2019-11-21

[EFSA]意見等

-ハチミツのボスカリドの既存MRLの改訂

Modification of the existing maximum residue level for boscalid in honey

EFSA Journal 2019;17(11):5897 17 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5897

妥当性が確認された定量限界(LOQ) 0.01 mg/kgでハチミツのボスカリドの残留物を管理するのに利用可能な執行のための分析法が得られた。リスク評価結果に基づき、EFSAは提案されたMRL量でハチミツの残留濃度は消費者の健康リスクになりそうもないと結論した。

 

-エルダーベリー(ニワトコ)のビフェナゼートの既存MRLの改訂

Modification of the existing maximum residue level for bifenazate in elderberries

EFSA Journal 2019;17(11):5878 17 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5878

妥当性が確認された定量限界(LOQ) 0.01 mg/kgでエルダーベリーのビフェナゼートとその代謝物質の残留物を管理するのに利用可能な執行のための分析法が得られた。リスク評価結果に基づき、EFSAは意図した農業規範によるビフェナゼートの使用から生じる残留物の食事摂取量は消費者の健康リスクになりそうもないと結論した。

 

-ベンフルラリンの農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance benfluralin

EFSA Journal 2019;17(11):5842  15 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5842

情報不足と懸念が確認された。

 

-動物の食事暴露:EFSAで現在使用されているアプローチの概要

Animal dietary exposure: overview of current approaches used at EFSA

EFSA Journal 2019;17(11):5896  15 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5896

EFSAでは、飼料汚染物質、残留農薬、遺伝子組換え飼料及び飼料添加物のリスクを評価するために、いくつかのパネル/ユニットが動物の食事暴露推定が行われている-いる。動物の食事暴露評価のための方法論を説明したガイダンス文書は、EFSAと国際レベル両方で入手できる。適切な規制の枠組み内で適切ではあるが、動物の食事暴露を評価するのに使用される方法論はリスク評価分野によって異なる。迅速な最悪ケース推定から実際の暴露を評価するより精細化-された方法まで、-動物集団の選択の-や飼料摂取量を推定するためのデフォルト値の異なる使用から生じる様々なアプローチがある。さらに、国際及び国内レベルで実施されている現在の飼料分類システムは多種多様な飼料素材を含み、それはさらなるハーモナイゼーションにより恩恵を受ける可能性がある。この技術報告書は飼料中の化学物質への暴露を評価するためのEFSAでの現在のアプローチの概要を示している。EFSAのFoodEx2システムと、畑作物に由来する飼料素材のOECD統一表や飼料素材のEUカタログの構造を比較することで、飼料分類と専門用語をより一層調和させる可能性もある。

 

-EC規則No 1924/2006条項13.5に従って、GlycoLiteTMと体重を減らす助けに関する健康強調表示の科学的な実証についてのEFSAの栄養、新規食品、食品アレルゲンに関するパネル(NDA)の科学的意見についてのコメントへの返答

Response to comments on the Scientific Opinion of the EFSA Panel on Nutrition, Novel Foods and Food Allergens (NDA) on the scientific substantiation of a health claim related to GlycoLiteTM and helps to reduce body weight pursuant to Article 13.5 of Regulation (EC) No 1924/2006

15 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1733

EFSAはNDAパネルの意見に対する申請者からのコメントをレビューするように欧州委員会から求められた。

EFSAのNDAパネルは2019年5月15日に承認した意見の中で、この科学的証拠は、in vitroα-アミラーゼ阻害活性によって標準化された白インゲン豆(P. vulgaris L.)からの水生抽出物(GlycoLiteTM)の摂取と、エネルギー制限したあるいは自由に食事をするときの体重の減少との因果関係を立証するには不十分だと結論した。受け取ったコメントはNDAパネルの結論を変える必要はない。

(グルコマンナン1日3gで効果を認めたのにどうしてこの謎の抽出物3gだとだめなの?みたいなことを言っているが、全然違うだろう)

 

-アブラヤシ果実とアブラヤシ核のクロラントラニリプロールの輸入トレランス設定

Setting of import tolerances for chlorantraniliprole in oil palms fruits and oil palms kernels

EFSA Journal 2019;17(11):5877  15 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5877

EC規則No 396/2005条項6に従って、申請者FMC Agro Ltdは、アブラヤシ果実及びアブラヤシ核のクロラントラニリプロールの輸入トレランスを設定するために英国の管轄国家機関への要請を提出した。この要請を支える提出されたデータはこれらの製品に最大残留基準(MRL)を導出するのに十分であることが分かった。妥当性が確認された定量限界(LOQ) 0.01 mg/kgで検討中の作物のクロラントラニリプロールの残留物を管理するのに利用可能な執行のための分析法が得られた。リスク評価結果に基づき、EFSAは、報告された農業規範によるクロラントラニリプロールの使用から生じる残留物の長期摂取は消費者の健康リスクになりそうもないと結論した。

