2021-03-17

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課 

-2021-3-5

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43190

2021.2.26〜2021.3.4

 

-2021-2-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43189

2021.2.19〜2021.2.25

 

[MFDS]引きこもり(ステイホーム)時代! 家で安全なヨーグルト作り 

畜産物安全政策課 2021-03-09

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45125

□ 食品医薬品安全処は、最近、添加物や糖分摂取を減らすために、消費者が直接ヨーグルトを作って食べる家庭が増えており、安全にヨーグルトを作る方法を提供する。

○ ヨーグルトは、乳酸菌を利用して牛乳を発酵させた食品で、最近4年間の消費量が12.2%増加している乳加工品である。

* 発酵乳消費量:'16年515千トン、'19年578千トン(出処農林畜産食品部)

○(原料準備)ヨーグルトを作るための基本材料は牛乳と乳酸菌であり、牛乳は開封されていない一般的な牛乳(または滅菌牛乳)を使用し、乳酸菌は有害菌混入を減らすために、市販の乳酸菌スターター製品を使用する方が安全である。

- 参考に、無脂肪、低脂肪牛乳や乳糖分解乳など加工乳は、乳酸菌培養に必要な乳糖などが不足してヨーグルト製造が難しいので避けたほうが良い。

- 乳酸菌スターターがない場合、市販のヨーグルトを利用することができ、一般的な発酵乳より乳酸菌の含有量が高い濃厚発酵乳を使用することを勧める。

○(製造管理)ヨーグルト製造器具または容器はきれいに洗浄して、熱湯、電子レンジなどを利用して消毒後使用する。作る前には手をきれいに洗って、可能な限りほこりがない環境で作業し、有害菌が入らないように注意する。

- 牛乳と乳酸菌(または濃厚発酵乳)を適切な割合*で容器に入れて、きれいな「プラスチック」スプーンなどの器具でよく混ぜた後、蓋をして、適切な温度(38〜40 ℃、乳酸菌製造機や保温調理器使用)で、約8時間培養する。

* 販売されている乳酸菌スターターは、メーカーの説明書参考、濃厚発酵乳は、牛乳1リットルに濃厚発酵乳1本(100〜150ml)使用(添付参照)

- 自家製ヨーグルトを再培養する場合があるが、一般家庭で有害菌の交差汚染を完全に遮断することは難しいので、再培養はしない方が良い。

○(保管及び摂取)培養が完了したヨーグルトは、有害菌汚染を防止するために、必ず密封してすぐに冷蔵保存し、一週間以内に摂取する。

 

[MFDS]一般食品の減量・ダイエットなど虚偽・誇大広告を出したオンラインマーケット摘発 

サイバー調査団 2021-03-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45120

□ 食品医薬品安全処は、減量・ダイエットに効果がある製品を販売するオンラインマーケット1,056ヶ所を点検した結果、不当に広告された574件を摘発して、管轄機関にサイト遮断と行政処分などを要求した。

○ 今回の点検は、COVID-19で活動量が減って、減量などダイエット製品に対する関心と消費が増加し、科学的根拠なしに消費者を惑わす不当な広告が増えことにより、消費者被害を予防するために実施した。

○ 摘発された事例は、▲疾病予防・治療効果標榜76件(13.2%)、▲医薬品誤認・混同など11件(1.9%)、▲健康機能食品誤認・混同273件(47.6%)、▲偽・誇張200件(34.8%)、▲消費者欺瞞など14件(2.5%)など。

-(疾病予防・治療効果)「骨粗しょう症」、「生理痛」、「便秘」、「膣炎」、「むくみ」などの疾患の予防・治療に効果があると広告

-(医薬品誤認・混同)食品などを「ダイエット薬」、「利尿剤」、「食欲抑制第」などと表現して、あたかも医薬品のように認識する恐れがある広告

-(健康機能食品誤認・混同)一般食品に「ダイエット」、「肌改善」、「疲労回復」、「免疫力」、「抗酸化」などの機能性があるように広告

-(偽・誇張)「ダイエット茶」、「母乳促進茶」と「認められていない機能がある健康機能食品」で広告

-(消費者詐欺)使用した原材料や、配合された「L-アルギニン」、「大麦若葉」などの成分の効能・効果を、該当食品の効能・効果と誤認する懸念のある広告

<添付>  1.不当な広告主要事例

<添付>  2.カードニュース

 

[MFDS]健康機能食品、知って食べるほど私の体に利益! 

