2020-09-29

[FSANZ]ニュースレター

September edition of Food Standards News

https://mailchi.mp/a5caab165064/food-standards-news-september-1299518?e=21527ddb09

2020年9月10日のウェビナーの報告、

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/FSANZ-webinar.aspx

栄養計算機更新、

Nutrition Panel Calculator

https://www.foodstandards.gov.au/industry/npc/Pages/nutrition-panel-calculator.aspx

ヘルスカナダとGM食品安全性評価共有

Canada and FSANZ working together on GM food safety

https://www.foodstandards.gov.au/science/international/Pages/gm-food-safety.aspx

 

[FAO]国際食品ロスと廃棄啓発デー

International Day of Awareness of Food Loss and Waste

http://www.fao.org/international-day-awareness-food-loss-waste/en/

2020年9月29日

1.この危機の時に食品を無駄にする余裕はない

2.食品ロスと廃棄を減らすのはフードシステムを強化する強力な方法

3.フードシステムの効率を上げるには革新、技術、インフラが重要

4.公的介入は民間部門の食品ロスと廃棄を減らすための投資を促すべき

5.革新的ビジネスモデルが必要

6.我々全員が食品を救うべき

 

-革新が食品ロスと廃棄を減らすのに役立つ三つの賢いやりかた

Three smart ways innovation is helping reduce food loss and waste

28/09/2020

http://www.fao.org/fao-stories/article/en/c/1309567/

食品の販売あるいは寄付を最大化するアプリ

3D製品デザインによる新技術

革新的なシンプルな装置

 

[WHO]国際鉛中毒予防週間2020

International Lead Poisoning Prevention Week 2020

25 – 31 October 2020

https://www.who.int/news-room/events/detail/2020/10/25/default-calendar/international-lead-poisoning-prevention-week-2020

(写真は遊具)

 

[ProMED]中毒-米国:(フロリダ)ロヒプノール疑い

Poisoning - USA: (FL) rohypnol, suspected

https://promedmail.org/promed-post/?id=7819510

Date: Sun 27 Sep 2020 Source: Independent [edited]

警察が勤務外の警官3人がフロリダで夜遊びして中毒になった件を調査中。2020年9月16日にSanford市のレストランやバー4軒を訪問した後突然発汗し始め二人は入院しそのうち一人は人工呼吸器を使った。3人とも回復している。薬物過剰使用のような症状だったと報告している

(編集者コメントがバーでは飲み物に何入れられるかわからないので注意と)

 

[ASA]コロナウイルスとCOVID-19

Coronavirus and COVID-19

28 Sep 2020

https://www.asa.org.uk/advice-online/coronavirus-and-covid-19.html

広告に関する助言更新

 

-ハンドサニタイザーとフェイスマスク

Hand sanitisers and face masks

28 Sep 2020

https://www.asa.org.uk/advice-online/anti-bacterial-products.html

・ハンドサニタイザーと手洗い用品の広告でコロナウイルスの拡散を予防するような表現をしている場合には医薬品としての認可が必要

・医療用フェイスマスク、サージカルマスク、レスピレーターは認可が必要

・布のマスクや手作りフェイスカバーはそれにより使用者を感染から保護するような示唆をしてはならない

 

[USDA]遺伝子組換えによって改変したペチュニアの規制解除申請の予備的植物害虫リスク評価と環境評価案公表

APHIS

Availability of Preliminary Plant Pest Risk Assessment and Draft Environmental Assessment for Petition to Deregulate Petunias Modified Using Genetic Engineering

Sep 25, 2020

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2020/sa-09/ppra-dea-petunia

Westhoff社による、カリフラワーモザイクウイルスとアグロバクテリウムを使って開発したA1-DFRペチュニア

30日間パブリックコメント募集

 

[Codex]最初のバーチャル会合で基準の採択が進む

Standards adoption progresses at first ever virtual meeting

28/09/2020

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1310284/

納豆と冷凍餃子とちまきの地域基準について、が含まれる

 

論文

-肥満および過体重の男女での減量と代謝パラメーターへの時間制限食の影響

Effects of Time-Restricted Eating on Weight Loss and Other Metabolic Parameters in Women and Men With Overweight and Obesity

The TREAT Randomized Clinical Trial

Dylan A. Lowe et al.,

JAMA Intern Med. Published online September 28, 2020

https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2771095

米国のBMI27-43の18-64才の116人の男女での12週間のRCT。時間制限グループは午後12:00-8:00までの間だけ好きなように食べる、対照群は1日3回食事をするように指示。

群間で差はなかった

 

-グルテンの早期導入が子どものセリアック病を予防するかもしれない

Early introduction of gluten may prevent coeliac disease in children

28-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/kcl-eio092820.php

4ヶ月から高用量のグルテンを食事に含めることがセリアック病発症を予防できるかもしれない、JAMA Pediatrics。週に4gの小麦タンパク質を4ヶ月から与えた乳児と、ガイドライン通りに6ヶ月まで母乳のみの乳児の3才時点でのセリアック病を調べている

 

-COVID-19パンデミック中の心血管系疾患による数千の過剰死

Thousands of excess deaths from cardiovascular disease during the COVID-19 pandemic

28-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/uol-toe092820.php

イングランドとウェールズでCOVID-19パンデミックピーク時の心疾患と脳卒中による過剰死亡は2085と同定。これは予防できた可能性のある平均毎日17人が4ヶ月にわたって死亡していたことを意味する。Heartに発表。

 

-アリゾナ州立大学の研究が画面を見る時間、食生活、その他健康要因の関連を発見

ASU study finds association between screen time use, diet and other health factors

