2020-12-22

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果 

輸入検査管理課 

-2020-12-4

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43171

2020.11.27〜2020.12.3

 

-2020-11-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43170

2020.11.20〜2020.11.26

 

[MFDS]泡除去用食品添加物をうつ病治療剤と偽って販売した訪問販売業者摘発 

危害事犯中央調査団/評価院先端分析センター 2020-12-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44834

□ 食品医薬品安全処は、食品添加物をうつ病に良いとし飲み物のように飲むように広告を出して、不法密輸入した鎮痛剤を病気治療に効果があるように共に販売して、不当利得を得た訪問販売業者など5人を、「食品衛生法」などの違反疑惑で検察に送検した。

□ 捜査の結果、これらは、今年5月から10月まで、泡除去、酸度調節目的で申告した食品添加物*を、訪問販売業者会員などに、製品表示と説明書に、水に入れて食べたり、原液で直接摂取するように広告を出し約6億ウォン相当の不当利得を得たことが明らかになった。

*(泡除去)ケイ素樹脂、(酸度調節)炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、塩化カリウム

○ 訪問販売業者販売者Cは、コロナ19危機的状況であるのに、会員を相手にセミナーを開催して、食品添加物が、うつ病、不眠症治療に効能・効果があるように販売しており、

○ 販売者Dは、食品添加物を高値で売るために、鎮痛剤とステロイド成分が含まれている密輸入インドネシア産のハーブカプセル*を、即席で食品添加物と一緒に摂取するように、抱き合わせ方法で消費者を惑わして万能薬のように販売した。

* ハーブカプセル(英文名「TAWON LIAR」):ステロイド(デキサメタゾン)、鎮痛剤(メロキシカム)成分が検出され、海外個人輸入危険食品に指定

 

[MFDS]新しい日常、家庭簡便食と健康の動向 

食生活栄養安全政策課/栄養機能研究課 2020-12-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44833

□ 食品医薬品安全処は、最近、食生活の変化や非対面活動増加で家庭簡便食の消費が急増しており、家庭簡便食の正しい摂取を誘導しようと、栄養成分の調査結果などを公開する。

* 家庭簡便食生産実績:('17)2.7兆ウォン→('18)3兆ウォン→('19)3.46兆ウォン

○ 消費者に合理的な商品選択情報を提供するために、大型マート、オンラインショッピングモール、コンビニなどで販売している家庭簡便食合計6,391個の製品を対象に、栄養成分の含有量を調査した。

○ 調査の結果、チャーハン、カップ飯、お粥などの平均カロリーは、一日摂取参考量(2,000kcal)の約20%以下水準で、一食の食事の代わりには低く、インスタントラーメン、弁当、のり巻き(キムパプ)などは、一日のナトリウム基準値(2,000 ㎎)の50%以上と高かった。

- また、半数以上の中・高生が、コンビニで、のり巻き(キムパプ)とラーメンと炭酸飲料を一度に摂取して、一食摂取だけで一日のナトリウム基準値を超過し、糖類は、一日摂取目安に近接して栄養不均衡が懸念された。

○ 多様な家庭簡便食を賢く摂取するためには、製品包装の栄養成分表示を確認して、ナトリウム‧糖類を少しずつ減らして、健康的な食生活習慣が必要。

<添付>

1.家庭簡便食栄養成分調査結果

2.コンビニ販売家庭簡便食の高校生、保護者対象の調査結果

3.コンビニ家庭簡便食健康に楽しもう!

 

[MFDS]個別認定型原料規制改善・・・業界製品開発支援 

食品基準課 2020-12-07

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44829

□ 食品医薬品安全処は、健康機能食品の個別認定型原料に、デンプンや果糖などを混ぜて原料性製品*として製造できるようにする、「健康機能食品の基準及び規格」告示改正案を、12月7日行政予告する。

* 原料性製品:機能性原料に、果糖、デンプン、ブドウ糖など、他の原料を混合して作られた製品で、消費者に直接販売することができない製品

○ これまでの個別認定型原料が「抽出物」と認定された場合は、他の原料を混合したり、「粉末」などの形態に変更する場合、別の認定が必要でしたが、

- 今回の改正で、安全性と機能性に影響を与えない、デンプン、果糖などを混合して、他の形態で製造(例えば、抽出液原料を粉末化)することができるようになり、健康機能食品製造時に発生する可能性がある、工程、保管、運搬等の問題が多少解消されると期待する。

○ その他の主な内容として、▲カルシウムとマグネシウムの原料追加、▲ EPAとDHA含有油脂の一日摂取量拡大など。

 

[MFDS]ピザなどオンライン注文時、栄養成分情報を確認してください! 

