2021-01-20

[EU]査察報告

-インドネシア―EU輸出用水産物

Indonesia 2020-6952―Fishery products intended for export to the European Union

10/12/2020

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4325

2020年3月3~12日にインドネシアで実施した、公的証明書などのインドネシアの法律とシステムの遵守を確認するための査察。管轄機関が作成した公的管理システムは、法律や輸出健康証明書に必要な保証を提供するための手順に基づいている。冷凍船(温度記録装置)、魚卸業者(危機管理分析重要管理点)に関する特定の重要なギャップが示され、特定の点で矛盾していることが査察で立証された。この管理システムはEU輸出チェーンに参加する全ての食品企業管理者に実施されたわけではない。EU輸出品に適さない原料がしばしば使用されている。2017年の査察の助言のいくつかに是正措置が取られたが、欠点は効果的に修正されなかった。

 

-ニカラグア―水産物

Nicaragua2020-6958―Fishery products

24/11/2020

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4323

2020年1月29日~2月6日までニカラグアで実施した、EU輸出用水産物の公的証明書などニカラグアの法律およびシステムの遵守を確認するための査察。管轄機関が実行した公的管理システムは適切な法律と文書化された管理手順に支えられている。職人船及び冷凍船(イセエビ)、コールドチェーンの維持、添加物の安全な使用、確認された違反について管轄機関がとった是正および/または執行措置の妥当性に多くの重大な欠点が確認された。輸出証明書の信頼性に大きな影響を及ぼすため、管轄機関は6か所の事業所の輸出証明書の停止や原材料/亜硫酸塩管理の実施などを即時に行った。2014年のフォローアップに関しては、10の助言のうち3の是正措置は根本的な欠陥の修正に効果がなかった。

 

[EFSA]意見等

-新規食品として食品サプリメントに使用するSchizochytrium limacinum (FCC-3204株)由来オイルの安全性

Safety of oil from Schizochytrium limacinum (strain FCC-3204) for use in food supplements as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2021;19(1):6345  18 January 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6345

欧州委員会からの要請を受けて、栄養・新規食品及び食品アレルゲンに関するEFSAのパネル(NDA)は、EU規則2015/2283に従って新規食品としてSchizochytrium sp.オイルの安全性に関する意見を出すよう求められた。Schizochytrium sp.は単細胞微細藻類である。申請者(Fermentalg)が使用したFCC-3204株はSchizochytrium limacinum種に属している。このNF、ドコサヘキサエン酸(DHA)の豊富なオイルは、酸素溶解後の微細藻類から得られる。申請者は、食品サプリメントとして、妊婦と授乳中の女性を除く成人に、このNFの使用量を250 mg DHA/日(現在妊婦と授乳中の女性を除く一般集団に認可されている)から3 g DHA/日に増やすことを提案した。S. limacinumは「生産目的のみ」の資格で安全性適格推定(QPS)のステータスに帰する。申請者が提出したデータはこのNFに生きた細胞がないことを論証した。このNFで毒性学的試験は行われなかった。だが、Schizochytrium sp.由来オイルに関する入手可能な毒性学的データに基づき、このNFの供給源のQPSステータス、生産工程、このNFの組成、このNFに生きた細胞がないことに基づき、パネルはこのNFの毒性に関する懸念はないと考えた。申請者が提出したデータは、成人に提案された使用(食品サプリメントとして3 g DHA/日)でこのNFの安全性に関する結論を出すには十分ではないとパネルは考えた。だが、パネルは2012年に、最大約1 g/日までDHAのみの補足摂取量は一般集団に安全上の懸念を生じないと結論した。パネルは、このNFは対象集団(妊婦と授乳中の女性を除く成人)に最大摂取量1 g DHA/日で食品サプリメントでの使用は安全だと結論した。

 

-新規食品として乳児用及びフォローアップミルクに使用するSchizochytrium limacinum (FCC-3204株)由来オイルの安全性

Safety of oil from Schizochytrium limacinum (strain FCC-3204) for use in infant and follow-on formula as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283

