`2019-10-11

[FSANZ]アルコール飲料の妊娠警告表示案に意見募

Call for submissions on proposed pregnancy warning labels on alcoholic beverages

Date: 4/10/2019

http://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/Call-for-submissions-on-proposed-pregnancy-warning-labels-on-alcoholic-beverages.aspx

オーストラリア・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は、包装されたアルコール飲料の妊娠女性への警告表示義務とデザインにパブリックコメントを募集している。

FSANZのCEOであるMark Boothは、警告表示案は、昨年にわたりFSANZにより実施されたかなりの業務と研究を反映するものだと述べた。

またBooth氏は「この警告表示案は、妊娠期間中のアルコール摂取のリスクを女性に警告し、同時に地域社会により広く意識を向上させるための図と表示文を特徴とする。このデザインには、消費者の注意を引き付ける特徴を含め、警告表示のデザイン上に既存のエビデンスのレビューが含まれた。我々は、特にオーストラリアとニュージーランドにおける出産可能年齢の女性をターゲットにして、警告表示文のテストも行った」と述べた。

 

-意見募集―提案P1050、アルコール飲料の妊娠警告表示

Call for submissions – Proposal P1050

Pregnancy warning labels on alcoholic beverages

4 October 2019 [97–19]

http://www.foodstandards.gov.au/code/proposals/Documents/CFS%20-%20Pregnancy%20Labelling.pdf

​ FSANZは包装されたアルコール飲料に以下の妊娠警告表示義務を提案する: (図)

妊娠警告表示はアルコール含有量が1.15%以上のすべての層の包装において、包装されたアルコール飲料すべてに要求されることが提案されている。200ml及びそれ以下のアルコール飲料は、図のみが要求されることになる。アルコール飲料の用量によって最小警告表示サイズ要件が提案されている。アルコール飲料容器上の妊娠警告表示の位置は規定されておらず、警告表示の位置に関しては業界に柔軟性を与えている。

FSANZは妊娠警告表示の義務に対し、官報の食品安全基準(the Code)変更の日付から2年間の移行期間を提案し、移行期間終了前のアルコール飲料包装や表示は免除を提案する。意見募集は27 October 2019まで

 

[FSANZ] 発酵ソフトドリンクのアルコール含量と表示の調査

Survey of Alcohol Content and Labelling of Fermented Soft Drinks

​(August 2019)

http://www.foodstandards.gov.au/science/surveillance/Pages/Survey-of-Alcohol-Content-and-Labelling-of-Fermented-Soft-Drinks.aspx

導入

食品規制執行小委員会(ISFR) は発酵ソフトドリンクのアルコール含有量と表示の調査を全国的に行った:

・事業者が発酵ソフトドリンク中のアルコール生成を十分管理しているかどうか

・発酵ソフトドリンク中のアルコール含有量の表示が、オーストラリア・ニュージーランド食品安全基準(the Code)を遵守しているかどうか

結果

調査はビクトリア州保健福祉省の主導により行われ、2017年及び2018年にオーストラリア管轄5州(ビクトリア州、ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、南オーストラリア州及びタスマニア州)において、コンブチャ、ウォーターケフィアとケフィア乳飲料及びジンジャービールを含む他の発酵ソフトドリンク中のアルコール含有量の検査が含まれた。

結果は、特にコンブチャやウォーターベースのケフィア飲料の一部のサンプルに、オーストラリア・ニュージーランド食品安全基準(the Code)に違反していると思われる多くのものを含め、超過あるいは表示されないアルコールを含むことがわかった。

確認されたアルコール含有の問題の取り組みについては、業界及び規制担当が会議を行い、保健省によるFoodSmart supplementのような業界向けの教育リソースを提供し、食品行政は食品市場を継続的に監視し、必要に応じて法的措置をとる。アルコール含有量は製品ラベル上あるいは食品や飲料提供の店で確認できる。ラベル要件の詳細は食品安全基準(the Code) 2.7.1に記され、自治体は酒類販売免許法によりアルコール飲料の販売を規制する。製品が食品安全基準(the Code)の要件や酒類販売免許法に従うことは、製造業者の責任であり、アルコール生成の規制は製造業者、配達業者、保管業者及び小売業者すべてが保管可能期間全体において管理をしなければならない。

 

