2019-06-17

[NHS] 赤肉は早期死亡の可能性が高まることに関連する

Red meat linked to higher chance of dying earlier

Thursday June 13 2019

https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/red-meat-linked-higher-chance-dying-earlier/

Guardianは「赤肉及び加工肉は寿命を縮める可能性がある」というよくないニュースを報道するが、Daily Telegraphは「1日に赤肉1単位を魚やナッツに置き換えることは、早期死亡のリスクを約5分の1削減する可能性がある」とよいニュースを報道する。

どちらの見出しも食事や健康効果についての主要な最新研究を基に書かれている。研究者は米国の16歳以上の成人女性50,000人及び成人男性27,000人以上の食生活の変化を調べた。

研究者は、より多くの赤肉を含む食生活に変更した人は研究期間に死亡する可能性が約10%高まることを発見した。赤肉のみを減らすことで、死亡のリスクを低下させる結果ではなかったが、赤肉を魚やナッツなどの他のタンパク源に変えたことで、死亡のリスクをわずかに減少させた。

これまでの研究により、赤肉、特にベーコンやソーセージのような加工肉をより多く摂取することは、がんや循環器疾患のリスク増大を含め、不健康に関連するということが分かっていた。しかし、これは赤肉を多くあるいは少なく食べる食事に変更することで、寿命の長さに違いが生じるかどうか評価しようとした初めての研究である。

知見についてはやはり慎重になる必要がある。この研究は赤肉あるいは赤肉摂取の変更が寿命変化の直接原因であるかどうかははっきりわからない。しかし、この結果は赤肉や加工肉を制限し、野菜、果物及びナッツや豆類といった他のタンパク源を食べるという現在の健康的な食生活の助言を裏付ける。

バランスの取れた健康的な食生活に関する詳細は以下で読むことができる。(https://www.nhs.uk/live-well/eat-well/

 

[NHS]トマトジュースが心臓に良いという主張はエビデンスによる裏付けがない

Claims that tomato juice is good for the heart not backed by evidence

Thursday June 6 2019

https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/claims-tomato-juice-good-heart-not-backed-evidence/

「トマトジュースを飲むことは心疾患のリスクを下げる可能性がある」というDaily Mirrorの見出しは過度に熱狂的である。

日本の研究者が、血圧あるいはコレステロール値に効果があるかどうか確認するために、1年間にわたって無料でトマトジュースを参加者に提供した。研究全体として481人に効果はなかったが、高血圧の人(94人)あるいはLDL(「悪玉」)コレステロールが高い人(125人)はそれらの数値がわずかに下がったことを発見した。この変化に臨床的意義があるかどうかは、はっきりしない。

また対照群がなかった。そのため、研究期間における人々の食生活についてはわからない。また、研究参加者のうちライフスタイルや治療に関するアンケートに答えたのは半分以下であった。この結果が、トマトジュースと何か関係があるのかあるいは他の要因に関連があるのかわからない。

不十分な研究設計及び典型でない血圧あるいはコレステロール問題をもつ日本人の小規模なサンプルにより、全体的として、これはトマトジュースが心臓にいいという貧弱なエビデンスである。

トマトジュースは健康的でバランスの取れた食生活の一部となり得るが、専門家は、「five a day15皿分の野菜と果物)」の果物と野菜の目標に考慮される、11杯(150ml)以下の果汁ジュースを勧める。果汁ジュースは糖分が高く(この研究では200mlボトルに7.2gの糖質)、簡単に予定より多くの糖分やカロリーを摂取できるからである。

心疾患から身を守る健康的な食事方法に関しては以下で詳しく読める。

https://www.nhs.uk/live-well/eat-well/

この話はどこから来たか?

