2020-11-11

[DEFRA]食品中残留農薬:2020四半期モニタリング報告

Pesticide residues in food: quarterly monitoring results for 2020

4 November 2020

https://www.gov.uk/government/publications/pesticide-residues-in-food-quarterly-monitoring-results-for-2020

(COVID-19パンデミックのため、2020年4~6月の間のサンプリング計画は停止された。そのため、第2四半期報告書は公表せず、次回は2021年3月に第3四半期報告書の公表を予定する。)

*2020第1四半期報告書発表

https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/932238/prif-monitoring-2020-quarter1.pdf

 21種の果実・野菜の602検体について、372の農薬を検査した。検査結果のうち詳細なリスク評価が行われたものは次の通り(いくつか紹介)。

インド産クラスタマメのオメトエート及びジメトエート:ジメトエートを含む農薬製品は、2019年末以降はEUでの使用が許可されていない。オメトエートはジメトエートの代謝物。健康への影響はありそうにないが、予防的に考えて食品への残留は望ましくない。

マンゴーのプロクロラズ1.8 mg/kg(MRL 0.03 mg/kg):多量に摂取する4~6才児でARfDを大幅に超える(467%)。ただし、ポストハーベスト処理による残留で多くは皮に存在するため、摂取前に皮を剥くことにより暴露量を低減でき、健康への影響はありそうにない。

オクラのモノクロトホス:検出値はMRLを超えずADIもARfDも超過しないが、低用量での遺伝毒性の可能性について不確実性があるため、モノクロトホスの残留実態を確認するために2020年から報告値を下げている。

オレンジのクロルピリホス、イマザリル、チアベンダゾール、ラムダシハロトリン:皮を剥くことで暴露量を大幅に低減できる。健康への影響はありそうにない。

国産ジャガイモのクロルプロファム13 mg/kg(MRL 10 mg/kg):幼小児が皮を剥かずに多量に食べた場合にはARfDの276%となるが、動物試験のNOAELとの間には不確実係数100が適用されている。総合すると、健康への影響の可能性は低いと考えられ、一部の多量摂取者に影響があったとしても短期の可逆的なものである。残留の大部分は皮に存在すると推測される。

 

[BfR]昆虫によって引き起こされるアレルギー?

Food allergy caused by insects?

No 044/2020 from the BfR of 24 September 2020

https://www.bfr.bund.de/cm/349/food-allergy-caused-by-insects.pdf

食用昆虫はアレルギーを引き起こす可能性があるか?2020年9月、BfRはアレルギー反応の可能性から消費者を保護するための新たな共同研究プロジェクト「Allergen-Pro」を立ち上げた。このプロジェクトの目的:食品中のアレルゲン物質の詳細な分析方法を確立することと、アレルギー疾患のある人への影響を説明することである。スイスとドイツから7機関が参加しており、食品中の昆虫成分の検出を意図した適切かつ再現性のある方法の開発に取り組んでいる。

食物アレルギーをもつ人は食品中のアレルゲンを避けなければならない。アレルギーは、たとえ極微量でも健康問題の引きがねとなることがある。このため調理済み食品の製造業者は包装上に成分を記載しなければならない。ピーナッツやセロリあるいは卵のような主要アレルゲンは、たとえ調理上少量であるとしても特別な表示義務が適用される。しかし、過失により食品に混入するアレルゲンの表示、言い換えれば、通常の成分でないものは規制されていない。これらの不注意のアレルゲンは例えば輸送や生産条件により混入することがあり、アレルギーのある人にとっては健康リスクを引き起こすことがある。

国連のFAOの推測によると、世界では1900以上の種類の昆虫が食べられている。欧州連合ではそれらは新規食品に関連する規則の対象となる。

昆虫はおそらく、将来的に食品成分としてますます使用されることになるだろう。現在、昆虫が新たな食物アレルゲンとして寄与する可能性について議論が行われている。今日まで昆虫が原因で引き起こされるアレルギー疾患症例件数は少ないが、例えば、トロポミオシンやアルギニンキナーゼのような相同性(homology)を有するタンパク質が増えることが原因で、特に節足動物(甲殻類やダニを含め)の交差反応が生じる可能性がかなり高い。

Allergen-Proの共同研究プロジェクトの目的の一つは、のちに食品監視機関や最終的には食品生産業者にも、食品中の昆虫成分を確認する方法を提供することである。スイスとドイツからの計7機関は、高度な加工食品にも昆虫成分を検出する適切で再現できる方法の開発に取り組んでいる。この方法は、それぞれの種類に特有の遺伝物質の検出あるいはアレルゲンのタンパク質の直接検出に基づく。

