2021-03-29

[FDA] 急性非ウイルス性肝炎調査-「リアルウォーター」ブランドのアルカリ水

Investigation of Acute Non-viral Hepatitis Illnesses – “Real Water” Brand Alkaline Water (March 2021)

03/26/2021

https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/investigation-acute-non-viral-hepatitis-illnesses-real-water-brand-alkaline-water-march-2021

FDAはCDCとネバダ州南部保健地区とともにネバダ州の数多くの急性非ウイルス性肝炎報告を調査している。

2020年3月25日、会社の回収で報告された情報に加え、FDAは3ガロン及び5ガロン容器のリアルウォーターブランドの飲用水がユタ州で流通している事がわかった。

企業の協力が欠如しており、FDAはネバダ州ヘンダーソン及びアリゾナ州メサの「リアルウォーター」社の施設の調査を完了することができず、要求した記録も提供されていない。結果として、3月23日と3月25日にFDAは連邦食品・医薬品・化粧品法の第414条に基づき記録の要求を発令した。

「リアルウォーター」ブランドのアルカリ水の消費のみがこれまでこれらの症例すべてで確認された共通点である。このブランドのアルカリ水はアリゾナ州メサに本社のあるリアルウォーター社の所有である。

この調査は継続中であるが、疫学情報は現在アルカリ水製品がこの疾患の原因の可能性があることを示す。

このアウトブレイク調査は継続中のため、FDAは詳細情報を入手次第、この助言を追加更新する予定である。

助言

消費者、レストラン業者及び販売業者は疾患の原因について詳細がわかるまで、「リアルウォーター」のアルカリ水の飲用、調理、販売あるいは提供をすべきでない。さらにFDAはペットにもこのアルカリ水を与えるべきでないと助言する。これらの製品は以下を含むがそれだけではない:5ガロン及び3ガロン容器(家庭用宅配/定期利用販売)、様々なサイズのボトル(オンラインや店舗販売)、及び「リアルウォーター」濃縮(オンライン販売)。

会社のプレスリリースによると、回収対象のアルカリ水製品は全国で販売されているが、5-ガロン容器は以下の地域で販売されていた:ネバダ州ラスベガス広域圏、中央カリフォルニア沿岸地域(カリフォルニア州ロサンゼルス北部及びサンタバーバラ以南)、アリゾナ州フェニックス。

また、会社のプレスリリースによると、1.5リットル、1リットル、500 ミリリットル及び1ガロンのそのまま飲めるアルカリ水ボトル類と4オンスの濃縮製品を含む。

非ウィルス性肝炎を含めすべての種類の肝炎の症状は類似しており、発熱、倦怠感、食欲減退、吐気、嘔吐、腹痛、暗色尿、粘土色あるいは灰色の排便、関節痛、黄色い目及び黄疸がある可能性がある。これらの症状は医師に相談すべきである。

症例数

総疾患数:5例

入院数:5例

死亡件数:0件

最新疾患発症日:11/29/2020

症例のある州:ネバダ州(5例)

お役立ちリンク

・アウトブレイク時の販売業者及び消費者への食品安全助言

https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/food-safety-tips-consumers-retailers-during-outbreak-foodborne-illness

・リアルウォーター社回収

(https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/real-water-inc-issues-precautionary-recall-all-sizes-real-water-brand-drinking-water-due-possible)

・連絡先

(https://www.fda.gov/food/outbreaks-foodborne-illness/investigation-acute-non-viral-hepatitis-illnesses-real-water-brand-alkaline-water-march-2021#contact)

以前の情報

(略)

 

[ANSES]ビスフェノールB、ヒトと環境への内分泌攪乱物質

Bisphenol B, an endocrine disruptor for humans and the environment

9/03/2021

https://www.anses.fr/en/content/bisphenol-b-endocrine-disruptor-humans-and-environment

EU外では、ビスフェノールBを、内分泌かく乱の特性が現在広く認識されている物質であるビスフェノールAの代替品として使用する国もある。だが、ビスフェノールBは同様に、あるいはむしろやや強い内分泌かく乱性がある。これらの特性の同定を受けて、ANSESは、ビスフェノールA同様、ビスフェノールBを欧州REACh規則で高懸念物質と特定するよう提案している。この分類の目的は、欧州大陸でのビスフェノールAの代替品としてのこの物質の産業使用を防ぐことと、消費者製品の輸入業者に0.1%の閾値を超える濃度の存在を言明するよう求めることである。