食生活栄養安全政策課2020-12-04

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44825

□ 食品医薬品安全処は、ピザなど、主に子供嗜好食品を調理・販売する食品接客業者・オンライン(ホームページ、配達アプリなど)で、メニューを注文時に、栄養成分やアレルギー情報を確認することができると発表した。

* ハンバーガー、ピザ、アイスクリーム類、製菓・製パン類を主に調理・販売する加盟店100社以上

○ 表示義務対象業者は、合計31社*であり、オンラインでカロリー、ナトリウムなど栄養成分情報と、卵、エビなどのアレルギーを誘発させることがある食品情報を提供している。

* ハンバーガー(5社)、ピザ(17社)、製菓・製パン(8社)、アイスクリーム類(1社)(添付1参照)

□ 一方、食薬処は、10月19日から11月13日までに、地方自治体とともに表示義務対象の子供嗜好食品調理・販売業者10,822店舗と、オンライン(ホームページ、配達アプリ)指導・点検を行った結果、

○ 一部、配信アプリの場合、加盟店の栄養成分などの表示情報が反映されるのに一定の時間がかかり情報提供が不十分でしたが、直ちに改善措置した。

 

[MFDS] [報道参考] 安息香酸、20ppmまで天然由来と認定 

添加物基準課 2020-12-04

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44822

□ 食品医薬品安全処は、安息香酸*成分が、食品に微量(0.02g / kg以下)に残っている場合、天然由来と認める内容の「食品添加物の基準及び規格」改正案を、12月4日、行政予告した。

* 安息香酸(保存料)は、ベリー類などの食品原料にも自然に存在し、発酵などの食品製造過程中にも生成することがある成分

○ 今回の改正案は、食品製造時に添加していないにもかかわらず、食品添加物成分が微量検出された場合、営業者が天然由来であることを証明しなければならない負担を解消するために設けた。

* これに先立ち、7月10日、プロピオン酸、天然由来認定基準(0.10g / kg以下)を新設した

□ 改正案の主な内容は、▲安息香酸、天然由来認定基準新設、▲食品用殺菌剤及び器具などの殺菌・消毒剤使用時の注意事項新設、▲ナイシンなど食品添加物4品目の使用範囲拡大、▲ 5'-リボヌクレオチド二ナトリウムなど、8品目の成分規格試験法改善などです。

○ 食品中の安息香酸が、食品添加物として保存効果を示すことができない、人為的に添加したと見ることが難しいレベルである、0.02g / kg以下で検出される場合、天然由来と認定する基準を新設。

○ また、最近、コロナ19状況で、食品用殺菌剤や器具などの殺菌・消毒剤が防疫用に誤用される事例があり、適切な使用のために洗浄剤などと混合使用禁止、空間噴霧禁止などの内容を一般使用基準に入れた。

○ また、様々な食品の製造に使用できるように、ナイシン(保存料)など4品目の使用範囲を拡大し、5'-リボヌクレオチド二ナトリウムなど8品目の成分規格試験法を改善した。

<添付> 「食品添加物の基準及び規格」改正(案)の主な内容

 

[MFDS]残留農薬基準を超過した輸入農産物の回収措置 

輸入流通安全課 2020-12-02

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44806

□ 食品医薬品安全処は、ソウル市が回収・検査した結果、輸入食品などの輸入販売業者が輸入販売した、中国産農産物でから残留農薬が基準値を超過して検出され、その製品を販売中断し回収措置した。

○ 回収対象

サンシュユ製品では、トリアゾホスが0.49mg / kg(基準:0.1mg / kg)、

クコの実製品では、クロルベンズロンが0.27mg / kg(基準:不検出)

※ この農薬は、いくつかの外国では殺虫剤として使用しているが、国内未登録農薬

 

[MFDS]ハム、ベーコン製品HACCP管理強化される! 

