2020-05-27

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 

-2020-05-22

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43136

2020.5.15〜2020.5.21

 

-2020-05-15

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43134

2020.5.8〜2020.5.14

 

[MFDS]異物が混入された「キムプガク」(韓国風海苔の天ぷら)製品の回収措置 

食品安全管理課 2020-05-21

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44208

□ 食品医薬品安全処は、「キムプガク」(類型:その他水産物加工品)製品から異物(ネズミの死体)が混入されたことが確認されたため該当製品を販売中断及び回収措置する

 

[MFDS]【報道参考】食品中の3-MCPD及びメラミン基準規格の再評価の結果発表 

有害物質基準課 2020-05-21

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44201

□ 食品医薬品安全処は、3-MCPDとメラミンの基準・規格の再評価の結果、酸分解醤油と混合醤油では3-MCPD基準を強化すると発表した。

○ 今回の基準・規格の再評価は、食品中の3-MCPD及びメラミンの検出レベルと摂取量などをもとに算出された暴露量と食習慣の変化などを反映して食品の基準・規格を合理的に調整するために実施した。

○ 再評価の結果に基づき、韓国民の3-MCPDとメラミンの暴露量は安全なレベルであると評価され、基準・規格を強化する必要はないが、

- よく摂取していて暴露量を減らしていく必要性がある酸分解醤油と混合醤油の3-MCPDについては、管理基準を0.02mg/kg以下まで段階的に強化*する。

* 食品の基準及び規格(食薬処告示)の一部改正告示('20 .1.14)

□ 食薬処は、家庭簡便食など、最近消費が増加する食品を対象に3-MCPDなどの検出量を調査するなど、今後も有害物質の食品安全管理を強化していく予定。

<添付> Q&A

Q1 3-MCPDはどのような物質ですか?

○ クロロプロパノール(chloropropanol)類に属する化合物の中の一つで、1980年代、植物タンパク加水分解物(Hydrolyzed Vegetable Protein、HVP)で初めて確認され、豆のように油脂成分を含んだタンパク質含有食品を塩酸で加水分解したときに、グリセロール及びその脂肪酸エステルと塩酸が反応して生成される。

○ 3-MCPDは毒性試験で、腎臓、肝臓、生殖器に影響を与える物質で、国際がん研究所(IARC)は人体に対する発がん可能性物質(Group 2B)に分類している。

Q2 3-MCPDはどのような食品に存在するか?

○ 植物性タンパク加水分解物(HVP)を使った醤油やスープ、ソース類などの食品製造過程で生成され、シリアルなどの高温での加熱処理を経た穀物類などでも発見される。

○ 3-MCPDは主に、原料(脱脂大豆)を塩酸(HCI)で加水分解して醤油を作る過程で生成され、

- 韓国では、2002年、植物タンパク加水分解物(HVP)、酸分解醤油と混合醤油に基準を設定して管理している

Q3 メラミンは食品になぜ存在するか?

○ メラミンは、次のようなさまざまな経路を通じて食品に移行する。

- メラミン食器や包装材から移行:メラミン樹脂で製造された食品用器具及び容器・包装に高熱を加える場合溶出

- タンパク質含量を欺くための違法な使用:窒素含有量を高めて、タンパク質含量を増やすためにメラミンを添加

○ 韓国は、中国のメラミンショックをきっかけに、2009年からすべての食品にメラミンの基準を設けて管理している。

Q4 メラミンショックとは?

