2019-07-17

[EU]査察報告

-トルコ―汚染物質

Turkey―Contaminants

10/07/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4151

2018年11月19~29日にトルコで実施した、EU輸出用乾燥イチジクのアフラトキシン汚染の管理システムを評価するための査察。2012年に実施した以前の査察の助言への対処行動も評価した。概して、トルコはEU輸出用乾燥イチジクのアフラトキシン汚染を管理するのに必要な法的及び組織的枠組みがある。公的機関と生産分野や販売分野の多くの関係者が、農場レベルで乾燥イチジクのアフラトキシン汚染を予防し削減するための優良農業規範の研究と実行を推進し続けている。加工や流通部門の優良製造規範を推進するアプローチはない。サンプリングや健康証明書発行に関する地方の管轄機関の管理手段に欠点があり、調査も必ずしも十分なわけではない。HACCP 計画 (及び関連する自己検査)の有効性も、再発や通知数の多さから問題にされなかった。

 

-管理団体―ペルーで活動する認可管理団体に適用されるオーガニック生産基準及び管理手段

Control Body―organic production standards and control measures applied by a recognised Control Body operating in Peru

10/07/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4149

2019年1月21~30日に実施した、ペルーで活動する認可管理団体に適用されるオーガニック生産基準及び管理手段の適用を評価するための査察。査察は立ち入り検査とペルー支社の机上調査から成る。管理団体が実施する管理システムは、年一回の検査、追加検査、リスクのレベルに基づいたサンプリングに十分数の管理者が選ばれていることが確認されている。検査は概して満足のいくものである。だが、全ての検査が事前に告知され、管理の効果を弱めている。生産規則や管理手段のいくつかは効果的に適用されていない。変換期間の短縮のための申請の多くが関連条件を満たす十分な証拠なく管理団体に承認された。

 

[EFSA]粒度分布のパラメーター追加に関する二酸化チタン(E171)のEU仕様書の改訂提案に関する科学的意見

Scientific opinion on the proposed amendment of the EU specifications for titanium dioxide (E 171) with respect to the inclusion of additional parameters related to its particle size distribution

EFSA Journal 2019;17(7):5760 12 July 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5760

この意見では、粒度分布のパラメーター追加に関する二酸化チタン(E171)のEU仕様書改訂を支持する関連企業従事者が提出したデータの評価を扱う。食品に食品添加物E171として使用される二酸化チタンは表面処理やコーティングはされていない。一般的に小量の他の相を含むアナターゼやルチルから成り(ルチルあるいはアナターゼ < 2% m/m)、少量(< 0.5%)の構成粒子の成長や結晶相制御剤(リン酸塩と組み合わせたアルミナ、ナトリウム、カリウム)も含むことがある。TEM、SEM、XDC、DCによる粒度分布は、関連企業従事者が提出した情報によると、食品グレードの二酸化チタンを製造しているたった3社の製造会社が製造したアナターゼE 171の5商品やルチルE 171の1商品に実施されている。関連企業従事者はフェレ最小直径中央値100nm以上と、100nm未満の成分粒子の数50%未満をE171の仕様書としてEU仕様書に導入するよう提案した。どちらのケースもEMで測定した。パネルは、データの検討後に、最小外のり寸法の中央値100nm以下の成分粒子の数の50%未満に相当する、最小外のり寸法の中央値100nm以上の仕様を、現在のEU仕様書に盛り込むべきだと結論した。パネルは、以前のE171に関するEFSAの評価の結論や確認された不確実性は未だ有効だと考えた。パネルは、不確実性のレベルを下げるために以前の意見で助言され、記述したE171のさらなる研究が関連企業従事者に実施されていることを了解し、さらなる研究の必要性を繰り返し述べた。

 

[EU]RASFF Week28-2019

警報通知(Alert Notifications)

