2020-03-17

[EFSA]意見等

-遺伝子組換えトウモロコシMON 88017の認可更新の評価(申請 EFSA‐GMO‐RX‐014)

Assessment of genetically modified maize MON 88017 for renewal authorisation under Regulation (EC) No 1829/2003 (application EFSA‐GMO‐RX‐014)

EFSA Journal 2020;18(3):6008 11 March 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6008

更新申請EFSA‐GMO‐RX‐014には、トウモロコシMON 88017の元のリスク評価の結論を変えるような、新しいハザード、組み換え暴露、あるいは科学的不確実性の証拠がないとGMOパネルは結論した。

 

-食品添加物としてのメタ酒石酸(E 353)の再評価

Re‐evaluation of metatartaric acid (E 353) as a food additive

EFSA Journal 2020;18(3):6031 11 March 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6031

食品添加物及び香料に関するパネル(FAF)は、食品添加物として使用する際のメタ酒石酸(E 353)の安全性を再評価する科学的意見を提出した。メタ酒石酸(E 353)は以前に食品科学委員会(SCF)とFAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)に評価されている。メタ酒石酸は身体に入る前にl(+)‐酒石酸に完全に加水分解されるという推定に基づき、パネルは、メタ酒石酸(E 353)を、2020年にEFSAのFAFパネルが設定した、酒石酸として表現されるl(+)‐酒石酸-酒石酸塩(E 334–337, 354)のグループ許容一日摂取量(ADI) 240 mg/kg体重(bw)/日に含むべきだと結論した。メタ酒石酸(E 353)の暴露推定量は最大量と詳細暴露評価シナリオを用いて算出された。パネルは報告された使用と使用量でメタ酒石酸(E 353)の使用に安全上の懸念はないと結論した。パネルは多くの助言をした。

 

-使用後のPETを食品と接触する物質へリサイクするのに使用するEREMA Basicテクノロジーに基づくBuergofolプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process Buergofol, based on EREMA Basic technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2020;18(3):6051  11 March 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6051

このプロセスから得られるリサイクルPETを室温で長期保存される飲料水以外の全ての種類の食品と接触する物質の製造に100%使用しても、安全上の懸念とはならない。このリサイクル PETで作られたトレーは電子レンジとオーブンで使用することを意図しておらず、そのような使用はこの評価の対象外である。

 

-食品添加物としての酒石酸ステアリル(E 483)の再評価

Re‐evaluation of stearyl tartrate (E 483) as a food additive

EFSA Journal 2020;18(3):6033  11 March 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6033

食品添加物及び香料に関するパネル(FAF)は食品添加物としての酒石酸ステアリル(E 483)の安全性を再評価する科学的意見を提出した。以前に評価された毒性学的試験はなく、そのうえ遺伝毒性データもない。従って、再評価のための酒石酸ステアリルに関する適切な毒性データはない。さらに、その成分のデータからリードアクロス法を使用するための、消化管でおよび/または身体に入る前の事前体系的に酒石酸ステアリル(E 483)の完全な加水分解を実証する適切なデータはない。食品科学委員会(SCF)が設定した許容摂取量は確認できなかった。酒石酸ステアリル(E 483)への暴露は、使用量や分析データが入手できなかったため、最大量の暴露評価シナリオを用いて算出された。食品添加物としての酒石酸ステアリル(E 483)への平均暴露は、乳児の0.1 mg/kg 体重 (bw) /日から幼児の82.5 mg/kg bw/日までの範囲だった。暴露の95パーセンタイルは、成人の0 mg/kg bw/日から幼児の192.7 mg/kg bw/日までだった。パネルはMintel's GNPD (ミンテルの世界新商品情報データベース)からの情報で、1996年以降酒石酸ステアリル(E 483)と表示される製品は2つだけと示されていることにも注意した。パネルはいくつかの助言を提案した。

 

-使用後のPETを食品と接触する物質へリサイクルするのに使用するEREMA Basicテクノロジーに基づくSTFプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process STF, based on EREMA Basic technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2020;18(3):6050  11 March 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6050

このプロセスから得られるリサイクルPETを、室温で長期保存される飲料水を含む全ての種類の食品と接触する物質の製造に100%使用しても、安全上の懸念とはならない。この PETで作られたトレーは電子レンジとオーブンでの使用を意図しておらず、そのような使用はこの評価の対象外である。

 

