2019-09-24

[EU]RASFF Week38-2019
警報通知(Alert Notifications)
スペイン産缶入り皮をむいたトマトにシロバナヨウシュチョウセンアサガオの果実の存在、トルコ産シロカノシタ(sweet tooth mushrooms)の高濃度の放射線量(744 BQ/kg)、デンマーク産未承認遺伝子組換え(bacteria Bacillus velezensis )食品酵素、ガーナ産オランダ経由バンクーミックスのアフラトキシン(B1 = 11.4; Tot. = 13.2 / B1 = 10.1; Tot. = 11.3 µg/kg)、トルコ産食品サプリメントの未承認物質シルデナフィル(2.6 mg/kg)、スペイン産解凍メカジキの水銀(1.6 mg/kg)、リトアニア産有機レーズンのオクラトキシンA (31.7 µg/kg)、スペイン産チルド燻製マグロのヒスタミン(7122 mg/kg)、インド産ターメリックの未承認着色料オレンジII (566 µg/kg)、日本産クロアチア経由乾燥昆布のヨウ素高含有(1800 mg/kg)、中国産イタリア経由ナイロン製サーバーからの一級芳香族アミンの溶出(アニリン: 91 & 4,4'MDA: 11600 µg/kg)、レバノン産ナツメグのアフラトキシン(B1 = 17; Tot. = 21 µg/kg)、
注意喚起情報(information for attention)
アンゴラ産冷凍エビの亜硫酸塩高含有(207 mg/kg)、ヨルダン産有機センナ茶のセンナ高含有(15 mg)、スペイン産チルドキハダマグロのアスコルビン酸(E300)高含有(576; 1414 mg/kg)、トーゴ産メロン種子粉末のアフラトキシン(B1 = 9.6; Tot. = 12.2 µg/kg)、ベトナム産冷凍真空パックマリネしたマグロロインのヒスタミン(1086 mg/kg)、
フォローアップ用情報(information for follow-up)
インド産バスマティ米のチアメトキサム(0.094 mg/kg)及び未承認物質トリシクラゾール(0.125 mg/kg)、タイ産スウェーデン経由酢漬けマンゴースライスの亜硫酸塩非表示(16 mg/kg)(亜硫酸塩のE番号のみ記載)、米国産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分3,3'-ジインドリルメタン(DIM)・イカリソウ・トンカットアリ(Eurycoma longifolia)・ブルビネ・ナタレンシス(Bulbine natalensis)・N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)及び4-ヒドロキシイソロイシン、
通関拒否通知(Border Rejections)
モルドバ産乾燥種をとったプルーンのソルビン酸(E200)高含有(1411.1 mg/kg)、米国産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 35.1; Tot. = 40.3 µg/kg)、中国産未承認遺伝子組換え(CryIAb-gene SYBR®Green)冷凍おにぎり、中国産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 5.6; Tot. = 6.8 µg/kg;B1 = 2; Tot. = 3.6 µg/kg)、インド産砕いたチリのアフラトキシン(B1 = 10.2; Tot. = 10.5 µg/kg)、ベトナム産冷凍マカジキの水銀(1.2 mg/kg)、アルゼンチン産鳥餌用ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 5700; Tot. = 8500 µg/kg)、セネガル産パーム油の未承認着色料スーダン4 (>3000 µg/kg)、ニカラグア産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 58.7; Tot. = 62.8 µg/kg)、ウガンダ産ペッパーのジメトエート(0.03 mg/kg)及び未承認物質オメトエート(0.06 mg/kg)、

[EFSA]植物の健康ニュースレター:この先何が?
EFSA NEWS
Plant health newsletter: what’s on the horizon?
18 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/press/news/plant-health-newsletter-whats-horizon
植物の健康に関するメディア報道のEFSAの月間総括は現在EFSA Journalで入手できる。このニュースレターではEUの作物、森林、公園に潜在的脅威として確認されている植物病害虫について、発表された記事や更新情報を一緒にまとめている。
このニュースレターは当初、植物の健康分野のリスク管理者とリスク評価者に役立ち、欧州委員会やEU各国に新興や増大する脅威への注意を喚起することを目的としていた。現在は関係者、ジャーナリスト、学界、この分野に関心のある誰にでも入手できるようにしている。
このニュースレターは欧州委員会の共同研究センター(JRC)やEU加盟国と協力して作成されている。
EFSAの植物の健康チームのリーダーであるGiuseppe Stancanelli氏は述べた、「メディアモニタリングはEFSAの将来大きな影響をもたらす可能性のある兆候をいち早くとらえる活動の根幹である。定期的にメディアや科学的出版物をスクリーニングすることで、私達は新たな、新興あるいは繰り返し起きる病害虫――EU域の懸念となりうる虫、バクテリア、ウイルス、他の生命体―を確認できる。
「この情報はリスク評価者やリスク管理者が新たな植物の病原菌や病気の発生の可能性に備え、防ぐのに役立つ。」
このニュースレターは過去2年間、欧州委員会でリスク管理者と試験的に行っており、現在はEFSA Journalを通して現在公開されている。バックナンバーも全て入手可能である。

