[HK] 包装冷凍ベラのサンプルに基準値超えの水銀が検出された
Sample of prepackaged frozen green wrasse fillet detected with mercury exceeding legal limit
Tuesday, June 30, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/press/20200630_8010.html
食品安全センター及び食物環境衛生署は、ニュージーランド産輸入包装冷凍ベラにのサンプルに重金属汚染の水銀1.69ppmを検出したと発表した。
[TGA] 安全性警告‐偽のAlprazolam 2mg and Kalma 2 錠剤
Counterfeit Alprazolam 2mg and Kalma 2 tablets
29 June 2020
https://www.tga.gov.au/alert/counterfeit-alprazolam-2mg-and-kalma-2-tablets
製品は表示されない成分エチゾラム、ㇱプロへプタジン、プロメタジン、フルブロマゼパム、アマンタジン、MMTMPを含む。製品写真あり。
[SFA] 二酸化硫黄の濃度超過のため冬瓜細切りの回収
Recall of winter melon strips due to excessive levels of sulphur dioxide
29 June 2020
SFAは冬瓜細切りサンプルに基準値超過の二酸化硫黄検出した。回収中である。製品写真あり。
[SFA] シンガポール輸出の食品安全を保証するための助言
Advisory on ensuring the safety of food exported from Singapore
30 June 2020
COVID-19状況下における食品製造業者及び輸出業者へ向けた食品安全に関する助言。
[MPI] 貝のバイオトキシン警告-Hawke Bay
Shellfish biotoxin alert – Hawke Bay
02 Jul 2020
https://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/shellfish-biotoxin-alert-hawke-bay/
MPIはHawke Bayで貝の捕獲あるいは消費をしないよう市民に公衆衛生警告を出した。この地域で採取された貝サンプルの定期検査で、麻痺性貝毒のレベルがMPI設定の安全基準値0.8 mg/kgを上回った。
https://www.mpi.govt.nz/travel-and-recreation/fishing/shellfish-biotoxin-alerts/#map
[FSS] FSSは農場での鉛中毒の増加に気を付けるよう農家に要請する
Food Standards Scotland urges farmers to watch out for lead poisoning following increase in on-farm incidents
29 Jun 2020
FSSはスコットランド食品犯罪・事件対策ユニット(SFCIU)がこの3か月で昨年一年間の鉛の量の記録をすでに上回ったことを発表したため、農場由来の鉛のリスクを強調する。
[FSA] ビタミンDが急性呼吸器感染症の予防や治療するというエビデンスは十分でない
Insufficient evidence for vitamin D preventing or treating acute respiratory tract infections
29 Jun 2020
栄養に関する科学委員会(SACN)と英国国立医療技術評価機構 (NICE) は本日、ビタミンD補給による急性呼吸器感染症(ARTIs)のリスク減少やCOVID-19の予防や治療に関する調査の迅速なレビューを発表した。
SACN
Rapid review:Vitamin D and acute respiratory tract infections June 2020
https://app.box.com/s/g0ldpth1upfd7fw763ew3aqa3c0pyvky
NICE
COVID-19 rapid evidence summary: vitamin D for COVID-19
Evidence summary [ES28]Published date: 29 June 2020
https://www.nice.org.uk/advice/es28/chapter/Key-messages
[FSA]FSAブログ開始
Food Standards Agency blog launches
29 June 2020
https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/food-standards-agency-blog-launches
Blog
Food Standards Agency
・主任科学者最終報告書
・私達の働き方
・あなたの食事を守っている人々
[FSAI] キャッスルメイン産のカキの警告
Oyster Warning for Castlemaine Production Area
Monday, 29 June 2020
https://www.fsai.ie/news_centre/oyster_warning_29062020.html
FSAIはキャッスルメイン地域で、貝の捕獲あるいは消費をしないよう市民に公衆衛生警告を出した。この地域で採取された貝サンプルの検査で、麻痺性貝毒のレベルが高かった。
[FDA]COVID-19:
-食品の安全性とコロナ疾患2019(COVID-19)―最新情報
Food Safety and the Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) ―What's New
June 24, 2020
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/community/guidance-seafood-processing.html
FDAはCDCとOSHAと協議し、COVID-19から水産加工業従業員を保護するガイダンスを発表する
-コロナウイルス更新
Coronavirus (COVID-19) Update: Daily Roundup July 1, 2020
・FTCと合同で未承認製品を販売していたウェルネスと統合医療センターに警告文書を発行。「COVIDサプリメント保護パック」としてチモシンアルファとメチレンブルーカプセルを販売
-職場や学校へ安全に戻ることに向けた進捗情報の更新
COVID-19: Update on Progress Toward Safely Getting Back to Work and Back to School
June 30, 2020
職場や学校再開において、CDC、NIH、Assistant Secretary for Health、FDAの取り組みについて。
[FDA]警告文書
- SuperHealthGuard and Loyal Great International Ltd.
