2020-10-29

[TGA] ヨモギ類を含むリスト掲載医薬品

Listed medicines containing Artemisia species

23 October 2020

https://www.tga.gov.au/alert/listed-medicines-containing-artemisia-species

TGAは妊娠中にヨモギ類のハーブ成分を含むリスト掲載の医薬品がリスクを引き起こす可能性があるので消費者と医療従事者に警告している。

オーストラリアではリスト掲載の医薬品として数多くのヨモギ類の使用が認可されている。これらの医薬品は健康食品販売店や伝統中医薬(TCM)の漢方医などを含むさまざまな販売者から入手できる。ヨモギ類は伝統的に様々な疾患、多くは消化器系や特定の感染症に関連し、使用されてきた。

アルテミシニンは多くのヨモギ類に含まれる化学物質であり、現在リスト掲載の医薬品として使用が認められている種類のArtemisia annua(クソニンジン)に比較的高濃度で含まれる。アルテミシニン関連化合物はいくつかの処方薬でも使用される。これらの処方薬は妊娠中の女性、とくに妊娠初期の3か月間は使用が推奨されない。

TGAはリスト掲載医薬品中ヨモギ類の使用が妊娠中には安全でない可能性があることを示唆するエビデンスを認識している。クソニンジン抽出物は、動物の発生段階の胚に有害であると示された。これらの研究は、ヒトが妊娠中に使用した医薬品のリスクを確認するために使用された。アルテミシニンやその関連化合物の研究では、動物の妊娠損失(流産)や発育異常の両方の可能性も示した。

これを踏まえ、TGAはヨモギ成分を含む医薬品は妊娠中、妊娠の可能性があると思われる、あるいは妊娠を予定している女性は摂取すべきでないと助言している。

TGAは現在この問題をさらに調査している。この調査では、ヨモギ類それぞれに関連するリスクのレベルを考慮する。TGAは消費者に妊娠中のリスクの可能性を警告するために、新たな要件が導入されるだろうと予想する。

TGAはヨモギ類を含むいくつかの製品は妊娠中に摂取しないよう、以前から消費者に助言があることを認識している。今日まで、TGAは妊娠中のヨモギ類を含むリスト掲載の医薬品の使用に関連した副作用の報告を受けてはいない。

以下のヨモギ類はオーストラリアではリスト掲載医薬品として現在使用が認められており、TGA調査で考慮される予定である:

現在リスト掲載医薬品に含まれるヨモギ類

リスト掲載医薬品に使用が認められる、その他のヨモギ類

ニガヨモギ(別名、アブサン、ワームウッド)

オキナヨモギ(別名、サザンウッド)

クソニンジン(別名、中国ワームウッド、スイートワームウッド、スイートアニー、青蒿)

アルテミシア・アルボレッセンス(別名、地中海ヨモギ、アルテミシアツリー)

チョウセンヨモギ(別名、艾葉、Argyワームウッド葉、中国ヨモギ、Chinese mugwort)

タラゴン(別名、エストラゴン、フランスタラゴン、タラゴン)

アルテミシア・フリギダ(別名、フリンジセージブラッシュ、Prairie sagewort、ワームウッドセージ、北アメリカヨモギ、シベリアンヨモギ)

ミブヨモギ(別名、シーワームウッド)

アルテミシアヘルバアルバ(別名、Sheih、北アフリカヨモギ)

アルテミシアパレンス(別名、ダバナ)

Artemisia vulgaris(別名、Mugwort)

ヤマヨモギ(別名、セージブラッシュ)

 

 

[HK] 法令違反

包装乳飲料が食品医薬品規則に違反

Prepackaged Milk Beverage product not in compliance with Food and Drugs (Composition and Labelling) Regulations

Tuesday, OCTOBER 27, 2020

https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20201027_8205.html

英国産“Daioni Organic” UHT Skinny Latte Milk Beverageから乳脂肪0.05%の検出だった。

 

[TGA] 安全性警告

-SCORPION Natural Formula 41,000 MG capsules

27 October 2020

https://www.tga.gov.au/alert/scorpion-natural-formula-41000-mg-capsules

表示されない成分シルデナフィル、ダポキセチンを含む。製品写真あり。

 

-KANGAROO 2019 Mega 3000 tablets

27 October 2020

https://www.tga.gov.au/alert/kangaroo-2019-mega-3000-tablets

表示されない成分シルデナフィル、タダラフィルを含む。製品写真あり。

 

