[DEFRA]政府はプラスチックのストロー、かき混ぜ棒、綿棒を禁止するための対応をする
Gove takes action to ban plastic straws, stirrers, and cotton buds
22 May 2019
https://www.gov.uk/government/news/gove-takes-action-to-ban-plastic-straws-stirrers-and-cotton-buds
Michael Gove環境大臣は本日、圧倒的な世論の支持を受けて、イングランドではプラスチックのストロー、飲料用かき混ぜ棒、プラスチック軸の綿棒を禁止すると確認した。意見募集の結果それぞれの禁止に80%、90%、89%が賛成だった。医学的理由で必要な人には薬局で購入できるようにする。
パブリックコメントの結果
Consultation outcome
Single use plastic: banning the distribution and/or sale of plastic straws, stirrers and plastic-stemmed cotton buds in England
https://www.gov.uk/government/consultations/single-use-plastic-banning-the-distribution-andor-sale-of-plastic-straws-stirrers-and-plastic-stemmed-cotton-buds-in-england
件数は1602。
[WHO]世界禁煙デー
World No Tobacco Day
31 May 2019
https://www.who.int/campaigns/world-no-tobacco-day/world-no-tobacco-day-2019
FSSAI
https://fssai.tk/
ウェブサイト刷新
メディアコーナーから
The Salt Example
May 20, 2019
https://fssai.tk/upload/media/FSSAI_News_Salt_Express_20_05_2019.pdf
主食に必須栄養素を強化することは貧血対策に重要
(添加物だから反対とか言っている場合じゃない)
[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果
輸入検査課
-2019-05-03
http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43051
2019.4.26〜2019.5.2
-2019-04-26
http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43048
2019.4.19〜2019.4.25
[MFDS]リサイクルPET食品容器の製造可否の実態調査
食品安全管理課 2019-05-02
http://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43050
食品医薬品安全処と環境省は、最近、再利用PET(ポリエチレンテレフタレート)で食品容器が製造されているというマスコミ報道と関連して、5月2日から全国のPETリサイクル業者と食品器具・容器製造業社を対象に実態調査を実施している。
〇 食薬処は▲再利用PETフレークの使用可否及び基準に準拠するかどうか▲食品器具などの製造業社販売の内訳などを調査し、環境省はPETリサイクル業者に対して適正再利用可否及び環境管理などを点検する。
○ 食品用器具・容器は、「器具及び容器・包装の基準及び規格」で、最終製品の材質別規格と原材料が備えるべき基準などを決めていて、基準の両方に適合するように製造しなければならない。
- 器具・容器の原材料は、安全性である必要があり、再利用PETを原料で使う場合、加熱・化学反応などによって原料物質などに分解して精製後再び重合したものだけが認められている。
* PETの材質別溶出規格規定項目 : 鉛、過マンガン酸カリウム消費量、総溶出量、アンチモン、ゲルマニウム、テレフタル酸、イソフタル酸、アセトアルデヒド
〇 参考、最近3年間市中に流通されているPET器具・容器製品を回収して検査した結果、鉛、過マンガン酸カリウム消費量、総溶出量など溶出規格を超過する製品はなかった。
政府は、今回の実態調査で違反業者に対しては告発など措置をし、違反行為について再点検するなど不法行為が根絶されるように最善の努力を尽くす。
[MFDS]「共に食品安全、健康的な大韓民国」
食品安全政策課 2019-05-09
