2020-11-09

[SFA] 肉のラクトパミン

Ractopamine in Meat

Tuesday, November 3, 2020

https://www.sfa.gov.sg/food-information/risk-at-a-glance

 ラクトパミンとは?

ラクトパミンは、肉の成長を促進するために商業用の豚と牛の農場で動物用飼料に添加される動物用医薬品である。この記事では、ラクトパミン、その健康上の影響、シンガポールの肉供給が消費者に安全であることをSFAが保証する方法についてさらなる情報を提供している。

なぜラクトパミンは私達の食品に見つかるのか?

ラクトパミンは、同じ量の資源でより多くの赤身肉を生産することができるように筋肉の成長を刺激する。農場経営者は飼料効率を改善し脂身をなくす(肉の脂肪をより少なくする)ために牛と豚の飼料にラクトパミンを加えることがある。良好な飼料効率とは、少ない飼料で動物が生産できる肉の量を増やすことを意味する。

 ラクトパミンは「仕上げ」の飼料サプリメントで、一般に枝肉の重量を最大化するために、動物が屠殺される前の最後の2~3週間にだけ使用される。動物は屠殺されるまでラクトパミンを含む飼料を摂取する可能性があるため、生産された肉に残留ラクトパミンが検出される可能性がある。

ラクトパミンは健康に悪影響を引き起こす?

ラクトパミンは、動物用医薬品、食品添加物、食品汚染物質の国際的な食品安全リスク評価団体であるFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)に評価されている。この委員会がヒトの許容一日摂取量0 -1 マイクログラム (μg)/kg/ 体重を設定している。1

これは、体重60 kgのヒトでは、彼/ 彼女は、健康への悪影響(心拍数の増加、頭痛、筋肉のけいれんあるいは高血圧など)なく残りの人生毎日、許容される最大量のラクトパミンが含まれている肉6kg、腎臓0.67 kg、肝臓1.5 kgを摂取することができることを意味する。そのため、たとえ肉や臓器を長期間摂取したとしても、少量のラクトパミンの摂取が健康リスクを起こすことはない。

シンガポールの肉のラクトパミンの残留量制限とは?肉にラクトパミンが使用される国々からの肉を禁止していないのはなぜ?

SFAは、消費者の健康を守り、食品業界の変化するニーズに対応するために規制基準を定期的にレビューしている。この過程でSFAは、科学的根拠、データ、シンガポール国民の消費パターンに関する情報を用いてリスク評価を行っている。SFAは国際機関や先進国が設定したリスク評価や規制基準も考慮している。食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)がそれぞれ設立、運営しているコーデックス委員会(CAC)やFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)などが含まれる。

ラクトパミンについてSFAは、食品生産での使用はJECFAが行ったラクトパミンの安全性評価を注意深く検討している。SFAは、JECFAが設定したラクトパミンの許容一日摂取量に対するシンガポール人の肉と臓器の摂取を評価した後、CACが規制基準として設定した肉と臓器に許容されるラクトパミンの最大量を採用することにした。牛と豚両方の筋肉、腎臓、肝臓に許容されたラクトパミンの最大量はそれぞれ、10 μg/kg、90 μg/kg 、40 μg/kgである。オーストラリア、日本、カナダ、USAなどの他の先進国も同様のラクトパミンの規制基準を採用している。

私達の肉が安全に食べられることを保証するために何が行われているのか?

肉はSFAの食品安全及び動物の健康基準に合った、認定国の認証された供給源から輸入されなければならない。SFAは認定プロセス中に輸出する国や農場/ 食品施設両方を評価している。サプライチェーンの上流で食品の安全性を確保するために、その国のシステムと個々の輸出農場及び施設の基準を検証する視察旅行が行われる場合がある。

認定された供給源からの輸入肉は、食品に含まれる物質の最大許容限度を含むSFAの輸入条件の対象となる。輸入肉もSFAの食品安全監視、検査、サンプリング、テストプログラムの対象となる。今までのところ、ラクトパミンは検査した肉サンプルに検出されなかったか、無視できる量で検出された。私達の検査や食品安全テストに合格しなかった肉は販売許可されない。

肉のラクトパミンへの暴露を減らすために何ができる?