畜産物安全課/食品安全認証課2020-12-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44800

□ 食品医薬品安全処は、12月1日から、ハム、ベーコンなど食肉加工業*営業者の畜産物安全管理認証基準(ハサップ、HACCP)義務適用対象が拡大されると発表した。

* 食肉加工業:ハム類、ソーセージ類、ベーコン類、調味(ヤンニョム)肉類などを製造する営業店

〇 適用対象者は、既存売上高(2016年基準)20億ウォン以上の業者から、5億ウォン以上の業者に拡大され、これは全体2,300社以上の食肉加工業者中430社以上増えた750社余(33%)の業者が該当。

- 全体生産量実績(2019年基準)に比べ、ハサップ適用製品が87%から96%に増え、畜産物の安全管理がより一層細かくなる。

 

[MFDS] [報道参考] 今年最高の国民関心情報、飲食店生活防疫・アイテム製造報告! 

統合食品データ企画課 2020-12-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44799

□食品医薬品安全処は、今年一年、食品安全国が保有しているコンテンツ検索データを分析して、国民の関心が最も高かったコンテンツ選定結果を発表した。

○今年の食品安全国*訪問者数が、11月時点で2,200万人で、昨年1500万人以上より大幅に増加したが、これはコロナ19により、安全な食べ物と健康への関心が高まったためと分析される。

* 食品安全性国:17省庁、26関係行政機関の食品安全情報を連携・統合して、国民に開放するポータルサイトで、’15.6月から構築・運営

□ 2020年食品安全国の様々なコンテンツデータ分析の結果、

○ 食品安全知識コンテンツのうち、消費者は、飲食店生活防疫規則遵守情報(3,868件)、過剰摂取注意栄養素(3,422件)、プロバイオティクス ファクトチェック(3,818件)順、営業者は、品目製造報告(4,276件)、健康機能食品産業動向(3,586件)順で関心が高かった。

〇食品安全国の初期画面にある、国民関心データをリアルタイム分析する可視化サービスと主題別海外重要情報で、翌日に現在の食品安全問題を確認できる。

<添付>

  1. 2020年食品安全国の人気コンテンツ
  2. 2020年、食品安全国 - 食品統計の話インフォグラフィック投票イベント

 

[MFDS] [部署合同] 製造段階の卵検査の結果、不適合卵回収・廃棄 

畜産物安全課 2020-11-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44792

□ 政府は、卵の安全管理のために、産卵鶏農家と市中流通卵に対する指導・点検及び検査を継続実施している。

○ 産卵鶏農家の生産段階卵検査中、慶尚南道、固城郡、所在農家が生産した卵からビフェントリン*が基準値(0.01 mg/kg)を超えて(0.04 mg/kg)検出されたため、不適合判定された。

* 「ビフェントリン」は、畜舎、外部などの害虫防除用として使用が可能な動物用医薬部外品の成分

〇 この農家が、ビフェントリン(動物用医薬部外品)を害虫防除のために乱用して卵から検出されたと推定される。

□ 政府は、農家に保管されていたり、流通されている不適合卵を自治体と合同で全量回収廃棄措置し、追跡調査などを通じて流通を遮断している。

〇 当該農家には出荷を停止し、残留違反農家に指定して、6回連続検査などの規制検査*と専門防除業者を通じた清掃・洗浄等を実施する一方、不適合の原因調査を行い、違反確認時告発または過料などの制裁措置をした。

* 不適合農家の卵は、3回連続検査合格後、2週間後に3回連続検査

□ 政府は、不適合農家の卵を購入した消費者は、販売または購入先に返品するように要請した。

<添付> 不適合卵について

(あんなに大騒ぎしたのにまだ繰り返すんだ?)

