[EFSA]意見等
-新規食品としてのケンポナシの果実と花柄の熱水抽出物の安全性
Safety of hot water extract of fruits and peduncles of Hovenia dulcis as a novel food pursuant to Regulation 1(EU) 2015/2283
EFSA Journal 2020;18(8):6196 28 August 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6196
欧州委員会からの要請を受けて、EFSAの栄養・新規食品及び食品アレルゲンに関するパネル(NDA)は、食品サプリメントに使用される新規食品(NF)としての「ケンポナシ果実抽出物」の安全性に関する意見を出すよう求められた。このNFはスライスして乾燥したケンポナシの果実と花柄の湯水抽出物に関連する。この製造工程は十分詳細に説明されているが、このNFの別の成分との混合に関する相反する情報が含まれている。このNFは主に炭水化物 (約90%)、約2%のタンパク質、5%の水分、1%未満の脂肪、2%の灰から成る。さらに、このNFはジヒドロミリセチン、ミリセチン、ケルセチンなどの少量のフラボノイドを含んでいる。パネルは、近似分析や植物の二次代謝物に関するバッチテストデータの限界に気付いた。これらの限界を考慮して、申請者が提出したデータは、前述の製造工程で生産した様々なバッチが、提案した仕様を満たすことを示していないとパネルは考えた。この対象集団は妊婦、授乳中の女性、肝機能障害などの慢性病の人を除いた一般成人である。ケンポナシの果実の摂取歴や韓国で承認されている抽出物に関して提出された情報はわずかである。多くの毒性学的研究が行われた。しかし、これらの研究報告からは、被検物質がこのNFを代表するものだと確認することはできなかった。申請者が提出したヒトの研究にも同じことが当てはまる。パネルは、このNFの安全性は立証されていないと結論した。
-タンパク質加水分解物から製造した乳児用および/またはフォローアップ粉ミルクの認可申請の準備とプレゼンテーションのための科学的及び技術的ガイダンスへの説明用注記(EU規則2016/127の修正を目的として)
Explanatory note to the scientific and technical guidance for the preparation and presentation of an application for authorisation of an infant and/or follow‐on formula manufactured from protein hydrolysates (with a view to amend Regulation (EU) 2016/127)
27 August 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1858
欧州食品安全機関(EFSA)は、タンパク質加水分解物から製造した乳児用および/またはフォローアップ粉ミルクの認可申請の準備とプレゼンテーションのための科学的及び技術的ガイダンスをさらに明確にする必要性、特に、(1)栄養の安全性と適合性評価の範囲、 (2)タンパク質加水分解物の栄養の安全性と適合性を論証する研究に使用される対照粉ミルク、 (3)タンパク質加水分解物の生産に使用される酵素に関して提供される情報、 (4)タンパク質加水分解物から製造される粉ミルクのキャラクタリゼーションに必要とされ提供される情報 、(5)申請されるたんぱく質加水分解物/ 粉ミルクのキャラクタリゼーションに関連するデータ条件に関する説明について確認した。
[EU]査察報告
パナマ―水産物
Panama 2020-6959―Fishery products
11/06/2020
https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4297
2020年1月28日～2月7日までパナマで実施した、EU輸出用水産物の管理に関する査察。前回の2014年の査察の助言に対処する是正措置も確認した。公的管理システムは広範にわたり、海外の港で陸揚げする冷凍庫、工場及び冷凍船の公的管理以外の全体的な生産チェーンをカバーしている。だが、トレーサビリティを全ての事例で確認していないといった欠陥があり、健康証明書が提供する保証の信頼性が管轄機関の実績に影響を与えている。
[EU]RASFF Week35-2020
警報通知（Alert Notifications）
カメルーン産イタリア経由パイナップルのエテホン(2.5 mg/kg)、ドイツ産風味付けコーティングしたピーナッツのアフラトキシン(B1 = 26.3; Tot. = 29.8 µg/kg)、ドイツ産風味付けピーナッツのアフラトキシン(B1 = 5.4 µg/kg)、アラブ首長国連邦産ベジタブルギーのグリシジルエステル類(4100 µg/kg)、スペイン産冷凍アオザメフィレの水銀(5.1 mg/kg)、ルーマニア産豆のシチュー入り缶からの環状ジビスフェノールAグリシジルエーテル(cyclo-di-BADGE)の溶出(361 µg/kg)、スペイン産冷凍アオザメ切り身の水銀(1.4 mg/kg)、オランダ産黄色と緑のパプリカのフロニカミド(1.1 mg/kg)、
注意喚起情報（information for attention）