現在肉の供給でラクトパミンの食品安全上の懸念はないが、さらなる安心のためにこれらのヒントを参考にするとよい。

・信頼できるSFAの認可を受けた小売店から肉を購入すること。

・熱は残留ラクトパミンの分解を促進できるので、食べる前に肉に良く火を通すこと。

・ラクトパミンをより多く含む可能性のある肝臓や肺などの臓器の摂取を減らすこと。

参照

FAO/WHO合同食品添加物専門家会議。(2006)。食品中の特定の動物用医薬品残留物の評価:第66回FAO/WHO合同食品添加物専門家会議の66の報告書。(WHO 技術的報告書シリーズ: no. 939)

 

[EFSA]意見

産卵鶏用飼料添加物としてのBonvital® (Enterococcus faeciumDSM 7134株)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Bonvital® (Enterococcus faeciumDSM 7134) as a feed additive for laying hens

EFSA Journal 2020;18(11):6277  6 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6277

 

[EU]RASFF Week44-2020

警報通知(Alert Notifications)

ドイツ産ポピーシードのモルヒネ高含有(34.8 mg/kg)、南アフリカ産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 11; Tot. = 13 µg/kg)、ナイジェリア産英国経由キャッサバ粉のシアン化物高含有(57.1 mg/kg)、産出国不明英国で包装されたキャッサバ粉のシアン化物高含有(68.4 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

オンライン販売されている食品サプリメントの未承認飼料添加物カンナビジオール(CBD)、オンライン販売されているヘンプ製品の未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、スペイン産チルドメカジキの水銀(1.59 mg/kg)、トルコ産ペパーミントのアトロピン(26.8 µg/kg)及びスコポラミン(39.9 µg/kg)、米国産食品サプリメントの未承認新規食品成分(DMAE 26900 mg/kg)及び禁止物質ヨヒンビン(888 mg/kg)、産出国不明食品サプリメントの未承認新規食品成分ブタクサ、スペイン産解凍メカジキロインの水銀(1.4 mg/kg)、セイシェル産チルドメカジキフィレの水銀(1.6 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

オランダ産飼料の未承認飼料添加物カンナビジオール(CBD)、イタリア産飼料用魚肉の反芻動物のDNAの存在、ポーランド産原料ウクライナ産飼料用技術的硫酸鉄の未承認市販(飼料生産目的以外の表示)、ラトビア産カスカラコーヒーバーの未承認新規食品成分(カスカラ)、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 8.5; Tot. = 16.2 µg/kg;B1 = 8.5; Tot. = 29.3 µg/kg;B1 = 15.1 µg/kg)、ジョージア産ヘーゼルナッツ穀粒のアフラトキシン(B1 = 15; Tot. = 15.8 µg/kg)、トルコ産ブドウのアセタミプリド(3.485 mg/kg;2.057 mg/kg)、トルコ産ザクロのエスフェンバレレート(0.339 mg/kg)、トルコ産マンダリンのプロクロラズ( 2.607 mg/kg)、ガーナ産ソフトドリンクの着色料サンセットイエローFCF(E110)高含有(66 mg/l)、米国産ソフトドリンクのエチレンジアミン四酢酸カルシウムニナトリウム(CDEDTA)(E385)未承認、中国産緑茶のアセタミプリド(0.11 mg/kg)、南アフリカ産オレンジ風味炭酸清涼飲料の着色料サンセットイエローFCF(E110)高含有(24 mg/l)、エジプト産イチゴジャムの安息香酸(E210) (632 mg/kg)未承認、トルコ産ペッパーのフロニカミド(0.819 mg/kg)、トルコ産乾燥アプリコットの亜硫酸塩高含有(2186 mg/kg)、トルコ産ペッパーの未承認物質オメトエート(0.051 mg/kg)、トルコ産マンダリンのプロクロラズ(1.326 mg/kg)、トルコ産ペッパーのピリダベン(0.927 mg/kg)、

 

-エチレンオキシドの検出(多いので別にした)

警報通知(Alert Notifications)