 

-離乳子豚及び離乳マイナー豚種用飼料添加物としてのEB15 10 (Bacillus subtilis DSM 25841)の有効性

Efficacy of EB15 10 (Bacillus subtilis DSM 25841) as a feed additive for weaned piglets and weaned minor porcine species

EFSA Journal 2019;17(11):5882  13 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5882

 

-離乳子豚及びマイナー豚種用飼料添加物としてのZM16 10 (Bacillus amyloliquefaciens DSM 25840)の有効性

Efficacy of ZM16 10 (Bacillus amyloliquefaciens DSM 25840) as a feed additive for weaned piglets and minor porcine species

EFSA Journal 2019;17(11):5881  13 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5881

 

-子豚用(哺乳及び離乳)、マイナー豚種育成用飼料添加物としてのAPSA PHYTAFEED® 20,000 GR/L (6‐フィターゼ)の安全性と有効性

Safety and efficacy of APSA PHYTAFEED® 20,000 GR/L (6‐phytase) as a feed additive for piglets (suckling and weaned) and growing minor porcine species

EFSA Journal 2019;17(11):5894  13 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5894

 

-子豚用(哺乳及び離乳)、豚肥育用、子豚に利益をもたらすための雌豚用、雌豚繁殖用、マイナー豚種用飼料添加物としてのEB15 10 (Bacillus subtilis DSM 25841) の安全性と有効性

Safety and efficacy of EB15 10 (Bacillus subtilis DSM 25841) as a feed additive for piglets (suckling and weaned), pigs for fattening, sows in order to have benefits in piglets, sows for reproduction and minor porcine species

EFSA Journal 2019;17(11):5884  13 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5884

 

-子豚に利益をもたらすための雌豚用、雌豚繁殖用、子豚用(哺乳及び離乳)、豚肥育用、マイナー豚種用飼料添加物としてのZM16 10 (Bacillus amyloliquefaciens DSM 25840)の安全性と有効性

Safety and efficacy of ZM16 10 (Bacillus amyloliquefaciens DSM 25840) as a feed additive for sows in order to have benefits in piglets, sows for reproduction, piglets (suckling and weaned), pigs for fattening and minor porcine species

EFSA Journal 2019;17(11):5883  13 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5883

 

-EC規則No 1829/2003に基づいた食品や飼料として使用する遺伝子組換えダイズMON 87751 × MON 87701 × MON 87708 × MON 89788の評価(申請 EFSA‐GMO‐NL‐2016‐128)

Assessment of genetically modified soybean MON 87751 × MON 87701 × MON 87708 × MON 89788 for food and feed uses, under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA‐GMO‐NL‐2016‐128)

EFSA Journal 2019;17(11):5847  11 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/5847

GMOパネルは、この4イベントスタックダイズは、ヒトや動物の健康や環境に関する潜在的な影響に関して、非GM比較種や検査した非GM参照種と同様に安全だと結論した。

 

-欧州抗生物質啓発の日 2019年

European Antibiotic Awareness Day 2019

18 November 2019

https://www.efsa.europa.eu/en/news/european-antibiotic-awareness-day-2019

本日は欧州抗生物質啓発の日(EAAD)である。

欧州抗生物質啓発の日は、抗生物質耐性による公衆衛生への脅威や抗生物質の賢明な利用の重要性に対する認識を高めるために、毎年11月18日に開催される。

抗生物質耐性の戦いはEFSAの優先事項である。抗生物質耐性に関するEFSAの活動についてもっと学ぼう。

議題について

EFSAはECDC が企画し欧州委員会の代表者が主催する、スウェーデンでの11月18日のEAADの発表イベントに参加する予定である。政府機関、専門職及び患者組織、国の代表者、報道機関が、抗生物質耐性に関する現状や全ての関係者がそれらに対処するために取った行動を議論するために協力する。

このイベントをオンラインで見よう

このイベントは2019年11月18日の10:00 – 15:30 (GMT+1)にEAADのフェースブックページでライブストリーミングされる。参加者はハッシュタグ#EAAD2019を用いてツイートし、このストリームをフォローすると同じハッシュタグを使ってツイッターで質問できる。

 

[香港] 植物ベースの肉と培養肉 - 新たな食品の流行

Plant-based Meat and Cultured Meat - New Food Fads

16 Oct 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_159_01.html

「人工肉Artificial meat」は最近メディア報道が増えているテーマである。我々の食べる従来の肉はバランスの取れた健康的な食事の一部となり得るが、いわゆる「人工肉」は従来の肉の代替として、またタンパク源の代替として消費されることを目的とする。「人工肉」は合意された定義がないので、この用語は消費者に混乱を引き起こすかもしれない。この記事では、これらの肉の代替品とは何かを探る。

植物ベースの肉の代替品(植物肉/素肉)