レモンドレッシングの非表示の亜硫酸塩高含有(170 mg/l)、米国産キャンディーコーンの着色料サンセットイエローFCF(E110)高含有(163 mg/kg)及び着色料エリスロシン(E127)の未承認使用(62 mg/kg)、アルゼンチン産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 3.8; Tot. = 4 µg/kg)、産出国不明食品サプリメントの未承認新規食品成分葛アルコール抽出物、アルゼンチン産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 5.7; Tot. = 22 µg/kg；B1 = 3.4; Tot. = 3.8 µg/kg)、ロシア産オンライン販売されている未承認新規食品sila severa (スライスしたトナカイの枝角)、エジプト産スペイン経由赤いブドウのクロルピリホス(0.027 mg/kg)、トルコ産ドイツ経由パプリカとトウガラシのブプロフェジン(0.021 mg/kg)、ペルー産グリーンアスパラガスのメソミル(0.41 mg/kg)、イタリア産冷凍及びチルド七面鳥枝肉のスルファジメトキシン(201.9 µg/kg)、ウクライナ産キャンディーのトランス脂肪酸高含有(7.87 g/100g)、ドイツ産ビールの未承認新規食品成分ヘンプフラワー、スペイン産原料ベネズエラ産チョコレートのカドミウム(1.06 mg/kg)、ウクライナ産冷凍パイ生地のトランス脂肪酸高含有(5.50 g/100g)、バングラディシュ産マンゴーのクロルピリホス(0.11 mg/kg)及び未承認物質カルバリル(0.034 mg/kg)、フランス産チルドノルウェーロブスターの亜硫酸塩非表示(32 mg/kg)、
フォローアップ用情報（information for follow-up）
未承認食品サプリメントのピペリンの高摂取量、英国及びアイルランドで飼育した動物由来ポルトガル産飼料製品によるカテゴリー3動物の特定危険部位(SRM)、リトアニア産飼料用リン酸一カルシウムのフッ化物高含有(2850 mg/kg)、英国産食品サプリメントの未承認新規食品成分カワラタケ(48 mg/日)、中国産シリコーン製ケーキ用ベーキングマットの揮発性有機化合物高含有(0.91 %)、
通関拒否通知（Border Rejections）
インド産茹でピーナッツのアフラトキシン(B1 = 5.6 µg/kg)、中国産ドイツ経由ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 5; Tot. = 5 µg/kg)、中国産カトラリーセットからの高濃度の総溶出量(4 mg/dm²)、ナイジェリア産乾燥して煎ったカクテルピーナッツのアフラトキシン(B1 = 8.6; Tot. = 10.0 µg/kg)、パキスタン産スパイスミックスのアフラトキシン(B1 = 6.6; Tot. = 6.6 µg/kg；B1 = 9.8; Tot. = 11.1 µg/kg)、インド産殻付きピーナッツのアフラトキシン(B1 = 3.1; Tot. = 3.9 µg/kg)、トルコ産ペッパーのアセタミプリド(0.704 mg/kg)、イラン産殻付きピスタチオのアフラトキシン(B1 = 15.8; Tot. = 17.4 µg/kg)、
[HK] 法令違反サンプル結果。調理油は栄養表示規則に違反している
Cooking Oil not in compliance with nutrition label rules
Thursday, August 27, 2020
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20200827_8107.html
日本産食用油が飽和脂肪酸0.0g /100gという申告のところ、7.1g /100g検出された。
[TGA] 殺菌剤について
殺菌剤の適切な使用：消費者、医療従事者、医療施設向け情報
Appropriate use of disinfectants: Information for consumers, health professionals and healthcare facilities
26 August 2020
殺菌剤：消費者向けよくある質問
Disinfectants: FAQ for consumers
26 August 2020
https://www.tga.gov.au/disinfectants-faq-consumers
洗浄剤や殺菌剤の規制：事業者向け情報
Regulation of cleaners and disinfectants: Information for sponsors and manufacturers
26 August 2020
https://www.tga.gov.au/regulation-cleaners-and-disinfectants-information-sponsors-and-manufacturers
殺菌剤：事業者向けよくある質問
Disinfectants: FAQ for new sponsors
https://www.tga.gov.au/disinfectants-faq-new-sponsors
[NSW] リコール： Xiong Mao Pai (パンダブランド) 乾燥キヌガサタケ 20g
Xiong Mao Pai (Panda Brand) Dried Bamboo Fungus 20g
20 Aug 2020
https://www.foodauthority.nsw.gov.au/news/recalls/xiong-mao-pai-panda-brand-dried-bamboo-fungus-20g
二酸化硫黄の量が基準値超過のため回収措置。製品写真あり。
[CFIA] 2020-08-12 食品安全検査報告
Notification - Dom Duarte brand Emagrecimento Tea recalled due to non-permitted food
2020-08-28
Dom DuarteブランドのEmagrecimento Teaは未承認の食品成分のため回収措置。
（減量用、成分記載なし）
[FSA] 研究プロジェクト 抗菌剤耐性(AMR) リスク評価のための食品チェーンテンプレート作成
Developing food chain templates for AMR risk assessment
20 August 2020
この研究は、鶏肉やレタスのすべての加工工程に焦点をあて、食品供給チェーンにおける抗菌剤耐性(AMR) のリスク評価テンプレート作成のために文献をレビューする。
[FSA]FSA理事会はフードシステムの将来の課題を予測するのにパンデミックの知見を組み込む