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43432
□ 食品医薬品安全処は、第18回食品安全の日を迎えて「共に食品安全、健康的な大韓民国」をテーマに、食品の安全性を確約する記念式を5月10日開催する。
〇 「食品安全の日(5月14日)」は、食品の安全性の重要性を周知し健康な食品を生産‧製造‧流通‧消費するための国民的コンセンサスを拡散するため記念日に指定して運営してる。
* ‘16年12月、「食品安全基本法」の改訂によって食品安全記念日に指定
○ この日の記念式には、国際食品規格委員会(CODEX) Tom Heilandt事務総長、米国FDA食品専門家、消費者団体と産業界の代表などが参加して食品安全の日を祝う。
〇 また、食品安全功労者計148人に勲・褒章及び表彰が授与される。
〇 参考で、食品の安全の日記念式行事が開催されるこの日、食品安全博覧会(5.10.~11.)も同時開催され、
- 国民誰でも参加できる食中毒予防及びスマートハサップ体験館、クッキングクラス、食品の安全クイズショー、食品産業などが運営する食品提供ブースなど、様々なプログラムが用意されている。
- 特に今年は、「甘さ控えめ、塩分控えめでより健康的」食生活実践をテーマに子供のための健康おやつ、高齢者のための健康チェック‧栄養相談、会社員のための健康コンビニなど、実生活で応用できる機会を用意した。
添付1.食品安全の日記念式日程
2.食品安全の日記念式政府賞対象者
-5.7〜21日、食品安全週間、様々な国民参加行事用意
食品安全政策課 2019-05-07
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43429
□ 食品医薬品安全処は、第18回食品安全の日(5月14日)を迎え、5月7日から21日までを食品安全週間に指定して「一緒に食品安全、健康的な大韓民国」をテーマに様々な行事を開催する
□ 食品安全週間に開催される主要行事は、▲食品安全博覧会(5.10~11日)▲国内‧外学術シンポジウム(5.4.~17日)▲地域の祭りと連携した6地方食品医薬品安全庁の食品安全広報など。
[MFDS]5月の家庭の月迎え食医薬安全情報の提供
健康機能食品政策課 2019-05-02
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43423
□ 食品医薬品安全処は、5月家庭の月を迎えプレゼント用健康機能食品、化粧品、医療機器を賢く購入して正しく使う方法を提供する。
■ 健康機能食品購入要領及び摂取の注意事項
〇 両親の健康管理のための親孝行の贈り物で健康機能食品を購入する時、「高血圧、糖尿、関節炎、高コレステロールなど慢性疾患の予防や治療に効果がある」という表示‧広告と勧誘に惑わされて購入する事がないように注意。
* 慢性疾患の順位(‘18年) : がん、心臓‧脳血管‧肝疾患、糖尿病、高血圧性疾患など
* ‘17年健康機能食品販売上位品目(売上高、億ウォン): 紅参(10,353)、ビタミン及びミネラル(2,259)、プロバイオティクス(2,174)、オオアザミ抽出物(1,038)、EPA及びDHA含有油脂(619)、アロエ(527)、ルテイン(357)、ガルシニアカンボジア抽出物(294)
- 健康機能食品は健康に役立つが、病気を治療する医薬品ではないので治療薬のように広告するのは違法。
○ 併せて、食薬処が認めた健康機能食品には「健康機能食品」というフレーズとマーク、GMP認証マークが表示されているので確認後、購入してほしい。
- 許可された製品かどうかは、食品安全の国ホームページまたはスマートホンアプリ(食品安全の国)で製品名や店名などを検索すれば容易に確認できる。
○ 健康機能食品は製品に表示された摂取量、摂取方法、摂取時の注意事項に基づいて摂取するように。
病気で治療を受けたり、医薬品を服用しているなどの場合には、医師と相談して摂取することが必要。
○ 健康機能食品を摂取して意図しなかった異常事例が発生した場合、「健康機能食品異常事例申告センター(1577-2488)や食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)」を利用して申告してください。
■ 化粧品購買要領及び注意事項
〇 家庭の月を迎えてプレゼント用に、化粧品セットなどを購入する時には製品の外部包装や容器などに表示されている使用期限(または開封後の使用期間)などを入念に確認してほしい。
- また、贈られる方が、通常のアレルギーなどがあったら、化粧品成分を確認して該当アレルギーを誘発する可能性がある成分が入っている製品は避けた方が良い。
○ 子供の日を迎え、子供に化粧品をプレゼントしようとする場合、使用上の注意事項の表示を確認して安全事故に注意する必要がある。