-発酵ソフトドリンクのアルコール含量と表示の調査報告書

Survey of Alcohol Content and Labelling of Fermented Soft Drinks Summary Report 

​(August 2019)

http://www.foodstandards.gov.au/science/surveillance/Documents/Summary%20Coordinated%20survey%20of%20alcohol%20content%20and%20labelling%20of%20fermented%20soft%20drinks.pdf

オーストラリア5州から2017-2018年に239件サンプルが集められた。内訳はコンブチャ132件、ウォーターベースのケフィア飲料43件、ミルクベースのケフィア飲料7件、「その他」(ジンジャービールを含む)57件。アルコール(エタノール)含有量測定は標準的な試験方法で行われ、<0.5% ABV(alcohol by volume)は、コンブチャ35.2%、ウォーターケフィア飲料26.7%、ミルクベースのケフィア飲料100%(すべて)、その他68.6%。>0.5 to <1.15% ABVは、コンブチャ41.9%、ウォーターケフィア飲料36.7%、その他21.6%。>1.15% ABVは、コンブチャ22.9%、ウォーターケフィア飲料36.7%、その他9.8%。

調査により、発酵ドリンクのウォーターケフィアやコンブチャサンプルの製品の保管可能期間中にアルコール濃度が上昇するリスクがあることがわかった。アルコール含量に影響する他の要因は、気泡の製造プロセス;製品への添加物;製造業者のアルコール含有量測定の標準プロセスである。アルコール含有が見られたサンプル数を考慮すると、国家的な対策が求められる。

 

[MPI]食品の葉酸強化のレビュー

Review of folic acid fortification of food

Closing Date: 12 Nov 2019

https://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/consultations/review-of-folic-acid-fortification-of-food/

提案されていることは?

ニュージーランドの神経管欠損の割合は思っているより高く、マオリの女性は他のグループよりも罹患した出生率が高い。これらの先天性欠損症による経済的、社会的、感情的な影響はニュージーランドの多くの家族、マオリの家族、地域社会にとって重要である。

MPIはこの問題の重要性を認識し、政府が以下のことをすべきかどうかについてフィードバックを求めている。

・現在の自発的な葉酸強化アプローチを、包装されたスライスパンの最大50%まで続ける

・自発的アプローチを包装されたスライスパンの80%まで高めるよう企業に求める

・パン、パン作り用小麦粉、あるいは全ての小麦粉に強化義務を導入する

全ての選択肢はオーガニック製品を除外する。

葉酸強化は神経管欠損の割合を減らす効果的な方法である。強化に推奨される量の葉酸が健康に有害な影響を及ぼすという決定的な証拠はない。

国民の意見を聞くことがこの提案の潜在的な影響を理解するのに役立つだろう。

 

[FDA]医薬品健康詐欺

Medication Health Fraud

10/02/2019

https://www.fda.gov/drugs/buying-using-medicine-safely/medication-health-fraud

一般的に健康詐欺医薬品とは、病気の治療や健康改善を主張する有効性の実証されていない商品のことである。毎年何十億ドルもの消費者の金銭を無駄にする上に、健康詐欺は患者に適切な治療を遅らせ、深刻な、致命的な傷病の原因となることがある。FDAはこれらの詐欺製品を非常に懸念しており、これらの製品を市場から取り除くことをFDAの最優先事項の1つとしている。

 

・一般的な健康詐欺

・栄養補助食品として販売されている有害物質を含む製品

・深刻な病気のための詐欺製品

・インターネット/通信販売

・偽造薬

・興味のある情報源とリンク

・あなたのための情報源

・FDAへの報告

 

[BfR]ゲノム編集についてのBfR消費者会議の結論:ポテンシャルは高いが明確な規則が必要

Conclusion of the BfR Consumer Conference on Genome Editing: Lots of potential, but clear rules required

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2019/35/conclusion_of_the_bfr_consumer_conference_on_genome_editing__lots_of_potential__but_clear_rules_required-242324.html

香高く丈夫なトマト、熱と干ばつに対抗する小麦、遺伝性疾患の遺伝子治療、がんと闘う体自分自身の免疫細胞。これらの見込みは全て、新しいDNAハサミの助けを借りて実現できる。だが、リスクは何?境界はどこ?バイオテクノロジーの新たな手段に着手する際に、社会は何を考慮しなければならないのか?ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)が開催したゲノム編集―DNAを切るハサミの専門用語―に関する消費者会議で20人の民間人がこれらや多くの他の質問について議論した。2019年9月30日のベルリンでの連邦記者会見(BPK)で、このプロジェクトの最後に参加者が作成した消費者投票が政治、科学、企業、市民社会の代表者に提示された。

