2020-03-26

[EU]査察報告

モーリタニア―EU輸出用生きた二枚貝

Mauritania 2019-6617―Live bivalve molluscs intended for export to the European Union

17/02/2020

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4235

EUに生きたカキを輸出し、それによりEU二枚貝輸出認可国リストに含まれるために、2019年9月23~26日にモーリタニアで実施した査察結果。現在モーリタニアはEUへのヒト摂取用二枚貝の輸出認可を受けていない。EU条件のほとんどは国内法に組み込まれているにもかかわらず、実行されていないものもある。産地の分類やモニタリングには深刻な欠陥があり、パラメーターの実験結果の信頼性には深刻な懸念もある。モーリタニアの生きた二枚貝の公的管理システムはEU条件と同様の保証を与えているとはみなされず、モーリタニアの管轄機関は生きた二枚貝の輸出に必要な証明書の健康証明書を確実に認証する立場にない。

 

[TGA]話がうますぎる:ヒト成長ホルモンの健康リスク

Too much of a good thing: the health risks of human growth hormone

20 December 2019

https://www.tga.gov.au/blogs/tga-topics/too-much-good-thing-health-risks-human-growth-hormone

アダムスファミリーで陰気な執事ラーチを演じた俳優、Ted Cassidyは2.06メートルで背が高いと思うかもしれない。だが、ジェームスボンドシリーズの銀歯のジョーズとしても知られているRichard Kielは、身長が2.18メートルもある。そして二人とも2.24メートルのレスラー「アンドレ・ザ・ジャイアント」(本名André René Roussimoff)を見上げなければならない。これらの俳優は全員同じ症状、先端巨大症だった。

先端巨大症では、脳の下垂体がヒト成長ホルモン(ソマトロピン)を多く放出しすぎる。多くの場合、これは下垂体の良性腫瘍が原因である。このホルモンによる骨の成長が、役者たちに並外れた身長や、肥大した手、脚、顔だちを与えた。

だが先端巨大症の合併症には、関節炎、睡眠時無呼吸、糖尿病、高血圧、心臓病、しばしば若死にが含まれる。Ted CassidyもAndré René Roussimoffも、先端巨大症に関連した心臓合併症により46歳で亡くなった。

ヒトの成長ホルモンは私達の成長と健康に重要な役割を果たしているが、誤用によって長く続く健康問題が起きたり寿命が短くなる可能性がある。時には、過ぎたるは及ばざるがごとし。

ヒト成長ホルモンとは?

ヒト成長ホルモンはペプチドである。私達の髪の毛、爪、筋肉、皮膚を作るタンパク質のように、ペプチドはアミノ酸の鎖である。ペプチドはタンパク質より短いため、より早く分解、消化される。

ヒト成長ホルモンは直接成長を促進しない。代わりに、肝臓に骨を太く伸ばすインスリン様成長因子1(IGF-1)の放出を促す。IGF-1は骨を成長させる上に、筋肉を成長させ脂肪の蓄積を減らす。

だが、IGF-1が多すぎると、先端巨大症で分かるように、顔、足、手を肥大化する。特に小児期や青年期に極端に背が高くなる。それはホルモンの効果を減らすと同時にインスシュリンの分泌を刺激し、疲労や激しい空腹を引き起こす可能性がある。また頭蓋骨内の脳の圧力を高める可能性があり、それはがんと関連する。

ヒト成長ホルモンは年を取るにつれて自然に減るが、減ることで一部のがんから守られる可能性がある。

使用と誤用

大多数の人にとってヒト成長ホルモンは、子供では成長を助け、成人では私達の健康とフィットネスを支える。

医学的にヒト成長ホルモンは、成長しない子供や成長ホルモン欠乏症の成人の治療に用いられる。化学療法を受けている人々を支えるためにも使用される。

だがヒト成長ホルモンやIGF-1の誤用には深刻なリスクがある。長期にわたる多量のヒト成長ホルモンは、元の状態に戻せない先端巨大症を引き起こす可能性があるが、より少ない用量でも心臓病や糖尿病などの合併症を引き起こす可能性がある。また、これらのホルモンは注射で投与される必要があるため、血栓や投与過誤などさらなる管理上のリスクがある。

