[FSAI] 殺虫剤農薬残留の可能性のためナイジェリア原産乾燥豆の回収措置
Withdrawal of Dried Beans Originating from Nigeria due to Potential Presence of Pesticides
Monday, 13 July 2020
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/nigeria_dried_beans.html
ナイジェリア原産の乾燥豆はすべて欧州への輸入販売が禁止されている。豆に残る殺虫剤使用に関する違反のためで、豆を使用した製品も禁止されている。製品写真あり。
[FDA]危険な HCGダイエットはやめよう
Avoid Dangerous HCG Diet Products
07/13/2020
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/avoid-dangerous-hcg-diet-products
FDAはヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)の減量用製品を摂取しないよう消費者に助言する。
(あとで)
[FDA]FDAはより賢い食品安全新時代の青写真を発表
FDA Announces the New Era of Smarter Food Safety Blueprint
July 13, 2020
ウェブサイト
New Era for Smarter Food Safety Blueprint
https://www.fda.gov/food/new-era-smarter-food-safety
青写真本文
https://www.fda.gov/food/new-era-smarter-food-safety/new-era-smarter-food-safety-blueprint
4つのコアエレメント
技術が可能にするトレーサビリティ
予防のためのより賢いツールとアプローチとアウトブレイク対応
新しいビジネスモデルと小売り近代化
食品安全文化
FAQ
(あとで)
[FDA]シーフード
Seafood
https://www.fda.gov/food/resources-you-food/seafood
更新
許容できるシーフードの名前を決めるためにシーフードリストを使う
最終コンプライアンス方針ガイド
Use of The Seafood List to Determine Acceptable Seafood Names Final Compliance Policy Guide Sec. 540.750
July 13, 2020
(シーフードリストには、許容できる市販名、よく使われる名前、学名、地方名の4つが記載されている。許容できる市販名でない名称で表示され販売されている場合虚偽または誤解を招くものと見なされる)
[FDA]リコール
Ridley Block OperationsはUltralyx® 12% Protein Sheepを自主回収
Ridley Block Operations Voluntarily Recalls Ultralyx® 12% Protein Sheep
July 13, 2020
高濃度の銅が検出されたため、Ridley Block OperationsはUltralyx® 12% Protein Sheepの一部を自主回収すると発表。(羊用飼料)
[USDA]オーガニック執行強化規則案
AMS
STRENGTHENING ORGANIC ENFORCEMENT PROPOSED RULE
https://www.ams.usda.gov/rules-regulations/strengthening-organic-enforcement-proposed-rule
USDAの有機規制を強化する提案
(大規模詐欺事件があったので信頼をとりもどさなければならない)
[ASA]アルコール:運動、精神、身体能力を強化
Alcohol: Enhanced sporting, mental and physical capabilities
13 Jul 2020
https://www.asa.org.uk/advice-online/alcohol-enhanced-sporting-mental-and-physical-capabilities.html
広告基準はアルコールが運動、精神、身体能力を強化すると示唆することを禁止している。アルコールを飲んだら賢くなる、集中力が上がる、強くなる、速くなるといったことを示唆する宣伝はほぼ確実に許容できない。このことは賢いあるいは運動できる人をブランドのイメージに選べないということを意味しないが、彼らの能力が製品によることを示唆しないよう注意しなければならない。芸術家の創造力を刺激する、も許容されない。
[WHO]飢餓が増え栄養不良が続き、2030年までに飢餓ゼロ達成は疑わしい、国連報告が警告
As more go hungry and malnutrition persists, achieving Zero Hunger by 2030 in doubt, UN report warns
13 July 2020
何十億もの人に健康的な食事を保障することで何兆ものコストを節約できるだろう
世界の食糧安全保障と栄養状態State of Food Security and Nutrition in the World最新版が本日発表された。2019年には約6億9000万人が飢餓になり、2018年より1000万人、5年で6000万人近く増加。また高いコストと低い入手可能性のために何十億もの人が健康的あるいは栄養豊富な食事ができない。飢餓が多いのはアジアだが最も速く拡大しているのはアフリカで、COVID-19パンデミックは2020年末までにさらに1億3000万人の人々を慢性的な飢餓に落とすだろう。
Latest issue: SOFI 2020
http://www.fao.org/publications/sofi/en/
副題は「入手可能な健康的食事のためにフードシステムを転換する」
(「健康的な食事」としてフレクシタリアン、ペスカタリアン、ベジタリアン、ビーガンの4種類を選択して疾患と温室効果ガスのコストを計算している。単なる計算のためで栄養不良状態の人達にとってリスクになると断り書きをしているものの、飢餓が増えるという報告書で菜食が(肥満の人にとって)病気のコストを減らすという計算をするのはどうなんだろう。)
[Codex]Codex Executive Committee takes virtual route for standard setting
13/07/2020
http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1297836/
論文
-アフリカの政策の行き詰まりを終わらせ農業の発展を強化するために物語を検討せよ、エコノミストが言う
Examine narratives to end policy deadlock, boost agricultural development in Africa, economists say