ドイツ産有機ヘンプオイルの多環芳香族炭化水素(PAH4の合計: 22.6 µg/kg)、トルコ産クロアチアとベルギー経由竹製カップからのホルムアルデヒド(17.5 mg/kg)及びメラミン(最大3.7 mg/kg)の溶出、中国産子供用竹繊維製食器セットからのメラミンの溶出(3.2 mg/kg)、トルコ産オーストリア経由オレガノのピロリジジンアルカロイド(15852 µg/kg)、スペイン産解凍真空パックメカジキロインの水銀(2.11 mg/kg)、パキスタン産アプリコットカーネルのシアン化物高含有(2800 mg/kg;2950 mg/kg)、スペイン産食品サプリメントの未承認物質ヨヒンビン、スペイン産ホットパプリカパウダーのオクラトキシンA (31.1 µg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

イタリア産チルドthonine(タイセイヨウヤイト)の水銀(2.7 mg/kg)、キプロス産ジャガイモのホスチアゼート(0.062 mg/kg)、イラン産香港で発送した煎ったピスタチオのアフラトキシン(B1 = 153; Tot. = 177 µg/kg)、ウクライナ産ピーナッツ入りキャラメルキャンディのアフラトキシン(B1 = 29.6; Tot. = 36.5 µg/kg)、産出国不明ガラスのマグからのカドミウム(13 mg/item)及び鉛(190 mg/item)の溶出、フランス産チルドイワシフィレのヒスタミン(1700 mg/kg)、トルコ産オレガノのピロリジジンアルカロイド(10526 µg/kg)、スペイン産チルド真空パックキハダマグロロインの水銀(1.57 mg/kg)、トルコ産ハーブティーの未承認物質シブトラミン(6920 mg/kg)及びフェノールフタレイン(78.5 mg/kg)、スペイン産チルドタイセイヨウヤイトの水銀(1.60 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

インド産ドイツ経由バスマティ米の未承認物質トリシクラゾール(0.082 mg/kg)、ベルギー産原料フランス産チルド豚肉のペニシリン(>125 µg/kg)及びジヒドロストレプトマイシン(> 1250 µg/kg)、オランダ産動物用CBDオイルの未承認飼料添加物カンナビジオール(CBD)、産出国不明動物用CBDオイルの未承認飼料添加物カンナビジオール(CBD)、オーストリア産飼料用CBD抽出物の未承認飼料添加物カンナビジオール(CBD)、英国産食品サプリメントの未承認物質N-アセチルシステイン(1400 mg/日;最大1500 mg/日)、スペイン産チューインガム・チョコレート・浸出液の未承認物質テトラヒドロカンナビノール(THC)及び未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、

通関拒否通知(Border Rejections)

バングラデシュ産グアバ飲料の亜硫酸塩高含有(45 mg/l)、中国産未承認遺伝子組換え(CaMV 35S存在;35s Promoter) 有機玄米麺、アルゼンチン産ゆでピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 2.9 / B1 = 8.2; Tot. = 14 µg/kg)、セネガル産ピーナッツペーストのアフラトキシン(B1 = 104; Tot. = 140 µg/kg)、インド産ピーナッツチッキ(固めた菓子)のアフラトキシン(B1 = 3 µg/kg)、米国産殻付きピスタチオのアフラトキシン(B1 = 30; Tot. = 33 µg/kg;B1 = 65.05; Tot. = 71.47 µg/kg)、インド産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 8.6; Tot. = 9.7 µg/kg)、ドミニカ共和国産ナスの未承認物質カルボフラン(0.016 mg/kg)、イラン産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン(B1 = 8.15; Tot. = 18.18 µg/kg)、ボリビア産鳥餌用ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 27.8 µg/kg)、スリランカ産砕いたチリのアフラトキシン(B1 = 11.6 µg/kg)、米国産殻をとったアーモンドのアフラトキシン(B1 = 25.63 µg/kg)、米国産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン(B1 = 33.8; Tot. = 36.3 µg/kg)、エジプト産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 42.1; Tot. = 46.8 mg/kg)、スーダン産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 781; Tot. = 975 µg/kg;B1 = 7.3; Tot. = 8.1 µg/kg)、タイ産チリペッパーのメタラキシル(1.83 mg/kg)・アセタミプリド(1.47 mg/kg)・未承認物質カルベンダジム(11.3 mg/kg)、フィプロニル(0.34 mg/kg)及びトリアゾホス(2.17 mg/kg)、

 

