[FDA] FDAは栄養成分表示教育キャンペーンを開始
FDA Launches Nutrition Facts Label Education Campaign
March 11, 2020
FDA Launches Nutrition Facts Label Education Campaign
米国食品安全局は本日、「新栄養成分表示、何が入っている?」の教育キャンペーンの開始を発表した。このキャンペーンは、食事と肥満や心疾患のような慢性疾患の関連を含めた最新の科学情報を反映し、包装食品の新栄養成分表示への関心を高めること目的とする。これは一般集団と栄養に関連した慢性疾患のリスクが高いサブ集団を対象とする。
栄養成分表示教育キャンペーンはFDAの包括的な多年にわたる栄養改革戦略の一環であり、
消費者が情報を与えられた上で食品を選択できるようにし、消費者が求めるより健康的な食品へむけた業界の改革を促進することを目的とする。FDAは、変更された食品の新たな楽しい映像を使用し、新たなイメージをソーシャルメディアに投稿し、ファッションショーの一環で新栄養成分表示をランウェイ上で披露することで、新栄養成分表示教育キャンペーンを推進している。
消費者の関心を高めるための促進用キャンペーン教材と併せて、FDAは新たなウェブページ、ファクトシート、ダウンロード用資料、インタラクティブなラベル用ウェブサイト、オンラインの情報ビデオ、中高生用カリキュラム及び医学生涯教育モジュールのような追加の新教材を開発した。
この新しいコンテンツは、消費者、医療従事者、登録栄養士、教師及び地域の指導者が当人やその家族が情報を与えられたうえで食事の選択をするのに役立つよう、使用されることを期待する。FDAは市民の意識向上のため、他の連邦機関、公衆衛生及び消費者グループ、専門家協会及び業界団体と協力している。
追加情報:
・The New Nutrition Facts Label: What’s In It For You Campaign Landing Page
https://www.fda.gov/food/nutrition-education-resources-materials/new-nutrition-facts-label
・What’s New with the Nutrition Facts Label?
https://www.fda.gov/food/new-nutrition-facts-label/whats-new-nutrition-facts-label
・Social Media Toolkit
https://www.fda.gov/food/new-nutrition-facts-label/social-media-toolkit-new-nutrition-facts-label
[HK] 法令違反
-インドネシア産冷凍メカジキのサンプルに基準値超過のメチル水銀が検出された
Frozen swordfish sample imported from Indonesia detected with methylmercury exceeding legal limit
FRIDAY 13 March, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20200313_7860.html
食品安全センターは、日本産冷蔵メカジキにメチル水銀が検出され、濃度が2.1ppmであったと発表した。
-タイ産包装チリセサミバーベキュー魚に禁止されている保存料のソルビン酸が検出された
Prepacked Chilli Sesame B.B.Q. Fish imported from Thailand detected with non-permitted preservative sorbic acid
FRIDAY 13 March, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20200313_7862.html
食品安全センターは、タイ産包装チリセサミバーベキュー魚に禁止されているソルビン酸が検出され、濃度が1920ppmであったと発表した。
[TGA]安全性警告: Dragon 'Wolverine' tablets
13 March 2020
https://www.tga.gov.au/alert/dragon-wolverine-tablets
製品は表示されない成分シルデナフィル、クロラムフェニコルを含む。
[TGA]Evolution サプリメントオーストラリアとその社長に広告違反で裁判手続き開始
Court proceedings commenced against Evolution Supplements Australia and its sole director for alleged advertising breaches
13 March 2020
ARTG登録のない、規制対象薬物を含む治療用製品(各種サプリメント)を宣伝販売した。選択的アンドロゲン受容体モジュレーター(SARM)も含む
[ODS] ファクトシート更新
https://ods.od.nih.gov/factsheets/list-all/
葉酸、ヨウ素、セレン
[FSAI]感受性の高い人々向けの安全な食品選択
Safe Food Choices for Vulnerable Groups
12/3/2020
https://www.fsai.ie/faq/vulnerable_groups.html
食中毒になるリスクを減らす安全な食品選択に関する情報。
Safe Food Choices for Vulnerable Groups
[ヘルスカナダ] 化学物質管理計画のもと、パラベン群のスクリーニング評価案を発表
Publication of a draft screening assessment for Parabens group under Chemicals Management Plan
March 13, 2020
化学物質管理計画のもと、ヘルスカナダと環境・気候変動省 は多くの製品で使用される保存料の一種であるパラベン群中の7物質を対象としたスクリーニング評価案を完了した。