 

[MFDS] [部署合同] 無申告食品用器具の輸入・販売16業者摘発・送致 

輸入流通安全課 2020-11-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44791

食品医薬品安全処と関税庁仁川本部税関は、食薬処に輸入申告せずに、食品用製氷機、温水器など113,685点を輸入('13.9月〜'20.7月に、時価1,139億円)した16社を「輸入食品安全管理特別法」及び「食品衛生法」違反で摘発した。

* 回収製品情報は、「食品安全国(foodsafetykorea.go.kr)」ホームページ(回収販売中断)で確認できる

 

[MFDS]食品安全国公共情報で人工知能(AI)がメニュー作る 

統合食品データ企画課 2020-11-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44789

□食品医薬品安全処は、国民に開放した公共データ活性化のために、7月29日から10月25日まで、「食品安全国公共データ活用アイデア・事例公募展」を開催し、6チームを優秀作に選定した

<添付> 2020年食品安全国の公共データ活用のアイデア・事例入賞作品

 

[MFDS] [部署合同] 海外個人輸入物品に関する国民安全・健康リスク要因最小化する! 

輸入流通安全課 2020-11-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44787

□ 政府は、11月26日、政府世宗庁舎で総理主催で開催された、第118回の国政懸案点検調整会議で、国務調整室主管で、食薬処・関税庁など関係省庁とともに用意した、海外個人輸入物品流通及び安全管理システムの改善案を審議確定した。

* 参加:企財部・教育部・科学技術部・公安部・文教体育部・産業部・福祉部・環境部・雇用部・国土部・中期部長官、公正委員長、国調室長、食薬処長、関税庁・統計庁・山林庁・気象庁長、中小企業オンブズマン、BH政務秘書官、韓国消費者院長

□ 最近、価格・品質を重視する消費者の認識変化とともに、インターネット使用拡散などで、海外直輸入規模が急増*している状況であるのに対し、('19年22.3%増加)

*('16)19,079億→('17)22,436億→('18)29,717億→('19)36,355ウォン(22.3%↑)

〇 海外直輸入は、主に自己使用目的であるため、一部品目(不正乱用医薬品など)を除いて、正規輸入とは異なり、安全認証などの輸入要件を免除するなど簡素化された通関手続きとなっている。

〇 そのため、多数の危害物品搬入*が懸念されるなど、国民安全・健康リスク要因が増加している。

* 海外直輸入サイトで、性機能改善・筋肉強化・ダイエットなどを標榜する製品1,300個中125個の製品で、食品に使用することができない医薬品成分検出(食薬処検査、'19年)

〇 特に、コロナ19以降、海外直輸入規模が、さらに拡大すると予想されるため、安全性の問題及び消費者被害の可能性も大きくなっている。

* '20年第3四半期の海外直輸入規模は、前年同期比13.8%増(9,581億ウォン)

□ 国務調整室(政府業務評価室)で、食薬処、関税庁など関係省庁と協業して、海外直輸入と関連した国民安全及び健康確保のために、購入・通関・事後管理など海外直輸入全般に対する段階別*制度の改善案を用意した。

* 消費者の視点から、△情報収集・購入、△通関申告・検査、△通関後流通管理、△消費者被害救済など4段階に区分して分析

□ 今日の国政懸案点検調整会議で確定した段階別主な改善内容は、次の通り。

1)物品情報収集・購入段階

① 海外個人輸入時、消費者が必要な情報を簡単に得ることができる食品情報提供システムを改編する。(食薬処)

② 危害物品販売サイト遮断の法的根拠を用意する。(食薬処、産業省)

③ 国内通信販売仲介業者の安全管理責任を強化する。(食薬処)

④ 国内プラットフォーム入店食品販売海外事業者について、国内法適用を推進する。(食薬処)

2)通関申告・検査段階

① 海外個人輸入物品通関段階での通関審査と検査を強化する。(関税庁、食薬処)

② 海外個人輸入累積免税限度用意を検討。(関税庁)

③ 電子商取引専用輸入申告書式を用意。(関税庁)

3)通関後流通管理段階

① 海外個人輸入物品購入検査を拡大。(食薬処、産業省など)

② 危害物品流通合同監視を強化。(公正委など)

4)消費者被害救済段階

① 食品購入代行業者の責任所在を明確にする。(食薬処)

② 消費者被害救済のための国際協力努力を強化。(消費者院)