EFSA Journal 2021;19(1):6344 18 January 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6344

欧州委員会からの要請を受けて、栄養・新規食品及び食品アレルゲンに関するEFSAのパネル(NDA)は、EU規則2015/2283に従って、新規食品(NF)としてSchizochytrium sp.オイルの安全性に関する意見を出すよう求められた。Schizochytrium sp.は単細胞微細藻類である。申請者(Fermentalg)が使用したFCC- 3204株はSchizochytrium limacinum種に属する。このNF、ドコサヘキサエン酸の豊富なオイルは、酸素溶解後の微細藻類から得られる。申請者は乳児用ミルク(IF)とフォローアップミルク(FOF)にこのNFを使用することを提案した。申請者が定義した使用量は、20–50 mg/100 kcalの量でIF とFOFにDHAの必須追加を言明するEU規則2016/127から導出された。IFとFOFにこのNFを使用することによるDHAの摂取が安全上の懸念を引き起こすことは予想されていない。S. limacinumは「生産目的のみ」の資格で安全性適格推定(QPS)のステータスに帰する。申請者が提出したデータからこのNFに生きた細胞がないことが示された。このNFで毒性学的試験は行われなかった。だが、Schizochytrium sp.由来オイルに関する入手可能な毒性学的データに基づき、このNFの供給源のQPSステータス、生産工程、このNFの組成、このNFに生きた細胞がないことに基づき、パネルはこのNFの毒性に関する懸念はないと考えた。パネルは提案した使用条件でこのNFは安全だと結論した。

 

-プロポクスルの毒性学的特性および最大残留基準に関する理由つき意見

Reasoned opinion on the toxicological properties and maximum residue levels for propoxur

EFSA Journal 2021;19(1):6374 18 January 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6374

EC規則No 396/2005条項43に従って、欧州委員会はプロポクスルの毒性学的特性および既存最大残留基準(MRLs)に関する理由つき意見を作成するようEFSAに要請した。EFSAは、ヘルスカナダが行った毒性学的評価に基づき、プロポクスルの毒性学的特性を評価し、毒性学的参照値を導出するよう求められた。EFSAは植物と動物のプロポクスルの代謝物、現在のMRLs、MRL執行に用いた分析手段で得られた定量限界(LOQ)について、加盟国と英国が提出した情報をレビューすることも依頼された。EFSAが利用できる情報に基づいて、プロポクスルの毒性学的参照値は導出できなかった。既存のEU MRLsを輸入トレランスとして維持する必要があるという証拠は加盟国と英国から提出されていない。現在のMRLsあるいは代わりのMRLsを支持する情報は加盟国や英国から提出されていない。コーデックスのMRLsは履行されていプロポクスルない。そのためEFSAは全てのプロポクスルの既存のEU MRLsをLOQに下げるよう助言した。EU参照試験所によると、全ての植物と動物商品中のプロポクスルの残留物を分析する十分に検証された分析手段が得られている。EUレベルで導出された毒性学的参照値がないため、LOQsでMRLsを設定することが欧州の消費者を十分保護するかどうか結論を出せない。

 

[EPA]EPAはPFAS行動計画の結果を公表

EPA Delivers Results on PFAS Action Plan

01/19/2021

https://www.epa.gov/newsreleases/epa-delivers-results-pfas-action-plan

EPAはPFAS行動計画実行の進捗を進める一連の行動を発表した。

以下の行動を発表:

・最終規制決定を発表することで飲料水中のPFOAとPFOS規制に前進

・環境中PFOAとPFOSに対応するための規則提案事前通告発行

・飲料水中PFASの新しいデータを集める

・PFBSの毒性評価を公表

 

[EPA]EPAは動物の皮膚での毒性試験を放棄するためのガイダンスを最終化

EPA Finalizes Guidance to Waive Toxicity Tests on Animal Skin

01/19/2021

https://www.epa.gov/newsreleases/epa-finalizes-guidance-waive-toxicity-tests-animal-skin

 