○ メラミンは世界で最も大きな食品事故を起こした有機化合物で、メラミンショックは中国でタンパク質含有量を欺くためにメラミンを飼料や乳製品に意図的に添加して、窒素含有量を高めたことから起きた。

- 中国産粉ミルクの中に含まれた高濃度のメラミンが幼児の腎臓結石を起こし、中国産小麦グルテンを含んだ米国の動物飼料を摂取したペットが病気及び死亡する事件。

 

[MFDS]食品用には製造していない液体窒素を使用して、アイスクリームを作って販売した休憩飲食店11ヶ所を摘発 

食品総括対応TF 2020-05-20

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44198

□ 食品医薬品安全処は、食品用途で製造されていない液体窒素*でアイスクリームを作って販売したアイスクリームのフランチャイズ加盟店11ヶ所を「食品衛生法」違反で摘発して行政措置した。

* 食品製造時の窒素包装・瞬間冷却などの用途に使用する食品添加物として、最終食品には、液体窒素が残留しないように使用基準を設け安全管理している

○ また、これらの加盟店に液体窒素を供給したフランチャイズ本社と液体窒素販売店2ヶ所も一緒に摘発して捜査依頼する予定。

○ 参考に、今回の点検は、食品用途ではない液体窒素をアイスクリームを作るのに使用していると苦情情報提供(1399)があったため実施した。

□ アイスクリームのフランチャイズ本社と加盟店など計24ヶ所を点検した結果、食品添加物用途で製造されていない液体窒素をアイスクリーム原液に混ぜて調理・販売した加盟店(休憩飲食店)11ヶ所を摘発した。

○ また、本社は、液体窒素販売店2社と直接契約した後、ソウル・京畿などにある加盟店11ヶ所に納品させたことが調査でわかった。

□ 食薬処は、今後も国民に安全な食品を提供できるように安全管理を強化する計画であり、食品の安全性を脅かす不法行為を根絶するために全力を尽くす。

○ また、食品関連不法行為を目撃したり、不良食品と疑われる製品は、不良食品申告電話1399に申告するよう呼びかけた。

* スマートホンではアプリを利用して申告可能

 

[MFDS]家庭簡便食、電子レンジで安全に調理してください

 添加物基準課/添加物包装課 2020-05-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44193

□ 食品医薬品安全処は、最近、コロナ19による非対面消費トレンド拡大で家庭簡便食*消費が増加しており、さらに安全かつ簡単に調理することができるように、「電子レンジ用食品容器安全使用ガイド」を配布する。

* 家庭簡便食:完全調理または半調理された形態の家庭食製品ですぐに摂取したり、簡単に調理して摂取できるように提供される食品

○ 主な内容は、▲包装の「電子レンジ用」表示を確認、▲電子レンジに使用可能な容器材質、▲調理時の注意事項など。

○ 家庭簡便食は、ほとんど容器包装のまま電子レンジで調理することができるが、一部使用できないポリスチレン製のカップラーメンやアルミホイルで包装された製品もあり、必ず製品表示で「電子レンジ」調理可能かどうかを確認する必要がある。

○ 容器や包装に入っている家庭簡便食製品は、密封されたまま調理する場合、熱い水蒸気によって圧力が上がることがあるので、ふたを開いたり、製品の包装を切った後使用する。

- また、油や水分が多く含まれている食品は、さらに高温になることがあるので、保護手袋をはめて取り出すなどの注意が必要。

<添付>電子レンジ用食品容器の安全使用ガイド

 

[MFDS]【報道参考】食薬処、養殖ヒラメ・ウナギなどの集中点検 

農畜水産物安全課 2020-05-18

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44188

□ 食品医薬品安全処は、水産物全体の半分以上を占める養殖水産物について、最近、水温の上昇で使用が増加すると予想される抗生剤など動物用医薬品の残留量が安全なレベルかを、5月18日から5月22日まで集中点検する。

* 水産物生産量(万トン):('16)327(養殖191)→('17)372(養殖235)→('18)379(養殖229)

* 動物用医薬品不適合:('18)38件→('19)35件

○ 今回の点検はヒラメ、クロソイ、ウナギ、アワビなど、国民の消費が多い70種類以上の養殖水産物を対象に、そのうちの販売量と不適合履歴が多い動物用医薬品51種について検査を実施する。