28-SEP-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-09/asu-asf092820.php

BMC Public Healthに発表された米国成人900人以上の研究で、画面を見る時間が長い人-1日平均17.5時間-はより短い時間(11.3時間および7時間)しか見ない人に比べて食生活が健康テクでなくその他の健康関連の特徴も悪い

テレビ、スマホ、ラップトップ、タブレット等各種の合計。

スマートホンのヘビーユーザーは睡眠の質が低いことと関連、テレビ番組を一度に複数見ることと食生活の不健康さが関連、等

(寝ている以外はずっと見てる人がそんなに多いのか)

 

SMC UK

-グルテンの早期導入と子どものセリアック病の指標を調べた研究への専門家の反応

expert reaction to study looking at early introduction of gluten and coeliac disease indicators in children

SEPTEMBER 28, 2020

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-study-looking-at-early-introduction-of-gluten-and-coeliac-disease-indicators-in-children/

JAMA Pediatricsに発表された研究がグルテンの早期導入と子どものセリアック病の指標を調べた

UCL総合小児科教授Alastair Sutcliffe教授

プレスリリースは科学を正確に反映しているが国際的に有名なEAT研究の二時解析であることを過小に報告している。つまりこの結果を検出するための研究ではない。これを一時仮説として設計したさらなる研究が必要である。

London School of Hygiene & Tropical Medicine医療統計准教授Baptiste Leurent博士

これはアレルゲン性のある食品の早期導入を調べたRCTの二次解析である。著者等は二つのグループでのセリアック病患者の発生率を比較し、標準群の7人(1.4%)の子どもが3才までにセリアック病になったことを発見した。早期導入群はゼロである。極めて少人数の比較なので偶然だけでも起こりうる。また試験がこの目的でデザインされていないので信頼性は劣る。しかし興味深い知見なのでさらなる研究が必要である。

 

-午後10時にパブを閉めることを巡る議論への専門家の反応

expert reaction to arguments over pubs closing at 10pm

SEPTEMBER 28, 2020

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-arguments-over-pubs-closing-at-10pm/

メディアで実施1週間のパブやレストランの午後10時閉店規則を変えるかどうか議論がある

Reading大学細胞微生物学准教授Simon Clarke博士

国中で見られる光景は驚くべきことではない。午後10時に強制閉店することで人々が通りに出てきて公共輸送を使い密集する。開店時間が短いので多くの人が閉店時間までいるのは理解できる。規制されて許可されている施設がなくなると、人々がより管理のない非公式な場所で集まる懸念もある。多くの人がリスクのある行動をすれば夜間外出禁止は感染抑制には逆効果だろう。ウイルスは時間を気にしない

Cambridge大学Flavio Toxvaerd博士

我々はパブを早く閉店させることの意図せぬ帰結、つまりパブの外と交通機関の群衆、を見ている。このような対策の逆効果は前にも見た。3月にロンドンの地下鉄が本数を減らしたとき、電車がひどく混雑した。

状況に応じた対応が必要だが二つの基本原則がある。まずサービス能力や営業時間は拡大して混雑を避けること。次にパブのような特定の時間に需要が集中するようなものはずらす必要がある。我々は病気の拡大に注意しながら経済へのダメージを最小限にするためにクリエイティブである必要がある

UCL行動変容センター長Susan Michie FMedSci教授

午後10時にパブやレストランを閉めることで予想される帰結がある。1)同時に全ての人を追い出すことで交通機関が混雑する。2)いつも同じような時間に社交する習慣がある人は外出禁止後の後も誰かの家などでつきあいを続けるだろう。3)早く閉まるなら早くから飲み始めるだろう

これらが営業時間を短縮した効果を弱めあるいは逆効果になるだろう。この対策は一貫した戦略や関連する専門家や地域への十分な相談無しに制限を導入したもう一つの例である。今は危険な時期で政府は助言者と独立した科学助言者SAGE両方の意見を聞くのが重要である。SAGEは一貫して子どもたちを学校に行かせるために屋内のパブやレストランは閉鎖すべきと言ってきた。「全てを得ることはできない。」

Nottingham Trent大学社会学教授Robert Dingwall教授

午後10時以降外出禁止は、ますます明らかになってきたパンデミックを管理するのに根拠のない規則に基づくアプローチをすることの問題を描く良い例である。また政策を作っている人たちの人生経験の少なさの症状でもある。この規則を作った人の中に閉店時のシティセンターのパブにいたことがある人はいるのだろうか?夜の経済の軽蔑は、多くの介入で特徴的な公衆衛生における清教徒的性質を反映している。社会学、人類学、社会と法、あるいは犯罪学の基本知識があれば現在のストリートパーティーと交通機関の混雑は予想できただろう。夜間外出禁止は効果がないようだ、この分野での社会的介入にほとんど根拠がない。何故政府は完全なるコントロールという不可能な夢を追いかけて警察と市民の対立をさらに深めるような戦略を強化し続けるのか?

 

その他

-アルバータ州では今年COVID-19で261人が死亡した;たった6ヶ月でオピオイド過剰使用で449人が死亡した

In Alberta, 261 people have died from COVID-19 this year; in just six months, 449 have died from opioid overdoses

Tyler Dawson Publishing date:Sep 28, 2020

https://nationalpost.com/news/canada/in-alberta-261-people-have-died-from-covid-19-this-year-in-just-six-months-449-have-died-from-opioid-overdoses

薬物使用に関する第二四半期報告書では、パンデミックが依存症関連サービスへのアクセスを困難にしている場合もあると記述

4449人のうち414人がフェンタニル