2020-06-30

[HSA]警告

-オンラインで販売されている'Serifa Beauty Solidmolid'と 'LKS Coffee'に禁止物質が含まれ有害影響を与える

HSA Alert: 'Serifa Beauty Solidmolid' and 'LKS Coffee' Sold Online Found to Contain Banned Substance, Causing Adverse Effects

29 JUNE 2020

https://www.hsa.gov.sg/announcements/press-release/hsa-alert-'serifa-beauty-solidmolid'-and-'lks-coffee'-sold-online-found-to-contain-banned-substance-causing-adverse-effects

シブトラミンを検出、製品の写真は添付ファイル

 

-'Clinic K'と 'RO Slim Booster'には禁止物質、'Rozell Detox'には強力な下剤が検出された

HSA Alert: 'Clinic K' and 'RO Slim Booster' Found to Contain Banned Substance, 'Rozell Detox' Detected with Potent Laxative

22 Jun 2020

https://www.hsa.gov.sg/announcements/press-release/hsa-alert-clinick-roslimbooster-rozelldetox

シブトラミンとセンノシド、製品の写真は添付ファイル

 

[CFIA]最前線:COVID-19パンデミック中の重要なサービスを提供する

On the frontlines: delivering vital services during COVID-19

June 2020

https://www.inspection.gc.ca/chronicle-360/global-leader/on-the-frontlines-delivering-vital-services-during/eng/1593113653344/1593113653750

COVID-19中、CFIA職員を含めた最前線で働く人々について。

 

[FSAI] Breakfast Bite:食品安全トレーニング

Breakfast Bite: Food Safety Training

Wednesday, 24 June 2020

https://www.fsai.ie/Breakfast_Bite_Training_08_07_2020.html

小規模事業者向けのオンラインウェビナー。

 

[FSS] 食品事業者及び従業員向けCOVID-19ガイダンス

Food Standards Scotland training tool helps local authorities and industry cater to consumers with food allergies

23 Jun 2020

https://www.foodstandards.gov.scot/news-and-alerts/food-standards-scotland-training-tool-helps-local-authorities-and-industry-cater-to-consumers-with-food-allergies

FSSは製造業やケータリングにおける食品アレルゲンについての意識向上のため、新たなオンライントレーニングツールを作成した。

 

[SFA] ドリアンの安全性

Safety of Durians

Friday, June 12, 2020

https://www.sfa.gov.sg/food-information/risk-at-a-glance

導入

ドリアンは「フルーツの王様」としても知られるが、独特の強いにおいと殻の鋭いとげで知られている。シンガポールでは、ドリアンは丸ごと売られるかあるいは割って、封された持ち帰り用の箱に包装されている。ドリアンの季節は毎年6月から9月の間で、ドリアン愛好者はさまざまな種類のドリアンを享受できる。

ドリアンの需要が多いため、農家の中には、より大きく生長させ、より良い見た目のために基準値超過のあるいは禁止されている農薬を使用する人もいるかもしれないという懸念がある。

この記事はドリアンの安全性に関する詳しい情報とどのように食べるのが安全かを述べる。

ドリアン栽培で使用される農薬はどうか?

栽培中、農家は環境中のさまざまな害虫を殺すために、作物に被害を与え、作物生産の減少になる農薬を作物に使用するかもしれない。

いくつかの一般的な農薬は殺虫剤(害虫を殺す)、殺菌剤(菌を殺す)及び除草剤(雑草を殺す)である。

ドリアン栽培において、農薬は一般的にスプレー散布され、農薬の飛沫が作物にかかる。

農薬は高濃度で、長期間摂取される場合、ヒトに有害になることがある。免疫システムを弱体化させる、さらに疾患に感染しやすくなるといった慢性的な影響につながる可能性がある。それゆえ、農家はヒトの健康に害を引き起こさない濃度で、農薬を使用することが求められる。

シンガポールのドリアンは食べて安全なのか?

シンガポールの食品が食べて安全であることを保証するため、SFAには食品に残留する可能性のある許可された農薬の残留量を制限する規則がある。

SFAは、SFAの食品安全性監視計画の一環として、ドリアンを含め食品中の残留農薬の検査を定期的に行う。食品はSFAの調査や食品安全性検査で合格と認められない場合、販売が許可されない。

ドリアンに対するSFAの検査では残留農薬は大部分が殻に検出されることが示されてきた。ドリアンの果肉に残留農薬が検出される場合には、残留農薬は安全な基準内の非常に低い濃度である。

ドリアンはSFA認可の輸入業者により輸入されなければならない。食品販売業者は販売する食品がSFA規制を受けていること、安全かつ衛生的に調理、加工されていること、食品安全性を維持していることを保証する責任がある。

どのように自分の役割を果たすか

消費者は購入したドリアンが食べて安全であることを保証する役割を果たすことができる。以下の注意事項に従うこと:

ドリアンの購入

・丸ごとのドリアンは、ドリアンの殻がかけたり、割れたりしていないことを確認すること。

・茎の色を見て、ドリアンの新鮮具合を確認すること。収穫されたばかりのドリアンは緑色あるいは明るい色の茎であるが、収穫され日にちの経ったものは酵素的褐変により黒い茎である。