健康機能食品政策課 2021-03-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45119

□ 食品医薬品安全処は、昨年11月、全国の満19歳以上成人男女1500人を対象に実施した、健康機能食品(以下「健機食」)消費者認識調査で回答者のうち68.9%が「健機食を購入摂取中」と答えた。

○ 消費者が健機食を購入した経験は、'12年50.2%から持続的に増加していた。

- 国内健機食売上額は、'12年1兆4,091億ウォンで、'19年約3兆ウォン規模で、7年間で2倍に増加した。

* 購入経験:(12)50.2%→('17)60.6%→('18)63.6%→('19)67.6%→('20)68.9%

* 売上額(億ウォン):(’12)14,091 →(’17)22,374 →(’18)25,221 →(’19)29,508

* 生産上位品目(1〜5位):紅参>ケンポナシエキスなど個別認定型製品>プロバイオティクス>ビタミンおよびミネラル> EPAおよびDHA含有油脂

○ 今回の消費者認知度調査は、COVID-19長期化で健機食の需要が増加するにつれて、健機食利用実態、認知度などを測定して、広報事業や政策改善資料として活用するために実施した。

 

<<健康機能食品購入要領>>

○ 消費者は、健機食に関する情報を比較的よく認知していることが明らかになった。

- 回答者の70.9%は「一般食品との違いを知っている」、74.9%は「健機食認証図案を知っている」と答えた。

* 認証図案認知度:('17)59.3%→('18)64.8%→('19)69.9%

- 食薬処認証健機食は「健康機能食品」というフレーズと図案、優秀製造基準(GMP)認証図案が一緒に表示されているので確認後、購入してください。

○ 健機食購入動機は、知人推薦(33.7%)、インターネット広告(24.4%)、その他(24.1%)、ホームショッピング広告(11.2%)の順だったが、誇大広告で購入した経験が10.7%に達し、注意が必要。

- 健機食は、病気を治療できる「医薬品」ではないので、高血圧、糖尿病、関節炎などの疾病を予防・治療することができるという虚偽・誇大広告に惑わされないようにする必要がある。

 

<<健康機能食品摂取要領>>

○ 健機食摂取数は2〜3種類(57.8%)、1種類(23.9%)、4〜5種類(12.9%)だった。

- 健機食は、安全性が確保された原料を使用して、安全に製造された食品であるが、同じ機能性を持った複数の製品をたくさん食べても機能が大きくなるものではなく、製品に定めてある一日摂取量に合わせて摂取することを勧める。

- 製品に表示された一日摂取量を確認して数種類摂取する場合、成分と機能性が重複していないことを確認する必要がある。

 

<<健康機能食品摂取時注意事項>>

○ 「健康機能食品異常事例申告センター」について知っていると答えた国民は19.6%。

- 食薬処は、健機食摂取後に異常症状が現れた場合、原因を究明するために「健康機能食品異常事例申告センター」を運営しており、

- 異常症状が発生した場合、直ちに摂取を中止して医師に相談し、「申告センター」または「食品安全国ホームページ」を通じて申告することが望ましい。

 