[ODS] ファクトシート更新

Dietary Supplement Fact Sheets

https://ods.od.nih.gov/factsheets/

アメリカ人のための食事ガイドラインの最新版へのリンク付けと関連文書の情報更新

ビタミンA、ビオチン、ビタミンB12、ビタミンB6、ホウ素リボフラビン、

 

[FDA] Hiland DairyはHiland Dairy Half-Pint 1% Low Fat Chocolate Milk Cartonsの回収を発表する

Hiland Dairy Announces Recall of Hiland Dairy Half-Pint 1% Low Fat Chocolate Milk Cartons

January 17 2021

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/hiland-dairy-announces-recall-hiland-dairy-half-pint-1-low-fat-chocolate-milk-cartons

オクラホマ州ノーマンの工場で製造されたHalf-Pint 1% Low Fat Chocolate Milk Cartonsの回収を発表する。食品等級の消毒液が混入した恐れがある。製品写真あり。

 

[TGA] 情報更新

-フェイスマスクとCOVID-19

Face masks and COVID-19

19 January 2021

https://www.tga.gov.au/face-masks-and-covid-19

 

-TGAにより規制されているフェイスマスクとレスピレーター

Face masks and respirators that are regulated by the TGA

19 January 2021

https://www.tga.gov.au/face-masks-and-respirators-are-regulated-tga

医療用と非医療用の製品のクレームや表示の違い等

 

[Defra]ポリシーペーパー 炭素鎖長C14-17の塩化パラフィン

Chlorinated paraffins with carbon chain lengths in the range C14-17

18 January 2021

https://www.gov.uk/government/publications/chlorinated-paraffins-with-carbon-chain-lengths-in-the-range-c14-17

炭素鎖長C14-17で重量で45%以上の塩素を含む塩化パラフィンを難分解性有機汚染物質(POP)リストに掲載する提案に、2021年3月15日まで意見募集

 

[FAO]パンデミックと気候変動の時代に世界をどうやって食べさせるか?

How to feed the world in times of pandemics and climate change?

2021

http://www.fao.org/documents/card/en/c/cb2913en

家畜システムの革新の機会

 

[FSANZ]食品基準ニュース

Food Standards News

January 2021

https://mailchi.mp/d787713066a3/food-standards-news-december-1299690?e=21527ddb09

妊娠警告表示についてのQ & A

Pregnancy warning labels on alcoholic beverages

https://www.foodstandards.gov.au/industry/labelling/Pages/pregnancy-warning-labels.aspx

食中毒の原因となる細菌、ウイルス、毒素

Bacteria, viruses and toxins that cause foodborne illness

https://www.foodstandards.gov.au/consumer/safety/foodborne-illness/Pages/default.aspx

ランチボックスと食品安全、等

 

[ASA]減量とデトックス:悪いものをカットして責任と根拠のバランスをとって

Weight-loss and detoxing: Cut out the bad stuff and ensure a balanced diet of responsibility and evidence

CAP News 14 Jan 2021

https://www.asa.org.uk/news/weight-loss-and-detoxing-cut-out-the-bad-stuff.html

新年はライフスタイルを新たにしようとするきっかけになり、減量用製品の宣伝業者は誤解を招く宣伝をしがちである。広告の注意点をいくつか提示する

根拠を持つこと

現実的であれ

責任をもって

肥満

前後の画像

セルライト?

デトックス

魔法の衣料

侮辱、害、責任

 

[ASA]菜食推進月間にビーガンとベジタリアン製品の宣伝についての助言

Advice on advertising vegan and vegetarian products this Veganuary

CAP News 14 Jan 2021

https://www.asa.org.uk/news/advice-on-advertising-vegan-and-vegetarian-products-this-veganuary.html

ソーセージではない? 消費者を誤解させないよう注意

豚を食べなれば健康的? 健康強調表示は認められたもののみ

グリーンになるのはそんなに簡単ではない 環境影響宣伝に注意

 

[ヘルスカナダ]COVID-19詐欺

COVID-19 fraud

https://www.antifraudcentre-centreantifraude.ca/features-vedette/2020/covid-19-eng.htm

随時更新中。12月後半からワクチン詐欺が出回っている

 