June 26, 2020
コロナウィルス疾患2019(COVID-19)に関連する未承認かつ不正製品。伝統中国薬製品を含む。
- H & C Food Inc.
June 22, 2020
FSVP違反の問題。
- Only Natural, Inc. dba Bio Nutrition, Inc.
June 18, 2020
未承認の医薬品、不正表示の問題。
- El Abuelito Cheese, Inc.
June 04, 2020
CGMP食品製造、包装または保管に関する衛生管理、不良品の問題。
- Global Commodities Corp.
June 03, 2020
FSVP違反の問題。
- Center for Wellness and Integrative Medicine
June 30, 2020
コロナウィルス疾患2019(COVID-19)に関連する未承認かつ不正製品。チモシンアルファ、メチルブルーのサプリメントを含む。
[RIVM]オランダ土壌のパーフルオロ化合物(PFAS)のバックグラウンド値
Background values of perfluoroalkyl substances (PFAS) in Dutch soil
01-07-2020
本文オランダ語
2019年に入手可能な測定値をもとに暫定バックグラウンド値を決めたがその後新たに全国100箇所以上で測定して新しいバックグラウンド値を設定した。新しい値は暫定値より数字が大きい。新しい測定では市街地も含めた。
-土壌と浚渫土からのPFASの浸出の違い
Difference in leaching of PFAS from soil and dredging spoil
01-07-2020
https://www.rivm.nl/publicaties/verschil-in-uitloging-van-pfas-uit-grond-en-bagger
本文オランダ語
乾燥した土地、浚渫土、河川氾濫原由来土壌からのPFAS化合物の放出は同程度であった。
[COT]2020年7月7日の会合の議題
COT Meeting: 7th July 2020
https://old.food.gov.uk/science/ouradvisors/advisorycommitteepest/cot-meeting-7th-july-2020
・2020年12月PBPKワークショップ
・用量反応を探るワークショップの報告
・英国で挽いて消費された小麦への偶発的大豆汚染のアレルゲンリスク評価
・母親の健康への食事の影響に関するSACNレビューへの貢献
・6ヶ月から5才の子どもの植物ベースの飲料摂取に関する包括的議論
・マイコトキシンの複合暴露によるリスク
・EFSAのニッケルについての意見案
・12-60ヶ月の乳児の食事中汚染物質によるリスクについての包括的声明の結論と補遺
・電子タバコの使用に関連する肺傷害(EVALI):概要
等
(ペーパーはまだアップされていない)
[WHO]喫煙とCOVID-19
Smoking and COVID-19
30 June 2020
https://www.who.int/publications/i/item/WHO-2019-nCoV-Sci_Brief-Smoking-2020.2
科学的概要 更新
全開2020年5月26日に発表した後、引用したNEJMの文献が取り下げられたことを反映。結論に変更はない
[WHO]「インフォデミック」に一緒に立ち向かおう
Working together to tackle the “infodemic”
29-06-2020
Pre-conference: 1st WHO Infodemiology Conference
29 June 2020
[FTC]FTCのデータはパンデミック中のオンラインショッピング苦情が記録的急増したことを示す
FTC Data Shows Record Surge in Online Shopping Complaints During Pandemic
July 1, 2020
4月と5月にFTCは消費者からオンラインショッピングに関する34000以上の苦情を受けとった。そのうち18000以上が注文したものが届かないというものでよくあるアイテムはフェイスマスク、サニタイザー、トイレットペーペー、温度計、手袋。
-FTC消費者向け情報
COVIDマスク免除カードは政府からではない
COVID mask exemption cards are not from the government
June 29, 2020 by Colleen Tressler
https://www.consumer.ftc.gov/blog/2020/06/covid-mask-exemption-cards-are-not-government