さらに、健康関連の食物アレルゲンの可能性として昆虫の臨床的関連性はいまだはっきりしていない。いわゆるin vitro法を使用しつつ食品感作の臨床的関連性を予測することは依然難しい。アレルギー患者や食品製造業者に対し安全性を向上させるために、昆虫のプロテオーム内にアレルギー誘発性IgE/Gエピトープを同定するための革新的なハイスループットin vitro法もまた、開発されるだろう。このプロジェクトは、また、被験者が最小限のストレスで検査をうけることができ、アレルギー反応か臨床反応のない感作のみを示すものか判断できる、初めてのin vitro試験系を開発することに取り組んでいる。

Allergen-Pro プロジェクトは、ドイツ連邦下院による支持を伴い、ドイツ連邦食糧・農業省(BMEL)により資金提供されている。

 

[BfR]ビタミンD:高用量フードサプリメントの摂取は必要ない

Vitamin D:consumption of high-dose food supplements is unnecessary

BfR Opinion No 035/2020 issued 31 July 2020

https://www.bfr.bund.de/cm/349/vitamin-d-consumption-of-high-dose-food-supplements-is-unnecessary.pdf

 BfRは、活性型ビタミンDの前駆体であるコレカルシフェロールの一日摂取量が50又は100 μg含む市販のフードサプリメント製品に関する健康リスク評価を用意した。これらの製品は、消費者がビタミンD摂取量を増やすために使用する高用量製剤の代表的なものである。

ヒトでは、ビタミンDは日光をあびて皮膚で形成される。体内における形成と比較すると、食事からの摂取ではビタミンDの供給は比較的少量である。体内生成によりビタミンDが過剰となることはあり得ないが、フードサプリメントを介してのような高用量のビタミンDの摂取では大いに起こりうる。

この種の過剰摂取は、血清中のカルシウム濃度の上昇(高カルシウム血症)に繋がる。ヒトの高カルシウム血症に関連する臨床症状は、疲労や筋力低下から嘔吐、便秘と幅広く、不整脈、血管の石灰化にもつながることがある。持続すれば、高カルシウム血症は、腎結石、腎臓の石灰化、そして最終的には腎機能の低下につながる可能性がある。

日光を浴びなくとも、ビタミンDを毎日20 μg摂取することで、ほとんどの集団(97.5%)において、身体が必要とするビタミンDの量を十分に満たす。

 欧州食品安全機関(EFSA)は、ビタミンDのUL値(許容上限摂取量)を100 μgと設定した。最新の科学研究では、成人及び11歳以上の子どもが1日当たりの摂取量が100 μg未満であれば、健康影響は起こりそうにない。このUL値は、あらゆるビタミンD摂取源を含み、サプリメントからの摂取、通常の食事からの摂取及びビタミンD強化食品からの摂取も含まれる。高用量のビタミンD製剤も服用している場合、他のビタミンD摂取源と併せるとこの値を超過する可能性がある。

栄養学の観点から、ビタミンDを50又は100 μg含む製剤を毎日摂取する必要はない。また、BfRは、高用量製剤をたまに摂取することで健康にとって有害となる可能性は低いと考える。しかし、最新の研究で、高濃度のビタミンD製品を日常的に長期間にわたり摂取すると、健康へのリスクを増大させると指摘する。

BfRは、皮膚が日光を浴びる屋外での十分な時間がとれ、バランスの取れた食事をしていれば、ビタミンD製剤を摂取しなくともビタミンDの十分な供給が達成できることを指摘する。リスクグループの人で医学的介入を必要とする深刻なビタミンD欠乏やビタミン欠乏症が起こる可能性のある人は、医師と相談し、その種の製剤を摂取する必要性をまず、はっきりさせなければならない。

この意見は、製品が食品として分類すべきかどうかに関する決定をしないし、あるいはそのような解釈をすべきではない。

 

[ANSES]中毒警告

-キノコ狩りの時には中毒に注意!

Beware of poisoning when foraging for wild mushrooms!

News of 23/10/2020

https://www.anses.fr/en/content/beware-poisoning-when-foraging-wild-mushrooms

 中毒管理センターによると、直近2週間に野生キノコの摂取による中毒事例が急増している。医療システムはCOVID-19パンデミックのためにすでに逼迫した状況であり、そのためANSESは安全にキノコを食べるために慎重に行動するよう再度呼び掛ける。

2020年7月1日以降、中毒管理センターは732件の中毒事例を記録しており、うち5名は命にかかわるほどの重症であった。

 

-ウリ類とマロニエの誤食への注意喚起

食べられないウリ類に注意!