インド産ルクセンブルクで包装されたオランダ経由有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(15 mg/kg)、インド産オランダ経由皮つきゴマの未承認物質エチレンオキシド、英国産原料産出国不明オランダ経由タヒニ(ゴマペースト)の未承認物質エチレンオキシド、インド産ドイツ経由有機皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(5.4 mg/kg)、インド産オランダ経由ゴマの未承認物質エチレンオキシド(4.7 mg/kg;最大 6.3 mg/kg;> 5 mg/kg;>5 mg/kg)、オランダ産ベーキングミックスに使用されたゴマの未承認物質エチレンオキシド、スペイン産原料インド産種子ミックスの未承認物質エチレンオキシド、フランス産パン用ミックス及びベーカリー製品に使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、インド産皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(> 5 mg/kg;> 5.0 mg/kg;>5 mg/kg;1.3 mg/kg;> 5 mg/kg;2.5 mg/kg;> 5.0 mg/kg;>5 mg/kg;> 5.0 mg/kg;> 5 mg/kg;> 5 mg/kg;> 5.0 mg/kg;> 5 mg/kg;0.84 mg/kg)、ドイツ産原料インド産ヘーゼルナッツミューズリーバーの未承認物質エチレンオキシド(1.2 mg/kg)、インド産黒ゴマの未承認物質エチレンオキシド(5 mg/kg)、フランス産プラリネゴマチョコレートの未承認物質エチレンオキシド、オランダ産3種子ミックスの未承認物質エチレンオキシド、インド産オランダ経由有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(3 mg/kg;0.6 mg/kg)、インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(> 5 mg/kg;> 5.0 mg/kg;1.9 mg/kg)、インド産ドイツ経由有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(5 mg/kg)、オランダ産有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド、フランス産原料オランダ産ゴマビスケットの未承認物質エチレンオキシド、ドイツ産ベーキングシードの未承認物質エチレンオキシド、インド産オランダ経由皮をむいた有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(4.2 mg/kg;最大 5.7 mg/kg)、オランダ産サラダに使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.094 mg/kg)、インド産皮をむいた有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(3.8 mg/kg)、オランダ産白いタヒニの未承認物質エチレンオキシド(1.4; 1.7 mg/kg)、インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(> 5 mg/kg;0.16, 0.21; 1; 11.7 mg/kg ;1.3 mg/kg;2 mg/kg)、インド産機械で皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(2.2 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

インド産ひとかたまりのパンに使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド(2.054 mg/kg)、フランス産ゴマを使ったブラックチョコレートの未承認物質エチレンオキシド、インド産有機皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(2.4 mg/kg)、インド産皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.85 mg/kg 5.4 mg/kg;0.77 mg/kg)、インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.61 mg/kg)、

 

[DHSC]ソーシャルメディア大企業がワクチンデマに取り組むために英国政府と一連の対策で合意

Social media giants agree package of measures with UK Government to tackle vaccine disinformation

8 November 2020

https://www.gov.uk/government/news/social-media-giants-agree-package-of-measures-with-uk-government-to-tackle-vaccine-disinformation

・プラットフォームは、どんな企業もCOVID-19ワクチンデマで金儲けをすべきではないという基本原則を支持し、問題のあるコンテンツに迅速に対応する

・プラットフォームは、公衆衛生団体とともに事実と信頼できるメッセージを推進するために取り組む

 

[HSA]電子タバコの違法販売で14のオンライン業者が有罪、合計罰金は25万ドル以上

FOURTEEN ONLINE PEDDLERS CONVICTED FOR ILLEGAL SALE OF ELECTRONIC VAPORISERS, TOTAL FINES AMOUNT TO MORE THAN $250,000

9 NOVEMBER 2020

https://www.hsa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/conviction-of-14-e-vaporiser-peddlers_press-release_9-nov.pdf

2020年6月から8月の間に、電子タバコとその関連アクセサリーを海外の供給業者から購入して違法に各種ソーシャルメディアや電子商取引プラットフォームで販売していた20-43才の人たち14人が有罪判決を受けている

名前と罰金と製品の写真例

シンガポールでは電子タバコの販売は違法

 

論文

-包装済み食品の栄養の改善方法

Here's how to improve packaged foods nutrition

6-NOV-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-11/ama-hht110420.php

Journal of Marketingに発表される研究によると、包装表面への表示は製品の栄養を改善する

 

-高齢者の健康と回復力を維持するために全国Covid-19レジリエンス計画を呼びかける

Call for a National Covid-19 Resilience Programme to keep older people healthy and resilient

8-NOV-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-11/tps-cfa110620.php

英国の生理学会とより良い加齢センターによる報告書。生理学、栄養、理学療法の分野の科学者や臨床家団体による助言。高齢者の運動と健康的食生活、社会的隔離に対抗するコミュニケーションの重要性を指摘。ロックダウンはCovid-19感染を減らすのに重要であるが高齢者の身体と精神の両方に有害影響がありこれに対応する必要がある

 

-意図的アミグダリンサプリメント過剰使用の後の反発代謝性アシドーシス

Rebound metabolic acidosis following intentional amygdalin supplement overdose.

Shively RM, et al.

Clin Toxicol (Phila). 2020 Apr;58(4):290-293.