FSA Board commits to building on pandemic insight to anticipate future challenges in the food system
今週のFSA理事会のメイントピックスの一つはホライズンスキャニング
Emily Miles長官は、問題に反応することから、食品業界に影響するだろう変化を予想する方向に移行する野心を強調した
[COT]COTの声明とポジションペーパー
COT statements and position papers
Last updated: 26 August 2020
https://cot.food.gov.uk/statementsandpositionpapers
-乳幼児の食事中の汚染物質のリスクの可能性に関する包括的声明への補遺概要
Addendum to the Overarching Statement on the potential risks from contaminants diet of infants and young children lay summary (2020)
全体として、
・毒性学的懸念とはならないのはヘキサクロロシクロヘキサン、シクロピアゾン酸、ジアセトキシシルペノール、麦角アルカロイド、モニリホルミン、ニバレノール、ステリグマトシスチン、テトラブロモビスフェノール、ゼアラレノン、多環芳香族炭化水素、フモニシン、フザレノン-X、甘味料
・毒性学的懸念の可能性のある化合物は3-MCPDとアフラトキシン
・データの限界や不足のため健康影響の可能性が現時点では排除できないのがデオキシニバレノール、シトリニン、パツリン、トロパンアルカロイド
-乳幼児の食事中の汚染物質のリスクの可能性に関する包括的声明への補遺
Addendum to the Overarching Statement on the potential risks from contaminants diet of infants and young children (2020)
-CBD食品製品中CBDのリスクの可能性についてのポジションペーパー
Position paper on the potential risk of CBD in CBD food products (2020)
https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2020-08/cbdpositionpaper290720_accessibleinadobepro.pdf
[FSAI] 安全な哺乳―搾乳あるいは調製粉乳
Bottle Feeding Safely - Expressed Breast Milk or Formula
21/8/2020
https://www.fsai.ie/faq/bottle_feeding_safely.html
搾乳した母乳あるいは調製粉乳の安全な与え方についての情報更新。
[FSAI] 未承認の物質THCのため、CBD One Oil (10ml)の回収措置
Recall of CBD One Oil (10ml) due to the Presence of an Unauthorised Substance THC
Friday, 28 August 2020
https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/cbd_one_oil_thc.html
未承認の物質テトラヒドロカンナビジオール（THC）のため、CBD One Oil (10ml)の回収措置。製品写真あり。
[MPI] 絞り出す食品包装に注意するよう保護者に助言する
Parents advised to take precautions with some squeezable food pouches
29 Aug 2020
いくつかの乳幼児用食品包装に損傷が確認され、保護者に確認するよう助言している。
-絞りだす食品包装の乳幼児用食品がWoolworths ニュージーランドスーパーマーケットから回収措置
Squeezable baby food pouches recalled from Woolworths NZ supermarkets
30 Aug 2020
Woolworths NZ社は、鼠による包装損傷のためOnly Organic, Natureland, and Smiling Tumsブランドの絞りだす食品包装の乳幼児用食品をを回収している。製品写真あり。
-リコール。絞り出す食品包装の乳幼児用食品Organic, Natureland, and Smiling Tums
Only Organic, Natureland, and Smiling Tums baby food in squeezable pouches
30 Aug 2020
スーパーマーケットのWoolworths NZ は、AucklandとNapierの店舗で絞り出す食品包装の乳幼児用食品各種の30製品に穴が見つかったため、を回収している。
[FDA]警告文書
- Living Senior, LLC
August 19, 2020
コロナウィルス疾患2019（COVID-19）に関連する未承認かつ不正製品。CBD製品を含む。
- Grupo Rm Usa, Inc.
August 06, 2020
FSVP違反の問題。
- La Sonorense, Inc.
August 06, 2020
CGMP食品製造、包装または保管に関する衛生管理、不良品の問題。
- Custom Nutraceuticals, LLC
August 06, 2020
CGMPダイエタリーサプリメント製造、包装、表示または保管、不良品の問題。
- Gourmet & More
July 31, 2020
FSVP違反の問題。
- Chicago Indoor Garden, Inc.
July 30, 2020
CGMP食品製造、包装または保管に関する衛生管理、不良品の問題。
- Fides Ny Inc
July 29, 2020
FSVP違反の問題。
- Martinez Mexican Produce LLC