○ また、点検の結果使用禁止動物用医薬品が検出されたり、許容残留基準を超過する場合、即時該当水産物の流通販売を禁止して回収・廃棄措置する予定。

 

[MFDS]異物が混入された菓子製品の回収措置 

食品安全管理課 2020-05-15

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44186

食品医薬品安全処は、菓子類製品から異物(ネズミの頭部)が確認され、該当製品を販売中断及び回収措置する

 

[MFDS]【報道参考】ほうれん草、山菜、シレギなど計5件が残留農薬基準を超える 

農畜水産物安全課 2020-05-15

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44181

□ 食品医薬品安全処は、4月20日から29日まで全国の市場、マートなどで流通‧販売中の農産物268件を回収‧検査した結果、ほうれん草、山菜など5件で農薬残留許容基準を超過したと発表した。

○ 今回の検査は、過去に残留農薬不適合がしばしば発生したほうれん草など若葉を対象に、集中的に回収‧検査を実施した。

- 不適合農産物は、管轄機関で差し押さえ・廃棄措置を完了し、該当生産者に告発などの措置も実施する予定。

品目名

不適合の内訳

農薬検査項目

基準(mg/kg以下)

結果(mg/kg)

ほうれん草

フェンプロパトリン

メタベンズチアズロン

0.3

0.01

0.5

0.02

山菜

カルボフラン

0.01

0.06

シレギ

ダイアジノン

0.06

1.14

防風ハーブ

エトプロホス

0.05

0.67

防風ハーブ

クロルピリホス-メチル

0.01

0.02

*防風ハーブ・・・風邪を防いでくれるという意味でついた名前

 

[MFDS]「過酸化水素」を直接食べては絶対ダメ! 

サイバー調査団 2020-05-14

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44178

□ 食品医薬品安全処は、食べることができない「35%過酸化水素」を、病気の予防・治療に効果があり、食用可能な製品であるかのように不法製造・販売した業者2ヶ所を摘発し、行政処分及び告発措置した。

* 「過酸化水素」は、食品衛生法や食品添加物の基準及び規格(告示)によって、最終製品から検出されてはいけない、食品添加物や器具などの殺菌消毒剤としてのみ使用可能

○ また、この違法製品を鼻炎、糖尿病、癌などの治療効果があるように虚偽・誇大広告した有名ユーチューバー*3人も一緒に摘発し、この動画の削除及び告発措置した。

○ 今回の摘発は、食薬処不良食品統合申告センター1399を通じて、過酸化水素含有製品を飲んで喀血、下血、嘔吐などの被害が発生したという苦情が寄せられたことによる調査結果である。

□ 主な摘発内容は、食品添加物製造業者である(株)京仁C&Cは、自社ホームページで「C&C(Clean&care)」を食べると脱毛、水虫、アトピーなどの疾患の緩和効果があると不当な広告をした。

- また、「35%過酸化水素」製品の表示を意図的に削除した後、別の業者に販売した。

○ その業者は、食品小分営業申告もしないまま、(株)京仁C&Cから購入した20 ℓ容量の「35%過酸化水素」製品を60mlと500mlにそれぞれ分けて、製品名を「35%過酸化水素(食品添加用)」と表示してオンラインショッピングモールKupangで販売し、

- 製品が疾病予防、治療効果があると広告した。

□ また、民間の広告検証団*諮問結果によると、低濃度の過酸化水素であっても、直接飲むのは非常に危険であり、

○ 摂取時の抗ウイルス・抗炎症・抗がん治療効果などの医学的根拠がないだけでなく、逆に人体への危険性が増加する可能性がある。

* 民間の広告検証団:新しく流行したり、医学的効能などを標榜する表示・広告を検証するために、'19年医師・教授(食品栄養学)などの専門家43人で構成

 