[ProMED]硫化水素 フランス:(ブルターニュ)致死 アオサ

Hydrogen sulfide - France: (BT) fatal, sea lettuce

2019-07-16

http://www.promedmail.org/post/6569959

Date: Mon 15 Jul 2019 Source: Daily Mail [edited]

有毒なアオサの緑の潮流が一週間で二人の男性を殺した可能性がある。2019年7月6日にMorlaix湾の牡蠣養殖業の18才、2019年7月9日にはDouarnenez湾の70才の退職者が死亡。ブルターニュの観光地で突然心臓発作をおこしたように倒れることが旅行者の間では有名になっていた。アオサが分解して発生した硫化水素による中毒の可能性がある。この地域の6つの海岸が、緑藻が腐った卵のようなにおいを発しているため閉鎖されている。この湾は農業由来の硝酸のため海藻が繁殖するのに適している。

 

[FAO]2019 世界の食糧安全保障と栄養の状態

The State of Food Security and Nutrition in the World 2019

http://www.fao.org/state-of-food-security-nutrition/en/

デジタルレポート

(経済不況が食糧危機を悪化させることについてわりとしつこく書いている、経済成長は必須、それだけでは十分ではなく不平等の解消が必要)

 

[Codex]基準をより啓発するためのコーデックス戦略

Codex strategy to drive greater awareness of standards

16/07/2019

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1201945/

コーデックス委員会は2020-2025年の新しい戦略計画を採択した。

この計画は政府などがコーデックス基準を使用することを促進することに新たな力点を置く

 

[WHO]2018年には2000万人のこどもたちが命を救う麻しん、ジフテリア、破傷風ワクチンをうけていない

20 million children miss out on lifesaving measles, diphtheria and tetanus vaccines in 2018

15 July 2019

https://www.who.int/news-room/detail/15-07-2019-20-million-children-miss-out-on-lifesaving-measles-diphtheria-and-tetanus-vaccines-in-2018

予防接種カバー率データ

初めてHPVワクチン接種率データが公表された。2018年時点で国の予防接種計画に導入されているのは90ヶ国

 

[HK]違反

-メカジキのサシミサンプルに基準値超過の水銀が検出された

Swordfish sashimi sample detected with mercury exceeding legal limit

Monday, July 15, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20190715_7543.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、メカジキのサシミサンプルに基準値である0.5ppmを超える0.96ppmの水銀を検出したと発表した。

 

-上海ヌードルのサンプルに基準値超過の保存料を検出する

Excessive preservatives found in Shanghai noodles sample

Monday, July 15, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20190715_7538.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、上海ヌードルのサンプルに基準値である1000ppmを超える2100ppmの安息香酸を検出したと発表した。

 

-食品安全センターは淡水ハタのサンプルにマラカイトグリーンを検出する

CFS finds traces of malachite green in freshwater grouper sample

Monday, July 15, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20190715_7537.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、ハタのサンプルに2.8ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。

 

-野菜サンプルの一つに基準値超過の残留農薬

Excessive pesticide residues found in 1 vegetable sample

Monday, July 15, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190715_7540.html

食品安全センターが検査したところ、ナスにおいて、プロパモカルブが最大残留基準値0.3ppmのところ、1.1ppm検出であった。

 

[TGA]成分ガイドライン:レスベラトロール

Compositional guideline: Resveratrol

12 July 2019

https://www.tga.gov.au/compositional-guideline/resveratrol

レスベラトロールの成分ガイドライン

遺伝子組換えパン酵母による発酵後、高度精製を経て製造されるものの仕様

カテゴリーは補完医薬品

 

[TGA]州及び地域政府はオーストラリアでのフッ素添加飲料水を引き続き規制する

State and territory governments continue to regulate fluoridated drinking water in Australia

15 July 2019

https://www.tga.gov.au/media-release/state-and-territory-governments-continue-regulate-fluoridated-drinking-water-australia

TGAは州及び地域政府は飲料水(水道水)へのフッ素添加に引き続き責任を負うだろうと明言した。

2019年7月11日の規制改定によりTGAの管轄からフッ素添加飲料水の規制責任に関する曖昧さが無くなった。TGAは医薬品や医療機器の法的基準を定めるが、フッ素添加水は除外される。

