[HK] 食品警告
パツリン汚染のボトル入り果汁飲料を飲まないよう市民に注意を呼び掛ける
Not to consume bottled fruit juice drink contaminated with patulin
25 May 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/whatsnew/whatsnew_fa/2020_391.html
香港産ボトル入り果汁飲料が、基準値超えのパツリン汚染を検出した。サンプルのパツリン濃度は63ppbであった。
[TGA] 安全性警告
-Super Slim Green Lean Body capsules
27 May 2020
https://www.tga.gov.au/alert/super-slim-green-lean-body-capsules
製品は表示されない成分シブトラミンを含む。製品写真あり。
-Andrographis paniculata(センシンレン)
20 May 2020
https://www.tga.gov.au/alert/andrographis-paniculata
<安全性助言:味覚を変化させる可能性>
消費者と医療関係者に向けて、ハーブのセンシンレン(Andrographis paniculata)成分は味を全く感じなくなるといった味覚の変化(通称、味覚障害)が起こる可能性があるとして消費者に助言している。
センシンレンは、低リスク医薬品としてオーストラリア国内で使用が許可されているハーブ原料である。ARTG(Australian Register of Therapeutic Goods)には約100製品が登録されている。
センシンレンはインドや中国薬に一般的に使用され、「King of bitters」として知られている。通常は免疫系をサポートし、軽い発熱、かぜ、咽頭痛の症状緩和のために使用される。
2019年中旬から、TGAはセンシンレンと味覚障害の発症を含む多数の有害影響報告の急増を確認している。その大部分はセンシンレンを含む「Armaforce」という名の複合原料製品に関連している。TGAは、製品に警告表示をするためにスポンサー企業と取り組んでいる。しかし、この問題の調査によるとセンシンレンが味覚への影響の原因とみられる。
味覚異常はセンシンレン製品を約2週間使用した後に発症しており、期間としても短い。TGAが受け取っている報告に基づくと、味覚が正常に戻るには製品の使用を中止してから最大で数週間はかかる。しかも全ての人が正常に戻るわけではない。
重要な情報
突然に味覚がなくなったり、味覚変化を生じることはCOVID-19も含めて深刻な症状である。そのような状態になった人は、医療従事者か全国コロナウイルス支援センターへ相談すること。加えて、発熱、空咳、疲労感、あるいは咽頭痛を生じた人はCOVID-19との関連があるかもしれないので、相談すべきである。
消費者向け情報
センシンレンを含む製品の使用が味覚障害を引き起こす可能性があることを認識しておくべきである。センシンレンはハーブ医薬品、特に風邪やインフルエンザの症状緩和のために使用される製品に含まれることがある。もしセンシンレン含有製品を使用しているうちに次の症状が出た場合には直ちに服用をやめて医師に相談すること:味覚を感じなくなる、金属や石けんのような味がする、味覚の変化、食欲不振。心配や疑問があればかかりつけ医に相談すること。もしセンシンレン含有製品で有害影響が出たらTGAに報告して欲しい。
医療従事者向け情報
センシンレン製品を使用すると味覚障害を生じる可能性があることを、購入時に消費者に警告すべきである。味覚変化や味覚がなくなったと訴える患者を診察するなら、センシンレンを含む製品が関係しているか検討すべきである。有害影響が疑われたらTGAは報告して欲しい。
スポンサーへの情報
全ての重篤な有害事象については決められた期間内にTGAへ報告すべきことについて、再度注意する。味覚がなくなったり味覚障害は医学的に重要で、特に長期にわたる場合には深刻である。原料や栄養不良に関連する食欲不振になる可能性もある。
報告の問題点
消費者と医療従事者は医薬品やワクチンに関連する問題は報告するよう促されている。その報告は、TGAのモニタリングにも貢献するだろう。TGAは一人一人の病状についての助言はできないので、医療従事者によく相談するよう促す。
[TGA]TGAのソーシャルメディア宣伝ガイド
TGA social media advertising guide
13 May 2020
https://www.tga.gov.au/tga-social-media-advertising-guide
ソーシャルメディアにおける医療用品(医薬品、医療機器)の課題がある中、TGAはガイドにより宣伝の法的要件を示す。
医療用品の「宣伝」の定義の範囲は広く、製品の使用や提供を促すようなものは直接的でないものも含めて宣伝となる。ソーシャルメディアでの宣伝も同じく医療用品規則を遵守しなければならない。宣伝に関する法的要件はTherapeutic Goods Act 1989とTherapeutic Goods Advertising Code (No.2) 2018に定められ、宣伝者には、製品の質の高い利用を促すような宣伝をすること、社会的な責任があること、消費者を誤解させたり騙してはいけないことを求めている。そして、宣伝は正確でバランスがとれた検証されたものであり、認可された用途に一致した内容であること、必要に応じて警告についても記すことが必要になる。さらに事業主には各種ソーシャルメディアでの宣伝についても責任があり、その責任の範囲には第三者によるコメントも入る。そのような証言広告についてもCodeの規定を守っているもののみを使用しなければならない。
TGAは事業主に証言広告について次のことを勧告する。
