2019-11-07

[BfR] ポリアミド台所用品:熱い食品との接触はできるだけ短く

Polyamide Kitchen Utensils: Keep contact with hot food as brief as possible

BfR Opinion No. 036/2019 of 17 September 2019

https://www.bfr.bund.de/cm/349/polyamide-kitchen-utensils-keep-contact-with-hot-food-as-brief-as-possible.pdf

調理用スプーン、フライ返し、泡だて器:ポリアミド(PA)台所用品は焼いたり、焙ったり、加熱調理の器具として大いに役立つ。しかし、このプラスチックの成分は、器具から食品に移行し、結果として消費者に摂取される可能性がある。

これらの成分はオリゴマーである。それらは固有の出発化学物質から作られた単純なプラスチック構成要素のいくつかの類似分子でできている。それらはプラスチックの製造中に意図せず形成される。その低分子のため、オリゴマーのいくつかはプラスチックから食品に移行する場合がある。この意見書では、台所用品の製造で主に使用される2種の異なるポリアミドからのオリゴマーを考える。それはPA6(出発化学物質:カプロラクタム)とPA6,6(出発化学物質:アジピン酸とヘキサメチレンジアミン)である。

No. 014/2018の意見書において、BfRPA-varieties PA 6 及び PA 6,6から食品への移行する環状オリゴマーの健康リスクを評価した。実験の毒性データがなく、初期の健康ハザード可能性の評価は「毒性学的概念の閾値」という概念に基づいた。この方法は、化学構造に基づき未知の毒性の物質をいわゆるCramer分類に分類する。これらの分類にはヒトの健康にリスクがありそうにない最大1日摂取量が割り当てられている。PAオリゴマーはここではCramer分類に分類されると考えられ、結果1日摂取量は体重60kgの人の場合90㎍とされた。

しかし、2016/2017年のデータによると、台所用品から食品に移行する環状PAオリゴマーの量ははるかに多い可能性があることが示された。決定的なリスク評価を行うために、BfRはその意見書の中で、食品接触物質の製造業者が欧州食品安全機関(EFSA)の定める要件に従い、毒性データを集め、BfRが利用できるようにすることを推奨した。

その間、食品接触物質製造業者はBfRに様々な環状PA化合物の毒性に関する研究を提出した。これらの最新のデータに基づき、PA2量体から8量体)とPA 6,6 (モノマーから4量体)のオリゴマーはグループアプローチ移行を使用し、評価された。この化合物は遺伝毒性のないものとして評価されてきた。しかし、高用量では代謝による肝臓や甲状腺で有害影響を引き起こす。利用できるデータに基づくと、上記の化合物に対するグループ移行量の5 mg/kg食品という量は、毒性学的に許容されるものとして評価された。オリエンテーション:欧州プラスチック規則(EUNo. 10/2011によれば、成人は食品接触物質に触れた食品を1日あたり1kg消費すると想定される。

2016/2017年に調査された台所用品から移行する環状PAオリゴマーのグループの移行量は、33品目中23品目は、5 mg/kg食品未満であった。しかし、33品目中10品目において、放出が5 mg/kg食品を超えた。この理由のため、PAから作られる台所用品の製造過程で、PAオリゴマーの移行を最小限にするよう最適化されなければならない。BfRは、消費者はPA製台所用品を使用する場合、特に高温での使用の場合(70以上)は可能な限り食品との接触は短時間にすることを推奨する。

 

[FDA] 消費者情報。妊娠中あるいは授乳中にCBDを含めた大麻使用について知っておくべきこと

What You Should Know About Using Cannabis, Including CBD, When Pregnant or Breastfeeding

10/16/2019

https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/what-you-should-know-about-using-cannabis-including-cbd-when-pregnant-or-breastfeeding

カンナビス及びカンナビス由来製品は近年ますます入手できるようになり、常に最新の異なったタイプの製品が現れる。これらの製品は多くの消費者にとって疑問と懸念を引き起こす。また、もし妊娠中あるいは授乳中であるならば、これらの製品が安全であるかどうかについてさらに疑問をもつかもしれない。

FDAは妊娠中あるいは授乳中はいかなる形でもカンナビジオール(CBD)、テトラヒドロカンナビノール(THC)及び、マリファナを使用しないよう強く助言をする。

カンナビス、マリファナ、ヘンプ、THC及びCBDとは何か?

カンナビスはアサ科の植物の一種で、80以上の生物活性の化学物質を含む。最もよく知られている化合物がTHCCBDである。様々なTHCの濃度を含むカンナビス植物の1つがマリファナであり、THCはマリファナと関連し「ハイ」を生み出す化合物である。もう一つのカンナビス植物がヘンプである。ヘンプはTHCの量が極端に低い。「ハイ」を生み出さないCBDはマリファナあるいはヘンプのどちらからも抽出することができる。

今ではCBD含有製品は至る所で目にする。CBDは医薬品、食品、ダイエタリーサプリメント製品及び化粧品のような様々な多くの製品に見られる。これらの製品はしばしばCBDに関する疑問符のつく医療的約束をしている。