□ 国務調整室は、今日確定した海外個人輸入物品流通及び安全管理システム改善案が、21年以内に実施されるように積極的に奨励して、上記の改善策に部省庁別細部推進状況を半期ごとに点検する予定。

※参考

1.主な改善内容前・後の比較表

2.海外個人輸入主要統計

 

[MFDS] [報道参考] 糖尿病患者でも心配せず食べることができる食事製品が出ます。 

食品基準課/有害物質基準課 2020-11-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44786

□ 食品医薬品安全処は、栄養成分含有量に敏感な慢性疾患者が気にせずに食事をすることができるようにする、「献立型食事管理食品」の製造基準を、11月26日告示する。

〇 今回の通知は、食薬処の「オーダーメード型特殊食品分野食品産業活力向上対策」の一環として推進し、

- 最近需要が増加している慢性疾患や年配の方の製品など市場変化に対応して、栄養成分含有量に対する心配で、しっかりとした食事をすることができず栄養不均衡になる糖尿病や腎臓疾患の患者などのジレンマを解消するために設けられた。

□ 今回の改正告示の主な内容は、▲特殊医療用途食品(メディフード)を独立した食品群に分類、▲ミールキット形態の献立型食事管理食品許可、▲高齢者向け食品の液状製品にも規格新設。

〇 特殊医療用途食品を標準型、オーダーメード型、献立型製品に再分類して、従来の患者用食品は、糖尿病・腎臓病・腸疾患などの疾患別に細分化して、市場変化への迅速な対応と疾患別オーダーメード型製品管理が容易になるようにした。

〇 食品を別に摂取しなければならない栄養管理が重要な慢性疾患者が、栄養成分摂取量を気にせずに、自宅で手軽に準備して食事できるようにする食品類型(献立型食事管理食品)を新設する。

- 献立型食事管理食品は、臨床栄養学的根拠下で製造された家庭簡便食形態の患者食として、手軽な食事管理が可能になるので、患者の栄養と健康増進に寄与することが期待される。

- 食薬処は、まず、糖尿病患者と腎臓疾患の患者のための食品基準を新設し、今後、高血圧など他の疾患に拡大していく計画。

〇 また、高齢者向け食品のうち液状食品に対しては、無理なく飲み込むことができるように適切な粘度規格(1500 mpa・s以上* )も用意した。

□また、今回の改正案では、農薬59種の残留許容基準117件の改正も含まれる

 

[MFDS]修学能力試験マーケティング・・・ 「記憶力改善、疲労回復など」虚偽・誇大広告摘発 

サイバー調査団2020-11-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44785

□ 食品医薬品安全処は、今後の大学修学能力試験に、父兄と受験生の不安心理などを利用して、一般食品に「受験生記憶力改善、疲労回復」などを標榜した虚偽・誇大広告282件を摘発して、その販売ホームページ(サイト)を遮断・削除して、この中で、故意・常習業者50ヶ所に対しては、行政処分など強力制裁する予定である。

〇 今回の点検は、大学修学能力試験を控えて「受験生」、「聡明湯」関連製品が増加すると予想されたため今年11月から1,356の食品販売サイトを対象に、不当広告の有無を確認した。

□ 主な摘発内容は、▲健康機能食品と誤認・混同広告(135件)、▲虚偽・誇大広告(75件)、▲医薬品誤認・混同広告(57件)、▲その他消費者詐欺及び疾病予防・治療標榜広告(15件)など。

〇 (健康機能食品誤認・混同)「免疫機能強化」、「記憶力改善」、「抗酸化」、「疲労回復」等の健康機能食品として誤認・混同しかねない広告

(事例)一般食品である「00」の製品は、「受験生疲労回復、免疫力を育て、抗酸化作用とコレステロール数値に効果」等で標榜した広告

○ (虚偽・誇大広告)健康機能食品のうち、該当製品が認められていない「持久力」等の機能性内容を標榜して事実と異なった広告

〇 (医薬品誤認・混同)「聡明湯」、「聡明茶」、など漢方薬の処方名及び類似名称を使用して広告

〇 (消費者欺瞞)「黒参、レシチン、アルブミン」等の原材料が、免疫力増強、抗酸化及び各種身体疾患等に効能・効果など、消費者を欺く表示・広告

□ 食薬処は、修能マーケティング行為など、オンライン上で、国民の関心が高い製品に対して、不当な広告行為等を継続点検して、消費者被害予防に最善を尽くす。

○一般食品の「記憶力改善」などを標榜する不当な広告に惑わされず、栄養バランスのとれた食品の摂取と規則的生活習慣が受験生には必要であると呼びかけた。

<添付> 虚偽・誇大広告違反

 