-H.R.D. Tablets

27 October 2020

https://www.tga.gov.au/alert/hrd-tablets

表示されない成分シルデナフィル、タダラフィルを含む。製品写真あり。

 

-BEAST Natural Formula 41,000 MG capsules

27 October 2020

https://www.tga.gov.au/alert/beast-natural-formula-41000-mg-capsules

表示されない成分シルデナフィル、タダラフィルを含む。製品写真あり。

 

[FSA] FSAの社会科学会議でのスピーカーが発表された

Speakers announced for FSA social science conference

28 October 2020

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/speakers-announced-for-fsa-social-science-conference

2020年11月9日に開催されるFSAの「デジタル世界における食品理解」のオンラインイベントのスピーカーを発表。

 

[FSAI]表示されない成分のためRosie & Jim Plain and Southern Fried Gluten Free Breaded Goujonsを回収措置

Recall of Rosie & Jim Plain and Southern Fried Gluten Free Breaded Goujons due to Undeclared Ingredient.

Tuesday, 27 October 2020

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/plain_and_southern_fried_chicken_goujons_recall.html

表示されない成分重炭酸ナトリウム検出のため、Rosie & Jim Plain and Southern Fried Gluten Free Breaded Goujonsを回収措置。この成分は、食品安全リスクは引き起こさないが異臭が生じる可能性がある。製品写真あり。

 

[FDA]コロナウイルス(COVID-19)更新

Coronavirus (COVID-19) Update: October 28, 2020

October 28, 2020

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/coronavirus-covid-19-update-october-28-2020

(一部のみ)

・水槽の魚の治療用のクロロキンリン酸製品を販売しているEverything Aquatic社と Mr Frags, LLC,社に警告文書を送付。クロロキンリン酸は水槽の魚の病気の治療用に認可されていない。これらの警告対象となっているクロロキンリン酸製品はヒト用とは主張していないが、FDAは消費者がこれらをヒト用のクロロキンリン酸薬と間違えることを懸念している。

・FDAはFTCと合同で詐欺的COVID-19製品を販売していていたPeterson Research Laboratories dba Covercology、Predator Nutritionおよび Beepothecary社に警告文書を送付(コロイド銀、各種サプリメント、プロポリスや蜂蜜)

 

[FDA]ハリケーンゼタで浸水した地域の食品生産者向けリソース

Resources for Food Producers in Areas Flooded from Hurricane Zeta

October 28, 2020

https://www.fda.gov/food/cfsan-constituent-updates/resources-food-producers-areas-flooded-hurricane-zeta

 

[FDA]警告文書

-Mr Frags, LLC

October 19, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/mr-frags-llc-611295-10192020

未承認のリン酸クロロキンを含む製品の問題。

 

- OCM Group USA Inc.

October 16, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/ocm-group-usa-inc-609106-10162020

FSVP違反の問題。

 

- Everything Aquatic

October 06, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/everything-aquatic-610530-10062020

未承認のリン酸クロロキンを含む製品の問題。

 

- Beepothecary LLC

October 23, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/beepothecary-llc-608383-10232020

コロナウィルス疾患2019(COVID-19)に関連する未承認かつ不正製品の問題。蜂関連製品を含む。

 

- Peterson Research Laboratories LLC

October 23, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/peterson-research-laboratories-llc-607439-10232020

コロナウィルス疾患2019(COVID-19)に関連する未承認かつ不正製品の問題。コロイド銀製品を含む。

 

- Predator Nutrition

October 23, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/predator-nutrition-607136-10232020

コロナウィルス疾患2019(COVID-19)に関連する未承認かつ不正製品の問題。ダイエタリーサプリメント製品を含む。

 

[BfR]トウモロコシの一次食品加工中のマイコトキシンの運命

The fate of mycotoxins during the primary food processing of maize

https://www.bfr.bund.de/en/the_fate_of_mycotoxins_during_the_primary_food_processing_of_maize-258552.html

Food Control

Volume 121, March 2021, 107651

に発表された論文の紹介

 

[BfR]注目!危険:恐怖が我々にすること

Attention! Danger: what fear does to us

28.10.2020

https://www.bfr.bund.de/en/press_information/2020/35/attention__danger__what_fear_does_to_us-258570.html

