2019-08-19

[EU]査察報告

-デンマーク―生きた動物及び動物製品の残留物と汚染物質

Denmark―Residues and contaminants in live animals and animal products

16/08/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4167

2019年2月26日~3月8日までデンマークで実施した、生きた動物及び動物製品の残留物と汚染物質の監視を評価するための査察。2010年の前回の欧州委員会の査察の助言に応えた修正行動にも注意が払われた。概して、残留物検査の計画と実行、違法結果のフォローアップ、研究所の実績は、主に効果的で動物用医薬品の販売と利用に関する包括的な管理に支えられている。この肯定的な評価にもかかわらず、残留物管理システムの効果を改善するために、サンプリング戦略、習慣、研究所の実績のマイナーな問題に関する欠点に対処する必要がある。

 

-ポルトガル―農薬の持続可能な利用

Portugal―Sustainable use of pesticides

14/08/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4165

2019年1月9日~2月7日までポルトガルで実施した、農薬の持続可能な利用の達成手段を評価するための査察。指導者の認可やモニタリングを含む農薬管理者の教育や認可に、農薬散布装置(PAE)検査所やその後の定期的な評価の認識に、公共エリアでの植物保護製品を免責とするのに、良く組織された効果的なシステムが整備されている。だが、改善が必要な分野が特定された。PAE検査の大幅な遅延、ある種の機器に国内法で規定されている免除がEUの条件に従っていない。統一害虫管理の一般原則の実行はPPP職業利用者の義務だが、農場レベルで施工されていない。保護区域でPPPの利用を限定する特定手段は、野生の対象外の生物の潜在的なリスクを排除または最小化することができない。

 

-アイルランド―農薬の持続可能な利用

Ireland―Sustainable use of pesticides

14/08/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4166

2019年1月29日~2月6日までアイルランドで実施した、農薬の持続可能な利用の実行手段を評価するための査察。アイルランドは2013年から2018年の間に初の国家活動計画を採用した。この計画の一部の分野で定量目標がなく、国が実行するすべての関連点や手段を含んでいないため、明確な指示が出されていない。査察時には、この計画のレビュープロセスや次の5年間への更新はほとんど完成していた。現在使用されている大部分の機種に農薬散布器調査システムが設定されている。統一した害虫管理を行うために一般と個人両方への助言サービスが重要な役割を果たしており、農業従事者に勧める適切な手段がある。管轄機関は、農業や農業以外の管理者両方を含む、職業利用者の遵守を確認する特定の公的管理を効果的に導入あるいは拡大しているが、統一した害虫管理の実行や空容器対策の実施手段など、関連する多くの問題を適切にカバーしていない。

 

[EU]RASFF Week33-2019

警報通知(Alert Notifications)

アイルランド産冷凍調理済茶色のカニのカドミウム(1.6 mg/kg)、イタリア産シリコーン製取っ手付きプラスチック製おたまからの一級芳香族アミンの溶出(最大 270 µg/kg)、中国産スロバキア経由グラスセットからのカドミウム(1.95 mg/item)及び鉛(39 mg/item)の溶出、スペイン産タジン鍋からの亜鉛(0.024 mg/l)及びアルミニウム(7.1 mg/l)の溶出、イタリア産オリーブオイル漬アンチョビフィレのカドミウム(0.452 mg/kg)、ベルギー産ボトル水の化学物質汚染リスク、中国産スロバキア経由竹製コーヒーマグからのホルムアルデヒドの溶出(60.5 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

ポーランド産CBDオイルの未承認物質テトラヒドロカンナビノール(THC) (748 mg/kg)、中国産大型カップからのホルムアルデヒドの溶出(35, 32, 73 mg/kg)、スペイン産チルド調理済クルマエビの亜硫酸塩高含有(270 mg/kg)、オランダ産チルドニシンフィレのヒスタミン(310 mg/kg)、ベトナム産冷凍赤マグロサクブロックの亜硝酸塩(1118 µg/kg)未承認、ベトナム産オランダ経由冷凍マグロサクの亜硝酸塩 (204 µg/kg) 未承認、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

インド産マスタードオイルのエルカ酸(47 g/100g)高含有、産出国不明食品サプリメントの未承認新規食品成分イカリソウ、中国産子供用食器セットからのメラミンの溶出(2.9 mg/kg)、英国産シュガーペーストの着色料ポンソー4R/コチニールレッドA(E124)高含有(717 mg/kg)、ポルトガル産チルド牛肉のチルミコシン(>125 µg/kg)未承認、スロバキア産食品サプリメントの未承認物質ヨヒンビン及び未承認新規食品成分アグマチン硫酸、