この研究は日本の東京医科歯科大学及び植物育種研究所の2機関からの研究者によって実施された。食品製造業者のキッコーマン株式会社が出資し、論文審査されたFood Science and Nutrition journalで発表され、オープンアクセスになっており、無料でオンライン上で読むことができる。

この研究には、トマトジュースをはじめ数多くの食品を製造する日本の食品会社であるキッコーマン株式会社が出資した。研究のリーダーはキッコーマンから研究を行うための補助金をもらっており、著者らは利益相反を開示している。

確かに、研究結果を受け入れることに反対し、注意を促す英国の専門家からのコメントを載せていたが、Daily Mirror 及び Mail Onlineの報道は主として無批判だった。研究資金あるいは利益相反に関する情報はどちらの報道も載せてなかった。

Daily Mirrorは「Bloody Marysを飲むことで心疾患のリスクを軽減するのに役立つ可能性があることを最新の研究は示唆する」と述べていたが、これは正しくなく、誤解を招く。研究はウォッカのカクテルでなく、食塩無添加のトマトジュースを調べたのである。

どのような研究であったか。

これは人がトマトジュースを飲む前後を比較する観察研究であった。

治療介入(トマトジュースのような)の効果を見つけるための最適なタイプの研究方法は無作為化比較対照試験である。これは無作為に治療介入を受ける人と受けない人を対照群にあるいは比較群に割り当てるものである(この場合、例えばトマトジュースなしあるいは他のジュースを与える)。これは人によって異なる可能性のある、その他の健康とライフスタイルの特性のバランスがとれ、治療介入に対する直接効果を測ることが確実にできるはずである。

この研究は単に人にトマトジュースを無料で提供し、摂取前後に血圧とコレステロールを測定しただけである。つまり、測定結果の変化がトマトジュースのよるものかあるいは他のものなのかわからないのである。

この研究はどのように行われたか?

研究者は日本の栗山町で人々の参加を募るため、ちらしと説明会により研究を広告した。研究者は参加申し込みした541人に1年間にわたり、欲しいだけ食塩無添加のトマトジュースを提供した。参加者は毎日トマトジュースを飲んだ量を記録するよう言われ、3か月ごとに記録が回収された。

参加者は研究の開始時と終了時に健康診断を受けるよう言われた。これは特に血圧及びコレステロール値を測定する検査が含まれた。参加者はまた研究の開始時及び終了時にライフスタイルのアンケートにすべて答えるよう求められ、アンケートでは病歴、喫煙、運動、アルコール摂取状況及びいつ食事をしたか(食べたものについてではなく)について問われた。

研究者は変化したかどうか確認するために、研究の前後で参加者の血圧及びコレステロールを検査した。研究者はまた、収縮期の血圧が130Hgあるいは拡張期の血圧が85Hg以上の人及びコレステロール値が140mg/DL以上の人のサブグループを解析した。これは事前に計画されたサブグループの分析なのかあるいは全体的な結果を見た後実施されたものなのか明確でない。

研究者は研究の1年間、参加者のライフスタイルが変化したかどうか、またそれが血圧あるいはコレステロールの変化の原因となるかどうか調べた。

基本的な結果は何か。

研究を開始した541人のうち、60人は結果から除外された。研究者によると、この60人は2回目の健康診断を受けなかった、トマトジュースの摂取記録を続けなかったあるいは研究者と連絡が取れなくなったためと述べた。

残りの481人は、平均して約11本(200ml)のトマトジュースを飲んだ。(215ml±84ml)研究者は1日に100ml1本の半分)未満しか飲まなかった9人を分析から除外した。

全体的な研究グループの血圧、コレステロールあるいはその他の測定された要因(肥満度指数あるいは血糖コントロール)に差異はなかった。

研究者はその後、研究開始時高血圧であった94人を個別に調べ、以下のことを発見した:

・収縮期血圧が141.2から137.0と平均4.2mmHg降下

・拡張期血圧が83.3 から80.9と平均2.4mmHg降下

研究者はその後、研究開始時高コレステロール値であった127人を個別に調べ、以下のことを発見した:

LDLコレステロール値が155.0 から149.9mg/dlと平均5.1 mg/dl降下

・他の血中脂肪(トリグリセリドあるいはHDL(「善玉」)コレステロール)に変化なし

研究開始時の半分以下である260人しかライフスタイルのアンケートに記入しなかった。 研究者は研究期間中に研究参加者がライフスタイルを変えたというエビデンスはなかったと述べる。

研究者はこの結果をどう解釈したか。

研究者は「我々の研究は、食塩無添加のトマトジュースを摂取することで、治療を受けていない「[境界域高血圧]あるいは高血圧である日本居住者の収縮期かつ拡張期の血圧は改善し、治療を受けていない[高コレステロール値]の人の血中LDL-Cの値も降下したということを示す。」と述べた。