- 特に、フェイスペインティングなど扮装用化粧品は、購入する前に化粧品なのか工業製品なのか確認して、化粧品ではない工業製品(色彩絵の具など)を肌に使わないように注意する必要がある。
* KCマーク、学用品、子供向け玩具と表示された製品は化粧品ではない。
○ 化粧品は、皮膚の美容や清潔などのために使うものなので、治療・予防など医薬品と類似の効能・効果を標榜する広告に惑わされて購入する事がないように注意。
単に値段が高い化粧品をプレゼントするよりは、肌の乾燥や紫外線脆弱など皮膚の特性、好ましい製品タイプなどを考慮するのがギフトに役立つ。
また、機能性を認められていない一般化粧品を「しわ改善」、「美白」及び「紫外線遮断」のような機能性化粧品のように広告する事例もあり、製品を選ぶ時「機能性化粧品」文言または図案を確認した後購入してほしい。
■医療機器の購入のヒントと正しい使用方法 (省略)
■ 海外直輸入製品購買時注意事項
〇 海外直輸入製品は正式輸入通関製品とは違い、安全基準に適合するか検査を受けてないので購入時の注意が必要。
〇 海外直輸入食品は、国内輸入食品のインターネット購入代行業登録営業者が代行した製品を購入するのが海外のインターネット販売サイトから購入するのより安全で、購入代行食品は、輸入申告を介しての製品なのか確認されている。
〇 消費者が海外のインターネットを介して直接購入する食品には、食品に使うことができない成分が含まれていることがあり、製品を選択する時、製品名、成分名などを必ず確認して購入しなければならない。
- 副作用の懸念がある医薬品成分などが含有されていて、国内で搬入が禁止される海外食品は、ウェブサイトで食品の情報を提供しているため、購入する前に製品名を検索して通関可能かどうかを確認してほしい。
* 食薬処が‘18年に海外サイトでダイエットなどを標榜する製品1,300個を直接購入して検査した結果、95製品から食品に使うことができない医薬品成分などが検出された
- 参考で、我が国で食用が可能な食品原料は食品安全情報ポータルサイトである食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)‘食品原料リスト’で確認できる。
[MFDS]重金属が基準を超過して検出された農産物 「牛膝」製品の回収措置
農畜水産物安全課 2019-05-01
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43421
食品医薬品安全処は、京畿道の会社が包装‧販売した国内産‘牛膝’から、重金属「カドミウム」が基準(0.7mg/kg)超過(1.7mg/kg)検出され該当製品を販売中断及び回収措置する
[MFDS]国民請願安全検査制「ノニ粉・丸製品」の調査結果
顧客支援担当官 2019-05-01
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43417
食品医薬品安全処は、オンラインなどを通じて流通‧販売されている粉末‧丸製品計88個を回収して検査した結果、金属異物の基準(10㎎/㎏)を超過した「ノニ粉末」など22の製品について販売中止及び回収措置した。
〇 また、ノニ粉末‧丸・ジュースなどノニを原料とした製品を対象に、オンライン虚偽‧誇大広告行為を点検して、病気の予防‧治療効能などを標榜して販売する196のサイト、65の製品と販売業者104ヶ所を摘発して、放送通信審議委員会にサイトのブロックを要請した。
□ 今回の調査は、「国民請願安全検査制」を通じて多数の国民が推奨(‘18年12月1日から’19年2月28日まで)し、審議委員会の審議を通じて選定された「ノニ製品」を対象に行った。
〇 検査項目は、金属異物と細菌数・大腸菌群・大腸菌などであり、疾病の予防・治療に効果があると虚偽・誇大広告するノニ製品に対して、追加で血圧降下及び利尿剤など医薬品成分23種の含有可否を検査した。
○ 検査の結果、88製品中22製品が金属異物基準超過で不適合で、残りの検査項目は検出されなかった。
- 金属異物が基準を超過した「ノニ粉末、丸」(食品の種類: その他加工品など)製品などは、販売中止及び回収措置し、該当の製品を購入した消費者には販売業者や仕入先に返品することを要請した。
〇 オンラインショッピングモールなどで販売されているノニ含有製品を対象に、虚偽‧誇大広告行為を点検して、計196の販売サイトを摘発して、該当のサイトは放送通信審議委員会などにブロック要請した。
- 虚偽‧誇大広告のタイプは▲抗炎症、抗癌など病気の予防及び治療に効能‧効果(152件)▲抗酸化効果など健康機能食品誤認‧混同(15件)▲消費者誤認・混同などその他不当な表示・広告(29件)など。
