[EU]農場から食卓まで戦略-公正で健康的で環境に優しいフードシステム
Farm to Fork Strategy – for a fair, healthy and environmentally-friendly food system
https://ec.europa.eu/food/farm2fork_en
Fitness Check of the EU legislation on animal welfare
動物の福祉寄生の適切性チェックロードマップ公表、7月29日まで意見募集
[FAO]国際茶の日
International Tea Day
http://www.fao.org/international-tea-day/en/
2020年5月21日 最初の国際お茶デー
[IARC]甲状腺がん過剰診断の世界的拡大についての新しいIARCの研究
New IARC study on global expansion in overdiagnosis of thyroid cancer
25 May 2020
The Lancet Diabetes & Endocrinologyに、イタリアのAviano国立がん研究所との協力でIARCの研究者らにより発表された新しい研究は、世界中の多くの国で甲状腺がんの過剰診断が急速に拡大していることを強調した。
4大陸26カ国の最新の質の高い人口集団ベースのがん登録データを解析した。解析した全ての国で1998–2002 から2008–2012の間に甲状腺がんの発生率が増加し続けていた。全体として解析対象の26カ国で2008–2012に甲状腺がんと診断された100万人(女性83万人男性22万人)以上が過剰診断の可能性がある。
過剰診断は個人の生涯にわたって症状や死亡を引き起こすまでに進行しないだろう腫瘍を診断すること。甲状腺がんの過剰診断は中年女性で多い。
-New IARC study on global expansion in overdiagnosis of thyroid cancer
25 May 2020
https://www.iarc.fr/wp-content/uploads/2020/05/pr284_E.pdf
世界中で診断されている甲状腺がんの大部分が過剰診断。女性で、タイでは約40%、韓国では90%以上が過剰診断。
過剰診断は健康なヒトを患者に変え不必要な害に晒す。甲状腺がんと診断された人の多くが甲状腺切除などの生涯にわたる治療を受ける、死亡率削減の根拠がなくても。一部のヒトは手術による合併症を経験する。個人のがんと診断されることの身体的心理的帰結に加えて、過剰診断は医療システムに相当な経済的コストとなり効果的医療提供に使われるべきだった資源を使うことになる。症状のない個人には甲状腺がん検診をしないことが現在明確に助言されている。
[ASA]ギャンブルやアルコールのTV広告への子どもの暴露:2019更新
Children’s exposure to TV ads for gambling and alcohol: a 2019 update
ASA News 22 May 2020
最新報告書発表
その他
-SMC NZ
政府がアラート2レベルの規則を改定した-専門家の反応
Government revises Alert Level 2 rules – Expert Reaction
Published: 25 May 2020
集会は5月29日から100人までに増える。この変更の影響は6月8の月曜日に評価する
(10人→100人)
-Natureニュース
「薬は大統領ではなく医者が処方すべきだ」:ブラジルの主導的科学者がパンデミックを議論する
‘Medications should be prescribed by doctors, not the president’: leading Brazilian scientist discusses the pandemic
22 MAY 2020 Barbara Fraser
https://www.nature.com/articles/d41586-020-01506-2
国中の科学者が急増するCOVID-19患者と並行して反科学感情と戦っている
ブラジルではCOVID-19確認症例が世界で3番目に多く30万人以上が感染し2万人が死亡している.科学者はコロナウイルスとだけ戦っているのではなく、政府の反科学の態度とも戦っている
Jair Bolsonaro大統領は社会的距離をとる対策を拒否し根拠がないクロロキンをコロナウイルス治療薬として熱心に勧めている。前の保健大臣Luiz MandettaはBolsonaro大統領のパンデミックの取り扱いに同意しなかったため4月半ばで解任され彼の後継者Nelson Teichはたった一ヶ月で5月15日に辞めた。混乱の中でもブラジルの研究者らはパンデミックに必死に対応している、とブラジル科学アカデミーのLuiz Davidovich会長は言う。
DavidovichはNatureに反科学的態度の影響について語った
以下Q & A
-詐欺の足跡:最も人気のある13のCOVID-19神話とそれらがどう出現したか
Trail of Deceit: The 13 Most Popular COVID-19 Myths and How They Emerged
by John Gregory and Kendrick McDonald
https://www.newsguardtech.com/covid-19-myths/