FDAはもし妊娠中あるいは授乳中であるならば、CBDを含む製品を含め、カンナビス製品を使用する深刻なリスクがあるかもしれないことを知ってほしいと願う。

妊娠中あるいは授乳中のマリファナ使用の影響に関して何がわかっているか。

妊娠中及び授乳中にTHCを含むマリファナやその他の製品の使用による健康への悪影響の可能性は数多くある。事実、米国公衆衛生局長官は最近、妊娠中のマリファナ使用はTHCが母親の血流を介し胎児の脳に入りこむことが可能なため、胎児の脳の発達に影響を与える可能性があると消費者に助言した。米国公衆衛生局長官はまた、マリファナは新生児の低体重リスクを増加させる可能性があると助言した。研究はまた、早産のリスク及び死産の可能性の増加を示す。

授乳中は、母乳には使用後最大6日間THCを含む可能性があることを知っておくことは重要である。このTHCは新生児の脳の発達に影響を与え、多動性、認知機能障害及び他の長期的な問題という結果になるかもしれない。

追加ではあるが、マリファナの煙は煙草の煙と同様の多くの有害成分を含む。マリファナであろうとタバコ製品であろうと乳幼児や子供の周囲で吸うべきでない。

妊娠中及び授乳中のCBD使用の影響について何が分かっているか。

発育中の胎児、妊娠中の母親あるいは母乳育ちの乳児についてのCBDの影響を研究する総合的な研究はない。FDAは妊娠中及び授乳中のCBDの有害な影響の可能性に関するデータを収集し、研究を続けている。しかし、わかっていることに基づくと、深刻な懸念原因がある。

妊娠中の動物実験において、高用量CBDは、発育中の雄の胎仔の生殖器系に問題を引き起こした。加えて、CBDに関して既に分かっていることに基づくと、CBDの一部は母乳を介して乳児に移行することが予測できる。

CBD製品は、THCを含め、胎児あるいは母乳で育つ乳幼児にリスクを引き起こす可能性がある物質に汚染されている可能性があることも分かっている。CBDがその他の汚染物質(例、農薬、重金属、細菌及び真菌)を含む可能性がある報告もある;これは調査中である。

さらに、CBDは一般的にヒトにとってリスクがあると知られている。ヒトの臨床研究に基づくと、以下のリスクがある可能性がある:

・肝臓毒性(障害)

・極度の眠気

・他の医薬品との有害な相互作用

FDAは様々な角度からCBD使用の影響を研究しており、

例えば:(1)ヒトの生涯にわたる食品、化粧品あるいはサプリメントのようなCBDを含む製品の使用;及び(2)これらの様々な製品との組み合わせての使用による影響。CBDを含む製品の科学、安全性及び品質に関する回答できない質問が数多くある。

例えば、母乳中のCBDが母乳で育つ乳幼児あるいは母親の母乳生成に有害なのかどうか、そしてそれがどの程度の量なのかを含め、妊娠中及び授乳中のCBDの影響に関して特に知りたいと思っている。

FDACBD製品で認可したものがあるのか、またそれらに何か利点があるのか?

FDAは子供のあまり例のない深刻な発作性疾患を治療するための1つの処方薬を例外として、いかなるCBD製品も認可していない。CBDが他の利益があるかどうかいまだはっきりしない。

1つの認可された処方薬以外に、CBD製品で、医薬品としての使用をFDAによって評価されたあるいは認められたものはない。これは以下についてわからないということを意味する:

CBDが特定の疾患を治療するために安全で効果的であるかどうか

・効果があるとしても、どの程度の量が安全と考えられるか

CBDが他の医薬品や食品とどのように相互作用するか

CBDに危険な副作用あるいは他の安全性懸念があるか

1つの利用可能なCBD医薬品製品の認可を裏付ける臨床研究では、肝臓毒性(障害)、極度の眠気及び他の医薬品との有害な相互作用を含め、CBDの使用に関連するリスクを確認した。

ヘンプの種はどうか?

FDAは最近ヘンプ種子由来食品成分の評価を完了し、食品中のこれらの成分使用に対して異議はないとした。THCCBDはヘンプの花、葉及び茎に主に見られ、種には見られない。ヘンプ種子には他の植物部分との接触部分から極微量のTHCCBDが付着するが、これらの量は、妊娠中あるいは授乳中の母親を含め、いかなるグループの人にとっても懸念を引き起こさないほど十分少量である。

カンナビス及びカンナビス由来製品の使用について覚えておくべきことは何か?

カンナビスあるいはTHCまたはCBDを含むいかなる製品であれ、使用を考えているならば、以下のことを知っておくべきである:

FDAは妊娠中及び授乳中はいかなる形態のCBDTHCあるいはマリファナも使用を避けることを強く助言する。

・これらの製品の多くが販売されているが、FDA1つのCBDの処方医薬品とTHCの合成物質であるドロナビノール(HIV-AIDSあるいは化学療法の特定の副作用の治療のために認可されたもの)を含む2つの処方医薬品以外は認可していない。これら3つの処方薬すべてがリスクと副作用がある。

・妊娠中あるいは授乳中はいかなる医薬品、ビタミン剤あるいはハーブも摂取する前に、必ず医師、看護師あるいは薬剤師と相談すること。

妊娠中あるいは授乳中にカンナビス製品の使用によって自分や胎児を危険にさらさないように。カンナビス、マリファナ、CBD及びTHCについてまた妊娠中に医薬品を摂取することについて以下のリンクで詳細を確認しよう。