ヒト成長ホルモンには運動能力を高める可能性があると信じる人もいるが、調査により運動能力への利益は不明確なことが示された。私達のレビューでは、ホルモンは筋肉量を増やすが体力を向上させることはなく、運動能力を悪化させる可能性があることが分かった。誤用による健康上の合併症が運動能力を妨げる可能性もある。ヒト成長ホルモンは世界アンチドーピング検査機関(WADA)禁止リストに掲載されており、使用が発覚したアスリートは競技を禁止される。

ヒト成長ホルモンの健康リスクのため、医師の監督下でのみ使用しなければならない。オーストラリアでは、ヒト成長ホルモンの所有や輸入には処方箋が必要で、企業がそれを一般市民に宣伝することは違法である。連邦裁判所は2019年に、一般市民に処方薬ペプチドの公告をした企業に対して1000万ドルの罰金を命じた。

成長ホルモンは規制薬物としてもみなされ、輸入するには薬物監理局の許可が必要である。輸入許可書が患者に発行されることはなく、たとえ処方箋を持っていたとしても個人使用にヒト成長ホルモンを輸入できないことになっている。その代わり、必要であれば、許可書のある医師が患者に代わってそのホルモンを輸入できる。

ダイナミックバランス

私達のホルモンには動的釣り合いがある。ヒト成長ホルモンはIGF-1の放出を促進するが、IGF-1はヒト成長ホルモンの分泌を減らす。他にもいくつかヒト成長ホルモンの放出を促したり妨げたりするホルモンがある。

このバランスが先端巨大症や欠損症といった合併症を回避させ、ヒト成長ホルモンを健康的なレベルに保つ。

欠乏症の診断、あるいは他の臨床的必要性がなければ、ヒト成長ホルモンの量を管理するために注射は必要ない。睡眠、運動、よい食事は、幸福感を高めるのと同様に、全てヒト成長ホルモンの放出を促す。

薬局外で販売されるヒト成長ホルモンは偽造品の可能性もあり、規格外の、あるいは広告されている用量や成分を含まない可能性がある。違法に供給された製品は常にこれらのリスクがある。

もし成績やイメージに目標があるのなら、健康を守らなければならない。

ヒト成長ホルモンは私達の健康や発育に重要だが、多すぎると害になる可能性がある。

 

[EFSA]ミツバチと農薬:ガイダンスレビューに関する第三回協議

Bees and pesticides: third consultation on guidance review

24 March 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/news/bees-and-pesticides-third-consultation-guidance-review

EFSAは農薬とミツバチのリスク評価に関するガイダンスのレビューの一環として第三回関係者協議を実施している。

EFSAの専任の関係者協議グループと加盟国の農薬ネットワークは、作物の(ミツバチにとっての)魅力やリスク評価方法論に焦点を当てて、リスク評価計画段階1の改訂のために提案されたアプローチについてフィードバックするよう求められている。

関係者と加盟国の専門家はすでに、2013年に発表された現在のガイダンスや、EFSAがミツバチの死亡率に関するデータを集めたり評価するために使用するという協定に関するコメントを出している。

EFSAはこの過程を通して関係者や加盟国の専門家と協議を続ける。全パブリックコメント募集やワークショップはガイダンス文書の起草時に開催される予定である。

・植物保護製品とミツバチのリスク評価に関するガイダンスの改訂の概要

Outline of the revision of the guidance on the risk assessment of plant protection products and bees

https://www.efsa.europa.eu/sites/default/files/event/Bee_Guidance_review.pdf

 

[SFA]食品検査について

Food Testing

Thursday, March 12, 2020

https://www.sfa.gov.sg/food-information/food-testing-services/food-testing

シンガポールの様々な食品の検査能力の紹介

 