 

[BfR]ゲノム編集とCRISPR/Cas9システムに関するFAQ

FAQ on Genome Editing and CRISPRCas9

BfR FAQ, 06 March 2018; Updated on 07 September 2018

https://www.bfr.bund.de/en/faq_on_genome_editing_and_crispr_cas9-199929.html

主な追加分のみ

遺伝子情報を変更すると自動的に健康上のリスクが生じる?

ゲノムのわずかな改変は地球上の全ての命でよく見られる。細胞が分裂するたびに、全ての娘細胞が完全な遺伝情報セットを確実に持つようにDNAをコピー(複製)する必要がある。このプロセスでマイナーなエラーが繰り返し発生する。個々のヌクレオチドはが変化する可能性があり、短いあるいは長い配列が完全に失われる可能性がある。ヒトでは、修正されない複製エラーの数は、複製された(コピーされた)ヌクレオチド10^9 ~ 10^11に1と推定される。これらのエラーはごくまれに生物に(表現型とに対して)目に見える変化を引き起こす。ゆえにDNA配列の変化が自動的に健康上の懸念を作り出すことにはならない。だが、リスク評価プロセスでは、ゲノム編集によって改変された遺伝子配列が生物に新しい特性を与えるような変更がされているかどうかも調査する。

ゲノム編集はどのように検出されるのか?

外来DNAの大部分が遺伝技術(従来型の遺伝子工学か特定の種類のゲノム編集のどちらか)で生物に導入されている場合、この生物は大抵、EUのGMO指令に定義されるのと同様に遺伝子組換え生物(GMO)として簡単に検出できる。しかしながら、よくわからないものは適切に検出されないという危険が常にある。

重要なのは、多くの様々なアプローチで同じ結果を出す場合に(自然な方法や従来型の変異誘発技術―上記 “How do genome editing and conventional plant breeding methods differ及びwhat are their common features?”の章を参照)、変更されたDNA変化が検出されても必ずしも特定の技術が使用されたことを証明するわけではない。例として突然変異を取り上げると(“What is genome editing?”の章を参照)、現在、ゲノム編集と他の手段あるいは要因で導入された変化(自然突然変異、従来型の変異誘発技術)の影響の結果を区別するのは不可能である。

欧州の法律はゲノム編集により作られたGMOsのトレーサビリティの確認の一部として端から端まで一連の文書化の可能性も提供する。

 

[ANSES]中毒を避けるため、マロニエと食用の栗との見分け方を知ろう

Learn to distinguish horse chestnuts from sweet chestnuts, to avoid poisoning!

25/09/2019

https://www.anses.fr/en/content/learn-distinguish-horse-chestnuts-sweet-chestnuts-avoid-poisoning

秋口には、マロニエやセイヨウトチノキから熟して落ちるマロニエの実は、栗やヨーロッパ栗の食用の栗とよく間違われる。

2012年から2018年までフランス中毒管理センターが記録した植物の混同事例に関するANSESの研究では、マロニエと食用の栗の混同は全シーズン合わせた事例の11%を占め、球根植物の混同事例(事例の12%)に次いで最も頻度が高かった。

確かに私達は「栗」「砂糖漬けの栗」や「栗のピュレ」あるいは「クリーム」についてよく話すけれども、実際には消費用に特別に育てられた大きな甘い栗の品種について話しているに過ぎない。

栽培用または野生の栗は食べられるが、マロニエには毒性があり、腹痛、吐き気、嘔吐、咽喉刺激などの消化器疾患を引き起こす可能性がある。

マロニエと食用の栗の見分け方は?

実の形やそれらを包む「殻斗(かくと)」の形を観察すること

・食用の栗の殻斗はイガとして知られ、茶色く多数の長い剛毛のとげを持つ。一つに2~3の栗が入っていて、かなり小さく、平らで三角である。

・マロニエの殻斗は厚みがあり緑色で、小さな、短い、間隔のあいたとがりがあり、通常大きく丸い実が一つだけ入っている。

木がある場所を見てその葉を調べよう。

・マロニエの木は町、公園、路地、校庭に見られるが、食用の栗の木は林、森林、果樹園で育つ。

・マロニエの葉はいくつかの楕円形の「小さな葉」から成り、 掌の形をした葉だが、食用の栗の葉は小さな葉のない単純な長い形である。

間違えないように注意して楽しもう!