ビスフェノールB、ヒトや環境の内分泌かく乱物質

ANSESはフランス国家内分泌かく乱物質戦略の一環で、ビスフェノールBの内分泌かく乱の可能性を評価した。入手可能な科学的データを基にして、ANSESは、WHOの定義や欧州委員会の2013年の助言により、この物質が内分泌かく乱物質として定義されるのに必要なすべてのハザード基準を満たしていることを確立した。つまり:

・内分泌活性:ビスフェノールBは、エストロゲン―女性ホルモン―の産生を増加させ、エストロゲン受容体を活性化するエストロゲン作用がある。

・男性の生殖器系を変えることによる有害影響:毎日の精子生産量の低下:男性の生殖器官の相対的な重量の減少;

・内分泌活性と上記の有害影響との生物学的にもっともらしい関連性

これらの影響はげっ歯類や魚で一貫して観察され、同じ量ですでに内分泌かく乱物質として欧州で確認されたビスフェノールAの影響と同様あるいはわずかにおおきいことすらある。ビスフェノールBはヒトの健康に重大な影響があり、環境中の種の安定性を変える可能性がある。

さらに、ビスフェノールBの暴露影響は、同様にヒトや環境が暴露される可能性のあるビスフェノールAやSなど、同じ特性を持つ他のビスフェノールとで累積される可能性がある。はるかに広範囲に研究されているビスフェノールAとの類似性により、ビスフェノールBが男性の生殖や代謝に関してなど他の影響を誘発し、環境中のかなりの数の種に影響を与える可能性が指摘されている。

ビスフェノールBによるビスフェノールAの望ましくない代替の防止

ビスフェノールBは現在、多くの国々で、いくつかの用途でビスフェノールAとビスフェノールSの代替品として使用されており、特に米国では特定の食品と接触するコーティングやポリマーに使用される間接的添加物として登録されている。欧州では化学物質としての製造や使用はREACh規則で登録されていないが、欧州の人々の生物学的サンプルや中国の環境媒体から見つかっている。

ビスフェノールB  の内分泌かく乱性は、ANSESがそれを高懸念物質(SVHC)として特定することを提案するにはREACh規則の定義では十分な懸念がある。

この同定の目的はビスフェノールAの代替品としてビスフェノールBの使用や製造の開発を防ぐことである。

消費者製品の輸入業者にも0.1%の閾値を超える濃度での存在を言明することが求められる。

ANSESが提案した同定文書は4月23日まで欧州化学庁(ECHA)のウェブサイトのパブリックコメント募集で入手可。

このアプローチは、化学構造や影響がビスフェノールAやBと同様の、他のビスフェノールにも拡大される可能性がある。

追加情報

・内分泌かく乱の特性のためビスフェノールBを高懸念物質(SVHC)と同定することについてのANSESの意見

ANSES opinion on the identification of bisphenol B as a substance of very high concern (SVHC) for its endocrine-disrupting properties.

https://www.anses.fr/fr/system/files/REACH2019SA0221.pdf

・ビスフェノールグループ化合物のハザード評価に関する記事参照

Read our article on assessment of the hazards of bisphenol-group compounds

https://www.anses.fr/en/content/assessment-hazards-bisphenol-group-compounds

・ビスフェノールAへの潜在的な代替案に関する記事参照

Read our article on potential alternatives to bisphenol A

https://www.anses.fr/en/content/potential-alternatives-bisphenol

 

[EU]RASFF Week 12-2021

警報通知(Alert Notifications)

トルコ産英国で生産しフランスで包装したオレガノのピロリジジンアルカロイド(8895 µg/kg)、インドネシア産割れナツメグのオクラトキシンA (24.3 µg/kg)、サウジアラビア産オランダ経由デーツを詰めたクッキーのグリシジルエステル類(4839 µg/kg)、インドネシア産フランス経由黒コショウのアフラトキシン(B1 = 9.5 µg/kg)、スペイン産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 21; Tot. = 33 µg/kg)、