[FDA]食品安全とコロナウィルス疾患2019(COVID-19)

Food Safety and the Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)

03/23/2020

https://www.fda.gov/food/food-safety-during-emergencies/food-safety-and-coronavirus-disease-2019-covid-19

コロナウィルス疾患2019(COVID-19)と食品安全に関して。FAQ更新。

 

[MHRA]クロロキンとヒドロキシクロロキンはコロナウイルス(COVID-19)治療に許可されていない

Chloroquine and Hydroxychloroquine not licensed for coronavirus (COVID-19) treatment

Published 25 March 2020

https://www.gov.uk/government/news/chloroquine-and-hydroxychloroquine-not-licensed-for-coronavirus-covid-19-treatment

最近のメディア報道でクロロキンがコロナウイルスからの保護あるいはCOVID-19治療にと示唆された。クロロキンとヒドロキシクロロキンは臨床試験中でまだ完了していないので安全性と有効性に結論は出せない。根拠が得られるまで、それらは臨床試験の中でしか使われるべきではない

 

[MPI]MPIは必須COVID-19ビジネスの安全業務登録を開始

MPI sets up a register for safe practice for essential COVID-19 businesses

Date: 25 Mar 2020

https://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/mpi-sets-up-a-register-for-safe-practice-for-essential-covid-19-businesses/

ニュージーランドがCOVID-19についてアラートレベル4になったため安全業務登録を開始した。一次産業部門は必須サービスと認められているが事業者が安全に業務を遂行していることを検証する必要がある。11の質問に答えて登録する。登録前に二つのシンプルな問いがある。

事業所あたり5人以下の従業員か?職員間の距離をとる対策ができているか?

もし二つともイエスなら質問事項全てを埋める必要は無い。どちらかがノーなら書式に記述するように。

ニュージーランドのアラートレベル4

生活に必須の事業(食品、医薬品、医療、エネルギー、燃料、ゴミ処理、インターネット、財政支援等)は継続

https://covid19.govt.nz/government-actions/covid-19-alert-level/

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 119–20

26 March 2020

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/NotificationCircular119%E2%80%9320.aspx

除草剤(グルホシネート、ジカンバ、2,4-D、アリールオキシフェノキシプロピオン酸グループ)耐性トウモロコシ系統MON87429由来食品の認可申請評価について5月21日まで意見募集

 

論文

-医薬品の水質への影響の可能性

Pharma's potential impact on water quality

25-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/acs-ppi032020.php

スイスの研究者らがライン川の近くにある二つの水処理施設、一つは家庭や小規模事業からの排水を処理しているところ、もうひとつは医薬品製造工場からの排水も処理しているところ、の処理水を毎日3ヶ月集めて分析した。医薬品検出は>10 μg/L ~ 214 μg/L

Environmental Science & Technology

 

-塩の摂りすぎは免疫系を弱める

Too much salt weakens the immune system

25-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/uob-tms032020.php

Science Translational Medicineに発表されたマウスとヒトに塩を与えた研究。

(「高塩食」の塩の量がよくわからない。ヒト実験では1日あたり追加6gとある)

 

-研究:1日一錠のアスピリンは認知症を予防しない

Study: An aspirin a day does not keep dementia at bay

25-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/aaon-saa032320.php

Neurologyに発表された19114人の70才以上の参加者を平均4.7年フォローした研究。1日100mgのアスピリンあるいはプラセボを投与。全体で575人が認知症になった。投与による差は無かった。期間が短かったせいかもしれないので観察はまだ続く。

 

-食事と栄養は腸のマイクロバイオームに大きく影響する

Diet, nutrition have profound effects on gut microbiome

25-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/gwu-dnh032520.php

Nutrition Reviewsに発表されたレビュー。マイクロバイオームが疾患の診断や治療の標的として研究対象になっているが食事と栄養との相互作用が大きく健康や疾患のしっかりとした指標になるようなものはまだ同定できていない