CBDを含めたカンナビスあるいはカンナビス抽出物を含む製品について知っておくべきこと

https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/what-you-need-know-and-what-were-working-find-out-about-products-containing-cannabis-or-cannabis

・医薬品と妊娠

https://www.fda.gov/consumers/free-publications-women/medicine-and-pregnancy

FDAのカンナビス及びカンナビス抽出物製品の規則:Q&A

https://www.fda.gov/news-events/public-health-focus/fda-regulation-cannabis-and-cannabis-derived-products-including-cannabidiol-cbd

・米国公衆衛生局長官の助言:マリファナ使用及び脳の発達(https://www.hhs.gov/surgeongeneral/reports-and-publications/addiction-and-substance-     misuse/advisory-on-marijuana-use-and-developing-brain/index.html

 

[FDA]FDAは特定の検査結果、特に心発作診断の補助のための特定の診断にビオチンが阻害となる可能性があることを患者、医療従事者及び検査技師に再度呼び掛ける

FDA in Brief: FDA reminds patients, health care professionals and laboratory personnel about the potential for biotin interference with certain test results, especially specific tests to aid in heart attack diagnoses

November 5, 2019

https://www.fda.gov/news-events/fda-brief/fda-brief-fda-reminds-patients-health-care-professionals-and-laboratory-personnel-about-potential

FDAは多くのマルチビタミン剤に見られるビタミンB7あるいはビオチンが特定の診断検査を阻害する可能性があることを市民に再度注意喚起する。

 

[FDA]FDAは食品検査認定プログラムを設定するための規則案を発表する

FDA Publishes Proposed Rule to Establish Laboratory Accreditation Program for Food Testing

November 1, 2019

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-publishes-proposed-rule-establish-laboratory-accreditation-program-food-testing

FDAは本日発表された規則案の一環として、FDA食品安全強化法(FSMA)により求められる、認定検査機関による食品検査のためのプログラム設定を提案した。

 

[FDA]警告文書

- Dr Jen Hartley/Healing Artistry, LLC

October 29, 2019

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/dr-jen-hartleyhealing-artistry-llc-590265-10292019

動物用医薬品、不良品の問題。

 

- Revital U International, LLC 

October 16, 2019

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/revital-u-international-llc-585256-10162019

ダイエタリーサプリメントのCGMP、不良品の問題。

 

- K-Pra Foods Private Limited 

October 08, 2019

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/k-pra-foods-private-limited-592680-10082019

酸性化食品基準、Emergency Permit Control法、不良品の問題。

 

[FDA]リコール

Nestlé USAは異物混入の可能性のため調理済み冷蔵クッキー生地製品の自主的回収措置を発表。

Nestlé USA Announces Voluntary Recall of Ready-to-Bake Refrigerated Cookie Dough Products Due to Potential Presence of Foreign Material

October 31, 2019

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/nestle-usa-announces-voluntary-recall-ready-bake-refrigerated-cookie-dough-products-due-potential

Nestlé USAはゴムの破片混入の可能性のため、調理済み冷蔵Nestlé Toll House クッキー生地製品の回収措置。

 

[FDA]注意!FDAの名前がフィッシングに詐欺的に使われている

Beware! FDA Name Used Fraudulently in Phishing Attempt

November 6, 2019

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/beware-fda-name-used-fraudulently-phishing-attempt

一部の食品事業者向けにFDAを騙った電子メールによるフィッシング詐欺が行われているので注意

 

[FDA]FDAは一部の共同製造者にFSMAのもとでの執行の自由裁量方針を継続する

FDA Continues Enforcement Discretion Policy Relevant to Certain Co-Manufacturers under FSMA

November 6, 2019

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-continues-enforcement-discretion-policy-relevant-certain-co-manufacturers-under-fsma

201711月に法令遵守日を2019119日に設定したがさらなる時間を与える

 

[EFSA]食品添加物としてのステビオール配糖体(E 960)の規格の改訂案の安全性:精製ステビア葉抽出物の酵素触媒による生物変換で生産されたレバウジオシド M

Safety of the proposed amendment of the specifications for steviol glycosides (E 960) as a food additive: Rebaudioside M produced via enzymecatalysed bioconversion of purified stevia leaf extract

EFSA Journal 2019;17(10):5867 28 October 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5867

EFSAの食品添加物及び香料に関するパネル(FAF)は、特に精製ステビア葉抽出物の酵素触媒による生物変換で生産されたレバウジオシドMに関する、食品添加物としてのステビオール配糖体(E 960)の規格の改訂案の安全性に関する科学的意見を提出した。レバウジオシドM(95%乾燥重量)は、ウリジン二リン酸(UDP) ―グルコシド結合を介して精製ステビア葉抽出物へのグルコース転移を促進する、遺伝子組換え酵母K. phaffii UGTaK. phaffii UGTbが産生したUDP-グルコシルトランスフェラーゼとスクロースシンターゼ酵素を用いた精製ステビア葉抽出物の酵素的生物変換によって生産される。パネルは、親株K. phaffii ATCC 20864は安全性評価のためのアプローチ安全性推定(QPS)に適切だと考え、それゆえ、生産目的には安全だと考えた。パネルは、遺伝子組換え酵母K. phaffii UGTa K. phaffii UGTbが産生したUDP-グルコシルトランスフェラーゼとスクロースシンターゼ酵素を用いた精製ステビア葉抽出物の酵素的生物変換を通して生産されたレバウジオシドMの食品添加物としての使用に安全上の懸念はないと結論した。だが、パネルは、EU委員会規則No 231/2012において、精製ステビア葉抽出物の酵素的生物変換によって生産されたレバウジオシドMについての規格を個別に設定することを欧州委員会が検討することを助言した。