通関拒否通知(Border Rejections)

グレナダ産ナツメグのアフラトキシン(B1 = 20; Tot. = 35 µg/kg)、米国産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 8.5; Tot. = 9 µg/kg)、フィリピン産塩味スナックの着色料サンセットイエローFCF(E110)の未承認使用、米国産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 186; Tot. = 198 µg/kg)、トルコ産レーズンのオクラトキシンA (20.2 µg/kg)、インド産アラブ首長国連邦経由チリペッパーの未承認物質エチオン(0.13 mg/kg)、

 

[NHS]子供の食事のグルテンはセリアック病のリスクを上昇させるか?

Does gluten in children's diets raise the risk of coeliac disease?

Thursday 15 August 2019

https://www.nhs.uk/news/food-and-diet/does-gluten-childrens-diets-raise-risk-coeliac-disease/

「幼児期初期の小麦やグルテンの過剰摂取は、子供時代のセリアック病のリスクを上昇させる」とMail Onlineは報道する。

研究者はスウェーデン、フィンランド、ドイツ及び米国の子供6,605人の食事を調べた。子供はすべて、免疫システムが体内の自己組織を攻撃し始める、セリアック病のような自己免疫疾患を発症するリスクが高くなる遺伝的変異を持っていた。

グルテンは小麦、ライ麦及び大麦を含む穀物に見られるタンパク質である。主張と反対に、グルテンは多くの人にとって健康的な食事の不可欠な成分である。

セリアック病の人にとって、グルテンは腸壁の内膜を攻撃する抗体を生成する免疫システムの引き金となり、そうなると栄養素を吸収できない。セリアック病は食物不耐性ではなく、深刻なアレルギーである。唯一の治療は生涯にわたるグルテンフリーの食事である。

この高リスクの集団は5から10人中1人はセリアック病を発症し、平均の100人中1人よりも高い比率であった。セリアック病は子供時代の初期に発症することが多いので、研究者は生まれてから5歳までの子供を調べた。研究者は、平均以上の量のグルテンを摂取した子供はこの病気を発症する可能性が少し高いと発見した。しかしこれはグルテンが必ずしも疾患を引き起こすということではない。このタイプの研究ではそれはわからない。例えば、一部の子供は念のためグルテンの少ないあるいはない食事をしていた可能性があり、そうでなければセリアック病を発症していただろう。

この研究は、セリアック病に遺伝的になりやすい子供に対する最適な食事のさらなる研究への道を開く。

 

[TGA]広告に関する指示通知

Advertising directions notices

15 August 2019

https://www.tga.gov.au/advertising-directions-notices

処方薬及び違法製品、SARM、DMAA 及びCardarineを含む製品の広告を中止するよう違反する企業が指示された。

https://www.tga.gov.au/direction-about-advertisements-auzsupps-pty-ltd

https://www.tga.gov.au/direction-about-advertisements-esr-you-pty-ltd

https://www.tga.gov.au/direction-about-advertisements-evolution-supplements

https://www.tga.gov.au/direction-about-advertisement-gumby-gumby-capsules

 

[ヘルスカナダ] 助言:オンタリオ州ニューヨークにあるAphrodite Aesthetic Clinicから押収された健康製品は深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある

Dozens of health products seized from Aphrodite Aesthetic Clinic in North York, Ontario, may pose serious health risks

August 15, 2019

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2019/70749a-eng.php

ヘルスカナダはAphrodite Aesthetic Clinicから押収された深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある健康製品に関して市民に助言している。製品はクロトリマゾール、硫酸ゲンタマイシン、ニトログリセリン、オルリスタットを含む。

 

[DEFRA]将来のフードシステムに意見募集

Public to have their say on the food system of the future

17 August 2019

https://www.gov.uk/government/news/public-to-have-their-say-on-the-food-system-of-the-future

英国の購入者は、英国食品産業の過激な大変革計画で、環境に優しく健康的で買いやすい食品を買えるようになるだろう

最初のステップとして、本日政府は消費者、農家、食品生産者から科学者までに根拠を呼びかけた。その見解を、英国の約75年近くにわたるフードシステムの最初の大規模レビューに情報として使う。Henry Dimblebyによるレビューは食品産業が将来にフィットし、成長を支持し環境を強化し、気候変動による課題に対応できるものにすることを目的とする。どんなアイディアでも検討する。