身近に感じない人もいるかもしれないが、植物ベースの肉の代替は全く新しいものではない。中国料理に起源がある、ベジタリアンチキン(湯葉から作られたもの)やベジタリアンローメイ(小麦グルテンから作られたもの)は、長きにわたり地方の食事の一部であった植物ベースの肉の代替の例である。基本的に、植物ベースの肉は植物性タンパク質から作られる類似肉である。最初は、例えば大豆、小麦あるいは豆のような植物由来のタンパク質を抽出することでそれらは作られる。タンパク質抽出物はその後、肉のような食感にするために加熱、押し出し及び冷却を経て、最終的には肉の風味、味及び外見に似せるために他の成分や添加物(例、香料及び着色料)が加えられる。

最近では、チキンナゲット、バーガー用パテ及びスライスハムの形をした植物ベースの肉製品が海外のレストランや食料品店で増えつつある。今日の流通している、より新しい植物ベースの肉の代替は味も見かけも肉らしく作られている。例えば、肉の血を再現するためにビート果汁を添加したり、肉脂肪を擬似し、焼いたときに音がでるようにココナッツオイルを加えたりすることで、そのようになる。肉代用品のほうがより健康的な選択肢と考えている人もいるが、植物ベースの肉製品は、しばしば、これらの製品の高濃度なナトリウムの原因である食感や風味を維持するためのナトリウム含有の様々な調味料及び添加物が加えられる。

培養肉

植物ベースの肉に加えて、培養肉は従来の肉に代わって現れたもう1つの代替である。培養肉は研究室で育てられた肉及び試験管肉などとも言われるが、実験室で動物細胞から育てられた肉である。培養肉をつくるために、筋肉細胞をまずターゲットとする動物から採取し、培養液中増殖させる。その後、これらの細胞は管理された環境下で筋肉繊維に成長する。鉄やビタミンB12のような筋肉細胞により合成されない栄養素は、従来の肉に相当する栄養価になるよう培養肉製品をつくるために培養液に補充される。

現在のところ、培養肉製品はまだ商業的に利用できない。これは現在の製造技術では時間がかかり、高度な労働力及び費用がかかるために、培養肉の大規模な生産をするには採算が合わない。加えて、培養肉は細胞培養では小さなかけら(体積にして1㎤以下)にしか成長しないので、例えばバーガー用のパテあるいはソーセージのような加工肉あるいはひき肉製品にしか適さない。培養肉もまた味、色、見た目及び食感が従来の肉とは異なる。市販前に費用を抑え、拡張性を改善し、それぞれの肉による複雑な食感を再現するために生産方法を洗練する追加の改良が必要である。

重要な留意すべき点

植物ベースの肉製品は植物性タンパク質から作られた肉類似製品で、長きにわたり地方での食事の一部となっている。

培養肉は実験室で動物細胞から育てられた肉である。商業的にはまだ利用できない。

肉の代替品として言及する「人工肉」という用語の使用は消費者にとって混乱を引き起こす可能性がある。 

業界向け助言

・販売製品がヒト用の消費に適しているか確認すること。

・食品表示の情報が信頼でき、誤解を招くものでないことを確認すること。

・食品を正しく表示し、情報を与えられたうえで選択できるよう食品表示は適切にすること。

一般向け助言

・食品の成分を明確に理解するために、購入前に包装の食品表示を読むこと。

・栄養表示のナトリウムや脂肪含有量を確認し、ナトリウムや脂肪分のより少ない植物ベースの肉製品を選択すること。

 

[HK]食品安全センターは包装ソウギョのサンプルに微量のマラカイトグリーンを検出する

CFS finds traces of malachite green in grass carp sample

Tuesday, November 19, 2019

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20191119_7691.html

食品安全センター及び食物環境衛生署は、ソウギョのサンプルに0.78ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。

 

[NHS]電子タバコに切り替える喫煙者はすぐに「健康的な心臓になる」可能性がある

Smokers who switch to vaping could soon 'have healthier hearts'

Monday 18 November 2019

https://www.nhs.uk/news/heart-and-lungs/smokers-who-switch-vaping-could-soon-have-healthier-hearts/

「この類のものでは最大規模の研究が、喫煙者が電子タバコに切り替えると、数週間以内に心臓の健康を改善することができることを示す」とBBC Newsは報道する。

電子タバコを使用する人の数はこの10年で急速に増え、多くの人が巻タバコをやめるのに役立ってきた。しかし、電子タバコは比較的短期間しか使用されてないため、ポジティブ及びネガティブの両方の健康影響に関するエビデンスを模索中である。

この新たなスコットランドの研究では、研究者が115人の喫煙者を集め、そのうち約3分の2は電子タバコに切り替え、3分の1は巻タバコを続けた。

1か月後、研究者は血流の増加時、電子タバコに切り替えた人の動脈はうまく広がる(拡張する)ようになったことを発見した。この柔軟さの維持と血流の変化に対する反応という動脈の働きは血管機能として知られている。血管がうまく機能しないことは、心発作のような循環器疾患のリスク要因である。