食品添加物としての-酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、モノ-及びジアセチル酒石酸、混合酢酸及び酒石酸の脂肪酸モノ-及びジグリセリドエステル(E 472a‐f)の再評価

Re‐evaluation of acetic acid, lactic acid, citric acid, tartaric acid, mono‐ and diacetyltartaric acid, mixed acetic and tartaric acid esters of mono‐ and diglycerides of fatty acids (E 472a‐f) as food additives

EFSA Journal 2020;18(3):6032  11 March 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6032

食品添加物及び香料に関するパネル(FAF)は、食品添加物としての酢酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、モノ-及びジアセチル酒石酸、混合酢酸及び酒石酸モノグリセリド(E 472a‐f)の安全性を再評価する科学的意見を提出した。以前、食品科学委員会(SCF)とFAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)が全物質を評価している。吸収、分布、代謝、排泄(ADME)に関する入手可能なデータは限られているが、E472a,b,c,eの加水分解は様々な実験システムで実証された。パネルは、E472a‐fは、消化管でおよび/または身体で吸収された後に相当加水分解され、その個々の加水分解産物は全て通常の食事成分であり、代謝されるあるいはそのまま排出されると推測した。ヒトに関連する有害影響はE472a‐fに利用できる毒性学的データベースから確認されていない。パネルは、E 472a,b,cの許容一日摂取量(ADI)の数値は必要ないと考えた。パネルはまた、E472d,e,fの製造工程でl(+)‐酒石酸だけを使用する必要があると考えた。パネルは、酒石酸と表現されるl(+)‐酒石酸-酒石酸塩(E334‐337, 354)のグループADI 240 mg/kg体重 (bw) /日に基づき、各食品添加物のl(+)‐酒石酸の総量を考慮して、E 472d,e,fのADIsを設定した。暴露推定量は、最大量、詳細暴露、食品サプリメント消費者だけのシナリオを使用して、E 472e, f以外の全ての食品添加物に個別に算出された。暴露推定量を考慮すると、報告された使用と使用量で安全上の懸念はない。さらに、E 472d,e,fの使用により放出された酒石酸への暴露が算出された。パネルは多くの助言も提案した。

 

-使用後のPETを食品と接触する物質へリサイクルするために使用されるEREMA Basicテクノロジーに基づくRE‐PETプロセスの安全性評価

Safety assessment of the process RE‐PET, based on EREMA Basic technology, used to recycle post‐consumer PET into food contact materials

EFSA Journal 2020;18(3):6049 11 March 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6049

このプロセスから得られるリサイクルPETを、飲料水用ボトルの製造にバージンPETとの混合物に70%まで、また室温で長期保存される全ての種類の食品と接触する他の物質の製造に100%使用しても、安全上の懸念とはならない。このリサイクルPETで作られた物質は電子レンジやオーブンで使用されることを意図しておらず、そのような使用はこの評価に含まれていない。

 

[EU]RASFF Week11-2020

警報通知(Alert Notifications)

カメルーン産ピンクピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 12.3; Tot. = 39.5 / B1 = 31.4; Tot. = 111 µg/kg)、ナイジェリア産金属製フライパンからのアルミニウムの溶出(9.1 mg/kg)、マレーシア産英国経由カレー粉のアフラトキシン(B1 = 7.6; Tot. = 9.3 µg/kg)、南アフリカ産ドイツ経由レーズンのオクラトキシンA (33.8 µg/kg)、スペイン産メラミン製子供用装飾皿からのメラミンの溶出(4.58 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

モロッコ産塩水入りオリーブの亜硫酸塩未承認(403 mg/kg)、米国産アーモンド穀粒のアフラトキシン(B1 = 2.9; Tot. = 19)、オランダ産生鮮セロリのカドミウム(0.45 mg/kg)、スペイン産レタスの葉の未承認物質塩素酸塩(5.608 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

ジョージア産緑茶の未承認物質アントラキノン(0.100 mg/kg)、(産出国記載無し)イタリア経由バスマティ米のチアメトキサム(0.021 mg/kg)、英国産食用食品スプレーの未承認着色料、イタリア産コカの葉抽出物入りキャンディーの未承認販売、(産出国記載無し)オランダ経由メラミン皿からのメラミンの溶出(4.59 mg/kg)、インド産トルコ経由バスマティ米のチアメトキサム(0.054 mg/kg)及び未承認物質トリシクラゾール(0.095 mg/kg)、中国産英国経由有機食品サプリメントの未承認新規食品成分カバノアナタケ(Inonotus obliquus)、