 

-国の食料戦略を開発する:独立したレビュー2019

Developing a National Food Strategy: independent review 2019

17 August 2019

https://www.gov.uk/government/publications/developing-a-national-food-strategy-independent-review-2019

2020年夏に発表予定で現在2019年10月25日まで意見募集中

 

[COC]2019年7月16日の会議の議題とペーパー

16 July 2019: agenda and papers (ZIP, 2.5MB)

https://www.gov.uk/government/groups/committee-on-carcinogenicity-of-chemicals-in-food-consumer-products-and-the-environment-coc

・非遺伝毒性発がん物質の試験と評価のOECD統合アプローチについての更新

・初回改訂ガイダンス声明(G01):化学発がん物質のリスク評価戦略

1983年のNASのパラダイム-ハザード同定・ハザードキャラクタリゼーション・暴露評価・リスクキャラクタリゼーションの4ステップからなる-が推奨されるがハザードの同定にはin vitroやin silicoのデータの使用がますます増加している。これらは作用機序(MOA)とともにヒトや動物での妥当性を評価される。用量反応相関を同定したらリスク評価の開始点となる出発点(POD)を決める。リスクを評価するには暴露量を推定あるいはモデル化することが必要である。この結果リスク管理の必要性が同定されるだろう。リスク管理者には暴露マージンアプローチのような方法で意志決定を援助ができる。

・リスク評価における疫学と毒性学データの統合に関するスコーピングペーパー

 文献や資料各種紹介。多くの場合根拠の重み付け(WoE)アプローチ

・生涯より少ない時間の暴露によるリスクを検討する枠組みの開発について

・ホライゾンスキャニング

 

[DHSC]首相が予防接種率改善のための緊急対応を命令

Prime Minister orders urgent action to improve vaccination uptake

18 August 2019

https://www.gov.uk/government/news/prime-minister-orders-urgent-action-to-improve-vaccination-uptake

2019年第一四半期に英国ではしかが230例以上報告されたことを受けて、Boris Johnson首相が予防接種率改善のための緊急対応を命令

 

[DAFM]英国のEU離脱-あなたのビジネスの変更に準備を

Brexit - Prepare your Business for Change

https://www.agriculture.gov.ie/brexit/preparingforbrexit/

合意無しの(無秩序な)離脱に備える

(生きものは時間的余裕はないので大変)

 

[FSS]EU離脱準備のためにFSSがやっていること

What has Food Standards Scotland been doing to prepare for Brexit?

https://www.foodstandards.gov.scot/about-us/our-remit/brexit

 

[FDA]FDAは食用水棲種の動物用医薬品の残留キネティクスと代謝を評価するガイドラインを発表

FDA Announces Availability of Guidance to Evaluate Metabolism and Residue Kinetics of Veterinary Drugs in Food-Producing Aquatic Species

August 16, 2019

https://www.fda.gov/animal-veterinary/cvm-updates/fda-announces-availability-guidance-evaluate-metabolism-and-residue-kinetics-veterinary-drugs-food

休薬期間を設定するためのマーカー残留物枯渇試験

 

[FDA]FDAは喫煙の健康への悪影響について市民の理解をより促進するためにタバコの包装や広告の色つき健康警告を新たに提案する

FDA proposes new required health warnings with color images for cigarette packages and advertisements to promote greater public understanding of negative health consequences of smoking

August 15, 2019

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-proposes-new-required-health-warnings-color-images-cigarette-packages-and-advertisements-promote

あまり知られていないが深刻な喫煙の健康被害を描写するカラー写真を特徴として提案された警告は、ここ35年以上のなかで最も大きなタバコ表示の変更である。

(子どもへの害、血管を詰まらせて脳卒中と心疾患をおこす、膀胱がんと血尿)

 

[CDC]CDCは電子タバコを使用していた人達の重症肺疾患について調査している

CDC, states investigating severe pulmonary disease among people who use e-cigarettes

