2020-10-27

[EU]RASFF Week43-2020

警報通知(Alert Notifications)

オーストラリア産トウモロコシと竹とコーンスターチから作成したと表示されているカップからのホルムアルデヒドの溶出(818 mg/100ml)、ポーランド産缶入りサバフィレのヒスタミン(806 mg/kg)、ヨルダン産燻製ピスタチオのアフラトキシン(B1 = 50 µg/kg)、トーゴ産パイナップルのエテホン(9.3 mg/kg)、スペイン産冷凍メカジキ切り身の水銀(2.3 mg/kg)、インド産ベルギー経由ゴマの未承認物質エチレンオキシド、インド産皮をむいた有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(5.4 mg/kg)、インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(12 mg/kg;12 mg/kg;14.1 mg/kg;23 mg/kg;6.2 mg/kg;23 mg/kg;2.4 mg/kg;12 mg/kg;2.3 mg/kg;4.2 mg/kg;2.4 mg/kg;2.3 mg/kg)、マレーシア産スイス経由ミニゼリーカップ菓子のカラギーナン(E407)未承認、トルコ産ドイツ経由オイル漬ドライトマトの入ったグラス容器のねじって開ける蓋からのアジピン産ビス(2-エチルヘキシル)( DEHA)の溶出(220 mg/kg)、ドイツ産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(9.1 mg/kg)、オランダ産皮をむいた有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(5.7 mg/kg)、中国産食品サプリメントカプセルの未承認物質シルデナフィル(40 mg/kg)およびタダラフィル(40 mg/kg)、産出国不明食品サプリメントの禁止物質ヨヒンビンおよび未承認新規食品成分インドジャボク(Rauwolfia canescens)、中国産英国経由有機スピルリナ錠の亜硫酸塩非表示(26 mg/kg)、トルコ産英国経由粉末クミンのピロリジジンアルカロイド(24249 µg/kg)、ベルギー産虫のついた着色米麺の未承認着色料ローダミンB含有表示無しおよび着色料タートラジン(E102)・着色料アマランス(E123)・着色料ポンソー4R/コチニールレッドA(E124)の未承認使用、フランス産チルドメカジキの水銀(2.62 mg/kg)、ベルギー産グラノーラに使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、スペイン産大西洋クロマグロの水銀(1.6 mg/kg)、ベルギー産デコレーションの未承認物質エチレンオキシド、インド産ポーランドおよびオランダ経由ゴマの未承認物質エチレンオキシド(>5.0 mg/kg)、パキスタン産オランダ経由玄米バスマティ米のアフラトキシン(B1 = 14.3; Tot. = 15.4 µg/kg)、フランス産原料オランダ産ゴマ入りベーキングミックスの未承認物質エチレンオキシド(2.2 mg/kg)、フランス産各種ベーカリー製品に使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、スペイン産冷凍イカのカドミウム(1.270 µg/kg)、ベルギー産英国経由各種ベーカリー製品に使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、中国産英国経由有機スピルリナ錠の亜硫酸塩非表示(26 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.24 mg/kg;0.34 mg/kg)、インド産皮をむいた有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(5.8 mg/kg;2.5 mg/kg)、2,4-ジニトロフェノール (DNP)のオンライン販売、タイ産冷凍調理済アジアンドウイカのカドミウム(1.5 mg/kg)、ジョージア産ザクロジュースのソルビン酸(E200)高含有(68.6 mg/l)、エジプト産ブドウの葉のルフェヌロン(2.6 mg/kg)・プロピコナゾール(0.2 mg/kg)・ラムダ-シハロトリン(0.29 mg/kg)・インドキサカルブ(0.14 mg/kg)・ジメトモルフ(1.3 mg/kg)・テフルベンズロン(0.33 mg/kg)・アゾキシストロビン(2.4 mg/kg)・ボスカリド(0.4 mg/kg)・ミクロブタニル(0.27 mg/kg)・ピラクロストロビン(0.12 mg/kg)および未承認物質クロルピリホス(0.45 mg/kg)・カルベンダジム(3.7 mg/kg)・フルシラゾール(0.85 mg/kg)・イプロジオン(0.039 mg/kg)、食品サプリメントの禁止物質ヨヒンビン、ドイツ産チルド生ソーセージの鉛高含有(4.32 mg/kg)、トルコ産センナの葉とクロウメモドキ(Rhamnus Frangula L.)入りハーブティーの未承認市販、スペイン産チルド調理済バナメイエビの亜硫酸塩高含有(191 mg/kg;205 mg/kg)、スペイン産チルド大西洋クロマグロ切り身およびフィレの水銀(2 mg/kg)、スペイン産フランス経由チルドメカジキロインの水銀(1.5 mg/kg)、米国産スロバキア経由食品サプリメントの禁止物質ヨヒンビン、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