 

[FSANZ]レギュラトリーサイエンス戦略2019-2023

Regulatory Science Strategy

(October 2019)

http://www.foodstandards.gov.au/science/RegulatoryScienceStrategy/Pages/default.aspx

FSANZは、食品規制措置が入手可能な最良の科学的根拠に確実に基づくよう全力を注いでいる。科学は私達の任務の重要な部分で、目的を達成する能力を支えている。

レギュラトリーサイエンス戦略は私達の共同計画に基づく中心的な文書である。この先験的な戦略により、私達はダイナミックな食品システムの世界的動向や新興リスクの課題に対応する準備ができていることを保証している。FSANZが意思決定者に情報提供するための強力な根拠に基づいた科学的助言を提供し続けるための、明確な戦略的方向性を提供する。

レギュラトリーサイエンス戦略2019-2023

http://www.foodstandards.gov.au/publications/RegulatoryScienceStrategy201923/Pages/default.aspx

FSANZは今後4年間で、科学的活動に焦点を合わせた互いに依存した5つの戦略的目標を通してこのレギュラトリーサイエンス戦略を実行する。

目次

目標1:優れたレギュラトリーサイエンス能力の育成

目標2:現代の科学的根拠に基づき及び最良の実践ツールや方法を利用

目標3:国内及び国際規制パートナーによる連携と活用

目標4:学会、研究機関、企業など主な貢献者とのリンク及びパートナー

目標5:私達の科学を明確かつ簡単に伝えること

 

[FSANZ]年次報告書2018-2019

Annual Report 2018-19

(October 2019)

http://www.foodstandards.gov.au/publications/annualreport201819/Pages/default.aspx

http://www.foodstandards.gov.au/publications/annualreport201819/Pages/Chief-Executve-Officer%27s-Review.aspx

最高経営責任者のレビュー

CHIEF EXECUTVE OFFICER'S REVIEW

​​​​​(October 2019)

いつものことだが、オーストラリアニュージーランド食品基準機関(FSANZ)にはとても忙しい年だった。食品基準を策定するという中心的な仕事は重要な焦点であり続けるが、シドニーで開催された第一回隔年関係者会議とともに、関係者の関与にとっても重要な年だった。2018–19年には食品安全性のチームがまとめた100以上の食品事例やリコールも調べた。これはFSANZへの報告数で、20189月のイチゴの異物混入事件が含まれている。

基準の作成

20187月の関係者円卓会議後に、大臣は優先事項として、Standard 2.9.4―調製補完スポーツ食品の完全レビューを実施するためのFSANZへの要請を含む活動計画に同意した。またパック済みアルコール飲料の妊婦への警告表示の必須表示基準や、その作業を迅速に実施することも求めている。

食品摂取量データ

今年の主な成果の1つは新しいオーストラリア食品摂取量データベース(以前はNUTTABと呼ばれていた)の発表だった。この新しいシリーズの最初に、オーストラリアで一般的に摂取される1,534の食品や飲料の更新データが含まれている。

国際的な関与

2018–19年にFSANZは、国際食品規格基準を策定するコーデックス委員会にオーストリア代表団として出席した。20194月に、18か月の二国間会議のあと、FSANZは欧州食遺品安全機関との協力覚書(MoC)に署名した。20195月に、FSANZは一連のAPECのイベント(21アジア-大西洋経済会議)を主導した。FSANZは食品安全性の近代化の枠組みの着手に向けた技術的なワークショップ2つと、農薬の輸入MRLsAPECのガイドラインを実践するための2つのツールを主導し、チリで開催されたこの会議は大変成功した。

関係者の関与

20193月に、「目的にかなう食品規制の現在と未来」というテーマで最初の隔年関係者会議をシドニーで開催した。この会議には240人以上が参加し、大変成功した。

食品事件

2018–19年に私達の食品安全性チームは106の食品事件とリコールをまとめた。これは12カ月間では最大のリコール数である。中でも、イチゴ異物混入事件はこの年の最も重要な事件の1つだった。FSANZはそのような事件に対して規制のシステムにどのような改善が必要かに焦点を当て、管轄区域やこの事件の企業の代表者との関係者会議を企画した。

文化

組織の文化調査を受けて、機関全体の文化変革作業プログラムに着手した。FSANZはオーストリアの公共サービス“I CARE”の価値を補完する、価値と習慣を共有するワークショップを開催した。

私達の委員会

FSANZ委員会に貢献し、最後の委員会会議が6月だったStephen Corbett准教授に感謝したい。Corbett准教授の専門知識は、基準の策定や広範な科学的作業の検討において非常に貴重だった。

近代化

201819年に近代化へのアプローチについて主な関係者と協議した。委員会は、「消費者は食品の安全性に高いレベルの信頼がある」ということをビジョンとして採択した。来年いくつかの戦略的方向性を綿密に計画しており、201920年の経営計画に反映される予定である。さらに、労働習慣改善のためのプロセス設定基準のレビューなど、法的変更の必要ない分野の作業を開始した。