August 17, 2019

https://www.cdc.gov/media/releases/2019/s0817-pulmonary-disease-ecigarettes.html

CDCはウィスコンシン、イリノイ、カリフォルニア、インディアナ、ミネソタの保健省の、電子タバコ製品の使用に関連した肺疾患クラスター、主に青少年と若年成人での、について相談を受けている。さらに他の州も確認されてはいないが可能性のある症例があり調査中であることを報告している。感染症が原因だという決定的根拠はない。各州の一部症例は類似していて電子タバコ使用に関連しているようだが、原因究明にはさらなる情報が必要である。

最新情報

・可能性のある症例は94そのうち30がウィスコンシン

 

論文

-マサチューセッツの子どもの大麻に関連した中毒相談電話が医療用大麻合法化後2倍になった

Cannabis-related poison control calls for Massachusetts kids doubled after medical pot legalized

16-Aug-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-08/uoma-cpc081319.php

マサチューセッツ大学Amherst校の公衆衛生研究者らはこの知見は強力な製品から若者をより良く守る必要性を強調する

JAMA Network Openに発表。全年齢層で食べられる大麻が原因のものが増えている

 

-Lancet

ワールドレポート:アフリカの色素欠乏症の人々:皮膚がんと戦う

People with albinism in Africa: contending with skin cancer

Esther Nakkazi

THE LANCET Volume 394, ISSUE 10198, P553-554, August 17, 2019

アフリカではアルビノの人を攻撃することは減ってきたが烙印への恐怖と皮膚がんへの知識の無さから皮膚がんがまだ大きな脅威である。

国連によると、色素欠乏症の人の98%は日光暴露により40才以上は生きない。そして死亡原因の少なくとも80%は皮膚がんである。アフリカではさらに差別により状況が悪化する。一部のアフリカ社会では、アルビノ人の人体の部分を持っていると金持ちになると信じられていて、腕や髪や爪をとるために殺されている。

 

コメント:タバコ流行対策の進展

Progress in beating the tobacco epidemic

Tedros Adhanom Ghebreyesus

THE LANCET Volume 394, ISSUE 10198, P548-549, August 17, 2019

WHOの報告について

 

暑さと健康:今後のLancetシリーズ

Heat and health: a forthcoming Lancet Series

Anthony Capon et al.,

THE LANCET Volume 394, ISSUE 10198, P551-552, August 17, 2019

2020年に熱波の健康影響等に関するシリーズを発表する

エアコンが有効なのは確かだがそのために温室効果ガスの排出が増加しますます温暖化が進む悪循環がおこっている。

(東京オリンピックが暑さ対策の教材として狙われているような・・)

 

-Natureニュース

帝王切開の赤ちゃんは母親の微生物が必要か?試験が議論の多いアイディアに取り組む

Do C-section babies need mum’s microbes? Trials tackle controversial idea

16 August 2019 Sara Reardon

https://www.nature.com/articles/d41586-019-02348-3

乳児に母親の膣の細菌を塗りつけることが子どもの健康に影響する可能性があるが、批判者はデータがほとんどないことと高いリスクを警告する

帝王切開で生まれた子どもは産道を通るときに浴びる細菌がいないが、それが肥満や喘息などの慢性健康問題リスクを上げるかどうかについては研究者の見解は分裂している。この疑問にこたえるためにいくつかの臨床試験が行われている。少なくとも米国、スウェーデン、中国の4つのグループが別々の実験を始めている。しかしそのような子どもをリスクに晒す可能性のある実験は行うべきではないと批判者は言う。

 

その他

-コンブチャを飲むことは健康に何か利益があるか?

Does Drinking Kombucha Have any Health Benefits?

Shira Cohen, OSS Intern | 15 Aug 2019

https://mcgill.ca/oss/article/health-nutrition-you-asked/does-drinking-kombucha-have-any-health-benefits

コンブチャは細菌を含むのでプロバイオティクスとして健康によいと宣伝されているが、その根拠は薄弱である

適量を飲むことにリスクはほとんど無いが健康効果についてはヒト臨床試験で確認されるまでは疑ったほうがいい。マウスは人間ではないことも覚えておく。

 

-グリホサート-インターネットの恐怖宣伝の寵児

Glyphosate — the Internet’s fearmongering darling

By Michelle Miller, Farm Babehttp://www.thefarmbabe.com Published: August 13, 2019

https://www.agdaily.com/crops/glyphosate-internets-fearmongering-darling/

EPAが再びグリホサートに発がん性の根拠はないことを示すプレスリリースをした。「再び」と言ったのは既に800以上の研究がありグリホサートとがんに関連はないことが示されている。専業農家に聞けば誰だってグリホサートはこれまで入手できたものの中で最も安全な部類だと答えるだろう。もっと毒性の高い合成及び有機農業用農薬はたくさんある。

