2020-11-02

[EFSA]Bacillus thuringiensis ssp. Aizawai  ABTS‐1857株の農薬リスク評価ピアレビュー

Peer review of the pesticide risk assessment of the active substance Bacillus thuringiensis ssp. aizawai strain ABTS‐1857

EFSA Journal 2020;18(10):6294 30 October 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6294

情報不足と懸念が確認された。

 

[EU]RASFF Week44-2020

警報通知(Alert Notifications)

インド産オランダ経由及びポーランド経由ゴマの未承認物質エチレンオキシド(2.2; 3.8 mg/kg)、中国産子供用カトラリーからの鉛の溶出(1.52 mg/kg)、トルコ産保存したアーティチョークの芯の亜硫酸塩非表示及び高含有(164 mg/kg)、ハンガリー産パプリカのオクラトキシンA (36.2 µg/kg)、インド産有機天然ゴマの未承認物質エチレンオキシド( 1.9 mg/kg)、インド産皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(1.9 mg/kg;4.1 mg/kg;1.9 mg/kg;1.3 mg/kg;10.2 mg/kg;>5.0 mg/kg;>5 mg/kg)、ドイツ産食品サプリメントの銀(30~40 mg/kg)未承認、インド産皮つきゴマの未承認物質エチレンオキシド(>5 mg/kg)、英国産有機スピルリナ錠の亜硫酸塩(20 mg/kg)非表示、台湾産スロベニア経由有機スピルリナ錠の亜硫酸塩(29 mg/kg)非表示、ハンガリー産スピルリナ錠の亜硫酸塩(19 mg/kg)非表示、オランダ産ゴマ・亜麻仁及び小麦粉ミックスの未承認物質エチレンオキシド(0.41; 1.42 mg/kg)、ベルギー産ベーカリー製品に使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、ホンジュラス産オランダ経由サツマイモのクロルメコート(0.7 mg/kg)・プロクロラズ(0.92 mg/kg)・チオファネートメチル(1.1 mg/kg)及び承認物質カルベンダジム(1.6 mg/kg)、インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(3.8 mg/kg)、フランス産ゴマの未承認物質エチレンオキシド、

注意喚起情報(information for attention)

トルコ産スパークリング天然ミネラル水のホウ素高含有(5 mg/l)、ベトナム産冷凍赤いティラピアステーキの未承認物質オフロキサシン(6 µg/kg)、インド産食品サプリメントの未承認照射、インド産皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.66 mg/kg;2.6 mg/kg;0.71 mg/kg;2.1 mg/kg;3.1 mg/kg;0.72 mg/kg)、スペイン産チルドキハダマグロロインのアスコルビン酸(E300) (1359 mg/kg)未承認、タイ産ニラのシペルメトリン(3.7 mg/kg)及びルフェヌロン(0.15 mg/kg)、インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(1.8 mg/kg;0.41 mg/kg)、中国産有機スピルリナ錠の亜硫酸塩(22 mg/kg)非表示、オーストリア産ヘンプオイルの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、オンライン販売されている食品サプリメントの未承認新規食品成分ブタクサ、ロシア産キャンディーのトランス脂肪酸高含有(7.04 g/100g)、タイ産冷凍イカ下足のカドミウム(3.2 mg/kg)、ベトナム産冷凍タイガー海老のポリリン酸(E452)高含有(8576 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

