[HK]2019年の食品施設及び食品事業に関連する食中毒アウトブレイクのレビュー
18 Mar 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_164_01.html
2019年はCFSが受け取った食中毒は184件805人だった。
細菌が88.6%、ウイルスが9.2%、天然毒素が1.6%、化学物質が0.5%だった。
-エアーフライヤーとアクリルアミド
18 Mar 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf_164_03.html
エアーフライヤーが人気を集めている。このキッチン家電は食品の周りに熱気を循環させることで食品を揚げる。従来の揚げ物と比較して、エアーフライヤーは同じような味と食感の食事を作るのに少ない油で済む。
最近、韓国の消費者グループは、200°Cでエアーフライして調理したフライドポテトに、かなりの量の発がん性の可能性のあるアクリルアミドが含まれていたと報告した。この報告は幾分かの懸念となる。アクリルアミドは、食品を高温(>120°C)で加熱する際に、天然に存在する遊離アミノ酸、アスパラギン酸と還元糖(例えばグルコースやフルクトース)で形成される。一般に、より高温で調理時間が長くなると、調理方法に関わらず、アクリルアミドの量は多くなる。フライドポテト、ポテトチップス、ビスケットなど、焼いたり揚げたりした多くの食品は、比較的高濃度のアクリルアミドを含む。
アクリルアミドは長時間高すぎる温度で調理しないことで減らすことができる。消費者は、食品を揚げたり(エアーフライヤーを含む)、焼いたり、トーストしたり、あぶる際に、黄金色あるいはもっと明るい色を目指すほうがよい。
(文中の韓国の調査ってこれのことかな
The air fryer is going to get cold? 4 products in South Korea detected carcinogens exceeding the standard
https://www.smalltechnews.com/archives/65675)
[HK] COVID-19(新型コロナウィルス)の予防に関する食品配達に関する注意事項
Precautions for Food Delivery Agents on the Prevention of COVID-19
22/3/2020
自宅待機している人への食品のデリバリーが増えること、通常配達される食品は再加熱されることなくそのまま喫食されるので高い衛生水準が要求される
[HK] 法令違反
-乾燥いちじくが栄養表示規則に違反
Dried figs sample not in compliance with nutrition label rules
Thursday, March 19, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20200319_7869.html
ドイツ産乾燥いちじくが、ナトリウム44mg/100g含有という申告のところ、180mg/100g検出された。
-缶入りアワビが栄養表示規則に違反
Canned abalone not in compliance with nutrition label rules
Thursday, March 19, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20200319_7870.html
オーストラリア産缶入りアワビが、ナトリウム370mg/100g含有という申告のところ、670mg/100g検出された。
[EU]RASFF Week12-2020
警報通知(Alert Notifications)
産出国不明オランダ経由バスマティ米のブプロフェジン(0.014 mg/kg)、ノルウェー産チルドホタテガイの麻痺性貝毒(PSP) (1106)、フランス産チップスのアクリルアミド高含有(2272.5 µg/kg)、ドイツ産亜麻仁のシアン化物高含有(272 mg/kg)、飼料用イノシシ肉の鉛(58 mg/kg)、
注意喚起情報(information for attention)
トルコ産ベジタブルギーのグリシジルエステル類(5980 µg/kg)、スペイン産ソフトドリンクロリポップの着色料ポンソー4R/コチニールレッドA高含有(27.95 mg/kg)、マダガスカル産トルコで発送した乾燥ササゲのラムダシハロトリン(0.22 mg/kg)及び未承認物質カルバリル(0.70 mg/kg)、インドネシア産冷凍スマのカドミウム(0.16 mg/kg)、インド産生食用ブドウのメソミル(0.069 mg/kg)及び未承認物質チオジカルブ(1.2 mg/kg)、オランダ産原料ホンジュラス産チルド串刺しエビの禁止物質クロラムフェニコール(0.75 µg/kg)、アルジェリア産チルドヨーロッパマダイの水銀(0.66 mg/kg)、
フォローアップ用情報(information for follow-up)
中国産ラトビア経由緑茶のアセタミプリド(0.557 mg/kg)・ラムダシハロトリン(0.082 mg/kg)・イミダクロプリド(0.105 mg/kg)・未承認物質フェンプロパトリン(0.092 mg/kg)及びトルフェンピラド(0.137 mg/kg)、エジプト産オランダ経由オレンジのイマザリル(5.6 mg/kg)、
通関拒否通知(Border Rejections)