Beware of inedible gourds!

23/10/2020

https://www.anses.fr/en/content/beware-inedible-gourds-0

 全てのカボチャが食用可能なわけではないことを覚えておくことが重要である。ウリ科植物の一部は刺激性と苦みの強いククルビタシンを含み、食べると腹痛、吐き気、嘔吐、下痢(血便のこともある)を起こすことがあり、入院が必要なほどの脱水症状にさえなることもある。有毒なコロシントなどは装飾用として(時には青果売り場で)市販されており、これらを食用カボチャと間違えてはいけない。

 

中毒を避けるためにマロニエと栗の違いを知ろう!

Learn to distinguish horse chestnuts from sweet chestnuts, to avoid poisoning!

15/10/2020

https://www.anses.fr/en/content/learn-distinguish-horse-chestnuts-sweet-chestnuts-avoid-poisoning-0

 マロニエ(セイヨウトチノキ)から熟して落ちる実は、(食用となる)栗やヨーロッパ栗とよく間違われる。マロニエは有毒であり、腹痛、 吐き気、嘔吐、咽喉刺激などの消化器疾患を引き起こす可能性がある。

 

[USDA]信頼して食べて

Eat with Confidence

Oct 27, 2020  Posted by Shanker Reddy and Brenda Foos

https://www.usda.gov/media/blog/2020/10/27/eat-confidence

 USDAのAMS(Agricultural Marketing Service)の一部であるPDP(Pesticide Data Program)が2019PDP年次要約を発表した。全体のおおよそ99%が、EPAが設定した農薬のトレランス未満の残留であった。

*報告書:2019 PDP Annual Summary (pdf)

https://www.ams.usda.gov/sites/default/files/media/2019PDPAnnualSummary.pdf

 米国10州の協力のもと、生鮮又は加工の果実・野菜とコメ、オート麦からなる計9,697検体が集められた。うち64.5%は国産品、32.2%は輸入品、2.5%は原産国が複数、0.8%は原産国不明であった。対象品目は約5年サイクルで見直す。検査は、575種類の農薬の親化合物、代謝物、分解物及び/又は異性体と21種類の環境汚染物質を対象にした。

 検査したうち42.5%は残留農薬が不検出であった。トレランス超過は1.29%(125検体)で、その多くをバジル(93検体)が占め、アセフェート、アセタミプリド、ビフェントリン、クロチアニジン、シフルトリン、シハロトリン、シペルメトリン、デルタメトリン、ジノテフラン、イミダクロプリド、メタミドホスなどが超過で検出された。トレランスの設定がない残留が検出されたのは全体の8.2%(792検体)であった。

この報告書には、2020PDPのサンプリング計画案も掲載している。

 

[MPI]リコール  HelloFresh ブランドのあじ(科の魚)の切り身

HelloFresh brand Trevally Fillets

10 November 2020

https://www.mpi.govt.nz/food-safety/food-recalls/recalled-food-products/hellofresh-brand-trevally-fillets/

HelloFresh New Zealand Ltdは、製品のヒスタミン濃度が高いためHelloFresh brand Trevally Filletsを一部回収措置。製品写真あり。

 

[FDA]警告文書

- Natural Sprout Co. LLC

October 29, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/natural-sprout-co-llc-610151-10292020

未承認の医薬品、不正製品の問題。アルファルファ、大麦、ブロッコリー、大豆等のパウダー製品を含む。

 

- Eagles Song Health and Wellness LLC

October 28, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/eagles-song-health-and-wellness-llc-609733-10282020

未承認の医薬品、不正製品の問題。各種スムージーやダイエタリーサプリメント。

 

- Italfoods, Inc.

October 27, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/italfoods-inc-610183-10272020

FSVP違反の問題。

 

- World Nutrition, Inc.