オランダ産キャンディーの着色料タートラジン(E102) (124.3 mg/kg)及び着色料サンセットイエローFCF(E110) (199.5 mg/kg)高含有・着色料ブリリアントブルーFCF(E133) (20.2 mg/kg)非表示・着色料エリスロシン(E127) (21.5 mg/kg)の未承認使用、米国産オランダ経由有機チャーガコーヒーの未承認新規食品成分カバノアナタケ(Inonotus obliquus)、ドイツ産レモンとブドウ風味のエネルギードリンクの未承認物質βアラニン、英国産子豚用完全飼料の未承認飼料添加物アモキシシリン(> 2000 µg/kg)、フランス産炭酸水の未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、ポーランド産冷凍ブロッコリーの未承認物質クロルピリホス(0.061 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産マンダリンのプロクロラズ(8.965 mg/kg)およびフェンバレレート(0.138 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 11.5; Tot. = 20.5 µg/kg)、インド産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 17; Tot. = 20 µg/kg)、タイ産乾燥チリの未承認物質エチオン(1.3 mg/kg)、米国産朝食用シリアルの着色料サンセットイエローFCF(E110) (95 mg/kg)および着色料アルラレッドAC(E129) (816 mg/kg)高含有、タイ産ソフトドリンクの着色料エリスロシン(E127)の未承認使用、中国産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 13.3; Tot. = 15.1 µg/kg)、日本産大根漬物の甘味料サッカリン(E954)高含有(600 mg/kg)、イラン産トルコから発送した殻をとったピスタチオのアフラトキシン(B1 = 27.5; Tot. = 31.4 µg/kg)、中国産緑茶のピリダベン(0.55 mg/kg)・アセタミプリド(0.11 mg/kg)・ラムダ-シハロトリン(0.027 mg/kg)・ジフェノコナゾール(0.16 mg/kg)および未承認物質トルフェンピラド(0.92 mg/kg)・ジノテフラン(0.21 mg/kg)、トルコ産ザクロのアセタミプリド(0.512 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(Tot. = 15.87 µg/kg)、トルコ産ペッパーのアセタミプリド(0.658 mg/kg)、バングラデシュ産パンマサラの甘味料サッカリン(E954)高含有(34580 mg/k)および未承認着色料ローダミンB (> 2000 µg/kg)とオレンジⅡ(> 2000 µg/kg)、バングラデシュ産パンマサラの甘味料サッカリン(E954) (78 mg/kg)未承認、中国産茶の未承認物質トルフェンピラド(0.44 mg/kg)・ジノテフラン(0.037 mg/kg)およびシハロトリン(0.094 mg/kg)、

 

[EU]査察報告

ポーランド―馬肉

Poland 2019-6670―Horse meat

14/10/2020

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4321

2019年11月12~22日にポーランドで実施した馬肉生産の管理システム、生きた動物と動物製品のトレーサビリティ、EU法への準拠を評価するための査察。2013年の馬肉混入問題以降、管轄機関は、EU条件の準拠や執行を改善する目的で管理システムや適用される国内法を変更している。EU法の求める適切な識別、登録、中央馬データベース、フードチェーンの全てのレベルでの管理が含まれるメカニズムを導入した。プラスになる要素も多く、公式サンプリングでは全体的に満足のいく結果が得られているが、特定の要素が不足し、全体としてシステムの機能の信頼を損ねている。

 

[EU]衣類にBPAが存在することの安全性についての予備的意見にパブリックコメント募集

Public consultation on the preliminary Opinion on the safety of presence of BPA in clothing articles

https://ec.europa.eu/health/scientific_committees/consultations/public_consultations/sccs_consultation_06_en

2020年12月7日まで

衣類のBPA濃度10.7 - 26.9 ng/g、人工汗を使った移行実験一つから経皮暴露を推定。汗でぬれた衣類を直接肌につけて8時間、等の仮定で平均的および高暴露群で~0.5 ng/kg bw/d およびd~3 ng/kg bw/d

安全性マージンアプローチで有害影響のリスクはない。

予防策として145 mg BPA/kg textileを提案

 

[PHE]健康保護報告

Health Protection Report.