・中毒の際は簡単に識別するために食べ残しを保存し、採集した木の実の写真を撮ろう。

・医学的緊急事態の場合、(フランスでは)ダイヤル15番に電話をかけるか救急病院に行こう。

・中毒症状(消化器疾患など)が出たら、中毒管理センターに電話するか医師に診てもらおう。

 

[EU]査察報告

-イタリア―消費者への食品情報と食品の栄養と健康機能表示

Italy―Food information to consumers and nutrition and health claims made on foods

10/10/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4185

2018年11月27日~12月6日までイタリアで実施した、消費者への食品情報と食品の栄養と健康強調表示に関する適切な公的管理を評価するための査察。イタリアには消費者への食品情報をカバーする適切な公的管理システムがある。特に小売りレベルでは、法令順守レベルや非調理食品のアレルゲン情報の管理の効果はよい。現在の管理システムは、EU要件の、特に健康強調表示に関する法令違反を検出できず、必要な時に強制手段をとれない。健康省内と2つの主な担当管轄機関や中央検査官との協力と協調は限定されていて、それが管理の範囲と効果を害している。EU規則と国の法律やガイドラインとの間に特定の矛盾が存在する。さらに、生産/包装の取扱いの必須表示を設定する国の法律は、欧州委員会の否定的な意見にも関わらず、2018年4月以降施行される。

 

-オーストリア―農薬の持続可能な利用

Austria―Sustainable use of pesticides

10/10/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4181

2019年2月26日~3月7日までオーストリアで実施した、農薬の持続可能な利用の達成手段の実行を評価するための査察。オーストリアは2017年から2021年まで改訂国家行動計画を導入した。9つの地方行動計画の概要だった最初の計画とは異なり、改訂計画は国家レベルで合意され導入された。だが、この計画には定量目標がない。総合的病害虫管理の実行には適切な手段があり、オーストリアの生産者の大部分は様々な低農薬投入計画を遵守し、ヒトの健康と環境と農薬の利用の依存に対するリスクの削減に貢献している。だが、これらの管理は総合的病害虫管理の原則の実行、空き容器に関する手段の強制の評価などの問題を適切にカバーしておらず、地方によっては植物保護製品の農業以外の業務用使用者を含んでいない。

 

-ギリシャ―農薬の持続可能な利用

Greece―Sustainable use of pesticides

10/10/2019

http://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4182

2019年3月26日~4月4日までギリシャで実施した、農薬の持続可能な利用の達成手段の実行を評価するための査察。ギリシャは2014年から2018年まで初の国家行動計画を導入したが、5年以内のレビューを行っておらず、目標達成の進捗は監視されていない。担当機関の調整や協力が不十分で対策の実行が非効率になっている。特に、植物保護製品の空容器収集の適切なシステムがなく、水生環境の保護手段が検証されていない。総合的病害虫管理の実行や、植物保護製品の業務用使用者の教育と認定、農薬散布施設の検査システムの設定に努力が払われている。だが、総合的病害虫管理の原則の実行は評価されておらず、査察時にはこの国の農薬散布施設のおよそ20%しか検査を受けていなかった。

 

[EFSA]評価等

-第三国由来伝統食品としてのカカオ(Theobroma cacao L.)の果肉の通知に関する技術報告書

Technical Report on the notification of pulp from Theobroma cacao L. as a traditional food from a third country pursuant to Article 14 of Regulation (EU) 2015/2283

10 October 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1715

入手可能なデータを考慮して、EFSAはEU内でのこの依頼された伝統食品(すなわちカカオの果肉の低温殺菌と冷凍を受けた)の市販に対する安全性の異議を提起しない。

 

-有効成分カミカワタケ(Phlebiopsis gigantean)のVRA 1835、VRA 1984 、FOC PG 410.3株の農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Phlebiopsis gigantea strains VRA 1835, VRA 1984 and FOC PG 410.3

EFSA Journal 2019;17(10):5820 9 October 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5820

情報不足と懸念が確認された。

 

-シペルメトリンのリスク軽減策に関する声明

Statement on risk mitigation measures on cypermethrin

EFSA Journal 2019;17(10):5822 4 October 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5822