<<医薬品と併用摂取時注意事項>>

○ 病気で病院治療を受けたり、医薬品を服用している場合は、医師・薬剤師などの専門家と相談した後、摂取することが望ましい。

-(高麗人参製品)免疫抑制剤と一緒に摂取すると薬の効果が低下することがあり、手術前や抗凝固剤を服用する場合、高麗人参を摂取しないでください。

-(プロバイオティクス製品)抗生物質と摂取すると効果が落ちることがあります。

-(EPAおよびDHA含有製品)アスピリンと同じ抗凝固剤との摂取を避ける。

-(オオアザミ製品)肝臓の健康に役立つが、医薬品と一緒に摂取すると、医薬品の分解速度を落とすことがある。

○ 医薬品と一緒に摂取する際に注意が必要な原料の詳細は、食品安全国ホームページ(www.foodsafetykorea.go.kr)「食品・安全」で確認できる

 

<医薬品と摂取する場合に注意すべき原料成分、27種>

人参、プロバイオティクス、アロエ、EPAおよびDHA含有油脂、オオアザミエキス、ガンマリノレン酸、トウキ、マテ、アマチャヅルの葉、大豆、カルニチン、緑茶、キトサン/キトオリゴ糖、スピルリナ、グルコサミン、ザクロ、エゾウコギ、ワイルドマンゴー、クロレラ、共役リノール酸、コエンザイムQ10、銀杏、ノコギリヤシ、ホスファチジルセリン、クランベリー、甘草エキス、ウコン

 

□ 食薬処は、今後も国民の健康で安全な食生活のために、健康機能性食品の正しい摂取情報を持続的に提供する。

 

[MFDS]「輸入食品検索レンズ」試験サービスを開放する

 知能型輸入食品統合システム構築TF 2021-03-05

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45115

□ 食品医薬品安全処は、輸入食品パッケージのハングル表示事項を携帯電話で撮影して、製品の輸入履歴と回収対象有無を手軽に確認する「輸入食品検索レンズ*」試験サービスを3月5日から提供する。

*「輸入食品検索レンズ」は、携帯電話でNaver検索(「輸入食品情報」)を通じて輸入食品情報に接続すると、最初の画面の中央にボタン配置

○ 「輸入食品検索レンズ」は、画像認識技術を活用して、製品のハングル表示事項だけでも輸入履歴と回収有無を簡単に確認できる技術を開発するための試験的サービス

- 消費者が、輸入食品情報(impfood.mfds.go.kr)の「輸入食品検索レンズ」に接続すると、製品パッケージのハングル表示を撮影できるレンズが作動して、写真撮影後、光学的文字認識サービス(OCR)*により、製品名、製造会社名などの文字を自動的に抽出して、その製品と関連した安全情報を表示する。

- 消費者は、自分が好きな輸入製品がいつどのように輸入されるのか簡単に認識することができ、流通している輸入製品不適合がニュースを通じて知らさる場合、製品パッケージのハングル表示を撮影すれば、すぐに確認することができて便利です。

○ このサービスで、日常生活で携帯電話だけで輸入食品の安全情報を手軽に確認でき、食品安全向上に役立つものと期待され、今後、様々な条件と形態のハングル表示を100%自動認識できるように継続的に改善する予定。

※ 製品表示面のサイズ、文字フォントやサイズ、表または文などの表示形式、撮影当時の明るさ、パッケージ表面の凹凸など

□ また、食薬処は、光学または、音声認識技術などを活用して、国民が日常生活の中で輸入食品安全情報を手軽に確認する情報配信技術を開発しようと「先端疎通技術活用輸入食品安全情報伝達システム研究* 」を推進している。

○ 今回の研究では、製品パッケージに輸入製品に関する固有区分コードを新設して表示したり、人工知能技術で製品パッケージの写真を認識する方法で製品を自動的に区別して、適切な安全情報を提供する技術を開発する予定。

 

[MFDS] [報道参考] 食品安全国でどのような情報を知りたいですか? 