いまだ「健康的な」腸内マイクロバイオームが定義できていない

 

-ヘビ毒は保護のためでは無く捕食のために進化した

Snake venom evolved for prey not protection

25-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/su-sve032520.php

世界では毎年10万人が700種の毒蛇に咬まれて死んでいると推定されている-全て蛇がヒトに出会って脅威を感じた時の防御として。しかし新しい研究はヘビ毒は防御反応として進化したのではないと結論する。効果的な防御のためにはヘビ毒は敵に十分で速やかな痛みを与える必要があるが毒蛇で痛みをおこすものが極めて少ない。Toxins

 

-カンナビノイド製品の表示が公衆衛生上の懸念になっている

Labeling of cannabidiod products becoming a public health concern

25-MAR-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-03/mali-loc032520.php

カンナビジオールはFDAが認可する医薬品であるにもかかわらず、ますます多くの飲料y、食品、サプリメントに加えられしばしば誤解を招く表示やマーケティングの文言が伴うようになっている。Cannabis and Cannabinoid Research

Labeling of Cannabidiol Products: A Public Health Perspective

https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/can.2019.0101

オープンアクセス

 

その他

- SMC UK

COVID-19に対応してスーパーマーケットより食品配達サービスを使うことについての専門家のコメント

expert comment on using food delivery services rather than supermarkets in response to COVID-19

MARCH 24, 2020

https://www.sciencemediacentre.org/expert-comment-on-using-food-delivery-services-rather-than-supermarkets-in-response-to-covid-19/

ジャーナリストから標題の質問があった

London School of Hygiene and Tropical Medicine名誉教授Sally Bloomfield教授

ウイルス汚染は汚染された手をもつ誰かが配達のために触ったものから来る。拡散の主要因は手と手の直接接触ではあるが、主なリスクは「多くの人が最近頻繁に触った表面」から来る。もしあなたがスーパーマーケットではたくさんのヒトがアイテムやキャッシュカードや駐車券の機械のボタンなどを触るのでそういうことがおこると思うなら、宅配を頼めばそのリスクは減る。コロナウイルスが人体の外では増えないことを考えると配達されるまでの間に活性は低くなるし触る人数も少ない。そのためスーパーmarketに行って買い物をするより宅配のほうがリスクは小さい。さらに念をいれたいならそれを再び触る前に棚や冷蔵庫に置いておいて、手をよく洗えばさらに感染性は減る。

だたしゼロリスクなどというものはないことを忘れずに。

Warwick医科大学名誉臨床講師James Gill博士

昨日Boris Johnsonがロックダウンを助言し、人々はスーパーマーケットに行く必要性を減らす方法として配達を検討している。しかし人々は自宅に配達される食品からコロナウイルスに暴露される可能性を心配すべきだろうか?配達された食品から暴露されるリスクはスーパーに行って買い物することで暴露されるリスクより少ない。症状のない患者が病気をうつす可能性があることを考えると、30人のヒトに出会えば無症状の患者に出会う可能性がある。ウイルスの表面での生存期間は最近最大3日と改訂され、その長さが自宅に配達される食品の懸念になるかもしれないと考えるが、表面を家庭用漂白剤を薄めたもので拭けば1分以内に不活性にできる。最も安全なのは自宅にいることで、食品の配達は、友人や親類やスーパーの配達人が食品を運ぶことはスーパーに行くよりはリスクが低いだろう

 

-Science

コロナウイルス:研究、コメント、ニュース

Coronavirus: Research, Commentary, and News

https://www.sciencemag.org/coronavirus-research-commentary-and-news?intcmp=ghd_cov

Scienceは最良のタイムリーな研究、解析、ニュースを提供しようと努力している。全てのコンテンツはフリーアクセスである

(募金も募集している)

今日のハイライトは以下

 

生と死の数学:疾患モデルは国のシャットダウンやその他の政策をどう形作るか

Mathematics of life and death: How disease models shape national shutdowns and other pandemic policies

By Martin Enserink, Kai Kupferschmidt Mar. 25, 2020

https://www.sciencemag.org/news/2020/03/mathematics-life-and-death-how-disease-models-shape-national-shutdowns-and-other

オランダではRIVMのJacco Wallingaが政府に対応を助言するコンピューターシミュレーションの担当をしている。オランダは他の西洋諸国よりソフトな対応を選んでいて医療システムが患者で溢れないようにしながら「制御された拡散」をしている。しかしこのモデルが間違っていたら?

