[FSANZ]食品基準通知
Notification Circular 135-20
25 September 2020
https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/Notificationcirc135-20.aspx
新規申請
遺伝子組換えSaccharomyces cerevisiae由来麦芽糖産生性アルファアミラーゼ
認可とフォーラム通知
除草剤耐性トウモロコシ系統MON87429 由来食品、加工助剤としてのGM Trichoderma reesei 由来グルコアミラーゼ、加工助剤としてのGM Trichoderma reesei 由来アルファアミラーゼ、線虫耐性除草剤耐性大豆系統GMB151由来食品、Innate ジャガイモ系統V11 & Z6由来食品
[FAO]コーデックスはCOVID-19期間中の食品安全確保と貿易基準の駆動力である、FAO事務局長は言う
Codex Alimentarius is a driving force for ensuring food safety and trade standards during COVID-19, says FAO Director-General
24 September 2020,
http://www.fao.org/news/story/en/item/1309614/icode/
[WHO]WHO化学物質リスク評価ネットワーク最新ニュースレター
The latest Newsletter of the WHO Chemical Risk Assessment Network - Autumn 2020
18 September 2020
-国際鉛中毒予防週間
International Lead Poisoning Prevention Week, 25-31 October 2020
インフォグラフィック
[FTC]FTCは高齢者向けに詐欺的に宣伝された「魔法の」痛み止めを購入した消費者に$76,000以上を返金
FTC Refunds More Than $76,000 to Consumers Who Bought Deceptively Marketed “Miracle” Pain Cure for Older Adults
September 24, 2020
FTCは「魔法の」痛み止めサプリメントとして全国で販売されていたIsoprexを購入した消費者に総額$76,368.54の4782の小切手を送っている
Isoprexは各種ハーブとスパイスの組み合わせを含む錠剤で筋肉や関節の痛み、頭痛などに有効と宣伝されていた
[FDA]医療従事者向けCOVID-19リソース:患者アウトリーチツールキット
Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) Resources for Health Professionals
Patient Outreach Toolkit
患者に説明するために使える資料
詐欺製品、FDAの対応、信頼できるツイート
[EU]ニュースレター
Health-EU Newsletter
24 September 2020
9月26日の世界心臓デーを前に心臓の健康について
・COVID-19中でも心臓のケアは重要で病院に行くことを躊躇わないように
・欧州での冠動脈心疾患死亡率 標準化後の死亡率はEU域内でも10倍以上の差がある.高いのはリトアニア、ラトビア、ハンガリー、低いのはスペイン、オランダ、フランス
・EUの自殺の77%が男性
・デマ:EUはコロナウイルス関連デマについて行動規約を評価しプラットフォーム報告書を発表
Disinformation: EU assesses the Code of Practice and publishes platform reports on coronavirus related disinformation
10 September 2020
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_20_1568
コロナウイルスパンデミックとインフォデミックのアウトブレイク以降、欧州委員会はプラットフォームと密接に連絡をとってデマ対策を行ってきた。プラットフォームはさらなるパフォーマンスの改善が可能である
7月31日までにコロナウイルス関連の虚偽や誤解を招く情報に対してとられた対策についての最初のベースライン報告書を発表した。対策には以下のようなものがあった:
・権威のあるコンテンツを薦め視認性をあげる
たとえばGoogle検索はEUのファクトチェック団体の記事を優先し、LinkedInは「欧州日報」を配信した
・ユーザーの認知度を上げる
Facebook とInstagramはWHOのような保健当局の情報につなげた
・捜査行動を検出し抑制する
Twitterはコロナウイルスの議論について340万以上の疑わしいアカウントを停止した
・広告制限
[NASEM]子どもと若者のヘルスリテラシースキルを開発する
Developing Health Literacy Skills in Children and Youth
2019年11月19日に開催されたワークショップの概要
[AU]医療苦情法s94Aによる警告-アーユルベーダ医薬品の重金属濃度について
NSW医療苦情委員会
Public Warning under s94A of the Health Care Complaints Act – Concerning levels of heavy metals in Ayurvedic medication
18 September 2020
NSW医療苦情委員会はアーユルベーダ医薬品である“Manasamithra Vatika,” (Manasamitram 錠剤)の処方に関して受け取った苦情に懸念をもっている。苦情はこの医薬品が自閉症を治療するとして子どもに処方されたことに関連する。この薬は鉛やその他の重金属を懸念される量含むことがわかった。リスクがあると考えられる患者にはNSW公衆衛生担当官が連絡をとっている。もしあなたがこの医薬品を使用したと思うなら地元の公衆衛生ユニットに相談して欲しい
消費者が身を守るためにすべきことは?
委員会は代替医療を求める人はどんなナチュラル療法や医薬品を始める前に良く調べることと提案されている治療法について登録された医療の専門家に相談することを強く勧める。
あるプラクティショナーが登録されているかどうかはAHPRAのウェブサイトで検索できる。また医薬品がTGAに認可されているかどうかはTGAのウェブサイトで確認できる。
-ビクトリア州保健福祉省
アーユルベーダ医薬品と重金属汚染
Ayurvedic medicine and heavy metal contamination
22 Sep 2020
https://www2.health.vic.gov.au/about/news-and-events/healthalerts/ayurvedic-medicine-contamination
NSW保健省が最近アーユルベーダ医薬品Manasamithra Vatikaを処方されて血中鉛濃度の高い子どもについて報告した。サンプルを分析した結果鉛や重金属が含まれ、現在評価中である。このアーユルベーダ医薬品は国内外で鉛を含む重金属汚染があることが知られている
論文
-甘美な成功:米国の砂糖入り飲料の大量摂取が2003年から2016年で減少した
Sweet success: Heavy consumption of sugary beverages declined in the US from 2003 to 2016
24-SEP-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/e-ssh092120.php
ほとんどの層で砂糖入り飲料を大量に飲む人の割合が低下傾向だが、いくつかのサブグループで低下していない
Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics.
