であることを発見し、加盟国での優良規範や課題を強調する

New report finds that official controls on food sold over the Internet are still limited and highlights good practices and challenges seen in Member States

08-03-2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/news_detail.cfm?id=110

食品のインターネット販売についての概要報告書

Overview report on internet sales of food

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/overview_reports/details.cfm?rep_id=127

この報告書では、主に2017年に7加盟国の保健・食品安全総局の事実調査団が得た情報に基づき、インターネット経由の食品販売の管理、加盟国の公的管理システムの取り入れ方の概要を提示している。訪問した全加盟国の管轄機関は食品のオンライン販売の管理を強化する必要性を認識しており、従来通りの調査やサンプリング活動を適合させる対策を施している。オンライン販売食品の公的管理はかなり限られており、主に登録済の食品企業管理者に集中していることが明らかになった。違反は主に健康強調表示要件に関連していた。オンラインに存在する未登録の食品企業管理者の確認は、相当数の管理者がその責任を意識することなくオンライン市場に素早く簡単に出入りできるという事実を証明している。さらにデジタルアイデンティティを変えることで公的管理を積極的に避けようとするオンライン販売業者の存在が管轄機関の障害となっている。

 

[EU]子どもの肥満の悪循環を断ち切る:委員会は市やNGOや学校へのEU健康賞を開始

Breaking the childhood obesity vicious cycle: Commission launches EU Health Award for cities, NGOs and schools

https://ec.europa.eu/newsroom/sante/newsletter-specific-archive-issue.cfm?archtype=specific&newsletter_service_id=327&newsletter_issue_id=14422&page=1&fullDate=Fri%2004%20Jan%202019&lang=default

201941日に、欧州委員会は市やNGOや学校への2019 EU健康賞を発表した。今年は子どもと若い人(6-18才)の肥満の予防や削減を探る活動に授賞する

受付は2019513日まで。各分野賞金10万ユーロ。

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 76–19                

2 April 2019

http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular7619.aspx

Saccharomyces cerevisiae由来ステビオール配糖体としてのレバウジオシドMDについてパブリックコメント募集

 植物由来ではなく発酵によって生産したものの仕様について。評価案では安全上の懸念はないとされている

 

[EFSA]最終報告書:REACHREACH 2で登録された物質に対するフードチェーンにおける潜在的な新興化学物質リスクの同定のための検査手順の適用

Final Report: Applying a tested procedure for the identification of potential emerging chemical risks in the food chain to the substances registered under REACH REACH 2

28 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1597

この研究ではEFSAが出資したパイロットスタディで以前に開発され検査されたREACH規則で登録された物質へのフードチェーンにおける潜在的な新興化学物質リスクの同定手順を適用した。

以下の物質だけが選ばれた。(a)完全登録で登録されているもの、(b)適格性基準に合っているもの(例えば、CASナンバーやSMILES記法が利用できるもの)(c)この研究で用いるモデルの適用領域内にあると考えられるもの(例えば、イオン化する化合物や金属を除く)

選定したことで、物質数を15 000から2 336に減らし、その後4つのブロックで評価した;環境への放出 (総トン数と使用パターンに基づく)、生分解(一連のアプローチで評価されたBIOWIN 予測の利用)、食品/飼料中生物濃縮 (ACCHUMANsteady モデルの利用)、毒性(発がん性、変異原性、生殖毒性、反復投与毒性の分類に基づく)

評価システムは4ブロックそれぞれに最大10得点で適用される。各ブロックで良く区別できた。この4ブロックの得点に2つの重み付けシナリオとピボットテーブルによる選択が適用された。両アプローチで評価することで、フードチェーンで「新興化学物質リスク」を示す可能性のある物質に優先順位を付けられる。

さらなるキュレーションを経て、212の「潜在的な新興リスク」、 (a)環境に放出される、および/または十分に生物に分解されないこと、(b)食品/飼料に蓄積すること、(c)急性のヒトの健康ハザードを示すこと、が確認された。この研究では、EU規制機関がそれほど評価していない、調査した暴露経路から食品中に存在する10の「潜在的な新興リスク」に綿密な評価が行われた。この10物質を選定したことは、残りの202の潜在的な新興リスクの優先順位が低いことを示すわけではない。

10物質

Hexahydro-1,3,5-trinitro-1,3,5-triazine [RDX; Hexogen]