https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2020/03/parabens.html
ほとんどのパラベンの使用はヒト健康上の懸念とはならないが、一部の製品にリスクの可能性が同定された。最新の科学とスクリーニング評価案に基づき、カナダ政府は7つのうち4つ(メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン)は特定の条件(すなわち特定の濃度と使用)でヒト健康に有害となる可能性があると提案した。
この評価案は2020年5月13日まで60日間のパブリックコメントを受け付ける。
・懸念のある分野は一部の化粧品、ナチュラルヘルス製品、非処方薬である
・食品添加物と食品に天然に含まれるパラベン類は健康リスクとはならない
・ヘルスカナダは化粧品、ナチュラルヘルス製品、処方薬、非処方薬中のこれら物質の暴露を減らす対策を検討している
他に評価されたのはベンジルパラベン、エチルパラベン、イソプロピルパラベン
-スクリーニング評価案
Draft screening assessment - Parabens group
動物実験のNOAELとバイオモニタリングデータと製品の使用をもとに推定した摂取量からMOEを求めて、MOEの小さいものに関してリスク管理を提案
Risk management scope for Parabens group
・ヘルスカナダ化粧品成分ホットリストの使用禁止あるいは制限成分とすることで化粧品中ブチルパラベン、イソブチルパラベンの削減を目指す
・食品および医薬品法に従ってデータベース改訂により非処方薬のブチルパラベン、イソブチルパラベン暴露を減らす
・食品および医薬品法に従ってデータベース改訂によりナチュラルヘルス製品のメチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、イソブチルパラベン暴露を減らす
[CFIA]通知‐Thrifty Kitchens brand Ancient Whole Grains Saladは石の混入のため回収措置
Notification - Thrifty Kitchens brand Ancient Whole Grains Salad recalled due to presence of stones
March 13, 2020
[PHE]COVID-19:地域の薬局や自宅での迅速検査
COVID-19: rapid tests for use in community pharmacies or at home
15 March 2020
一部の業者が薬局などの地域でCOVID-19感染診断用製品を売っている。PHEの現在の見解はそのような製品の使用は勧めない、である。
[Medsafe]ジェネリック医薬品についてのQ&A
Q&A on generic medicines
6 March 2020
https://www.medsafe.govt.nz/publications/media/2019/Q&AonGenericMedicines%20.asp
ジェネリック医薬品業界の偽装についてのラジオニュージーランドのインタビューとポッドキャストの後、Medsafeはいくつかの質問を受け取った。それへの回答。
[Codex]COVID-19 /さらに3つの会合キャンセル
COVID-19 / Three additional Codex meetings cancelled
13/03/2020
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1266141/
CCCF 、CCFICS 、CCMASキャンセル
7月予定のCACについてはこれから検討
その他
-RIVM COVID-19のQ&A
Q&As novel coronavirus COVID-19
手洗いと咳エチケットの他に「握手しない」と「紙のティッシュ(ハンカチ)を使う」がある
(咳やくしゃみを押さえたハンカチで手を拭いて握手してたのか~そりゃうつる
使い捨てになるティッシュやペーパータオルは環境に良くないという理由で使用に反対する人達もいる)
-WHO
COVID-19関連情報がたくさんあがっているのだが
テクニカルガイダンス
Coronavirus disease (COVID-19) technical guidance: Laboratory testing for 2019-nCoV in humans
WHOに提供している検査法、それぞれ微妙に違っていて興味深い。バリデーションの情報が載っていたりいなかったり。
日本のはRT-PCRの後に電気泳動で確認する場合も掲載していてreal time PCRがない場合でもできるようにしているのだろうと思ったり。地衛研のリソースは結構バラバラだから。
-コロナウイルスパンデミック時の買い占めは病気の拡散の助長にしかならない、ブリティッシュコロンビアの専門家が警告
Panic-buying during coronavirus pandemic will only help spread disease, B.C. expert warns
Posted March 15, 2020
https://globalnews.ca/news/6679692/coronavirus-panic-buying-warnings-expert/
BCの保健担当トップが落ち着くように呼びかける。食品や日用品の買いだめの必要は無い
日持ちする食品や衛生用品のストックをもつことは大事だがそれは徐々に行うべきで急に大量を買いあさるべきではない
カナダ。
-コロナウイルスの後、何故アメリカ人はトイレットペーパーをため込むのか
In the Wake of the Coronavirus, Here's Why Americans Are Hoarding Toilet Paper
BY JEFFREY KLUGER MARCH 14, 2020
https://time.com/5803273/hoarding-toilet-paper/
(何故トイレットペーパーなのかは?)