そのため、この研究は電子タバコに切り替えるこれらの人の心疾患や脳卒中を発症するリスクが減ったことを示す可能性がある。

しかし、研究は非常に小規模の少人数のサンプルの調査であり、短い期間しか追跡していないので、このことを証明することができない。

また、効果は電子タバコ自体からの結果でありそうにない:これは禁煙の効果である。

まだ電子タバコの効果と有害性のエビデンスを収集しているところだが、禁煙の確立された治療効果は他にもたくさんある。

禁煙に役立つことについては以下。(https://www.nhs.uk/live-well/quit-smoking/nhs-stop-smoking-services-help-you-quit/

 

[CFIA]新しいオンラインリソースにより科学の話を生き生きと

New online resource makes science stories come to life

November 14, 2019

https://www.canada.ca/en/food-inspection-agency/news/2019/11/new-online-resource-makes-science-stories-come-to-life.html

カナダ食品検査庁(CFIA)は本日すべてのカナダ市民が利用できるオンラインリソースを開始した。Chronicle 360(クロニクル360)は、カナダの若者、市民、産業界及び学界が興味ありそうな科学の内容を特集する。興味深いテーマにより、CFIAがいかに科学と革新を使用し、産業界の国際市場を利用する支援をしつつ、食品安全、動植物の衛生における世界的なリーダーであり続けるかを示す。Chronicle 360の内容はemerald ash borer(害虫)の兆候や症状の理解、CFIAの食品偽装から消費者を保護するための業界との取り組み、空港の探知犬のカナダ禁止の食品、動植物製品の持ち込みを阻止する方法のような様々なテーマを含む。

基本データ

・クロニクル360はすべての角度からのCFIAの話を特集するオンラインのマルチメディアハブである。記事、映像、ビデオブログ及びポッドキャストでは専門家、科学者及び検査官からのユニークで革新的な見解を提供する。

・クロニクル360のコンテンツはメディアとカナダ市民にとってのリソースとして利用できる。コンテンツは、CFIAの規約や条件に従い一部あるいはすべて複製できる。

・多くの専門家は撮影可あるいは撮影不可でインタビューに応じることができる。追加の情報を探すあるいは専門家と連絡をとりたい報道関係者はCFIAのメディア関連オフィスに連絡することができる。

関連リンク

・Chronicle 360( https://inspection.gc.ca/eng/1528770452012/1528770503117

・ビデオ – ようこそChronicle 360へ (https://inspection.gc.ca/eng/1568238500751/1568238602347

・規約と条件(https://inspection.gc.ca/eng/1299861006283/1299861069061

 

[CFIA]新鮮な果物や野菜部門における事業用新要件

New requirements for businesses in the fresh fruits or vegetables sector

2019-11-20

http://www.inspection.gc.ca/about-the-cfia/chronicle-360/food-safety/new-requirements-for-businesses-in-the-fresh-fruit/eng/1574103447247/1574103447731

2019年1月15日以降、カナダ市民にとっての安全な食品規則(SCFR)が施行され、新鮮な果物や野菜部門の事業はCFIAのカナダ市民にとっての安全な食品(SCF)免許を得る必要がある。

2020年1月15日に発効する新しい要件には、予防的コントロール、予防的管理計画とトレーサビリティなどが含まれる

 

[TGA]TGAは抗菌剤耐性問題に取り組むICMRAのキャンペーンに参加する

TGA joins ICMRA campaign against antimicrobial resistance

19 November 2019

https://www.tga.gov.au/media-release/tga-joins-icmra-campaign-against-antimicrobial-resistance

TGAは薬事規制当局国際連携組織(ICMRA)と世界保健機関(WHO)の協調する世界的な抗菌剤耐性の取り組みに参加した。

 

[TGA]安全性警告: Ying Da Wang tablets

19 November 2019

https://www.tga.gov.au/alert/ying-da-wang-tablets-0

製品は表示されない成分シルデナフィルを含む。製品写真あり。

 

[TGA]ワクチン:恐怖に予防接種する

TGA blog

Vaccines: inoculating against fear

14 November 2019

https://www.tga.gov.au/blogs/tga-topics/vaccines-inoculating-against-fear

予防接種は最も効果的な病気予防法の一つである。ワクチンの歴史は長く魅力的である

・オーストラリアの物語

オーストラリアではTGAがワクチンを規制している。そして世界で最もしっかりしたワクチン計画と規制をもつ。

・過去と未来;しっかり取り組むべき難題

・大きくなる懐疑;フェイクニュースの時代の恐怖と陰謀論

・最後の寓話:Francis Folger Franklin (1732-1736)の場合

 

[FDA]FDAはよりスマートな食品安全新時代についての意見募集期間を延長

FDA Extends Comment Period on the New Era of Smarter Food Safety

November 19, 2019

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-extends-comment-period-new-era-smarter-food-safety