ドイツ産細かく刻んだ亜麻仁のシアン化物高含有(245 mg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認物質モリブデングリシネートキレート及び未承認新規食品成分ラカンカ、ポーランド産完全飼料のラサロシド(11.6 mg/kg 乾物)、ポーランド産挽肉調理品の亜硝酸ナトリウム(E250) (77.7 mg/kg)未承認、エジプト産ブドウの葉のメタラキシル(0.049 mg/kg)・ルフェヌロン(1.62 mg/kg)・アセタミプリド(0.052 mg/kg)・テブコナゾール(0.082 mg/kg)・チオファネートメチル(4.44 mg/kg)・ラムダシハロトリン(0.907 mg/kg)・シモキサニル(0.022 mg/kg)・インドキサカルブ(1.31 mg/kg)・ジメトモルフ(0.109 mg/kg)・テフルベンズロン(0.025 mg/kg)・ジフェノコナゾール(0.540 mg/kg)・アゾキシストロビン(2.76 mg/kg)・トリフロキシストロビン(1.86 mg/kg)・ボスカリド(3.85 mg/kg)・ピラクロストロビン(0.754 mg/kg)・エマメクチン(0.098 mg/kg)及び未承認物質クロルピリホス(0.028 mg/kg)・プロフェノホス(0.094 mg/kg)・カルベンダジム(2.89 mg/kg)・イプロジオン(0.062 mg/kg)、ドイツ産イヌ用完全飼料のセレン高含有(0.84 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

シリア産コーンスナックの着色料サンセットイエローFCF(E110)の未承認使用、イラン産ピスタチオ穀粒のアフラトキシン(Tot. = 50.2 µg/kg)、トルコ産(有機)乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 19; Tot. = 20 µg/kg;Tot. = 18.5 µg/kg;B1 = 14.31 µg/kg;Tot. = 32.8 µg/kg)、トルコ産マンダリンのプロクロラズ(1.927 mg/kg)、トルコ産ペッパーのピリダベン(0.608 mg/kg)及びホルメタネート(0.302 mg/kg)、中国産魚用飼料の未承認成分(ラクトバチルスプランタルム・エンテロコッカス-ファエカリス・ペディオコッカス-ラクティス)、トルコ産ペッパーのフロニカミド(0.702 mg/kg)、中国産ピーナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 6.6 µg/kg)、トルコ産ブルガリア経由マンダリンのプロクロラズ(1.846 mg/kg)、米国産朝食用シリアルの着色料ブリリアントブルーFCF(E133) (21.2 mg/kg)非表示及び着色料タートラジン(E102) (86.3 mg/kg)・着色料サンセットイエローFCF(E110) (31.5 mg/kg)・着色料アルラレッドAC(E129) (34.7 mg/kg)の未承認使用、トルコ産ペッパーのアセタミプリド(0.793 mg/kg)、トルコ産ペッパーのブプロフェジン(0,182 mg/kg)及びピリダベン(1,495 mg/kg)、

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 

-2020-10-23

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43162

2020.10.16〜2020.10.22

 

-2020-10-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43161

2020.10.8〜2020.10.15

 

-2020-10-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43160

2020.9.25〜2020.10.7

 

[MFDS]韓国味噌33製品でアフラトキシンの基準超過検出 

食品管理総括課/汚染物質課 2020-10-23

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44691

□ 食品医薬品安全処は、韓国味噌とみそだま麹を回収・検査した結果、全517製品のうち、韓国みそ、みそだま麹33品で、アフラトキシンが基準を超過して検出された

○ 今回の回収検査は、韓国味噌・みそだま麹のアフラトキシン汚染可否を調査していた中、基準を超過する事例が発生して、該当業者から生産された製品の安全性を確認するために実施した。

□ 検査の結果、韓国味噌33製品が総アフラトキシン基準(B1、B2、G1、G2の合計として15.0μg/kg以下)を超過したことが確認されており、韓国味噌製品は全て適合した。

○ 33個の不適合製品のうち流通、販売がない32製品は、食薬処ホームページに公開し、保管されている製品はすべて廃棄し、流通・販売中の1製品は、直ちに回収・廃棄措置した。

<添付> 1.不適合味噌製品のリスト

<添付> 2.アフラトキシン予防広報資料

(注:韓国味噌(テンジャン)のアフラトキシンは昔から報告されているようだ

Natural occurrence of aflatoxins and ochratoxin A in meju and soybean paste produced in South Korea

https://applbiolchem.springeropen.com/articles/10.1186/s13765-019-0472-y

 

[MFDS]子供嗜好食品栄養成分を確認して召し上がってください! 

