[EFSA]意見等
-メタリジウム菌(Metarhizium brunneum )BIPESCO 5/F52株の農薬リスク評価ピアレビュー
Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Metarhizium brunneum BIPESCO 5/F52
EFSA Journal 2020;18(10):6274 29 October 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6274
情報不足と懸念が確認された。
-イナゴマメ/イナゴマメの実を鞘ごと挽いた粉のデルタメトリンの既存MRLの改訂
Modification of the existing maximum residue level for deltamethrin in carobs/Saint John's breads
EFSA Journal 2020;18(10):6271 27 October 2020
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6271
EC規則No 396/2005条項6に従って、申請者Bayer SAS – Crop Science Divisionはイナゴマメ/イナゴマメの実を鞘ごと挽いた粉のデルタメトリンの既存最大残留基準(MRL)を改訂するための要請をスペインの国立管轄機関に提出した。この要請を支持する提出されたデータは、イナゴマメのMRL提案を導出するのに十分であることが分かった。妥当性が確認された定量限界(LOQ) 0.01 mg/kgで検討中の作物のデルタメトリンの残留物を管理するのに利用可能な執行のための分析法が得られた。PRIMo rev. 3.1モデルを用いたリスク評価結果に基づき、意図したイナゴマメ収穫後の使用の短期消費者暴露は毒性学的参照値を超えないとEFSAは結論した。デルタメトリンの残留物の長期摂取は消費者リスクを示した。イナゴマメの残留物は全体的な慢性消費者暴露への寄与は少ないが、イナゴマメのMRL提案が許容できるかどうかを決定するにはリスク管理者の検討が必要である。リスク評価は指標と見なされ、当然、標準的でない外の不確実性の影響を受けるだろう。
[PHE]Grenfellタワー火災後の環境モニタリング データ更新
Environmental monitoring following the Grenfell Tower fire
Data update
29 October 2020
周辺の空気の質、ダイオキシン、フラン、ダイオキシン様PCB、多環芳香族炭化水素、アスベスト等についてのモニタリングデータ更新
[RIVM]報告書
-オランダ人はWheel of Five (5つの車輪)に従って飲食しているか?2012-2016オランダ全国食品摂取調査結果
Do the Dutch eat and drink according to the Wheel of Five? Results of the Dutch National Food consumption Survey 2012-2016
29-10-2020
本文オランダ語
2012-2016のオランダ人の食生活がオランダの健康的食生活ガイドであるWheel of Fiveに適合するかどうかを検討した。
野菜果物豆ジャガイモ穀物油脂の推奨量を食べているのは10%以下。パンやチーズを十分量食べているのは1/3以上だが、主に繊維が少なく好ましくない脂肪と塩の多いものを選んでいて、全粒パンや低脂肪チーズのような推奨されているものだけを考えるとガイドラインに従っているのは10%以下。2/3は推奨量を超える肉(製品)を摂取している。
飲食している総量の1/3はWheel of Fiveでは推奨していない製品からなる
-オランダ人の食事。2012-2016オランダ全国食品摂取調査
The diet of the Dutch. Results of the Dutch National Food Consumption Survey 2012-2016
29-10-2020
本文英語
世界の科学者や政策決定者向けに調査方法、結果、詳細な議論を提供する
-オランダにおける農薬への累積食事暴露
Cumulative dietary exposure to pesticides in the Netherlands
29-10-2020
https://www.rivm.nl/publicaties/cumulative-dietary-exposure-to-pesticides-in-netherlands
神経系への影響がある農薬への複合暴露を計算した。暴露量は安全な暴露量より少なく、従って神経系への有害健康影響リスクはない
-発電用風力タービンの音の健康影響:更新
Health effects related to wind turbine sound: an update
29-10-2020
https://www.rivm.nl/publicaties/health-effects-related-to-wind-turbine-sound-update
文献からは、風車の設置プロセスに関与した住民は迷惑がることが少ないことが明確に示されている
[FSANZ]野菜果物の照射について意見募集
Call for comment on irradiation of fruits and vegetables
30/10/2020
クイーンズランド農業水産省が、食品が検疫を超えて動くときにミバエのような害虫が拡散するのを防ぐために生鮮野菜果物への照射の許可を申請した。
ミバエはオーストラリア、ニュージーランド、そして国際的に園芸業界にとって現在進行中の脅威である。照射は生鮮野菜果物の処理方法として世界中で多くの国で安全に使用されてきた歴史がある。オーストラリアとニュージーランドでは、食品は人々の安全性と検疫目的などの特別な目的がある場合のみ照射できる。食品基準では既に26の野菜果物の照射が認められている。
-通知
Notification Circular 140-20
30 October 2020
https://www.foodstandards.gov.au/code/changes/circulars/Pages/notificationcirc140-20.aspx
意見募集
・全ての生鮮野菜果物の植物衛生対策としての照射
・食品基準改定
論文
-グリーンディールへの抵抗と課題は過小推定すべきではない
Resistance and challenges to Green Deals should not be underestimated
29-OCT-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/easa-rac102820.php
欧州アカデミーの科学助言評議会(EASAC)の展望
-COVID-19と肥満:ObesityWeek®インタラクティブのトップ要約