15日延長して2019年12月5日まで

よりスマートな食品安全新時代に関するさらなる情報は以下

FOOD FOR THOUGHT

Ideas on How to Begin a New Era of Smarter Food Safety

https://www.fda.gov/media/131682/download

2020年初めに、変化し続ける世界の食品サプライチェーンに歩調を合わせた公衆衛生保護のために重要な対策の概要を示した青写真を発表する予定。そのために以下の4分野でFDA内部でブレインストーミングを行った。

・技術が可能にしたトレーサビリティと食品由来疾患アウトブレイク対応

・予防のためのより賢明なツールとアプローチ

・新しいビジネスモデルと小売り現代化

・食品安全文化

そのアイディアを提示した資料。

(実践はともかく、アメリカはこういう理念を語らせるととても素晴らしい。)

 

[FDA]警告文書

- Marathon Ventures, Inc.

October 17, 2019

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/marathon-ventures-inc-585719-10172019

CGMP規則違反、製造、包装または衛生管理、不良品の問題。

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 

-2019-11-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43096

2019.11.1〜2019.11.7

 

-2019-11-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43095

2019.10.25〜2019.10.31

 

-2019-10-25

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43094

2019.10.18〜2019.10.24

 

[MFDS]食品医薬品安全処、インテリジェント輸入食品安全管理の議論の場用意 

疎通協力課/インテリジェント輸入食品統合システムの構築TF 2019-11-11

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43786

食品医薬品安全処は「4次産業革命時代の輸入食品安全管理方案」をテーマに12日に「第18回食品・医薬品安全オープンフォーラム」を開催する。

○ 今回のフォーラムは、輸入食品の継続的な増加*によって、安全で効率的な管理のために現地実態調査から輸入‧流通まで全過程に4次産業革命の新技術(ブロックチェーン、IoT、人工知能など)を活用する方法について論議する。 

    * 年間輸入食品増加率7.1%(2018年基準暫定統計)

      - 輸入件数 : (‘14)55万4千→(‘15)59万8千→(‘16)62万5千→(‘17)67万2千→(‘18)72万8千

      - 輸入額(兆ウォン) : (‘14)24.3 →(‘15)26.4 →(‘16)27.2 →(‘17)28.2 →(‘18)30.1

○ 主な内容は、▲4次産業革命時代の食品安全管理パラダイムの変化(国立食品安全性情報サービス)▲ブロックチェーン、IoT、クラウド技術を活用した食品安全管理システム事例紹介(農心)▲新技術活用効率輸入食品管理システムの構築方案(食薬処)及びパネルディスカッション。

今回のオープンフォーラムは、食薬処フェイスブック(http://www.facebook.com/mfds、でリアルタイムで参加できる。

 

[MFDS]健康機能食品の新しい機能性、事前に協議してください! 

栄養機能研究チーム 2019-11-06

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43781

食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、健康機能食品営業者が機能性原料の「新しい機能性」を認められようとするとき、機能性の内容に対する適切性、評価基準などを申請する前に事前検討できる「新規機能性事前協議手続き」を用意した。

○ 新しい機能の事前協議手続きは▲準備段階(事前協議対象かどうか及び基本的な要件を確認)▲協議段階(事前協議の申請、説明会・専門家諮問会議など)▲処理段階(結果通知、機能性原料認定申請)の順序で進行される。

  - ただし、営業者は既に認定された機能性を確認*して協議対象であるかどうかを調べた後、協議の手続きを進めること。

  * 食品安全国ホームページ(www.foodsafetykorea.go.kr)>食品・安全>健康機能食品 >営業者支援

○ また、新しい機能性が医薬品代替効果や疾病治療効果と消費者に誤認されないように機能性の要件及び範囲に対してもっと徹底的に検討する予定。

□ 一方、安全評価院は11月12日健康機能食品営業者と開発者などを対象とする「健康機能食品の原料審査請願説明会」を開催する。

○ 今回の説明会は、機能性原料の審査の改善方向、補完・審査事例、新しい機能性事前協議手続きなどを紹介する予定

 

[MFDS]食品衛生法故意・繰り返し違反業者19社摘発 

食品安全管理課 2019-11-06

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43780

□ 食品医薬品安全処は、食品衛生法に違反した履歴がある食品製造‧加工業者など45ヶ所を集中点検して表示基準を守らないとか原料受払い関係書類及び生産・作業日誌を作成しないなど故意・繰り返し食品衛生法令に違反した19ヶ所を摘発した。

○ 今回の点検は9月23日から10月25日まで、最近3年間の賞味期限偽造・変造などの重大な違反を2回以上繰り返した食品製造業社などを対象に実施した。

 

[MFDS]子供の好む食品の栄養成分などの表示事項指導・点検 

食生活栄養安全政策課 2019-10-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=43769

食品医薬品安全処長は17の地方自治体とともにハンバーガー、ピザなど、子供の好む食品を調理․販売する食品接客業店を対象で10月31日から11月13日まで栄養成分とアレルギー食品表示可否などを集中点検する。