食生活栄養安全政策課 2020-10-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44679

□ 食品医薬品安全処は、ハンバーガー、ピザなど、主に子供嗜好食品*を調理・販売する食品接客業店(加盟店100以上のフランチャイズ)で「栄養成分」と「アレルギー誘発食品」情報を確認することができると発表した。

* 子供たちが好んだりよく食べるハンバーガー、ピザ、製菓・製パン類、アイスクリーム類

○ 該当店では、熱量、ナトリウムなどの栄養成分情報と卵、エビなどアレルゲンの情報を提供しており、表示義務対象業者は、合計31社*。

* ハンバーガー(5社)、ピザ(17社)、製菓・製パン(8社)、アイスクリーム類(1社)

□ 栄養成分などの情報は、店舗でのメニュー、ポスターなどで確認することができ、特に熱量は、食品名や価格表示周辺で簡単に見られる。

○ 参考に、オンライン(ホームページやモバイルアプリ)で注文するときには、メニューや価格表示周辺で、電話で注文・配達される場合には、リーフレット、ステッカーなどを通じて確認できる。

□ 一方、食薬処は、栄養成分など表示義務対象の子供嗜好食品調理‧販売店10,000余ヶ所を対象に、10月19日から11月13日まで表示適正可否などを集中的に点検する予定。

○ 主な点検内容は、店頭のメニューなどに、▲栄養成分(熱量、糖類、タンパク質、飽和脂肪、ナトリウム)表示、▲アレルギー誘発食品表示、▲流通期限経過製品の使用‧保管など衛生管理基準遵守可否。

<添付>

1.栄養成分など表示義務対象店の現況

2.栄養成分など表示カードニュース

 

[MFDS] [報道参考] 中国産天然香辛料、輸入者自ら安全性を立証すれば輸入可能 

輸入検査管理課 2020-10-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44678

□ 食品医薬品安全処は、粉末状の中国産天然香辛料について、輸入者が金属性異物に対する安全性を自ら立証すれば国内に持ち込むことができる「検査命令」を、10月22日から施行する。

※ 検査命令:「輸入食品安全管理特別法」第22条の規定により、輸入食品中不適合率が高いか、国内外で危害発生の懸念が提起された食品について、輸入者が食薬処長が指定した試験検査機関で精密検査を受けて適切な場合にのみ、輸入申告をする制度

☞ 現在、燻製乾燥魚肉(ベンゾピレン)など17品目運営

○ 今回の検査命令は、通関段階で実施する金属性異物検査で、粉末状の中国産天然香辛料が、継続的に不適合が発生することに応じて、輸入者の安全管理責任を強化した措置である。

* 中国産天然香辛料、最近3年間の輸入量は57,046トンで、天然香辛料輸入量の86%を占める

 

[MFDS][報道参考] オンライン虚偽・誇大広告根絶コンテンツ公募展に参加してください! 

サイバー調査団 2020-10-19

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44677

□ 食品医薬品安全処は、「オンライン虚偽・誇大広告に惑わされない賢い消費者」をテーマに、優れたUCC・電子コミック制作物を選定する「オンライン虚偽・誇大広告根絶コンテンツ公募展」を開催する。

○ 今回の公募展は、非接触(非対面)時代に、オンライン市場規模が大きくなっていくため、食品・化粧品など虚偽・誇大広告について正しいオンライン購入方法を様々なチャネルを通じて広く知らせ、虚偽・誇大広告による消費者の被害を予防しようと用意した。

□ 公募展参加は、全国民誰でも可能であり、▲UCCの場合、主題が込められた20秒以内の映像、▲電子コミックの場合、8カット以内の画像で製作して申込書とともに公募展公式ホームページ(http://clean-campaign.kr)を通じて、10月19日から11月24日まで受付け。

○ 受賞作は、専門家の審査と、国民投票を経て、「UCC」と「電子コミック」に分けて選定し、来る12月、食薬処長賞と賞金を授与する予定。

♣ UCC:最優秀(1人)200百万円、優秀(2人)100万ウォン、奨励(2人)50万ウォン

♣ WEBコミック:最優秀(1人)100百万円、優秀(2人)50万ウォン、奨励(2人)30万ウォン

 

