[EFSA]意見
-Bacillus sp. (M3‐1株)由来食品酵素β-ガラクトシダーゼの安全性評価
Safety evaluation of the food enzyme beta‐galactosidase from Bacillus sp. (strain M3‐1)
EFSA Journal 2019;17(10):5827 22 October 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5827
この食品酵素β‐d‐ガラクトシダーゼ ガラクトヒドロラーゼ (EC 3.2.1.23)はGenoFocus Inc社がBacillus sp. M3‐1株で生産している。この食品酵素β-ガラクトシダーゼはガラクトオリゴ糖(GOS)の製造での使用を意図している。総固形有機物量の残留量はGOSの生産中に適用される精製段階で除去されるため、毒性学的研究は必要ないとされ、食事暴露は算出されなかった。既知のアレルゲンに対するこの食品酵素のアミノ酸配列の類似性が調査され、一致はなかった。パネルは、意図した使用条件で、食事暴露によるアレルギー感作リスクや誘発反応は除外できないが、そのような反応が起こる可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルはこの食事酵素は意図した使用条件で安全上の懸念を生じないと結論した。
-Trichoderma reesei (RF10625株)由来食品酵素トリアシルグリセロールリパーゼの安全性評価
Safety evaluation of the food enzyme triacylglycerol lipase from Trichoderma reesei (strain RF10625)
EFSA Journal 2019;17(10):5837 22 October 2019
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5837
この食品酵素トリアシルグリセロール アシルヒドロラーゼ(EC 3.1.1.3)はAB Enzymes社が遺伝子組換えTrichoderma reesei RF10625株で生産している。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じない。この食品酵素に生産生物の生きた細胞や組換え DNA は含まれない。この食品酵素は焼成工程やシリアルベースの工程での使用を意図している。最大使用量に基づき、この食品酵素の総固形有機物量(TOS)への食事暴露は欧州人で最大0.119 mg TOS/kg 体重(bw)/日と推定された。遺伝毒性試験では安全上の懸念を生じなかった。全身毒性はラットの 90 日間反復経口投与毒性試験で評価された。パネルは無毒性量を調べた最大用量1,000 mg TOS/kg bw/日とし、推定される食事暴露と比較して、暴露マージンは少なくとも8,400となる。既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似性が調査され、一致はなかった。パネルは、意図した使用条件で、アレルギー感作のリスクや食事暴露による誘発反応は除外できないが、そのような反応が起こる可能性は低いと考えた。提出されたデータに基づき、パネルはこの食品酵素は意図した使用条件で安全上の懸念を生じないと結論した。
[BfR]あなたの食品には何が入っている?BfR MEAL Studyのニュースレターは最新の簡潔な情報を提供
What's in your food? The BfR MEAL Study newsletter provides up-to-date and concise information
17.10.2019
BfR MEAL Studyでは、現在、どの食品が望ましい物質と望ましくない物質の検査をされているのか?個別結果はすでにどのくらい得られているのか?現在進捗状況はどのイベントで議論されているのか?ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)の年2回のBfR MEALニュースは、ドイツ初のトータルダイエットスタディについての情報が満載である。ドイツでは初めて、BfR MEAL Study (食品の暴露評価と分析のための食事―Mahlzeiten für die Expositionsschätzung und Analytik von Lebensmitteln)は、調理済み食品にどの物質がどのくらい含まれているかという大規模調査を行っている。「BfRには多くの計画がある。7年間にわたりおよそ60,000の食品アイテムについて300弱の物質を分析する予定である。このBfR MEAL ニュースの会報で、利害関係者は常に最新状態を保てるだろう」とBfR長官Andreas Hensel医学博士は述べた。
・BfR MEAL Study:あなたの食品には何が入っている?