- また、ノニ原液100%と広告しながら「ノニジュース」製品を販売している430のオンラインショッピングモール(51製造業社)を調査した結果、精製水を交ぜて作った製品を販売したショッピングモール36ヶ所を摘発した。
〇 参考で、粉砕工程を経る製品に対しては、食品製造基準*を強化し、すべての粉末製品を製造する時は磁石を利用して鉄粉を除去するように義務化(「食品の基準及び規格」改正案行政例と、‘19.4.30.) するなど安全性確保のための制度を強化して行く予定であり、
* 粉末、粉、丸製品の製造時、粉砕した後1万ガウス以上の磁石で鉄の粉を除去し、磁石の磁力が維持されるように定期的に洗浄・交替
- 現在、輸入通関段階安全管理強化のためにノニ粉末製品に対する金属性異物検査とベトナム・インド・米国・インドネシア・ペルーのノニ含有(50%以上)製品に対する金属性異物検査命令を実施している。
[MFDS]天然香料レシピに発酵、酵素処理方法の追加
添加物基準課 2019-04-30
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43415
□ 食品医薬品安全処は、様々な食品を開発できるよう、天然香料の製造方法を改善し合成香料物質114種を新規で指定することを主要内容とする「食品添加物の基準及び規格」告示改正案を4月30日行政令とする。
今回改正案の主要内容には、▲天然香料の製造方法に発酵、酵素処理追加▲合成香料114種の新規指定▲マヨネーズにソルビン酸許容▲金箔の使用対象食品の拡大などが含まれる。
○ 様々な香料を開発できるように、これまでの天然香料の製法で抽出、蒸溜など物理的な方法のみ許容していたものを発酵、酵素処理も可能になるように改善しました。
○ また、様々な食品製造に活用できるように、国際的に使っていて安全性が確認された酢酸(acetic acid)など計114種を合成香料に新規指定した。
○ 国際基準との調和のために保存料用途で使われるソルビン酸をマヨネーズにも使えるようにした。
○ 金箔は、外部コーティングまたは装飾用としてお菓子類など一部食品にのみ使うことができたが、すべての食品に使うことができるように拡大した。
[MFDS]健康機能食品の安全基準の強化及び合理的制度改善
食品基準課 2019-04-30
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43414
□ 食品医薬品安全処は、‘18年の健康機能食品の再評価の結果を反映して、ビタミンDなどの機能性原料5種*について摂取時の注意事項の新設などを主要内容とする「健康機能食品の基準及び規格」改正案を4月30日に行政予告する。
* ビタミンD、EPA及びDHA含有油脂、ノコギリヤシ実抽出物、グルコサミン、フラクトオリゴ糖
○ 改正案の主要内容は、▲機能性原料5種に対する摂取時の注意事項新設、重金属規格改訂、機能の内容及び一日摂取量の変更▲油脂の酸敗管理規格新設▲ビタミン一日摂取量単位の追加など。
- 再評価結果によって、機能性原料5種それぞれの摂取時の注意事項*を新設して、フラクトオリゴ糖は確認されない機能の内容**を削除して、グルコサミンに対してはヒ素規格(総ヒ素4.0以下)を追加して安全性と機能性が確認された一日摂取量に変更***した。
* 例示)EPA及びDHA含有油脂に「医薬品(抗凝固剤、抗血小板剤、血圧降下剤など)服用時専門家に相談すること」など新設
** フラクトオリゴ糖の機能性の内容から「有害菌の抑制・カルシウム吸収」削除
*** グルコサミン一日摂取量を1.5~2gから1.5gに変更
- 油脂の酸敗管理のためにEPA及びDHA含有油脂にアニシジン価*と合計酸化価** 規格を新設しました。
* アニシジン価 : 油脂酸敗時形成される2次酸化物を測定する試験法
** 総酸化価= (2 ×過酸化物価) + アニシジン価
- ビタミンA、D、Eの一日摂取量の単位をマイクログラム(μg)またはミリグラム(mg)の外に、IU(International Units)でも換算して表示することができるように改正。
* (単位換算)ビタミンA: 1RE = 3.33 IU、ビタミンD: 1㎍ = 40 IU、ビタミンE: 1㎎ = 1.49 IU(D-型)、2.22 IU(DL-型)
□ 一方、食薬処は同日、「健康機能食品の機能性原料及び基準・規格認定に関する規定」と「食品、食品添加物、畜産物及び健康機能食品の賞味期限設定基準」の改正案を行政令とした。
○「健康機能食品機能性原料及び基準・規格認定に関する規定」改正案の主要内容は、▲医薬品と同じか類似していないことを確認する資料を提出範囲から削除▲摂取量評価資料認定範囲を国外で食品として最近5年間流通・販売されている資料に拡大▲子供など特定対象群を摂取対象とする機能性原料に対する提出資料明確化など。