[EFSA]累積暴露評価関連
-神経系の影響のための農薬の累積評価グループの設定
Establishment of cumulative assessment groups of pesticides for their effects on the nervous system
EFSA Journal 2019;17(9):5800  17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5800
農薬の累積評価グループは神経系の5つの影響、脳および/または赤血球アセチルコリンエステラーゼ阻害、運動、感覚および自律神経系機能への影響、神経組織の組織病理学的変化に設定されている。方法論的アプローチや入手可能なデータや科学的知見の制限による不確実性の原因が確認され検討されている。この報告書は神経系に影響を与える農薬の累積リスク評価についての科学的報告書の公表を支援する

-甲状腺の影響のための農薬の累積評価グループの設定
Establishment of cumulative assessment groups of pesticides for their effects on the thyroid
EFSA Journal 2019;17(9):5801  17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5801
農薬の累積評価グループは甲状腺への2つの特異的な影響、まず甲状腺機能低下症に、そして2番目に傍濾胞細胞(C‐cell)肥大、過形成、新生物に設定された。方法論的アプローチや入手可能なデータや科学的知見の制限による不確実性の原因が確認され検討されている。この報告書は甲状腺に影響を与える農薬の累積リスク評価についての科学的報告書の公表を支援する

-神経系システムについての累積評価グループの設定に関する科学的報告書のパブリックコメント募集結果
Outcome of the public consultation on the scientific report on the establishment of cumulative assessment groups of pesticides for their effects on the nervous system
17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1702
この科学的報告書は2019年6月26日にEFSAに承認されEFSA Journalで発表される。

-甲状腺に影響のある農薬の累積評価グループの設定に関する科学的報告書についてのパブリックコメント募集結果
Outcome of the public consultation on the scientific report on the establishment of cumulative assessment groups of pesticides for their effects on the thyroid
17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1703
この科学的報告書は2019年6月26日にEFSAに承認されEFSA Journalで発表される。

-甲状腺に急性影響がある農薬のMCRAソフトウエアを用いた累積食事暴露評価
Cumulative dietary exposure assessment of pesticides that have chronic effects on the thyroid using MCRA software
17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1707
オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)と欧州食品安全機関(EFSA)との間の第2回枠組みパートナーシップ協定を背景に、甲状腺に影響を与える農薬の2つの累積評価グループ(CAGs)、C細胞の肥大、過形成、新生物に関連する農薬(TCP, 18 有効成分)と甲状腺機能低下に関連する農薬(TCF, 124 有効成分)に急性累積食事暴露評価が実施された。暴露評価は2014、2015、2016年に加盟国が公的モニタリングプログラムで収集したモニタリングデータと、様々な国や様々な年齢集団の10の消費者集団からの個別の食品摂取データを使用した。暴露量推定量はモンテカルロリスク評価(MCRA)ソフトウエアで実施され、2次元モンテカルロシミュレーションによりそれぞれの農薬グループで得られた。累積暴露評価に用いたパラメーターと評価の範囲は、植物・動物・食品・飼料に関する常任委員会(SC PAFF)が議論し同意した。これらの議論に基づき、非常に保守的な層第I 段階モデリングアプローチと、詳細だがそれでもまだ保守的な層第II段階モデリングアプローチが利用された。これらの評価では、一般的なリスク評価の慣行に従い、累積暴露は暴露分布の50、90、95、99、99.9パーセンタイルでトータル暴露マージン(MOET)として計算された。モニタリングデータに監視データが検出されないときの置換や加工要因の可用性などの不確実性をよりよく理解するために4つの感度分析が実施された。この報告書で得た暴露推定量は、甲状腺に急性影響のある農薬の累積食事リスクの特性評価に関するEFSAの科学的報告書に利用されている。