○ 点検対象はピザ、ハンバーガー、アイスクリームなどの子供が好む食品を調理․販売する食品接客業店で店鋪数100以上の加盟事業本部(フランチャイズ)31社の加盟店16,000カ所。

○ 主な点検内容は、該当の売場の製品案内板、メニュー掲示板などに▲栄養成分(熱量、糖類、タンパク質、飽和脂肪、ナトリウム)表示▲アレルギー表示遵守可否。

  - さらに、子供の食品安全保護区域内に位置する店に対しては衛生点検も一緒に実施する予定。

 

[BfR]年次報告書(コンパクト)2018

Annual Report [compact] 2018

20.11.2019

https://www.bfr.bund.de/cm/364/bfr-annual-report-compact-2018.pdf

最も多く言及されたコンテンツはグリホサート

 

[Tukes]Tukesはタトゥーと永久化粧インクを調べた:8つに健康に有害な物質が含まれていた

(フィンランド安全化学庁)

Tukes had tattoo and permanent make-up inks tested: eight of them contained substances that are hazardous to health

13.11.2019

https://tukes.fi/en/article/-/asset_publisher/tukes-testautti-tatuointi-ja-kestopigmentointivareja-kahdeksasta-varista-loytyi-terveydelle-vaarallisia-aineita

20検体を調査し8検体から各種芳香族アミン、多環芳香族炭化水素、重金属などを検出した

タトゥーインクに使われている物質の一部は皮膚に注入することを意図していない

現在EUではこれらに対する新しい規制が準備されている

(具体的製品名記載あり)

 

[FAO]漁業活動を監視する先進技術を使うことの新しい世界地図

New global atlas on using advanced technology to monitor fishing activity

19 November 2019, Rome

http://www.fao.org/news/story/en/item/1251799/icode/

自動識別装置(AIS)を搭載した漁船は毎年10-30%増加している

Global Atlas on AIS-based Fishing Activity発表

 

[CDC]ホリデーシーズンの準備でより楽しく

Preparing for the holiday season makes the experience more enjoyable

November 19, 2019

https://www.cdc.gov/media/releases/2019/p1119-8-holiday-tips.html

この時期を安全で健康的に過ごすための8つのコツ

・健康的食事と運動

・インフルエンザの予防接種

・食品安全

・手を洗う

・寒さ対策と暖房

・ストレスとつきあう

・旅行安全

・けが予防

 

[RIVM]新版オランダ食品組成データベースNEVO-オンライン:2150以上の食品の組成データ

New edition of Dutch food composition database NEVO-online: compositional data on more than 2150 food items

https://www.rivm.nl/en/news/new-edition-of-dutch-food-composition-database-nevo-online-compositional-data-on-more-than

2150以上の食品の133成分(タンパク質、脂肪、脂肪酸、ビタミン、ミネラル)を提供

NEVO-online

https://nevo-online.rivm.nl/Default.aspx

 

[ASA]ASA裁定

ASA Ruling on My Baby Enterprises Ltd

20 November 2019

https://www.asa.org.uk/rulings/my-baby-enterprises-ltd-A19-564685.html

 

ASA Ruling on The Birth Company

20 November 2019

https://www.asa.org.uk/rulings/the-birth-company-A19-564688.html

 

ASA Ruling on Ultrasound Direct Ltd

20 November 2019

https://www.asa.org.uk/rulings/ultrasound-direct-ltd-A19-564681.html

これら胎児の出生前検査の宣伝についてASAが疑義を申し立てて説明を聞いた後広告基準違反と判断している。

いずれも検査の正確性(検出率)は99%以上、といった宣伝で、この数字は例えばダウン症の検体なら99%が陽性になるという意味だが、消費者はこの検査で陽性なら99%以上がダウン症だと認識する可能性が高い。しかし実際には検査で陽性の場合に胎児がダウン症である確率はもっと低く、消費者を誤解させると判断。

(この手の宣伝のしかた、研究者も良くやる。ポジティブなものをポジティブと判断する確率とネガティブなものをポジティブとする確率の両方をちゃんと説明しないといけない)

 

[Codex]抗菌剤耐性。それがどこにあってどうやって対策するかを理解することがリスクを減らすためには重要

Antimicrobial resistance. Understanding where it is and how to target it key to reducing risks

19/11/2019

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1251801/

2019年11月18-22日は世界抗菌剤耐耐性啓発週間

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 102-19

21 November 2019

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular102-19.aspx

意見募集

・加工助剤としての遺伝子組換えTrichoderma reesei系統由来グルコースオキシダーゼの認可について2020年1月10日まで

 