[MFDS]「食用不可」農・林産物販売行為の集中点検実施 

農水産物安全課 2020-10-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44673

□ 食品医薬品安全処は、10月19日から10月23日まで、食品に使用できない農・林産物を食品として販売する行為について全国薬令市場内漢方医、食品販売業者など120ヶ所とオンライン販売業者を対象に、集中指導・点検を実施すると明らかにしました。

○ 主な点検事項は、▲食品に使用できない農・林産物の食用販売、▲韓方薬用農・林産物を食品用途販売、▲異葉牛皮消混入白首烏販路販売可否などを確認する予定。

○ 今回の指導・点検を通じて摘発された業者については、関連法令により刑事告発などの措置を行う。

 

□ 食品に使用できない農・林産物は、代表的にトリカブト、麻黄、トウゴマ種子、センナ、百附子、桃仁(桃の種)、白鮮皮、牡丹皮、ボウフウ根、アケビの蔓・茎、車前子、杏仁、五倍子などで、誤って摂取時に致命的な副作用をもたらすことがある。

 

主な副作用事例

√鎮痛効果のために「トリカブト」を摂取したが呼吸困難

√ダイエットなどの効果のために「麻黄」を摂取したが痙攣、精神興奮

√消化器障害などの症状緩和のために「トウゴマ種子」を摂取した後、胃腸出血と低血圧、呼吸困難

√便秘症状緩和のため「センナ」を摂取した後胃痙攣、下痢など

 

□ 食薬処は、国民が民間療法などを目的に農・林産物を購入したい場合、食用に食べることができるかどうかを必ず確認することを要請しながら、今後も継続的な監視を通じて安全な農・林産水が流通するように最善を尽くしと明らかにしました。

○ 食品に使用可能な原料であることを確認する方法は、食品安全国サイト(www.foodsafetykorea.go.kr)で、原料リスト検索を使用して確認できる

 

[MFDS] [報道参考] 食品取り扱い施設で従事者マスク着用など義務化 

食品安全政策課 2020-10-16

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44672

□食品を扱う従事者の衛生管理レベルを高めるために、マスク着用を義務化する「食品衛生法施行規則」改正案が11月6日施行される。

* (現行)衛生帽着用→(改正)衛生帽+マスク着用

** マスク種類:食品衛生上危害防止目的等を考慮して、飛沫を防ぐことができるマスクは、すべて可能(保健用・手術用・飛沫遮断用・外調理用・使い捨てなど)

○ また、今回の改正では、コロナ19など感染症が流行して「災害及び安全管理基本法」に基づいて警戒または深刻な危機警報が発令された場合には、飲食店など食品接客業施設で利用者が直接手を消毒することができる用品や装置を備えるようにする内容も盛り込んでいる。

* (現行)なし→(改正)感染症流行時の手消毒装置または用品完備

** 危機警報(「災害及び安全管理基本法」第38条):関心→注意→警戒→深刻

□ 食薬処は、コロナ19発生後、日常で感染症予防などの個人衛生管理がより重要になっただけに、今後も国民の日常・レジャー生活と密接な飲食店などで食品衛生管理レベルが向上するように最善を尽くすと発表した。

 

[MFDS]菓子類などアクリルアミドの安全管理強化

 有害物質基準課 2020-10-15

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44670

□ 食品医薬品安全処は、食品を高温で調理・加工するとき生成する「アクリルアミド*」に対する事前予防的安全管理のため、食品別推奨規格**を設定して、2021年1月1日から運営する計画だと発表した。

* アクリルアミド(Acrylamide) :炭水化物が多い食品(ジャガイモなど)を高温(120 ℃以上)で加熱・調理するときに自然に発生する物質(発ガン推定物質、Group 2A)