ソーシャルメディアのページに、法的要件に不適切なコメントは削除すると警告する利用規程を記すこと。
もし誤ったコメントに気づいたら、法的要件に従った正しい情報を提供すること。
ソーシャルメディアインフルエンサーのためのヒント
医療用品についてのあなたの投稿も宣伝と見なされるかもしれない。その場合、法的要件に従う義務がある。
あなた自身の経験についてのコメントは証言に等しく、製品の生産や販売、供給や販売に関する内容を含めることは許されていない。会社から製品を宣伝するよう声をかけられたインフルエンサーも該当する。
あなたのソーシャルメディアへの投稿コメントは、消費者による選択に影響を及ぼす可能性がある。医療用品は、インフルエンサーの勧めではなく、医療上の必要性に基づき選択されなければならない。
製品の認可された用途を理解し、それ以外の用途について宣伝してはならない。
ソーシャルメディアでの医療用品の宣伝に関連した義務についてよく分からないのなら、法律家や規制関連業務コンサルタントに相談すること。
*ガイダンス
The Australian Regulatory Guidelines for Advertising Therapeutic Goods (ARGATG)
https://www.tga.gov.au/advertising-advertising-code-and-guidance
[TGA]信用できない健康製品広告の見分け方
How to spot a dodgy health product ad
14 May 2020
https://www.tga.gov.au/behind-news/how-spot-dodgy-health-product-ad
健康製品の広告があふれているが、それを全て信じてはいけない。奇跡の治療効果や未承認の医薬品を宣伝しているなど、違法のものがある。ソーシャルメディアのインフルエンサーによる流行もののように吟味しなければならない宣伝もある。不正な健康製品を避け、ウソの広告を疑うためのヒントを紹介する。
誤解をまねく宣伝文句
真実とするにはあまりにも良すぎる場合には、おそらく真実ではない
健康製品の宣伝は真実でなければならない。誤解をまねくものであれば違法である。例えば「100%効果」「奇跡の治療」「害がなく副作用もない」などである。減量用の製品についても、健康的な食事や生活の一部でしかないことを伝えなければならない。
未承認の医薬品
購入する前にAUST番号を確認すること
認可されている医薬品はラベルにAUST L、AUST L(a)又はAUST R番号が記載されている。記載がなければ未承認の製品であり、禁止物質や危険な物質を含んでいたり、不衛生な状況で製造されていることもある。未承認医薬品を宣伝することは違法である。
ソーシャルインフルエンサー
健康についての助言は専門家に仰ごう
ソーシャルメディアのインフルエンサーなどの医療専門家でない人達のオススメに頼るのは危険である。インフルエンサーは、正しくない助言をしたり、製品を促すことで自分が得をしていることがある。COVID-19の予防や治療を謳った健康製品は全て違法となるだろう。
がんやその他の深刻な病態に関する宣伝文句
がんに関する宣伝文句はひどく危険である
健康製品について、がん、精神疾患、性感染症、COVID-19やその他の深刻な病態に関する宣伝をTGAの許可なく行ってはならない。
[SFA] ちまき
Rice Dumplings
Thursday, May 28, 2020
https://www.sfa.gov.sg/food-information/risk-at-a-glance
ちまきとその安全な食べ方に関する情報
(セレウス菌)
[FSA]研究プロジェクト リスクのコミュニケーション
Communicating risk
21 May 2020
https://www.food.gov.uk/research/research-projects/communicating-risk
現代社会において当局者が食品リスクをどのように伝えることが最も効果的かについての文献レビュー
[MPI] Krazy Price Mart Ltdの冷凍マダラハタ
Krazy Price Mart Ltd frozen camouflage grouper (kawakawa)
27 May 2020
MPIはシガテラ食中毒の可能性のあるシガトキシンのため、冷凍マダラハタの一部を回収措置。
[ODS] ファクトシート更新
ヨウ素
Iodine
Fact Sheet for Consumer
May 1, 2020
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Iodine-Consumer/
胎児と乳幼児の発達部分に米国甲状腺学会(American Thyroid Association)及び米国小児科学会(American Academy of Pediatrics)の推奨を含め、更新。
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Iodine-Consumer/#change
-ヨウ素
Iodine
Fact Sheet for Health Professionals
May 1, 2020
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Iodine-HealthProfessional/
ヨウ素塩に関して、ヨウ素欠乏症のリスクグループ及び胎児と乳幼児の発達に関してファクトシートを更新。
https://ods.od.nih.gov/factsheets/Iodine-HealthProfessional/#change
[FDA]リコール
-Kent Nutrition Groupは高濃度の塩分のためHome Fresh Starter Amp Crumbleを回収措置