June 16, 2020
FSVP違反の問題。
[FSSAI]FSSAIは食用油の異物混入対策を開始
FSSAI launches drive against Adulteration in the Edible Oil
28th August 2020
FSSAIは汎インド食用油サーベイランスと協力して異物混入食用油の販売取り締まりを強化することに決めた。2020年8月25-27日に全国で行った調査では、16種類の植物油4500検体以上を調べる。その結果をもとに異物混入の多い地域を同定し今後数ヶ月で取り締まりを強化するだろう
[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果
輸入検査管理課
2020-08-21
https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43152
2020.8.14〜2020.8.20
[MFDS] [報道参考] 食薬処、条件付き輸入検査制度の活性化推進
輸入検査管理課 2020-08-18
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44523
食品医薬品安全処は、コロナ19が長期化し、輸入食品原料の円滑な国内供給のために、輸入食品等の輸入業者に「条件付き輸入検査制度※」を積極的に活用するように要請した。
※ 条件付き輸入検査制度：生鮮食品などに該当する輸入食品について、検査結果が出る前に流通・販売禁止条件を付けて輸入申告確認証を発行して営業者が申告した保管倉庫に入庫を可能にする制度
○ これまで食薬処は、2年以内に不適合履歴がある全ての品目について、輸入国に関係なく、条件付き輸入検査対象から除外したが、今後は不適合履歴がある同一国、同一品目だけ除外される。
（例） '19年A国産大豆不適合、'20年無作為標本検査で選ばれたB国産大豆が条件付き輸入検査申請時
現在 同じ品目なので申請返還 → 改善 製造国が異なるので申請受付
○ 条件付き輸入検査を申請した業者は、輸入検査結果が出る前に製品を保税倉庫から業者が申告した倉庫に移送・保管することで、輸入検査適合時直ちに製造・販売が可能となる。
* 条件付き輸入検査は、主に生鮮食品で活用（'19年約1千1百余件）されてきたが、その措置が自社製品製造用原料にも活用され申請件数が増加することを期待
○ 併せて、条件付き輸入検査中の食品などが検査結果を確認する前に、作業場または倉庫に搬出され、流通・販売されないように管轄官庁に事後管理を徹底することを要請する計画である。
[MFDS] [報道参考] 農産物サネブトナツメ種子、セキショウと真偽判別可能になる
食品基準課/新種有害物質チーム 2020-08-14
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44521
□ 食品医薬品安全処は、肉眼で区別が難しい点を悪用して、安全性が証明されていない原料を食品原料に変えて販売する行為を根絶するために、遺伝子分析技術を用いた真偽判別法を開発した。
○ 今回の検査法は、既存の市場でインドナツメをサネブトナツメ種子（酸棗仁）として、ショウブ（Acorus calamus L）をセキショウ（Acorus gramineus Soland）と欺いて販売される事例があるが、見た目では真偽を判別することができないので遺伝子分析法が必要であるというソウル市保健環境研究院の要請に応じて開発しました。
* サネブトナツメ種子とセキショウは茶飲料などに使用される食品原料として、見た目が似ているインドナツメやショウブ（使用不可原料）を偽造・変造されている事例が頻繁である
○ 今回の遺伝子分析法は、特定の植物種にのみ存在する固有遺伝子（DNA）の塩基配列情報を利用して検査する方法では、
- 原材料の形態だけでなく、固有の形態が分からない切断・粉砕した加工食品にも活用することができる。
□ 食薬処は、サネブトナツメ種子、セキショウ以外にも、肉眼での区別が難しく偽造・変造の可能性が高い農産物*について真偽判別法の開発を進めており、今後も消費者を欺く行為を予防するために食品原料判別法開発をさらに拡大していくと明らかにしました。
* カワラヨモギ、蒼朮（ソウジュツ）、チョウセンノギク、菊、覆盆子、タンポポなど
<添付>
1.食品原料農産物（サネブトナツメ種子：インドナツメ、セキショウブ：ミズショウブ）
2.遺伝子分析法が開発された食品原料（サネブトナツメ種子、セキショウブ）の真偽判別
[MFDS] [報道参考] 健康機能食品の異常事例報告ガイドブックを用意
健康機能食品政策課 2020-08-13
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44517
□ 食品医薬品安全処は、健康機能食品営業者*が異常事例報告に活用できるように詳細な報告手順と措置方法などを入れたガイドブックを発刊して、食薬処（ホームページ）を通じて公開する。
* 健康機能食品製造・販売業者、輸入食品等の輸入・販売業者、薬局開設者
○ 今回のガイドブックは、最近、健康機能食品の摂取による消費者被害の予防のために健康機能食品法令を改正して、健康機能食品摂取によって疑われる異常事例を知ったとき、報告が義務になったので、営業者の理解を助けるために用意しました。
* 「健康機能食品に関する法律施行令・施行規則」一部改正（2020.6.4公布及び施行）
○ ガイドブックの主な内容は、▲報告対象と報告期限、▲異常事例管理システム、▲異常事例報告方法など。
- 営業者は、異常事例を知った日から 7日以内に報告しなければならず、食品安全国サイト統合苦情相談*を活用したり、健康機能食品異常事例報告書式に基づいて、電話、ファックス、メールなどで報告できる。
* 統合苦情相談サービス（https：//www.foodsafetykorea.go.kr/minwonMainNew.do）に接続
- ガイドブックは、食薬処（ホームページ）（www.mfds.go.kr → 法令/資料→ 法令情報→公務員指針書/申請者ガイド）で確認できる。