○ 「食品、食品添加物、畜産物及び健康機能食品の賞味期限を設定基準」改正案の主要内容は、▲賞味期限の設定、実験省略のための類似製品と比較する項目明確化▲実験の指標自主選定、類似製品を比較対象に拡大など規制事項の改善▲関連法令の改訂事項を反映など。
食薬処は、今後も健康機能食品の安全は強化して消費者の健康は保護する一方、安全とは無関係な規制は合理的に改善して業界の問題点を解消して行くと発表した。
[MFDS]食品医薬品安全処、生活の中の有害物質の安全情報提供
消費者危害予防政策課 2019-04-29
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43407
□ 食品医薬品安全処は、有害物質の正しい情報提供のために、4月から定期的に生活の中の有害物質の暴露量を減らす、毒性情報を中心としたビデオ、カードニュース、ニュースレターを提供する。
○ 今回の情報提供は、「有害物質を正しく知る」事業の一環で、国民が懸念する有害物質に対する詳細な情報を提供して、漠然とした不安感を解消する一方、消費者が「有害物質の暴露量を減らす」を実践するために用意した。
□ 主要内容は、国民の関心事項、安全問題、季節など時期を考慮して、▲食品用器具-フタル酸類(4月)▲梅酒-シアン化合物(5月)▲堅果類-カビ毒(6月)▲ごま油-ベンゾピレン(9月)など。
○ 一般人を対象には、食品などの摂取・料理時の注意事項などをカードニュースと動画で提供し、関連の専門家には毒性情報提供システム(Tox-info)*の最新の研究結果、規制動向などを体系的に整理したニュースレターで提供する予定。
[MFDS]輸入ビールなどグリホサート(Glyphosate)の検査結果
輸入流通安全課 2019-04-29
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43405
□ 食品医薬品安全処は、輸入ビールやワインからグリホサート*が検出されたという海外の情報に関連して、国内で輸入されて流通しているビールとワインについて回収・検査を実施し、その結果を発表する。
* グリホサートは、IARCがGroup 2Aに分類しているが、諸外国(欧州食品安全機関(EU/EFSA)、アメリカ環境保護庁(EPA)、日本の食品安全委員会など)では、食品からの摂取による発がん性はないと評価する
○ 今回の検査では、米国共益研究団体(PIRG、Public Interest Research Group)が発表した20(ビール15種、ワイン5種)製品のうち国内に輸入された11(ビール10種、ワイン1種)製品と国内で流通している輸入ビール30製品を含む合計41の製品について実施し、全てのグリホサートが「不検出」と確認された。
- また、去年5月に国内で製造・流通されているビール10製品を回収・検査した結果でもグリホサートは検出されなかった。
※ これまで海外でグリホサートが検出されたという情報が発表(0.3~51ppb= 0.0003~0.051㎎/㎏)されてきたが、米国環境保護庁(EPA)、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)などは安全なレベルであることを発表しており、国内の専門家諮問会議でも、人体に懸念がないことが確認された
○ 参考に、今回のグリホサート検査は国際的基準によって確立された試験法である質量分析法(LC-MS/MS)を使って、EU·日本などで不検出レベルで管理している10ppb(0.01㎎/㎏)を適用した結果である。
※ 米国PIRGの抗原抗体反応検査法(ELISA)は、干渉物質の影響などで実際より高い結果を出すことがあり、国際的に残留農薬検査など公認された分析法にはなっておらず、国内の専門家諮問会議でもLC-MS/MS法がELISA法に比べて正確な分析法であることを確認している
(Shelley McGuireが民間団体による母乳からグリホサート検出という報告にきっちり測定したら検出されないという論文を書いたら嫌がらせを受けるようになったという話があるのだけれどhttps://biofortified.org/2017/09/glyphosate-breast-milk/、韓国の公的機関にはさすがに攻撃しないのだろう)
[MFDS]WTO紛争解決機関、日本産輸入食品の紛争最終判定を採用(共同配布)
輸入食品政策課 2019-04-29
http://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43404