Phenol, isopropylated, phosphate (3:1) [ip-TPP]

Melamine

1,3-phenylenediamine

2,2'-methylenebis(6-t-butyl-4-methylphenol)

Tris(1,3-dichloro-2-propyl) phosphate [TDCIPP]

Diethylmethylbenzenediamine

Bis(2-chloroethoxy)methane

Tetrahydrothiophene-1,1-dioxide [Sulfolane]

N-butylbenzenesulfonamide [NBBS]

 

[EFSA]意見等

-パルマサマースクールの登録受付中

Registration open for Parma Summer School

1 April 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/190401

2019611-13日にEFSA構内で開催されるパルマサマースクール2019「食品の安全性及び栄養のリスクと有益性」の登録を受け付けている。

食品の安全性と栄養におけるリスクと有益性アプローチの幅広い知識と見解を得ようとしている博士課程の学生、若いポスドク研究者、科学者に開講されている。この3日間のコースには、リスクと有益性の研究における理論、ケーススタディ、結果の伝達が含まれている。EU、国家機関、学界から集められた専門家の講義範囲から成る。

申請期限は2019530日。すべてのプログラムと申請の詳細はウェブサイトで入手可。登録は150人限定。

http://www.parmasummerschool.unipr.it/

 

-鶏の肥育用や産卵のための育成用、七面鳥の肥育用や交配のための育成用、マイナー家禽種用飼料添加物としてのHemicell®L (エンド1,4βマンナナーゼ)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Hemicell®L (endo1,4βmannanase) as a feed additive for chickens for fattening or reared for laying, turkeys for fattening or reared for breeding and minor poultry species

EFSA Journal 2019;17(4):5641  1 April 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5641

 

-農薬残留物摂取モデル-EFSA PRIMoバージョン3.1

Pesticide Residue Intake Model EFSA PRIMo revision 3.1

29 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1605

この技術報告書はEFSA PRIMo バージョン 3.1.に取り入れた改訂をまとめている。

 

-鶏肥育用、アヒルと七面鳥肥育用、七面鳥交配のための育成用、マイナー家禽種用(アヒルと産卵鳥を除く)、鳥観賞用の飼料添加物としてのNatugrain® Wheat TS及び TS L (エンド1,4βキシラナーゼ)の認可更新申請の評価

Assessment of the application for renewal of authorisation of Natugrain® Wheat TS and TS L (endo1,4betaxylanase) as a feed additive for chickens for fattening, ducks, turkeys for fattening, turkeys reared for breeding, minor avian species (except ducks and laying birds) and ornamental birds

EFSA Journal 2019;17(3):5652  28 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5652

 

-提出された確証データを踏まえたスルホキサフロルの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment for the active substance sulfoxaflor in light of confirmatory data submitted

EFSA Journal 2019;17(3):5633 28 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5633

果菜類(野外及び温室の散布)、ウリ科植物(野外及び温室の散布)、春と冬の穀物類(野外散布)、綿花(野外散布)の殺虫剤としての使用。野外と仮設構造の温室には、妥当なシナリオに関するミツバチとマルハナバチへの高リスクが確認された(開花時期後、雑草シナリオ、野外マージンシナリオを除く処理済穀物シナリオ)。永久構造の温室で、それらのシナリオで低暴露したミツバチ、マルハナバチ、単独性のハチ類には低リスクが結論付けられた。

 

-確証データを踏まえたγ-シハロトリンの農薬リスク評価についての加盟国、申請者、EFSAのパブリックコメント募集結果

Outcome of the consultation with Member States, the applicant and EFSA on the pesticide risk assessment for gammacyhalothrin in light of confirmatory data

28 March 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1599

英国が概要をまとめ、EFSAの科学的見解と個別に受け取ったコメントへの結論を提示した。

 

[CDC]CDCATSDRは飲料水中のPFASの健康影響研究に資金提供すると発表

CDC and ATSDR Announce Funding for Study of Health Effects of PFAS in Drinking Water

Monday, April 1, 2019

https://www.cdc.gov/media/releases/2019/p0401-health-effects-pfas-drinking-water.html

現在あるいは過去に飲料水中にPFASが存在した地域での複数箇所研究への応募を求める。最大6受領者に50万ドルから300万ドルを提供。2019530日まで電子申請すること。