多くの州で公共の場でのマスクを要求しているが、オンラインやソーシャルメディアでこのカードを持っていればマスクをつけなくて良いと称するカード(障害があるのでマスクができない、どんな障害かを尋ねるのは違法である、と記載)が出回っている。中には司法省のシールをつけたものもある。しかし司法省はそのようなカードを発行も保証もしていない。司法省はそのような投稿は信用せず、公式サイトからの情報を見るよう強く求めている
(マスクしたくないんだ)
[NASEM]米国退役軍人省が行うあるいは資金提供した生命医学研究におけるイヌのケアと使用の評価
Assessment of the Care and Use of Dogs in Biomedical Research Funded by or Conducted at the U.S. Department of Veterans Affairs
新しい報告書発表
米国退役軍人省の実験用イヌの必要性、使用、ケア
Necessity, Use, and Care of Laboratory Dogs at the U.S. Department of Veterans Affairs
科学的に必要なのはごく一部と結論
[USDA]この7月4日は食品を安全に
Stay Food Safe this July Fourth
July 1, 2020
多くのアメリカ人は今度の7月4日を家族のみで、少し違うように祝うだろう。どんな祝い方をしようと、USDAのFSISは食品安全とその他の公衆衛生助言を祝福の一部にすることを勧める
[ODS]植物とその他のナチュラル製品の研究進展のためのNIHコンソーシアム(CARBON)計画
NIH Consortium for Advancing Research on Botanical and Other Natural Products (CARBON) Program
https://ods.od.nih.gov/Research/Dietary_Supplement_Research_Centers.aspx
-ニュースレター夏号
ODS Update - Summer 2020
https://ods.od.nih.gov/News/ODS_Update_Summer2020.aspx
ナチュラル製品研究費の紹介
論文
-食品の税と助成金は大きな健康上の利益があるだろう、研究が示す
Food taxes and subsidies would bring major health gains, study shows
30-JUN-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-06/uoo-fta063020.php
飽和脂肪と塩と砂糖の含量に消費税を導入し、野菜や果物には20%の助成金を出せば健康に大きな利益がある、オタゴ、オークランド、メルボルン大学の研究者らが言う。The Lancet Public Healthに発表されたニュージーランドでの推定
(計算じゃなくて実施した結果が知りたい)
-よくある花火は空気中に有害金属を放出する
Common fireworks release toxic metals into the air
1-JUL-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-07/nlh-cfr062420.php
Particle and Fibre Toxicology
(炎色反応なのでそうではある)
-東西ドイツの健康格差は再統一から30年経っても残る
East and West Germany exhibit health disparities 30 years after reunification
1-JUL-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-07/esoc-eaw062920.php
欧州心臓学会での発表
-未来の飼料
Feeds of the future
1-JUL-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-07/uog-fot070120.php
GÖTTINGEN大学の研究チームが肉質に与える昆虫と微小藻類の影響を調べた
Journal of the Science of Food and Agriculture (JSFA)
-脆弱な野生生物種由来製品の消費がラオスでは蔓延している
Consumption of products derived from vulnerable wildlife species pervasive in Laos
1-JUL-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-07/sdzg-cop070120.php
Animalsに発表されたSAN DIEGO ZOO GLOBALによる研究
-研究者らがCOVID-19パンデミックのための健康コミュニケーション基本原則の概要を示す