October 27, 2020

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/world-nutrition-inc-610003-10272020

未承認の医薬品、不正製品の問題。サプリメント製品を含む。

 

[DHSC]不健康な食品のオンライン広告全面禁止について新しいパブリックコメント募集

New public consultation on total ban of online advertising for unhealthy foods

10 November 2020

https://www.gov.uk/government/news/new-public-consultation-on-total-ban-of-online-advertising-for-unhealthy-foods

脂肪、砂糖、塩の多い食品のオンライン広告禁止案に意見募集

肥満対策の一環

オンライン販売は継続されるので販売サイトは対象外

 

[USDA]遺伝子組換えを用いて開発したトウモロコシの規制解除申請公表

APHIS

Availability of Petition for Deregulation of Corn Developed Using Genetic Engineering

Nov 10, 2020

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2020/sa-11/corn-ge-seed

Pioneer Hi-Bred International社による雄性不稔トウモロコシ交配系統の維持と回復用のDP56113トウモロコシ。2020年12月14日までパブリックコメント受付

 

論文

-マルチビタミンとマルチミネラルサプリメントの成人使用者は、臨床的に測定可能なベネフィットはないが自己申告では健康:横断研究

Self-reported health without clinically measurable benefits among adult users of multivitamin and multimineral supplements: a cross-sectional study

Manish D Paranjpe et al.,

BMJ Open Volume 10, Issue 11

https://bmjopen.bmj.com/content/10/11/e039119

2012全国健康インタビュー調査の成人マルチビタミンマルチミネラル(MVM)サプリメント使用者4933人と非使用者16 670人の解析。指標は、自己申告による健康状態、日々の生活への援助の必要性、10の慢性疾患歴、過去12ヶ月の19の健康問題の存在、過去1ヶ月のK6心理的苦痛尺度。結論としてMVM使用者は臨床的に測定可能な健康状態に差は無いにも関わらず全体的健康状態をより良いと自己申告する。

 

-世界中のCOVID-19デマの信じやすさ

Susceptibility to misinformation about COVID-19 around the world

Jon Roozenbeek

14 October 2020 https://doi.org/10.1098/rsos.201199

https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsos.201199

英国、アイルランド、米国、スペイン、メキシコのサンプルを用いてウイルスデマを信じる予測因子を探った。一般的にデマを信じている人は多くはないが各国の無視できない一部の人たちがデマを信じている。デマを信じにくい人たちは、数字に強い・科学を信頼・予防接種を受ける・公衆衛生対策に従う

 

-高齢者の臨床アウトカムに与えるビタミンDサプリメント、オメガ3脂肪酸サプリメント、筋力トレーニング運動計画の影響

Effect of Vitamin D Supplementation, Omega-3 Fatty Acid Supplementation, or a Strength-Training Exercise Program on Clinical Outcomes in Older Adults

The DO-HEALTH Randomized Clinical Trial

Heike A. Bischoff-Ferrari et al.,

JAMA. 2020;324(18):1855-1868.

https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2772758

70才以上の2157人の成人にビタミン D3 (2000 IU/d)とオメガ-3 脂肪酸 (1 g/d)あるいは筋トレを3年行ったRCT。血圧、脊椎以外の骨折、運動能力、感染率、認知機能に有意な差はなかった

スイス、フランス、ドイツ、ポルトガル、オーストリアの7つのセンターで実施

 

その他

-SMC NZ

リキッドエクスタシーの深刻なリスク 専門家の反応

Serious risks from liquid ecstasy – Expert Reaction

11 November 2020

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2020/11/11/serious-risks-from-liquid-ecstasy-expert-reaction/

最近の報告が、ニュージーランドのリキッドエクスタシー過剰使用が増加している、特にウェリントン地域で、ことを示唆

(GBL/GHBあるいはリキッドエクスタシーについて

Let’s talk about GBL/GHB in New Zealand

11 NOV 2020

https://www.highalert.org.nz/articles/lets-talk-about-gblghb-in-new-zealand/

GHBはガンマヒドロキシ酪酸

GBLはガンマブチロラクトンでGBHの前駆体)

SMCは専門家のコメントを求めた

(専門家のコメント略)

 

-COVID-19とビタミンCサプリメント:「幻想の真実」か「事実」か

COVID-19 And Vitamin C Supplements: Illusory Truth Or Fact?

By David Lightsey MS — November 10, 2020

https://www.acsh.org/news/2020/11/10/covid-19-and-vitamin-c-supplements-illusory-truth-or-fact-15139

恐怖ほど普通でない行動を誘発するものはない、そしてCOVID-19の時代には、身の回りにたくさんの恐怖があり、従って普通でない行動がたくさん予想される。ここ二ヶ月の間に、私はそのような奇妙な行動の一つに気がついた。相当数の健康ニュースの見出しがCOVID-19への免疫応答を援助するためにビタミンCサプリメントを薦めている。

こうした見出しの多くがFauci博士の勧めだという。ビタミンCサプリメントが免疫を助けるという神話は新しいものではなく、もしFauci博士が本当にそう信じているのなら、彼は「幻想の真実効果」の犠牲者である。