□ 食薬処は過酸化水素は食品添加物(殺菌剤)、器具などの殺菌消毒剤など許可された目的にのみ使用し、絶対に摂取してはならないとお願いする。

○ また、一般の人はもちろん、特に癌などの病気がある患者は、「過酸化水素」の病気予防・治療効果などの医学的、科学的根拠がない広告に惑わされないよう強調しました。

添付:摘発業者の現況と関連する証拠資料

 

[MFDS]【報道参考】海外からの個人輸入7食品からシルデナフィルなど不正物質の検出 

輸入流通安全課 2020-05-14

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44175

□ 食品医薬品安全処は、今年の第1四半期の海外インターネットサイトでダイエット効果、性機能改善などを広告した274個の食品*を直接購入して検査した結果、7個(2.6%)の製品から、食品に使うことができない不正物質が検出されたとして消費者へ注意を呼びかけた。

* 274個の食品:ダイエット効果(190個)、性機能改善(42個)、筋肉強化(42)標榜

○ また、不正物質検出製品がこれ以上国内で販売されないように、関税庁に国内搬入遮断を要求し消費者が確認できるように、食品安全国ホームページ(foodsafetykorea.go.kr)」の「危害食品遮断リスト」に掲示した。

□ 不正物質は、ダイエット効果を標榜した製品の2.1%である4個の製品から、性機能改善を標榜した製品の7.1%である3個の製品から検出された。

○ (ダイエット効果)「Bikini Me」と「Slim Me」は、N-アセチルシステインが「Tummy&Body Fat Reducing Tea」と「Kiseki Tea Detox Fusion Drink」はセンノシドがそれぞれ検出された。

○ (性機能改善)「Hamer ginseng&coffee」ではタダラフィルが、「Impactra Gold」はシルデナフィル(Sildenafil)、「Rise」製品ではイカリインがそれぞれ検出された。

□ 食薬処は、海外から個人輸入で購入する食品は、正規輸入手続きを経ない、安全性が確認されていないので、国内搬入遮断製品であるかどうかを事前に確認するなど注意が必要だとし、今後も海外からの個人輸入食品の安全性確認のため購入・検査をさらに強化すると発表した。

<添付>不正物質の確認製品の内訳

 

[MFDS]ナトリウム、糖類を減らすイベントに参加してください 

食生活栄養安全政策課 2020-05-13

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44171

□ 食品医薬品安全処は、「ナトリウム・糖類を減らした健康的な食事実践」をテーマに、以下のあまり甘くなく、あまり塩辛くない生活の中の実践映像UCC*公募展を来る5月15日から8月31日まで全国民を対象に実施する。

* UCC(User Created Contents):使用者が直接製作したコンテンツ

○ 公募展は、ナトリウムを減らす、糖類を減らす2つのコンテンツ部門で分かれて行われ、制作映像を個人YouTubeにアップロードした後、公募展ホームページ(www.na2020.co.kr)に参加申込書を提出する

○ 受付された作品は、専門家の評価と対国民オンライン投票を経て、12編を選定し食薬処長賞と賞金を授与する予定。

* ナトリウム、糖類部門別最優秀(1)賞金200万ウォン、優秀(2)賞金50万ウォン、奨励(3)賞金30万ウォン

- 受賞作は「マイナシュTV」、YouTube、Facebook、ホームページなどのSNSで紹介して、全国の学校・保育園や自治体などでナトリウム・糖類を減らす広報コンテンツとして活用できるように普及する計画。

□ また、「食品栄養成分DB *」へ訪問活性化のためにオンラインクイズと「ナトリウムを減らす実践飲食店」の噂を立てるイベントを5月14日から5月31日まで、それぞれ10日間**実施する。

* 食品栄養成分DB:食品原料から加工食品までカロリー、炭水化物、ミネラルなどの栄養成分を調査・分析したデータベース('20.2月全面改編)

