[EFSA]ナトリウムと塩化物の参照値案―意見募集
Draft reference values for sodium and chloride – have your say
3 April 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/190403
EFSAは、EUの人々の栄養摂取量に関する科学的助言のレビューの最後の2つの成分である、ナトリウムと塩化物の食事参照値(DRVs)案についてのパブリックコメントを募集している。
ナトリウムと塩化物は、成分、調味料、防腐剤として一般的に食事に利用される塩の2つの成分である。
栄養・新規食品・食品アレルゲンに関するパネルは、暫定的に一般成人集団 (妊婦と授乳中の女性を含む) を考慮した。
・一方で循環器疾患のリスクの、他方で栄養適性についての証拠を考慮すると、1日当たり2gのナトリウム摂取量は安全で適切である。
・EUの食事における塩化物の主な供給源が塩化ナトリウムであることを考慮すると、一日当たり3.1gの塩化物の摂取量は安全で適切である。
パネルは、エネルギー必要量の差と成長要因を考慮した子どもの年齢別の値も提案している。生後6か月の乳児の適切な摂取量は6か月未満の母乳で育てた乳児の摂取量から導出された。
EFSAの暫定基準値は栄養目的でも集団あるいは個人への助言でもない。EUと加盟国の政策決定者に栄養政策の情報を提供し、消費者に健康的な食事の選択ができるよう手助けするための食事ガイドラインを発表する役にたつことを意図している。
この科学的意見が最終化される前に議論に貢献したいなら、オンラインでコメントを提出し、協議プロセスの一部として5月7日にブリュッセルで開催される技術会議に今すぐに登録してください。
・ナトリウムの食事参照値案についてのパブリックコメント募集
Public consultation on draft dietary reference values for sodium
3 April 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/190403
・塩化物の食事参照値案についてのパブリックコメント募集
Public consultation on draft dietary reference values for chloride
3 April 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/consultations/call/190403-0
[EFSA]意見等
-環境中の飼料添加物の安全性の評価に関するガイダンス
Guidance on the assessment of the safety of feed additives for the environment
EFSA Journal 2019;17(4):5648 5 April 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5648
-環境中の飼料添加物の安全性の評価に関するガイダンス案についてのパブリックコメント募集結果
Outcome of the public consultation on the draft guidance on the assessment of the safety of feed additives for the environment
5 April 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1595
[ANSES]関節用食品サプリメントは特定の集団では避けた方が良い
Food supplements for joint problems should be avoided by certain populations
News of 29/03/2019
フランスでは、関節の痛みを和らげる効果があるとされるグルコサミンおよび/またはコンドロイチン硫酸を含む食品サプリメントの利用が大幅に増加している。ANSESのニュートリビジランスの枠組みで、これらの食品サプリメントの摂取に関連する可能性のある有害影響が確認されている。このため、ANSESはこれらの製品の摂取に関連する潜在的なリスクを確認するための評価を行った。その専門家による協議の結果、ANSESは特定の集団にグルコサミンおよび/またはコンドロイチン硫酸をベースにした食品サプリメントの摂取を避けるよう助言する。
グルコサミンとコンドロイチン硫酸は私達の体内の結合組織と軟骨組織に天然に存在し、とりわけ、軟骨と腱と皮膚の構造と弾力性を守る分子である。これらの2つの成分は医薬品や食品サプリメントとしてほとんどの欧州諸国で販売されている。フランスでは、関節を快適にする効果をうたうグルコサミンおよび/またはコンドロイチン硫酸を含む多くの食品サプリメントが市販されている。