スウェーデン食品局

1才以下の乳児にとって良い食品

Good food for infants under one year

https://www.livsmedelsverket.se/globalassets/publikationsdatabas/andra-sprak/bra-mat-for-spadbarn/good-food-for-infants-under-one-year-livsmedelsverket.pdf

母乳の薦め、ミルクを作る時の注意、離乳食の導入のしかたや避けるべき食品(葉物野菜は1才過ぎてから)など

20ページ

動画

https://www.livsmedelsverket.se/en/food-habits-health-and-environment/dietary-guidelines/babies-and-children/spadbarn

 

[USDA]動物バイオテクノロジーについての覚え書きに関するPerdue長官の声明

Secretary Perdue Statement on MOU on Animal Biotechnology

Jan 19, 2021

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/news/sa_by_date/sa-2021/mou-biotech

https://www.usda.gov/media/press-releases/2021/01/19/secretary-perdue-statement-mou-animal-biotechnology

「本日の覚え書きは我々の規制枠組みを21世紀のものにする道のりを明確化した」

 

USDAとFDAの覚え書き

MEMORANDUM OF UNDERSTANDING Between the UNITED STATES DEPARTMENT OF AGRICULTURE and the FOOD AND DRUG ADMINISTRATION, DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICES

https://www.aphis.usda.gov/biotechnology/downloads/mou-usda-fda.pdf

農業目的で遺伝子組換えを用いて開発した種の規制に関して

FDAは直ちに遺伝子組換え動物の効率的な、リスクに基づいた監視アプローチを実行する、農業使用以外の遺伝子組換えについては独立したレビューを維持する、等

(一部の遺伝子組換え動物の監視権限をFDAからUSDAに移すことを可能にした)

 

[USDA]USDAは遺伝子組換えで開発したペチュニアの規制解除を発表

USDA Announces Deregulation of Petunias Developed Using Genetic Engineering

Jan 19, 2021

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/stakeholder-info/sa_by_date/sa-2021/sa-01/dereg-petunias

オレンジ色の花を作るA1-DFR

 

ONS(英国)

COVID-19感染調査:英国の抗体データJanuary 2021

Coronavirus (COVID-19) Infection Survey: antibody data for the UK, January 2021

19 January 2021

https://www.ons.gov.uk/peoplepopulationandcommunity/healthandsocialcare/conditionsanddiseases/articles/coronaviruscovid19infectionsinthecommunityinengland/antibodydatafortheukjanuary2021

これまで定期的に調査してきたが、ワクチンの影響を受けない最後の調査結果。

2020年12月はイングランドで12.1%(CI 11.6-12.7%)が抗体陽性

 

[RIVM]新しいCOVID-19変異の増加が、ポジティブな展開に影を投げかける

Rise in new COVID-19 variants overshadows more positive developments

01/19/2021

https://www.rivm.nl/en/news/rise-in-new-COVID-19-variants-overshadows-more-positive-developments

1月13-19日の週は12月15日に始まったロックダウンの効果が出てややポジティブになった。陽性者数と検査の陽性率は減り1月の再生産数は0.98(0.96-1.01)になった。

しかし変異型の増加が影を投げかける。先週の感染者の約10%が英国変異と推定されているがそれはその前の週の2倍で今後も増えると予想される。1月の英国変異のRは約30%高い。

 

論文

-喫煙、コーヒー摂取、飲酒とクローン病と潰瘍性大腸炎リスク:メンデルランダム化研究

IARC

Cigarette Smoking, Coffee Consumption, Alcohol Intake, and Risk of Crohn's Disease and Ulcerative Colitis: A Mendelian Randomization Study

Andrea N Georgiou et al., Inflamm Bowel Dis. 2021 Jan 19;27(2):162-168

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32628751/

クローン病と喫煙開始年齢、潰瘍性大腸炎と飲酒に正の関連があった

 

-過去20年で米国のがん関連の自殺は減少した

Cancer-related suicide declined in the US during the past two decades

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/acs-csd011421.php

過去20年で米国の自殺率は全体として増加しているものの、がん関連の自殺は年2.8%減少した。JNCI: The Journal of the National Cancer Institute

米国の自殺率の増加は主に薬物と銃による自殺の増加による。

 

-5GはCOVID-19の原因ではない、しかし噂はウイルスのように広がる

5G doesn't cause COVID-19, but the rumor it does spread like a virus

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/bu-5dc011521.php

Journal of Medical Internet Research.