通関拒否通知(Border Rejections)

ナイジェリア産乾燥豆の未承認物質ジクロルボス、インド産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 44; Tot. = 49 µg/kg;B1 = 6.6 µg/kg;B1 = 14; Tot. = 16 / B1 = 32; Tot. = 36 µg/kg;B1 = 19; Tot. = 22 µg/kg;B1 = 49; Tot. = 55 µg/kg)、米国産殻をとったピーナッツのアフラトキシン(B1 = 5.2; Tot. = 6.0 µg/kg)、トルコ産ザクロのプロクロラズ(0.477 mg/kg;1.115 mg/kg)、インド産チリパウダーのアフラトキシン(B1 = 9.2 µg/kg)、インド産冷凍全形洗浄済イカのカドミウム(1.3 mg/kg)、中国産シリコーン型からの揮発性有機化合物の溶出(1.5-1.8 %)、トルコ産ペッパーのホルメタネート(0.090 mg/kg)、

 

 

[FDA]FDAは無機ヒ素について乳児用コメシリアルの検査結果を利用可能にする

FDA Makes Available Results from Testing of Infant Rice Cereal for Inorganic Arsenic

March 6, 2020

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/fda-makes-available-results-testing-infant-rice-cereal-inorganic-arsenic

 本日FDAは、無機ヒ素についての乳児用コメシリアルの最新の検査結果を利用可能にする。結果は、製造業者がこれら製品中の無機ヒ素の濃度低減化において著しく進展していることを示す。

 FDAは、2016年に乳児用コメシリアルに含まれる無機ヒ素についてアクションレベル100 ppbを提示した事業者向けガイダンス案を公表したことに続き、2018年に149の乳児用コメシリアル(精米と玄米製品の両方を含む)を集めて検査した。アクションレベルを満たす製品の割合は、2011~2013年の検査では36%であったのに対し、今回の検査では76%であった。ただし、それらの改善は、全般的に無機ヒ素の濃度がより低い精米シリアルで顕著だった。今回のデータは、現在提案されているアクションレベルが適正製造基準(GMP)の利用により達成可能であることを支持する。

 消費者は、鉄強化ライスシリアルは乳児にとって良い栄養源であるが、唯一の又は最初の選択肢にする必要はないことを知るべきである。その他の鉄強化乳児用シリアルには、オート麦や大麦、混合品(multigrain)がある。妊婦にもバランスの良い食事の一部として様々な穀類を食べるよう助言する。

*検査結果:Testing for Inorganic Arsenic in Rice Cereal for Infants - Analytical Results, Posted March 2020

https://www.fda.gov/media/135552/download

 ・検査数149製品(原料穀類がコメのみの製品)

・無機ヒ素の平均値85 ppb、範囲22~142 ppb

・他に、総ヒ素、ジメチルアルシン酸(DMA)、モノメチルアルソン酸(MMA)も測定

 

[FDA]FDAは公衆衛生を保護し市場を明確にすることに焦点をあててカンナビジオール製品の関連業務を前進させる

FDA Advances Work Related to Cannabidiol Products with Focus on Protecting Public Health, Providing Market Clarity

March 05, 2020

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-advances-work-related-cannabidiol-products-focus-protecting-public-health-providing-market

(FDAのStephen M. Hahn長官の声明)

 この一年間、FDAはカンナビジオール(CBD)製品について、これら製品のリスクや不明な点に関する公衆教育、安全上の懸念と可能性のある有用性をさらに理解するのに必要な科学的知見の収集、公衆衛生上の様々な懸念を生じる違法製品への対応などに焦点を当てつつ、包括的な評価に着手してきた。本日、公衆衛生を保護し、市場を明確にすることを目標にした、教育、研究、そして執行の分野についての新たな前進を含む、CBD製品に関するFDAの努力についての更新情報を提供する。

CBD使用による潜在リスクについて公衆を教育する

 市場には、オイルドロップやカプセル、シロップ、食品製品(チョコレートバー、茶)、化粧品、局所製品やクリーム、ペットなど動物用製品といった多種多様な製品がある。一部の人々において、市場に無数にあるCBD製品はFDAが評価して安全であると決めており、CBDの利用には害がないという誤った認識があることを懸念している。稀で重篤疾患向けの承認処方薬の他に、FDAが評価し認可したCBD製品はない。FDAは集中的に公衆教育を行い、継続していく。最近も、CBD製品の有害性への懸念について一般向け情報を更新した。さらに消費者だけでなく、研究者や業界向けのオンライン情報の更新も継続していく。