財務

FSANZ2018–19年に$2.461mの黒字を達成した。この黒字はプロジェクト基金で、具体的な計画に関連するもので、「通常業務」には使用できない。計画が完了すると2019–20年の支出額が認定される。通常業務からの余剰金は$0.023mで、財政状況は横ばいである。

今後の展望

将来の課題に応えられるように関係者や協力者と緊密に作業し続け、規制システムに後れを取らずに食品供給における信頼を支え続ける。この目標の達成には国民の関与が不可欠である。

 

[TGA]安全性警告: Grakcu capsules

6 November 2019

https://www.tga.gov.au/alert/grakcu-capsules

製品は表示されない成分シルデナフィル及びタダラフィルを含む。製品写真あり。

 

[ODS] ODS Mary Frances Piccianoダイエタリーサプリメント研究演習

Mary Frances Picciano Dietary Supplement Research Practicum Presentation Videos

November 6, 2019

https://ods.od.nih.gov/Research/dsrpvideos.aspx

新着、ODS演習ビデオ紹介。

 

[FSAI]FAQ

-再利用できる容器やカップ

Reusable Containers and Cups

6/11/2019

https://www.fsai.ie/faq/reusable_containers_and_cups.html

新規追加。顧客が再利用できる容器やカップを持ち込む場合の食品事業者の対応に関して

 

-食品事業に洪水があったとき

Flooding of a Food Business

5/11/2019

https://www.fsai.ie/faq/flooding.html

情報の更新。

(あとで)

 

[HK]食品不良(金属汚染)(修正)規則2018が施行される

Food Adulteration (Metallic Contamination) (Amendment) Regulation 2018 comes into force

Friday, November 1, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20191101_7676.html

食品中の金属汚染に対する改訂された基準を規定した食品不良(金属汚染)(修正)規則2018(修正規則)が本日(111日)施行された。公衆衛生保護、実効性ある規則の促進、香港の基準と国際基準の調整のために規制管理を強化し、基準を改訂した。

 

[ヘルスカナダ] Gaspé Lower St. Lawrenceの貝捕獲閉鎖地域

Closed Area for Shellfish Harvesting in the Gaspé and Lower St. Lawrence

November 1st, 2019

https://www.canada.ca/en/fisheries-oceans/news/2019/11/closed-area-for-shellfish-harvesting-in-the-gaspe-and-lower-st-lawrence.html

衛生上の理由により、現在Gaspé Lower St. Lawrenceのでは貝捕獲が禁止されている。

 

[FSA] FSA社会科学シンポジウムは食品、改革及び次世代の消費者に焦点を置く

FSA Social Science Symposium centres on food, innovation and the future consumer

5 November 2019

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-social-science-symposium-centres-on-food-innovation-and-the-future-consumer

第三回目の年次社会科学シンポジウムでは、培養肉、Z世代の視点、気候変動及び食品システムに関する宇宙技術の影響などのテーマが話し合われた。

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査課 

-2019-10-21

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43091

2019.10.112019.10.17

 

-2019-10-11

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43093

2019.10.42019.10.10

 

[MFDS] 「ニベ」なのか「ニベのこども」なのかを表示で確認してください 

食品表示の広告政策TF 2019-10-24

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43759

食品医薬品安全処は、適切な食品表示情報を提供して、消費者が食品を選択するとき誤認する事例が発生しないように、具体的な魚種を表示するように改善する内容の「食品等の表示基準」の改正案を1024日に行政予告する。

今回の改正案の主要内容は、水産物の原材料名の表示方法を改善自然の状態の農水産物などの生産者・品目名・内容量表示義務化特殊医療目的などの食品に「医薬品・健康機能食品ではない」などのフレーズ表示新設栄養成分表示の許容誤差規定の改善など。

消費者が誤認して製品を購入する事例がないように水産物魚種(名称)を表示するための基準を設けた。

  - 例えば、「子供のニベ」を「ニベ」と表示する事例があったが、今後は水産物魚種表示基準によって「子供ニベ」と明確に表示するように改善した。

   * 「食品の基準及び規格」による原料の名称で表示し、さらに生物学的分類による()の名称を表示可能

     (子供ニベ表示方法)ニベ(X)、子供ニベ(○)、子供ニベ(ニベ科)(○)

   * 価格比較、子供ニベよりニベの価格が約2.5倍以上高価である

消費者が農水産物の生産者・重量等の情報を確認して購入することができるように透明包装されたすべての農水産物にも生産者・品目名・内容量等を表示するように規定を強化した。

   * (現行) 農水産物の保存のためにビニールラップ等で包装(真空包装除外)して内容物がわかるよう透明包装したものはハングルの表示を省略することができる

  また、生鮮作物などは生産日付表示を免除し、「穀物管理法」に基づいて品質を表示した農産物などはハングル表示を省略することができるように合理的に改正した。

一般的な食品である特殊医療用途食品に「医薬品・健康機能食品ではない」というフレーズを表示するように規定を新設し、消費者が医薬品または健康機能食品と誤認しないように改善した。

   * 特殊医療用途食品: 正常の摂取、消化器系、吸収または代謝する能力が制限される人や疾病などによって、一般人と生理的に特別な栄養要求量を持った人の食事の一部または全部に代る目的で製造・加工された食品