** 食品栄養成分DBクイズ(5.14〜5.24)、実践飲食店イベント(5.21〜5.31)

□ 食薬処は、今後も、ナトリウム・糖類を減らす実践に国民が参加できるさまざまな機会を提供し、日常で健康的な食生活を実践する雰囲気醸成のために最善を尽くす。

<添付> 1. UCC公募展ポスター

<添付> 2.食品栄養成分DBクイズイベント

<添付> 3.ナトリウムを減らす実践レストラン地図

 

[Defra]タイヤ粒子が我々の川や海を汚染している、研究が言う

Tyre particles are contaminating our rivers and ocean, study says

27 May 2020

https://www.gov.uk/government/news/tyre-particles-are-contaminating-our-rivers-and-ocean-study-says

新しい報告書は海洋環境で見つかるマイクロプラスチックの主な由来はタイヤであることを明らかにする

本日発表された、政府が資金提供した大規模研究は、海洋環境中のマイクロプラスチックの相当な、これまで概ね記録されていない発生源は乗り物のタイヤから放出された粒子であることを示唆する。

これまで科学者は化粧品のマイクロビーズやキャリーバッグやプラスチックボトルのようなより大きなプラスチックの分解由来のマイクロプラスチックを世界中の海洋環境から発見してきた。英国政府は世界で最も厳しいマイクロビーズの禁止を行ったが、それに続いてDefraが出資したPlymouth大学らの研究でタイヤ由来の微小粒子、衣類由来の合成繊維、船の用具がどうやって海に入るかについての科学的理解を改善する重要な新しい情報を明らかにした。

報告書は以下から

Investigation of Sources and Pathways of Microplastic Pollution into the Marine Environment - ME5435

http://randd.defra.gov.uk/Default.aspx?Menu=Menu&Module=More&Location=None&ProjectID=20110&FromSearch=Y&Publisher=1&SearchText=ME5435&SortString=ProjectCode&SortOrder=Asc&Paging=10#Description

 

[RIVM]1.5メートル離れていることはますます困難になっている

Staying 1.5 metres apart is growing more difficult

05/26/2020

https://www.rivm.nl/en/news/staying-15-metres-apart-is-growing-more-difficult

RIVMによる二回目の行動調査

ウイルスについて心配しているヒトほど行動ガイドラインに従う。またその有効性を確信している、適切に実施できる人も従う傾向がある。ただし曖昧性もある

 

[IARC]2020欧州対がん週間

European Week Against Cancer 2020

27 May 2020

https://www.iarc.fr/news-events/european-week-against-cancer-2020/

5月25日から5月31日まで

 

[ProMED]有毒藻類 米国:(ミネソタ)イヌ

Toxic algae - USA: (MN) dog

2020-05-26

https://promedmail.org/promed-post/?id=7378822

Date: Sun 24 May 2020 Source: KSTP-TV [edited]

2020年5月24日、ミネアポリスのCedar湖の訪問者は藍藻アウトブレイク警告に迎えられた。2020年5月12日に湖の水に接触したペットが急死している

 

[ASA]ASA裁定

-ASA Ruling on Revival Drinks Ltd t/a Revival Shots

27 May 2020

https://www.asa.org.uk/rulings/revival-drinks-ltd-a20-1061509-revival-shots.html

フェイスブックやインスタグラムでの「ビタミンCが米国と中国でCOVID-19の治療薬となる可能性が調べられている」「Revivalには500mgのビタミンCが含まれる」という主張から消費者はRevivalがCOVID-19の治療に役立つと受け取るだろう、従って広告基準違反、等2件

 

-ASA Ruling on Not Guilty Food Co Ltd t/a The Skinny Food Co

27 May 2020

https://www.asa.org.uk/rulings/not-guilty-food-co-ltd-g20-1051833-the-skinny-food-co.html

“Virtually Zero® Calorie” および“Zero Calorie”という製品について。食品におけるゼロカロリー表示の要件(100mLあたり4kcal以下)を満たしていないことに苦情申し立て、企業側は商標であって栄養成分とは違うと主張、ASAはそれは消費者にとっては栄養強調表示であると理解されるとして基準違反と判断