Kent Nutrition Group Recalls Home Fresh Starter Amp Crumble Because of Elevated Salt Levels
May 20, 2020
Kent Nutrition Group (KNG)は疾病や死に至る可能性があるとして、高濃度塩分のHome Fresh Starter AMP Crumbleを一部回収措置。
家禽用、ブロイラーの死亡を含む3件の苦情を受け取っている
-Biota Biosciences社はFDAの認可なしに販売していたため「カンナビジオール(CBD)複合体」「クルクミン複合体」「カンナビジオール+クルクミン」の静注品を全国的に自主的リコール
Biota Biosciences Issues Voluntary Nationwide Recall of Cannabidiol (CBD) Complex, Curcumin Complex, and Cannabidiol + Curcumin Injectables Because They Were Marketed Without FDA Approval
May 20, 2020
FDAの認可なしに販売していたとして、Biota Biosciences社が製品名「カンナビジオール複合体(Cannabidiol (CBD) Complex)」「クルクミン複合体(Curcumin Complex)」「カンナビジオール+クルクミン(Cannabidiol + Curcumin)」の静注品を自主的リコールしている。ウェブサイトの宣伝文句が未承認新規医薬品に該当するだけでなく、ラベルに記された使い方の説明が十分でないため消費者の誤解をまねく。安全性も有効性も確立されていない未承認医薬品を血中に注入することは、深刻なリスクがあり敗血症などの致死的になる可能性もある。
カンナビジオール複合体は鎮痛やてんかんなどの様々な症状の治癒を約束する解毒用として販売されていた。クルクミン複合体は鬱や関節炎を緩和する抗炎症性や抗酸化性があるものとして販売されていた。カンナビジオール+クルクミンは、より多くの治癒効果があるものとして販売されていた。10 mLバイアル入りの製品が、さらなる顧客に販売する認証プラクティショナー向けに販売されていた。全米と、ニュージーランドの1取引業者で流通した。
[FDA]警告文書
コロナウィルス疾患2019(COVID-19)関連
- Apollo Holding LLC
May 21, 2020
- Careful Cents, LLC
May 26, 2020
- Alternativa
May 26, 2020
- Musthavemom.com
May 26, 2020
- CBD Gaze
May 26, 2020
FSVP違反
- Maspeth Wholesale Corp
May 14, 2020
- D.K. Grocery Inc. DBA Apna Bazaar Cash and Carry
May 14, 2020
- 88 Special Sweet, Inc. D.K. Grocery Inc.
May 13, 2020
- Humaworm
April 20, 2020
未承認の医薬品、不正表示。ダイエタリーサプリメントの不純品、不正表示。
[FDA] ガイダンス等
COVID-19パンデミック中のFDA規制対象食品施設の一時的閉鎖の自主的報告あるいは援助要請
Voluntary Reporting of Temporary Closures or Requesting Assistance for FDA-Regulated Food Establishments During COVID-19 Pandemic
May 27, 2020
FDAは食品農業部門がCOVID-19パンデミック中もアメリカ人に安全で健康的な食品を提供するのをサポートしてきた。ほとんどの食品生産供給チェーンはパンデミックに耐えているが一時的に閉鎖したり閉鎖につながる可能性のある課題に直面している施設もある。本日FDAはそういう施設へのガイダンスを発表した
-FDAは意図的異物混入規則のガイダンス案第三回分への意見募集期間を延長する
FDA Extends Comment Period for Third Installment of the Draft Guidance for the Intentional Adulteration Rule
May 27, 2020
2020年8月14日まで
[NTP]SDラットとB6C3F1/Nマウスに混餌投与した2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノンの毒性およびがん原性試験
TR-597
Toxicology and Carcinogenesis Studies of 2-Hydroxy-4-methoxybenzophenone Administered in Feed to Sprague Dawley (Hsd:Sprague Dawley SD) Rats and B6C3F1/N Mice
テクニカルレポート公表
日焼け止めや食品と接触する物質に使用されている
[NASEM]ワクチンの重要な公衆衛生上の価値-アクセスと躊躇の問題に取り組む-ワークショップシリーズ
The Critical Public Health Value of Vaccines - Tackling Issues of Access and Hesitancy - A Workshop Series
イベント予告
予防接種へのアクセスと信頼の欠如による接種率の低下による世界的影響やワクチンの安全性と有効性をとりまく態度を監視する指標や傾向、ワクチン拒否の背景等を扱う
5月28日と8月19日の二回
[USDA]USDAのSECURE規則は農業革新への道を拓く