** 推奨規格:義務的な基準・規格に定める必要はないが、事前予防措置が必要と判断されるため懸念成分などについて推奨する規格(食品衛生法第7条の2)

○ 今回の措置は、2007年から、ジャガイモスナックに限ってアクリルアミド勧告値(1mg/kg)で運営していたものを、国民の感受性、暴露寄与率、汚染分布などを勘案して、法的な推奨規格(0.3〜1mg/kg)として運営する一方、

- 生産業界のアクリルアミド低減化努力を強調するために設けた。

□ アクリルアミド推奨規格は、▲敏感層の主要摂取食品(乳・幼児用離乳食、シリアル類)、▲暴露寄与度が大きい食品(菓子、食品接客業のフライドポテト、コーヒー)、▲汚染度が高い食品(固形茶、穀類加工品及び即席摂取食品)などに設定した。

 

食品別アクリルアミド推奨規格

√乳・幼児用離乳食*、シリアル類:0.3mg/kg以下

* 調製油類・幼児用調整食・成長期用調整食、乳・幼児用離乳食及び乳・幼児を摂取対象に表示して販売している食品

√コーヒー(焙煎コーヒー、インスタントコーヒー、調製コーヒー):0.8mg/kg以下

√菓子、フライドポテト(食品接客業の調理食品)、茶類(固形茶)、穀類加工品及び即席摂取食品:1mg/kg以下

 

○ 推奨規格は2021年1月1日以降、国内で製造・加工し、又は輸入される製品に適用され、毎2年ごとに運営結果を評価し、基準・規格に切り替えるかどうかなどを検討する予定。

- 推奨規格を超過する場合、まず営業者にその結果を通知して、❶自律回収、❷生産・輸入自制、❸低減化などの行政指導を実施し、

- 改善措置を履行しない場合、製品に関する情報を消費者が分かるように、食品安全国ホームページ*に公開する予定。

* 食品安全国(www.foodsafetykorea.go.kr)>危害・予防情報>推奨規格超過製品現況

 

□ 食薬処は、今回の推奨規格運営趣旨を食品業界及び主要輸出国に知らせ運営効率を高める一方、推奨規格が業界管理指針に活用できるように努力すると発表した。

 

[MFDS]飲食店・カフェなど防疫規則移行可否点検結果 

食品管理総括課 2020-10-13

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44665

□ 食品医薬品安全処は、10月の2週間(10.5〜10.11)、飲食店・カフェなどに対する防疫規則移行可否点検結果を発表した。

○ 食薬処は、5月から自治体とともに飲食店・カフェ、遊興酒店などハイリスク施設を対象に、マスク着用、距離を置くなど防疫規則移行可否について点検を継続実施している。

□ 10月の2週間、レストラン・カフェ、遊興酒店などのハイリスク施設に対する防疫守則点検結果は以下の通り。

○ 飲食店・カフェの場合、全国82万社中、2万9千973ヶ所を点検して距離を置くなど防疫守則を遵守するように46ヶ所を行政指導*した。

* 従事者のマスク未着用、出入り名簿作成不十分など

○ また、遊興酒店などハイリスク施設*は、全国4万2千社中、2万4千787ヶ所を点検して 14ヶ所を行政指導した。

* 遊興酒店、居酒屋、感性(エモーショナル)パブ(踊れる飲食店?)、ハンティング屋台(相席居酒屋)、ビュッフェ

 

□ 一方、10月12日から、社会的距離を置くことが「1段階」に調整され、遊興酒店、クラブ、感性パブ、ハンティング屋台など遊興施設と首都圏飲食店等は、次のように防疫規則が適用される。

○ まず、全国遊興施設などハイリスク施設の営業は可能だが、遊興酒店、居酒屋、感性パブ、ハンティング屋台など遊興施設は4 ㎡当たり1人と利用人数が制限され時間制運営*など防疫規則が追加される。

* 時間制運営(3時間運営後、1時間休憩)は、自治体ごとに選択適用可能

○ 首都圏150 ㎡以上の一般飲食店・休憩飲食店・ベーカリー(カフェを含む)は、マスク着用、テーブル間1m距離を置くこと*など防疫規則が維持される。

* これを守ることが困難な場合、①座席間を空けて座る、②テーブル間を空けて座る、③テーブル間の仕切り・幕など設置、いずれかは必ず遵守

 