COVID-19 and obesity: Top abstracts at ObesityWeek® Interactive
29-OCT-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/tos-cao102820.php
肥満学会のバーチャル年次会合
-「パンデミックの時代」から逃れる:専門家がさらに悪い危機が来ることを警告;リスクを減らす選択肢を提供
Escaping the 'Era of Pandemics': experts warn worse crises to come; offer options to reduce risk
29-OCT-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/tca-et102820.php
IPBESが緊急に開催したバーチャルワークショップの報告
肉を食べる量を減らし畜産を減らし野生生物取引や野生生物を食べることを減らすよう提案
-ICE拘留センターはワクチンで予防できる病気の継続したアウトブレイクを観察している、研究が言う
ICE detention centers saw sustained outbreaks of vaccine-preventable diseases, says study
29-OCT-2020
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/uoc--idc102920.php
米国の1ダース以上の移民関税捜査局拘留センターは過去三年に大規模な、繰り返すワクチンで予防できる病気のアウトブレイクを経験している。当局はセンターに移された人たち直ちに予防接種を提供すべきだ
JAMA
Science
-ニュースを一目で
News at a glance
Science 30 Oct 2020:Vol. 370, Issue 6516, pp. 508-510
・COVID-19第二波の中欧州がシャットダウンし始める
最も影響が大きいベルギーとチェコは週に10万人あたり約800人の新たな感染を報告している。プラハではチェコ軍が500床の野戦病院を作り、ベルギーの医療システムは医療従事者の感染多数により崩壊寸前である。フランス、イタリア、スペイン、英国も大きな打撃を受けている。多くの国の当局は標的を絞った閉鎖を試みている。アイルランドが最も厳しい制限を行っていてほとんどの必須でない店舗が全国で12月1日まで閉鎖される。
・米国殺人蜂が集められた
先週昆虫学者が初めてアメリカにオオスズメバチ(Vespa mandarinia)の巣を発見した。10月24日に防護衣を着た作業者が巣から約100匹のスズメバチを吸引した。研究者らは他の巣を探し続ける
-集団免疫?インドはまだほど遠い、科学者は言う
Herd immunity? India still has a long way to go, scientists say
Vaishnavi Chandrashekhar
Science 30 Oct 2020:Vol. 370, Issue 6516, pp. 513
先週、インド政府が指名した主導的科学者の委員会がびっくりするような楽観的メッセージを発表した:世界で二番目に大きなCOVID-19流行は角を曲がった。インドの日々の感染者数は過去1ヶ月で半分に減少し、新しい数学モデルは「我々は集団免疫に達した可能性がある」と示唆する、とThe Indian Journal of Medical Researchにオンライン発表されや論文に書かれている。社会的距離、マスク、手洗いを続けながら、このパンデミックは「来年初めまでにコントロールできるだろう」とこのグループは言う。
しかし他の科学者は、モデルは既に感染した人の数を過剰に推定していて、これから気温が下がり宗教上の祭日が来るのでインドには第二波が来るだろう、という
この楽観的予想は国立スーパーモデル委員会National Supermodel Committeeによるもので、インド政府の求めに応じて過去と未来のインドの流行をモデル化した
-持続不可能なミンクの生産を禁止せよ
Ban unsustainable mink production
Changlei Xia et al.,
Science 30 Oct 2020:Vol. 370, Issue 6516, pp. 539
毎年毛皮業界の需要に応えて主に中国、デンマーク、オランダ、ポーランドで5000万頭以上のミンクが生産されている。6月にオランダが2020年末までにミンクの養殖禁止提案を採択した。中国、デンマーク、ポーランドも続くべきである
(いくらマイクロプラスチックがどうこう言われても、毛皮より化繊のほうが「より良い選択」だろう。)
-科学と料理:物理学、食品に出会う、ホームメードからオート・キュイジーヌ(高級フレンチコース料理)まで
Science and Cooking: Physics Meets Food, From Homemade to Haute Cuisine
Science 30 Oct 2020:Vol. 370, Issue 6516, pp. 538
Michael Brenner, Pia Sörensen, David Weitz Norton 著の標題タイトルの本の紹介
動画
その他
-予備的結果は大麻に「ノー」投票-専門家の反応
SMC NZ
Preliminary results show ‘no’ vote on cannabis – Expert Reaction
Published: 30 October 2020
今年の娯楽用大麻についての国民投票の予備的結果によると、国はこの問題について二分していて、賛成と反対で概ね16万票差
約53%が反対で46%が賛成。最終結果は11月6日の金曜日に公表される
(専門家の意見略)
-Nature 死亡記事
James Randi (1928–2020)
29 OCTOBER 2020 Philip Ball
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03050-5
信じやすさの危険性を示すために詐欺を暴露したイリュージョニスト
-Natureニュース
次世代ボットが米国の選挙に干渉している
The next-generation bots interfering with the US election
Giorgia Guglielm
https://www.nature.com/articles/d41586-020-03034-5
データサイエンティストEmilio Ferraraが、ニセのソーシャルメディアアカウントはかつてより検出が難しくなっているとNatureに語る
2016年の米国大統領選挙ではツイッターのようなソーシャルメディアプラットフォームが争いの種を蒔くのに使われた。現在進行中の2020年大統領選挙では、研究者らはボットによる干渉にこれまでに無く懸念を抱いている。フェイクアカウントがますます洗練されて検出しにくくなっている
以下Q & A