-神経系に急性影響がある農薬のMCRAソフトウエアを用いた累積食事暴露評価
Cumulative dietary exposure assessment of pesticides that have acute effects on the nervous system using MCRA software
17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1708
オランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)と欧州食品安全機関(EFSA)との間の第2回枠組みパートナーシップ協定を背景に、神経系に影響を与える農薬の2つの累積評価グループ(CAGs)、脳および/または赤血球AChE抑制と関連する農薬(CAG-NAN, 47 農薬)と運動部門の機能的変化と関連する農薬(CAG-NAM, 100 農薬)に急性累積食事暴露評価が実施された。暴露評価は2014、2015、2016年に加盟国が公的モニタリングプログラムで収集した農薬モニタリングデータと、様々な国や様々な年齢集団の10の消費者集団の個別の食品摂取データを使用した。暴露推定量はモンテカルロリスク評価(MCRA)ソフトウエアで実施され、2次元モンテカルロシミュレーションによりそれぞれの農薬グループに得られた。累積暴露評価に用いたパラメーターと評価の範囲は、植物・動物・食品・飼料に関する常任委員会(SC PAFF)が議論し同意した。これらの議論に基づき、非常に保守的な第I 段階モデリングアプローチと、詳細だがそれでもまだ保守的な第II段階モデリングアプローチが利用された。これらの評価では、一般的なリスク評価の慣行に従い、累積暴露は暴露分布の50、90、95、99、99.9パーセンタイルでトータル暴露マージン(MOET)として計算された。主な不確実性に対処するために5つの感度分析が実施された。この報告書で得た暴露推定量は、神経系に急性影響のある農薬の累積食事リスクの特性評価に関するEFSAの科学的報告書に利用されている。

-SAS®ソフトウエアを用いた甲状腺に急性影響がある農薬の累積食事暴露評価
Cumulative dietary exposure assessment of pesticides that have chronic effects on the thyroid using SAS® software
EFSA Journal 2019;17(9):5763  17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5763
遡及的食事暴露評価は、C-細胞の肥大、過形成、新生物や、甲状腺機能低下症など甲状腺に急性影響のある農薬の2つのグループで実施された。この評価で検討された農薬は、甲状腺の影響を農薬の累積評価グループの設定についての科学的報告書で同定され性質を決定されたものである。この暴露評価は、2014年、2015年および2016年の公的農薬モニタリングプログラムで加盟国が集めたモニタリングデータや、様々な国や様々な年齢集団の10の消費者集団の個別の食品摂取データを使用した。暴露推定はSAS®ソフトウエアで実施され、2次元確率モデルによりそれぞれの農薬グループで得られた。結果はモンテカルロリスク評価(MCRA)ソフトウエアを用いてオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)が得た暴露推定に対して検証された。両ツールでほぼ同一の結果が得られ、わずかな違いは主に確率論的モデリングの変量効果による。この報告書で得た暴露推定は、甲状腺に急性影響のある農薬の累積食事リスクキャラクタリゼーションについての最終的な科学報告書に使用される。後者はハザード評価と暴露評価を全ての関連する不確実性を含む統合したリスクキャラクタリゼーションにまとめたものである。

-SAS®ソフトウエアを用いた神経系に急性影響がある農薬の累積食事暴露評価
Cumulative dietary exposure assessment of pesticides that have acute effects on the nervous system using SAS® software
EFSA Journal 2019;17(9):5764 17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5764
神経系に急性影響のある農薬の2つのグループ、脳および/または赤血球アセチルコリンエステラーゼ阻害と運動部門の機能的変化について遡及的食事暴露評価が行われた。この評価で検討された農薬は、神経系の影響について農薬累積評価グループの設定についての科学的報告書で同定され性質を決定されたものである。この暴露評価は、2014年、2015年および2016年の公的農薬モニタリングプログラムで加盟国が集めたモニタリングデータや、様々な国や様々な年齢集団の10の消費者集団の個別の食品摂取データを使用した。暴露推定はSAS®ソフトウエアで実施され、2次元モンテカルロシミュレーションによりそれぞれの農薬グループで得られた。結果はモンテカルロリスク評価(MCRA)ソフトウエアを用いてオランダ国立公衆衛生環境研究所(RIVM)が得た暴露推定に対して検証された。両ツールでほぼ同一の結果が得られ、わずかな違いは主に確率論的モデリングの変量効果による。この報告書で得た暴露推定は、神経系に急性影響のある農薬の累積食事リスクキャラクタリゼーションに関する最終的な科学報告書に使用される。後者はハザード評価と暴露評価を全ての関連する不確実性を含む統合したリスクキャラクタリゼーションにまとめたものである。

[EFSA]意見等
-フルジオキソニルのMRLレビュー後の確証データの評価
Evaluation of confirmatory data following the Article 12 MRL review for fludioxonil
EFSA Journal 2019;17(9):5812 17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5812
EFSAはフルジオキソニルの最新の消費者リスク評価を改訂し、この長期食事摂取は消費者の健康リスクになりそうもないと結論した。

-ルバーブのフルジオキソニルの既存MRLsの改訂
Modification of the existing maximum residue levels for fludioxonil in rhubarbs
EFSA Journal 2019;17(9):5815  17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5815
検証された定量限界(LOQ) 0.01 mg/kgでルバーブの植物本体のフルジオキソニルの残留物を管理する適切な実施分析手段が得られた。リスク評価結果に基づき、報告された農業規範によるフルジオキソニルの使用から生じる残留物の長期摂取は消費者の健康リスクになりそうもない。