米国産殻をとったピーナッツのアフラトキシン(B1 = 38; Tot. = 50 µg/kg)、インド産飼料用ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 81 µg/kg)、ドミニカ共和国産ナスのクロルピリホス(0.071 mg/kg)及び未承認物質カルボフラン(0.029 mg/kg)、中国産竹繊維・メラミン及びトウモロコシ澱粉を混ぜて作ったカップの未承認市販、中国産テフロン加工したカーボンスチール製鉄板からの高濃度の総溶出量(鉄、マンガン)、アルゼンチン産飼料用砕いたピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 34.3 µg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 19; Tot. = 28 µg/kg)、ウズベキスタン産レーズンのオクラトキシンA (13.8 µg/kg)、米国産殻をとったピーナッツのアフラトキシン(B1 = 30; Tot. = 31.9 µg/kg)、エジプト産茹でピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 7; Tot. = 8.2 µg/kg)、インド産飼料用ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 64.8 µg/kg)、ガーナ産スヤペッパーのアフラトキシン(B1 = 299; Tot. = 356.2 µg/kg)、ガーナ産燻製家禽のベンゾ(a)ピレン(28.7 µg/kg)・違法輸入の試み及び多環芳香族炭化水素(165.6, 266.1 µg/kg)、ケニア産豆の未承認物質アセフェート(0.05 mg/kg)、ガーナ産燻製イワシのベンゾ(a)ピレン(62 µg/kg)・違法輸入の試み及び多環芳香族炭化水素(374.6; 592.8 µg/kg)、ガーナ産メロン種子のアフラトキシン(B1 = 5; Tot. = 5.4 µg/kg)、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(3429 mg/kg)、トルコ産ペッパーのクロルピリホス(0.311 mg/kg)、
[SFA] 食品中のマリンバイオトキシン、無機ヒ素及びメタノールの最大基準
MAXIMUM LIMITS FOR MARINE BIOTOXINS, INORGANIC ARSENIC, AND METHANOL IN FOOD
17 March 2020
通知
17 March 2020
食品輸入業者/製造業者
すべての申告代理人はこの通知内容を輸入業者に通達しなければならない。
食品中のマリンバイオトキシン、無機ヒ素及びメタノールの最大基準について
「汚染物質」として一般的に表現される、食品中の偶発的成分の最大基準は食品規則により明確にされている。シンガポール食品庁(SFA)は消費者の健康を保護し、食品業界のニーズ変化を満たすために食品規則に応じ、偶発的成分に対する最大基準値を継続的に見直し、更新する。最大基準値は、シンガポールの要件について関し、食品業界により透明性をもって提供されるようSFAのウェブサイト上に公表される。
2 SFAは様々な食品中のマリンバイオトキシン、無機ヒ素及びメタノールの存在に関するリスクを評価して、別表Aのリストの食品中のこれらの汚染物質に対して最大基準値を設定する予定である。これらの最新の最大基準値は現在の最大基準値よりずっと取引を促進し、関連するコーデックス基準や先進国の規制基準と合致する。
3 SFAは2020年4月1日から効力を発する別表Aにある食品リスト中の特定の汚染物質の最大基準を施行する予定である。すべての取引業者が、2020年4月1日以降、販売される食品はこれらの要件を遵守することを保証しなければならないことを再度確認すべきである。
4 食品中の汚染物質に関する最大基準値の完成リストはSFAのウェブサイト、www.sfa.gov.sgで確認することができる。
発行元:食品規則管理部門
シンガポール食品庁
別表 A: 特定の食品中のマリンバイオトキシン、無機ヒ素及びメタノールの最大基準値
汚染物質 食品 最大基準値
麻痺性貝毒(PSP) 二枚貝軟体動物 0.80mgサキシトキシン当量/食肉部kg
下痢性貝毒(DSP) 二枚貝軟体動物 0.16 mgオカダ酸当量/食肉部kg
記憶喪失性貝毒(ASP) 二枚貝軟体動物 20 mgドーモイ酸当量/食肉部kg
ブレべトキシン(PbTXs) 二枚貝軟体動物 0.80mgブレベトキシン-2当量/kg
アザスピロ酸(AZA) 二枚貝軟体動物 0.160mgアザスピロ酸-1当量/kg
ヒスタミン 魚 100 ppm
無機ヒ素¹ 魚 2 ppm
甲殻類 2 ppm
軟体動物 1 ppm
メタノール 赤ワイン、白ワイン及び強化ワイン 3g メタノール/ エタノールL
ウィスキー、ラム、ジン及びウォッカ 0.4g メタノール/ エタノールL
その他蒸留酒、果実酒、野菜酒及び蜂蜜酒 8g メタノール/ エタノールL
¹食品規則、附表第10(Tenth Schedule)の「魚、甲殻類及び軟体動物」のヒ素(総)基準は適用されない。魚、甲殻類及び軟体動物には無機ヒ素の最大基準を参照のこと。
[TGA] TGAのコロナウィルス(COVID-19)への対応
TGA response to coronavirus (COVID-19)
23 March 2020
https://www.tga.gov.au/media-release/tga-response-coronavirus-covid-19
医薬品不足、検査、医薬品及びワクチン、不適切な製品広告、事業者、製造業者のGMP情報等に関する情報。「事業者及び製造業者に対するGMP情報」「コロナウイルス検査、医薬品、ワクチンへのアクセス」の更新
[FSAI] 高濃度の3-MCPDのため、Unique紙製飲料用ストローを回収措置