結論

この研究は設計に重要な限界があり、結果から信頼できる結果を引き出すことはできない。

まず、この研究は無作為化比較対照試験ではなかった。バランスの取れた比較群がないことは、トマトジュースがヒトの血圧あるいはコレステロールに効果があったかどうかわからないということである。

高血圧あるいはコレステロール値が高い人は、高血圧用の医薬品あるいはスタチンのような治療を受け始めたかもしれないし、あるいは他の方法で食生活(ライフスタイルのアンケートが評価しなかった何か)を変化させたかもしれない。こういったことが、このグループが研究終了時に改善された測定結果であった理由でトマトジュースとは何の関係もなかったかもしれない。

研究者は、ライフスタイルのアンケートを通して、結果の説明になると思われる他のライフスタイルの変化を見つける試みをいくつかしたが、アンケートは参加者の半分未満しか行わなかった。アンケートを記入しなかった参加者が同じ結果をもたらしたとは想定できない。

総合的な結果はトマトジュースの効果はないことが分かった。参加者のサブグループを調べると、研究者は1つの効果を発見した。しかし、もともとこのサブグループを計画していたかどうか、あるいは結果を深く調査するうちに、この肯定的な効果を発見し、それを報告に含めたのかどうかわからない。このタイプの「事後」分析はあまり信頼できない。

このサブ分析に対して様々な他の制限がある。この小さな変化がヒトの健康にとって意味ある臨床的意義であるかどうかわからない。これはこれらの慢性症状をもつ一般的な人の典型でない高血圧及び高コレステロール値の人の小規模なサブグループであった。

その後、これがトマトジュースの直接的効果だったとしても、一人当たりどのくらいのジュースの量を飲まなければならないか、長期的に続けなければいけないのかどうかが全く分からない。

トマトジュースは健康効果があるかもしれないが、この研究からはそれはわからない。一方、バランスの取れた健康的な食生活の一部としてトマトやトマトジュースを楽しむならば、それを続けるのをやめる理由はない。

(日本のものなので全文紹介。ここで「効果」と呼んでいるものは単なる平均への回帰だろう-健康診断で血圧が高かった人だけもう一度検査したらほぼ下がる)

 

[HK]違反

-上海ヌードルのサンプルに基準値超過の保存料を検出する

Sample of Shanghai noodles detected with excessive preservative

Thursday, June 13, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20190613_7496.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、上海ヌードルのサンプルに基準値である1000ppmを超える1640ppmの安息香酸を検出したと発表した。

 

-食品安全センターはソウギョのサンプルに微量のマラカイトグリーンを検出する

CFS finds traces of malachite green in grass carp samples

Thursday, June 13, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20190613_7494.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、ソウギョのサンプルに0.8ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。

 

-法令違反サンプル結果。パパイヤサンプルに基準値超過の残留農薬

Pesticide residue exceeds legal limit in Papaya sample

Thursday June 13, 2018

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190613_7493.html

食品安全センターが検査したところ、パパイヤにおいて、チアメトキサムが最大残留基準値0.01ppmのところ、3.8ppm検出であった。

 

[FSS]FSSの小麦粉中の葉酸強化意見募集への反応

Food Standard Scotland’s response to consultation on folic acid fortification in flour

13 June 2019

https://www.foodstandards.gov.scot/news-and-alerts/fss-responds-to-consultation-on-folic-acid-fortification

FSSのチーフエグゼクティブGeoff Ogleは、「FSSは小麦粉の葉酸強化の義務に関する全英的な意見募集の開始を歓迎する」と述べた。

 

[ヘルスカナダ] ヘルスカナダは食用大麻、大麻抽出物及び大麻局所薬の製造及び販売に関する規則を最終化する

Health Canada finalizes regulations for the production and sale of edible cannabis, cannabis extracts and cannabis topicals

June 14, 2019

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2019/06/health-canada-finalizes-regulations-for-the-production-and-sale-of-edible-cannabis-cannabis-extracts-and-cannabis-topicals.html