USDA SECURE Rule Paves Way for Agricultural Innovation
05/14/2020
https://content.govdelivery.com/accounts/USDAAPHIS/bulletins/28b94bc
Sonny Perdue農務長官は本日、USDAの植物保護法のもとでのバイオテクノロジー規制を更新し近代化する最終規則を発表した。「持続可能、生態学的、一貫した、均一な、責任ある、効率的(Sustainable, Ecological, Consistent, Uniform, Responsible, Efficient:SECURE)」規則はUSDAの植物バイオテクノロジー規制を21世紀のものにするだろう。
背景
これまでのUSDA規制では、遺伝子工学(genetic engineering)を利用した植物の開発に植物病害虫が使用されたかを確認し、病害虫リスクの増大がない植物についても長期の規制解除プロセスが必要であった。30年が経過し、USDAのAPHISの規制科学者は、植物開発に植物病害虫を単に使用しただけでは必ずしもリスクを生じるものではないことを知っている。そのため、最終規則では、開発方法ではなく開発された植物の特性に着目して、規制対象となるかを同定するためのより有効なプロセスを設定している。APHISは、規制状況レビュー(regulatory status review)と呼ぶ新しいプロセスのもとで、遺伝子工学を利用した植物を評価する。この更新されたプロセスは、バイオテクノロジー近代化のための大統領命令とバイオテクノロジーの調和的枠組みにも沿ったもので、最新科学や技術的進歩を取り入れるための規制的余地を確保し、遺伝子工学を利用した植物病害虫リスクのない植物の開発への規制的負荷を軽減させ、規制機関のリソースを植物病害虫リスクの予防に集中させるものとなるだろう。この最終規則は5月18日の官報に公表され、その18ヶ月後に発効となる。
*Q & A
https://www.aphis.usda.gov/biotechnology/340-secure-rule-qa.pdf
(一部抜粋)
SECURE規則の目的は規制緩和、革新を可能にすること、植物衛生保護の継続である。新規規則のもとでは、遺伝子工学を用いて開発されたもので、従来のようにその開発方法ではなく、開発された植物の特性に着目し、植物衛生にとって植物病害虫リスクを有する植物を規制する。新規則では遺伝子工学を、ゲノムの修飾や作成のために組換えや合成核酸を使用する技術として定義している。
すでにAPHISによるレビューが行われおり、植物病害虫リスクがありそうにないと判断されているものは新規則の対象外となる。これまでの規制下で除外の対象だった植物のうち、ごく一部は新規制のもとで規制されるようになる。遺伝子の欠失などの従来の交配技術で開発されるようなものは対象外となり、ゲノム編集技術を利用した植物については、もし植物病害虫リスクがあれば規制の対象になるだろう。現行規則と比べると新規則のもとでは、遺伝子工学により開発されたある植物が規制対象とならないことが確認できれば、それと同じ遺伝子組換えを含む新たな植物についても規制されることはない。
新規則は植物保護法にもとづくもので、食品安全やそれに関連してFDAが提供する自主的相談プロセスの対象とはならない。食品安全の保証はFDAが提供するものであり、この新しい規則により変更されることはなく、食品安全に負の影響をもたらすこともない。またSECURE規則と米国農務省(USDA)の表示基準(National Bioengineered Good Disclosure Standard:NBGDS)は性質が異なり、関連性はありそうだが各々の枠組みで別途評価される。
*専用サイト:About the SECURE Rule
[USDA]遺伝子組換え大豆の規制解除申請公表
APHIS
Availability of Petition for Deregulation of Genetically Engineered Soybean
May 27, 2020
BASF社の嚢胞線虫と除草剤に耐性の大豆品種GMB151。60日間パブリックコメントを受け付ける
[USDA]世界農業生産報告
World Agricultural Production
May 2020
https://apps.fas.usda.gov/psdonline/circulars/production.pdf
[USDA]どうやって質の高い小麦を確保するか:土壌の硫黄をチェック
ARS
How to Ensure Quality Wheat: Check for Sulfur in the Soil
By Dennis O'Brien May 27, 2020
ARSの研究で、土壌への硫黄の投入が小麦の収量を上げ、アスパラギン含量を下げた
Journal of Cereal Science
(アメリカは硫安は使わないのかな)
[EU]査察報告
-ポルトガル―飼料添加物、その成分とトレーサビリティ
Portugal 2019-6633―Feed additives, their ingredients and traceability
16/04/2020
https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4270
2019年11月26日~12月6日までポルトガルで実施した、飼料添加物の公的管理を検証することを目的とした査察。ポルトガルの飼料の公的管理計画は一般的によく管理されたリスクに基づいており、大部分は管理者の関連する法律条件の履行を適切に検証できる。だが計画された目標への遵守が弱いため、HACCP計画内の管理者のハザード同定の包括性の不適切な検証など、実行が妨げられている。また、違反のフォローアップが常に包括的ではなく、欠点の改善の確認が必ずしも含まれていなかった。