13-JUL-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-07/icft-ent071320.php
二分法を形作る一方的な物語を解析することで行き詰まりを解決できるかもしれない
World Developmentに発表。アフリカの進歩を阻む政治的議論、例えば小規模農家は発展する可能性があるか、補助金は効果的戦略か、政府はどんな役割を果たすべきか?の解決法としてのより良い物語の提案
-植物ベースの食事は健康的な加齢を促進する、新しいエディトリアルによれば
Plant-based diets promote healthful aging, according to new editorial
13-JUL-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-07/pcfr-pdp071320.php
Journal of the American College of Nutritionのエディトリアル
(PHYSICIANS COMMITTEE FOR RESPONSIBLE MEDICINEによる菜食主義の布教活動。学問と信仰を分離できないんだよね、栄養の分野は)
-ボストン大学の研究者らがコロナウイルスのメディアの失敗、害、助言の概要を示す
BU researcher outlines coronavirus media failures, harms, and recommendation
13-JUL-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-07/buso-bro071320.php
COVID-19は緊急危機でありそのコミュニケーションには慎重さがさらに重要
JAMAのエディトリアル。コロナウイルスの研究についてのメディア、政府、企業、大学の広報が不完全で誤解を招くものになりがちなこととどうすれば改善できるかを示す。
COVID-19のパンデミックはサイエンスコミュニケーションにとってここ数十年で最もチェレンジングな時代を作り出した。いくつもの研究が同時並行して競争されそれらの知見が混乱して心配している世界中の人々に報道された。たとえ意図していなくても急いで不完全なバイアスのある情報を拡散することで害を与えるなら勝者はいない。科学、医学、広報、ジャーナリズムへの信頼は失われるだろう。例えばレムデシビル、デキサメタゾン、ヒドロキシクロロキンの謳われ方である。ニュースやソーシャルメディアでの報道が読者をローラーコースターに乗せた。たとえ一般人にとってなじみが無くても複雑さを伝えることが重要である
その他
-Natureニュース
科学者は野生生物の取引に焦点をあてたパンデミックの調査を要求
Scientists call for pandemic investigations to focus on wildlife trade
10 JULY 2020 Smriti Mallapaty
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02052-7
WHOはCOVID-19アウトブレイクの起源を調べるためにこの週末科学者を中国に送る
-インド政府はグリホサート除草剤の使用を制限する計画
India government plans to restrict use of glyphosate herbicide
Jul. 10, 2020
http://news.agropages.com/News/NewsDetail---35876.htm
通知案では害虫コントロール作業者(PCOs)を介して以外はグリホサートを使えない。大臣は反対意見を30日間受け付ける
業界は憤っている。最近農業大臣は27の農薬の禁止案も発表していて現在意見募集中である
PCOsは通常都市部で家庭の害虫管理をしている。田舎にはいないし経験も無い、とインド作物ケア連盟のシニアアドバイザーHarish Mehtaはいう。この制限の目的は違法な除草剤耐性綿の拡大抑制のようだ。しかしグリホサートもまた除草剤耐性綿同様ブラックマーケットで販売されるだろう。
そして政府の決定は履行が困難で市場を傷つけるだろう
(決まりはあるけど守られていない、っていうのは途上国あるある)
-Oxfam International
年末までにCovid-19に関連する飢餓で1日12000人が死亡する可能性がある、おそらく病気そのものよりも多い、Oxfamが警告
12,000 people per day could die from Covid-19 linked hunger by end of year, potentially more than the disease, warns Oxfam
Published: 9th July 2020
ブラジル、インド、イエメン、サヘルが飢餓のホットスポット
-Leicester ロックダウン:市全体の制限は「正当化できない」
Leicester lockdown: City-wide restrictions 'not justified'
13 July 2020
https://www.bbc.com/news/uk-england-leicestershire-53387901
患者が多いのは一部の地域のみであることをデータが示し、市長が言う
-もし我々がCOVID-19とともに生きるのなら、オーストラリアのリーダーは我々にそれが何を意味するのかを語る必要がある
If we are to live with COVID-19 then Australia’s leaders need to tell us what that means
July 14, 2020 Chris Uhlmann
オーストラリアは「COVID-19とともに生きる」ことを選択したはずだったがビクトリアでの再興によりNZのような根絶を目指す声が再燃している。政府は我々がどのくらいのリスクに耐えようとしているのかを説明すべき。COVID-19は高齢者を殺し、根絶のための国境封鎖は若者の今後の人生に膨大な負担を強いる。これは一部の人が言うような命か経済かの選択では無い。両方の命と命のバランスである。だからリーダーはその意味を語るべきである。
-コロナウイルスへの反応は如何に人間が自身の世界観に合わない事実を無視するようにできているかを協調する
Coronavirus responses highlight how humans are hardwired to dismiss facts that don’t fit their worldview
June 25, 2020 Adrian Bardon
米国のトップCOVID-19アドバイザーAnthony Fauciは人々や州の公衆衛生助言へのばらばらな対応を嘆いてアメリカ人の「反科学バイアス」を非難した。彼は科学は事実なのでこのバイアスを「信じられない」という。マスクや社会的距離の重要性軽視を反ワクチンの「驚くべき」科学拒否と比べる。しかし彼が驚くのは私にとって驚きである。「反科学バイアス」あるいは科学否定は既に科学的に確立されているのだから。
アメリカ人はますます政治的に分極していてそれぞれが自分たちだけの情報宇宙をもっている。