飲料水のフッ素濃度の調整は虫歯予防のための安全で効果的な方法である。オーストラリアでは添加するフッ素の量の調整は週や地域政府が行う。国立健康医学研究評議会は現在のオーストラリアのフッ素添加に関連して何らかの健康問題があるという信頼できる根拠はないと述べている。フッ素添加飲料水がTGAの規制対象でないとしても公衆衛生上の害をおこすリスクはほとんどない。

 

[FDA]消費者向け情報。農産物を安全に選択し、提供する

Selecting and Serving Produce Safely

03/14/2018

https://www.fda.gov/food/buy-store-serve-safe-food/selecting-and-serving-produce-safely

FDAは新鮮な生の農産物を食べるとき、食中毒を避け、栄養価の高い農産物や絞りたての果汁を安全に保管するため、食品の安全な取り扱いのヒントに従うよう注意を呼び掛ける。

(主に食中毒予防。スプラウトは特に)

 

[FDA]警告文書

PT. Primo Indo Ikan

May 30, 2019

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/pt-primo-indo-ikan-581917-05302019

水産食品HACCP、食品CGMP規則違反、不純品、衛生管理の問題。

 

[FDA]若者の電子タバコ喫煙の蔓延に取り組むためのFDAの措置及び電子タバコを含め特定のタバコ製品の申請提出期限の判決に関する声明

Statement on the agency’s actions to tackle the epidemic of youth vaping and court ruling on application submission deadlines for certain tobacco products, including e-cigarettes

July 15, 2019

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/statement-agencys-actions-tackle-epidemic-youth-vaping-and-court-ruling-application-submission

FDAは電子タバコ及び他の新しいタバコ製品のレビューを加速させ、自由に使用できる法的なツールをすべて使用し、若者の喫煙の蔓延に取り組むことを約束する。

 

論文

-イタリアとフランスで法律改訂後予防接種率が上がる

Natureニュース

Vaccination rates rise in Italy and France after law change

16 July 2019 Matthew Warren

https://www.nature.com/articles/d41586-019-02193-4

乳児への義務的予防接種の数を増やした

 

-運動はアルツハイマーからの保護を提供する

Exercise offers protection against Alzheimer's

16-Jul-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-07/mgh-eop071219.php

 

身体活動、β-アミロイドと認知、神経変性の関連

Associations of physical activity, β-amyloid with cognition, neurodegeneration

16-Jul-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-07/jn-aop071219.php

JAMA Neurologyに発表された観察研究。

(薬より効果ありそうだけど服薬よりコンプライアンス悪そう)

 

その他

-フランスは補償患者にホメオパシーを中止する

France to stop reimbursing patients for homeopathy

Agence France-Presse in Paris

Wed 10 Jul 2019

https://www.theguardian.com/world/2019/jul/10/france-to-stop-reimbursing-patients-for-homeopathic-treatment

フランス政府は大規模な国の研究でホメオパシーには証明された健康上の利点がないと結論したことをうけて2021年から補償患者にホメオパシー治療を中止すると発表した。

フランスの保健大臣Agnès Buzynはもと医師で政策の中心に科学的厳密さをおくと誓っている。フランスの社会保障費から支出されているのは現在30%だが2020年には15%、2021年にはゼロになる。補償が支払われない治療についてのプロセスも始める、とBuzynは新聞の取材に語った。

フランスの国立保健局が6月末にホメオパシーにはベネフィットが無く「補償を正当化する十分な有効性が科学的に示されていない」と結論した。フランスのアプローチにはドイツも続く。

世界最大のホメオパシー企業Boironは大統領に緊急会合を要求し、この決定と戦うためにあらゆることをすると述べた。

ホメオパシーを買いたい人は自費で続けることができるがフランスの納税者のお金をもらうことはできない。

 

-持続可能で栄養価の高い未精製全粒サトウキビ糖?最新のオーガニック詐欺は無視してGMO甜菜由来ショ糖を食べよう

Sustainable and nutritious unrefined whole cane sugar? Skip the latest organic scam and eat sucrose from GMO sugar beets