統合食品データ企画課 2021-03-05

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45114

□ 食品医薬品安全処は、COVID-19以降、食品安全に対する関心が高まるにつれ、国民生活の中で食品安全情報を提供する食品安全国*の、より便利な利用を支援するために「2021年食品安全国、対国民需要調査」を3月5日から17日までの2週間実施する。

* 食品安全国:実生活に必要な食品安全知識から専門情報まで政府が保有している食品安全データを一カ所に集めた対国民ポータルで'15.6月から運営

○ 今回の調査は、国民が希望する情報をより便利に利用できるように需要調査結果をもとにサービスを改善させるためである。

○ 参加方法は、食品安全国ホームページ(www.foodsafetykorea.go.kr)内「アンケート調査参加」をクリックして、知りたい情報やシステム使用上の不便を自由に記入すれば良く、斬新なアイディア提案者には所定のプレゼントも贈呈する予定

 

[MFDS]健康的な新中年、食事管理から始めてください 

食生活栄養安全政策課 2021-03-02

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45100

□ 食品医薬品安全処は、身体的、情緒的に大きな変化を経る新中年*(50〜64歳)を対象に、慢性疾患予防と管理、骨・筋肉強化などのためのオーダーメード型食事管理ガイドを製作・配布する。

○ 今回のガイドは、新中年の健康的な生活のための食生活のヒントと栄養バランスのための食事ガイドなどを提供し、健康メニュー31膳と健康食卓7膳の食材、調理方法、栄養成分などの活用方法が収録されている。

□ 新中年の健康状態は、身体・情緒・社会的変化を経るので、この時期の管理は老年期の身体と心理、認知能力などの状態に重大な影響を与えるため、健康管理により一層気を使わなければならない。

<慢性疾患予防と管理のための食事ガイド>

○ 最近、韓国人健康状態分析によると、新中年期に高い有病率を見せる慢性疾患は、高血圧>肥満>脂質異常症>糖尿病の順であり、期待寿命(83歳)まで生存する場合、がんの発生率が37.4%*で、慢性疾患および癌予防などのための食生活管理の重要な時期である。

* 出典:国立がん情報センター、2018

○(高血圧)高血圧予防と管理のためには、胴回り(男35.4インチ・女性33.4インチ未満)など適正な体重を維持し、特に薄味で食べることを習慣にして、ナトリウム摂取を減らすことが重要。

- 高齢者肥満・糖尿病・高血圧の家族歴がある人は、積極的な低塩食で食事すると血圧をより効果的に下げることができる。

○(脂質異常症)脂質異常症は、肥満、太りすぎと関連があるので、エネルギー摂取と運動を並行して、全粒穀物・野菜類・魚類が豊富な食事パターンを維持する。

- 脂肪を一日摂取熱量の30%以内(66.6g、2,000kcal基準)で過剰摂取しないようにして、鶏皮・バター・マーガリンなど飽和脂肪が高い食品は控え、オリーブオイル・エゴマ油・青魚などの不飽和脂肪酸が多い食品を摂取するようにする。

○(糖尿病)糖尿病予防と管理のためには、タンパク質食品や野菜を多く含む1日3回の規則的な食事をして、良質なタンパク質やビタミンなどミネラル摂取のために乳製品を摂取することを勧める。

- おやつには、ジュースより適量(リンゴ半分100g)の果物を一日1〜2回だけ摂取し、買い食いや飲酒を控えることを勧める。

 

<骨と筋肉の健康のための食事ガイド>

○ 新中年の骨粗しょう症は22.4%、骨減少症は47.9%と非常に高く、特に女性の骨密度状態は非常に脆弱で、今からでも骨格健康状態改善のための適切な身体活動に役立つ栄養素摂取を強化する習慣の維持が要求される。

○ カルシウムは体組織と骨格系を構成する重要な栄養素であるが、新中年の一日摂取量あるいは推奨摂取量(男750mg、女性800mg)より少なく食べている状況であれば、十分な摂取を通してカルシウムバランスを維持することが重要。

- ドジョウ(1,200mg / 60gあたり)、カキ(342mg / 100gあたり)、牛乳(226mg / 200mlあたり)などは、カルシウム含有量が豊富で、サーモン、卵、サンマなどは、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富。