□ ’19.4.26. 世界貿易機関(WTO)の紛争解決機関は、全加盟国が参加する定例会議で日本原子力発電所事故による韓国政府の日本産食品(水産物含む)の輸入規制措置が「WTO衛生及び植物衛生(SPS)」協定に違反しないという内容の最終判定を公式採択した。
○ 今回の採択によってWTO規定上上訴の判定が公式となり紛争当事国に対して効力を持つようになる。
< 紛争の主要経過 >
- ‘11. 3.14. 福島原子力発電所事故直後、韓国政府は日本産食品に対する輸入規制装置実施(輸入時放射能検査、一部品目輸入禁止)
- ‘13. 9.9. 東京電力原発汚染水流出発表(’13.8.8.)後韓国政府は臨時特別措置* 施行
*①福島周辺8個県のすべての水産物輸入禁止、日本産食品からセシウムが微量検出された場合には追加17核種の検査証明書要求、国内外食品に対するセシウム基準強化(370→100Bq/kg)
- ’15.5.21. 日本政府、韓国措置中一部*についてWTO提訴
* ① 8県の28種水産物輸入禁止と日本産食品でセシウム微量検出時追加17核種検査証明書要求
- ’18.2.22. WTOパネル(1審)、判定報告書全加盟国回覧及び対外公開
* 片側提起4争点中不合致3件(差別性・貿易制限性・透明性)、合致1件(検査手続き)
- ’18.4.9. 韓国政府、パネル判定についてWTO上訴提起
- ’19.4.11. WTO上級委員会(最終審)、判定報告書全加盟国回覧及び対外公開
* 片側提起4争点中一部手続き的争点を除いた事実上すべての争点で1審判定破棄
- ‘19.4.26 WTO紛争解決機関、最終判定公式採択
政府代表団は、今回のWTO紛争解決機関の会議に参加して、提訴から最終判定に至るまで約4年間にわたるWTO上訴機関、パネル及び事務局の努力に感謝を表する一方、WTO上訴機関の判断を高く評価して紛争解決機関の最終判定採択を支持するという立場を表明した。
○ また、日本産食品に対する韓国の輸入規制措置は、福島原子力発電所事故という特殊な状況に基づいた措置として、日本産輸入食品に潜在的に存在する可能性がある危険から私たち国民の生命と健康を保護するための正当な措置であることを再び強調した。
今回の判定で日本産食品に対する現行の輸入規制措置は変わらずそのまま維持される。
参考 上訴判定要旨
1(日本に対する恣意的差別)パネル(1審)は日本産食品の放射能検査の数値をもとに、日本と第3国の間でリスクに差がないにもかかわらず日本産食品に対してだけ輸入規制を適用するのはSPS協定上禁止される恣意的差別と判断したが、上級委員会は日本と第3国の状況が類似すると判断して食品の放射能検査数値のみを考慮したことは間違ったと判定する。 すなわち、食品汚染に影響を及ぼす可能性のある日本の特別な環境的状況なども考慮しなければならないと判断する。
誤った基準に基づいた一審の韓国の措置は協定違反であるという判定は破棄
2(不必要な貿易制限性)韓国の適正な保護水準(ALOP)は定性的要素を含んだ3要素から成り立つが、一審は二重定量的基準である1mSv/yearだけ適用して韓国の措置があまりにも貿易制限的であり日本が提示した代案的措置でも韓国の保護水準を達成することができると判定したが、上級委員会は一審が韓国ALOPの他の2つの定性的基準(事故以前水準、達成可能な最も低い水準)を一緒に検討しないのが間違ったと判定する。
➡誤った基準に基づいた一審の韓国の措置は協定違反であるという判定は破棄
3(暫定措置可否)パネルは我が国の措置が臨時的に施行する暫定措置要件を満たすことができないと判断したが、上級委員会は提訴国である日本が提起しない事案を判断したことは一審の越権であり間違ったので法的効力がないと判定
4(手続上措置の不明確性)韓国が輸入規制措置関連情報を通報しなかった部分について協定違反としたパネル判定は支持する
ただし、韓国が輸入規制装置関連‘問い合わせ先(enquiry point)’を適切に設置しなかったというパネル判定は破棄する
その他
-ジェミー・オリバーレストランチェーンの倒産で1000人失業
Jamie Oliver restaurant chain collapse costs 1,000 jobs
21 May 2019
https://www.bbc.com/news/business-48352026
ジェミー・オリバーレストラングループの25店中22件が現在閉鎖
-シドニー大学はエルダーベリーがインフルエンザ対策になるという主張を取り下げる
University of Sydney pulls claims elderberries can fight flu
May 21, 2019 By Liam Mannix