-オランダ―加工動物タンパク質
Netherlands 2019-6644―Processed animal proteins
14/04/2020
https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4268
2019年9月10~20日にオランダで実施した加工動物タンパク質(PAP)の衛生、トレーサビリティ、取引について、関連企業管理者が法的要件の通り実行しているか検証するための公的措置の評価を目的とした査察。全体像はよい点と悪い点が混ざっている。良い点は、公的管理システムが包括的な施設リスト、管轄機関内の適切に管理された協力やコミュニケーション、検査官のための包括的指導やガイダンスに支えられていることである。だが、管理者の検証の公的評価、PAPのEU内貿易についてのTRACES通知の管理などのシステムの弱点が、公的管理システムの有効性を台無しにしている。
[EFSA]意見等
-様々な個体発生段階でのヒトの幹細胞及び前駆細胞に関するペルメトリンとクロルピリホスの遺伝毒性
Genotoxicity of permethrin and clorpyriphos on human stem and progenitor cells at different ontogeny stages: implications in leukaemia development
21 May 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1866
混合系統白血病 (MLL: Mixed-lineage leukemia)遺伝子はヒトの急性白血病(AL)で一般的に再構成/転座されたゲノムホットスポットを構成する。MLL再構成(MLLr)は、原発性AMLと 治療関連急性骨髄性白血病 (t‐AML)両方の特徴を表す。MLLrは好ましくない臨床転帰を示す乳児B細胞急性リンパ芽球性白血病(B‐ALL)の最も一般的なゲノム変化である。影響力の大きい研究で小児B‐ALLのこれらのMLLrの子宮内(出生前)起源が明らかにされた。更に、MLL遺伝子を含む染色体転座は、妊娠中にトポイソメラーゼⅡ(TOP2)阻害薬(例えば食事のバイオフラボノイド)を含む遺伝毒性物質への連続した/慢性の暴露と関連することが示唆されてきた。同様に、成人のt‐AMLは主に、初期の化学療法によるがんの治療に使われたTOP2阻害薬(主にエトポシド)に以前に暴露した結果である。農薬や殺虫剤は私たちの日常生活で広く使われている家庭用品のひとつである。2017年にEFSAの植物保護製品とその残留物に関するパネル(PPR パネル)は、小児白血病のリスク因子として農薬暴露に説得力のある関連性があるのか調査するよう要請された。この研究では白血病の発症と様々な農薬への暴露との潜在的な関連性を調査することを目的とした文献に基づく解析を実施した。残念ながらこの研究は、乳児-成人白血病の発症でこれらの化合物の細胞毒性と遺伝毒性を前向きに評価するために実施された堅牢な実験的研究が足りないことを明らかにした。そこで、EFSAと協力して私たちは、MLL切断/損傷を誘発する能力に特に重点を置いて、胚細胞から成熟細胞にわたる様々な個体発生段階でのヒトの HSPCsにおける、農薬と殺虫剤に存在する2つの主な有効成分であるペルメトリン(PER)とクロルピリホス(CFP)のin vitro 及びin vivo遺伝毒性の可能性を分析した。この報告書はin vitroおよび in vivoアッセイにおけるPER と CFP両方の遺伝毒性の影響をまとめた。
総合すると、我々の結果は、PERとCFPの処理後24時間でMLL遺伝子のホットスポット領域に切断を生じる可能性はあったものの、γ-H2AX検出される広いDNAダメージもTOP2有害性のような作用も誘発しないことを示唆している。さらにin vivo及びin vitro系での慢性的処理後にMLL切断は検出されなかった。
-遺伝子組換えAspergillus niger NZYM‐FP株由来食品酵素ホスホリパーゼA1の安全性評価
Safety evaluation of the food enzyme phospholipase A1 from the genetically modified Aspergillus niger strain NZYM‐FP
EFSA Journal 2020;18(5):6131 20 May 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6131
食品酵素ホスホリパーゼ A1 (ホスファチジルコリン 1‐アシルヒドロラーゼ EC 3.1.1.32)はNovozymes A/S社が遺伝子組換えAspergillus niger NZYM‐FP株で生産した。この遺伝子組換えは安全上の懸念を生じない。この食品酵素にこの生産生物の生きた細胞やそのDNAはない。このホスホリパーゼA1食品酵素は油脂の脱ガムに使用することを意図している。総有機固形物(TOS)の残留量は脱ガム中に適用される精製段階で除去されるため、食事暴露推定量は必要ないとされた。遺伝毒性試験は安全上の懸念を生じなかった。90日間反復経口投与毒性試験はラットの90日間反復経口投与毒性試験で評価された。パネルは無毒性量(NOAEL)を、調べた最大用量1,356mg TOS/kg体重(bw)/日とした。既知のアレルゲンに対するアミノ酸配列の類似性が調査され、一致は見つからなかった。パネルは意図した使用条件で食事暴露によるアレルギー感作リスクや誘発反応は除外できないが、これが生じる可能性は低いと考えた。提出されたデータと油脂の脱ガム中のTOSの除去に基づき、パネルはこの食品酵素は意図した使用条件で安全上の懸念を生じないと結論した。
-反芻動物と家禽用パーライトの安全性と有効性に関する声明