一日に500カロリー以上の砂糖入り飲料(SSB)を飲んでいる大量摂取者の割合が11%から3%に低下傾向
(肥満が減ってないのにこれをpublic health success storyと言ってしまうからダメなんじゃないかな。)
-調理したニンジンがアレルギー反応を引き起こせる
Cooked carrots can trigger allergic reactions
24-SEP-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/ub-ccc092420.php
生のニンジンにアレルギーのある人は多いが、一般に信じられていることとは違って、調理しても同様である。ニンジンのアレルゲンDau c 1は高温加熱でアレルギー患者に無害の構造になると考えられるが、温度が下がるとすぐにもとの構造に戻る。
Molecular Nutrition & Food Researchに発表。
SMC UK
-欧州とアジアのロックダウン制限緩和戦略についてのレビューと意見への専門家の反応
expert reaction to review and opinion on strategies for easing lockdown restrictions in Europe and Asia
SEPTEMBER 24, 2020
The Lancetに発表されたレビューと意見が欧州とアジアのロックダウン制限緩和戦略を検討した
(専門家の意見略。アジアはSARS 2003の経験があるので公衆衛生にリソースを使いマスクを採用した、とまとめられてしまうとなんか違うと感じる
Lancetのプレスリリース
The Lancet: Experts compare strategies for easing lockdown restrictions in Europe and Asia Pacific and identify key cross-country lessons
24-SEP-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/tl-pss092420.php
もと論文
Lessons learnt from easing COVID-19 restrictions: an analysis of countries and regions in Asia Pacific and Europe
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)32007-9/fulltext
香港、日本、ニュージーランド、シンガポール、韓国、ドイツ、ノルウェー、スペイン、英国の対策比較
著者はシンガポールがメイン、日本人は渋谷先生の名前があるけどパンデミック以前からずっと英国在住
日本の記述が雑なので感染者数も人口動態も違う国の特定の側面だけ集めた雑なエッセイ、くらいの印象
ニュージーランドを褒めているのでNZが喜んでいる
SMC NZ
各国比較レビューがNZのCOVID-19戦略をハイライト
Cross-country review highlights NZ’s COVID-19 strategy – Expert Reaction
Published: 25 September 2020
Lancetに発表された政策レビューが、もっと多くの国が「ゼロCOVID」アプローチをとることを検討すべきと言う
著者らはニュージーランドのソーシャルバブルというパイオニア概念が良い例だと言い、排除戦略採用の強い論拠があるという)
-今日報告された新たな6634例への専門家の反応
expert reaction to 6,634 new cases reported today
SEPTEMBER 24, 2020
https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-6634-new-cases-reported-today/
拡大がさらに確認された
-英国の検査追跡隔離システムへの遵守について報告したプレプリントへの専門家の反応
expert reaction to preprint reporting on adherence to the test, trace and isolate system in the UK
SEPTEMBER 24, 2020
プレプリントによるとCOVID-19の症状(咳・熱・味覚または臭覚消失)を同定できたのは50%のみ、自己隔離に従うと自己申告したのは18.2%、隔離は10.9%などシステム遵守行動は低い
一方DHSCは
イングランドの10人に1人以上がコロナウイルス検査を受けた
More than 1 in 10 people in England have now been tested for coronavirus
Published 24 September 2020
NHS 検査追跡が約50万人に到達した。
5月28日にNHS Test and Traceが始まってから、イングランドの住人の11%以上が少なくとも一度は検査した。
10月末までに1日50万件の検査の目標を達成するまで検査能力の拡大を続ける
(検査数を増やすことに成功したと「成果」を強調。検査増やしたから患者が増えた、わけではないだろうけれど、検査より他にやるべきことがあるのでは)
その他
-Loh博士: COVID-19接触追跡で患者一人あたりの接触者が増加しているため「予防策が守られていない」
Dr. Loh: "Precautions not being followed" as COVID-19 contact tracing shows more contacts per case
by Jonah Shinuda on September 23, 2020
オンタリオ州ピール地域保健担当医務官Dr. Lawrench Lohが、地域のパンデミック対応チームが最近患者一人あたりの接触者が増加しているのを観察していると述べた。過去2週間で患者一人あたりの接触者の平均が5人から30人に増えた。「これは調査を難しくし、同時に予防対策が明確に守られていないことを意味する」
カナダ
-公の辱めのパンデミック
The Public-Shaming Pandemic
By D. T. Max September 21, 2020
https://www.newyorker.com/magazine/2020/09/28/the-public-shaming-pandemic
世界中で、たまたまコロナウイルスを感染させた人が危険な病気とオンラインでの糾弾の嵐の両方に直面しなければならない
2月から3月にかけてドイツで陽性になったNga Nguyenとベトナムで陽性になったNhung Nguyenの姉妹の経験。欧州では個人情報が保護されていてNgaの感染は身近な人しか知らないが、ベトナムでは政府が意図的にNhungの情報をメディアにリークした。ベトナムは感染者が少なく、流行していないと宣言する予定だったが彼女のせいで計画がダメになりハノイ住人が家にいなければならなくなったとジャーナリストが語った。新聞報道から1時間以内にインターネットにはNhungに関する噂があふれ彼女のソーシャルメディアアカウントには一万人の新しいフォロワーがつき多くが彼女を攻撃した。Nhungは入院中だったにも関わらず彼女に似た人が街中にいたという報告や病気中にパーティーに参加したといった嘘のうわさが出回った。怒りの波はNgaにも飛び火した。
(以下同様の事例たくさん)