- 筋肉量の増加に役立つタンパク質は、動物性(肉、魚)と植物性(マメ科植物)のバランスを合わせて、成人体重1kgあたり一日1.0〜1.2gの摂取を推奨する。

 

<更年期のための食事ガイド>

○ 更年期症状は、顔面紅潮、疲労感などで、女性と男性両方に現れ、十分な量の水とともに大豆、ザクロ、ほうれん草などの摂取を推奨して、カフェインやアルコールが含まれたワイン、チョコレート、コーヒーは摂取に注意してください。

 

<脳の健康のための食事ガイド>

○ 脳健康のためには、規則的に適当量をバランスよく食べ、適切な運動と十分な睡眠を並行する生活習慣が重要である。

- オメガ3脂肪酸が豊富な青魚、サーモン、ナッツなどと、ビタミンEが豊富なごま油、エゴマ油などを摂取して、飽和脂肪の多い肉の脂肪、バター、パーム油などを注意して過度な飲酒は控えるようにする。

 

[MFDS]海外直輸入食品の安全性どのように検査するのですか? 

輸入流通安全課 2021-02-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45096

□ 食品医薬品安全処は、消費者健康保護のために輸入食品だけでなく、自家消費用に国内搬入される海外直輸入食品に対しても不正物質など安全性検査を実施している。

○ 自家消費用で国内搬入する食品は、販売用に輸入する食品と違い安全性検査義務はないが、食薬処が国内外のオンラインサイトで不正物質含有可能性が高い性機能改善標榜製品など「危害懸念食品」を直接購入し、安全性検査を実施している。

□ '20年自家消費用海外直輸入食品1,630個*を購入して検査した結果、医薬品成分など不正物質含有製品56個、狂牛病牛皮由来成分含有製品79個、窒息懸念製品11個、許容外色素使用製品2個など危害食品148製品の国内搬入を遮断しました。

* 機能標榜製品(1,174)、乳幼児用食品(141)および器具(50)、シリアル類およびナッツ加工品(90)、シッサス(34)、その他(141)

*シッサス・・・ブドウ科のシッサス属に属するツル性植物

○ 機能性標榜製品1,174製品のうち129製品(ダイエット76個、筋肉強化17個、性機能改善13個、記憶力強化14個、炎症・リウマチの改善6個、身長を伸ばす1個、目の健康1個、脳の健康1個の製品)で不正物質*と狂牛病牛皮由来成分などが検出され、

* L-シトルリン(13)、バコパ(BACOPA)(10)、センノシド(5)、デキサメタゾン(4)、ビンポセチン(4)、ヨヒンビン(3)、タダラフィル(2)、イカリイン(2)、シルデナフィル(2)、カスカラサグラダ (Cascara Sagrada)(2)など

 

機能性標榜食品別主な検出成分

・ (ダイエット)センノシド(便秘薬)、カスカラサグラダ(便秘薬)

・ (筋肉強化) L-シトルリン(血管拡張剤)

・ (性機能改善)シルデナフィル(勃起不全治療剤)、タダラフィル(勃起不全治療剤)、ヨヒンビン(催淫剤)、イカリイン(滋養強壮剤)

・ (記憶力強化)ビンポセチン(血流改善剤)

・ (炎症・リウマチ改善)デキサメタゾン(炎症抑制ステロイド)、ジクロフェナク(鎮痛剤)、アセトアミノフェン(鎮痛剤)、メロキシカム(鎮痛剤)

 

○ 子供用ゼリー45個を検査した結果、19個の製品で窒息懸念、国内で許容しない色素含有、狂牛病牛皮由来成分が配合されたことを確認して、国内搬入されないように関税庁に遮断要請した。

○ 一方、脆弱階層食品である乳幼児粉ミルクやダイエット製品と消費者の関心が高いシッサス製品を検査した結果、

- 乳幼児粉ミルク40個のうち、ドイツ産18個*、スイス産1個*が国内栄養素基準に適合しておらず、シッサス製品34個**中11個が金属異物基準に適合していなくて、なるべく国内基準に適合した正式輸入食品を購入するように。

