2020-11-16

[EFSA]意見等

-EFSAのフォーカルポイント&オブザーバーとの2020年の危機への備え演習

2020 Crisis Preparedness Exercise with EFSA Focal Points & Observers

13 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1971

2020年9月に欧州食品安全機関(EFSA)は、EFSAのフォーカルポイントネットワークのメンバーとオブザーバーとの危機への備えと手順についてのオンラインワークショップを促進した。このイベントの全体的な目的は、(i)食品または飼料の安全に関する事故に照らして、EU加盟国と加盟候補国におけるEFSAとフォーカルポイントの間の協力―及びデータ&情報―を改善する最適な方法を確立すること、(ii)現在のシステムのギャップとフラストレーションを特定し改善方法を探すこと、(iii)働き方を改善するための成功事例や知識を共有すること、である。このワークショップの内容はEFSAとInstinctif Partners社で共同開発された。63参加国が、2日間に及ぶスケジュールの中に設定された全体会議および/または作業グループ活動セッションに参加した。1日目は、4つの全体会議(発表と構造化された議論を含む)により、事故対応中にフォーカルポイントネットワークのメンバーが果たす役割と、その役割を果たすことから生じるフラストレーションと課題を明確にすることを目的とした。作業グループの活動では、確認された問題と課題の解決策と回避策を見つけることに焦点を当てた。1日目の午後のセッションは、急速に進化する大規模な食中毒のアウトブレイクの場合に、フォーカルポイントが取り組む可能性のある実際の事故対応活動を詳しく説明するために設計された2時間の議論演習だった。この演習の架空のシナリオは、特定の食品で伝染性があることが判明した(SARS‐CoV‐2と同様の)新規病原性ウイルスの架空の状況に基づいていた。このイベントの2日目には、1日目の議論演習の1時間半の援助つき全員参加による報告が含まれていた。記録された結果と、オンライン評価調査で参加者が提出したフィードバックに基づいて、このイベントの目的は達成された。さらに、このイベント中の議論により、将来の機能強化と改善のために18の実用的な推奨事項が作成された。

 

-全ての動物種用飼料添加物としてのピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)の認可更新申請の評価

Assessment of the application for renewal of authorisation of pyridoxine hydrochloride (vitamin B6) as a feed additive for all animal species

EFSA Journal 2020;18(11):6289 13 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6289

 

-離乳子豚用飼料添加物としてのCalsporin® (Bacillus velezensisDSM 15544株)の認可更新申請の評価

Assessment of the application for renewal of the authorisation of Calsporin® (Bacillus velezensisDSM 15544) as a feed additive for weaned piglets

EFSA Journal 2020;18(11):6283 13 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6283

 

-全ての動物種用飼料添加物としてCorynebacterium glutamicumCGMCC 7.358株を用いて発酵して生産したl‐バリンの安全性と有効性

Safety and efficacy of l‐valine produced by fermentation using Corynebacterium glutamicumCGMCC 7.358 as a feed additive for all animal species

EFSA Journal 2020;18(11):6286 12 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6286

 

-全ての動物種用メチオニンのヒドロキシ類似物のマンガンキレートの認可更新申請の評価

Assessment of the application for renewal of authorisation of manganese chelate of hydroxy analogue of methionine for all animal species

EFSA Journal 2020;18(11):6281 12 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6281

 

-鶏肥育用、他の家禽肥育用、産卵鶏育成用、観賞鳥用のNutrase P (6‐フィターゼ)の安全性と有効性

Safety and efficacy of Nutrase P (6‐phytase) for chickens for fattening, other poultry for fattening, reared for laying and ornamental birds

EFSA Journal 2020;18(11):6282 12 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6282

 

-鶏肥育用及び七面鳥用飼料添加物としてのSTENOROL® (臭化水素酸ハロフジノン)の安全性と有効性

Safety and efficacy of STENOROL® (halofuginone hydrobromide) as a feed additive for chickens for fattening and turkeys

EFSA Journal 2020;18(11):6169  12 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6169

 

-遺伝子ドライブを含む遺伝子組換え昆虫の分子特性、環境リスク評価、市販後環境モニタリングの既存のEFSAのガイドライン案の妥当性及び充足性評価についてのパブリックコメント募集結果

Outcome of a public consultation on the draft adequacy and sufficiency evaluation of existing EFSA guidelines for the molecular characterisation, environmental risk assessment and post‐market environmental monitoring of genetically modified insects containing engineered gene drives

12 November 2020

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1939

最終的な科学的意見は2020年10月14日にGMOパネルに採択され、EFSA Journalに発表された。

 

[EU]RASFF Week46-2020

警報通知(Alert Notifications)