[MFDS]コチュジャンと干し柿、国際食品規格に採択 

食品安全政策課/畜産物安全課 2020-10-13

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44664

 

□ 食品医薬品安全処と農林畜産食品部は、第43回国際食品規格委員会(以下、「コーデックス」)総会で、コチュジャンと干し柿が国際食品規格として採択され、韓国の伝統食品の海外輸出に役立つと発表した。

○ 今回の総会は、コロナ19により、9月24日から26日に、そして10月12日にビデオ会議で開催され、各国代表団と国際機関、非政府組織(NGO)など約600人が参加した。

○ コーデックスは、世界保健機関(WHO)と国際食糧農業機関(FAO)が共同で運営する国際会議として180以上の加盟国が参加して国際食品規格、ガイドライン及び実行規範などを開発しており、現在16分科委員会中、韓国はすべての分野に参加している。

□ 主な議論については、▲コチュジャンと干し柿の国際規格を採用、▲清麹醤のアジア地域規格の新規作業の承認、▲抗生物質耐性の最小化と抑制のための実行規範の改正草案採択など。

<添付> 第43回コーデックス総会の議題

 

[RIVM]農地のすぐそばに住む人の健康調査:追加解析

Health survey on people living in the direct vicinity of agricultural plots: additional analyses

30-10-2020

https://www.rivm.nl/publicaties/health-survey-on-people-living-in-direct-vicinity-of-agricultural-plots-additional

一般的に、農薬を使っている農地の250m以内に住む人たちの健康問題は、近くに農地のないところに住む人たちより多くはない。この結論は2018年の異なる視点での探索的試験の結果と一致する。

いくつかの例外があり、トウモロコシ畑の近くに住む人の慢性下部呼吸器疾患による死亡リスクが高い。さらに作物を輪作している畑の窒化腕白血病死が多い可能性があり穀物を栽培している畑の近くでは自殺が多いように見える。入手できる情報からは説明できない。

 

 

[WHO]第一回WHOインフォデミック管理トレーニング開始

Start of 1st WHO infodemic management training

30 October 2020

https://www.who.int/news/item/30-10-2020-start-of-1st-who-infodemic-management-training

 

 

[CDC] MMWR

-19才未満の子どもと青少年のダイエタリーサプリメントの使用-米国、2017–2018

Dietary Supplement Use in Children and Adolescents Aged ≤19 Years — United States, 2017–2018

Weekly / October 30, 2020 / 69(43);1557–1562

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/69/wr/mm6943a1.htm?s_cid=mm6943a1_w

約1/3の子どもや青少年がダイエタリーサプリメントを使用している。2つ以上の使用は人口集団の特徴によって異なるが、2009-2010年の4.3%から2017-2018年の7.1%に増加している

最も多く使用されているのはマルチビタミン・ミネラルサプリメント(23.8%)で、1.0%以上使われている単一成分はビタミンD、ビタミンC、プロバイオティック、メラトニン、オメガ3脂肪酸、植物

世帯主の収入と教育レベルが増えるほどダイエタリーサプリメントの使用率が増える

 

-家庭でのSARS-COV-2感染の伝達- テネシーとウィスコンシン、2020年4-9月

Transmission of SARS-COV-2 Infections in Households — Tennessee and Wisconsin, April–September 2020

Early Release / October 30, 2020 / 69

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/69/wr/mm6944e1.htm?s_cid=mm6944e1_w

家庭での伝達はよくあり、病気発生初期におこる

 

-泊まりがけのサマースクール静養所でのCOVID-19アウトブレイク-ウィスコンシン、2020年7-8月

COVID-19 Outbreak at an Overnight Summer School Retreat ― Wisconsin, July–August 2020

Weekly / October 30, 2020 / 69(43);1600–1604

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/69/wr/mm6943a4.htm?s_cid=mm6943a4_w