Recall of a Batch of Unique Paper Drinking Straws Due to Elevated Levels of 3-MCPD
Thursday, 19 March 2020
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/drinking_straws_recall.html
Unique Industries Inc. はUnique紙製ストローコーティングに基準値を超える 3-モノクロロ-1,2-プロパンジオール (3-MCPD)が検出されたため回収措置。製品写真あり。
[ODS] ファクトシート更新
-ホウ素
Boron
Fact Sheet for Consumers
March 19, 2020
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Boron-Consumer/
新規追加。
[CFIA]COVID-19に関する食品と動物の健康に関する消費者のためのCFIAからの最新情報
Latest CFIA information for consumers on food and animal health – COVID-19
2020-03-22
https://www.inspection.gc.ca/covid-19/questions-and-answers/eng/1584648921808/1584648922156
食品安全とコロナウィルス、動物の健康とコロナウィルスに関して。
[FDA]パンデミック中の医薬品やダイエタリーサプリメントの市販後有害事象報告
Postmarketing Adverse Event Reporting for Medical Products and Dietary Supplements During a Pandemic
03/20/2020
FDAはパンデミック中の医薬品及びダイエタリーサプリメントの市販後有害事象報告要件の執行についての今後の方針を説明する
[FDA]タバコ包装と広告の計画提案
Submission of Plans for Cigarette Packages and Cigarette Advertisements
03/19/2020
FDAはタバコ包装とタバコ広告の計画を提出する助けになるようこのガイダンスを発表する。
[FAO]Q&A: COVID-19パンデミック-食品と農業への影響
Q&A: COVID-19 pandemic – impact on food and agriculture
http://www.fao.org/2019-ncov/q-and-a/en/
食料安全保障への影響、、将来の農業生産への影響、動物とウイルスの関係、動物との接触や食べることなど。
-国際森林デー
International Day of Forests
21 March
http://www.fao.org/international-day-of-forests/en/
-世界水の日
World Water Day
22 March
http://www.fao.org/land-water/news-archive/wwd2020/en/
[RIVM]オランダの環境放射能:2018年の結果
Environmental radioactivity in the Netherlands : Results in 2018
20-03-2020
https://www.rivm.nl/publicaties/environmental-radioactivity-in-netherlands-results-in-2018
Euratom条約に基づく環境と食品中放射能の調査結果の報告。
大気、食品、ミルク、芝、飼料中放射能は正常で前年と同程度。地表水、海水、飲料水は前年と同程度で少数のものが僅かにスクリーニングレベルを超えた。健康上の脅威とはならない。
[DWI]コロナウイルスと飲料水
Coronavirus and Drinking Water
18 March 2020
英国では、水道水は殺菌されていて、ウイルスを含む有害微生物は除去されている。水道水はウイルスの伝達ルートにはならない。人々は飲用、手洗い、入浴、調理、歯磨きにいつものように水道水を使い続けるように。
WHOの助言
advice on water, sanitation, hygiene, and waste management, for COVID-19 (
http://www.dwi.gov.uk/2020-03-03%20WASH-IPC_EN.PDF
[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 118–20
20 March 2020
MRLハーモナイゼーション要請について意見募集
コーデックスや国の規制機関とのMRLハーモナイゼーションの要請を受け付ける。前回のCAC(2019)で採択されたMRLは自動的に検討対象になる。の通常毎年行っている。今回は2020年5月15日まで。
[FSIS]「ヘルシー」という用語の使用拡大
Expansion of Use of the Term ``Healthy''
Thursday, March 19, 2020
FSISは栄養含量クレーム「ヘルシー」の使用を以下のものに認める
総脂肪含量が低くはないが脂肪の組成が主に単価あるいは多価不飽和脂肪酸からなるもの
通常摂取される参照量(RACC)あたり一日摂取量(DV)の10%以上のカリウムあるいはビタミンDを含むもの
FDAの管轄下にある食品で認められているものと同等の肉および家禽製品の表示に認める。
(肉類の不飽和脂肪の多いものって何だろう?)