論文

-ヒトの母乳に光開始剤が検出された

Photoinitiators detected in human breast milk

20-NOV-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/acs-pdi112019.php

Environmental Science & Technology Letters。食品包装に使用されているインクに使われる化合物を、米国の60人の女性の母乳検体で分析した。15種類が0.46 ng/mL から 81.7 ng/mL検出され、検出量の多くをベンゾフェノンが占めた。ただしベンゾフェノンは天然にブドウなどに含まれるためそれが寄与している可能性がある。母乳を飲む乳児への健康上の懸念とはなりそうにない。

 

-インド移民の糖尿病リスク増加の背景に以前の汚染物質暴露があるかもしれない

Prior exposure to pollutants could underlie increased diabetes risk of Indian immigrants

20-NOV-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/acs-pet111519.php

Environmental Science & Technologyに発表された、サンフランシスコベイエリアに住む45-85才のアジア系インド人147人の血漿中環境汚染物質濃度を測定した研究。米国のほかの集団よりPOPsが多く、特にDDT濃度の高い人は肥満の可能性が高くインスリン抵抗性も高かった

(アジア人がアメリカに移住すると太る、ことのほうがはるかに大きな影響がありそうなのだが)

 

-多くの拒食症患者は改善するが完全な回復は難しい

Many patients with anorexia nervosa get better, but complete recovery elusive to most

20-NOV-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/uoc--mpw111919.php

International Journal of Eating Disordersに発表された387人の保護者へのオンライン調査によると拒食症患者の4人中3人は部分的に回復するが完全に回復するのは21%

 

-子ども向けの信仰コミュニティイベント:魂には神を、でも栄養が足りない

Faith community events for children: Good for the soul but lack nutrition

20-NOV-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/fau-fce111919.php

米国の公立学校はUSDAのガイドラインに沿った食事を提供しなければならないが、多くの宗教ベースの私立学校は独立して運営している。そこで宗教団体が子どもたちに提供している食事についての予備的調査を行った。Public Health Nursingに発表された結果によると、公衆衛生上改善の余地がある。

 

-カナダの十代が電子タバコで「ポップコーン肺」タイプの傷害:報告

Canadian teen developed 'popcorn lung' type injury from vaping: report

https://www.journalpioneer.com/news/world/canadian-teen-developed-popcorn-lung-type-injury-from-vaping-report-378794/

Canadian Medical Association Journalに発表されたオンタリオの17歳の男性の細気管支炎症例報告。この病気は香料のジアセチルと関連することが報告されていて、各種研究でも電子タバコ用リキッドにジアセチルが含まれることを見つけている

Life-threatening bronchiolitis related to electronic cigarette use in a Canadian youth

https://www.cmaj.ca/content/early/2019/11/20/cmaj.191402

(「ポップコーン肺」は食用の香料を吸ったための病気。製造工場の労働者と異常にポップコーンが好きな人が罹っている。食用のものは食品に使うもので吸うものではない)

 

-CTスキャンの放射線はがんリスクの増加に関連

Radiation from CT scans associated with increased risk for cancer

19-NOV-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/oupu-rfc111519.php

JNCI Cancer Spectrumに発表された台湾の研究。甲状腺がんと白血病で関連があった。

 

-アヤフアスカ化合物は脳波を生き生きとした「白日夢」状態に変える

Ayahuasca compound changes brainwaves to vivid 'waking-dream' state

19-NOV-2019

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2019-11/icl-acc111819.php

アマゾンの熱帯雨林の植物で伝統的に作られてきた幻覚性飲料アヤフアスカの主要成分DMT (ジメチルトリプタミン)による強力な脳波の変化がScientific Reportsに発表された。

 

SMC UK

-オメガ3魚油と子供のADHDを調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at Omega-3 fish oil and ADHD in children

NOVEMBER 20, 2019

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-omega-3-fish-oil-and-adhd-in-children/

Translational Psychiatryに発表された研究が、魚油がADHDでオメガ3欠乏の子どもの治療に有用かもしれないと報告する

王立精神科医学会の子どもと青少年部門長Bernadka Dubicka博士

これは小規模な研究で知見は混合していてさらなる研究が必要。

Cardiff大学心理学部上級講師Kate Langley博士

この論文はADHDの子どもたちにプラセボと比較してオメガ3脂肪酸EPAサプリメントを与えたRCTである。主要アウトカムは注意継続に関連する認知タスク、衝動性および警戒で、主要解析では認知の単一指標で限定的支持であった。著者らは二次解析を行い、最初にEPA濃度が少なかった人で認知の指標2つで改善がみつかった。この二次解析は研究の主目的ではないあため、探索的とみなされるべきである。また多数の指標を解析しているので偶然有意になる可能性は高く、解釈には注意が必要で再現性を確認すべきである。

注記すべきはADHD症状の中核となる多動や衝動性に改善はなかったことである。

論文はデータを考慮して提示しているが、プレスリリースでは、ベースラインが低い人ではオメガ3サプリメントが通常の医薬品による治療と同程度に有効であるかのように拡大していて誇大である