一泊の高校のキャンプでのCOVID-19アウトブレイクは一人の学生から始まった。その学生は一週間以内のSARS-CoV-2分子検査で陰性で、到着後間もなく症状が出て陽性になった。それにより学生やスタッフの76%にあたる116人が感染した

学生はキャンプ中距離をとったりマスクをしたりしていなかった

参加者には三ヶ月以内の抗体検査陽性あるいは一週間以内のPCR検査陰性の結果の提出が求められていた。旅行中はマスクをするよう求められたが到着後はマスクも距離も要求されなかった

7月2日に旅行、7月3日に喉の痛み、咳、寒気。この生徒の家族が彼の出発後に陽性だったことを後で知る。宿泊所で彼は個室に隔離されて濃厚接触者11人がまとめて別の部屋に隔離された。11人が迅速抗原検査で陰性だったため7月7日に開放された。この時検査について公衆衛生当局に検証を依頼していない。7月4-7日の間に11人の濃厚接触者のうち6人と他に18人の生徒が症状を報告したがマスクを与えられただけだった。7月13日になって11人の濃厚接触者のうちの一人が地元クリニックでPCR検査陽性になって7月15日にウィスコンシン保健省にアウトブレイクの通知

抗体検査陽性の書類を提出していた24人はPCR検査で誰も陽性にならなかった

この集団では無症状の感染者は1%と低い

(症状があるのに感度高くない検査で陰性だから大丈夫って考えて交流する、って一番ダメなやつ)

 

[ODS]セミナーシリーズ

NIH Office of Dietary Supplements

2020-2021 Seminar Series

https://events-support.com/Documents/ODS_Seminar_Series_2020_2021_Schedule.pdf

・フレイルとプロテイン補充

・ダイエタリーサプリメント使用に関連する肝障害の因果関係評価

・食物繊維、腸内マイクロバイオーム整体学、因果関係

・栄養関連食事と臨床測定結果のための実験質品質確保の課題

・行動レジリエンスへのクルクミンの影響

・ビタミンDと慢性疾患

・食事とダイエタリーサプリメントにおける尿酸代謝とプリン

・植物フラボノイドとヒト健康

・腸内マイクロバイオームと個別化栄養

・乳がん患者のダイエタリーサプリメント使用

・ダイエタリーサプリメントのベネフィット、害、不確実性のコミュニケーションを改善する

 

論文

-がんと白血病B/南西腫瘍学グループ80405試験における転移性直腸結腸がん患者の生存と食事の質の関連

Association of Diet Quality With Survival Among People With Metastatic Colorectal Cancer in the Cancer and Leukemia B and Southwest Oncology Group 80405 Trial

October 30, 2020

https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2772375

年齢の中央値59才BMIの中央値27.2の1284人の転移性直腸結腸がん患者の、最初の治療から4週間以内の食事頻度質問表による食事の質の評価と死亡リスクに関連は無かった

 

-新しい研究は、COVID-19パンデミックにも関わらず、リスクの高い性行動と性感染症(STIs)は増加していることを明らかにした

New research reveals risky sexual behavior and STIs are rising despite COVID-19 pandemic

31-OCT-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-10/sc-nrr103020.php

バーチャル欧州皮膚科性感染症(EADV)学会年次会合

イタリアでの2020年3月15日から4月14日の期間でのSTIsの確定診断数を2019年同期と比較。淋病、二期梅毒、マイコプラズマ ジェニタリウム等男性同士の性交に関連する急性の病気が増加

 

-インターネット上のCOVID-19と「免疫強化」:Google検索結果のコンテンツ解析

COVID-19 and ‘immune boosting’ on the internet: a content analysis of Google search results

Christen Rachul et al.,

BMJ Open Vol 10, Issue10

https://bmjopen.bmj.com/content/10/10/e040989

2020年4月1日にカナダと米国の ‘boost immunity’ AND ‘coronavirus’でGoogle検索した227のウェブサイトのデータを解析した