本日、カナダ政府は食用大麻、大麻抽出物及び大麻局所薬の合法な製品及び販売を統制する規則である大麻規制法の改正を発表した。

 

-背景:新大麻製品に対する最終規則

Backgrounder: Final regulations on new cannabis products

June 14, 2019

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2019/06/backgrounder-final-regulations-on-new-cannabis-products.html

へルスカナダは食用大麻、大麻抽出物及び大麻局所薬の合法な製品及び販売の規制に対する大麻規制法の改正を発表した。

(あとで)

 

[MPI] 公衆衛生警告-Nydia湾の貝のマリンバイオトキシン

Public health warning – Marine biotoxin in shellfish in Nydia Bay

14 Jun 2019

https://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/public-health-warning-marine-biotoxin-in-shellfish-9/

MPIはマールボロのペロラスサウンドのNydia湾からの貝の捕獲あるいは消費をしないよう市民に公衆衛生警告を出した。この地域で採取された貝サンプルの定期検査で、麻痺性貝毒のレベルがMPI設定の安全基準値0.8 mg/kgを上回った。

https://www.mpi.govt.nz/travel-and-recreation/fishing/shellfish-biotoxin-alerts/#nydia-map

 

[FSA] 改訂英国複数年次全国コントロール計画(MANCP)の発表

Revised UK Multi-Annual National Control Plan (MANCP) published

June 13, 2019

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/revised-uk-multi-annual-national-control-plan-mancp-published

英国複数年次全国コントロール計画(MANCP)が改正され、20233月まで延長された。 https://www.food.gov.uk/business-guidance/multi-annual-national-control-plan

 

[FDA]米国連邦保安局が不適正な製造基準のためLife Rising Corporationの不純なダイエタリーサプリメントを押収する

Federal officials seize adulterated dietary supplements from Life Rising Corporation due to poor manufacturing practices

June 14, 2019

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/federal-officials-seize-adulterated-dietary-supplements-life-rising-corporation-due-poor

FDAの要請により、米国連邦保安局はLife Rising Corporationの錠剤、カプセル及び茶葉を含むダイエタリーサプリメント300,000以上の容器を押収した。

 

[FDA]FDAはオンライン訓練モジュール「食品基準を読み解く:使用者援助のための情報」を発表

FDA Releases Decoding the Food Code: Information to Assist the User, an Online Based Training Module

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-releases-decoding-food-code-information-assist-user-online-based-training-module

Decoding the Food Code

https://collaboration.fda.gov/decodingthefoodcode/

サラが説明してくれる

 

[Codex]FAO, WHO および WTOは、国の食品安全基準とコーデックス基準の調和の重要性を強調

FAO, WHO and WTO emphasize the importance of harmonization of national food safety requirements with Codex standards

13/06/2019

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1198082/

2019423-24日にスイスのジュネーブのWTOで開催された国際食品安全貿易フォーラムの後、FAOWHOの支持による三団体共同声明でコーデックス委員会の作業の価値について強調した。

食品の世界的取引が拡大しバリューチェーンがますます複雑になる中で、国内でも国際レベルでも採用できる食品安全基準の開発がかつてなく重要になってきている。消費者は地元産のものと輸入された食品の両方が安全であることを期待する権利がある。

Joint Statement by FAO, WHO and WTO

International Forum on Food Safety and Trade

https://www.who.int/docs/default-source/resources/joint-statement.pdf?sfvrsn=61b890c4_2

 

[FSANZ]化学物質汚染のためミルクリコール

Milk recall due to chemical contamination

14 June 2019  

http://www.foodstandards.gov.au/consumer/safety/Pages/Milk-recall-due-to-chemical-contamination.aspx

Lactalis Australia Pty社がPauls and Colesブランドのミルクをリコール。工場で装置の洗浄に使っていた食用洗剤汚染のため

 

論文

-アーモンドのゲノムは、どうやって食べられる甘いアーモンドができたのかを明らかにする

Almond genome reveals how edible, sweet almonds arose

13-Jun-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-06/aaft-agr061019.php

Science。アミグダリンの生合成経路の調節に関与するbHLH2の点突然変異による。

 

-過剰な体重と体脂肪が心血管系疾患の原因

Excess weight and body fat cause cardiovascular disease

13-Jun-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-06/esoc-ewa061219.php