報告された有害反応
これらの食品サプリメントの摂取に関連した有害影響がニュートリビジランスシステムの枠組みでANSESに報告されている。報告された影響は、消化器疾患、腹痛、皮膚発疹、かゆみ、肝炎、紫斑(皮下出血による病斑)など非常に多様である。
ANSESはニュートリビジランスの枠組みで受け取った有害影響報告に基づき、グルコサミンおよび/またはコンドロイチン硫酸を含む食品サプリメントの摂取に関連した潜在的なリスクを確認するために専門家評価を行った。専門家は他国(欧州、カナダ、米国)で提出された報告書もレビューし、科学的文献の詳細な分析を行った。
確認された高リスク集団
専門家評価により、グルコサミンやコンドロイチン硫酸を含む食品サプリメントを摂取する特定の集団にリスクがあることが確認された。次の集団グループはそのような製品を摂取すべきではない:
・糖尿病や前糖尿病症の人、ぜんそくの人やビタミンK拮抗薬(VKA)で治療中の人。
・甲殻類や昆虫に食物アレルギーのある人(グルコサミンベースの食品サプリメントのみ)。
・ナトリウム・カリウム・カルシウム制限食の人。これらの食品サプリメントがこれらの成分の重要摂取源となる可能性があるため、
・妊婦、授乳中の女性、子供。これらの製品の安全性に関する十分なデータがないため。
さらに、製造者が取る手段で、特定の集団でのこれらの食品サプリメントの摂取に関連するリスクが消費者によりよく伝わるようANSESは助言する。
最後に、現在はないが、これらの2つの成分の頑強な安全性試験から得た安全性データに基づいて、食品サプリメント中のグルコサミンとコンドロイチン硫酸に認可された最大一日摂取量を欧州レベルで統一することが必要だとANSESは考えている。
その上、ANSESは食品サプリメントの摂取についての一般的な助言や有害影響の報告を繰り返し言いたいと望んでいる。
消費者には:
・食品サプリメントを摂取する際には医師の助言を求めること;
・複数の供給源(食品サプリメント、医薬品など)からの成分の複数摂取を避けること;
・複数の異なる食品サプリメントの同時摂取を避けること;
・シンプルな製剤の食品サプリメントの摂取を好むこと;
・公的機関が監視する流通ルートを好むこと;
・食品サプリメントの摂取を医師や薬剤師に報告すること。
医療従事者には:
・特に原因不明の生物学的異常や臨床症状が見つかった場合には、食品サプリメントの摂取について患者に尋ねること。
・気がついた食品サプリメントの摂取に関連すると思う有害影響をニュートリビジランスの枠組みに報告すること。
食品サプリメントの製造業者向には:
・気がついた食品サプリメントの摂取に関すると思われる有害影響をニュートリビジランスの枠組みに報告すること
ANSESは食品サプリメントや強化食品・飲料などの他の製品の摂取に関する有害影響を監視するために2009年に設定されたニュートリビジランス計画の運営を任されている。この枠組みでは医療従事者が報告した有害影響を確認し収集することができ、それにより消費者の安全性の強化に貢献している。
ニュートリビジランスの枠組みについての知識をさらに得るには、この発表を参照。
https://www.anses.fr/fr/node/103072
[EU]RASFF Week14-2019
警報通知(Alert Notifications)
オーストリア産クマニンニク(ラムソン)の有毒ハーブ(マムシアルム)、ドイツ産レバーパテの鉛高含有(0.89 mg/kg)、スペイン産冷凍マグロホタテ貝(キハダマグロ)のヒスタミン(431 mg/kg)、スペイン産冷凍鹿肉シチューの鉛(0.3; 0.38 mg/kg)、フランス産飼料用赤いモロコシにブタクサの種子高含有(230 mg/kg)、オランダ産食品サプリメントの未承認販売(Bioperine®)・未承認成分(ハマビシ)・未承認物質シルデナフィル及び未承認新規食品成分トンカットアリ(Eurycoma longifolia)、トルコ産青いケシの実のモルヒネ高含有(64.4 mg/kg)、イタリア産チリパウダーのホルメタネート(1.3 mg/kg;1.5 mg/kg)及びフロニカミド(1.5 mg/kg)、
注意喚起情報(information for attention)
米国産男性用食品サプリメントの未承認物質タダラフィル(13.9 mg/item)、セルビア産ひきわりトウモロコシのアトロピン(4.5 µg/kg)及びスコポラミン(4.3 µg/kg)、ギニア産パーム油の未承認着色料スーダン4 (7; 12 mg/kg)、スリランカ産チルド全形オニカマスの水銀(0.78 mg/kg)、
フォローアップ用情報(information for follow-up)