カナダと米国で意味のある差は無かった。最もよくあるページはニュース(40.5%)と商用(24.7%)サイト。85.5%のページで免疫強化はCOVID-19を避けるのに有用と描写されていて40%がサプリメントは有用と描かれていた。商用サイトがこのような描写が多い。免疫強化方法としてトップがビタミンC (34.8%)、食事(34.4%)、睡眠(34.4%)、運動(30.8%)、亜鉛(26.9%)。免疫強化という概念への批判を提供していたのは10%以下。

「免疫強化」という言葉はいまやあらゆるところにあって「ナチュラル」や「グルテンフリー」のような明確な定義はも健康効果もないのに「健康ハロー」をもって受け取られる用語になった

この結果は、デマの拡散はあからさまな嘘の主張というよりこのような複雑で微妙な形で行われることを示した。

 

その他

-Scienceニュース

スーパースプレッドの科学

THE SCIENCE OF SUPERSPREADING

By Martin Enserink, Kai Kupferschmidt, and Nirja Desai

30 October 2020

https://vis.sciencemag.org/covid-clusters/

Webデザインが凝っている

 

-コンシューマーラボ

亜鉛サプリメントとトローチのレビュー

Zinc Supplements and Lozenges Review

10/31/2020

https://www.consumerlab.com/reviews/zinc-supplements-lozenges-review/zinc/

 

-二回目のロックダウンについてのGuardianの見解:彼は何故こんなに時間がかかったのか

The Guardian view on a second lockdown: what took him so long?

Sun 1 Nov 2020

https://www.theguardian.com/commentisfree/2020/nov/01/the-guardian-view-on-a-second-lockdown-what-took-him-so-long

厳しい制限は痛みを伴うが必要、そして首相の対応の遅さはコストを増すだけ

社説

学校は続くなど春よりは制限が厳しくないもののイングランドは木曜日から再びロックダウンに入る。またもや政府は遅すぎる。英国では既に死者が毎日数百人になっている

誰も二回目のロックダウンを望んでいない。しかし他の方法はもっと悪い。多くの人はロックダウンそのものより出口戦略のなさに気が滅入っている

(一部のみ。欧州全体を見ると首相が替わってもあまり変わらないような)

 

-科学者による新しい活動は支持者の反動につながる可能性がある

New Activism by Scientists Can Lead to Partisan Backlash

By Matt Motta on October 28, 2020

https://www.scientificamerican.com/article/new-activism-by-scientists-can-lead-to-partisan-backlash/

反科学政治家への反対運動は人々の研究への支持を毀損する可能性がある。しかし敵意を鎮める方法がある

2020年の米国の国民投票に科学への支持が乗っている。何十人ものノーベル賞受賞者が大統領としてJoe Biden候補を推し、Natureのような有名雑誌がDonald Trumpを糾弾する。社説でトランプ政権のコラナウイルスパンデミック対応に落胆し政府の研究費抑制や公共政策への根拠に基づいた考えの採用歔欷を記述する。

科学がますます政治論争になってきたことに疑いはない。現在ほとんどのアメリカ人は医師や医学の専門家の情報を信頼しているが、科学コミュニティへの人々の信頼はますます党派心に基づくものになりつつあり、保守派や共和党支持者は科学コミュニティに対してポジティブな見解を減らしてきている。それに対抗して科学者の民主党支持が増えている。

しかしこの科学の動員にはコストがある。科学者が政治的なやりかたで意見を主張すると、人々の研究への意見がさらに分極するリスクがある。

そうした分断の増加は科学研究に不幸な帰結をもたらす可能性がある

科学の政治化に対抗するにはどうすればいい?一つの出発点は党派に関わらず好奇心をかきたてることから始めることである

また歴史を紐解けばアメリカの政治に科学について党派性はなかった。EPAを作ったのは共和党政権である。2000年代初期までは民主党も共和党も科学を支持してきた。

科学者が政治的行動を避けるべきと言っているのではない。議員になった科学者は強力な研究の味方になる可能性がある。やりかたがある。