BfRの知識対話は不確実性とどう付き合うかを議論する

昨今の「恐怖と社会」議論はコロナウイルスパンデミックに言及せざるを得ない。しかしある意味我々は英国の詩人W. H. Audenが1947年に作った表現である「不安の時代」をずっと生きてきた。核戦争と死にゆく森がかつては同時代のトピックスだったが、今では種の絶滅や気候変動、移民などが心配事である。しかしその社会の絶え間ない不安は本当に正当か?そして:これら全てにも関わらず我々はどうしたら信頼感をもてるか?これらのことが2020年11月2日のBfR知識対話で取り上げられる

「恐怖と信頼の間で:リスクは社会にどのような課題をつきつけるか」がテーマである。

参加者は限定されるがオンラインで放送される。

 

[RIVM]地方自治体公衆衛生サービス向け環境健康ガイドライン:畜産と健康

Environmental health guidelines for Municipal Public Health Services (GGDs) : Livestock Farming and Health

27-10-2020

https://www.rivm.nl/publicaties/ggd-richtlijn-medische-milieukunde-veehouderij-en-gezondheid

本文オランダ語

畜産は地域住民の健康に影響する可能性がある。このガイドラインでは現在の畜産と健康についての知識をもとに、各種助言を提供している。家や学校、病院のような脆弱な施設は畜産場から距離をおくことや、畜産からの匂い、粒子状物質、エンドトキシン、アンモニアの排出を減らすことなど。

 

[RIVM]COVID-19感染報告数はまだ増加している、しかし速度は遅い

Reported COVID-19 infections are still rising, but less rapidly

10/27/2020 -

https://www.rivm.nl/en/news/reported-covid-19-infections-are-still-rising-but-less-rapidly

(面白い表現。2週間前の増加が55587で先週が67542なので12000ほど増加。

これを前の週からの増加率で表現すると22%で、その前の週が27%、さらに前が60%だったので増加速度は遅くなっていて9月末から10月半ばに実施された対策に効果があると言っている

そうなの?)

 

[IARC]IARCモノグラフ第125巻:一部の工業用化学物質中間体と溶媒

IARC Monographs Volume 125: Some Industrial Chemical Intermediates and Solvents

https://www.iarc.fr/news-events/iarc-monographs-volume-125-some-industrial-chemical-intermediates-and-solvents/

モノグラフオンライン公開

 

[IARC]動画:Mathilde His博士が乳がんリスク要因同定について語る

Video: Dr Mathilde His on identifying risk factors for breast cancer development

27 October 2020

https://www.iarc.fr/news-events/video-dr-mathilde-his-on-identifying-risk-factors-for-breast-cancer-development/

EPIC研究の説明

25年以上の研究で乳がん患者が15000人以上

同定された要因は飲酒・肥満・運動不足

 

-動画:Manon Cairat氏が栄養と乳がんリスクについて語る

Video: Ms Manon Cairat on nutrition and the risk of breast cancer

https://www.iarc.fr/news-events/video-ms-manon-cairat-on-nutrition-and-the-risk-of-breast-cancer/

(アルコールと体重のコントロールは「栄養」なのだろうか)

乳がん啓発月間のシリーズ

 

[USDA]このハロウィーンに、あなたの空飛ぶ隣人のためにコウモリの巣箱を作ろう

Build a Bat Box Home for your Flying Neighbors this Halloween

Posted by Lara T. Murray Oct 28, 2020

https://www.usda.gov/media/blog/2020/10/28/build-bat-box-home-your-flying-neighbors-halloween

コウモリは重要な受粉媒介者なのでコウモリの住みやすい巣箱の作り方を提供する

(巣箱と、建物の一部をコウモリ用にするコウモリ屋敷の作り方。受粉のためにミツバチを保護したいならコウモリだって)

 

[USDA]オーガニック:盛況な農業部門

Organic: A Thriving Agriculture Segment

Oct 28, 2020

https://www.usda.gov/media/blog/2020/10/28/organic-thriving-agriculture-segment

最近発表された2019 Organic Surveyによると2016年から2019年の間に米国の有機認証農場の数は17%増加した。販売額では31%増加で2019年の総額は99億ドルと過去最高だった。

他カリフォルニアだけで米国全体の36%、等各種統計

 

論文

-喫煙者、特に若いときからの、は早期死亡の可能性が3倍

Smokers, especially those who begin young, are three times more likely to die prematurely