[MFDS] [報道参考] 統合食品安全情報網、請願と行政が容易になる 

統合食品データ企画課2020-11-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=44781

□ 食品医薬品安全処は、11月27日から請願人が直接訪問せずに嘆願を申請でき、許認可情報などを地図に視覚的に示すなど、「統合食品安全情報網」サービスを拡大する。

* 統合食品安全情報網:部・処別で管理する食品安全情報を連携・統合して、部・処間の仕切りなしで共同利用し国民に開放する情報システム

〇 主な内容は、既存の直接訪問または、ファックス等を通じて申請した嘆願を、食品安全国に電子請願(3種)*を追加して、合計112種を訪問しなくても、嘆願を申請することができようになり、

* 電子請願(3種):▲試験・検査機関指定書再発行、▲食品添加物の一時基準基準及び規格改正申請、▲食品添加物の一時的基準及び規格認定(遺伝子組換え微生物由来食品添加物の安全性審査申請を含む)申請

- また、各省庁・自治体で使用される食品行政統合システムで許認可情報などを地図に視覚的に示す指導サービス及び、非適合性が高い業者・製品を選定する機能などを拡大して提供する。

<添付> 統合食品安全情報網拡大運営(画面)

 

[EU]食品表示情報システム

Food Labelling Information System

https://ec.europa.eu/food/safety/labelling_nutrition/labelling_legislation_en/food_labelling_information_system/start/select-language

食品カテゴリーを選択すると何の表示が必要かが表示されるシステム

 

[ANSES]科学的専門性の信頼性と公共意思決定についての国際シンポジウム

International Symposium about the credibility of scientific expertise and public decision-making

From 20/01/2021 to 09/02/2021

https://www.anses.fr/en/content/international-symposium-about-credibility-scientific-expertise-and-public-decision-making

事前登録受付中

主に社会科学研究者の集まり。テーマは科学の専門性が信頼できるかどうかを何が決めるのか、と公共の意思決定につながる知識と情報の信頼性に寄与するのはどの要因か?

 

[BfR]BfR2GO, Issue 2/2020, Key Topic: Vegan diet

https://www.bfr.bund.de/cm/364/bfr-2-go-issue-2-2020.pdf

一部抜粋

我々はコロナウイルスに慣れたか?

ドイツでのパンデミック始まりから、BfRは人々がコロナリスクとどう生きているかを検討してきた

ソーシャルディスタンス、衛生対策、フェイスマスクは広く受け入れられている

日常生活の一部としてのパンデミック

BfRのコロナモニターはドイツでパンデミックが終わるまで続く予定

 

リスク認知について、Gerd Gigerenzer教授とのインタビュー

「恐怖は意思決定の根拠としては良くない(poor)」

パンデミック初期に、ドイツでは数万人が死亡すると推定された。これは実際の数字とかけ離れていた。何故予想は的外れなのか?

統計学的予想に関しては、リスクが計算できる状況と、不確実性が大きすぎて計算できない状況とを区別することが重要である。この不確実性がパンデミックでは大きな役割を果たした。このような場合信頼できる予想は不可能である。それなのに3月のImperial College Londonの予想のようなあまりにもたくさんの犠牲者数を出したモデルは、このことを無視して不確実性を明確に伝えなかった。

そのような恐ろしい予想を発表するのは間違いだったのか?

それらは事実ではなく仮定に基づく。しかし人々は膨大な犠牲者の数に釘付けになる。ドイツと米国で必要になるICUベッドの数も大幅に過剰推定された。5月の終わりにAndrew Cuomoニューヨーク市長は予想についてイライラして言った「それらは全て間違っていた」。我々は過去から学ぶべきだった:同じようなモデルを使って英国保健当局は2009年に豚インフルエンザで65000人が死亡すると予想し実際には500人以下だった。モデルについてはこのくらいにしておこう。それは知的ゲームであって現実と混同すべきではない。

数字は何か特別で感知できるように見えるので信仰のようなものがある?