・例えば、ドリアンの果肉部を取り扱うときは手袋を変える、あるいは殻からドリアンの果肉部を切り取るための衛生的なナイフを使用するといった、適切な食品衛生管理を行う販売業者から購入すること。

・包装されたドリアンは、ドリアンの果肉が汚染を防ぐために封された容器に入れてあることを確認すること。

・ドリアンをオンラインで購入する場合、注意して決めること。購入前に情報を確認し、評判のいいところから購入するようにすること。

ドリアンの食べ方と保管

・素手でドリアンの殻を扱ったり、割ったりした後は、素手でドリアンの果肉を食べる前に、手を完全に洗うこと。可能なら、ドリアンを割るとき手袋をつけること。

・素手でドリアンを食べながら、ドリアンの殻を触らないようにすること

・食べないドリアンは、2日から4日以内に食べる場合は冷蔵庫に保管し、それより長い期間保管する場合は冷凍すること。ドリアンの果肉の乾燥やにおいの拡散を防ぐため、密閉容器を使用するこ

 

[EU]EU再開

Re-open EU

https://reopen.europa.eu/en

EU各国の旅行や安全性に関する情報をまとめたサイト

行き先の国を選ぶと移動に関する条件等の情報が見られる

 

[UK]COVID-19迅速エビデンス要約:COVID-19にビタミンD

NICE

COVID-19 rapid evidence summary: vitamin D for COVID-19

Evidence summary [ES28]

Published date: 29 June 2020

https://www.nice.org.uk/advice/es28/chapter/Key-messages

COVID-19の治療や予防のためにビタミンDサプリメントを摂ることを支持する根拠はない。しかし全ての人は英国政府の助言(1日平均10マイクログラム相当のビタミンDを摂ること)に従うように

 

[Defra]Defraの食品廃棄イニシアチブが成果を出す

Defra food waste initiatives bear fruit

26 June 2020

https://www.gov.uk/government/news/defra-food-waste-initiatives-bear-fruit

国中の団体がDefraの数百万の資金を使って余った食品を再配布し廃棄を減らした

 

[RIVM]欧州北部の大気中放射性物質

Radioactive substances in the air over Northern Europe

06/28/2020

https://www.rivm.nl/en/news/radioactive-substances-in-the-air-over-Northern-Europe

2020年6月前半、微量の人工放射性物質が欧州北部のいくつかの計測所で観察された。スウェーデン、ノルウェー、フィンランドの放射線防護機関がこのことをウェブで報告している。RIVMは入手可能なデータからこの発生源を推測した。

ノルウェーではI131が、スウェーデンとフィンランドではセシウム134、セシウム137、コバルト60、ルテニウム103が検出されている。量は非常に少なく、環境や健康への影響はない。オランダでは人工放射性物質は検出されていない。RIVMは放射能の測定を継続的に行っている。

検出された放射性物質は人工であり、この組み合わせからは原子炉の燃料に異常があったことで説明可能である。発生源の計算からは東南方向から観測地点に到着したことを示す。距離は不明であり可能性のある地域は広大で特定地域はわからない

 

[RIVM]COVID-19(新型コロナウイルス)についての最新情報

Current information about COVID-19 (novel coronavirus)

06/29/2020

https://www.rivm.nl/en/novel-coronavirus-covid-19/current-information

7月1日から、新型コロナウイルスの検査陽性者数、入院数(COVID-19患者)、死亡者数の日々の更新を止める。より多くの情報からなる週ごとの更新に変更する。週報は毎週火曜日に発表される。最初の週報は7月7日の予定である。日々の数値を含むオープンデータはデータ専用サイト(https://data.rivm.nl/geonetwork/srv/dut/catalog.search#/home)から公開される

(オランダは上手。6月から検査を拡大したこともあり検査で陽性になった人と入院が必要な人を明確に分けることをずっとやってきて、政府は入院患者を前面にして発表してきた。検査陽性でも自宅療養が基本なので後で入院する人もいる。しばらく入院者一桁なのでもう一週間単位でいいだろうと。検査陽性者は6月29日は78で大体100弱を維持していてWHOにはそれが報告されている。欧州の他の国でも報告は週一に変えたところがある)

 

[FDA]コロナウイルス(COVID-19)更新

Coronavirus (COVID-19) Update: Daily Roundup June 29, 2020

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-daily-roundup-june-29-2020

FDAはFTCと合同で香港にあるSuperHealthGuard and Loyal Great International, Ltd社に警告文書を発行。オンラインで米国の顧客にCOVID-19の予防・診断・治療に関する誤解を招く宣伝で各種製品を販売するのを止めるよう求めた

(中国では認められているTCM(Lianhuaqingwenカプセル(连花清瘟胶囊))を販売)

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 128-20

30 June 2020

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notificationcirc128-20.aspx

認可とフォーラム通知

アルコールの妊娠警告表示-レビュー

 

論文

-男性機能増強サプリメントを飲み込んだ後の重症低血糖アウトブレイク-バージニア、2019年8-11月

Outbreak of Severe Hypoglycemia After Ingestion of a Male Enhancement Supplement — Virginia, August–November 2019