HPR volume 14 issues 18 and 19 (6 to 20 October)

https://www.gov.uk/government/publications/health-protection-report-volume-14-2020/hpr-volume-14-issues-18-19-6-to-20-october

各種予防接種の接種率とCOVID-19パンデミックの影響に関する報告がある

HPVワクチンはここ数年男女とも80-90%以上だったのが現時点で60%程度に落ち込んでいるのでキャッチアップを求めている

 

[BfR]人々は現在コロナウイルスを最大の健康リスクとみている

Population currently sees coronavirus as the greatest health risk

19.10.2020

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2020/34/population_currently_sees_coronavirus_as_the_greatest_health_risk-257914.html

第11回健康リスク認知に関する消費者モニターの結果を発表

コロナウイルスは現在人々の最も重要な懸念である。消費者の1/4以上はこのウイルスを最大の健康リスクと考えている。これは、ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)による代表的な人口調査、消費者モニターの最新版の調査結果である。懸念リストの2番目は、特にあまり言及されていないが、不健康または間違った食事や気候と環境汚染で、これらは2月の調査で最も頻繁に言及された懸念事項だった。「コロナウイルスパンデミックは国民の認識に影響を及ぼす」とBfR長官Andreas Hensel医学博士は述べた。

消費者モニター情報小冊子へ08/2020

https://www.bfr.bund.de/cm/364/bfr-consumer-monitor-08-2020.pdf

PDF-File (809.4 KB)

インタラクティブウェブサイトへ(ドイツ語のみ)

https://www.bfr.bund.de/epaper/vm-dashboard/

 

この研究シリーズが2014年に開始されてから、新型コロナウイルスのように最大の健康リスクとして自発的に名前があげらた話題は他にない。だが、それにもかかわらず、データが収集された2020年8月時点で食品上のコロナウイルスについて聞いたことがあるのは回答者の1/3だけだった。相応して、これを心配している人はほとんどいない(12%)。科学的観点から、コロナウイルスが食品を介して感染する可能性はありそうにない。それでもなお、一般的な食品調理衛生規則は常に遵守する必要がある。ドイツ人の間で新型コロナウイルスの認識に関する最新情報は、14日ごとに発表されている特別シリーズ「BfRコロナモニター」で入手できる。

選択した話題について尋ねるなら、抗菌剤耐性や食品中のマイクロプラスチックはまだほとんどの人々が心配している問題である。いずれの場合にも、60%近くの人がこれらの話題について心配していると言っている。遺伝子組み換え食品は3番目である。ここでの懸念は以前の調査と比較して6%上昇している。

最新のBfR消費者モニターや以前の号 (2020年2月)は現在、インタラクティブになっている。このために設定された新しいウェブサイト上では、結果は集団ごと(性別や年齢など)に分類でき、ワンタッチでデータをダウンロードできる。新しい表示形式についての意見は大歓迎。「このページはいかがですか?」をクリックしてください。

インタラクティブウェブサイトへ(ドイツ語のみ)

https://www.bfr.bund.de/epaper/vm-dashboard/

BfR消費者モニターについて

抗菌剤耐性、マイクロプラスチック、サルモネラ菌、食品中のアルミニウム、いずれにせよ、人々がどの健康リスクについて知っていて、心配していることは何か?BfR消費者モニターはこれらおよび他の質問に対する答えを提供している。この調査のために、個人世帯に住む14歳以上のおよそ1,000人が、6か月ごとにBfRに代わって電話インタビューを受けている。

 

[EFSA]持続可能性のためのEU化学物質戦略を支持:1物質1評価

In support of the EU chemicals strategy for sustainability: One substance – one assessment

August 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/corporate/pub/osoa

「欧州グリーンデール」への貢献として、EFSAと欧州化学庁(ECHA)は化学物質の「1物質1評価」のアイデアに関する共同制作方針書を起草した。この文書は現状を分析し、簡素化、コスト削減、規制の予測可能性の向上を支援する解決策を提案している。主な提案は、中央調整メカニズム、課題(化学物質混合物など)の機関間のよりよい調整や配分、同じ構造形式で利用できる全てのデータへのアクセスである。

 

食品包装表示-明確な説明書英語でも

フィンランド食品局

Labelling food packages – explicit instructions now also in English

October 19/2020

https://www.ruokavirasto.fi/en/companies/food-sector/uutiset-elintarvikealalta/labelling-food-packages--explicit-instructions-now-also-in-english/

 

[Codex]現在入手可能:コーデックス年次報告書:基準の次は?

Now available: Codex annual report: What next for standards?