28-OCT-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/aha-set102320.php

Journal of the American Heart Associationに発表された研究。

1997年から2014年に行われた米国全国健康インタビュー調査のデータを用いた。25-74才の390929人、平均年齢47才、女性56%。心疾患または脳卒中で75才より前に死亡したのは4479人。

 

-家でバイオマス燃料を燃やすことは2014年の中国での微細粒子吸入による早期死亡の32%につながった

Burning biomass fuels at home led to 32% of premature deaths from inhaling fine particles in China in 2014

28-OCT-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/aaft-bbf102620.php

Science Advances。調理と暖房の両方が健康影響があり、現在の中国のPM2.5対策は調理を考慮していない

 

-パラセタモール中毒増加

Paracetamol poisonings up

28-OCT-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/ez-ppu102720.php

スイスではパラセタモール(アセトアミノフェン)の500mg錠剤はOTCで購入可能、1g錠剤は医師の処方が必要である。2003年10月以前は高用量が500mgだったが2005年には1g錠剤の売り上げの方が500mgを超えた。現在は1g錠剤が500mgの10倍売れている。同時にスイス中毒情報に報告される中毒事例も増加した。2005年に561件だったものが2008年には786件。

(1000mg錠剤とは)

 

-南アフリカの母親の肥満と過体重の社会-人口動態決定因子

Socio-demographic determinants of overweight and obesity among mothers in South Africa

28-OCT-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/bsp-sdo102820.php

アフリカ諸国の中では南アフリカは肥満と過体重が多い、特に女性に。そこでDikgale地方の小学生の母親に調査を行った。

 

-気候科学者は他の研究者より多く飛行機に乗る

Natureニュース

Climate scientists fly more often than other researchers

28 OCTOBER 2020 Emiliano Rodríguez Mega

https://www.nature.com/articles/d41586-020-03000-1

Global Environmental Changeに発表された研究で、各分野の59カ国1400人の科学者を2017年に調査した。約17%の気候の専門家は年に平均5回飛行機に乗り、他の研究者らは4回。全ての分野で仕事が上級になると飛行回数が多い

 

-Nature書評

反ワクチン運動が持て囃す信用できない医師

The discredited doctor hailed by the anti-vaccine movement

Saad B. Omer  27 OCTOBER 2020

https://www.nature.com/articles/d41586-020-02989-9

Andrew Wakefieldの魅力的な伝記は傲慢の遺産の戒めとしての教訓である

Brian Deer著The Doctor Who Fooled the World: Andrew Wakefield’s War on Vaccinesの書評

(Scienceでも取り上げていた)

 

-抗体産生酵母がマウスで恐ろしい腸の感染症を征服する

Scienceニュース

Antibody-producing yeast vanquishes deadly gut infection in mice

By Jocelyn KaiserOct. 28, 2020

https://www.sciencemag.org/news/2020/10/antibody-producing-yeast-vanquishes-deadly-gut-infection-mice

Clostridioides difficileの作る二つの毒素への抗体を生産するよう遺伝子組換えされた酵母を毎日経口投与することでC. diffの意図的感染による死亡が抑制された

Science Translational Medicine

 

その他

-「ポピュリストのプロパガンダの一つ」:批判者はブラジル政府の新しいCOVID-19薬を糾弾

‘Another piece of populist propaganda’: Critics slam the Brazilian government’s new COVID-19 drug

By Herton EscobarOct. 28, 2020

https://www.sciencemag.org/news/2020/10/another-piece-populist-propaganda-critics-slam-brazilian-government-s-new-covid-19-drug

10月19日にブラジル政府はCOVID-19パンデミックとの戦いの新たな革新を宣伝するセレモニーを行った:抗寄生虫薬ニタゾキサニドである。Jair Bolsonaro大統領が他の閣僚メンバーとともに参加し、科学大臣Marcos Pontesが「我々はこのパンデミックの歴史を変え始めるだろうものを発表する」と述べた。発表に欠けていたのは一つだけである:根拠。そして4日後に示された根拠に、科学者は明確にがっかりした。

(研究内容略)

 

-FDAが初めて認可したCOVID-19薬レムデシビルの「極めて悪い見た目」

The ‘very, very bad look’ of remdesivir, the first FDA-approved COVID-19 drug

By Jon Cohen, Kai KupferschmidtOct. 27, 2020 ,

https://www.sciencemag.org/news/2020/10/very-very-bad-look-remdesivir-first-fda-approved-covid-19-drug