The BfR MEAL Study: What´s in your food
http://www.bfr-meal-studie.de/en/meal-homepage.html
・BfR MEALニュース:BfR MEAL Studyのニュースレターは最新の簡潔な情報を提供
BfR MEAL News: The BfR MEAL Study newsletter provides up-to-date and concise information
興味があるなら、登録するとBfR MEAL Studyニュースレターを送って貰える。
[HK] 違反
-エンツァイサンプルに基準値超過の残留農薬
Pesticide residue exceeds legal limit in Water spinach sample
Wednesday October 23, 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20191023_7664.html
食品安全センターが検査したところ、エンツァイにおいて、メタミドホスが最大残留基準値0.05ppmのところ、0.22ppm検出であった。
-新鮮な牛肉のサンプルに基準値超過の二酸化硫黄が検出された
Fresh beef sample found to contain sulphur dioxide
Tuesday, October 22, 2019
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20191022_7660.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、新鮮な牛肉のサンプルに基準値を超える12ppmの二酸化硫黄を検出したと発表した。
[FSAI] 魚及び魚製品中のヒスタミン
Histamine in Fish and Fishery Products
21/10/2019
https://www.fsai.ie/faq/histamine_fish.html
魚及び魚製品中のヒスタミンに関する情報更新。
(比較的詳細な情報、サンプリングや適不適の判断方法も記載)
[FSAI] 煮沸水通知と食品事業
Boil Water Notice and Food Businesses
23/10/2019
https://www.fsai.ie/faq/boil_water_notice_food_business.html
水道水をそのまま使うのは安全ではなく使用前に煮沸するようにという公的通知(Boil Water Notice)が出された場合の対応方法について
[FDA] 消費者情報。良い犬、悪い食べ物:人の食べ物は犬にとって良くない
Good Dog, Bad Food: Foods for People That Are Bad for Your Dog
10/21/2019
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/good-dog-bad-food-foods-people-are-bad-your-dog
犬が避けた方がよい食べ物について。
[FDA] FDAはよりスマートな食品安全の新時代に入る
FDA Moving Forward into A New Era of Smarter Public Food Safety
October 21, 2019
「よりスマートな食品安全の新時代」の提案に関する意見を一般から募集する会議におけるNorman E. "Ned" Sharpless, MDの発言
[FDA] Dr. SharplessのNIHタバコ規制科学会議における発言
Dr. Sharpless's remarks at the NIH Tobacco Regulatory Science Meeting
October 21, 2019
[FDA]警告文書
- DSM Nutritional Products, LLC
October 11, 2019
動物用食品の不良品、不正表示の問題。
- Rooted Apothecary LLC
October 10, 2019
未承認の医薬品、不正表示、カンナビジオール(CBD)製品の問題。
- Pollman's Bake Shops, Inc.
October 09, 2019
CGMP規則違反、製造、包装または衛生管理、不良品の問題。
- Paisley Farms, LLC dba Paisley Farm & Crafts
June 04, 2019
ダイエタリーサプリメントのCGMP規則違反、不良品、不正表示の問題。
[FDA]リコール。GL Holdings は表示されない成分タダラフィルのため、Green Lumber製品の世界的自主回収
GL Holdings Issues Voluntary Worldwide Recall of Green Lumber Products Due to Presence of Undeclared Tadalafil
October 22, 2019
GL Holdings はGreen Lumber 2-、4-、及び10-カプセル包装のものがタダラフィルに汚染されているため、自主回収。
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 99–19
23 October 2019
http://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular9919.aspx
新規申請と提案
GM Aspergillus niger (ドナー Trametes cingulata)由来グルコアミラーゼ、加工助剤としてのAspergillus niger由来αアミラーゼ
-食品基準ニュース
Food Standards News –
http://www.foodstandards.gov.au/media/pages/foodstandardsnews/Default.aspx
October 2019
https://us2.campaign-archive.com/?e=&u=700bf5d7b419cc12102524e87&id=5f948a49b8
アルコールの妊娠警告ラベル、2018-2019年次報告書、カフェイン粉末とカフェイン含量の多い製品、等
[ANSES]人体の近くで持ち運ばれる携帯電話への暴露
Exposure to mobile telephones carried close to the body
21/10/2019
https://www.anses.fr/en/content/exposure-mobile-telephones-carried-close-body
携帯電話から出る電波の検査は2016年にモデルと使用の変化を考慮して変更された。それ以後、製造業者は人体からの距離最大5mmという極めて近い場所に置いた時の暴露を評価することを要求されている。しかし多くの電話は以前の規制に従っていてまだ使用されていて人体の近くで暴露量が多い。ANSESはその健康影響を評価するよう求められた
(データがないので結論は出せないが使用方法を守るように)
[フィンランド食品局]2019年11月8日研究セミナー:Myco-DETECTプロジェクト:修飾カビ毒と食品安全性との関係