パキスタン産英国経由塩漬けライム入り瓶の蓋からのエポキシ化大豆油(ESBO)の溶出(133 mg/kg)、ドイツ産有機青い花とモリンガのブレンドティーの未承認新規食品成分チョウマメ、ベルギー産赤い糖剤の着色料ポンソー4R/コチニールレッドA高含有(68 mg/kg)、
通関拒否通知(Border Rejections)
中国産未承認遺伝子組換え(cry1Ab/Ac)有機米プロテイン、米国産殻をとったアーモンドのアフラトキシン(B1 = 10.44; Tot. = 11.42 mg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認物質ジメチルエタノールアミン(DMEA) (64.8 mg/日)、中国産生鮮生姜の根のヘキサクロロエタン(0.09 mg/kg)、インド産ペッパーの未承認物質メタミドホス(0.03 mg/kg)・アセフェート(0.05 mg/kg)及びカルベンダジム(0.48 mg/kg)、中国産竹製カップからのホルムアルデヒドの溶出(6.65 mg/dm²)、中国産ナイロン製台所用品からの一級芳香族アミンの溶出(0.49 mg/kg)、エジプト産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 154.5; Tot. = 184.1 µg/kg)、ドミニカ共和国産ナスのジメトエート(0.32 mg/kg)及び未承認物質オメトエート(0.11 mg/kg)、中国産緑茶の未承認物質トルフェンピラド(0.77 mg/kg)、ケニア産緑豆の未承認物質ヘキサコナゾール(0.100 mg/kg)、ジョージア産殻をとったヘーゼルナッツのアフラトキシン(B1 = 7.2; Tot. = 8.4 µg/kg)、
[FSAI] April Danann Nature Rebel Herbucha 天然発酵ハーブティーに表示されないアルコール
Undeclared Alcohol in a Batch of April Danann Nature Rebel Herbucha Wild Fermented Herbal Tea
Friday, 5 April 2019
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/herbal_tea_recall.html
Herbucha, April Danann Nature Rebel Herbucha 天然発酵ハーブティーに3.64%v/vのアルコールが検出された。製品写真掲載あり。
[ヘルスカナダ] 助言:アルバータ州のカルガリーにあるSunrise Lee Chinese Herbs Centreで販売されている未承認の健康製品各種は深刻な健康被害をもたらす可能性がある
Multiple unauthorized health products sold at Sunrise Lee Chinese Herbs Centre in Calgary, Alberta, may pose serious health risks
April 5, 2019
https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2019/69530a-eng.php
ヘルスカナダはアルバータ州のルガリーにあるSunrise Lee Chinese Herbs Centreで販売されている健康製品は深刻な健康被害をもたらす可能性があると市民に助言している。製品に精力増強剤、風邪用錠剤及び皮膚用クリームがあり、クロルフェニラミンマレイン酸塩、クロルテトラサイクリン塩酸塩(HCI)、デキサメタゾン、ジアセチルジフェノールイサチン(オキシフェニサチン)、ジクロフェナク、フルオシノニドクリーム、ヨヒンビンを含む。製品写真あり。
[FDA]FDAとCBPは公衆衛生と安全を保護するために連携を強化する
FDA and CBP bolster collaboration to protect public health and safety
April 4, 2019
https://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm635270.htm
FDAと米国関税局(CBP)のリーダーは、本日国内の国際郵便施設(IMFs)及び通関手続地を介して米国に入る公衆衛生を脅かす違法かつ有害な製品を阻止するために、監視と発見能力を最大限にする協定に合意した。
[NTP]ニュースレター
NTP Update April 2019
https://ntp.niehs.nih.gov/update/index.html
SOT報告、プレゼンスキルトレーニング、環境健康ABC小冊子の紹介
[BfR]植物保護製品に含まれる有効成分の評価におけるさらなる公開性と透明性-有効な法に基づき
More openness and transparency in the assessment of the active substances contained