農薬は農業にとって重要だが使いすぎは無駄である。農作物を守らなければ世界の食糧生産は最大80%失われるだろう。

そんな中でグリホサートはインターネットの恐怖宣伝の寵児になった。もしあなたがグリホサートについてフェイスブックを読んだり書いたりしたら、その後お金儲けを企む法律事務所からの「スポンサーつき」投稿の標的にされるだろう。それが私にはしょっちゅうだ。

(以下略)

 

-当局者:約100症例の謎の肺疾患が電子タバコと関連するかもしれない

Officials: Nearly 100 Cases of a Mysterious Lung Illness Could Be Linked to Vaping

19 AUG 2019

https://www.sciencealert.com/vaping-may-be-complicit-in-almost-100-mystery-lung-illnesses-currently-being-investigated

州及び連邦保健当局が約100症例の電子タバコと関連する謎の肺疾患を14州で調査している。この多くが入院していて一部はICUで人工呼吸を行っている

 

-大豆は女性の健康に悪いのか?

Is soya bad for women’s health?

By Jessica Brown 19 August 2019

http://www.bbc.com/future/story/20190816-is-soy-bad-for-womens-health

BBC future。長い、しっかりした記事。良いとも悪いとも結論は出せない。

(写真が不思議な料理。枝豆は大豆イソフラボンの話をするときには別物のような)

 

-食品はいつ敵になったのか?

When did food become the enemy?

https://www.journalpioneer.com/lifestyles/food-and-drink/when-did-food-become-the-enemy-342473/

ソーシャルメディアやダイエットの流行がデジタルで伝染する摂食障害を誘発している。クリーンな食生活がめちゃくちゃになると、それはオルトレキシアと呼ばれる。

無数のインフルエンサー、ブロガー、セレブがインスタグラムやその他のソーシャルメディアで極端に純粋な食事への強迫を煽る。脂肪、炭水化物、グルテン、加工食品、乳製品、肉、動物由来食品が悪者になっている。これら全てを制限すると健康的な食生活は全くの不健康になる。

危険な兆候

・ストレスの多いイベントによって食生活を変える

・食事を理由に社会参加を避ける

・あなたと同じような食事の人としかつきあわず、食べるものによって他人を判断する

・人生の多くの時間を食品のことで使う

・たとえ偶然であっても基準にあわない食品を食べると後悔する

 

-作物の問題:若い市民が動き始める

Crops Matter: Young Citizens take the Initiative

Posted by RiskMonger on August 18, 2019

https://risk-monger.com/2019/08/18/crops-matter-young-citizens-take-the-initiative/

農業技術を学ぶ学生のグループが、昨年の欧州司法裁判所の決定に反応してこの残念な常態を解決しようと欧州市民イニシアチブを開始した。彼らを支持しよう。

オランダのワーゲニンゲン大学などの修士の学生達

Grow scientific progress: crops matter!

https://ec.europa.eu/citizens-initiative/public/initiatives/ongoing/details/2019/000012

彼らのサイト

https://www.growscientificprogress.org/

 

-視点:何故Non-GMOプロジェクトは消費者を騙すマーケティングツールでしかないのか

Viewpoint: Why the Non-GMO Project label is little more than a marketing tool that deceives consumers

David Warmflash | August 16, 2019

https://geneticliteracyproject.org/2019/08/16/viewpoint-why-the-non-gmo-project-label-is-little-more-than-a-marketing-tool-that-deceives-consumers/

最近食品を買いに行くと「Non-GMOプロジェクト認証」と表示された製品が目に入る。特にWhole Foods Marketのような高所得者を対象にした店舗では。スターバックスのコーヒーショップでも見られる。皮肉なことにスターバックスは反GMO活動家の標的になってきたのに。それでもノンGMOシールを貼るのは何らかのメリットがあるのだろう-しかし事実は誰の得にもならない。

GMOシールが意味するものは、その食品会社が認証のためにお金を払ったこと、それにはPCR検査が行われたこと、である。検査の結果一定量以上の遺伝子配列が検出されなければ「認証」される。これはかなり緩い基準である。

(以下略)