Research seminar 8.11.2019: Myco-DETECT project: Modified mycotoxins and relevance to food safety
October 23/2019
マイコトキシンの植物・動物・微生物による代謝や食品の加工時に生じる修飾マイコトキシンの性質や運命について研究するプロジェクトのセミナー予告
[IARC]EPIC研究における健康的ライフスタイルと膵臓がんリスク
Healthy lifestyle and the risk of pancreatic cancer in the EPIC study
23 October 2019
Eur J Epidemiolに発表されたIARCの科学者たちが主導した新しい研究は、健康的ライフスタイルの遵守の程度が膵臓がん発症リスクと強い逆の関連があることを示した。観察された関連が因果関係であると仮定した上での集団の寄与要因としては、膵臓がんの14%が肥満管理・飲酒制限・健康的食生活・運動で避けられるとし、禁煙で19%が避けられる。
(タバコの影響が大きすぎて)
[WHO]国際鉛中毒予防行動週間
International lead poisoning prevention week of action
https://www.who.int/ipcs/lead_campaign/en/
2019年10月20日から26日まで。
特に鉛塗料対策
[Codex]科学とコミュニケーション:ラテンアメリカとカリブ海地域の食品安全課題に対応する鍵
Science and communication: the keys to addressing food safety challenges in Latin America and the Caribbean
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1240974/
2019年10月22日から25日にチリでCCLAC開催
論文
-新しい難燃剤、古い問題
New flame retardants, old problems
22-Oct-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-10/uot-nfr101819.php
Environmental Science & Technology Lettersに発表された研究によるとポリ臭化ジフェニルエーテル類が段階的に使用禁止になり、代わりに使われるようになった有機リン難燃剤は重大な健康への害と関連する。難燃剤は必要なく効果もない、と著者らは主張する。
(着火を遅らせるだけで結局燃えるから、ということらしいが着火を遅くすることが効果ではないのか?難燃剤を使うのはそういうきまりがあるからでは?)
-EUの主要食品は子ども向けの宣伝基準を満たさない
Leading foods in the EU fall short of criteria for marketing to children
23-Oct-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-10/p-lfi101619.php
PLOS ONEに発表された欧州JRCの新しい研究。WHO欧州地域事務所や民間部門のEU 誓約の栄養基準を満たしているかどうかについて20ヶ国2691製品を解析した。EU 誓約で子ども向けに宣伝できないものは48%、WHO欧州地域事務所基準だと68%だった。最も大きな違反要因は朝食シリアルやヨーグルトの砂糖、加工肉やすぐ食べられる食品の塩、朝食シリアルの食物繊維(の少なさ)だった。
-フィルターつきタバコの禁止が世界のプラスチックゴミを減らす、専門家が言う
Ban filtered cigarettes to curb global plastic waste, say experts
23-Oct-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-10/b-bfc102119.php
The BMJ。毎年吸い殻が一兆個捨てられている。フィルターは効果が無く、人々をより安全なものだと思いこませる、とサンジエゴ州立大学のThomas Novotnyは言う。
-大麻の化学成分CBDのGoogle検索が増加
Increasing Google searches for marijuana chemical component CBD
23-Oct-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-10/jn-igs102119.php
2004年から2019年4月までのGoogle検索を用いて米国人のCBDへの関心を測定した。2004年から2014年までは比較的一定だった検索数が2017年は前年の126%、2018年は160%と増加した。2019年4月は640万件。JAMA Network Open
-健康な肝臓でのDNA突然変異の蓄積が病気につながる
Accumulation of DNA mutations found in healthy liver leads to disease
23-Oct-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-10/wtsi-aod102319.php
natureに発表された、健康な肝臓と病気の肝臓の間におこる遺伝的変化に関する研究
正常な肝臓5検体、肝硬変の9検体から482の全ゲノム配列を作成した。慢性肝疾患では突然変異の数が相当増え、肝硬変では健康な肝臓の2倍の変異があった。肝細胞がん組織ではそれよりさらに多かった。また変異の種類も病気のほうが多様であった。
また一人の患者のDNA変異の10-20%がAspergillusカビ毒暴露によることが示された
-塩の多い食事はアルツハイマー関連タウプロテインを介して認知機能不全を促進する
High-salt diet promotes cognitive impairment through the Alzheimer-linked protein tau
23-Oct-2019
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-10/wcm-hdp102319.php
Natureに発表されたマウス実験
SMC UK
-ピペロニルブトキシド(PBO)とマウスの出生時欠損を調べた研究への専門家の反応
expert reaction to study looking at chemical piperonyl butoxide (PBO) and birth defects in mice
October 23, 2019
Environmental Health Perspectivesに発表された研究がマウスの先天異常とPBOとの関連を報告した
CEHTRA(環境&ヒト健康毒性及びリスク評価コンサル)の管理部長Peter Jenkinson博士
著者らはp15で「PBO含有製品はスプレーであるいは直接皮膚に使われるため吸入や経皮で暴露される。PBOは比較的親油性なので生物濃縮する可能性がある。しかし薬物動態は厳密には調べられていない」と書いている。実際のところ簡単に入手できる薬物動態データがあり、REACH公開文書が入手できる。https://echa.europa.eu/registration-dossier/-/registered-dossier/10134/7/2/2.