数字についての無知も働いている。科学者の仕事を見るとき、我々は通常信頼区間を見る。豚インフルの時は死者は3000から51万と予想され不確実性が膨大だった。しかしそれは報道されなかった。そして実際の死者500人以下はその範囲からも逸脱している。どんな仮定に基づいているかを考えること無しに数字を信じてしまう確実性の幻想がある。ウイルスは変異しヒトの行動は変わる-この種の不確実性は重大である。だから政府は短期的計画を立て決定は常に改訂することが賢明である。

一般の人々はこの種の不確実性に耐えられるのか?

啓発が重要である。この世界では死と税金以外は何一つ確実に言えることはないと米国の創始者Benjamin Franklinは言っている。我々は不確実性とともに生きそれに理性的に対応しなければならない。

絶対確実なものは無い。でもそれが求められている。多くの人がウイルスを根絶し完璧に守られることを望んでいる。

我々は既に何年もコロナウイルスと接触してきた、SARS-CoV-2とは違う種類だが。けれどそれを誰も心配してこなかった。それらはいつものインフルエンザシーズンの一部だった。

いつでも病気の流行はあった。今は何が違うのか?

まず死者数が多い。Covid-19は深刻な脅威である。しかし同時に心理学的基本原則も作用している:衝撃的リスクへの恐怖である。それは比較的短期間に多くの人が死亡するあるいは死亡する可能性のある状況で、そのようなイベントへの恐怖は比較的簡単に惹起できる。

例は?

多くの人は飛ぶのが怖い。飛行機事故では同時にたくさんの人が死亡する。多くの人は自動車事故の方が死者が多いことを忘れているが、それは年間にわたっておこる。なのに多くの人は車に乗るのを怖がらない。通常のインフルエンザへの反応も車と同様である。3年前にドイツではインフルエンザで2万5千人が死亡しただろうことを覚えている人はいるだろうか?

2001年9月11日のテロ攻撃の後、アメリカ人の多くが自動車に切り替えてそのリスク回避行動で多くの犠牲者が出たことを当時あなた研究が解明した。

それがまさに衝撃的リスクへの恐怖である。攻撃のあった年、飛行機リスクを避けようとしたアメリカ人約1600人が死亡した。

この種の解析はコロナウイルスに対しても適切か?リスクを左傾用として相当な犠牲につながる?

良い質問だ。患者が症状があるのにコロナウイルスが怖くて病院を避けることが報告されている。初期の解析ではドイツで脳卒中患者が1/4、心臓発作患者が1/3減った。まだ系統的解析はなされていないが。恐れのせいで-この場合はCovid-19-どのくらいの命が失われたかを推定することができる。恐怖を意思決定の根拠にするのは良くない、考えることが命を救う。

コロナウイルスから何を学べる?

コロナウイルス危機は特別な特徴がある。我々を怖がらせるのは画像ではなく、むき出しの数字である。新規感染者数や再生産数Rが我々を怖がらせ期待させる。しかし我々はその数字の意味を理解しているのだろうか?この危機は我々にとって、蔓延する数字の意味を理解しないこと(number blindness)について何かをする大きなきっかけになるだろう。学校では既に統計学的思考法を教えている。しかし無味乾燥な学科としてではなく、Covid-19やその他の現実の不確実な状況を例に使うべきだろう。

言い換えると?

毎日報告される新規感染率は何を意味する?それは実際に感染している人の数ではない。それは検査を受けて陽性になった人の数である。従って考慮すべき二つの不確実性がある。一つは全員が検査を受けているわけではないので過小であること。もう一つは検査陽性が必ずしも感染ではないこと。こうした要因の相互作用でしか理解はできない

コロナウイルス検査は重要な武器であると考えられている

もちろん、ただし検査の可能性と限界は理解すべきである

(抗体検査の話略)

この状況下でのBfRの役割は?