*What You Need to Know (And What We’re Working to Find Out) About Products Containing Cannabis or Cannabis-derived Compounds, Including CBD

https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/what-you-need-know-and-what-were-working-find-out-about-products-containing-cannabis-or-cannabis

安全性と可能性ある有用性の知識不足を埋める

 CBD含有製品の市場が急速に拡大し、FDAが、科学と安全性、品質、可能性のある有用性に関する知識不足を埋める質の高いデータを得るために関係者や業界とともに取り組むことが重要である。関連の法改正により、デルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)濃度が低い大麻及び大麻由来製品の扱いが変更されたため、CBDやその他の成分の医薬品開発に関心が集まっている。その状況を受けてFDAは、関係者向けに入手できた新情報をリアルタイムで提供するための新たなステップを踏む。昨年の公聴会向けに開設した特別サイトを再度公開し、関係者が科学データや意見を提出できるようにする。

公衆への最大の傷害リスクに焦点を当てた市場監視

FDAは、上述の取り組みに加えて、有害なリスクのある違法なCBD製品に対して市場を監視して適切な対応をとる。我々は、多くの製品が認可手続きを行わずに治療効果を謳って販売されているのを見てきた。それらの製品は、致死的な可能性のあるものも含めた重篤疾患の安全な治療から消費者を遠ざける可能性がある。他に、重金属やTHCなど有害物質の製品汚染などのリスクも懸念している。現在、公衆保護と市場の明確化のために、リスクに基づいた施策の発布について検討している。

 

[MHRA]あなたの製品が医薬品あるいは医療機器かどうか決める

Decide if your product is a medicine or a medical device

Last updated 16 March 2020

https://www.gov.uk/guidance/decide-if-your-product-is-a-medicine-or-a-medical-device

何が医薬品かについてのガイド更新

A guide to what is a medicinal product

March 2020

https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/872742/GN8_FINAL_10_03_2020__combined_.pdf

 

[Tukes]Tukesは眼鏡のフレームを調べた:約半分が健康に有害な多すぎるニッケルを溶出

Tukes had spectacle frames tested: almost half of them released too much nickel that is hazardous to health

Published in English on 13.3.2020

https://tukes.fi/en/article/-/asset_publisher/tukes-testautti-silmalasikehyksia-lahes-puolesta-vapautui-liikaa-terveydelle-vaarallista-nikkelia

フィンランドの各種眼鏡店から購入した合計21の眼鏡フレームを調べた。

Instru Optiikka Oy社のモデル5つとSpecsavers Finland Oy社の3モデルを回収するよう命令した。

ニッケル放出は2つの異なる方法で調べた:表面コーティングテストと移行試験である。

ニッケルはアレルギー性接触皮膚炎の最もよくある原因物質であるためEU化学品規制で皮膚に直接接触する製品への使用を制限している

(写真掲載ページへのリンクがある。レイバンとかブルガリとかディズニーシンデレラとかあるんだけどフィンランドだけで売ってるわけではないような)

 

[FAO]あなたは何が知りたい?

What do you want to know?

16/03/2020

http://www.fao.org/fao-stories/article/en/c/1264748/

FAOの新しいオープンデータ方針は事実の発見と情報共有をより簡単にする

あなたは世界を数字で見ている?あなたは美術の愛好家がルノアールを研究するように図表を研究する?あなたは全ての形の統計が大好き?そう、FAOも!食料と農業のデータなら、FAOが知識では世界のリーダーの一つである。

今回我々はオープンデータ使用許諾方針を採択し、研究者やジャーナリストや学生が無料でデータにアクセスし、ダウンロードし、コピーし使用できる。

OPEN DATA LICENSING FOR STATISTICAL DATABASES

JANUARY 2020

http://www.fao.org/3/ca7570en/ca7570en.pdf

そのうちごく一部の興味深い5つを紹介しよう

1世 界で最も消費量の多い果物はバナナ

2 過去70年にアジアの取水は3倍になった

3 魚の生産と輸出は中国がトップ

4 一部の国やバリューチェーンでは野菜や果物の最大50%が輸送中に失われるが世界平均はたった10%

5 2013年にアルゼンチンのロサリオでは成人の食事の約20%が肉だった

 