-フルロキシピルのMRLレビュー後の確証データの評価
Evaluation of confirmatory data following the Article 12 MRL review for fluroxypyr
EFSA Journal 2019;17(9):5816  17 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5816
EFSAはいくつかの植物および動物商品の既存のMRLsの再考を助言した。

-ベナラキシル-Mの既存MRLsのレビュー
Review of the existing maximum residue levels for benalaxyl‐M according to Article 12 of Regulation (EC) No 396/2005
23 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5818
さらなる検討が必要。

-提出された確証データを踏まえた有効成分テルブチラジンの農薬リスク評価の改訂したピアレビュー
Updated peer review of the pesticide risk assessment for the active substance terbuthylazine in light of confirmatory data submitted
EFSA Journal 2019;17(9):5817  19 September 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5817
懸念が確認された。

[ODS] ファクトシート更新
-ビタミンB6
Vitamin B6
Fact Sheet for Health Professionals
September 19, 2019
https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminB6-HealthProfessional/
ビタミンB6サプリメントはレベチラセタム(Keppra®)の行動副作用を軽減する可能性があるという記述を加えた
https://ods.od.nih.gov/factsheets/VitaminB6-HealthProfessional/#change

-モリブデン
Molybdenum
Fact Sheet for Customer
September 19, 2019
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Molybdenum-Consumer/
新規追加

[HK] 法令違反
-包装ふすまサンプルが栄養表示規則に違反している
Prepackaged Wheat Bran sample not in compliance with nutrition label rules
September 19, 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190919_7631.html
食品安全センターが検査したところ、米国産包装ふすまにおいて、砂糖0g/100gという申告のところ、1.9g/100g検出であった。

-瓶詰ガーリック乾燥えびが栄養表示規則に違反している
Bottled garlic dried shrimp not in compliance with nutrition label rules
Thursday, September 19, 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20190919_7633.html
食品安全センターが検査したところ、台湾産瓶詰ガーリック乾燥エビにおいて、ナトリウム492.6mg/100gという申告のところ、940mg/100g検出であった。

-食品安全センターは缶入りフライドデイス(魚)のサンプルに微量のマラカイトグリーンを検出する
CFS finds traces of malachite green in canned fried dace sample
Thursday, September 19, 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20190919_7634.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、缶入りフライドデイスのサンプルに0.74ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。

[TGA]安全性警告:Slimina Weight Loss capsules
20 September 2019
https://www.tga.gov.au/alert/slimina-weight-loss-capsules
製品は表示されない成分フェノールフタレイン及びパラセタモールを含む。製品写真あり。

[PHE]新しい報告書は食品企業による砂糖削減のさらなる前進を示す
New report shows further sugar reduction progress by food industry
20 September 2019
https://www.gov.uk/government/news/new-report-shows-further-sugar-reduction-progress-by-food-industry-1
ソフトドリンク課税で28.8%の削減

[FSS] 2015-2018年の英国公衆衛生庁の砂糖削減報告に対する反応
Response to Public Health England’s sugar reduction report on progress between 2015 and 2018
20 September 2019
https://www.foodstandards.gov.scot/news-and-alerts/response-to-phe-sugar-reduction-report-on-progress-between-2015-and-2018
FSSの2015-2018年の英国公衆衛生庁の砂糖削減報告に対する発言

[FSA]バイオ食品接触物質のレビューが公表された
Review of bio-based food contact materials published
19 September 2019
https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/review-of-bio-based-food-contact-materials-published
バイオ食品接触物質の安全性がFSA向けに作成された最新の報告書で調査された。

[FDA]リコール。Ridley Block OperationsはUltralyx 2416-5を自主回収、他製品には影響なし;販売はジョージア州とフロリダ州と限定的。
Ridley Block Operations Voluntarily Recalls a Batch of Ultralyx 2416-5 No Other Products are Affected; Distribution was Limited to Georgia and Florida
September 20, 2019
https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/ridley-block-operations-voluntarily-recalls-batch-ultralyx-2416-5-no-other-products-are-affected
Ridley Block Operationsは高濃度の非タンパク性窒素のため、Ultralyx 24-165を自主回収。
(飼料、牛に悪影響のおそれあり)

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果
輸入検査課 
-2019-09-06
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43084
2019.8.30〜2019.9.5

-2019-08-30
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43083
2019.8.23~2019.8.29

[MFDS]健康な秋夕のための食品・医薬品安全情報の提供(食品編)