"アプリコット POWER B17 アミグダリン"20gを意図的に飲み込んだ33才の女性が5時間後に精神錯乱、発汗、散瞳状態で来院。

 

-銀杏とアルコールの摂取により引き起こされた全身性けいれんの成人症例

An Adult Case of Generalized Convulsions Caused by the Ingestion of Ginkgo biloba Seeds with Alcohol.

Azuma F, et al.

Intern Med. 2020 Jun 15;59(12):1555-1558.

日本

炒った銀杏50個とアルコール100gを摂取して9.5時間後に嘔吐と強直性間代性けいれんを発症した64才女性の症例報告。ピリドキサールリン酸の静注で症状が改善。血中4'-O-メチルピリドキシンとビタミン B6 ビタマーが高濃度で、4'-O-メチルピリドキシンがビタミンB6類似体の活性型への転換を阻害したことを示唆。この事例ではアルコールは中毒症状が出るまでの時間を延長した可能性がある

 

-ファットバーナー使用による急性肝不全:症例報告

Acute Liver Failure Caused by Use of Fat Burner: A Case Report.

Ferreira GSA et al.

Transplant Proc. 2020 Jun;52(5):1409-1412.

ダイエタリーサプリメントThermo Gunを使用開始7日後に黄疸を発症し肝機能悪化が進行して症状発現から19日後に肝性脳症になった36才男性の症例報告。死体肝移植を受け2年後良好な肝機能で生存。サプリメントの成分はN-アセチル-L-チロシン; 1,3,7-トリメチルキサンチン; ホワイトウィロー; 1-ヒドロキシフォレドリン

ブラジル

 

-The Lancet

エディトリアル ラテンアメリカのCOVID-19:人道の危機

COVID-19 in Latin America: a humanitarian crisis

EDITORIAL| VOLUME 396, ISSUE 10261, P1463, NOVEMBER 07, 2020

ラテンアメリカは世界でもCOVID-19死亡率が高い。何故?外野の多くの議論はブラジルとJair Bolsonaro大統領の間違いに話題が集中しているが、この地域は全体として人道の危機に直面している。それは政治的不安定と汚職と社会不信と脆弱な医療システム等に由来するがおそらく最も重要なのは長く続きあらゆるところにある不平等である-収入、医療、教育-それらがこの地域の社会と経済に織り込まれている。

健康の危機として始まったCOVID-19はいまや人道の危機となっている

 

ニュージーランド人が画期的投票で安楽死を承認

New Zealanders approve euthanasia in landmark vote

Tony Kirby

WORLD REPORT| VOLUME 396, ISSUE 10261, P1478, NOVEMBER 07, 2020

 

その他

この論文はアミュレット(お守り)がCOVIDから守る可能性があると主張する。これは出版されるべきだったのか?

This Paper Argues an Amulet May Protect from COVID. Should It Have Been Published?

Jonathan Jarry M.Sc. | 5 Nov 2020

https://www.mcgill.ca/oss/article/covid-19-critical-thinking-pseudoscience/paper-argues-amulet-may-protect-covid-should-it-have-been-published

翡翠のお守りがCOVID-19予防になるという広範に愚弄的な論文が、突飛な主張をレビューする制度が機能しているのかどうかを疑わせる

ピッツバーグ大学の助教Moses Turkle Bility博士は私にZoomで「インチキではない!でっち上げではない!」と言った。私は彼を信じる。彼の最新論文は正統な雑誌に発表されたもので翡翠の軟玉のお守りがCOVID-19を予防すると主張するもので、私は信じられないとツイートした。同様の意見をたくさんもらった。大学や雑誌にコメントを求め、何故発表されたのかと。

Bility博士は「人々は世に認められる前に挑発的仮説を提示してきた」という。

この論文は昔からある疑問:どのくらい普通でないアイディアが科学文献として発表されるべきか?への扉を再び開くように見える。

Bility博士がこの手の主張(お守りの試験をしたのではなく単純に彼の理論によれば効くはずだという推論)を書くのはこれが初めてではない。彼は分子生物学の学位を持っているが物理学の量子論をもとに万物の理論を提案している。私が彼に物理学をどこで学んだのかと尋ねると「自習した」という

(以下Bility博士のThomas Kuhn のパラダイムシフトを引用したCOVID-19理論略)

法外な主張に法外なレビューが必要である。結局のところ雑誌の編集と査読を行った二人のレビューワーが門番である。Bility博士は「この論文はピアレビューされている」という。査読者はおそらく間違いを見つけることの専門家ではなかったのだろう。Bility博士の論文は(広範な批判を受け)取り下げられた。

雑誌はScience of the Total Environment、出版社はElsevier