in plant protection products - on the basis of valid law
BfR Communication No 006/2019 of 20 March 2019
BfRは現在、BfRの同意無くインターネットに公表されているグリホサートについてのBfRのペーパーに関する質問を受け取っている。問題のペーパーは2015年にBfRが書いた付記Iのドイツ語の要約である。BfRがこのペーパーの著作権を有している。基本的に如何なる第三者もこれを同意無く公表することはできない。従ってBfRは科学機関として権利を行使している。
この件は科学的評価とは関係ない。付記Iは何年も前にEFSAのウェブサイトに公表されている。従って専門家が認めた結論の全ては公開されている
[ProMED]ヒキガエルの毒性 米国:(フロリダ)犬死亡
Bufo toad toxicity - USA: (FL) dog death
2019-04-06
http://www.promedmail.org/post/6408267
Date: Wed 3 Apr 2019 Source: ABC Action News
タンパの女性が、彼女の犬がヒキガエルと接触したあと死亡したという。犬を外に出したところ、大きなヒキガエルを口にくわえているのを目撃し、その後倒れて口から泡を吹いて死亡した
[ProMED]有毒藻類:藍藻、神経変性疾患関連
Toxic algae: blue-green algae, neurodegenerative disease association
2019-04-05
http://www.promedmail.org/post/6406835
Date: Wed 3 Apr 2019 Source: Albawaba.com [edited]
ALSやアルツハイマー病の原因としての砂漠の藍藻毒素(BMAA)の役割についての仮説
砂漠のダストに含まれるものが湾岸戦争に従事した軍人のALS発症に関連するのではないかという説と、グアム島の村人の病気の多さがフルーツコウモリを食べるからではないかという説。フルーツコウモリが食べるソテツの仲間の実はBMAAが多い。BMAAはソテツの根にいるシアノバクテリアが作る。(という説があるがそうではないという論文もある)
[SFA]シンガポール食品局の創設
FORMATION OF THE SINGAPORE FOOD AGENCY
1 April 2019
ミッション:安全な食品の供給を確保する
ビジョン:全ての人のために安全な食品を
SFA
Singapore Food Agency
[CFIA]CFIAクロニクル 2019年春号
The CFIA Chronicle – Spring 2019
2019-04-04
季刊ニュースレター
[NASEM]分散剤は海での大規模重油流出時の影響を管理する有効な手段になりうる、報告書が結論
Dispersants Can Be an Effective Tool for Managing Impacts During a Major Marine Oil Spill, Report Concludes
April 5, 2019
NASEMの新しい報告書「海洋重油流出対応における分散剤の使用」は海洋重油流出応答における分散剤の有効性と影響を検討し、有用なツールとなりうると言う
[Codex]コーデックスは生物農薬の規制の調和を探る
Codex looks to harmonise regulation of biopesticides
06/04/2019
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1189277/
2019年4月8-12日に中国マカオで開催される専門家会合では生物農薬の国際参照ガイドラインの提案について議論する
生物農薬には主に3つのクラスのものがあり、生化学農薬は交配に干渉するなどの毒性によらないメカニズムで害虫をコントロールするもの、微生物農薬はウイルスや真菌や細菌が有効成分、植物由来製品は植物が自分自身で作る物質。
-世界中の健康を祝福する-2019年4月7日
Celebrating health around the world - 7 April 2019
04/04/2019
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1189111/
世界保健デーは「全ての人に健康を-誰もが、どこでも」を呼びかける、そしてこのことはコーデックスのビジョン「あらゆる場所の全ての人のために、安全で質の良い食品を」を再認識させる。
[WHO]世界保健デーにWHO事務局長による声明
Statement by WHO Director-General on World Health Day 2019