食品安全政策課 2019-09-09
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43686
□ 食品医薬品安全処は、旧盆名節を迎え、国民が安全で健康にお盆を過ごすことができるように食品安全情報を提供すると
主要内容は、▲法事用品買い物要領▲食材保管及び準備要領▲祝祭日の食品調理・摂取・保管要領▲祝祭日の食品を健康に楽しむ方法▲帰省食中毒予防要領▲ギフト用健康機能食品を購入する要領など。
<法事用品など買い物する要領>
○ お盆法事用品、祝祭日の食事の準備のための買い物は、小麦粉、食用油のような冷蔵が必要ない食品をはじめに、果物・野菜、ハム・かまぼこなど冷蔵‧冷凍食品、肉類、魚介類の順に買うことを勧める。
  - 大型ディスカウントマートやデパートなどで買い物する時間は平均80分程度(1回平均)で、買い物かごに入れた食品が常温で長時間放置された場合細菌増殖の恐れがあるので、腐りやすい魚介類や冷蔵・冷凍食品は最後に購入する。
○ 農産物は傷がなく新鮮なものを選択し、洗浄・切断などの前処理がされた果物・野菜は冷蔵製品を購入する。
○ 食品を購入する時は、賞味期限・表示事項をよく確認し、必要な量だけ購入。
  - 酒類は流通期限がないが、濁酒と薬酒は賞味期限を表示するようにしていて、プレゼント用で購入する際に賞味期限を確認する必要がある。
  - 「卵産卵日付表示制」施行(‘19.8.23.)の卵の殻の表示を見て、ニワトリが卵を産んだ日付も確認して購入することができるようになったが、適正に保管・流通された卵は、産卵日付が数日過ぎても品質と安全に問題がないので、賞味期限以内の製品かどうかを確認して購入して下さい。
○ 買い物が終ったら加工食品、果物・野菜類と肉類・水産物をそれぞれ区分して、冷蔵・冷凍食品はアイスボックスやアイスパックを利用して、冷たい状態を維持して家まで運ぶ。
<食材の保管及び準備要領>
○ 購入した食品材料はすぐ冷蔵庫や冷凍庫に入れて保管し、卵はすぐ食べる野菜と直接触れないように保管に注意。
- 冷凍保管肉類・魚介類など長期間保存する食品は冷凍庫の内側奥深く入れ、冷蔵室扉側は温度変化が大きいので、すぐに食べる食品のみを保管することをお勧め。
    - 冷蔵庫適温を維持するためには、▲全用量の70%以下▲頻繁にドアを開けない▲熱いものは素早く冷やしてから保管するなどを守らなければならない。
○ 冷凍状態で活動を停止した細菌は、誤った解凍再び増殖するので、冷凍肉、魚などを解凍するために注意が必要。
  - 冷蔵解凍または電子レンジ解凍が望ましく、流水で解凍する場合は、必ず4時間以内に仕上げる。
○ ニワトリなど家禽類、水産物、肉などを洗浄する時には、そのまま食べる野菜、果物などに水が飛ばないように注意する必要がある。
- ナイフ・まな板による交差汚染を防止するために調理されない食品と調理された食品を区分してナイフとまな板を使う。
○ 代表的な祝祭日の食品であるサトイモ汁、ワラビナムルなどに使われるサトイモ、ワラビ、豆類は危害成分を含んでいて材料準備に注意が必要。
- サトイモに含まれる危害成分(シュウ酸カルシウム、ホモゲンチジン酸)を除去するために沸騰させて5分以上ゆでた後、水に浸してから使用する。
- ワラビに含まれる危害性分(プタキロシド)を除去するためには、沸騰したお湯で5分以上茹でた後、水につけた後使用。
-豆類に含まれている危害成分(レクチン)を除去するために5時間ほど水につけた後、完全に煮た後使用する。
<祝祭日の食品調理・摂取・保管要領>
○ 祝祭日の食品を作る前石鹸など手洗浄剤を使用して、30秒以上手を洗うようにします。
  - 特に、卵や生鶏を触った手で生で食べる野菜などに触れると、食中毒菌が付着すること(交差汚染)があるので、必ず石鹸などで手を洗う。 
○ 食品を調理する時は、衛生手袋を着用して、加熱料理する時は、飲食物の内部まで十分に加熱しなければならない。
  - ミートボールなど粉砕肉を調理する時は、必ず中まで完全に加熱しなくてはならず、ハム・ソーセージなど肉加工品も中心温度75℃ 1分以上の加熱調理が必要。
○ 調理済みの食品を保管する時には、温めた食べ物は60℃以上に、冷たく食べる食べ物は急速に冷やして5℃以下で保管します。
  - 祝祭日の食品は、多くの量をあらかじめ調理して保管する場合が多いので、2時間以内に冷ましてカバーをして冷蔵庫に保管。
  - ベランダに調理された食品を保管すると、日中には日光によって温度が上がって細菌が増殖するので注意が必要です。
○ 調理された食品は、常温に放置せずにできるだけ早く2時間以内に摂取しなければならず、常温で2時間以上放置された食品は必ず再加熱した後摂取する。
<墓参りや帰省中食中毒予防のヒント>