「幻想の真実効果」は心理学の研究で説明されている、繰り返し接触することで真実としての評価が高くなる現象のことである。つまり多くの間違った考えや認識は、何度も繰り返されることで、特に矛盾する事実が抑制されると、妥当だと見なされるようになる場合がある。これが公衆衛生や環境問題に関するメディア報道の多くで相当な問題になっている。

以下十分な栄養を摂っている人にはビタミンCサプリメントの利益はないだろう(かなり詳細な)理由(略)

(Fauci博士は自分がビタミンDとCを摂っていると言ったようだ。ただし免疫機能にとって最も重要なのはよく寝てよく食べてストレスを減らすことだとも。Dは不足している人は、と前置きした。でもサプリメントの宣伝に使われるに決まっている。単純接触効果や幻想の真実効果は知っておいた方がいい、食品関係の言説に多い)

 

-あなたは感謝祭の集会前にCOVID-19検査をすべき?ここに専門家の意見を示す

Should you get tested for COVID-19 before your Thanksgiving gathering? Here’s what the experts say.

NOV 10, 2020 By LISA SCHENCKER and HAL DARDICK

https://www.chicagotribune.com/coronavirus/ct-coronavirus-covid-tests-thanksgiving-christmas-chicago-20201110-kwspfuahpbbz5doauci4zsx6b4-story.html

Carrie Mangoubiは感謝祭の計画をしていた。ゲストには祝日の二週間前から隔離をするか、一週間隔離して検査をするかをお願いしていた。しかし旅行に関する懸念と患者が増えたので彼女は休日のディナーの計画を取りやめて家族だけで祝うことにした。急需の計画に悩んでいるのはMangoubiだけではない。シカゴ中の人々が感謝祭をなんとかしたくて検査で安心できるかどうか尋ねている。

Northwestern大学Feinberg医学部のグローバルヘルス研究所長のRobert Murphy博士は「それはとても難しい質問だ」という。

休日前の隔離と組み合わせれば検査は幾分かの保護になるという専門家もいればそうではなく他の距離をとったりマスクをしたりする、あるいは集まらない方が良いという専門家もいる。イリノイ公衆衛生省はどんな集会でも前後に検査をして集まる前は家の外に出ないように薦めていたが、最近のイベントではNgozi Ezike所長が「感謝祭のディナーに出席して、数週間後に彼らの葬式に出たい?」と問うた。

Ipsosの10月後半の世論調査によると、約35%のアメリカ人は今年の感謝祭はいつもより小規模にすると回答した。約5%が集まりの前に検査をするといい、5%が参加者全員に検査を要求すると回答した。CDCは同居家族とのみ感謝祭を祝うのが最もリスクが低いという。また、他の家の人が集まるなら、全員がその前の14日間は他の人との接触を厳密に避けるべきなどを薦めている。

Rush大学の感染症専門家Michael Lin博士は休日の集会のために検査をすることは薦めないという。

一部の専門家は、絶対ではないが検査は休日の集会の危険性を減らせるという。検査には偽陰性があるが、14日間の隔離と組み合わせればより安全に集まれる可能性があると。「完全ではないが全員を検査すれば幾分かの保護にはなる。正しいとか間違っているではなく、どのくらいのリスクをとれるか、である」

(以下検査法含め長い記事。サンクスギビングデーは11月第四週らしいのでその2週間前だと今週。アメリカ人どうするか)

 

-コロナウイルスは治療薬で対抗する前に「もうすぐ爆発しようとしている」、Scott Gottlieb博士が言う

Coronavirus ‘is about to explode’ before therapeutic counterattack, Dr. Scott Gottlieb says

NOV 9 2020

https://www.cnbc.com/2020/11/09/the-coronavirus-pandemic-is-about-to-explode-before-therapeutic-counterattack-dr-scott-gottlieb-says.html

(記事内容はともかく、もとFDA長官の認識ではアメリカは1日10万人超えてもまだ「爆発」ではないんだ?)

 

-シドニーのOdysseyバーレストランがコロナウイルス制限下で「複数のダンスフロア」について1万ドルの罰金

Sydney's Odyssey Bar Restaurant fined $10,000 for 'multiple dancefloors' amid coronavirus restrictions

By Emma Elsworthy

https://www.abc.net.au/news/2020-11-11/nsw-coronavirus-odyssey-bar-restaurant-fined-ten-grand/12870380

多くの人がダンスをして交わっている動画が出てきたため