* 栄養素基準は国ごとに異なって定めており、「総タンパク質、ビタミンA、ビタミンB6、リン、カルシウム」は国内基準より低く、「総脂肪、ビタミンD、鉄」は国内基準より高く含有

** 海外で「骨・関節健康」で示したシッサス製品を、国内では「ダイエット」用でいくつかの広告・販売している

□ また、食薬処はCOVID-19以降、海外直輸入食品規模がさらに拡大すると予想して、’21年には購入検査件数拡大など海外直輸入食品安全管理をさらに強化する。

○ 購入検査件数を前年度2倍水準である3,000件に拡大し、性機能改善などを広告する食品中心の検査で、多消費食品、脆弱階層食品、問題製品など検査対象を多様化して、

- インターネット購入代行業者などに、海外直輸入危険食品を販売しないように安全責任を付与する法令の改正を推進する。

 

□ 食薬処は、今後、消費者が海外直輸入食品購入時に必要な情報を簡単にアクセスできるように、モバイルウェブを開発する予定であり、

○ 海外直輸入を通じて購入する製品は、正規輸入手続きを経ていない安全性が確認されていないので、国内搬入遮断製品の有無を事前に確認するなど注意が必要であると要請しました。

- 不正物質などが検出された危険食品148製品の詳細については、食品安全国(foodsafetykorea.go.kr)と輸入食品情報床(impfood.mfds.go.kr)「危害食品遮断リスト」で確認することができます。

(このサイトに製品名と写真あり)

 

[MFDS]オンライン流通「乾燥海苔」から甘味料検出 

農水産物安全政策課 2021-02-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45094

□ 食品医薬品安全処は、オンラインショッピングモールなどで販売されている乾燥海苔128製品を検査した結果、ホルモン海苔*(モツ海苔)27製品と、一般海苔3製品から甘味料であるサッカリンナトリウム(食品添加物)が検出され、該当製品の販売中断及び回収措置をし、該当業者は「食品衛生法」違反で告発などの措置を行う予定。

* 韓国固有品種で寒さに弱く、10月中旬から11月中旬までの一ヶ月程度で収穫する品種で甘みが特徴である高級品種

*形が豚ホルモンのように長く曲がりくねっているので「ホルモン海苔(モツ海苔)」と呼ばれ有名になった「アマノリ」のこと。

○ サッカリンナトリウムは食品添加物であるが、天然水産物には使わないように規定しているが、一部の乾燥海苔業者が甘みを出すために使用しながらも、自然のままの「海苔」であるかのように偽って販売した。

- サッカリンナトリウムは、チューインガム、漬物、ポン菓子等の製造・加工中、甘みを出すために使われており、今回検出された量(0.005〜0.592g / kg)は、加工食品に許された水準で、リスク評価結果*人体危害懸念がないと確認された。

* 韓国国民の乾燥海苔一日摂取量をもとに、サッカリンナトリウムの暴露(摂取)量を評価した結果、人体暴露(摂取)許容量(5mg / kgbw / day)に対し比0.003〜0.331%で非常に低い水準である

 

[MFDS]残留農薬基準超過輸入緑豆回収措置 

輸入流通安全課 2021-02-25

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45090

□ 食品医薬品安全処は、市中で販売中である一部ミャンマー産「緑豆」で、残留農薬(チアメトキサム)が基準値(0.01㎎/㎏)を超え検出(0.04㎎/㎏)され、該当製品を販売中断して回収措置した。

 

 

[RIVM]オランダの状況は心配なまま

Situation in the Netherlands remains concerning

03/16/2021 -

https://www.rivm.nl/en/news/situation-in-the-Netherlands-remains-concerning

3月10-16日の週のCOVID-19検査陽性者は39527人でその前の週の25%増。

(でもアストラゼネカのワクチンは止めている)

 

[ProMED]COVID-19更新(第102報):中国、起源、養殖野生生物疑い

COVID-19 update (102): China, origin, farmed wild animals susp.