○準備した食べ物をトランクにそのまま保管せず、なるべくアイスボックス、アイスパックなどを利用して、10℃以下冷蔵状態で運んで、墓参りの後に準備した食べ物を食べる前に手をきれいに洗ったりウェットティッシュで拭く。
  - 墓参り時、周辺の半熟の果物や野生きのこなどをむやみに採取・摂取してはならない、安全性が確認されない谷水や湧き水などをむやみに飲まない。
○帰省途中には、▲調理された食品は、なるべくアイスボックスなどを利用して10℃以下で保管・運搬▲日差しがあたる空間や自動車のトランクに2時間以上放置しない▲食事前に手をきれいに洗ったりウェットティッシュで拭く▲なるべく調理後2時間以内に摂取するなどの安全上の注意を守る。
○ 特にコンビニ、休憩所などで購入した食品や飲料はできるだけ早く食べ、残った食べ物や飲み物は車中にそのまま置かないよ。
<祝祭日の食品を健康に楽しむ方法>
○ 餅、煮物など祝祭日の食品は、普段食べる食品に比べて熱量も高くナトリウム、糖も多いのでカロリーとナトリウム、糖を減らした健康レシピを使用することを勧める。
○ ナムルは油で炒める調理方法より茹でて調理して、あらかじめ調味料で和えておけば野菜から水分が出て、薄味になるので食べる直前味をみて出す。
○ 調味料を使う煮込みより焼きものを中心に準備してスープ料理は昆布、煮干しなどで取ったスープを基本に使用し、沸騰している調理途中はではなく、直前に味見するのが薄味に料理する方法。
  -プルコギなどに使う調味料は砂糖の代わりにパイナップル、梨、キウイのような果物を使えば糖度を減らして肉を柔らかくする効果を得られる。
  - 豆腐、ハム、かまぼこなどを料理する時は、お湯で一度茹でて調理すれば加工食品のナトリウム含有量を減らすことができる。
○ 食品を食べる時には、とり皿を利用し、すこしずつ食べるのが食べ過ぎを減らす方法で、スープより具を中心に食べ、醤油を使わずに食べることを勧める。
  - 小さなサイズ(200㎖以下)の汁椀を使えば、ナトリウムの摂取を減らすことができる。
○ 祝祭日の食品は、油で揚げて炒めるなど高熱量、高脂肪食が多く、普段の食事量を考えて熱量を少なくできるように、カロリーを計算し、食事量を調節することが必要。
祝祭日の食品栄養情報は、食品安全情報ポータル食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)栄養成分データベースで確認できる。
○ 併せて、高速道路及び空港などで飲食店を利用する場合、衛生評価店で安全な旧盆名節を。店情報は食品安全国ホームページ(www.foodsafetykorea.go.kr)>の町内食品安全情報/町内飲食店で確認することができる。
<健康機能食品を購入する要領及び摂取の注意事項>
○ お盆にプレゼント用にたくさん購入する健康機能食品は、疾病治療を目的に処方される「薬」ではないので「高血圧、糖尿、関節炎、性機能の改善など」のような虚偽・誇大・誹謗などの表示・広告に惑わされて購入する事がないように注意して下さい。
○ 健康機能食品を購入(インターネットショッピングモールを含む)する時は、製品に「健康機能食品」表示及び認証絵柄(マーク)を必ず確認する必要があり、機能性が確認されない「健康食品」(ノニ、オキアミ油など)を健康機能食品と間違えて高く購入した後、機能性がなくて後悔する事を防ぐことができる。
  - 特に、インターネット、ホームショッピングなどの目玉商品や口コミだけ信じて購入するのは危険。
   * 食薬処から機能性を立証されない一般食品は「健康機能食品」というフレーズと絵柄(マーク)がない
  - 正式に輸入または製造された健康機能食品は、食薬処で認めた製品別の機能性を含む輸入(製造)店名、原材料名、賞味期限などのハングルの表示があるので入念に見て購入する必要がありる。
○ 健康機能食品は、安全性と機能性が確保されている一日摂取量が決まっているので、製品に表示された摂取量、摂取方法、摂取時の注意事項を確認して摂取して下さい。
  - 健康機能食品は、それ自体で食事に代る栄養素の供給源になることはないので、バランスが取れた食事が優先であり、補助的に摂取するのが望ましい。
  - 機能性を持ついくつかの製品を同時に食べたり過剰摂取した場合、機能性がさらに生じるのではなく、予期せぬ異常事例が発生する可能性があるので注意する必要がある。
- 病気で病院の治療を受けたり、薬を服用する場合には、医者に相談するのが望ましく、食品安全国ホームページで医薬品と一緒に摂取する場合注意が必要な原材料の情報を確認できる。
○ 健康機能食品を摂取して副作用が発生した場合1577-2488または食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)「健康機能食品異常事例申告センター」を利用して申告してください。