□ 一方、食薬処は、最近5年間（'15〜'19）、健康機能食品異常事例受付状況を分析した結果、届出件数は合計4,168件で、毎年増加する傾向を見せており、
○ これは、健康機能食品市場の継続的な成長に伴う影響と分析される。
○ 異常事例症状としては、下痢、腹痛、じんま疹、吐き気、便秘が大部分であり、栄養補充用製品、プロバイオティクス、DHA/EPA含有、ガルシニアエキスなどの製品群が申告事例の約60％程度を占めることが確認された。
○ 製品別異常事例で、▲栄養補充用製品は、消化管異常・下痢・嘔吐、▲プロバイオティクス製品は、下痢・便秘・腹痛、▲EPA/DHA含有油脂製品は、かゆみ・下痢・じんま疹・消化不良、▲ガルシニアエキス製品は、下痢・じんま疹・腹痛・生理異常などが主に報告された。
□ 食薬処は、今後も強化された健康機能食品異常事例管理システムに基づいて、異常事例との因果関係を明確に究明し、その結果を食薬処（ホームページ）や食品安全国に公開する予定。
添付
1.最近5年間（'15〜'19）異常事例報告現況
2.健康機能食品異常事例管理システム
[MFDS]第12回包容国家実現のために社会関係大臣会議を開催
食生活栄養安全政策課 2020-08-12
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44514
◈ 子供の食の安全保障のために、食材管理-調理・配食-事後点検まで幼稚園・保育園の給食段階別総合管理対策を発表
教育省は、8月12日に政府ソウル庁舎で第12回社会関係大臣会議を開催する。
第1号案件として、「幼稚園・保育園給食安全管理改善対策」を議論する。
□ 政府は、6月に集団食中毒が発生したA幼稚園に対する疫学調査進行後、疫学調査妨害疑いでA幼稚園を告発し、 幼稚園及び保育園全数の点検（7.6〜31）を実施した後、点検結果を分析して関係省庁合同で給食安全対策を用意した。
□ まず、A幼稚園集団食中毒処理結果及び、今後の措置の具体的な内容は次のとおり。
➊ A幼稚園集団食中毒合同疫学調査の結果、幼稚園で6月11〜12日に提供された給食摂取（冷蔵庫の性能異常に起因する大腸菌増殖）により腸管出血性大腸菌感染症が集団発生したと推定される。
○ 汚染された食材を直接摂取したり、調理・保管過程で調理道具や冷蔵庫などを通じて交差汚染が発生し、幼児が感染源にさらさされたと推定され、
- 冷蔵庫の性能検査の結果、下部の引き出し温度が適正温度より高く（10度以上）、食材保管中に大腸菌が増殖したと推定された。
○ ただし、被害幼児が汚染源にさらされたと見られる6月11〜12日、保存食不在、食材取引履歴虚偽作成、疫学調査前内部消毒実施などが確認されて原因究明には限界があった。
➋ 疫学調査結果をもとに、様々な法令に基づいてA幼稚園関係者を強力処罰する予定。
○ 食中毒発生未報告、保存食未保管など「食品衛生法」違反内容について過怠料を（250万ウォン）賦課し、感染症の拡散防止のために「感染症予防法」に基づいて、幼稚園を一時閉鎖（6.20〜8.14）した。
○ また、疫学調査及び捜査過程で明らかになった、院長、調理師など関係者の虚偽陳述及び虚偽資料提出等について「感染症予防法」に基づく疫学調査妨害罪で8月12日、警察に告発措置した。
〇 また、今回の調査結果をもとに、京畿道教育庁がA幼稚園運営全般に対する監査実施後、違法・不当事項が確認された場合、院長など懲戒処分及び告発・捜査依頼など厳重措置する計画。
○ ほかにも、警察の調査の結果、調理師・栄養士の職務怠慢が明らかになれば、1ヶ月間の業務・免許停止（食品衛生法、国民栄養管理法）など、関係者に対して現行法令上可能な最大の法的措置をとる予定
➌ 治療費支援及び患児追跡管理システムの構築、幼児の学習権保護対策用意など、さまざまな方法で被害幼児を支援。
○ A幼稚園食中毒事故で合計71人（園児69人、家族1人、従事者1人）の腸管出血性大腸菌感染症確定者が発生し、入院治療を受けた36人（園児32人、家族4人）の幼児のうち17 人は溶血性尿毒症症候群の診断を受けた。
※ 7.16（木）入院治療を受けた幼児36人すべて退院
○ 政府は被害幼児の入院治療費支援と臨床追跡管理システムの構築の推進により、溶血性尿毒症症候群の診断を受けた幼児の健康状態を持続点検・管理する予定。
○ また、他機関に転園を希望する幼児に対する転園支援及び未転園幼児の学習権保護のために、京畿道教育庁と協議して幼稚園運営正常化を支援する計画。
□ 次に、未来世代のために幼稚園・保育園の給食衛生・安全管理の充実のために、全体点検を実施し、その結果を分析して「幼稚園・保育園給食安全管理の改善対策」を用意した。
○ A幼稚園のような感染症の発生を防止するために、7月の一ヶ月間、幼稚園・保育園の給食全体の点検（点検率99.7％）を実施し、保存食保管・衛生基準遵守可否などを重点確認した。
点検の結果、栄養士不足、保存食保管不備、流通期限経過など基本的衛生・安全管理事項遵守などの問題点が把握され、次のような改善案を用意した。
< 幼稚園・保育園全体点検（7.6〜7.31）結果要約 >
➀ 給食人数50人以上の施設（集団給食所）点検の結果
- 全15,953ヶ所のうち169施設で174件摘発（違反率1.1％）
- 保存食保管違反（72件）、健康診断未実施（34件）、流通期限経過製品保管（26件）の順
➁ 給食人数50人未満の施設点検の結果
- 全28,209ヶ所のうち784施設で889件摘発（違反率2.8％）
※ 幼稚園4,397ヶ所、保育園23,812ヶ所
- 流通期限経過製品保管（464件）、不衛生取り扱い（121件）、健康診断未実施（78件）など
- 50人未満規模施設は、保存食保管義務はない、79％の保存食未保管
➊ 保存食保管義務の適用範囲を拡大。
○ 集団給食所ではなく、50人未満の幼稚園・保育園も保存食保管義務を拡大して、食中毒などの事故が発生したとき、正確な原因を究明することができる基盤を固める。
○ これと共に、保存食未保管、廃棄・毀損した場合、過怠料を大幅に引き上げ（50→300万ウォン、30→300万ウォン）、「食品衛生法」の改正により、保存食を廃棄または食中毒の原因調査を故意に妨害した場合、3年以下の懲役や3千万ウォン以下の罰金賦課などの処罰を新設する計画。