 

-食習慣の一部は遺伝子による、新しい研究が発見

Eating habits partly down to your genetics, finds new study

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/kcl-ehp011821.php

Twin Research and Human Geneticsに発表された2590人の双子の食事調査。一卵性のほうがそうでない双生児より食事の指標で類似性が高い

(苦味感受性は遺伝子によるのでそういうことがあってもおかしくない)

 

-出産前のBPA暴露は自閉スペクトラム疾患の男性バイアスに寄与しているかもしれない

Prenatal BPA exposure may contribute to the male bias of autism spectrum disorder

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/tu-pbe011921.php

Scientific Reports に発表されたChulalongkorn大学と東北大学とGeorge Washington 大学の研究者らの研究が、ASDが男性に多いことにBPAが環境要因として寄与している可能性を示唆する

東北大学大隅典子教授によるプレスリリース。

(医学部教授がマウス実験でヒトのASDがBPAのせいかもと主張するのもどうかと思うが投与量が妊娠中毎日5000 μg/kg体重/日でEFSAのTDIの 4μg/kg体重/日と比べてまさに桁違いであることをプレスリリースには書いていない。大学の広報担当副学長がこういう手法で目立とうとするから研究が信頼されなくなるんだが。子どもの自閉症は母親の食事のせいではない。)

 

-ロックダウン中の孤独は若い人をより激しく襲う

Loneliness hits young people harder during lockdown

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/uoc--lhy011921.php

ロックダウンのメンタルヘルスへの影響は、30才以下の人と既にメンタルヘルスの問題があった人で特に大きい。欧州20万人のデータから。The Lancet Regional Health - Europe

(若者は不釣り合いに不利益を被っている)

 

-報告書は飲酒ががんの発生率と死亡率の一部に関連することを示す

Report shows alcohol consumption linked to portion of cancer incidence and mortality

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/acs-rsa011921.php

Cancer Epidemiologyに発表された研究が、飲酒がアメリカ人のがん発生率と死亡率の相当な割合を説明することを発見

 

-NIHの研究が低脂肪、植物ベースの食事と低炭水化物、動物ベースの食事を比べる

NIH study compares low-fat, plant-based diet to low-carb, animal-based diet

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/niod-nsc011921.php

NIHが行った小規模だが厳密にコントロールされた研究で、低脂肪の植物ベースの食事だと低炭水化物動物ベースの食事に比べて1日あたりのカロリー摂取量は少ないがインスリンと血糖は高い。Nature Medicine。糖尿病のない20人の成人(男性11人女性9人)を宿泊させて2週間づつどちらかの食事を1日3回好きなだけ食べてもらった。1日あたりのカロリー摂取量は低脂肪食で550-700カロリー少なかった。両群で参加者の体重は減少したが体脂肪が減ったのは低脂肪食のみ

(1日に700カロリーの差があってもなお体重が減るというのは日頃どれだけ食べているんだ?)

 

-COVID-19の間の飲酒は不安と鬱のある人で増加

Drinking during COVID-19 up among people with anxiety and depression

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/nyu-ddc011921.php

年齢集団による違いは公衆衛生メッセージの調整と薬物使用へのサポートの必要性を指摘する

Preventive Medicineに発表された米国成人での調査

 

-双子研究が食物アレルギーにおける糞便マイクロバイオームの違いを同定

Study in twins identifies fecal microbiome differences in food allergies

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/uocm-sit011921.php

片方だけ食物アレルギーのある双子の糞便検体の微生物調査。Journal of Clinical Investigation.