-コロナウイルスについての偽の「医学」助言に注意
Beware of fake ‘medical’ advice about coronavirus
March 16, 2020 | by Eve Jeffery
https://www.echo.net.au/2020/03/beware-of-fake-medical-advice-about-coronavirus/
王立オーストラリア一般開業医学会(RACGP)が本日COVID-19についてソーシャルメディアで出回っている虚偽または誤解を招く医学「助言」に注意するよう警告した。
モデルで事業家のMiranda KerrがAnthony Williamの「ウイルスから守る」を宣伝して炎上した。また学校閉鎖に関する保健大臣のものと称する偽の文書も出回っている
Twitter, Facebook, Instagramの投稿には注意。RACGP 会長Harry Nespolon博士は「私の助言はシンプルである-手を洗い、顔を触らない、握手しない、大規模集会は割ける、そしてソーシャルメディアで見たことを鵜呑みにしない」
COVID-19についての虚偽または誤解を招くソーシャルメディア投稿はより大きな傾向の一部である、とRACGP 会長はいう。「1月にはセレブシェフPete Evansが反ワクチンを宣伝していた。私はEvans氏に、あなたはアーモンドを焼くことについてだけ話していれば良い、ワクチンのことは医療の専門家に任せるように言った。彼は最近おとなしいが、ソーシャルメディアには自称専門家があまりにも多い」
-隔離の心理学的影響とその減らし方:根拠の迅速レビュー
The psychological impact of quarantine and how to reduce it: rapid review of the evidence
Samantha K Brooks, et al.,
THE LANCET RAPID REVIEW| VOLUME 395, ISSUE 10227, P912-920, MARCH 14, 2020
3166論文から24報を含むレビュー。心理的影響として心的外傷後ストレス症状、混乱、怒りなどがある。ストレス要因は期間の長さ、感染への恐れ、欲求不満、退屈、供給不適切、情報不十分、経済損失、烙印。一部の研究では影響が長く残ることが示唆されている。隔離が必要な場合、当局は必要以上に長く個人を隔離しないこと、明確な理由と計画についての情報を与えること、必要なものを十分供給するべきである。隔離はより広範な社会的利益のための利他的行為であることを一般向けに広報することが望ましい。
-健康のために腸内細菌を調べるべき?
Should I test my gut microbes to improve my health?
March 16, 2020 Amy Loughman & Heidi Staudacher
https://theconversation.com/should-i-test-my-gut-microbes-to-improve-my-health-131216
人々が何百ドルも払って腸内細菌検査を行っている。しかしこれらの検査サービスの根拠となる科学は、最近の我々の論文で説明したとおり、まだ未熟である。腸内細菌叢の解析が将来病気の診断や治療に役に立つ可能性はあるものの、現時点ではそれを知るのは好奇心のためでしかない。
現在ほとんどの会社があなたに便検体を送るように指示している。会社によってその検体の解析方法は異なる。ある会社は細菌のどの属が多いかを教えてくれる(しかし種はわからない)、ある会社はどんな微生物がいるか(ウイルスや真菌も含めて)を、別の会社はその遺伝子が発現され活動しているかを教える。どれも適切な方法でありそれなりに正確である。しかしそれをあなたはどう解釈する?
会社はあなたの結果を彼らの解析した他の人の結果と比較するかもしれない。けれど「平均」や「健康な」微生物叢と比べることはできない-なぜなら科学者はまだ「健康的な」マイクロバイオームを定義していないので。
文中で言及されている論文
Treating the individual with diet: is gut microbiome testing the answer?
Amy Loughman, Heidi M Staudacher
The Lancet Gastroenterology & Hepatology
https://www.thelancet.com/journals/langas/article/PIIS2468-1253(20)30023-6/fulltext
-中国が恐ろしい豚のウイルスへのワクチンに近づく
Natureニュース
China closes in on vaccine for deadly pig virus
Smriti Mallapaty 13 MARCH 2020
https://www.nature.com/articles/d41586-020-00742-w
アフリカ豚熱は中国の4億4000の豚の約40%を壊滅させた
中国の研究者らはこのウイルスから生涯守る実験的ワクチンを開発した。これから臨床試験が必要。
-新しい栽培ガイドラインは枝豆の利益を増やせる
New planting guidelines could boost edamame profits
13-MAR-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/uoic-npg031320.php
枝豆の最適な栽培条件はダイズと違う。HortScienceに発表された米国の研究。
-製品レビュー ホーリーバジルサプリメントレビュー
コンシューマーラボ
Holy Basil Supplements Review
3/14/20
https://www.consumerlab.com/reviews/holy-basil-supplements-reviewed/holy-basil/
コンシューマラボが調べたホーリーバジルサプリメントの多くは表示されている量あるいは表示から予測される最小量の総トリテルペン量すら含まなかった。トリテルペン量は製品によって大きく異なり、示されている摂取量あたり0.43mgから34.8mgまでで、8製品中3製品しか想定される量を含まない。さらに1製品には鉛汚染があった
-毒キノコを食べて家族5人が病気
Five Family Fall Ill After Consuming “Toxic” Mushroom
By Pragativadinewsservice On Mar 16, 2020
https://pragativadi.com/five-family-fall-ill-after-consuming-toxic-mushroom/
インド。Bahalda村の家族が野生のキノコ入りカレーを食べて中毒