[FSSAI]ニュースコーナー
FSSAIは食品安全担当部署にニセ食品の探索を行うよう強く求める
FSSAI urges food safety depts to conduct searches for counterfeit food
14 March, 2020
https://fssai.gov.in/upload/media/FSSAI_news_FoodSafety_FNB_16_03_2020.pdf
FSSAIは州の食品安全当局に、偽物が出回っていないか定期的に市場を調べるよう依頼した。必要であれば地元の警察も関与するように。また大手ブランドと協力して行動につなげられる情報を作るよう要請した。さらに認可されていない輸入食品が販売されているという苦情も受け取っている
-コロナウイルスの拡散を予防しよう
PREVENT THE SPREAD OF CORONAVIRUS
https://fssai.gov.in/cms/coronavirus.php
(普通のことしか書いてない。AYUSHはもう引っ込められたようだ)
[WHO]COVID-19、妊娠、出産、授乳についてのQ & A
Q&A on COVID-19, pregnancy, childbirth and breastfeeding
18 March 2020 | Q&A
https://www.who.int/news-room/q-a-detail/q-a-on-covid-19-pregnancy-childbirth-and-breastfeeding
(母乳の項目、母親が罹患してどんなに苦しくても母乳を勧め、他人の母乳をもらってでもミルクは選択肢にないあたり、いつもの)
論文
-「寿司寄生虫」が過去40年で283倍に増加した
'Sushi parasites' have increased 283-fold in past 40 years
19-MAR-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/uow-ph031520.php
次に刺身や握りやその他の生の魚を食べるときには寄生虫チェックを
ワシントン大学の研究者らがGlobal Change Biologyに発表。1970年代から魚のアニサキスが増加。
-オンラインサポートグループに参加している2型糖尿病患者の健康状態が悪い
Patients with type 2 diabetes belonging to online support groups have poorer health
19-MAR-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/upf--pwt031920.php
スペインの研究。オンラインサポートグループにいる307人、そのうち210人は2型糖尿病で82人は1型糖尿病、残りは他のタイプの糖尿病。性、年齢、教育、タイプを考慮するとオンラインサポートグループに参加している2型糖尿病患者はそうでない患者より健康状態が一般的に悪く合併症も多い。1型では差は無い。
-自閉症率が豊かな白人で減少しているが貧しい人達と少数民族では増加している
Autism rates declining among wealthy whites, while escalating among poor, minorities
20-MAR-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/uoca-ard032020.php
Journal of Autism and Developmental Disordersに発表されたカリフォルニアの20年のデータを解析した研究。
-Natureアートレビュー
マリー・キュリーの伝記映画はパイオニアの情熱を信頼すべきだった
Marie Curie biopic should have trusted pioneer’s passion
Georgina Ferry 11 MARCH 2020
https://www.nature.com/articles/d41586-020-00737-7
Radioactive(放射活性、映画のタイトル)は物理学者に魅了させることに失敗した
(イマイチという)
-展望:ヒト栄養研究の課題
Challenges of human nutrition research
Kevin D. Hall
Science 20 Mar 2020:Vol. 367, Issue 6484, pp. 1298-1300
https://science.sciencemag.org/content/367/6484/1298