Statement on the safety and efficacy of perlite for ruminants and poultry
EFSA Journal 2020;18(5):6138 20 May 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6138
-食品と接触する物質に使用するリン酸、メタクリル酸 2-ヒドロキシエチルとの混合エステルの安全性評価
Safety assessment of the substance phosphoric acid, mixed esters with 2‐hydroxyethyl methacrylate, for use in food contact materials
EFSA Journal 2020;18(5):6120 20 May 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6120
EFSAの食品と接触する物質・酵素及び加工助剤に関するパネル(CEP)は、キッチンカウンターやシンクの生産に最大■■■■■% w/w ■■■■■まで使用することを意図したFCM物質No 1082、リン酸、メタクリル酸 2-ヒドロキシエチルとの混合エステルの安全性を評価した。これらの複合品は全種類の食品と繰り返し接触することを意図している。
接触時間が室温で数時間あるいは高温で短時間(70°Cで1時間)を超えることは予想されていない。この物質は製造条件で耐熱性がある。保守的な検査条件で、10% エタノール、95% エタノールおよび3% 酢酸への特定の溶出は最大24.8 μg/6 dm2だった。スクリーニングでは物質■■■■■の使用から生じるオリゴマーの溶出と反応生成物について検査する。エームス試験とin vitro小核試験で観察された陰性結果に基づき、パネルはこの物質は遺伝毒性の懸念を生じないと結論した。CEFパネルは、全種類の食品と繰り返し接触することを意図したカウンターやシンクなどの■■■■■食品調理用の表面を製造するのに■■■■■%までコモノマーとして使用するなら、この物質リン酸、メタクリル酸 2-ヒドロキシエチルとの混合エステルは消費者の安全上の懸念を生じないと結論した。更に、リン酸、メタクリル酸 2-ヒドロキシエチルとの混合エステルの溶出は、リン酸のモノ‐、ジ‐、トリエステルと二リン酸のモノ‐、ジ‐、トリ、テトラエステルの合計として0.05 mg/kg 食品を超えてはならない。
[ANSES]オータムクロッカス(イヌサフラン)とワイルドガーリック(ラムソン)の誤認:中毒管理センターにより報告された中毒死亡例
Confusion between autumn crocus and wild garlic: a fatal case of poisoning reported by the poison control centres
News of 04/05/2020
フランスのグラン・テスト地域圏の死亡事例を受けて、ANSESと中毒管理センターは当該地域の消費者に食べられる植物と誤認する有毒な野生植物の採取に関するリスクについて、特にオータムクロッカスによる重篤な中毒リスクについて警告している。
オータムクロッカス(イヌサフラン:Colchicum autumnale)は(食用の)ワイルドガーリック(ラムソン:Allium ursinum)と誤認することがよくあり、まれに多花ニンニク(Allium polyanthum)とも誤認する。これらの3種の植物は、春に同じところに生育していて、特にフランス東部やオクシタニアにみられる。
2019年には、中毒管理センターに重篤な4例を含むオータムクロッカスによる中毒が31例報告された。今春、ワイルドガーリックと誤認してオータムクロッカスを採取・喫食したことによる死亡例が報告された。オータムクロッカスを食べると、食した葉の量やコルヒチン濃度に応じて、重篤な又は致死的になることさえある中毒を生じる。ある種の一般的な医薬品(マクロライド系抗生物質や抗ビタミンKなど)を併用しているとリスクが増大する可能性もある。初期症状は数時間内に生じる消化器症状(嘔吐、下痢)である。
<ワイルドガーリックとオータムクロッカスの見分け方は?>
ワイルドガーリック(ラムソン):食用にでき、15から40 cmに成長し、葉をつぶすと特徴的なニンニク臭がある。星型の花は白く、茎が細長く、楕円形で先のとがった葉はさまざまな程度で光沢がある。涼しい森林の中、谷床や渓流沿いの日陰の湿地帯によく生えている。2~3月に葉が生え、4~6月上旬に花が咲く。最初の開花前に葉を採取する。
オータムクロッカス:葉は硬くて茎がなく、球根は丸くて色が濃い。薄い紫色の花は秋まで咲かず、春は葉のみを目にする。葉は肉厚で先端が丸く、地上に真っ直ぐに生えている。全草が有毒である。
<ANSESの助言>
ワイルドガーリックを採取する場合には、
思いこまないこと:自分が採取している植物をよく知っておくこと
それぞれの葉をつぶしてニンニク臭がすることを確認すること
抱えるほどの量を採取しないこと:他の有毒な植物が混ざってしまうのを避けるため
もし疑わしい時には、食べてはいけない!
苦かったり変な味がしたら、すぐに食べるのをやめること
中毒になったときに同定しやすいように写真を撮っておこう
もし食べたあとに変な感じがしたり、数時間内に消化器症状などを呈した場合にはすぐに中毒管理センターへ相談するように。食用のものを採取する時に有毒な植物と誤認するのは、珍しいことではない。中毒管理センターには、植物の誤認による中毒が毎年250例ほど記録されている。誤認をさけるためにチェックリストが役立つ。
*有毒植物と食用植物:誤認に注意しよう!(本文フランス語)
Plantes toxiques et plantes comestibles :attention aux confusions !