➋ 幼稚園及び保育園栄養士配置基準を強化します。
○ 栄養士がいない100人未満の子供給食施設を支援するために子供給食管理支援センターを強化し、さらに細かい衛生・栄養管理を実施する。
〇 併せて、100人以上の幼稚園と保育園は、現在5ヶ所まで許容される共同栄養（教）師の配置基準を最大2ヶ所に限定して、200人以上規模は単独で栄養（教）師を配置するようにします。
➌ 幼稚園及び保育園全体点検推進システムを構築します。
○ 幼稚園・保育園全体点検を毎年1 回以上実施して、現場点検で摘発された場合、食品衛生法上の措置と給食関係者など教職員に対する身分処*が行われるよう制裁を強化します。
- 食中毒発生時、原因究明率を高めるために現場調査の範囲を拡大*して、自治体の要請がある場合には、食薬処が幼稚園・保育園の現場調査に参加する方案も推進します。
* （現行）保存食中心の検査、10項目（従事者・場所現状、調理長・施設衛生点検など）→（改善）食材まで調査拡大、17項目（食材供給業者の販売記録確認及び最初の患者発生時点の調査などを追加）
➍ 食材管理及び情報提供などの関連制度を改善します。
○ 幼稚園と保育園の給食衛生・安全が食品安全管理認証制度（HACCP）レベルで管理されるように、「食品衛生法施行規則」改正など基準を強化。
- 食材管理部門では、食材品質管理基準（幼稚園）の導入と「食材安心購入」制度を拡大（保育園）推進。
- 特に、幼稚園には来年1月30日から「学校給食法」を適用*する予定で、政府は法施行前まで下位法令を整備し、施設・設備基準及び衛生・安全管理基準を用意する計画。
○ また、幼稚園・保育園運営委員会が委託業者選定と衛生状況を確認し、家庭通信文や社会関係網サービス（SNS）などを通じて、給食関連情報が透明に公開されるようにします。
○ これと共に、保育園は2021年から保育教職員を対象に衛生・安全関連教育を追加実施し、幼稚園は「学校給食法」の適用以後変わる点について教育庁主管研修を実施して、機関自ら給食の質を管理する能力を強化するように支援する予定。
（このニュースは微生物なので参考。大きな事件で連日話題になっていた。重症化率が高い）
[MFDS][報道参考] 食薬庁、海外個人輸入食品の安全管理方案を議論
疎通協力課/輸入流通安全課2020-08-12
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44511
□ 食品医薬品安全処は、13日、消費者団体‧学会‧業界とともに「海外個人輸入食品安全管理方案」をテーマに、非対面方式のオンラインフォーラム「第4回食・医薬安全オープンフォーラム2020」を開催する。
○ 今回のフォーラムは、海外のオンラインショッピングモールで直接食品を購入する海外個人輸入市場が成長*し、これによる消費者被害も多く発生**することにより、海外個人輸入食品安全管理方案に対する多様な意見を収集・議論しようと用意した。
* '19年飲・食料品のオンライン海外個人輸入購入額（9,111億円）、前年比36.3％増（'20、関税庁）
**海外個人輸入経験者のうち50％は製品変質、副作用情報不足などの被害経験（'19、韓国消費者院）
○ 主な内容は、▲海外個人輸入食品安全管理の改善方案（食薬処輸入流通安全課課長）、▲海外個人輸入食品消費者被害事例（韓国消費者団体協議会長）、▲諸外国海外個人輸入食品安全管理現状（食品安全情報部部長）とパネルディスカッションである。
□ 現在、海外個人輸入食品は購入検査及び海外危害情報確認を通じて約2,000以上の危害懸念食品を確認して関税庁に国内搬入遮断を要請し、食薬処・税関庁協業検査を実施して通関段階で危害食品が搬入されないように選別検査を強化している。
○ また、通関遮断された食品は、消費者が確認できるように食品安全性国（foodsafetykorea.go.kr）と輸入食品の情報丸（impfood.mfds.go.kr）」ための食品ブロックリスト」に掲載しており、
海外個人輸入を通じて購入する製品は、正規輸入手続きを経ておらず安全性が確認されていないだけに、国内搬入遮断製品なのか確認するように呼びかけている。
[MFDS]カフェなど休憩飲食店の生活防疫管理強化
食品安全管理課 2020-08-11
https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44510
□ 食品医薬品安全処は、最近、カフェなどを通じてコロナ19集団感染が広がっているだけにカフェ従事者だけでなく、利用者も売り場の中では常にマスクを着用するなど、生活防疫指針を徹底敵に守るよう呼びかけた。
■利用者の遵守事項
○ カフェで飲み物・食べ物を摂取するときを除いて、カフェに入店、注文待機、移動時には必ずマスクを着用します。
○ マスクを着用していない状態での会話は自制します。
○ 混雑する時間帯は避け、訪問を避けられない場合、包装や配達を利用して留まる時間を最小限に抑えます。
○ 室内ではなく、屋外のテーブルを利用するのも方法です。
■責任者・従事者の遵守事項
○ カフェ管理者及び従事者もマスクを常時着用してください。
○ 利用者が飲み物・食べ物を摂取する場合を除いて、マスクを着用するように案内します。
○ 他の利用客と2m（最小1m）以上の距離を保つように管理します。
- 待機者発生時に番号札を活用したり、フロアステッカー、案内文などを通じて距離を置くことを実践します。
○ エアコンを使用する場合は、必ず2時間ごとに換気して、生活防疫が実践されるように定期的に従事対象教育を実施します。
□ 一方、食薬処は、マスク着用、個人の衛生管理など現場での生活防疫が正しく移行されているかきっちり管理するために、自治体をはじめ、業者、協会、中央政府が参加する4つの防疫体系を構築・運営している。
○ 業者は自律点検表を活用して、独自の点検を実施して、協会は自律指導員を通じて実施するかどうかをもう一度確認しており、
○ 自治体は管轄営業所に継続的に指導・点検を実施する一方、食薬処・自治体で構成された合同点検班を編成して抜き打ち検査も実施している。