Gilead Sciencesにとって10月は良い月だった。10月8日に10億ドル以上の価値になるだろうEUとのレムデシビルの供給協定を結び、2週間後にはFDAがパンデミックコロナウイルスSARS-CoV-2に対して初めて認可した。これによってCOVID-19患者が急増しているEUと米国の二つの巨大市場にGileadの医薬品の販売経路が開かれた。

しかし過去6ヶ月のレムデシビルの臨床試験を密接に見てきてその価値に多くの疑問を抱く科学者はこれらの決定に当惑している。最善でも、大規模試験一つでレムデシビルは重症COVID-19患者の回復期間を少し短くし、小規模試験では治療影響は見られていない。そして10月15日に最大のRCTであるWHOのSolidarity試験ではレムデシビルは死亡率や回復期間を減らさなかった。

ScienceはFDAとEUの決定が普通でない状況によることを学んだ。FDAは抗ウイルス薬の複雑な問題に取り組む準備をしていた外部専門家集団ADACに相談しなかった。そしてEUはSolidarity試験の結果がわかる1週間前に協定を結んだ。Gileadは9月23日からWHOのデータを見直していたのでその試験がダメだったことを知っていた。

(以下GileadとSolidarity試験の批判合戦等長い記事)

 

-COVID:欧州の第二波は過去のアメリカの第三波を越えた

COVID: Europe's Second Wave Soars Past America's Third Wave

By Alex Berezow, PhD — October 27, 2020

https://www.acsh.org/news/2020/10/27/covid-europes-second-wave-soars-past-americas-third-wave-15111

(各国の人口10万人あたりの報告患者数のグラフ。

パンデミック初期に「カーブを平らにしよう」としてシナリオとして考案されていた図と並べられている。どれとも違う)

 

-Covid:英国で最も貧しい家庭の幼児が「ロックダウンにより最大の打撃を被った」

Covid: toddlers from UK's poorest families 'hit hardest by lockdown'

Sally Weale Tue 27 Oct 2020

https://www.theguardian.com/society/2020/oct/27/covid-toddlers-from-uks-poorest-families-hit-hardest-by-lockdown

貧しい家庭の乳幼児が、本や戸外のスペースにアクセスできず、豊かな家庭の子どもたちよりパンデミックにより不釣り合いに影響を受けた、研究が発見

英国の0-3才の子どもの親500人以上を調査した

ロックダウンで遊び場や図書館を閉鎖したため。

 

-外に出るのが怖い?メルボルンの人向けに「日常」に戻る時の不安の対策法

Fear of going out? Here’s how Melburnians can manage anxiety when returning to ‘normal’

Jill Newby  October 29, 2020

https://theconversation.com/fear-of-going-out-heres-how-melburnians-can-manage-anxiety-when-returning-to-normal-148981

多くのメルボルン住人はコロナウイルス制限の緩和を喜んでいるだろう。ソーシャルメディアにはロックダウンの終わりに熱狂する画像が溢れている

しかし一方で外に出て他人と交流するのが怖い人もいるだろう。家に留まる方が安心な人もいる。そして新しい、時に複雑なたくさんの規則のためにストレスとプレッシャーがある。

しかしそれらにつきあう方法がある。

外出恐怖

コロナ恐怖症

圧倒される

(コロナを征服したと書いてあることが逆に不穏)

 

メルボルンの再開を祝う大群衆が再びのウイルスアウトブレイクの不安をかきたてる

Big crowds celebrating Melbourne's reopening spark fears of another virus outbreak

By Natalie Oliveri Oct 29, 2020

https://www.9news.com.au/national/coronavirus-victoria-crowds-in-melbourne-spark-fears-of-covid19-third-wave/077566a5-9e9c-4270-8da4-37033024229c

メルボルンの再開後数時間で長い行列と大混雑ができ、また流行するのではと新たな不安をかきたてる

 

-冬が来る。マスクを義務化する時だ

Winter Is Coming: Time for a Mask Mandate

By Scott Gottlieb Oct. 25, 2020

https://www.wsj.com/articles/winter-is-coming-time-for-a-mask-mandate-11603659248

もとFDA長官による全米でのマスク義務化を求める意見

春のような自宅にいる命令は支持されない、標準的介入(混雑制限や検査追跡等)は必須だがマスクも役に立つだろう。冬の方が夏よりマスクはしやすいしマスクは介入としてはコストが小さい