Researchers outline adapted health communications principles for the COVID-19 pandemic
1-JUL-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-07/cgso-roa070120.php
考慮すべきことのチェックリストを提供
5つの目標:共通のゴールを設定すること、協調して対応すること、コミュニケーション戦略を立案する、コミュニケーション計画を実施する、適応に備える
世界中のヘルスコミュニケーターがより先を見越したリスクコミュニケーションの課題に取り組むことが重要である
Enhancing global health communication during a crisis: lessons from the COVID-19 pandemic
Scott C Ratzan et al.,
-「幽霊ノミ」が有毒水銀を大草原の湖の底から上に持ち出す
‘Ghost fleas’ bring toxic mercury up from the depths of prairie lakes
By Erik StokstadJul. 1, 2020
https://www.sciencemag.org/news/2020/07/ghost-fleas-bring-toxic-mercury-depths-prairie-lakes
ほとんどの水銀汚染は小規模金の採鉱と石炭の燃焼に由来する。それらは大気中を上昇し世界中にっかうさんして雨や雪で再び地上に落ちる。水銀が湿原や湖の底のような低酸素環境になると細菌がそれをメチル水銀に変える。メチル水銀は植物や動物に蓄積してそれを人間が食べる。マグロのような捕食魚はメチル水銀を蓄積するの公衆衛生警告である種の魚の食べる量を制限するよう求めている。しかし湖では藻類や動物プランクトンが多く魚の水銀濃度は一般的に低い。食物連鎖の底辺の生物が多く、生態系の水銀量は希釈され魚に行く量が少ない。しかしながら北米大草原の湖の魚は藻類や水棲生物が多いにも関わらず水銀濃度が高く、例外だった。今回Environmental Science & Technology Lettersに発表された論文で Leptodora(ノロ属、ミジンコ類)という動物プランクトンが湖の他の動物プランクトンの約2倍の水銀を含むことが報告された。Leptodoraは水銀の多い泥の中に住む細菌を食べ、夜になると「水銀エレベーター」として毒素を上層に運ぶ。それを食べたイエローパーチの水銀が昼間に餌を食べているイエローパーチより多くなる。
このため昼に捕獲した魚と夜に捕獲した魚で「驚くべき暴露の差」がある。科学者は主に昼間にサンプリングをするのでこの重要なベクターを見逃している可能性がある
(同じ種類の魚でも昼行性の個体と夜行性の個体がいるという話?)
-WHO紀要
Bulletin of the World Health Organization
Volume 98, Number 7, July 2020, 441-508
https://www.who.int/bulletin/volumes/98/7/en/
中国での抗菌剤の販売、世界の子供用抗生物質の販売など
その他
-Scienceニュース
香港の大学が新しい安全保障法で混乱
Hong Kong universities rattled by new security law
By Dennis NormileJul. 1, 2020
https://www.sciencemag.org/news/2020/07/hong-kong-universities-rattled-new-security-law
中国政府が議論の多い新しい安全保障法を昨日突然執行したので香港の大学人が新たな懸念に直面している
-Natureエディトリアル
絶滅を年に20以下:世界は単一の生物多様性目標を必要とするか?
Fewer than 20 extinctions a year: does the world need a single target for biodiversity?
30 JUNE 2020
https://www.nature.com/articles/d41586-020-01936-y
気候ターゲット2℃のような一つの単純なゴールを提案することはよく検討する必要がある
-メキシコがグリホサート除草剤の段階的廃止と禁止を発表
Mexico announces phase-out and ban on glyphosate herbicides
Jun. 29, 2020
http://news.agropages.com/News/NewsDetail---35742.htm
環境資源資源事務局(SEMARNAT)、メキシコの環境省、がグリホサートベースの除草剤を2024年までに段階的禁止するだろうと発表した。