[DHSC]脂肪、砂糖、塩の多い製品の広報宣伝制限:執行
Restricting promotions of products high in fat, sugar and salt: enforcement
Published 28 December 2020
事業者と執行団体に、HFSS製品の販促制限執行のための最良の方法について意見募集
2021年2月22日まで
2019年に行った以下の意見募集の結果を受けて
脂肪、砂糖、塩の多い食品と飲料の広報宣伝制限について
Restricting promotions of food and drink that is high in fat, sugar and salt
Last updated 28 December 2020
HFSS製品の広報を自主的に抑制する方針は効果が無く、規制が必要だと判断された
意見募集の結果、807の意見が寄せられ全体として広告制限を支持していた
寄せられた意見を検討した結果、従業員50人未満の事業者を対象外にする、HFSSの判定には2004/05 Nutrient Profiling Model (NPM)を使う、イースター等季節のイベントは例外にしない、等判断されている
[Tukes]Tukesは市民のマスクの濾過効率と呼吸抵抗を調べた-マスクの性質には相当な多様性がある
Tukes investigated the filtration efficiency and breathing resistance of civil masks – significant variation in mask properties
16.12.2020
EUはサージカルマスクと呼吸保護機器には厳密な性能基準をもっているが市民用マスクには特に共通の基準はない。2020年12月に欧州レベルで市民用マスクの基準作成作業が始まり、それは夏に発表された呼び基準に基づく。背景情報を得るためにTukesは市販の市民マスクを調べた
構造と素材の異なる市販の22種類のマスクを調べた。そのうち2つが使い捨て、20は再利用可能。マスクはドロップレットの拡散を減らし同時に呼吸を不合理に困難にしないことが要求される。子ども向けとされたマスク6つも調べたが成人用と変わらなかった。
(やたら濾過効率悪いのがあると思ったらウレタンと穴の開いたネオプレンとシフォン。まあそうだろう)
[FAO]2020年を振り返って:よりインクルーシブで透明でデジタルな新しいFAO
2020 in review: A new FAO that is more inclusive, transparent and digital
27 December 2020
http://www.fao.org/director-general/news/new-fao-inclusive-transparent-digital/en/
FAOは困難をチャンスに変えた
[ProMED]原因不明の疾患-インド(第9報):(テランガーナ)農薬疑い
Undiagnosed illness - India (09): (TG) pesticide susp
2020-12-27
https://promedmail.org/promed-post/?id=8050618
Date: 26 Dec 2020 Source: New Indian Express [edited]
編集注:Eluruの謎の病気の件ではない
2020年12月25日にAyodyaのBajana thandaの20人が下痢・腹痛後入院した。情報源によるとこのthandaの約102人が過去3日間調子が悪く、12月25日に悪化した。村人の中には汚染された水が原因だという人もいる。当局は現地に4人の医療チームを派遣した。担当者は村人が農薬を散布した野菜を適切に洗わずに食べていてそれが原因だという。
(編集注:農薬名・濃度記載なし、特徴的症状も報告されていない)
論文
プラスチック汚染は海洋巨型動物類を殺している、しかし死亡率を減らすためにどうやって対策の優先順位をつけるか?
Plastic pollution is killing marine megafauna, but how do we prioritize policies to reduce mortality?
Lauren Roman et al., 03 December 2020 Conservation Letters
https://conbio.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/conl.12781
死亡率の高いアイテムを評価した。プラスチックバッグ/シート/包装材、ロープ/漁網、釣り道具、風船/ラテックスが致死性が高く、マイクロプラスチックを含む小さいアイテムは広く存在するものの死亡にはほとんど影響しない
(漁業や釣りの道具が問題。)
その他
-NYの医療提供業者ParCareは詐欺的にCovid-19ワクチンを入手した可能性がある、と州が言う
NY health care provider ParCare may have fraudulently obtained Covid-19 vaccines, state says
By Artemis Moshtaghian and Ganesh Setty, CNN
ニューヨーク州保健長官Howard Zucker博士の発表した声明によるとParCareは州のガイドラインに違反して詐欺的にCovid-19ワクチンを入手し会員に接種した疑いがある
州は犯罪捜査を行う
(抜け駆け?)