(以下EHP論文のデータがない、わからない、~だろうといった記述に公開されている文書からのデータを示して反論している。使用許可されている物質については申請の際にデータが提出されているのが当然なのだが環境系大学研究者はそういうものは無いものとして扱うことがよくある。公開されていない場合にはしかたない側面もあるが公開されている場合でも。)
-有機食品生産と温室効果ガス排出についての専門家の反応
expert reaction to study on organic food production and greenhouse gas emissions
October 22, 2019
Nature Communicationsに発表された研究が、有機農法に100%変更すると温室効果ガス総排出は増加すると報告
Edinburgh大学炭素管理部長Dave Reay教授
この結果は驚くようなものではない。定義によると、有機生産は慣行農法で収量を上げる合成肥料や農薬を使わない。国全体の収量が減れば輸入する量が増え、つまり海外に排出と土地の使用を委託することになる。気候は温室効果ガスがどこで排出されるかを気にしないが土地の使用は温室効果ガスの排出だけの問題ではない。
我々は排出を削減し十分な食料を生産し生物多様性を守ることの難しいバランスをとる問題に直面している
-乳製品と前立腺がんリスクを調べた研究への専門家の反応
expert reaction to study looking at dairy products and prostate cancer risk
October 21, 2019
Journal of the American Osteopathic Associationに発表された研究が乳製品は前立腺がんリスクの高さと関連するかもしれないと報告
King’s College London栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授
このレビューで用いられた手法にはたくさんの弱点があり、特にその統計解析と結果の提示方法はその強い結論を正当化しない
世界がん研究基金がより厳密なレビューをしていて、前立腺がんに関連するのは過体重/肥満あるいは背が高いことだけだと発見している。このレビューでは乳製品とカルシウムだけを検討している。完全菜食主義者は肉を食べる人より前立腺がんリスクが低いがそれは通常乳製品を食べないことではなく体重が軽いことを反映しているだろう。
その他
-ダイエタリーサプリメント:役にたつ、有害、あるいは無害?
Dietary Supplements: Helpful, Harmful, or Harmless?
by Tim Gower Published October 22, 2019
アメリカ人のダイエタリーサプリメントへの執着は増加し続けているが、多くのビタミンやミネラルサプリメントが健康を守る役にはたたないという根拠も増え続けている。いくつかの最近の研究でもダイエタリーサプリメントを厳密に臨床試験で調べると散々な結果になるという記録が加わっている。そのいくつかを紹介しよう。
(心血管系サプリメント、マルチビタミン、ビタミンD、ビタミンDとカルシウムの研究紹介)
やるべきこと
ビタミンやミネラルやその他栄養は健康な身体に必須であるが、それを高用量サプリメントとして摂取しても病気予防にはならない。
もし現在サプリメントを使用しているのなら、なぜそれをつかっているのかを自問しよう。明確な答えがないなら医師に相談しよう。サプリメントを使用する前に医師や栄養士に相談してあなたにとって必要なのはなにかを確認しよう。
-テストステロンの本は事実とほら話をふるいわける
Nature書評
Testosterone book sifts truths from tall tales
22 October 2019 Randi Hutter Epstein
https://www.nature.com/articles/d41586-019-03080-8
Rebecca M. Jordan-Young, Katrina Karkazis著「テストステロン:非公式伝記Testosterone: An Unauthorized Biography」の書評
テストステロンを巡る研究がどのように行われその結果はどのように世の中に流布して変化していったかを記述。筋肉増強作用やテストステロンが暴力的行動をもたらすという説など。
-SMC NZ
農業からの排出に関する合意-専門家の反応
Agricultural emissions agreement – Expert Reaction
24 October 2019
https://www.sciencemediacentre.co.nz/2019/10/24/agricultural-emissions-agreement-expert-reaction/
政府と畜産部門が一次生産部門からの排出抑制協力に合意した