栄養成分表示の許容誤差規定に関連して、営業者の問題点を解消できるように検査周期(6ヶ月→1)と試験・検査機関認定範囲(「国家標準基本法」による検査機関の追加)を改正した。

また、消費者に正確な機能性情報が提供されるよう、健康機能食品主表示面に栄養・機能性分の名称と、1回の摂取量あたりの含有量を表示するようにする「健康機能食品の表示基準」の改正案を行政予告した。また、機能性原料以外の他の原料の、名称、含有量、写真などは表示することができないように規定を改正した。

 

[MFDS]無申告輸入器具・容器の回収措置 

輸入流通安全課 2019-10-22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43752

日本産「器具・容器(紙製)」を一般用として輸入し、食品調理用鍋(別名紙鍋)として販売した事実を確認し、該当する製品の販売中止及び回収措置。

 

[MFDS] [報道参考] 食品医薬品安全処、食品放射能安全管理の国際シンポジウムの開催 

農畜水産物安全課 2019-10-18

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43746

食品医薬品安全処は、食品放射能に対する正しい情報提供のために18日、大韓商工会議所(ソウル中区)で「食品放射能安全管理の国際シンポジウム」を開催する。

今回のシンポジウムは、「食品放射能問題と3C(管理、コミュニケーション、消費者)」をテーマに、隣接国家である日本、台湾の食品放射能安全管理政策の事例を通じ、国内の食品放射能安全管理政策の発展方向を模索する。

  さらに、国内・外の政府関係者、放射能分野の専門家、消費者団体など100人余りが参加し、関連分野の知識と情報を共有する予定。

<添付> シンポジウム詳細日程

 

[MFDS] 食品医薬品安全処、輸入食品の安全管理のためのコミュニケーションの場用意 

現地実施課 2019-10-17

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43745

食品医薬品安全処は、輸入食品などの輸入販売業者等を対象に、来る18日、ソウル食品医薬品安全処で「輸入食品事前安全管理説明会」を行う。

今回の説明会は、優秀輸入業者* 制度及び遵守事項、政策の方向などの情報提供を通じて、輸入者等がより安全な食品を輸入するように、輸入食品の事前安全管理を支援するために設けた。

   * 優秀輸入業者: 輸入者責任の下で輸入食品の安全性を確保するようにする制度として無作為標本検査免除、ホームページ名簿掲載、優秀輸入業者マーク表示などの特典付与

主要内容は、輸入食品事前安全管理制度計画輸入迅速通関制度海外製造業所自主衛生点検時遵守事項質疑応答など。

 

[MFDS] リンゴなどの収穫前の残留農薬検査で安全な農産物の流通 

有害物質基準課/残留物質課 2019-10-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43742

食品医薬品安全処は、国内生産・流通されている農産物の安全管理を強化するためにりんご、柿、白菜などの農薬残留許容基準を新設・改正することを主要内容とする「生産段階農産物などの有害物質残留基準」を1016日告示する。

「生産段階残留農薬管理制度」は、収獲まで10日以内の農産物について農薬残留検査を実施して収獲・出荷時残留量を予測することで基準超過するおそれがある農産物については、出荷の遅延または出荷禁止などの措置により安全な農産物が流通するように管理する制度。

     * 149種の農薬1,168残留許容基準の設定運営(食薬処)、検査・管理(農産物品質管理院)

今回の改正告示の主要内容は、農薬アセフェートなど31種に対する38の残留許容基準新設農薬ピリミホスメチルなど11種に対する18の残留許容基準を削除農薬38種に対する82の残留許容基準改訂など。

詳しい内容は、食薬庁ホームページ(www.mfds.go.kr> 法令資料> 立法/諸・改訂告示など)で確認できる。

 

[MFDS]故意、常習的に虚偽・誇大広告した業者の点検結果発表 

サイバー調査団 2019-10-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43741

食品医薬品安全処は、ソーシャルネットワークサービス(SNS)でダイエット、むくみ除去、熟眠などに効果があると偽の体験談を流布し、インフルエンサー(influencerSNSで影響力ある個人)を利用して故意・常習的に虚偽・誇大広告をしてきた業者12ヶ所を摘発し、行政処分及び告発措置する予定である。

今回の発表は、‘19年上半期虚偽・誇大広告で摘発された製品を分析して、意図的に消費者を欺いて不当な利益を取たり、違反を是正せずに繰り返し違反した業者を集中的に点検した結果である。

  - また、今回の点検で故意・常習違反業者12ヶ所に加えて、1,061のサイトからダイエット・脱毛などに効能・効果があると虚偽・誇大広告した326の販売業者(249個製品)も一緒に摘発し、サイトは遮断措置した。 

故意・常習的に虚偽・誇大広告した業者12ヶ所の主な摘発内容は、▲SNS(フェイスブック・インスタグラムなど)を通じた偽体験記流布(1)▲製品共同購買(1)▲検証されない効能・効果で健康機能食品標榜広告(5)▲ダイエット広告(2)▲脱毛予防(3)など。

○ (偽体験記流布など) A(健康機能食品流通専門販売業)は、フェイスブック・インスタグラムなどSNSに広告代理店を通じてスポンサー広告*でダイエット・むくみ除去・便秘・快眠・脱毛効果など偽体験記を流布して摘発される