April 28, 2020更新
NewsGuardのジャーナリストチームはコロナウイルスデマ追跡センターで嘘情報を拡散しているウェブサイトの追跡やランキングなどをしてきた。リストはますます数が増えているが多くのサイトは似たような嘘や神話を拡散している。そのトップ13
1.COVID-19ウイルスは中国のスパイがカナダの研究室から盗んだ
2.COVID-19ウイルスには「HIVのような挿入」があり人工的に作られたことを示唆する
3.COVID-19パンデミックはシミュレーションにより予想されていた
4.Bill Gatesからお金をもらっているグループがCOVID-19の特許をもっている
5.COVID-19は人工の生物兵器
6.コロナウイルスアウトブレイクには5G携帯電話技術が関係
7.コロイド銀でCOVID-19が治る
8.MMSでCOVID-19が治る
9.ニンニクがCOVID-19を治せる
10.高用量ビタミンCがCOVID-19治療に効果的
11.レモンとお湯でCOVID-19を治せる
12.イタリア政府は移民がCOVID-19検査を受けられないようにしている
13.Bill Gates がCOVID-19を使って人々を監視するためのマイクロチップを入れたワクチンを義務化しようとしている
Coronavirus Misinformation Tracking Center
https://www.newsguardtech.com/coronavirus-misinformation-tracking-center/
(デマサイトリスト。Foxニュースも入っている)
-オランダの会社はフィプロニルスキャンダルに有責
Dutch firms found liable in fipronil scandal
By Joe Whitworth on May 24, 2020
https://www.foodsafetynews.com/2020/05/dutch-firms-found-liable-in-fipronil-scandal/
オランダの裁判所が2017年の卵のフィプロニルスキャンダルで2つの会社に法的責任があると判断した
Chickfriend と Chickclean社は2016年と2017年に家禽農家との鶏のワクモコントロールについての合意を実行しなかった。この間、約250の家禽農家、あるいはオランダの家禽農家の20%がChickfriend と ChickcleanによりDega-16処理された。会社の所有者は Dega-16がフィプロニルを含むこととそれをワクモ管理に使うことは禁止されていることを知っていた。Dega-16は顧客にはユーカリオイルとメントール(エッセンシャルオイル)からなるものと説明していた。
フィプロニルは犬猫のノミやダニ治療用に使われる動物用医薬品だが鶏のような食用動物には使用が禁止されている。2017年7月のフィプロニル検出は欧州全体での数百万個の卵の回収につながった
会社側はオランダ当局(NVWA)の監視が不十分だったと主張したが裁判所はこの訴えを退けた。またベルギーのDega-16サプライヤーが彼らの知らないうちにフィプロニルを加えたとも主張したがこれも却下された。Chickfriend と Chickcleanの要求に応じて行われたことが立証されている。
家禽農家への賠償額は別に決められる
-Dominic Cummingsはロックダウン規則違反で謝罪も辞任もしない
Dominic Cummings refuses to resign or apologise for lockdown breach
Rowena Mason Deputy Mon 25 May 2020
公衆衛生助言に違反して、自分と妻がコロナウイルスに感染している疑いをもっていながらロンドンから両親の住むDurhamまで264マイルを車で移動したことで総理大臣の主任アドバイザーDominic Cummingsが激しく批判されている
Cummingsの旅は「検査と追跡」戦略に害を与えるだろう、と専門家は言う
Cummings' trip could harm test-and-trace strategy, experts say
Sarah Boseley and Nicola Davis Published onMon 25 May 2020
Cummingsの行動は政府の助言への一般からの信頼を失わせる。症状のある誰かと接触したので14日間自主的に隔離するようにと言われた人々は喜んで従うことが減るだろう、と科学者は言う。もと主任科学アドバイザーDavid King卿は今や「信頼の危機a crisis of confidence」だという
(英国)
-恐ろしいコロナウイルスパンデミック中のアメリカの「ゆがんだ」フェイスマスクへのバックラッシュ
America’s ‘warped’ backlash to face masks during deadly coronavirus pandemic
Phoebe Loomes
アメリカのコロナウイルスによる死者が増える中CDCが布のフェイスマスクをつけるよう求めている。しかしこのCDCのガイドライン発表直後、Donald Trump大統領が自分はつけないと言い、米国でマスクに関する文化衝突につながった。
先週ケンタッキーのコンビニがマスクをつけた客の入店を拒否してメディアに注目された。マスクガイドラインを馬鹿にする人々の動画が米国に溢れた
(他マスクをつける・つけないを巡っての暴力や殺人。)