2018年8月に、EFSAは、EUレベルで現在入手可能なガイダンス文書に従い、申請者が提案したシペルメトリンの代表的な使用の評価に基づき、有効成分シペルメトリンの農薬リスク評価のピアレビューについての結論を発表した。安全な使用を特定する可能性を検証するために、植物、動物、食品および飼料に関する常任委員会の最近の会議で、シペルメトリン(BE)の報告担当加盟国(RMS)が作成した暴露削減手段が議論された。欧州委員会は2019年7月に、シペルメトリンの代表的な使用に行われたリスク評価を考慮して、水生生物、非対象節足動物、ミツバチに対して低リスクになる可能性が高い、元の結論で報告されたもの以外の使用条件を特定するようEFSAに命じた。この声明では暴露削減の選択肢を提供し、水生生物、非対象節足動物、ミツバチに対する低リスクの程度が実証できた。現在水生生物や非対象節足動物に適切なガイダンスで助言されていない、散布のドリフトの軽減対策が必要だと確認された。さらに、水生生物に対するリスクについては秋の散布を除外する必要がある。開花中のスプレー散布と比べると、作物や雑草の開花期以外にスプレー散布が行われる時はミツバチに対する野外の暴露はかなり低い。

 

[HK]リゾット米Riso Carnaroliサンプルに基準値超過のカドミウムが検出された

Excessive Cadmium found in Pre-packaged Riso Carnaroli sample

Monday, October 9, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20191009_7646.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、イタリア産リゾット米Riso Carnaroliに基準値超過のカドミウム0.14ppmが検出されたと発表した。

(規制値 0.1 ppm)

 

[ヘルスカナダ] 助言:Pharm Canada Inc.は表示されない処方薬成分を含み、深刻な健康リスクを引き起こす可能性があるためすべての「Passion X」及び「Passion Fem」を回収措置。

Pharm Canada Inc. recalls all lots of "Passion X" and "Passion Fem" because they contain an undeclared prescription drug ingredient and may pose serious health risks

October 9, 2019

http://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2019/71243a-eng.php

ヘルスカナダはPharm Canada Inc.が表示されない処方薬成分(シルデナフィル)を含み、深刻な健康リスクを引き起こす可能性があるためすべての「Passion X」及び「Passion Fem」を回収していると、市民に注意を呼び掛けている。製品写真あり。

 

[FSAI] 乳幼児調製粉乳の組成変更

Changes to Infant Formula Composition

Wednesday, 9 October 2019

https://www.fsai.ie/news_centre/infant_formula_composition_09102019.html

今後15か月かけて、乳幼児調製粉乳調合が変わり、いくつかの栄養素の量が変更になる。オメガ-3脂肪酸の添加が義務となり、ビタミンA、D及び葉酸の最低限の量が増加し、ヨウ素やセレンのようないくつかのミネラルの最低限の量も増加となる。製品のにおいや外見あるいは味が少し変わる可能性がある。

 

[FDA]公示:CHUダイエタリーサプリメント製品は表示されない成分を含む

Public Notification: CHU Dietary Supplement Product contains hidden drug ingredients

10/09/2019

https://www.fda.gov/drugs/medication-health-fraud/public-notification-chu-dietary-supplement-product-contains-hidden-drug-ingredients

FDA分析はCHUダイエタリーサプリメント製品がシルデナフィル及びタダラフィルを含むことを確認した。

 

その他

-解任されたEPAの科学アドバイザーがトランプ政権への「かつてない」挑戦のために集まる

Scienceニュース

Dismissed EPA science advisers gather in ‘unprecedented’ challenge to Trump administration

By Sean Reilly, E&E News Oct. 10, 2019

https://www.sciencemag.org/news/2019/10/dismissed-epa-science-advisers-gather-unprecedented-challenge-trump-administration

E&E Newsの記事

昨年の秋にEPAの科学助言委員会を解雇された20人のメンバーが独立した粒子状物質レビュー委員会という2日間の会合を行った。テーマはEPAの委員会と同じだが非公式で、トランプ政権に悲観的な団体Union of Concerned Scientistsの援助で再び集まったものである。

「これまでこのようなことが行われたことはなかった。必要なかった」

この会合は公開で、動画はYouTubeで配信され、方法論はEPAに則る。