https://www.anses.fr/fr/system/files/2020-02_aide_memoire-plantes_toxiques.pdf
[Codex]食品添加物部会はコアバリューを維持しつつ革新を支援する
Food additives committee supporting innovation whilst maintaining core values
27/05/2020
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1277801/
[WHO]重要なグローバルヘルスの必要性を支援するWHO基金設立
WHO Foundation Established to Support Critical Global Health Needs
27 May 2020
独立した資金提供機関WHO Foundation設立。
一般からの寄付を受付
[WHO]WHOと国連基金とIlluminationが健康メッセージで協力
The World Health Organization, UN Foundation and Illumination partner on health messages
27 May 2020
Illuminationの世界的に愛されているキャラクター、グルーとミニオンがSteve Carrell(グルーの声優)の声で公共サービスをアナウンスする
[WHO]各国は母乳代用品の有害なマーケティングを止めるのに失敗している、WHO と UNICEFが警告
Countries failing to stop harmful marketing of breast-milk substitutes, warn WHO and UNICEF
27 May 2020
WHO と UNICEFと国際ベビーフード行動ネットワーク(IBFAN)による新しい報告書は、母乳代用品の有害な宣伝を止める努力にも関わらず、まだ各国が失敗していることを明らかにした。
WHO と UNICEFはCOVID-19パンデミックの中、女性がCOVID-19疑いあるいは確定していても母乳を与え続けることを勧めている。母乳の利益の方がウイルスに関連するリスクより相当大きい。乳児用ミルクを与えるほうが安全ではない
この報告では解析した194カ国中136カ国で母乳代用品のマーケティングに関する国際規範に関連する何らかの法的対策を実施しており、44カ国は過去2年の間に規制を強化した。しかし法的規制は多くの国で医療施設でのマーケティングを完全にカバーしていない。無料あるいは安価で母乳代用品を提供することを禁止しているのは51だけである
(COVID-19感染母親に医療用マスクをつけて感染予防に万全を期して授乳しろと。だから母乳教と言われる。母親が病気の間ミルクにしたからってどうってことないだろうに)
[WHO]WHOのCOVID-19からの健康的な回復宣言
WHO Manifesto for a healthy recovery from COVID-19
26 May 2020
COVID-19からの健康的でグリーンな回復のための処方箋
このパンデミックは人々と地球の親密で繊細な関係を再確認させた。
COVID-19はここ数十年で最大の世界的ショックである。数十万人の命が失われ世界経済は1930年代異教最悪の不景気に直面する。収入や雇用損失は生活や健康、持続可能な開発にさらなるダメージとなるだろう。
社会は自身を守り回復する必要がある。しかし以前と同じには戻れない。
環境保護や緊急時対応、医療システム、社会保障を無視してお金を節約しようとすることは間違っていることが証明された。
各国政府は今後経済活動を維持再開するために多額の投資をするだろう。それが環境破壊や汚染や気候変動悪化につながらないようなものにすることが重要である
健康的でグリーンな回復のための処方箋
1)ヒトの健康の源である自然を守り保護する
2)水や衛生、医療施設のクリーンエネルギーなど必須のサービスに投資する
3)健康的なエネルギーへの速やかな転換
4)健康で持続可能なフードシステムを推進
5)健康的で活動的な都市をつくる
6)税金を使って汚染を作らない(化石燃料にお金を使うなと)
論文
-北欧諸国は深刻な薬物過剰使用問題に苦しんでいる
Nordic countries struggle with a severe drug overdose problem
27-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/nifh-ncs052720.php
5カ国の薬物による死亡は異なる
北欧諸国はしばしばQOLや社会的平等で世界のランキング上位で理想的とみられるが薬物関連死は欧州の中でも最も高いほうである。しかし米国よりは遙かに少ない。Forensic Science Internationalに発表された北欧諸国の薬物関連死の状況。多いのはヘロイン、メサドン、ブプレノルフィン
-確信はそれに疑問を呈する情報を見えなくする可能性がある
Strong convictions can blind us to information that challenges them
27-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/ucl-scc052720.php
Nature Communicationsに発表された確証バイアスについての実験
-NYCでの2019年のはしかアウトブレイクは予防接種率の低さと「はしかパーティー」で悪化した
Low vaccination rates and 'measles parties' fueled 2019 measles outbreak in NYC
27-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/cums-lvr052720.php
Science Advancesに発表されたシミュレーション
その他
-保健当局はオンタリオ州パースで3人が薬物過剰で死亡し、紫のフェンタニルの有毒バッチに警告
Health officials warn of a toxic batch of purple fentanyl after three overdose deaths in Perth, Ont.