European Heart Journalに発表された英国バイオバンクのデータを用いたメンデルランダム化という手法を用いた最初の研究で、BMIと体脂肪は心血管系疾患に単に関連するのではなく原因であることを示した

 

-赤ちゃん用靴下に痕跡量のビスフェノールAとパラベンが見つかった

Baby socks found to contain traces of bisphenol A and parabens

14-Jun-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-06/uog-bsf061419.php

Environmental Internationalに発表されたスペインのグラナダ大学のUGR 研究グループによる市販品32足の調査結果。最大量は布1gあたりビスフェノールA3736ngUGR 研究グループは問題告発のための活動をしていてその一つがテキスタイル中内分泌撹乱物質への厳しい規制の要求。

(イラストが靴下を吸う赤ちゃんがダメージを受けていることを示唆。EUのおもちゃの基準と比較しているが・・)

 

-The Lancet

コメント 英国のアルコール政策:次はどこへ?

Alcohol policy in the UK: where next?

Ian Gilmore and Roger Williams

The Lancet Vol.393 | Number 10189 | Jun 15, 2019

2019610日にBBCPanoramaで放送された英国人の飲酒問題は英国政府がこの国の飲酒の害に効果的に対応するのを失敗し続けていることを強調した

 

The Lancetエディトリアル

ベネズエラ:食品と医薬品が兵器として使われる

Venezuela: food and medicines used as weapons

食糧配布を政治的武器として使ってきたMaduro大統領が国連からの食品と医薬品の人道支援を彼の権威への脅威とみなしている

 

その他

-砂糖入り飲料介入-何が有効?-専門家の反応

SMC NZ

Sugary drink interventions – what works? – Expert Reaction

Published: 13 June 2019

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/06/13/sugary-drink-interventions-what-works-expert-reaction/

砂糖入り飲料の購入や摂取に影響する方法について研究者らはたくさんの試みをしているがどれが実際に有効?最新コクランレビューがいくつかの異なる介入を評価した。

ニュージーランドイニシアチブ主任経済学者Eric Crampton博士

このレビューは、多くのしばしば推奨されている対策がほとんど根拠がないことを発見した。いくつかは期待できる。良くても根拠は中程度なので、この報告を根拠にした強い介入の要請は疑うべきであろう

オークランド大学マーケティング部長Bodo Lang博士

この研究を有用にしているのは複数の研究をもとにして単一の研究による限界やバイアスを避けていることである。いくつかの介入が有効であることを示している

Waikato大学生理学講師Pawel Olszewski准教授

この知見に基づき、砂糖入り飲料の摂取量を減らすための環境介入の有効性の根拠は低から中程度の確実さである。長期影響や大規模採用可能かどうかについてはまだわからない

(いろいろ略)

 

-もし大麻を合法化したら何が変わる?-専門家のQ &A

SMC NZ

What would change if we legalised cannabis? – Expert Q&A

Expert Q&A  |  Published: 14 June 2019

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/06/14/what-would-change-if-we-legalised-cannabis-expert-qa/

来年娯楽用大麻についての国民投票が約束され、合法で規制された大麻市場がどのようなものになるのかについての疑問があがっている。

提案されている規制された市場には、購入や使用の最少年齢を20才にすること、規制と供給の管理、自宅での栽培に制限、公共教育計画などが含まれる。SMCはこのような規制の変化が薬物市場をどう変えるか、ニュージーランド人の日常生活への影響について専門家に尋ねた

(以下略。大麻支持者が嘘ニュースを大量にばらまくだろう)

 

-ビタミンBサプリメントレビュー(B複合体B6B12、ビオチン、葉酸、ナイアシン、リボフラビン&他)

コンシューマーラボ

B Vitamin Supplements Review (B Complexes, B6, B12, Biotin, Folate, Niacin, Riboflavin & More)

Posted: 6/15/19

https://www.consumerlab.com/reviews/Review_Best_B_Vitamins_and_Complexes_Energy_B6_B12_Biotin_Niacin_Folic_Acid/bvitamins/

Bビタミンの19%がレビューに失格

3製品は毒性が出る量、5製品は表示されている量と内容が一致しない、など