Kevin Folta | July 16, 2019

https://geneticliteracyproject.org/2019/07/16/sustainable-and-nutritious-unrefined-whole-cane-sugar-skip-the-latest-organic-scam-and-eat-sucrose-from-gmo-sugar-beets/

最近環境団体が企業に対してショ糖をGMO由来でないものにするようプレッシャーをかけている。その結果米国産甜菜のシェアが下がっている。しかし環境影響を科学的に判断するとGM甜菜のほうがより持続可能である。そして砂糖は砂糖でC12H22O11である。

この消費者への恐怖を煽るやりかたは新しい商品を生みだした-乾燥サトウキビ糖が高級マーケットに出現した。食通ウェブサイトで「オーガニックホールサトウキビ糖を使って料理をしている」という。それはサトウキビを絞って乾燥させただけなのでミネラルや微量元素が多いと宣伝されWhole Foodsで普通の砂糖の10倍の値段で買える。白砂糖は毒だと考える人達に喜ばれている。しかしそれは不純物の多いただの砂糖だ。途上国では精製された白い砂糖のほうが普通は高値である。質が悪いとみなされ安価な黒い砂糖がオーガニックでグルテンフリーのラベルを貼ると高値で売れる

 

-環境メディア、活動団体がEPAの「ミツバチを殺す」殺虫剤スルホキサフロルに長期間の認可を与えたことでわめき騒ぐ

Environmental media, advocacy groups in uproar after EPA grants long-term approval for alleged ‘bee-killing’ pesticide sulfoxaflor. Here’s what the science says

Cameron English | July 15, 2019

https://geneticliteracyproject.org/2019/07/15/environmental-media-advocacy-groups-in-uproar-after-epa-grants-long-term-approval-for-alleged-bee-killing-pesticide-sulfoxaflor-heres-what-the-science-says/

7月12日にEPAがスルホキサフロルを長期間認可したことに英国の左翼新聞Guardianが怒りを表明した。Guardianの記事は活動家の主張のみを伝え科学を放棄し、トランプ政権の攻撃だと主張する。

スルホキサフロルとは?他の殺虫剤が効果がないときに農家が奥の手で使うあまり使われない殺虫剤である。

ミツバチに関しては「ミツバチの終焉Bee-pocalypse」として熱心に報道されているが主流昆虫学者は殺虫剤も寄与するものの他の要因-寄生ダニ-の影響のほうが大きいことに合意がある。そしてミツバチの総数は増えている。

スルホキサフロルは他の殺虫剤より環境影響が少なく最大濃度で使ってもネオニコチノイドよりミツバチへの毒性は低い。これをミツバチを殺す殺虫剤と呼びイデオロギーで反対することは読者を喜ばせるかもしれないが事実を曲げるものである

(長い記事)

 

-塩:中国の恐ろしい食習慣

Salt: China’s deadly food habit

July 15, 2019  Updated July 16, 2019

https://theconversation.com/salt-chinas-deadly-food-habit-120201

中国の人々は何千年も食品の調理や保存に塩を使ってきた。しかし塩の摂りすぎは血圧を上げ心血管系疾患のリスクを上げる。中国の塩摂取量が多いのはよくわかっていたが正確な評価はあまりなかった。最も正確な測定法は24時間尿測定でありデータは集められていたが包括的にレビューされてはいなかった。Journal of the American Heart Associationに発表された我々の最新のレビューがこのギャップを埋めようとした。

塩が多くカリウム摂取量が少ない

(結果の図表有り)

中国で塩を減らしカリウムを増やすために以下のような方法が考えられる

・塩をカリウム塩に置換

・人生の早くから減塩

・新たな摂取源を予想して対策-加工食品や市場の食品に最大量を設定

 

-狂犬病で死亡したブリティッシュコロンビアの男性は武道のインストラクター

B.C. man who died of rabies identified as ‘inspiring’ martial arts instructor

July 16, 2019

https://globalnews.ca/news/5501763/bc-rabies-victim-nick-major/

15年以上ぶりの狂犬病での死亡例はバンクーバー島のテコンドーインストラクターNick Major 21才で、コウモリに接触したため