[APVMA]新しい個々の事情に合わせたガイダンス経路公表
New tailored guidance pathways available
28 May 2020
https://apvma.gov.au/node/68196
農薬の登録申請ガイド追加
[USDA]COVID-19パンデミック中の食品の入手可能性と価格について見直す
Another Look at Availability and Prices of Food Amid the COVID-19 Pandemic
Posted by Robert Johansson, USDA Chief Economist in Research and Science
May 28, 2020
先月私は品の入手可能性と価格へのCOVID-19の影響について当時のデータに基づいて議論した。それ以降USDAが米国と世界の作物供給を評価し需要の予測を行い危機の間の情報やデータが増えた。特に注目すべき点は、一部の肉包装工場の閉鎖が肉の供給と価格に影響していることである。
そこで新しいデータと情報に基づいて食品の入手可能性と価格について見直しその一部の知見を共有したい。特に消費者価格とその誘因に注目したい
ここ数週間の食品市場に何が影響したか?
小売店での食品需要が3月よりは減ったもののまだ昨年より13%高く、肉の供給が厳しくなったため4月の小売価格が高くなった
食品市場の供給は十分なままで、攪乱は一時的なもので限定的である
[CDC]米国のコロナウイルス(COVID-19)死亡が10万人を超える
United States Coronavirus (COVID-19) Death Toll Surpasses 100,000
Thursday, May 28, 2020
https://www.cdc.gov/media/releases/2020/s0528-coronavirus-death-toll.html
[IARC]世界のがん発症率と死亡率を社会経済的開発によりプロファイリングする
Profiling global cancer incidence and mortality by socioeconomic development
28 May 2020
International Journal of Cancerに発表された新しい論文で、IARCの科学者が175カ国27種類のがんについて国の社会経済的開発レベルとがんの関連を系統的に評価した。
高所得国ではがんの発生率は比較的高いが死亡率は比較的低い。
論文
-強力な大麻の使用者は関連する問題を報告する可能性が4倍多い
Users of high-potency cannabis four times more likely to report associated problems
28-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/uob-uoh052720.php
JAMA Psychiatry
-研究はCOVID-19の間にヒドロキシクロロキン/クロロキン処方が急増したことを発見
Study finds surge in hydroxychloroquine/chloroquine prescriptions during COVID-19
28-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/bawh-sfs052820.php
2月16日から4月25日の間に、2019年の同期間と比較して50万以上多くヒドロキシクロロキン/クロロキンが処方された。特に急増したのが3月15日の週で、ヒドロキシクロロキン/クロロキン28錠の処方が2019年の2208件から2020年45858件に2000倍以上になっている。3月11日にWHOがパンデミックを宣言、3月13日に米国が緊急事態宣言、3月17日にヒドロキシクロロキンのプレプリント発表、3月19日にトランプ大統領がヒドロキシクロロキンを支持すると発言している。JAMA。
(アメリカの医師は新情報にすぐとびつく?)
-PSA検査:ベネフィットは害を上回らない
PSA screening: Benefit does not outweigh harm
28-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/ifqa-psb052820.php
医療の質と有効性研究所Institute for Quality and Efficiency in Health Care (IQWiG)による最終報告書。前立腺がんの平均的リスクのある男性のPSA検査の利益は害を上回らない。
-新しい報告書はコーヒーの消化と消化系疾患への影響を議論する
New report discusses coffee's effect on digestion and digestive disorders
28-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/k-nrd052720.php
コーヒーについての科学的情報研究所(ISIC)による報告書
胆石や腸の運動などをとりあげている
-飾りを超えて:新しいタイプの農産物に青信号?
Beyond the garnish: Will a new type of produce get the microgreen light?
28-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/csu-btg052720.php
最近流行中の野菜の若葉であるマイクログリーンについて消費者の反応を調査した。Journal of Food Science。
(スプラウトより生長していてベビーリーフより小さいもの)
-水銀を使った金の採鉱は何マイルも下流の人達の健康を脅かす
Gold mining with mercury poses health threats for miles downstream
28-MAY-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-05/du-gmw052820.php
距離があればリスクが低くなるという想定は支持されない
ペルーのアマゾン川流域での小規模金の採掘で使った水銀が数百キロメートル下流の水銀汚染された魚を食べる人達の健康ハザードになる。子どもたちの血中と毛髪中水銀濃度が高くIQが4.68ポイント低かった。
Journal of Exposure Science & Environmental Epidemiologyに報告
(プレスリリースには記載がないのだが毛髪中水銀濃度は3.5 ppmで対照群の1.4ppmの1.9倍、血中濃度は7.4 ng/mLで対照の3.2 ng/mLの1.6倍だと言っている。日本人でもこのくらいのヒトはいるという程度)
-Science
ニュースを一目で
News at a glance
Science 29 May 2020:Vol. 368, Issue 6494, pp. 920-921
・州は検査データを混ぜるのを止める
先週複数の州とCDCがコロナウイルスの過去の感染と現在の感染を混ぜたデータを発表していることで非難された。科学者はそのようなやりかたは現在感染しているヒトの数について不正確なもので国の検査能力を誇大に見せるという。担当者は混ぜるのはやめるという。CDCは報告方法の標準化作業中。
(CDCどうしたんだ)
・シンガポールの閉鎖とデング熱の関連
シンガポールの科学者が、COVID-19ロックダウンでデング熱が急増した可能性を疑っている。日中家にいる人が増えたせいで病気の原因となる蚊に刺されることが増えた可能性。オフィスや学校より居住区の方が蚊が多い
スマトラのサイが絶滅の危機
Sumatran rhinoceros on the brink of extinction
Su Shiung Lam et al.,
Science 29 May 2020:Vol. 368, Issue 6494, pp. 958
アジアの伝統薬のブラックマーケットで犀角を売るための密猟による
-Natureニュース
米国とWHOの間のますます大きくなる亀裂はCOVID-19とグローバルヘルスにとってどんな意味をもつか
What the growing rift between the US and WHO means for COVID-19 and global health
27 MAY 2020 Amy Maxmen
https://www.nature.com/articles/d41586-020-01586-0
もしTrumpがWHOを脇に追いやれば、恐ろしい病気への対応が一貫せず、非効率になり再興するだろうと専門家は予見する
保健政策の専門家は米国のWHOからの脱退の現実的可能性について論争している
お金の問題だけではなく、協力関係を失うことを心配している
(長い記事)
その他
-Covid-19社会調査
Covid-19 Social Study
https://www.covidsocialstudy.org/
UCLが行っている継続調査。毎週報告を公表
-SMC NZ
5Gへの懸念を理解する-専門家Q&A
Understanding 5G Concerns – Expert Q&A
Published: 29 May 2020
https://www.sciencemediacentre.co.nz/2020/05/29/understanding-5g-concerns-expert-qa/
最近の(ニュージーランドでの)携帯電話の中継塔への攻撃は5G技術の展開への懸念を浮き彫りにする
科学的研究は一貫してこの技術がヒト健康に有害影響はないことを示しているが、世界中で人々の懸念は広がっていて、その一部はオンラインで増加するデマによって悪化している。SMCは以下について専門家にコメントを求めた
・ニュージーランドにおける5G技術
・5G技術についてのマオリの見方
・陰謀論的思考の心理学
・ソーシャルメディアの影響
(コメント略。5G陰謀論は日本ではあまり聞かないような。)