 

[WHO]FIFA、欧州委員会、WHOが家庭内暴力リスクにある人達を支援する#SafeHomeキャンペーンを開始

FIFA, European Commission and World Health Organization launch #SafeHome campaign to support those at risk from domestic violence

26 May 202

https://www.who.int/news-room/detail/26-05-2020-fifa-european-commission-and-world-health-organization-launch-safehome-campaign-to-support-those-at-risk-from-domestic-violence

サッカーは社会的メッセージを伝える力がある

 

[FTC]FTCはTrueAloe とAloeCranサプリメントの誤解を招く健康強調表示に騙された消費者に総額$470,000以上の返金小切手を送っている

FTC Sending Refund Checks Totaling More Than $470,000 to Consumers Defrauded by Misleading Health Claims for TrueAloe and AloeCran Supplements

May 26, 2020

https://www.ftc.gov/news-events/press-releases/2020/05/ftc-sending-refund-checks-totaling-more-470000-consumers

FTCはNatureCity社が詐欺的宣伝したTrueAloe とAloeCranサプリメントを購入した全国の消費者に総額$470,000以上の22581件の返金小切手を送っている。

2019年10月にFTCが苦情申し立てをし、裁判所が$537,500の支払いを命令している

 

[USDA]請願

Petitions

https://www.fsis.usda.gov/wps/portal/fsis/topics/regulations/petitions

5月20日付

Petition Submitted by Physicians Committee for Responsible Medicine

https://www.fsis.usda.gov/wps/wcm/connect/0c690237-247d-4200-befc-d1cc3b839d53/20-02-pcrm-05202020.pdf?MOD=AJPERES

肉処理施設労働者のCOVID-19症例が多数出ていることを受けて肉製品のSARS-CoV-2検査をするよう求める。さらに肉製品に患者が出た/死亡した施設で加工された製品である旨警告を表示するよう求める

(PCRMの要求はいつもひどいけど、菜食推進なので肉製品には特にひどい)

 

論文

-ナチュラル製品であっても胎児に有害な可能性

Even natural products can be harmful for the unborn child

26-MAY-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/uob-enp052520.php

妊娠女性が食事を介して飲み込んだ植物製品は腸内微生物によって分解されその一部は胎盤を通過して胎児に到達する。これらの異物は胎児に悪影響を与える可能性がある、たとえそれが「自然由来」であっても。Scienceに発表された母親の腸内細菌叢が子どもの免疫系発達に与える影響についての文献レビュー

 

-子どもの肥満予防にはより厳しい広告規制が必要だろう

The prevention of childhood obesity would require stricter advertising regulations

26-MAY-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/upf--tpo052620.php

International Journal of Environmental Research and Public Healthに発表されたスペインの研究。異なるメディアでの砂糖入り飲料とソフトドリンクの広告、使われている言語、製品の栄養価の関連を調べた。栄養価の低いものが広告の快楽要素と関連した。

(結論が飛躍しすぎのような。栄養で宣伝できないから楽しい嬉しいで宣伝しただけでは)

 

-一部の学校では最大60%の生徒が過去一ヶ月の間に電子タバコを使用した

Up to 60% of students in some schools vaped in past month

26-MAY-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/uom-ut6052620.php

ミシガン大学の研究によると、米国の学校の電子タバコの使用は、白人が多い、南部と西部、喫煙者の多い学校に集中している。全体としては中高生の10人中1人以上が過去一ヶ月の間に電子タバコを使用したが一部の学校では60%にもなる。Journal of Adolescent Health

 