    * スポンサー広告: SNSを利用するユーザーを対象に広告のターゲットを設定し、自然に映像や画像を公開して購入を誘導する広告の形態

  - 広告代理店は、消費者を装ってダイエットに効果があるとA社製品の摂取前・後の体形の変化写真、体重変化映像などを活用して広告やコメント操作しており、

  - また、オンライン公式ショッピングモールに虚偽・誇大広告が含まれているお客様の声をベストレビューに選定し、1~50万ウォン相当のお金を提供して偽の体験記を不特定多数の人に公開する方法で虚偽・誇大広告

○ (インフルエンサーを活用した製品の共同購買) B(流通専門販売業)は、自社に所属しているインフルエンサーに広告ガイドを提供して、血液の循環効果などが含まれている文書や写真をSNSに投稿する方法でインフルエンサー活用虚偽・誇大広告を摘発される

  - B社は虚偽・誇大広告を掲示したインフルエンサーに共同購入を勧めるようにし、収益の一部はインフルエンサーに提供

○ (身長が伸びる標榜)C(流通専門販売業)は、オンライン公式販売ショッピングモールを通じて一般食品を販売して特許を受けた物質が子供の成長の助けになると検証されていない効果で健康機能食品であるように広告して摘発される

    * フェイスブックなどに製品の摂取前・後の写真及び偽の体験記映像多数存在

  - 参考に民間広告検証団を通じて身長に役立つと広告する一般食品の医学的効能標榜内容などを検証した結果は次のとおりです。

  ▲ 身長に役立つと広告する製品の原料として使われた酵母加水分解物・山椒抽出物・初乳タンパク分画物・エゾウコギ抽出物などは、動物実験、細胞実験の結果のみを提示しており、人体に適用したときの客観的で科学的な根拠資料としては不十分

  ▲ 製品別1日の摂取推奨量に含まれている特許の物質の量は人体に有意な効果を出すには、その量が非常に少ない

○ (ダイエット広告)D(健康機能食品流通の専門販売業)は、自社製品がダイエットに効果があるという体験記映像を会社の代表が直接製作・出演して、ユーチューブに投稿することで、虚偽・誇大広告を摘発される

食薬処は、国民が体感することができる「オンライン健康安心プロジェクトにより、故意・常習違反業者は、継続的な監視と現場の監視を通じて行政処分及び告発措置するなど強く制裁する計画である。

    * オンライン健康安心プロジェクト : 消費者密接5大分野(ダイエット、微細粉塵、脱毛、女性の健康、脆弱階層)関連製品に対する虚偽・誇大広告の集中点検

また、製品を直接販売していなくても虚偽・誇大広告や偽体験記が含まれている写真、映像などを公開し活用して広告を掲載する場合、インフルエンサー、ユーチューバー、ブロガーなど誰でも刑事処罰を受ける可能性があるので注意が必要であると勧告しつつも、

○ SNSは個人が運営して表現の自由が保障されている情報の共有スペースで、政府の規制に限界があるので、消費者は公式ショッピングモール広告の内容と比較して偽の体験記など虚偽・誇大広告に惑わされないよう呼びかけた。

 

[MFDS]ペペロデー、修学能力試験備えギフト食品の全国一斉点検 

食品安全管理課 2019-10-15

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43741

食品医薬品安全処は、11月の「ペペロデー」(11.11.)と「修学能力試験」(11.14.)を控えて菓子・チョコレート・大福餅などの消費が急増することが予想される製品の安全管理を強化するため、全国17の地方自治体とともに来る1021日から25日まで、食品の製造・販売業者2,600ヶ所を集中点検する計画である。

主な点検内容は、賞味期限経過製品の使用可否食品の衛生的取り扱い可否腐敗・変質された原料使用可否従事者の健康診断の実施可否など。

また、ベーカリー・コンビニなど市中に流通しているギフト用製品(チョコレート・大福餅・飴など)を回収して、細菌数・タール色素などを検査する一方、輸入通関の段階でも棒形菓子・キャンディー類・チョコレート類を対象に精密検査を強化していく予定。

 

[MFDS]低糖/低塩で健康な一週間の給食キャンペーン運営 

食生活栄養安全政策課 2019-10-11

簡単に

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43732

食品医薬品安全処は、来る14日から25日まで会社員が主に利用する集団給食所5ヶ所*を対象に「低糖/低塩で健康週間キャンペーン」を運営する。

今回のキャンペーンは、ナトリウム糖類を減らすキャンペーンの一環として、会社員の健康的な食習慣を誘導するために機関で運営する食堂で週にテーマを決めて提供する。

「低糖・低塩健康週間曜日別テーマ」(例示)

 1日目)薄味に慣れて下さい。

 2日目)汁物、チゲスープは少なく、具を中心にお召し上がり下さい。

 3日目)調味料とソースは味見して、少しずつ入れてお召し上がり下さい。

 4日目)香辛料、香味野菜で味をつけてお召し上がり下さい。

 5日目)おやつに野菜、果物、牛乳、ナッツをお召し上がり下さい。

「味覚体験」:加工食品(ラーメン、ミックスコーヒー)を味わって、その食品に含まれるナトリウム・糖類量と塩、砂糖、水を味わいながら、普段の味覚と比較してみる体験

「ルーレットゲーム」:ルーレットのゲームを介して1日のナトリウム・糖類勧告量(摂取基準)を調べ、普段から低糖低塩食習慣に変化誘導する体験

OXクイズ」:ナトリウム摂取と糖類の摂取のOXクイズで低糖低塩のヒントを提供する体験

 