BY SHAUNA CUNNINGHAM GLOBAL NEWS Posted May 27, 2020
https://globalnews.ca/news/6993958/health-officials-purple-fentanyl-overdose-deaths-perth/
最近の過剰使用増加は「パープルフェンタニル」の有毒なロットに関連するようだ
-Natureコメント
がんの進化から病院に教訓
Take lessons from cancer evolution to the clinic
Charles Swanton 27 MAY 2020
https://www.nature.com/articles/d41586-020-01347-z
肺がんがどう進化するのかについての最初の長期研究が、腫瘍細胞の複数タンパク質を標的にする治療法が子の病気に勝つのに役立つことを明らかにする
一人の患者の非小細胞肺がんがどう進化するのかがTRACERx (Tracking Cancer Evolution through Therapy)というプロジェクトで研究されている。これまでの知見が今週Natureに特集としてまとめられた。このプロジェクトは2014年に英国の14のNHS病院で治療されている840人をフォローしている。
これまでの研究者のがんの進化に関する知見は腫瘍の生検の変化や腫瘍細胞のDNA変異の観察から得られている。それらは通常診断のためにとられるので複雑なプロセスのうちの一断面でしかない。TRACERxではこのプロセスをずっと監視する
(以下長い記事略)
-Natureエディトリアル
研究者らはコロナウイルスデマに対応する必要がある
Coronavirus misinformation needs researchers to respond
27 MAY 2020
https://www.nature.com/articles/d41586-020-01550-y
研究者らは何がわかっていて何がわからないのかについて正直に認めなければならない
-Natureニュース
コロナウイルスデマと陰謀論との壮大な戦い
The epic battle against coronavirus misinformation and conspiracy theories
27 MAY 2020 Philip Ball & Amy Maxmen
https://www.nature.com/articles/d41586-020-01452-z
アナリストは拡散を抑えようとCOVID-19についての虚偽の噂を追跡している
2020年の最初の数ヶ月、オンラインにBill Gatesと新型コロナウイルスについての陰謀論が出回り始めた。その虚偽の主張はワクチンやグローバリゼーションやテクノロジーによるプライバシーの侵害などに反対している人達の間で静かに増殖し、そして主流になった。
Harvard大学の社会学者Joan Donovanは、疫学者が新型ウイルスの伝達を追跡するのと同じようにこのデマの経路を追跡している。疫学同様、スーパースプレッダーがいる。
Gates陰謀論はCOVID-19についてのデマの大海の一部である。大きな出来事には噂やプロパガンダがつきものだが、COVID-19については「嘘の噂とフェイクニュースの拡散の嵐である」とイタリアのCa’Foscari大学のデータサイエンティストWalter Quattrociocchiはいう。人々が家にいる時間が長く、不確実なことについてオンラインで答えを探している。WHOはこの状況をインフォデミックと呼ぶ。
情報の拡散について研究している人達にとってCOVID-19はまたとない研究対象である。
1月にはコロナウイルスについてのツイートにおいてデマは優性ではなかった。当時の混乱の多くは科学的不確実性に関連していた。そしてパンデミックが欧米に移ると嘘情報が増加した。一部は政治的なものだった。組織的なものもあった。
George Washington大学の物理学者Neil Johnsonは「憎しみの多元宇宙hate multiverse」がCOVID-19 パンデミックにつけこんで人種差別やその他の悪意を拡散しているという
(図、写真あり、いろいろ略、反ワクチンがオンラインでデマを拡散するハブになっているとか)
-Scienceニュース
インドのロックダウンが終わり、都市からの脱出がCOVID-19をより遠くより広く拡散するリスク
As India’s lockdown ends, exodus from cities risks spreading COVID-19 far and wide
By Vaishnavi ChandrashekharMay. 27, 2020
インドで確認されている15万症例のうち33000が人口1200万人の都市ムンバイである。ベッド不足と調整の悪さが目立つ。メディアは検査結果すら知らないまま死亡していく人々の恐ろしい話を報道している。これまでインドのCOVID-19は少数の州や都市に限定されていた。しかし先週政府は3月25日から行っていた移動制限を解除し始め失業した多くの労働者が故郷に戻り始めている。専門家は現在ムンバイやニューデリーから脱出している人達に多くの感染者がいる可能性があるため新たな急増が見られるだろうという。
3月後半、インドの感染者がまだ600人しか確認されていなかった時に、ロックダウン発表後4時間以内に全ての輸送機関が停止した。このためほとんどの地方からの労働者が地元に帰れなかった。彼らを約2ヶ月間都市に留めたことで多くをウイルスに暴露させて事態を悪化させた。そして今解放する。Harvard T.H. Chan School of Public HealthのVikram Patelは「患者が少ないときに移動の権利を奪い、流行が大きくなってから移動させる。これ以上愚かな政策を想像することができない」という。
ロックダウンはインドに膨大な負担になったため政府は経済再開の圧力が大きかった。都市部の80%が既に食べる量を減らしていると報告されている
(長い記事。国によって状況が違うのに先進国と見た目だけ同じにしようとする)
-The COVID-19 shutdown will cost Americans millions of years of life
BY SCOTT W. ATLAS, JOHN R. BIRGE, RALPH L KEENEY AND ALEXANDER LIPTON, OPINION CONTRIBUTORS — 05/25/20
COVID-19の死者が高齢者、特に介護施設に偏っているので損失年(Life-Years)で推定するとシャットダウンのほうが大きな影響があるという計算。アメリカ
COVID-19 LOCKDOWN MAY COST MORE LIVES LONG-TERM, RESEARCH SHOWS
Friday 1 May 2020
これも
(こういうニュースをアメリカが取り上げる、ことの意味)