栄養はヒト健康にとって基本的に重要であるが何が健康的な食生活なのかについては人々の間に混乱が広がっている。個々の食品(バター、卵、肉)や栄養素(飽和脂肪、コレステロール、塩)、あるいは食生活(地中海食、ケト原性食)が健康を改善した、悪化させた、変えなかった、とする矛盾する情報を日々反転するメディアの見出しが伝える。しかし一般の人々の栄養についての混乱は、健康的な食生活についての重要な部分に関する専門家の合意とは異なる。例えば超加工食品の多い西洋風食生活が健康に悪く、概ね加工の少ないものを食べるようにすれば相当健康が改善するだろうことについては広く合意されている。しかし専門家の合意は、ヒトの最適な栄養あるいは食生活の変化の背景にある人体の反応メカニズムについての詳細な疑問を議論し始めると崩れる。そのような疑問には厳密な食事をコントロールした研究が役立つだろうがその分野の精密さについては疑問が提示されている。
栄養科学への批判の多くは栄養疫学についてのものが多かった。栄養疫学には熱心な擁護者がいるものの、その測定エラー、因果の逆転、選択バイアス、効果の貧弱さ、解析の柔軟性、測定されていない交絡要因などが批判されている
(後半ヒトへの摂餌研究について記述。大規模RCTをする前にそれを勧めている。慢性疾患対象だと難しいのではと思うのだが-拘束されて決められたものを食べていろいろ計られる、を長期間続けたらそれだけで病気になりそう。)
その他
-Sense about Science
不確実性とつきあう
Engaging with uncertainty
https://senseaboutscience.org/activities/engaging-with-uncertainty/
研究者や政治家が最も心配するのは人々が不確実性をどう扱うのか、である。意思決定における根拠について話すときに役に立つことがいくつかある。
・何もわかっていない、という意味ではない
・どんなことも真実になり得るという意味ではない
・新しい根拠への信頼はしばしばこれまでの根拠への信頼に比肩する
・完璧な知識ではなく操作知識が目標である。不完全な情報でも十分な場合がある:ニュートン物理学はアインシュタインより宇宙について説明できることははるかに少ないが、人類を月に送るには十分だった
・重要な質問は「確信している?」ではなく、「確実に、新しい情報があったらそれを吸収し適応するか?」である
人々の信頼は自信過剰な声明では強化されない
-陰謀論についての話し方
How to talk about conspiracy theories
https://senseaboutscience.org/activities/how-to-talk-about-conspiracy-theories/
コロナウイルスについてたくさんの陰謀論を見た。ここにそれらについて建設的な会話をするための5つのポイントを示す。役に立つかもしれない人とシェアして下さい。
敬意をもって 当局を疑いたくなる理由はある
平等な懐疑を勧める YouTubeやTwitterに注目している人に。事態を悪化させている自称専門家がたくさんいる
権威を持ち出して反論しない 立場の違う人がどれだけ説明責任があるのか見よう、彼らは異議申し立てをされている?もし間違っていたら責任がある?たくさんの異議を申し立てられて残っている知識のほうがより良い知識である。
普通の状態を考える 普通のウイルスアウトブレイクだったらどんなことが起こる?状況が進行するにつれて情報は増える。本当に説明できないことがある?
それは問題? 問題がどこから来たと思うかに関係なく、我々がやることについては最良の科学的根拠が必要である。だからそれに集中しよう。
-COVID-19:リスク管理の失敗
COVID-19: A Failure in Risk Management
Posted by RISKMONGER on MARCH 20, 2020
https://risk-monger.com/2020/03/20/covid-19-a-failure-in-risk-management/
(欧州でのCOVID-19リスク管理について、一部のみ)
2020年1月初めには西洋諸国の公衆衛生リスク管理責任当局は新型コロナウイルスの脅威に気がついていた。そして3月半ばに予防措置(ロックダウン、旅行禁止など)を慌てて行った。何故?
2.否定はリスク管理ではない
12月後半に中国当局がCOVID-19を発見してから、西洋民主主義諸国には少なくとも2ヶ月の準備期間があった。その間何をしていたか?最初は中国の政治システムを批判し西洋にはリスクはないと否定していた。
3.学習と謙遜を促す
アジア諸国はそれぞれ異なるアプローチでCOVID-19に対応した。そこから学ぼうという謙虚さが無かった。
アフリカのことを考える
アフリカでは毎日たくさんのこどもがマラリアで死亡しているが我々は何十年もそれを無視してきた。