- 参考に、過去5月6日から、カフェなど休憩飲食店約48 万ヶ所について生活防疫指針履行の有無を点検しており、619ヶ所に対しては行政指導を実施するなど防疫管理を行っている。
□ 食薬処は、カフェ、飲食店などでコロナ19 感染環境である3密（密集、密接、密閉）を制限する生活防疫指針を徹底敵に履行することを再度要請する。
○ また、食品取扱者のマスク着用などの食品衛生法改正と防疫管理共感拡散のために、国民広報を継続的に展開していく。
< 添付 >
- カフェなど休憩飲食店利用者の行動要領ポスター
- カフェ防疫規則遵守（利用者、責任者・従事者）
< 添付2 > カフェ防疫上の注意（利用者、責任者・従事者）
利用者
[共通事項]
○ 発熱や呼吸器症状（咳、のどの痛みなど）があるか、最近14日以内に、海外旅行をした場合、訪問を自制する
○ 他の人と2m（最小1m）以上の距離を置く
○ 流水と石鹸で30秒以上手を洗ったり、手消毒剤で手を消毒する
○ 咳やくしゃみをするときは、ティッシュ、衣服の袖で口と鼻を隠す
○ 唾の飛沫が弾ける行為（歌う、叫ぶなど）や身体な接触（握手、抱擁など）を自制する
○ 屋内利用施設を利用する場合、マスクを着用する
○ 屋外で2mの距離が維持されていない場合、マスクを着用する
[該当タイプの適用条件]
○ 混雑した時間帯に訪問せず、やむを得ず訪問する場合テイクアウトしたり、滞在時間を最小限にする- カフェ内の利用客が多い場合には、テイクアウトを利用する
○ テーブル間の距離を2m（最小1m）置いて座ったり、他の利用客と隣接するテーブルの利用を自制して、なるべく最大限の間隔を置いて座る
- 屋外テーブルがある場合には、屋外を利用する
○ 可能ならジグザグに座ったり、同じ方向を向くように座る
○ 食べ物（飲み物）摂取前、流水と石鹸で30秒以上手を洗ったり、手消毒剤で手指を消毒する
○ カフェに入場、注文待ち、移動する時と対話時、食べ物（飲み物）摂取前・後は、マスクを必ず着用して仲間でない他の人と2m（最小1m）以上の距離を維持する
○ 唾飛沫が飛ぶ行為（大声で話す、歌う、掛け声、叫ぶなど）はしない
○ 可能なら持ち帰りや配達注文などを利用したり、屋外テーブルを利用する
○ 共用で食べる食べ物は、トングなどを使用して各自個人の皿にとって食べる
2責任者・従事者
[共通事項]
○ 防疫管理者指定及び地域保健所担当者の連絡網を確保するなど、防疫協力体系を構築する
○ コミュニティ内に密接な接触が起こる同一部門、同一場所など、2〜3人以上の有症者が3〜4日以内に発生したとき、コロナ19の検査を受けるよう案内し、有症者が追加発生した時、保健所に集団感染の可能性を報告する
○ 従事者に発熱や呼吸器症状がある場合、出勤停止とし、すぐに帰宅措置する
○ 人の間の間隔を2m（最低1m）以上の距離を置く
○ 手を洗うことができる施設や手の消毒剤を備えて、手洗いや咳エチケットのコンプライアンスを案内文で公開する
○ 自然換気が可能な場合、窓を常時開けたままにし、エアコン使用等で常時窓を開けておくのが困難な場合、2時間ごとに1回以上換気する
○ 共用で使用するもの（出入口ハンドルなど）の表面は、毎日1回以上よく消毒する
○ 顧客（利用者）を直接応対する場合、マスクを着用する
○ 発熱や呼吸器症状があるか、最近14日以内に海外旅行をした場合、訪問自制案内をする
○ 屋内利用施設を利用する場合、マスクを着用案内する
○ 屋外で2mの距離が維持されていない場合、マスクの着用を案内する
論文
-母親の妊娠中の殺虫剤の使用と新生児黄疸
Maternal insecticide use during pregnancy and neonatal jaundice
28-AUG-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-08/su-miu082820.php
エコチル調査に関する信州大学のプレスリリース
（まだ大学のサイトには掲載されていないようだ）
-アウトブレイクの時に農家が鶏を早く売ることが恐ろしいウイルスの伝搬を増やす可能性
Farmers' quick sale of poultry during outbreaks may increase deadly virus transmission
28-AUG-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-08/ps-fqs082820.php
ベトナムの小規模家禽農家は高病原性鳥インフルエンザのアウトブレイクの時に経済的損失を避けようとして鶏を早く売る傾向がある。eLife
（写真。豚コレラの時も同じだけどこういう「小規模事業者」全てにハイレベルの管理を求めるのは難しい）
-バングラデシュのCOVID-19検査に批判
Bangladesh's COVID-19 testing criticised
THE LANCET WORLD REPORT| VOLUME 396, ISSUE 10251, P591, AUGUST 29, 2020
検査料をとることを含む政府の検査とサーベイランスアプローチが対応の障害になっていると専門家が言う。Sophie Cousinsが報告する。
バングラデシュの公衆衛生専門家が、検査数の激減の中でCOVID-19の検査料をとる政府の決定に懸念を表明。「不必要な検査を避けるため」政府施設での検査に200タカ（1.8ポンド）、自宅での検体採取に500タカ（4.5ポンド）をとることにした。民間検査は3500タカ。バングラデシュは約1/4が貧困ライン以下である。
他にも検査には障害がある。人々が医療システムを信用していないので、検査結果も信用していない、そんな検査は受けたがらない。検査を受けても結果が出るのは一週間後で必要な時には得られない。6月半ばには病院のオーナーが数千のニセのCOVID-19陰性結果を発行した疑いで逮捕された
その他
-Natureニュース
デング熱を排除する蚊戦略
The mosquito strategy that could eliminate dengue
27 AUGUST 2020 Ewen Callaway
https://www.nature.com/articles/d41586-020-02492-1