2021-03-16

https://promedmail.org/promed-post/?id=8251684

Date: Mon 15 Mar 2021 Source: WBUR News (NPR) [abridged, edited]

WHOの調査チームのメンバーが中国南部の野生生物農場がCOVID-19パンデミックの起源である可能性が最も高いと言う。中国はその農場を2020年2月に閉鎖した、とPeter Daszakはいう。WHOの中国調査でこの野生生物農場から武漢シーフード卸市場に商品が納入されていた新しい根拠を発見した。この野生生物農場は中国政府が20年ほど推進してきたもので、ジャコウネコ、ヤマアラシ、センザンコウ、アライグマ、タケネズミなどの野生生物を捕獲して育てている。中国政府は田舎の貧困対策として野生生物の養殖を推進してきた。それは成功して2016年には野生生物農場で1400万人が働き700億ドルの産業になっていた。しかし2020年2月24日に中国政府は180度転換した。彼らは野生生物を食品として飼うのを止めると言った。政府は農場を閉鎖し動物たちの安全な殺し方を指示した。何故そうしたのだろう?Daszakはこの農場が漏出点だと考えている

(編集者注として中国政府は外国からの輸入が起源だという説を推している。WHOの報告書の発表は当初予定ではもうすぐだが)

 

[MPI]MPIは新しいオーガニック制度に意見募集

MPI seeks feedback on a new organic regime       

15 Mar 2021

https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/mpi-seeks-feedback-on-a-new-organic-regime/

2021年6月8日まで意見募集

 

[WHO]新しい研究がCOVID-19パンデミック中に新生児と母親を分離することのリスクを強調

New research highlights risks of separating newborns from mothers during COVID-19 pandemic

16 March 2021

https://www.who.int/news/item/16-03-2021-new-research-highlights-risks-of-separating-newborns-from-mothers-during-covid-19-pandemic

母子を一緒にしつづけることが125000以上の命を救う可能性がある

Lancet EclinicalMedicineに発表された研究が新生児は産まれた後親と密接に接触することを確実にするのが極めて重要であろうと強調する。特に低体重で産まれたり早産の場合は。しかし多くの国でCOVID-19感染や疑いがあると新生児と母親が離されている。

 

[NASEM]COVID-19を脱する:世界中の対応からの教訓-シンデミックウェビナー

Moving Past COVID-19: Lessons Learned from Responses around the World - Syndemics Webinar

https://www.nationalacademies.org/event/03-17-2021/moving-past-covid-19-lessons-learned-from-responses-around-the-world-syndemics-webinar

米国と海外のCOVID-19対応を広範に検討する一連のセミナーの最初のもの。ヒト健康と世界の発展に与えるパンデミックの広範な影響;成功と失敗;政府、公衆衛生システム、民家部門、地域が将来のアウトブレイクに備えて回復力を上げるために取り入れるべき重要な検討事項を議論する。最初の導入セッションでは「シンデミック」アプローチが何を意味するのかをとりあげる

(医療、健康、行動科学、社会学、政策科学のトピックスを含む。アメリカでは特に、既存の社会的不平等が大きな要因であると認識。それはおそらくどこでもそうで、病気の生物学的性質を知るだけではベストな対策ができない)

 

論文

-研究が一部の空気清浄機の安全上の懸念を明らかにする

Study uncovers safety concerns with some air purifiers

16-MAR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-03/csu-sus031621.php

一部の空気清浄機は空気中有害化合物を増やすかもしれない

Building and Environmentに発表された研究。イオン化装置などを使って細菌や真菌、ウイルスを殺すと宣伝されている空気清浄機が多数販売されているが、試験条件が不適切だったり用語が混乱していたり安全性と有効性に関するピアレビューされた研究がなかったりと問題が多い。研究者らは市販の空気清浄機で実験を行った。イオン化装置つき空気清浄機は空気中PM2.5の全体濃度にはほとんど影響しなかった。

 

その他

-Scienceニュース

200近くの論文がある架空のフランス人研究者Camille Noûsとは誰?