-低所得家庭の子どもたちへのCOVID-19の影響に対抗する

Countering COVID-19 impacts on children from low-income households

26-MAY-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/jhm-cci052620.php

COVID-19パンデミックは、既に苦しんでいるアメリカの約4000万人の社会的、教育的、医療的不平等をさらに拡大した。JAMA Pediatricsに発表された「視点」で医師らが貧困家庭の子どもたちへの不当な影響を監視する事例を提供する。例えば多くの学校で遠隔授業をしているがインターネットアクセスには不平等があり一部の地方では生徒の1/3がオンライン授業を受けられない

 

その他

-助言者は我々のリーダーではない

Advisors are not our leaders

Published 26 May 2020

Tracey Brown, Director, Sense about Science

https://senseaboutscience.org/activities/advisors-are-not-our-leaders/

Sense about Scienceは政府への科学助言の使用、基準、透明性の向上をめざし一定の成果を得た。しかしながらその助言を使うか使わないか、アドバイザーの選択や保持、その助言に基づく決定には民主主義の説明責任がある。アドバイザーは助言や情報を伝えることはあるだろうが、彼らあるいは彼らの助言を採用したことについては答えられない。

私が英国政府のcovid-19対応について懸念しているのは、政策アドバイザーがその職務にふさわしいかどうかについての記者会見をするのを見て、科学アドバイザーに責任が移される傾向が大きくなっていることである。リーダーシップについての基本的な混乱がある。政府はこれまでもアドバイザーに責任を押しつけてきた-GMO、違法薬物の分類、放射性廃棄物の管理、そしてvCJDについて。一部にはそのような専門家による仲裁を強く望む声もあるが、それは専門性と間違った決定を修正するための民主的手続きの両方を弱体化するだけである。助言はリーダーシップと決定を援助するものであってリーダーシップに代わるものではない。

 

-コロナウイルス:ウイルスデマの人的損失

Coronavirus: The human cost of virus misinformation

By Marianna Spring BBC

https://www.bbc.com/news/stories-52731624

コロナウイルスデマを追跡しているBBCのチームは殺人、放火、死亡との関連を発見した。そして専門家は噂や陰謀論や間違った健康情報による間接的な害はさらに大きいだろうという

コロナウイルスは陰謀だというオンライン情報を読んで、Covid-19は作り話-あるいは最悪でもインフルエンザのようなものだと考えていたBrian Lee Hitchensと妻は5月にCovid-19になって、嘘ではなかったと認識した

BBCのチームはコロナウイルスデマの犠牲者を追跡してきた。何十例も調べてきた。デマの影響は世界中に広がっている。オンラインの噂はインドで暴徒による攻撃を引き起こしイランでは集団中毒をおこした。英国では携帯電話の電波塔に火が放たれ通信機器エンジニアが脅迫された。これらは陰謀論のせいである。

アリゾナではある夫婦が殺菌剤を予防薬と考えた。

(以下ヒドロキシクロロキン等も含む長いレポート)

 

-科学者はオンラインでウイルスデマと戦う

Scientists fight online virus misinformation war

  Tue, May 26, 2020  JULIE CHARPENTRAT AGENCE FRANCE-PRESSE

https://www.thejakartapost.com/life/2020/05/26/scientists-fight-online-virus-misinformation-war.html

スイスの生化学者Mathieu Rebeaudはコロナウイルスのパンデミックが始まってからTwitterのフォローワーが3倍になった。彼はほぼ毎日14000人のフォローワーに最新科学について説明する、特にウイルスそのものと同じように早く広がるデマと戦うために。彼はますます増えるインフォデミックと戦う医師や学者や組織の一人である

2月にThe Lancetが信頼できる情報の迅速な拡散が必要だと警告した

パリのパスツール研究所のJean-Francois Chambonは3月に広くシェアされたパスツール研究所が新型コロナウイルスを作ったと非難する動画を否定することを余儀なくされた。他に選択肢はなかった。科学コミュニティはフェイクニュースと戦わなければならない

議論に参加している科学者は、見たり聞いたりしたことを理解するのに役立てるため人々の間に「科学の文化」を育みたい