 

-カナダの研究者らが新しい形の培養肉を作った

Canadian researchers create new form of cultivated meat

19-JAN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-01/mu-crc011921.php

筋肉細胞の相と脂肪細胞を一緒に育てる。Cells Tissues Organsに発表

 

その他

-Scienceニュース

我々の類人猿の親戚を抱きしめている写真を止めるように、トップ保全団体が科学者に警告

No more cuddly selfies with our ape cousins, top conservation body warns scientists

By Bridget AlexJan. 19, 2021

https://www.sciencemag.org/news/2021/01/no-more-cuddly-selfies-our-ape-cousins-top-conservation-body-warns-scientists

野生生物保護に関する世界的権威が、科学者にインスタグラムにサルを抱いている写真を上げたり、映画でオランウータンと手をつないだり、チンパンジーと仲良くしている写真を公表した入りするのを止めて欲しい。先週公表されたガイドラインで、国際自然保護連合(IUCN)が科学者や学生や保全主義者や世話人に、ヒト以外の類人猿と密接に接触しているように描くイメージを公表するのを止めるよう呼びかけている

(彼らはペットではない。)

 

-日本が、グリホサート規制値違反したらNZの蜂蜜輸入をブロックすると警告

Japan warns it will block NZ honey shipments if glyphosate limits breached

Charlie Dreaver,

https://www.rnz.co.nz/news/business/434807/japan-warns-it-will-block-nz-honey-shipments-if-glyphosate-limits-breached

ニュージーランドの蜂蜜輸出は昨年4億9000万ドルだったがそのうち6800万ドルが日本である。日本が無作為検査で2回目のグリホサートを検出したため、全てのニュージーランド産蜂蜜を検査している。日本の厚生労働省はMPIに対して違反が5%を超えたら蜂蜜の輸入をストップすると言った。MPIはそれに対応して日本向けに輸出する前にグリホサートの検査を要求する。食品安全上の懸念はないがクリーンでグリーンで100%ピュアであると思われることがこの蜂蜜の売れる理由なので期待に沿う製品を届けなければならない。

養蜂業者は土地の所有者にミツバチが蜜を集める前に農薬を散布しないよう確実に話すことを薦められている。養蜂家はニュージーランドのグリホサート使用に関してより広範な議論を望んでいる。

他に日本のような規制を導入している国はない。

(輸入食品に対する検査命令の実施

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15942.html

 

-オーストラリアの州ごとのCovid制限とコロナウイルスロックダウン規則の説明

Australia’s state by state Covid restrictions and coronavirus lockdown rules explained

Guardian staff Wed 20 Jan 2021

https://www.theguardian.com/australia-news/2021/jan/20/australia-covid-19-lockdown-rules-coronavirus-restrictions-by-state-nsw-victoria-vic-queensland-qld-western-south-australia-wa-sa-nt-act-travel-border-social-distancing-masks

州や地域により制限が違うので説明する

ブリスベンでは1月11日にロックダウンを解除したがいくつかの制限は残る。屋内ではマスク、屋内では一人あたり4m2以上、屋外では2m2以上を確保、家や公共空間に集まれるのは最大20人まで

自宅に呼べるのは何人まで?

ニューサウスウェールズでは一度に50人、ビクトリアでは15人、クイーンズランドは20人、西オーストラリアでは人数ではなく2m2あたり1人以下。

等。

(個人の家に50人以上集まるのが“普通”なのか)

 

-シャツを着ていない、角を生やした首都の暴徒Jake Angeliは刑務所でオーガニック食品を要求

Shirtless, Horned Capitol Rioter Jake Angeli Demands Organic Food In Jail

01/12/2021

https://www.huffpost.com/entry/jake-angeli-qanon-rioter-organic_n_5ffd2ad5c5b6567198888c46

彼はシャーマンの食事が必要だと主張してオーガニックでない食品を食べることを拒んだ

「Qアノンシャーマン」および“Jake Angeli”とよばれているJacob Anthony Chansleyは先週米国首都の恐ろしい暴動に関係したとして刑務所に入っているが、オーガニック食品を与えられるだろう。オーガニック以外は食べないので文字通り病気になる