数字が読めない人たちやCovid-19否定論者、陰謀論者たちの騒音から守る健全さの砦になれるだろう。BfRが言うことで、聞くことができる公共の議論ができるだろう。もちろんBfRはこうしたグループから攻撃されるだろう-しかし批判されないものは気骨を示すこともない。それが事実の価値である。

 

エコーチャンバーと分極化

バイバイプラスチックストロー

2021年7月から使い捨てプラスチックストローがEUでは販売不可になる。その代用品紹介

・麦わらのストロー カビ毒注意

・紙 加工に使われる化合物が有害物質を放出する可能性に注意

・ステンレススチール

・マカロニ

・竹

・シリコーン

・ガラス

全ての研究が使えるわけではない

植物保護製品の認可に必要な研究の「質」について

 

[BfR]カラフルな繊維製品の科学的レビュー

A scientific review of colorful textiles

21.12.2020

https://www.bfr.bund.de/en/a_scientific_review_of_colorful_textiles-262861.html

繊維からの色素の移行や経皮吸収、皮膚の微生物によるアゾ色素の還元開裂とその開裂産物吸収の可能性についての入手可能なデータを集めて解析した論文

J Consum Prot Food Saf (2020)

 

[FAO]FAOは拡大し続けるFall Armyworm(ヨトウムシ類)対策を拡大

FAO moves to scale up response to Fall Armyworm as pest continues to spread

21 December 2020

http://www.fao.org/news/story/en/item/1366034/icode/

 

[IARC]甲状腺がんのリスク要因を調べる際の課題

Challenges in investigating risk factors for thyroid cancer

21 December 2020

https://www.iarc.fr/news-events/the-challenging-investigation-of-risk-factors-for-thyroid-cancer/

The Lancet Diabetes & Endocrinologyに発表されたコメントで、過剰診断が主要ななかで甲状腺がんのリスク要因を評価することの困難さを議論する。優先すべきことは甲状腺がんの過剰診断と過剰治療の有害影響を緩和することであると強調。

 

論文

-米国とメキシコから壊滅的な害虫を排除するのにバイテク綿が鍵

Biotech cotton key to eliminating devastating pest from US and Mexico

21-DEC-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-12/uoa-bck121620.php

PNASに発表された新しい研究によると、遺伝子組換え綿と古典的害虫コントロール戦略の組み合わせで米国とメキシコの綿栽培地域からワタアカミムシガの幼虫を根絶できた。

(耐性ができるので異なる手段をいろいろ持っていることが大事)

 

-現在の食糧生産システムは広範な住処の損失を意味する可能性がある

Current food production systems could mean far-reaching habitat loss

21-DEC-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-12/uol-cfp121720.php

Nature Sustainability。フードシステムの大幅な変更無しには2050年までに数百万平方キロメールの自然の生息環境が失われる可能性がある。影響を受ける種の多くは絶滅危惧種としてリストアップされていないため現在保護対象になっていない。生物多様性目標は更新されるべきである。しかし野心的なフードシステム変更で損失が予防できる。サハラ以南のアフリカでの農業収量の増加、北米での健康的食生活への移行、国際的土地利用計画など。

 

-調理した肉に発見される炎症化合物が子どもの喘鳴に関連する

Inflammatory compounds found in cooked meat linked to childhood wheeze

21-DEC-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-12/b-icf121720.php

Thorax。NHANESのデータから食事由来終末糖化産物(AGES)摂取量を推定して、年齢、性、人種、収入、肥満などを調整した後、喘鳴の高さとAGES摂取量の多さが関連する

 

-金属暴露が妊娠に影響しうる

Exposure to metals can impact pregnancy

21-DEC-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-12/ru-etm121720.php

Environment Internationalに発表されたRutgers大学の研究。プエルトリコの汚染の脅威探索のための試験(PROTECT)研究に参加した815人の血液と尿の解析。ニッケル、ヒ素、コバルト、鉛などへの暴露が妊娠中のホルモン濃度に影響する可能性

 

-変異原性物質がヒト健康に与える広範な影響

The far-reaching effects of mutagens on human health

21-DEC-2020

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2020-12/asu-tfe122120.php

PNASに発表された、アリゾナ州立大学Michael Lynch教授らによる変異原性物質の転写への影響についての研究。