26/10/2020

http://www.fao.org/fao-who-codexalimentarius/news-and-events/news-details/en/c/1318722/

 

[FSSAI]食品当局はインド全土でのKhoa(コア、濃縮乳)の調査を開始

Food Authority Launched a PAN India Surveillance of Khoa

October 22, 2020

https://www.fssai.gov.in/upload/press_release/2020/10/5f967c66af628Press_Release_Khoa_26_10_2020.pdf

KhoaあるいはMawaはインドのお菓子のほとんどに使われている。用途が広いために多様なお菓子の成分である。再び全国で異物混入Khoaが製造販売されているという報告があった。お菓子製造業協会が最近FSSAIのCEOに会ってこの問題を指摘した。その結果8月31日から9月4日の間にデリーの食品安全局がFSSAIの指導の下に予備的調査を行った。Khoaを滴定酸度、添加されている澱粉、添加されている砂糖の3つの指標で調べ、一部は尿素、界面活性剤、中和剤、Baudouin 、B.R.readingの5項目を調べた。いくつかの検体が不合格だったため全国調査を行うことにした。

10月12日から16日の間に約700検体を集め、検査結果は一ヶ月ほどで出るだろう

 

-メディアコーナー

スイーツの異物混入をチェック

Check sweets for adulteration  

24-10-2020

https://www.fssai.gov.in/upload/media/FSSAI_news_Sweets_Deccan_26_10_2020.pdf

祭日シーズンには特に、お菓子に注意

お菓子は最も異物混入の多いアイテムで、パンデミックの最中、不公正な方法で利益を増やそうとしている人もいる。

最近ではソバに異物混入が発見されている。ソバ粉は高価なので、チョークの粉やソルガムの粉を加える業者がいる。

インドで最も異物混入が多いのはミルクで、ほとんどのお菓子は乳製品を使う。ミルクの異物混入は水た澱粉のような害の無いものから界面活性剤や尿素のような有害なものまである。

銀の包み紙のお菓子は避けた方が良い、おそらくそれはアルミホイルである。

法外な提供や低価格のものには注意

 

[FSANZ]食品基準通知

Notification Circular 139-20

27 October 2020

https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/139-20.aspx

意見募集

加工助剤としての大豆(グリシンマックス)由来ベータアミラーゼ

 

-酵素加工助剤に意見募集

Call for comment on an enzyme processing aid

27/10/2020

https://www.foodstandards.gov.au/media/Pages/call-for-comment-enzyme-processing-aid.aspx

2020年12月8日まで

 

[FSANZ]食品基準ニュース

Food Standards News

October 2020

https://mailchi.mp/7035946b7de9/food-standards-news-october-1299570?e=21527ddb09

FSANZ年次報告書2020、FSANZ法改定にパブリックコメント募集、11月14-21日は食品安全週間、食品リコールについて情報募集、等

 

[MPI]地方の獣医学士は経済的支援を受ける

Regional vet graduates to receive financial boost

27 Oct 2020

https://www.mpi.govt.nz/news-and-resources/media-releases/regional-vet-graduates-to-receive-financial-boost-2020/

地方で動物の生産に携わる獣医師30人に援助。11年前に始まった制度で、働く人が足りない地方に獣医卒業生を惹きつけるのに役立っている。5年間にわたって55000ドル(400万円弱)を受け取る

 

論文

-JAMA Pediatrics 患者向けページ

COVID-19–陽性あるいは暴露された母親の優良規範-授乳と搾乳

Best Practices for COVID-19–Positive or Exposed Mothers—Breastfeeding and Pumping Milk

October 26, 2020

https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/fullarticle/2772176?guestAccessKey=c06ae67a-ace4-412f-ac5b-402d48d67028

COVID-19陽性で授乳または搾乳したい場合のガイドライン

および暴露リスクの高い労働環境で働く母親向け助言

(イラストつき なのだがいろいろ微妙

検査陽性で症状がほとんどないあるいは軽い人を想定している?咳き込んでいたら授乳は困難でイラストのようにはならない。家に帰ったら靴を脱ぐ、とわざわざ書いているのは普通は脱がないということ?イラストだと赤ちゃんベッドのあるフロアで靴脱いでる。)

 

-犬猫は家族になった-そして天国に狙いを定める-第二次世界大戦後に

Scienceニュース

Dogs and cats became family—and got their shot at heaven—after World War II

By David Grimm Oct. 26, 2020 ,

https://www.sciencemag.org/news/2020/10/dogs-and-cats-became-family-and-got-their-shot-heaven-after-world-war-ii

1896年にマンハッタンの獣医事務所を悲しみに暮れた女性が訪れ、普通で無い要請をした:犬が死んだので埋葬したいと。同情した獣医師は北部のリンゴの果樹園の一部を提供した。それから同様の要望が殺到し、米国初のペット霊園Hartsdale Pet Cemetery & Crematoryとして70000頭以上の犬猫や他の動物が眠っている。1000以上の墓石を調べた新しい研究で、最初の埋葬から我々の友人との関係が劇的に変わったことが明らかになった。多くのペットが友人から本格的な家族に変わった。時とともに姓を与えられ、子どもとみなされ、天国に行ったと表現されるようになった