英国では一部はImperial College Londonのグループによるモデルをもとに最初はあまり対策しないことを選んだ。しかしそのグループは後に大幅に改訂したモデルを発表し、唯一の選択肢は全ての対策を行うこと、と結論した。そして政府は厳格なロックダウンを発表した。

疫学モデルの世界ではかつて統計学者のGeorge Boxが言ったとされる「全てのモデルは間違っている、しかし役に立つものもある」が決まり文句になっている。

議論が多いのはモデリングの背景にある科学ではない。数学の側面は極めて教科書的である。しかしモデルの結果は病原体や影響のある集団の性質によって大きく異なる。

COVID-19の原因となるウイルスは新しいものなので重要なパラメーターは推測しなければならない

米国のアウトブレイクモデリングのレビューでRiversらは、ほとんどの学術界の重要人物は政策決定にほとんど関与していないことを注記している。彼らは国立感染症予報センターの設立を提案している。

一方エジンバラ大学のグローバルヘルス専門家Devi Sridharは政策決定者はあまりにもモデルに頼りすぎている、という。よくわかっていないウイルスをモデルが予測できることを政治家が信頼しすぎるのは危険である。モデルには含まれていないものがたくさんある。

最近の香港とシンガポールのデータからは極端な社会的距離をとる方針は維持するのが困難であることが示されている。2ヶ月も経って人々は既に疲れ切っている。香港大学のGabriel Leungはいう。そして病気を遅らせるための長期ロックダウンは経済に壊滅的影響を与え、公衆衛生そのものにも打撃を与えるだろう。健康を守り、経済を守り、人々の福祉と感情的健康を守るのは三つ組みの戦いである。疫学モデルは経済的影響を考慮していないがそれは変えるべきである。

 

(オランダRIVMは興味深い。政治家からの信頼もデータも他の国とは違う

https://www.rivm.nl/en/news/current-information-about-novel-coronavirus-covid-19

 

-Natureエディトリアル

何十年も前の冷蔵庫やビルの絶縁材がオゾン層を枯渇させる化合物を漏出させている:各国は対応しなければならない

Decades-old refrigerators and insulation from buildings are leaking ozone-destroying chemicals: nations must act

25 MARCH 2020

https://www.nature.com/articles/d41586-020-00883-y

国際コミュニティは古い冷却ユニットに保管されているクロロフルオロカーボン類の容量を過小に推定している。それらは安全に廃棄されなければならない

 

コロナウイルスパンデミック:Natureの約束

Coronavirus pandemic: Nature’s pledge to you

24 MARCH 2020

https://www.nature.com/articles/d41586-020-00882-z

研究が最良の出口戦略を提供するだろう、そして我々は研究者や医師がゴールを見つけるのを助けるためにできることを全てやるだろう

Natureは3月17日に150年の歴史で初めてスタッフが全てリモートで作業した最初の号を印刷所に送った。Natureの本部のあるロンドン事務所は前日夜に閉鎖された。

各国が前例のない対策をとる中、感染症モデル研究の最も警告すべき結論の一つは明確な出口戦略がないことである。

このアウトブレイクでは既に世界中で900以上の英語論文が出版されているがさらに増えるだろう。我々は研究の発表努力を倍加させる。

コロナウイルス関連研究は可能な限り早く公開する。そしてNatureの雑誌部門はCOVID-19を優先する