6 April 2019
WHOは1948年4月7日に明確で野心的な目的をもって生まれた:全ての人々が達成可能な最高水準の健康を謳歌する世界を目指して。
(以下略)
論文
-医療用の新しい大麻製品に関する「情報の真空地帯」を埋めるための新しいガイダンス
Fresh guidance to fill 'information vacuum' on new cannabis products for medicinal use
6-Apr-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-04/uob-fgt040419.php
BMJに発表された医師向けの大麻ベース製品やカンナビノイドを処方する才の暫定的助言。
2018年11月の政策の変更により登録された専門医は大麻由来製品を処方できるようになったが、これまでこれらの製品についての研究は限られていてその有用性や害についての情報が不足している。
大麻植物は144以上の異なるカンナビノイドを作り、一部の医療用製品は植物由来のTHC/CBDを含むがあるものは合成品を含む。CBDは医療用でない製品としても販売されている。科学的知見の乏しさと混乱する各種宣伝の中で医師や患者は当惑するだろう。
重要なメッセージは、オンラインや健康食品店で販売されているCBD製品は品質基準が無く医療用製品として扱ってはならない、ということである。
(英国の話。食品として販売=品質はいいかげん)
-ストリートで販売されている大麻には糞が
Street cannabis 'contains dangerous amount of faecal matter'
04 April 2019
https://www.bbc.co.uk/news/amp/world-europe-47811251
マドリッドのストリートで売られている大麻樹脂には危険な量の糞便汚染がある、と研究が言う
Forensic Science Internationalに発表
-グルテンフリー表示されたレストランの食品のグルテンを測定
Study measures gluten in gluten-free labeled restaurant food
5-Apr-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-04/cums-smg040519.php
American Journal of Gastroenterology。グルテンフリーピザやパスタの半分以上からグルテンが検出され、グルテンを含まないと考えられる食品の1/3からグルテンが検出された。
-食品成分を含むせっけんを使っていた二人の患者の食物誘発性アナフィラキシー
Food-induced anaphylaxis in two patients who were using soap containing foodstuffs.
Tamagawa-Mineoka R, et al.,
Allergol Int. 2018 Jul;67(3):427-429.
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S132389301830039X?via%3Dihub
日本の報告、オープンアクセス。
Lushのトウモロコシを含むLet The Good Times Rollで3か月洗顔していてトウモロコシスナックでアナフィラキシーになった症例と、ポーラファルマのアデルマウォッシングバーで全身を約6年洗っていてナッツアレルギーになった症例
(食べものを食べもの以外に使ってはいけない
三ヶ月で感作ってやたら強力だなと思ったらこれかぁ
毎日が晩餐Let The Good Times Roll
https://jn.lush.com/products/cleansersscrub/let-good-times-roll
「粒子の大きさが異なる2種類のトウモロコシパウダーがスクラブとなって毛穴の汚れや古い角質を除去」アレルギーになる方法。安全性考えたらあり得ない商品多数)
-ガルシニアカンボジア誘発性の可能性のある神経症を伴う躁病:症例報告
Possible Garcinia cambogia-Induced Mania With Psychosis: A Case Report.
Nguyen DC, et al.,
J Pharm Pract. 2019 Feb;32(1):99-102.
米国、若い女性の症例
-ポンポンシード(オオミフクラギ、自殺の木)の意図的摂取による心毒性
Cardiac Toxicity from Intentional Ingestion of Pong-Pong Seeds (Cerbera Odollam).
Wermuth ME, et al.