Who is Camille Noûs, the fictitious French researcher with nearly 200 papers?

By Cathleen O’Grady Mar. 16, 2021

https://www.sciencemag.org/news/2021/03/who-camille-no-s-fictitious-french-researcher-nearly-200-papers

Camille Noûsが研究シーンに現れたのは1年前で、フランスの科学政策に抗議する公開文書の署名だった。それ以降Noûsは180の全く異なる分野の論文の著者となってきた。しかしNoûsは実在する人物では無い。これを考えついたフランスの研究擁護団体RogueESRによると、それは意図的に、しばしば雑誌の編集者が知らないうちに、個人主義への抗議として論文に加えられた。しかしこの運動はナイーブで倫理的に問題がある、とノースカロライナ大学の生命倫理学者Lisa Rasmussenがいう。それは著者責任の基本原則を無視し、一部の雑誌編集者はこのような抗議には賛成しかねる。

RogueESRは過去1年、フランスの研究改革法に反対してきた。それは新たなタイプの臨時研究職を導入し、学問の自由を脅かし、研究の成果を論文数や引用数で評価することで個人の成果を過剰に強調して研究文化にダメージを与えるという。その抗議活動の中で著者名に架空の人物を入れて何百もの論文の著者になれば文献計量学的指標が歪められて個人の成果を評価することの馬鹿馬鹿しさを示せるという考えをおもいついた。

しかしこれは危険な倫理領域に踏み込んでいる。著者名には責任が伴う。Noûsには誰も責任がない。

 

-アストラゼネカのCovid-19ワクチンの奇妙な事例

The curious case of AstraZeneca’s Covid-19 vaccine

By Matthew Herper  March 15, 2021

https://www.statnews.com/2021/03/15/the-curious-case-of-astrazenecas-covid-19-vaccine/

アストラゼネカのCovid-19ワクチンが、欧州の国が血栓報告を懸念して次から次にパニックのように一時的中断をして、信頼の危機に直面している。

デンマーク、アイスランド、ノルウェー、そしてアイルランド、フランス、ドイツ、イタリア。

欧州の規制機関と専門家はワクチンのベネフィットのほうがリスクより大きいと主張する。副反応を報告した人の数は少なく、因果関係は確立していない。

しかし専門家は多くの国の一時停止の決定が、人々にワクチンを受けることを信頼してもらうことを困難にする可能性があると心配している。懸念は誇大宣伝である可能性があり、欧州諸国の対応は早かった。この決定は例え一時的であっても波及効果がある。

EMAはこうした決定を受けてワクチンのリスクを分析する「普通でない会合」を呼びかけた。EMAの見解は変わっていない。オックスフォード大学の統計学名誉教授Richard Peto卿は、ハザードについての良い根拠は無く、最初に懸念を表明したノルウェー医薬品庁は血栓の背景リスクを考慮していないことを懸念する。仮にワクチンが高齢者の血栓リスクを減らしたとしても、血栓は起こりうる、とPetoは指摘する。「ハザードについての重大な根拠無く記者発表で明確なハザードの根拠だととられることを言うべきではない」

ワクチンには副反応はよくあり多くの人がワクチンを接種すれば誰かは偶然副作用のような経験をするだろう。

しかし一部の人にとっては、予防接種を受けた後に何かが起こったのを見たら、ワクチンが原因でないとは信じられないのだ。パンデミックを止めるのに役立つ可能性のあるワクチンを失うリスクがある。それは1990年代のライム病ワクチンで実際におこった。

現在各国の対応によりアストラゼネカのワクチンへの信頼性が低下している。米国ではまだアストラゼネカのワクチンは認可申請されていない。米国での臨床試験の結果を待っているのだろう。安全で有効なワクチンがたくさん存在することが世界にとって良いことである。米国の試験でアストラゼネカのワクチンへの疑問や懸念が晴れることを期待する。