イタリア産チルドビーフのデキサメタゾン(17.2 µg/kg)、オーストリア産CBDオイルのテトラヒドロカンナビノール(THC) (1348 mg/kg)、スペイン産殻付きピスタチオのアフラトキシン(B1 = 18; Tot. = 20 µg/kg)、イタリア産原料スペイン産チルド燻製メカジキの水銀(2.1 mg/kg)、スペイン産冷凍メカジキの水銀(1.7 mg/kg)、オランダ産牛用補完飼料のコバルト高含有及び不十分な表示、スペイン産冷凍メカジキステーキの水銀(3.67 mg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

ベトナム産冷凍ナマズの未承認照射、エジプト産塩漬けアーティチョークの亜硫酸塩高含有(二酸化硫黄 260 mg/kg)、カナダ産ソフトドリンクの安息香酸(E210)高含有(195 mg/l)、日本産チルド骨なし牛肉のダイオキシン(4.9 pg WHO TEQ/g)、パキスタン産バスマティ米の未承認物質カルベンダジム(0.028 mg/kg)、スペイン産チルドキハダマグロのアスコルビン酸(E300) (615 mg/kg)未承認、オンライン販売されているDNPの2,4-ジニトロフェノール (DNP)、インド産イヌ用おやつのダイオキシン(0.94 ng/kg)、チュニジア産冷凍洗浄済みイカの亜硫酸塩(39 mg/kg)非表示、エジプト産チルドハタフィレの水銀(0.79 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

フィンランド産サービングスプーンの一級芳香族アミンの溶出(0.37 mg/kg)、英国産緑茶のアセタミプリド(0.11 mg/kg)及び未承認物質アントラキノン(0.054 mg/kg)、ルーマニア産塩漬けカリフラワーの亜硫酸塩高含有(423.5 mg/kg)、ドイツ産ヘンプパウダーカプセルの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD) (5550 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

トルコ産ペッパーのピリダベン( 0.467 mg/kg)・アセタミプリド(0.806 mg/kg)及びクロチアニジン(0.169 mg/kg)、トルコ産オレンジのブプロフェジン(0.164 mg/kg)及び未承認物質クロルピリホス(0.246 mg/kg)、スリランカ産ツルノゲイトウ(mukunuwenna、Alternanthera sessilis)のクロロタロニル(0.46 mg/kg)、スリランカ産ツボクサ(ゴツコラ、Centella asiatica)のクロロタロニル(0.43 mg/kg)、トルコ産乾燥イチジクのアフラトキシン(B1 = 9.6; Tot. = 10.6 µg/kg;B1 = 40; Tot. = 42 µg/kg;Tot. = 15.1 µg/kg;B1 = 55.7; Tot. = 61.4 µg/kg;Tot. = 17.6 µg/kg)、ウガンダ産ペッパーの未承認物質クロルピリホス(0.12 mg/kg)、トルコ産アプリコットカーネルのシアン化物高含有(41 mg/kg)、フィリピン産食用ケーキデコレーションの着色料ポンソー4R/コチニールレッドA(E124) 高含有 (183 mg/kg)、トルコ産マンダリンのプロクロラズ(2.384 mg/kg)、米国産ピーナッツバターのアフラトキシン(B1 = 5; Tot. = 5.9 µg/kg)、米国産殻付きピスタチオのアフラトキシン(B1 = 20.2; Tot. = 21.3 µg/kg)、インド産チリパウダーのアフラトキシン(B1 = 12.6 µg/kg)、トルコ産オレンジのエスフェンバレレート(0.275 mg/kg;0.162 mg/kg)、トルコ産オレンジのフェンバレレート(0.218 mg/kg;0.229 mg/kg;0.17 mg/kg)、中国産プラスチックコーティングした紙皿からのアルミニウムの溶出(1.5 mg/kg)及び高濃度の総溶出量(340 mg/dm²)、トルコ産マンダリンのデルタメトリン(0.189 mg/kg)、トルコ産マンダリンのフェンバレレート(0.376 mg/kg)、トルコ産マンダリンのプロクロラズ(1.371 mg/kg)、スリランカ産チリパウダーのアフラトキシン(B1 = 11.7 µg/kg)、トルコ産オレンジのフェンバレレート(0/176 mg/kg)及びピリダベン(0.839 mg/kg)、食品を入れるのに適さない中国産の竹とメラミン製食品容器(機能バリアの裏にプラスチック層が含まれていない)、

 

-エチレンオキシドの検出

警報通知(Alert Notifications)