Southampton大学栄養生化学教授Graham Burdge教授

英国ではオメガ3脂肪酸欠乏の子どもはいない(報告されている症例は病院で人工栄養を受けている患者である)。しかし欠乏と違って「低い」が何を意味するのか定義は困難でEPAには正常濃度や欠乏濃度が定義されていない。したがって集団の中でより低いほうと他のほうを比べるしかない。普通の健康な人のEPA濃度には大きな違いがある。

この研究デザインには欠陥がある可能性を注意すべきである。プラセボに使われたのが大豆油でそれはオメガ3脂肪酸(アルファリノレン酸)を含み、EPAに変換される。この論文は通常の報告基準を満たさず、臨床試験登録もされていない

Oxford大学生理学名誉教授John Stein博士

King’s College London精神科心理学神経科学研究所子ども青少年精神科教授で欧州ADHDガイドライングループ座長Emily Simonoff教授

King’s College London精神科心理学神経科学研究所社会遺伝発達精神医学センター名誉講師MRC技術開発フェローJessica Agnew-Blais博士

(略。手厳しく批判。元論文は台湾の研究のようだ)

 

-妊娠後期の陣痛誘発と「見守る」アプローチを調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at inducing labour versus ‘wait and see’ approach for late term pregnancies

NOVEMBER 20, 2019

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-inducing-labour-versus-wait-and-see-approach-for-late-term-pregnancies/

BMJに発表された研究が、後期妊娠に陣痛誘発することは「見守る」アプローチよりリスクが低い可能性があると報告

(スウェーデンの重要な研究、という評価。「見守り」群で赤ちゃんの死亡が多かったため試験の途中で打ち切り。41週過ぎても医療介入を拒む女性に説明できる根拠となる。

背景にあるのは過剰な「自然分娩」指向)

 

その他

-研究者は米国環境庁の科学的根拠への攻撃に一致して反対しなければならない

Natureエディトリアル

Researchers must unite against US environment agency’s attack on scientific evidence

20 NOVEMBER 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-03526-z

先週NYTがEPAの科学者へのデータ要求規則についての議論を暴露して話題になった

公衆衛生や環境研究の多くは、年齢や健康状態など本人が開示することを合意しない個人情報が含まれる。EPAはそのようなデータを提供しなければ規制の根拠となる研究として認めないという。この提案は多くの環境研究が認められないことにつながる。これはトランプ政権のより広範な文脈で考えることができる。

 

-科学出資機関は研究費抽選でギャンブルをしている

Natureニュース

Science funders gamble on grant lotteries

David Adam 20 NOVEMBER 2019

https://www.nature.com/articles/d41586-019-03572-7

研究費の割り当てをランダムにしている研究機関が増えている

何か新しい、斬新なアイディアを得るための研究費はこれまでのようなプロセスは適切ではないとして2015年からニュージーランド健康研究評議会は一部の研究費を無作為で選んでいる。このような意図的なランダム化は確実に拡大している。

完全にランダムではなく、最低水準を確保するスクリーニングは行う。これには理論的バックグラウンドもある。反対もある。

 

-盲目と戦うために遺伝子を変えたゴールデンライスを栽培するのはバングラデシュが最初になるかも

Scienceニュース

Bangladesh could be the first to cultivate golden rice, genetically altered to fight blindness

By Erik StokstadNov. 20, 2019

https://www.sciencemag.org/news/2019/11/bangladesh-could-be-first-cultivate-golden-rice-genetically-altered-fight-blindness

途上国の子どもの盲目や死亡を予防するのに役立てようと開発されたゴールデンライスが約20年前にニュースになってから、ずっとGM作物をめぐる論争の火種になってきたが、まもなく認可されるかもしれない。栽培認可をする最初の国はバングラデシュになりそうだが、反対派は反対活動をやめていない。

(長い記事。豊かな国の活動家がバングラデシュを戦場にして貧しい人たちに恐怖と不安をばらまいている)

 

-農薬輸入業者が禁止について政府を訴えると誓う

Farm chemical importers vow to sue govt over ban

PUBLISHED : 18 NOV 2019

https://www.bangkokpost.com/business/1796899/farm-chemical-importers-vow-to-sue-govt-over-ban

12月1日から公式に禁止されることになった3つの有害農薬の輸入業者が、行政裁判所で政府を訴えると誓った。タイ農場ビジネス協会のWirawut Katanyukun会長が「政府は禁止による経済影響を認識して責任を取るべき」という。

10月22日に委員会がパラコートとグリホサートとクロルピリホスを有害物質のType 3からType 4に格上げすることを投票しその生産・輸入・輸出・保有を禁止した。

業者は、現在これらのストックは3万トンあるがそれを低価格で購入もとに売却して輸送コストも負担しなければならない。さらに食品生産部門はこれら化合物が使われている国から穀物を輸入できなくなるので影響があるだろう

(パラコートとグリホサートを同じ毒性と評価する科学者なんていないと思うんだが)