-何故「Covidで死亡した健康な人はたった377人」という主張が完全なナンセンスなのか
Why The 'Only 377 Healthy People Have Died Of Covid ' Argument Is Total Rubbish
By Chris York 27/12/2020
https://www.huffingtonpost.co.uk/entry/coronavirus-disinformation_uk_5fe848f7c5b6e1ce833a20de
土曜日にソーシャルメディアでコロナウイルスパンデミックは大げさでその対策は死亡リスクの低い人では緩和すべきという根拠としてある数字が広くシェアされた。
コラムニストのPaul EmberyがNHSのデータにリンクして紹介したのは「イングランドで60才未満で既往症のないCovid関連死は377人。これはパンデミック全体で」
これが多数の注目を集め、ロックダウンは死亡する恐れのない人に不平等に影響している根拠とされた。ラジオショーのホストJulia Hartley-Brewerは「私たちは高齢で病気の人を殺すウイルスのために国全体をロックダウンした」と言う。「残りの人は自分自身のリスクで決定できるように自由にすべき」と付け加える
Claire Fox議員は恐怖でウイルスは全ての人の死の脅威だと考えているが制限は緩和すべきと示唆する。そのような意見がたくさんある。The Great Barrington Declaration (GBD)に賛同する人たちがいる
しかし「たった」ではない。弱い人だけを守ることは不可能だ
(イングランドとウェールズの65才以上の死者6500人と比較。数字というのは見慣れるものなので)
-何故私はCDCへの信頼を失いつつあるのか
Why I'm Losing Trust in the Institutions
Yascha Mounk Dec 24
https://www.persuasion.community/p/why-im-losing-trust-in-the-institutions
CDCは、自身のモデルによれば、数千人のアメリカ人を殺すだろう計画を採択しようとしている
誰が最初にCovid-19ワクチンを受けるべきか?
この種の決定は決して簡単ではなく、競合する考え方が多数ある。私は倫理と政治哲学を専攻してきたが、そのような判断をしなくてすむことを喜んでいる。しかし困難に直面している人たちのために、ほとんどの倫理哲学者が合意するいくつかの基本原則を提示する。
最初は平等のために全ての人の人生の質の「レベルダウン」を避けること。誰かが食糧を豊富に持っていて他の人が飢えているのは不当だが、不平等解決のために飢餓のヒトをさらに増やすのは間違っている。二つ目は人種などの特徴を医療リソース配分に使ってはならない。肌の色を根拠に患者を選ぶのはほとんどの哲学者とアメリカ人が野蛮だと判断するだろう。CDCは社会正義の名の下にこの二つの基本原則を放り投げようとしている。
CDCは高齢者より先にエッセンシャルワーカーに予防接種を提案して反対されて改定した。
(エッセンシャルワーカーの定義が広すぎて銀行員や映画館の職員なども入る8700万人が相当、計算いろいろ)
(何を最も優先するかは価値観を反映するのだが言葉にして説明するのは結構難しい)
-ダニング-クルーガー効果はおそらく現実では無い
The Dunning-Kruger Effect Is Probably Not Real
Jonathan Jarry M.Sc. | 17 Dec 2020
https://www.mcgill.ca/oss/article/critical-thinking/dunning-kruger-effect-probably-not-real
ダニング-クルーガー効果についてちょっとしたコラムを書こうとして調べ始めたらそれが単なる数字のアーチファクト-平均への回帰であることを知った、という話
にもかかわらず広く人口に膾炙し大学の先生が学生に教えている
-隔離の最適期間は?
What Is the Optimal Length for a Quarantine?
Christopher Labos MD, MSc | 24 Dec 2020
https://www.mcgill.ca/oss/article/covid-19-health/what-optimal-length-quarantine
問題は許容できるリスクについて、である。14日後には、感染リスクは事実上ゼロである。短くなればリスクは上がる
多くの人がクリスマス前後には効果的な隔離をして他の人の一緒に祝うことを希望していた。事実政府の最初の計画はそれに沿ったものだった。しかし祭日のディナーが感染拡大イベントになる可能性についての恐れが高まった。全ての人が隔離できる立場になく規則がどれだけ厳密に監視できるかへの疑問もあった。
しかし多くの人にとって明確でないままなのはどのくらいの期間の隔離を科学的に助言できるかであった:ケベック州が指定している2週間なのか、10日なのか、ケベック州が当初予定していたクリスマス前の1週間なのか?答えは可能性のバランスによる。長ければ長いほど病気の可能性は低くなる。リスクがゼロになることはないが2週間後の確率は極めて低い。しかし2週間自宅から出ないのは一部の人にとって困難であり、そのため議論がある。米国CDCはそれを状況によっては10日あるいは一週間も可能とした。
この問題は許容できるリスクの問題である
(どのくらいのリスクを受け入れるのか、という質問をみんなが避けて結果的に被害が大きくなる選択をしがち。BSEも放射線も。)
ご挨拶
年内はこれが最後です。
尋常でない年でも次につなげる何かを得たと思いたいです。
皆様が健康で年を越せますように。
1月は4日からの予定です。