[ASA]ASA裁定

-ASA Ruling on Unisnacks Europe Ltd

06 November 2019

https://www.asa.org.uk/rulings/unisnacks-europe-ltd-A19-567315.html

「ハローパンダ」ビスケット(明治のお菓子、日本では売ってない?)のキャンペーン。箱の中にステッカーが入っていて全部で50種類あるものを全部集めると50ポンドもらえるというキャンペーン。ウェブサイトとフェイスブックで宣伝。

これに対して高脂肪塩砂糖(HFSS)製品を子どもに宣伝していることと食品を過剰に買うことを無責任に勧めていることの2点について苦情があった。前者についてはターゲットが特に子どもではないので問題にはしないが後者には該当するので規則違反。

 

-ASA Ruling on BoomBod Ltd

23 October 2019

https://www.asa.org.uk/rulings/boombod-ltd-G19-1018366.html

グルコマンナンを含む減量用ドリンク製品の「減量」「食欲を止める」などの宣伝が認められた健康強調表示リストの内容と違う。また「一週間で痩せる」等の宣伝も違反

(グルコマンナンは認可健康強調表示リストに含まれるが、減量に役立つのは食事制限と一緒の場合のみ)

 

[Codex]国際的に開発された食物アレルギー管理ガイダンスが必須

Internationally developed guidance on managing food allergens crucial

05/11/2019

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1246172/

予防的アレルゲン表示” (PAL)が増加しているようだがその結果アレルギーのある人は選択肢が減り、一部の事業者はアレルゲンを管理する代わりにPALを使う

アレルゲンの問題はハザードアナリシスにおいてあまりにも注目が少なかった

 

論文

-スキーのワックス由来のPFASsが北欧のリゾート地に生物濃縮されている

PFASs from ski wax bioaccumulate at Nordic resort

6-Nov-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/acs-pfs110119.php

Environmental Science & Technologyに発表されたノルウェーのスキー場とスキーのできない森の土壌の調査結果。毒性閾値より低いもののスキー場のほうが濃度が高くミミズや虫に蓄積していた

 

-研究:実際、植物の鉢植えは屋内空気の質を改善しない

Study: Actually, potted plants don't improve indoor air quality

6-Nov-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/du-sap110519.php

Drexel大学の研究者らは何十年にもわたる鉢植えの研究は実験室の外では支持されないことを示す

オフィスや家庭の植物は美化には役立つが空気をきれいにするという主張は誇大である。何十年もの研究を吟味した結果、空気をきれいにする効果は自然な換気のほうが圧倒的に効果が大きい。Journal of Exposure Science and Environmental Epidemiology

(狭い密閉空間での僅かな影響は現実の建物では小さすぎるとのこと)

 

-なんて美味しくないの:味覚喪失ががん患者の食品摂取に影響

How sweet it isn't: Diminished taste function affects cancer patients' food intake

6-Nov-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/uoma-hsi110619.php

美味しい食べものは誰にとっても人生の重要な部分、Alissa Noldenは言う。しかし多くのがん患者は少なくとも一次的に病気や治療の副作用でこの歓びを失う場合がある。この影響についての文献をレビューしNutrientsに発表

(病院は、体力回復のためにとにかく食べなくちゃいけない時でも薄味がいいとか添加物は使わないとかいう栄養士がいたりするのでね)

 

その他

-韓国は学者が「薄弱」な会議に参加するのを取り締まる

Natureニュース

South Korea clamps down on academics attending ‘weak’ conferences

06 November 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-03372-z

新しい方針は研究者が学術的価値の乏しい会合のために旅行するのを止めさせようとする

1017日に韓国の教育大臣が全ての大学に「研究者が貧弱な学術活動に参加することを防ぐ」対策をとるよう求めると発表した。これは5月に発表された報告で、90大学574教授が「貧弱」な会議に参加したことを発見したのを受けてのことである。一部の研究者らは価値がないことを知っていて学会参加費用を払い、質の低い雑誌に論文を出していると考えられている。Sungkyunkwan大学の材料科学者Changgu Leeは監視を歓迎している。「研究費があって休暇をとりたいと考えている研究者にとってはそういう学会は良い機会なので」という

(みんなが対応すれば毎日のように来る「招待」メール減るかなぁ)

 

-若いライターのエッセイコンテスト受賞者発表

Announcing the winners of our young-writer essay competition

04 November 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-03357-y

18-25才のコンテストに68ヶ国660エントリーがあり、優勝「ベートーベンの夢」、時点「気候危機の解決法の一つとしての核融合」と「同性による生殖分野の進歩」

Natureのエディターが選考したこれらエッセイは科学者が研究をするのは「今日より良い明日の世界を作るため」であることを再確認する。

 

-コンシューマーラボ

マグネシウムサプリメントレビュー

Magnesium Supplements Review

Initial Posting: 11/3/19   Last Update: 11/5/19

https://www.consumerlab.com/reviews/magnesium-supplement-review/magnesium/