PFAS汚染水に暴露された4-17才の子ども最低2000人、18才以上の成人6000人を集めて暴露と健康アウトカム(脂質、腎機能、腎疾患、甲状腺ホルモン、甲状腺疾患、肝機能、糖代謝、糖尿病、免疫応答など)を調べる

 

[CDC]CDCの成功した「元喫煙者からのコツ」キャンペーンが41日に戻ってきた

CDC’s successful “Tips From Former Smokers” campaign returns on April 1

Monday, April 1, 2019

https://www.cdc.gov/media/releases/2019/p0401-tips-from-smokers.html

新しい情緒的で強力な広告が8年目を開始する。「元喫煙者からのコツ」は喫煙に関連する病気-そしてその病気が家族に与えた壊滅的影響-で苦しんだアメリカ人の体験談をシェアする。

新しい広告にはスタートレックのスポック博士で有名な俳優Leonard Nimoyの妻であるSusan Nimoyを取り上げている。Nimoy氏は37年の喫煙で慢性閉塞性肺疾患(COPD)に苦しんだ。2015年の死亡後、彼の喫煙の危険性について人々に伝えたいという想いがCDCのキャンペーンに生きている。

 

論文

-若い日本人女性での子宮頸がんリスクの増加:日本、韓国、日系アメリカ人の1985-2012年の発生率傾向の比較

IARC

Increasing risk of uterine cervical cancer among young Japanese women: Comparison of incidence trends in Japan, South Korea and Japanese-Americans between 1985 and 2012

1 April 2019

https://www.iarc.fr/news-events/increasing-risk-of-uterine-cervical-cancer-among-young-japanese-women/

日本では、ほとんどの先進国では減少傾向にあるにも関わらず、1990年代後半から子宮頸がん発生率が特に若い女性で増加してきた。今回IARCと共同研究者がInternational Journal of Cancerに発表した研究では日本と韓国と日系アメリカ人の子宮頸がんの経時的傾向を比較した

 

-直腸結腸がんの世界的微生物特徴確立

Global microbial signatures for colorectal cancer established

1-Apr-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-04/udt-gms032919.php

大陸、文化、食事に関わらず直腸結腸がんは我々の腸内細菌の一貫した変化を示す

Nature Medicineに発表された国際共同研究

 

-研究概要:IVF後の子どものがんについての最大の研究

Research brief: Largest study of childhood cancer after IVF

1-Apr-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-04/uom-rbl040119.php

JAMA Pediatrics.

 

-マイアミ大学環境工学部がリスク評価についての論文を発表

UM environmental engineering faculty publishes paper on risk assessment

1-Apr-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-04/uom-uee040119.php

PLOS ONEに発表された論文「慢性化学物質あるいはその他健康ストレス要因と混合物の、発生疾患重症度モデルに基づく一般的用量反応関連」の紹介。ハイスループットスクリーニングで得られる細胞レベルでの反応に関するデータを、多臓器多細胞反応に反映させる方法を探った

A general dose-response relationship for chronic chemical and other health stressors and mixtures based on an emergent illness severity model

https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0211780#sec001

 

その他

-世界の「恐怖」の政治情勢は生態学者の仕事を脅かす

Natureニュース

Global political climate of ‘fear’ threatens ecologists’ work

01 April 2019  Dyani Lewis

https://www.nature.com/articles/d41586-019-01055-3

政府の方針がますます生態学者と当局を対立させる

近年の政治的ポピュリズムとナショナリズムの世界的な増加が「恐怖の情勢」を作り、生態学者の仕事と個人的な自由を脅かしているとJournal of Applied Ecologyのエディトリアルの著者は言う。科学者は人々がますます彼らの仕事を信用しなくなっていることに直面し、政府の政策変更や法律改正で環境問題に対応する生態学者が政策決定者と直接争うことになっている

写真:ロンドンのデモ「「専門家」は汚い言葉ではない」という文字

 

-トロントの公衆衛生局はワクチンの間違った情報と戦いたい

Toronto Public Health wants to combat vaccine misinformation

Francine Kopun, April 1, 2019

https://www.thestar.com/news/city_hall/2019/04/01/toronto-public-health-wants-to-combat-vaccine-misinformation.html

市の保健担当医務官が、ワクチンに関する間違った情報の拡散と戦う戦略を作る必要があるという。月曜日に報告書を発表した。カナダでは保護者の20%がワクチン躊躇で安全性と有効性に不安をもっていると推定されている。