[IARC]モノグラフ121巻 スチレン、スチレン-7-8-オキシド、キノリン
Styrene, Styrene-7,8-oxide, and Quinoline
23. 09. 2019
http://publications.iarc.fr/582
発行

[Codex]地域調整部会
-ゴア、インド-地域部会がアジアの重要問題を議論する
Goa, India - FAO/WHO regional meeting discussing key issues for Asia
22/09/2019
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1234495/

-Codexを介してアジアはコーデックスシステムと地域の協力を強化するためにともに働く
Through Codex, Asia works together to strengthen the Codex system and regional cooperation
23/09/2019
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1234630/

[FSANZ]食品基準通知
-Notification Circular 94–19           
24 September 2019
http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular9419.aspx
新規申請と提案:加工助剤としてのジベレリン酸
意見募集:加工助剤としてのTrichoderma reesei由来キシラナーゼ

-Notification Circular 95–19
23 September 2019
http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular9519.aspx
新規申請と提案:緊急提案として純及び高度に濃縮されたカフェイン製品について

論文
-ガラス工場地域の地元産食品とがんリスクに明確な関連はない
No clear link between local food and cancer risk in glassworks areas
23-Sep-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-09/lu-ncl092319.php
スウェーデンのSmåland郡は「クリスタルの王国」として知られ18世紀からガラス産業が盛んだったが、近年いくつかの工場が儲からないという理由で閉鎖されている。同時に近くの土壌がヒ素やカドミウム、鉛で汚染されていることもわかった。このことが観光業に大きな打撃を与えた。さらに工場近くの住民に地域産の野菜やベリー類への不安がおこった。これまでの研究ではこのガラス工場地域にある種のがんが多いという報告があり、科学者は地元産食品の長期摂取ががんと関連するかどうかを検討した。ガラス工場あるいはガラス埋め立て地の2km以内に1979-2004年の間に最低5年すむ2200人のデータを使った。地元産食品の摂取量の多さと汚染物質の血中濃度の高さに関連はあった。
Environmental International

-THC吸入で脳の活動が統合失調症同様に「鈍る」:研究
Brain activity 'dampened' by vaped THC, similar to those with schizophrenia: study
Sep 23, 2019
https://www.cbc.ca/news/canada/kitchener-waterloo/brain-activity-dampened-by-vaped-thc-similar-to-those-with-schizophrenia-study-1.5294376
Guelph大学の研究がラットの鈍った脳の活動は少なくとも1週間続くことを発見
Canadian Journal of Addictionに発表
(大手メディアが大麻の有害性を大きく報道することに意味がある。合法化で研究できるようになった人達が今後次々にデータを出してくるだろう)

-ショーとしての食品
Food as spectacle
Tim Lang
The Lancet Perspectives|Exhibition|Volume 394, ISSUE 10203, P999-1000, September 21, 2019
英国で開催されている展覧会FOOD: Bigger than the Plateについての比較的長い考察
展覧会サイト
https://www.vam.ac.uk/exhibitions/food-bigger-than-the-plate
(商業展示会ではない)

その他
-消費者はホメオパシーニセ薬についてWalmart と CVSに「騙された」と感じる、調査が示す
Consumers Feel “Scammed” by Walmart and CVS over Homeopathic Fake Medicine, Survey Shows
September 17, 2019
https://centerforinquiry.org/press_releases/consumers-feel-scammed-by-walmart-and-cvs-over-homeopathic-fake-medicine/
ホメオパシー製品についての事実を提示されると、アメリカ人はホメオパシーと科学的根拠のある医薬品を並べて売っている最大の医薬品小売業者であるWalmart と CVSに対する信頼を相当失う。
Center for InquiryがLake Research Partnersに依頼した調査の結果。
報告書ダウンロード可能

-インスタグラムがダイエットと美容整形手術の投稿規則を厳格に
Instagram tightens rules on diet and cosmetic surgery posts
Wed 18 Sep 2019 15.35 BST
https://www.theguardian.com/technology/2019/sep/18/instagram-tightens-rules-on-diet-and-cosmetic-surgery-posts
インスタグラムとフェイスブックで、ダイエットや美容手術に関する投稿に年齢制限をすると発表。18才未満のユーザーには販売促進が見えないようにし、「魔法の」宣伝をするものは排除するという。

-IARCの腐敗(まとめ):IARCのダーティ30
The Corruption of IARC (Summary): IARC’s Dirty 30
Posted by RiskMonger on September 13, 2019
https://risk-monger.com/2019/09/13/iarcs-dirty-30/