 

-米国の選挙が近づき、研究者らはフェイクニュースの足跡を追う

As U.S. election nears, researchers are following the trail of fake news

By Greg Miller Oct. 26, 2020

https://www.sciencemag.org/news/2020/10/us-election-nears-researchers-are-following-trail-fake-news

それは一人の保守メディアのパーソナリティのツイートから始まった-カリフォルニアのSonoma郡のゴミ箱から1000以上の郵送された投票用紙が発見されたと主張する写真付きで。9月25日の朝の数時間以内に、人気のある極右ニュースウェブサイトがその写真と、何千もの投票用紙が数えられずに捨てられてそれを隠そうとしているという「スクープ」とともに報道した。実際には、Sonoma郡の職員によると、写真は2018年の選挙の時のリサイクルのために集められた空の封筒である。今回の選挙用の投票用紙はまだ郵送されていない。それでも虚偽のニュースは25000以上のツイッターユーザーにシェアされ、その中には570万人のフォローワーがいるDonald Trump Jrも含まれる。

この選挙シーズンに、デマあるいは意図的プロパガンダがどう拡散されるかを理解することが一部の社会学者の主要テーマになっている

(以下略)

 

その他

-ブラックリコリスの不気味で危険な側面

The spooky and dangerous side of black licorice

October 26, 2020  Bill Sullivan

https://theconversation.com/the-spooky-and-dangerous-side-of-black-licorice-147001

ブラックリコリスは無害なおやつに見えるかもしれないが、このキャンディには暗黒面がある。2020年9月23日に、ブラックリコリスがマサチューセッツの54才の男性の死因だと報告された。どうして?

以下薬理学と毒性学の教授であるにBill Sullivanよる説明

 

-Daniel AndrewsがTwitterに「最高級」飲料の写真をシェアしてソーシャルメディアのバックラッシュ

Social media backlash after Daniel Andrews shares picture of ‘top shelf’ drink on Twitter

https://www.news.com.au/technology/online/social/social-media-backlash-after-daniel-andrews-shares-picture-of-top-shelf-drink-on-twitter/news-story/cd502a1b14081cd4f3d6c250d081cb3b

ビクトリア州知事Daniel Andrewsがメルボルンの制限緩和を祝して月曜日の夜にグラス2杯のStarwardウイスキーの写真を投稿。またドーナツを食べている写真も投稿。しかし全てのビクトリア人が良い印象をもったわけではない。

「あなたは飲めて良かった、でも我々の多くは仕事を失った」「喜ばしくなんか無い。千人も死んだ。何千もの事業が苦しんでいる。何百万人もが経済的影響を被った」

メルボルンのロックダウンは解除され、10月27日火曜日の午後11:59から、住人は理由泣く家の外に出られる。小売店が再開できる

11月8日日曜日の午後11:59から、25km以上の移動制限が解除、屋内の葬儀に最大20人出席できる、屋外なら50人

 

-SMC UK

しわのある豆と血糖への専門家の反応

expert reaction to wrinkled peas and blood sugar levels

OCTOBER 26, 2020

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-wrinkled-peas-and-blood-sugar-levels/

Nature Foodに発表された研究がしわのある「スーパーピー」の一種が血糖コントロールに役立ち2型糖尿病リスクを減らすかどうかを調べた

King’s College London 栄養と食事名誉教授Tom Sanders教授

これはいろいろな品種の豆の炭水化物吸収プロファイルと腸内細菌叢とホルモンへの影響を比較した注意深い研究である。しわのある豆や難消化性デンプンを多く含む品種は、普通の豆と比べて、50gの乾燥豆を含む試験食を与えた場合の血糖増加が僅かに少なかった。調理済みの豆の粉で比べると豆の種類による違いは無く、加工前の豆の物理的構造が食後血糖反応変化に関係することを示唆する。長期間投与では腸内細菌に変化が見られたが血糖やインスリン反応に変化は無かった。大学のプレスリリースは食品にしわのある豆を加えると糖尿病リスクを減らすことができると主張している。食後血糖を下げることが2型糖尿病リスクを減らすというRCTの根拠は無い。さらにこの研究では定期的に食べる量より多くの豆を使っている。2型糖尿病の予防可能な原因としては肥満と運動不足が主要因である。結論としては他の食品にしわのある豆や豆の粉を加えても糖尿病リスクにはあまり影響ないだろう