ドイツ産ベーキングミックスに使用したインド及びオランダ産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.48~4.6 mg/kg)、イタリア産原料インド産オランダ経由有機種子ミックスに使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.21 mg/kg)、スペイン産穀物製品に使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、インド産ドイツ経由有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(1.7; >5 mg/kg;1.5 mg/kg)、フランス産ベーカリー製品に使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド( >5.0 mg/kg;> 5.0 mg/kg)、インド産オランダ経由皮をむいた有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(5 mg/kg)、ベルギー産タイミックスに使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド(1.4 mg/kg)、インド産有機皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(5 mg/kg;6.6 mg/kg;2.2 mg/kg;2.3 mg/kg;> 5.0 mg/kg)、フランス産冷凍調理済食品及びベーカリー製品に使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、インド産有機皮つきゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.32 mg/kg)、インド産皮つきゴマの未承認物質エチレンオキシド(> 5 mg/kg;> 5.0 mg/kg)、インド産皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.21 mg/kg)、インド産オランダ経由ゴマの未承認物質エチレンオキシド(4.7 mg/kg)、インド産有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(6.6 mg/kg)、インド産焼きゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.33 mg/kg)、オランダ産原料インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(> 5.0 mg/kg)、インド産オランダ経由有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(5.2 mg/kg;5.2 mg/kg)、スウェーデン産タイスパイスミックスの未承認物質エチレンオキシド(1.4 mg/kg)、米国産オランダ経由パンミックスに使用したゴマの未承認物質エチレンオキシド、スペイン産白いタヒニ及びフムスに使用したインド産有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド、インド産スイス経由ゴマの未承認物質エチレンオキシド(5.9 mg/kg)、フランス産ベーカリー製品に使用したインド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(6.31, 5.37, 5.15, 4.42 mg/kg)、インド産オランダ経由イタリアで包装された有機皮をむいたゴマの未承認物質エチレンオキシド(6.9 mg/kg)、インド産オーストリア経由ゴマの未承認物質エチレンオキシド、

注意喚起情報(information for attention)

皮をむいた有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(>5 mg/kg)、インド産皮つきゴマの未承認物質エチレンオキシド(> 5 mg/kg;>5 mg/kg)、インド産有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド(0.053 mg/kg)、インド産ゴマの未承認物質エチレンオキシド(1.1 mg/kg)、

 通関拒否通知(Border Rejections)

インド産有機ゴマの未承認物質エチレンオキシド( > 5 mg/kg)、

 

[ASA]我々は全国消費者週間2020を支持する

We're supporting National Consumer Week 2020

ASA News 16 Nov 2020

https://www.asa.org.uk/news/we-re-supporting-national-consumer-week.html

消費者問題啓発のための年次キャンペーンの今年のテーマはオンラインショッピングと配達。2回の全国ロックダウンと地域ごとの制限と社会的距離などにより、目抜き通りでの買い物を避けてオンラインで注文する人が増えた。

これによりオンラインショッピングに関する消費者からの苦情が急増した。

オンライン購入にはたくさんの利点があるが、買ったものが欠陥品だったり届かないのにお金だけ取られたらどうなる?

(以下注意点等)

 

論文

-卵は控えめに:「過剰」接種は糖尿病に関連する

Go (over) easy on the eggs: 'Egg-cess' consumption linked to diabetes

14-NOV-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-11/uosa-ge111220.php

中国人成人での縦断(1991-2009)研究で、一日に卵一個以上を定期的に食べる人の糖尿病リスクが60%高い。 1991年から 2009年の間に中国で卵を食べる数が約2倍になった

British Journal of Nutrition

(一日一個だと日本人平均が大体そのくらい。卵は食生活の変化の一側面である可能性の方が高いと思うけれど。文中に世界の卵消費量の数字がある。)

 

-スタチンを使用している患者はダミーの錠剤でも同様の副作用を経験する

Patients taking statins experience similar side effects from dummy pills

15-NOV-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-11/icl-pts111320.php

60人の患者での臨床試験で、スタチン使用患者が経験する症状の90%はプラセボ錠剤でも存在する。筋肉痛や疲労、関節痛など。ノセボ効果である可能性が高い。New England Journal of Medicine。研究者らは現在ベータブロッカーによる症状について研究中。

 

-心血管系リスクの高い患者での主要有害心血管系イベントに与える高用量オメガ3脂肪酸対コーン油

Effect of High-Dose Omega-3 Fatty Acids vs Corn Oil on Major Adverse Cardiovascular Events in Patients at High Cardiovascular Risk

Stephen J. Nicholls et al.,

The STRENGTH Randomized Clinical Trial

JAMA. Published online November 15, 2020. doi:10.1001/jama.2020.22258

https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/10.1001/jama.2020.22258

13078人の患者でのRCTは、有害心血管系イベントの複合アウトカムへの意味のある差が無かったため早期に終了した。オメガ3あるいはコーン油は毎日4g

オメガ3脂肪酸の使用は勧めない

 