J Emerg Med. 2018 Oct;55(4):507-511.
米国中毒センターに報告されている6例についての記述。強心配糖体を含むが抗ジゴキシン免疫FABは効果がない
(キョウチクトウの仲間、名前がかわいいのに猛毒)
-チロキシン誘発性周期性四肢麻痺:栄養サプリメントの希な合併症
Thyroxine-induced periodic paralysis: a rare complication of nutritional supplements.
Cheema MA, et al.
BMJ Case Rep. 2018 Dec 13;11(1).
甲状腺ホルモンを含むダイエタリーサプリメントの使用で低カリウム血症、四肢不全麻痺の症例。
-減量ダイエタリーサプリメントのリスキーな側面:不整脈に干渉し突然の心停止をおこす
The risky side of weight-loss dietary supplements: disrupting arrhythmias causing sudden cardiac arrest.
Inayat F, et al.,
BMJ Case Rep. 2018 Dec 19;11(1).
ヒドロキシカットHydroxycut とメタブーストMetaboostを使用して心室細動に関連する心停止をおこした女性の症例報告
-生殖補助医療による妊娠中の女性のダイエタリーサプリメントやハーブ医薬品の使用-台湾出生コホートの研究
Uses of dietary supplements and herbal medicines during pregnancy in women undergoing assisted reproductive technologies- A study of taiwan birth cohort.
Lin CY et al.,
Taiwan J Obstet Gynecol. 2019 Jan;58(1):77-81
生殖補助医療(ART)を使用している女性集団は使っていない女性集団より妊娠中のサプリメントやマルチビタミン、魚油、カルシウム、ハーブ医薬品の使用が多い。マルチビタミン、カルシウム錠剤、ニンジン、Suz-Wu-Tangの摂取は低出生体重と関連した。
その他
-製品レビュー ココナツウォーターレビュー
コンシューマーラボ
Coconut Waters Review
Initial Posting: 4/7/19
https://www.consumerlab.com/reviews/best-coconut-water-review-and-comparison/coconut-water/
一製品は糖の量が不正確、さらに製品によりナトリウム、マグネシウム、カリウムの量が相当違う
-「犬に死刑」:如何にして反ワクチンムーブメントがペットに拡大しているか
'Sentencing their dog to death': how the anti-vax movement spread to pets
Fri 5 Apr 2019
シドニーの獣医師がここ数週間何度も同じ質問に出くわしている:「この予防接種で私の犬が自閉症になる?」本当に馬鹿げている。反ワクチンで犬パルボウイルスのような真に恐ろしい病気のリスクに晒すのは死の宣告である。犬も人も予防接種で自閉症になることはない。そもそも犬に自閉症などというものはない。
(馬の話も出てくる長い記事)
-如何にして環境左派が母なる自然の首を絞めているか
How the Green Left is Choking Mother Nature
Posted by RiskMonger on April 1, 2019
https://risk-monger.com/2019/04/01/how-the-green-left-is-choking-mother-nature/
(環境保護を訴えるはずが、技術を否定し対策を拒否することで結局環境にダメージを与えるという点。)
-小さな虫を科学的伝説にした遺伝学者Sydney Brenner死亡
Natureニュース
Geneticist Sydney Brenner, who made tiny worm a scientific legend, dies
05 April 2019
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01128-3
欧州分子生物学会(現在のEMBO)創設メンバー。92才で死亡
-トランプが解雇した気候委員会が米国の温暖化対策に役立つ計画を発表
Climate panel axed by Trump releases plan to help United States deal with warming
04 April 2019
https://www.nature.com/articles/d41586-019-01090-0
米国海洋大気庁が2015年に温暖化に適応するための委員会を作った。2017年にトランプ政権が委員会を解散させたが、メンバーはニューヨーク州、コロンビア大学、米国地質学会等の資金提供を受けて仕事を続け、報告書を発表した。
(アメリカはこういうところがすごい)