蚊に病気の伝染を止めるための細菌を感染させることが‘圧倒的staggering’患者減につながった
疫学者は通常限定的で但し書きのある言葉を話すが、新しく発表された試験の結果には「圧倒的」「画期的」といった用語が使われている。このインドネシアで行われた研究では、Wolbachiaという細菌を運ぶ蚊の放出がデング熱患者を急減させた
-Scienceニュース
中国が再び研究開発費を10%以上増強
China again boosts R&D spending by more than 10%
By Dennis NormileAug. 28, 2020
https://www.sciencemag.org/news/2020/08/china-again-boosts-rd-spending-more-10
（絶対額としては今は米国に次ぐ二位だがやがて追い抜くだろう）
米国が選挙の前にCOVID-19ワクチンを発表できるわけとそれがなぜ恐怖なのか
Here’s how the U.S. could release a COVID-19 vaccine before the election—and why that scares some
By Jon CohenAug. 28, 2020
Donald Trump大統領が共和党大会で次期大統領候補に認められたとき、彼は「年末までに、あるいはもっと早くCOVID-19ワクチンを提供する」と約束した。この約束が多くのワクチンベテランを心配させた。政治的圧力で11月3日の米国大統領選挙に勝つために、時期尚早で危険な緊急時使用認可(EUA)につながる可能性があるからだ。
中国とロシアは既に臨床試験以外で限定的にCOVID-19ワクチンの使用を認めていて批判されている
FDAのワクチン認可部門のPeter Marksは、安全性と有効性が明確でないワクチンに政権が圧力をかけてきたら辞めると言明している
-カルト再覚醒：Extinction Rebellionの死後解剖
Cult Reawakening: An Extinction Rebellion Post-Mortem
Posted by RISKMONGER on AUGUST 28, 2020
https://risk-monger.com/2020/08/28/cult-reawakening-an-extinction-rebellion-post-mortem/
西洋の若者たちが2019年に最も隆盛だったExtinction Rebellion（XR）のカルトから目覚めつつある。COVID-19パンデミックの前から最盛期は過ぎていたがコロナウイルスロックダウンが始まると決定的になった。彼らの要求（仕事をなくす、旅行しない、店を無くす）の帰結を実感し社会的交わりが無くなりXRは休眠状態になった。2020年5月のXRのZoom会合ではRISKMONGERを含めて42人しか参加しなかった。現在ERのいろいろなtwitterのページもほとんど活動していない。Gretaさんですら学校に戻った。（1年の遊学期間を終了して学校に戻ったとのこと）
XRの急速な盛衰は他の活動家に何を教えるだろうか？
（いろいろ略）
-Twitterはトランプ大統領がリツイートしたコロナウイルスの死亡統計についてのQAnon支持者の虚偽の主張を削除
Twitter removes QAnon supporter's false claim about coronavirus death statistics that Trump had retweeted
August 30, 2020 By Daniel Dale and Jamie Gumbrecht, CNN
Qアノン陰謀論の支持者たちが、「米国CDCがCovidによる死亡のわずか6%が本当にCovidが死因で、残り94%は他の重大な病気を持っていることをこっそり認めた」と主張していた。しかしCDCはそんなことは言っていない
CDCが言っているのは死亡証明書のデータでCOVID-19にしか言及がないのは6%のみだった、ということ…平均して2.6の追加の状態が記載されている
-オーストラリアの牛肉はもう一つの中国との貿易衝突で打撃
Australian beef hit with another China trade strike
By Eryk Bagshaw August 28, 2020
Morrison政府がLion乳業および飲料の中国との6億ドルの契約を拒否して数日後、オーストラリアの最も古くからある家族経営の食肉加工場が新たに中国により取引中断になった。中国の税関は禁止薬物クロラムフェニコールが見つかったためだという。5月に別の4つの肉施設が表示や健康認証の問題で停止している。
オーストラリア肉産業協会はクロラムフェニコールの発見という知らせに驚いている。これまで一度も検出されていない。
（以下豪中貿易紛争の話題。豪が香港の件で中国を非難したことなども含め。クロラムフェニコールの検出濃度情報はないのでものすごく微量なのかも）
-プラスチック食品包装：COVID‑19の前と後
PLASTIC FOOD PACKAGING: BEFORE AND AFTER COVID‑19
https://www.dal.ca/sites/agri-food/research/plastic-food-packaging--before-and-after-covid-19.html
Dalhousie大学の研究によると、食品業界のプラスチック廃止と厳しい規制への支持はCOVID‑19により風化した
食品業界での使い捨てプラスチックの使用に関する報告書。パンデミック前の2019年とパンデミック最中の最近の調査を比較。プラスチックの環境影響への認識は高いままだが小さいが測定可能な懸念とプラスチックを避ける動機の低下が観察された。
また29%はCOVIDはプラスチック包装されたものを多く買っている。環境に優しい包装はコストが高く、消費者はCOVID以降、よりコストに厳しくなっている。
COVIDで食品安全がより気になるようになったと回答したのは55%で、女性、都市部が多い
プラスチックへの厳しい規制への支持は男性で低下が大きい
（カナダ）