[FSSAI]メディアコーナー

コロナウイルス恐怖:食品に関連する噂を取り締まり。カレーにコロナ騒動を抑制する

Coronavirus scare: Crack down on food linked rumours; curb commotion about corona on curry

12-03-2020

https://fssai.gov.in/upload/media/FSSAI_News_Corona_Financial_13_03_2020.pdf

インド政府は食品の安全性を確認する適切な措置を確実にとる必要がある。当局は必要に応じウェブページを更新し食品の安全性に悪影響があることについてどんなことでも人々に最新情報を伝えるべきである。

コロナウイルスのため世界同様インドでは肉業界が大規模発注(B to B)を失い、各種食品飲料関係者が大きな影響があるだろうことを恐れている。

(インドの結婚式業界打撃、はわかる)

 

論文

-パーキンソン病は藍藻毒素が標的とする遺伝子に関連

Parkinson's disease linked to gene targeted by blue-green algae toxin

15-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/uoq-pdl031520.php

Nature Communications

オープンアクセス

Analysis of DNA methylation associates the cystine–glutamate antiporter SLC7A11 with risk of Parkinson’s disease

https://www.nature.com/articles/s41467-020-15065-7

環境神経毒素β-メチルアミノ-L-アラニン (BMAA)が標的とすることが知られているSLC7A11遺伝子の制御に関わる部分にハイパーメチル化があることとパーキンソン病に関連がある

 

-飲酒運転についての驚くような新しいデータ:米国のアルコール関連交通事故死の15%は法的限度以下のアルコールが関係している

Sobering new data on drinking and driving: 15% of US alcohol-related motor vehicle fatalities involve alcohol under the legal limit

16-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/e-snd031020.php

American Journal of Preventive Medicineに発表された新しい研究によると、血中アルコール濃度が法的基準以下のドライバーが関係する事故のほうが基準以上の運転手より他人に危害を与える可能性が高い。基準値は0.08%だが認知機能の低下は0.03%から確認されている

 

-妊娠中に魚をほどほどに食べることの子どもへの利益はリスクを上回る

Benefits of fish in moderation while pregnant outweigh risks for child

16-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/ksom-bof031220.php

妊娠中、週に1-3回魚を食べることは子どもが大きくなってからの代謝健康向上に関連する。JAMA Network Openに発表された欧州5カ国805組の母子の参加したHELIX研究のデータ。妊娠中に母親に魚の摂取を尋ね水銀暴露を測定し子どもが6から12才になったときに各種測定を行った。週に1回未満の魚の摂取に比べて週に1-3回の摂取だった母親の子どもは代謝症候群スコアが低かった。しかし魚を食べる回数が増えると利益は減少した

 

その他

-政府のCOVID-19対応における透明性

Sense about science

Transparency in the government response to COVID-19

https://senseaboutscience.org/activities/transparency-in-the-government-response-to-covid-19/

政府のCOVID-19対応が国中で専門家や非専門家から詮索されている中、我々皆が何故決定されたのかを理解することが不可欠である。我々は2017年に12政府機関の94政策についてその政策の背景にある根拠についてどれだけ透明化をスコア化した。

我々を率いるTracey Brownは「政策は常に判断、根拠、価値観、最良の推測(専門性)の混合物である。根拠の透明性枠組みは政府機関がその理由付けに使った根拠について、しかるべき透明性をもっているかどうかをチェックする」

(英国、議論沸騰中)

 

-グリーンピースが2030年までに肉の消費量を70%減らすことを提案

Greenpeace proposes 70% meat consumption reduction by 2030

By Aline Robert | EURACTIV.fr | translated by Daniel Eck

2020年3月13日

https://www.euractiv.com/section/agriculture-food/news/greenpeace-proposes-70-meat-consumption-reduction-by-2030/

欧州人は週に1.58kgの肉を食べ、それは気候に深刻な影響を与える。欧州の中ではフランスが6番目の肉食で、年に1人あたり83kgを食べる。スペイン人は100kg以上、ブルガリア人は58kgである。Lancetは2050年までに最大週に300gまでと提案しているがグリーンピースはさらに厳しく、2030年までに70%削減、2050年までには80%削減する法律を提案している