https://www.theage.com.au/national/university-of-sydney-pulls-claims-elderberries-can-fight-flu-20190515-p51nij.html
オーストラリアの主導的大学のひとつが、「研究がエルダーベリーを食べるとインフルエンザに打ち克つのに役立つことを示した」という主張を取り下げざるを得なくなった。自分の大学の科学について誇大に宣伝していたことを認めた。さらにシドニー大学はその研究がエルダーベリー用インフルエンザレメディを販売しているPharmacare社からの依頼によりお金を受け取っていたことを隠していた。研究自体には表明されていたものの、大学はその研究にPharmacare社の従業員が関わったことを公表しなかった。
このインフルエンザに効くという主張は大学のプレスリリースとして大学のウェブサイトで発表され、国内外のメディアの注目を集めたがそのほとんどでPharmacareの資金提供には言及していない。
大学の声明では「エルダーベリーを食べるとインフルエンザの症状を抑えるのに役立つ」と言っていた。当初大学はこの主張を擁護していたが、The Age(このサイト)とThe Sydney Morning Herald(新聞社)からの質問を繰り返し受けて、そのような主張を支持する根拠はないことを認めた。大学はプレスリリースを取り下げ、どうしてそうなったかの調査を開始した。そして企業からの資金受け容れについて変えるだろうという。
研究そのものはヒトの細胞に濃縮ジュースを与えたものでヒト試験どころかマウスですらない。The Age とHeraldはこの研究そのものに疑問があるわけではない。しかしマウスの結果がヒトでもあてはまることはほとんど無いことはよく知られていて、ましてこの研究は細胞レベルである。
「企業がお金を出したin vitro研究の恐るべき間違った提示である。この研究からこの抽出物がインフルエンザに効くことが証明されたように言うのは不適切で誤解を招くものである」とFriends of Science in MedicineのKen Harvey准教授は言う。
さらに大学のプレスリリースの発表前に大学が企業にコピーを送っていた。著者の一人によると会社はプレスリリースに名前を出したくなかった。
この出来事は根拠のないサプリメントを売っている会社から大学がお金をもらうことの危険性を描き出す。今年初めにThe Age とHeraldはCSIROが減量効果があるという根拠がないにも関わらずダイエットに効くと保証してお金を稼いでいたことを暴露している。
(以下略)
-意識高い選択か子どもを危険に晒すことか?ベルギーの子どもの完全菜食主義を非難する報告への対立する意見
Conscious choice or child endangerment? Clashing views on Belgian report decrying kids' vegan diets
20 May, 2019
https://www.rt.com/news/459808-vegan-diet-kids-report-belgium/
子どもを完全菜食で育てることは「非倫理的」と主張したBelgian Royal Academy of Medicineの新しい報告が議論をよんでいる。
この報告では植物だけでは必須アミノ酸やタンパク質などが不足し子どもに健康上の問題となるため倫理的ではないという。この意見は子どもをビーガンにして重体を含む合併症をおこした事例が多数あったことにより政府が要請したものである。これにより法律の変更につながる可能性があり、子どもに完全菜食を強いることは犯罪になる可能性がある。
(以下略。死亡例があるのに議論になる時点でベルギーのビーガンは恐ろしい)
-親たちが自閉症を「なおそう」として子供たちを漂白剤で中毒にしている、そしてこの母親達がそれを止めようとしている
Parents are poisoning their children with bleach to 'cure' autism and these moms are trying to stop it.
Tuesday, May 21st 2019
https://www.wrcbtv.com/story/40510086/parents-are-poisoning-their-children-with-bleach-to-cure-autism-and-these-moms-are-trying-to-stop-it
自閉症の子どもに二酸化塩素を与えるよう強く呼びかけているフェイスブックのグループがある。それに対抗するママ達がいる
(テレビがとりあげた長い記事。最近の変化として反ワクチンを巡る間違った情報の害の大きさが認識されたことによりSNSプラットフォーム側の対応が変わったことがある。)