-政治家と政府が科学を抑制した、とBMJが主張する

Politicians and governments are suppressing science, argues The BMJ

13-NOV-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-11/b-pag111320.php

The BMJの編集長Kamran Abbasi博士が、政治家と政府が科学を抑制し、良い科学が抑制されたとき人々は死ぬ、と主張する。covid-19は「国の大規模な汚職を解き放ち、それは公衆衛生にとって有害だった」。この機に便乗した着服の責任は政治家と業界にあると彼は書く。科学者と健康の専門家も責任がある。彼が指摘する例は英国のパンデミック応答の際の政府の緊急時科学助言グループ(SAGE)の不適切な関与を含む。

(covid-19の診断・治療・ワクチン開発会社の株式を保有している科学者にあまりにも依存している、とのこと。誰のことだろう?検査の性能を誇大広告したとか、わりと重大な主張なのだが?)

 

その他

-SMC NZ

飛行機とオークランドの公共交通機関でのマスク義務

Mandatory masking on flights and Auckland’s public transport – Expert Reaction

16 November 2020

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2020/11/16/mandatory-masking-on-flights-and-aucklands-public-transport-expert-reaction/

内閣がオークランドの公共交通機関、市内外の旅行中、全ての国内線の飛行機ではマスクを義務化すると決めた

これまではレベル2以上の時だけ要求されていた。木曜日の朝からはオークランドと飛行機では全てのアラートレベルでフェイスマスクが要求される。12才以下の子どもとある種の健康状態の人は例外。

SMCはこの決定に関する専門家の意見を求めた

(賛成意見のみ。全国にすべきという意見も。国内感染ゼロでも法律で強制することに反対する意見はないんだ?)

 

-Natureニュース

COVIDミンクの解析は突然変異は危険ではないことを示す-いまのところは

COVID mink analysis shows mutations are not dangerous — yet

Smriti Mallapaty  13 NOVEMBER 2020

https://www.nature.com/articles/d41586-020-03218-z

解析の結果、突然変異はおそらくワクチンを脅かさないだろうことを発見したが、科学者は感染蔓延はミンクはそれでも殺す必要があると言う

(最後、おそらく従業員がミンクに感染させたのであろうという意見。人間って勝手だ)

 

-パンデミックをシミュレートする:COVID予想者が気候モデルから学べること

Simulating the pandemic: What COVID forecasters can learn from climate models

13 NOVEMBER 2020  David Adam

https://www.nature.com/articles/d41586-020-03208-1

計算機を多く使う分野でルーチンになっている方法が依り信頼できるパンデミック予想につながる可能性がある

プレプリントプラットフォームResearch Squareにアップロードされた研究が、3月にImperial College Londonのグループが開発して英国の政治家がロックダウンを決めることにつながったモデルCovidSimの再検討を行った

(計算のストレステスト以前に人間集団の行動が予測できていないのだが)

 

-より良く考えるためのコツ:私の聞きたいことを話して

Tips for Better Thinking: Tell Me What I Want to Hear

Jonathan Jarry M.Sc. | 11 Nov 2020

https://www.mcgill.ca/oss/article/critical-thinking/tips-better-thinking-tell-me-what-i-want-hear

我々の、いつだって自分が正しいことを確認する情報を探す潜在意識の願望が、おそらく我々の思考の最大の欠陥である

2020年が膨大な対照群のない心理学実験だとみなしたら、知見の一つは、残念ながら、確認バイアスが健在であることだろう。我々の思考の欠陥については確認バイアスが最大である。確認バイアスとは、我々がしばしばそれとは気づかずに、既に自分が信じていることを確認する情報を探し、自分の考えを変えるようなデータは脇においやるときにおこる。我々のこうした傾向は、政治や医学や科学研究でさえおこっている。

確認バイアスから逃れることは不可能に見えるが、それについて知っておくこと、情報を一歩下がって再検討することは理論的には役に立つ

(いろいろ略)

 

-パンデミックの終わり

The End of the Pandemic

Jonathan Jarry M.Sc. | 13 Nov 2020

https://www.mcgill.ca/oss/article/covid-19-critical-thinking-health/end-pandemic

COVID-19パンデミックが突然終わることはありそうにない。それは現場でゆっくりと勢いが減るだろうが同時に我々の心の中でも

(結論部分のみ)

・COVID-19パンデミックは効果的ワクチンと持続する衛生対策の組み合わせで終わりをむかえるだろう

・コロナウイルスの終わりは重傷者と死亡者がインフルエンザと匹敵するようになったら終わる可能性がある

・パンデミックの終わりは心理的な側面もありそれは許容できるリスクに基づき個人によって異なるだろう