2025年までに畜産からの排出を測定して値段をつけることを目指す5ヶ年計画
(専門家からのコメント略)
-5Gが安全だと信じる理由はない
We Have No Reason to Believe 5G Is Safe
By Joel M. Moskowitz on October 17, 2019
https://blogs.scientificamerican.com/observations/we-have-no-reason-to-believe-5g-is-safe/
(妙な記事が増えているScientific Americanが、今度は携帯電話ががんの原因でデータは隠されていると主張する人の意見を掲載した、と話題になっている。でもこの人のいる大学はキャンパス全体でWiFiが使えるらしい)
-検査した米国のベビーフードの95%は有害重金属を含む、報告書が言う
95% of tested baby foods in the US contain toxic metals, report says
October 17, 2019
https://edition.cnn.com/2019/10/17/health/baby-foods-arsenic-lead-toxic-metals-wellness/index.html
木曜日に発表された報告によると、米国の主要製造業者の168のべービーフードを調べたところ95%には鉛が、73%にはヒ素が、75%にはカドミウムが32%には水銀が含まれていた。1/4はこの全てを含んでいた。5つのうち1つは鉛の公衆衛生水準である1ppbを10倍以上超えている、鉛には安全な量はないが。
特にハイリスクなのはコメ、サツマイモ、フルーツジュースをベースにした製品であった。
有害食品のトップに並ぶのはコメを使った製品である。コメは無機ヒ素が多いだけではなく、ほぼ全てが4つの有害金属を全て含む。
Healthy Babies Bright Futures (HBBF)というNGOの発表
(ようやく気がついたのかぁ・・残留農薬や添加物に比べたらコメの重金属類の方がはるかにリスク高いことに。次どうするのかな。少しでも濃度の低いものを探して極端な偏食になるのかな。母なる地球がそもそも有害だと絶望するのかな)
-牡蠣の養殖業者はネオニコチノイドの使用を巡る戦いに負ける
Oysters growers lose battle to use neonicotinoid
22 October 2019,
https://thefishsite.com/articles/oysters-growers-lose-battle-to-use-neonicotinoid
ワシントン州担当者はWillapa湾とGrays 港で牡蠣の死亡率を上げると考えられる穴を掘る小エビを殺すためにイミダクロプリドを散布することを禁止する合意を認めた。
代用化合物を散布することは認める
(海での使用もミツバチを理由に禁止にしてしまうのか)
-B.C.でシロタマゴテングダケを食べて二ヶ月の間に二匹目の子犬死亡
Second puppy in two months dies in B.C. after eating death-cap mushroom
October 20, 2019
(飼い主は毒キノコの危険性を知っていて気をつけていたのにイヌは・・)
-北アイルランドの子供たちは毎日の「おやつ」の限度の7倍食べている
Northern Ireland children eating seven times their daily limit of ‘treats’
By Claire McNeilly, consumer correspondent
October 23 2019
Safefoodの新しい研究によると親の12%が毎日少なくとも1回子どもにお菓子を与えている。一方6%が絶対あるいは滅多に食べもので釣らないと回答した。
お菓子を与える理由として42%が良いことをしたご褒美であるが42%は単にちょうだいと言われたからで、29%は子どもの機嫌が良くなるから。
お菓子は今やたまに食べるものではなく毎日食べるものになった
-保守党はNova Scotiaの公立学校の予防接種義務を提案
Tories propose mandatory vaccinations for N.S. public school children
Michael Gorman · CBC News ·
https://www.cbc.ca/news/canada/nova-scotia/ns-public-schools-mandatory-vaccinations-1.5330728
健康保護法改正は医学的理由による例外は認めるだろう
New Brunswickでの同様の規制に続く。オンタリオでも同様の法案があるが信条による例外も認めている。この改訂は信条による例外はない。背景にあるのは最近のはしかの流行。