-IFPRI研究:GMOなすは農薬の使用を減らし農家の収入を増加させる
IFPRI study:GMO eggplant cuts pesticide use, boosts farmer profits
By Joan Conrow
September 16, 2019
https://allianceforscience.cornell.edu/blog/2019/09/ifpri-studygmo-eggplant-cuts-pesticide-use-boosts-farmer-profits/
遺伝子組換え昆虫耐性ナス(Bt brinjal)は殺虫剤の使用を減らしバングラデシュの農家の生活を改善したことが新しい研究で示された

-ホルモンダイエットが大流行、しかしほんとうに効果がある?
Hormone diets are all the rage, but do they actually work?
September 23, 2019
https://theconversation.com/hormone-diets-are-all-the-rage-but-do-they-actually-work-122744
身体のホルモンバランスを操作するというホルモンダイエットが人気である。ある本ではホルモンダイエットは第一段階で「デトックス」のためにアルコールやカフェインや肉や牛乳製品を抜く。第二段階で加工食品や精製穀物を抜く。第三段階で筋トレをする。しかしこれであなたのホルモンに影響があって体重が減るのではなく、カロリー制限の結果だろう。
ホルモンバランスが悪いのは通常より深刻な病気のせいであり食事だけで治療することはできない。個人が減量のためにホルモンを「リセット」できる方法は報告されていない

-狂犬病のコウモリの発見でトロントに健康警告
Rabid bat discovery triggers Toronto health warning
By David RiderCity Hall Bureau Chief
Mon., Sept. 23, 2019
https://www.thestar.com/news/city_hall/2019/09/23/rabid-bat-discovery-triggers-toronto-health-warning.html
全ての野生生物との接触は避けることを再確認

-信じられない食べ物-くらげ?
The Incredible, Edible ... Jellyfish?
by Wellness Letter  September 11, 2019
https://www.berkeleywellness.com/healthy-eating/food/article/incredible-edible-jellyfish
中国、日本、その他のアジアの国ではクラゲを食べてきた。ウミガメやサメやクラゲを含むその他の海の生き物もクラゲを食べる。全てのクラゲが食べられるわけではなく、ヒト食用になるのはほんの僅かである。
アメリカでは一部のアジアンマーケットでクラゲを売っているし中華料理店でメニューにあることもある。しかし専門家でないなら自分でクラゲを捕ろうとはしないこと。時には触っただけで毒である。
クラゲに関節痛緩和や記憶力改善、アンチエイジング作用があるという主張もあるが証明されていない

-アルツハイマーサプリメントのことは忘れよう
Forget About Alzheimer’s Supplements
by Melissa Caravella  September 19, 2019
https://www.berkeleywellness.com/supplements/other-supplements/article/forget-about-alzheimers-supplements
アルツハイマーの進行を止めたり戻したりする治療法はない。それなのにたくさんのアルツハイマー代替治療法が販売されている。
FDAはダイエタリーサプリメントの安全性や有効性を認可しない。それらは病気の治療や予防効果を宣伝できないにもかかわらず、企業は一線を越える。消費者は科学的根拠無く宣伝する製品から離れよう。もしもそんなに効果があるのなら世界中で広く使われているはずである

-ナッツ、体重、肥満を調べた研究への専門家の反応
SMC UK
expert reaction to study looking at nuts, weight and obesity
23, 2019
https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-nuts-weight-and-obesity/
BMJ Nutrition, Prevention & Healthにナッツの摂取量と体重と肥満リスクの関連についての研究が報告された
Cambridge大学MRC生物統計ユニットグループリーダーStephen Burgess博士
これは観察試験で現在ナッツを食べていない人がナッツを食べたらどうなるかはわからない。それにはRCTが必要である。この研究にはたくさんの限界があり著者自身もいくつかに言及している

-新しい食品業界の砂糖削減進行状況報告書への専門家の反応
SMC UK
expert reaction to new report on sugar reduction progress in food industry
20, 2019
https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-new-report-on-sugar-reduction-progress-in-food-industry/
PHEが政府の砂糖削減計画の進行状況を報告した
Oxford大学食事と集団の健康教授Susan Jebb教授
砂糖削減計画2年目の進行状況報告である。印象的なのは砂糖入り飲料の砂糖削減-28.8%である。これは事業者の組成見直しと購入パターンの変化による。全体の減少は2015年から2.9%で、2020年までの20%削減はできそうもない。分野によって進行状況はまちまちで、朝食シリアルやヨーグルトでは-8.5%と-10.3%だがチョコレートでは変化無く甘いお菓子では逆に増えている。飲料業界は甘味料があり課税によるインセンティブもある。しかし甘いお菓子から砂糖を排除するのは困難で組成変更は答えではないだろう。事業者任せにするのではなく購入行動の変化のための対策が必要だろう。
肥満は増加し続けていて、エネルギー摂取量の削減が不可欠である
王立小児科子ども健康学会長Russell Viner教授
この知見は多様である。ソフトドリンク税は成功しているが自主的削減は自主規制の限界を示す。対策をすべきだろう