CDC MMWR / June 19, 2020 / 69(24);740–743

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/69/wr/mm6924a3.htm?s_cid=mm6924a3_w

コンビニで販売されていた“V8”というダイエタリーサプリメントの使用後に極端な低血糖になる患者が複数報告された。症例定義にあう患者は17人、製品からは糖尿病の治療に使われるスルホニル尿素経口血糖降下薬グリブリドが検出された

症例の記述と製品の写真あり、錠剤の形はシルデナフィルに類似

 

-オハイオ州立大学の研究が運動が母乳の赤ちゃんへの利益を増やすことを発見

Ohio State study finds exercise increases benefits of breast milk for babies

29-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/m-oss062420.php

Nature Metabolismに発表された150人の妊娠中と産後の女性の運動量を追跡した研究。妊娠中に活動的だった母親の母乳中3SL (sialyl(α2,3)lactose)量が多い

 

-未殺菌ミルクは良いことより害の方が大きいかもしれない

Raw milk may do more harm than good

29-JUN-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/uoc--rmm062920.php

米国の小売店で販売されている実殺菌ミルクは、室温に放置すると大量の抗菌剤耐性遺伝子を保有する。Microbiome

 

-世界のCOVID-19の運動への影響:記述研究

Worldwide Effect of COVID-19 on Physical Activity: A Descriptive Study

Geoffrey H. Tison et al.,

https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/M20-2665

スマホアプリArgus (Azumio)の2020年1月19日から6月1日までの歩数計データを用いた解析。187カ国455404人のデータが提供され、世界全体ではパンデミック宣言後平均歩数は減っているが地域により大きな差がある

(日本も含まれる、グラフあり。)

 

-ヒトでパンデミックを起こす可能性のある豚インフルエンザ系統が中国の豚から検出されることが増えている

Scienceニュース

Swine flu strain with human pandemic potential increasingly found in Chinese pigs

By Jon CohenJun. 29, 2020 ,

https://www.sciencemag.org/news/2020/06/swine-flu-strain-human-pandemic-potential-increasingly-found-chinese-pigs

PNAS

 

その他

-Natureニュース

世界で二番目に恐ろしいエボラのアウトブレイクがコンゴ民主共和国で終わった

World’s second-deadliest Ebola outbreak ends in Democratic Republic of the Congo

26 JUNE 2020  Amy Maxmen

https://www.nature.com/articles/d41586-020-01950-0

この流行で2000人以上が亡くなったが、初めてこのウイルスへのワクチンが広く使われた

アウトブレイク期間中に30万人以上にエボラワクチンが接種された

さらに抗体をベースにした二つの医薬品mAB114とREGN-EB3が感染後すぐ入院した人達の死亡率を劇的に下げた

(コンゴ北東部のアウトブレイク。コンゴでは別にもう一件エボラアウトブレイク発生中)

 

-Boris Johnsonが国民にダイエットを勧め、胃バンドがメニューに

Gastric bands on menu as Boris Johnson puts nation on diet

Caroline Wheeler and Rosamund Urwin Sunday June 28 2020,

https://www.thetimes.co.uk/article/gastric-bands-on-menu-as-boris-johnson-puts-nation-on-diet-vccfrdvjs

首相がCovid-19の第二波の影響を抑えるための肥満対策として肥満手術をより広範に行うことが含まれる。自身も死にそうになって劇的に肥満対策に目覚めてダイエット中の首相は来月英国民のウエストを減らすための計画の概要を示す予定。

(Boris Johnson首相は入院時のBMIが36程度だったと報道されている)

 

-英国中の警察がロックダウンが緩和される「スーパーサタデー」の暴動を抑えるために心の準備

Police across UK braced to quell disorder as lockdown eased on ‘Super Saturday’

https://www.standard.co.uk/news/crime/police-braced-disorder-super-saturday-lockdown-eased-a4482866.html

フラストレーションが溜まった人々が7月4日の土曜日に再開されるパブやレストランやその他公共施設で「新たな自由」を楽しもうとしていることに警戒

Brixtonで水曜日の夜に違法なブロックパーティーを止めさせようとした警官が数十人傷害されるなどの事件がおこっている

(肥満は手術しないとダメなレベルで警察を動員しても言うことを聞かない人達がいるのに数理モデルではロックダウンと緩和を繰り返すとこうなる、と論文書くのが世界トップレベルの公衆衛生学なのかという疑問が。自分ですら従わない前提条件で計算した結果に何の意味が?)

 

-何故ニュージーランドは行き詰まりのリスクがあるのか

Why NZ risks becoming a Covid-free cul-de-sac

Jun 29 2020 Luke Malpass

https://www.stuff.co.nz/national/politics/opinion/121968524/why-nz-risks-becoming-a-covidfree-culdesac

NZが多大な犠牲を払ってCovidを排除したところに最近の帰国者の輸入症例と検疫での不手際があり、与党も野党もいかに外部から入ってくるものに厳しく対応するかを競うしか選択肢がなくなった。

(オーストラリアとすら行き来できない)