注意喚起情報(information for attention)

チェコ共和国産食品サプリメントの2,4-ジニトロフェノール (DNP)、トルコ産2,4-ジニトロフェノール (DNP)、中国産鉄のフォークのクロム(0.4 mg/kg)、マレーシア産プラスチック皿からの高濃度の総溶出量(35.72 mg/dm²;34.95 mg/dm²)、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ産ミツバチ用飼料の未承認飼料添加物:タイムセルピルム・セイヨウイラクサ・キダチハッカ・セージ・ローズマリーの抽出物およびオイル、トルコ産飼料用第一リン酸カルシウム粉末のフッ素高含有(4500 mg/kg)、インド産英国経由粉末クミンの未承認物質クロルピリホス(0.052 mg/kg)、中国産竹製カップからのホルムアルデヒド(18.0 mg/kg)およびメラミン(5.2 mg/kg)の溶出、インド産有機粉末ショウガの未承認物質エチレンオキシド(1.7 mg/kg)、米国産英国から発送した食品サプリメントの未承認新規食品成分(カシグルミ、Eria Jarensis 抽出物)・未承認物質β-アラニン・フェネチルアミン(6770 mg/kg)・2‐アミノ‐6‐メチルヘプタン(DMHA) (7180 mg/kg)および未承認新規食品成分インドジャボクの根抽出物、トルコ産ハーブ入りハチミツ/砂糖ベースペーストの未承認物質シルデナフィル(3720 mg/kg)、エクアドル産冷凍バナメイエビの亜硫酸塩高含有(225 mg/kg)、産出国不明英国から発送した木の取っ手付きナイロン製フライ返しからの一級芳香族アミンの溶出(9.1510, 4.0622, および3.9855 mg/kg)、トルコ産ミネラルウォーターのホウ素高含有(8 mg/l)、インド産ワサビノキ(Moringa oleifera)の未承認物質モノクロトホス(0.13 mg/kg)およびアセフェート(0.19 mg/kg)、トルコ産スロバキア経由レモンのプロクロラズ(2.1 mg/kg)、ペルー産リトアニア経由赤いブドウの未承認物質イプロジオン(0.1 mg/kg)、カナダ産英国経由食品サプリメントの未承認新規食品成分カワラタケ・デンドロビウム・ノビル・2‐ジメチルアミノエタノール(DMEA) (4880 mg/kg)・エリンギおよびサナギタケ、エクアドル産冷凍カツオのカドミウム(0.27 mg/kg)、マレーシア産プラスチックスプーンからの高濃度の総溶出量(23.1 mg/dm²)、ベトナム産スパイス入り乾燥麺の未承認物質トリシクラゾール(0.026; 0.034 mg/kg)、

フォローアップ用情報(information for follow-up)

スペイン産チルド真空パックキハダマグロロインのアスコルビン酸(E300) (398 mg/kg)未承認、オーストリア産CBD抽出物のテトラヒドロカンナビノール(THC) (251 mg/kg)、中国産ポーランド経由焼きのりのヨウ素高含有(75.7 mg/kg)、スイス産CBDオイルの未承認新規食品成分カンナビジオール(CBD)、中国産デンマーク経由ベビー用シリコーンカップからの揮発性有機化合物の溶出(1.1 %)、中国産リジン硫酸塩の禁止物質ロニダゾール(34 µg/kg)、トルコ産赤いグレープフルーツの未承認物質クロルピリホス-メチル(0.027 mg/kg)、

通関拒否通知(Border Rejections)

ウガンダ産ペッパーの未承認物質エチレンオキシド(2.03 mg/kg;0.31 mg/kg)、トルコ産ペッパーの未承認物質クロルピリホス-メチル(0.252 mg/kg)、モロッコ産チルドメカジキの水銀(1.556 mg/kg)、エジプト産ピーナッツのアフラトキシン(B1 = 25; Tot. = 30 / B1 = 40; Tot. = 50 µg/kg)、オーストラリア産未承認新規食品エミュオイルカプセル、インドネシア産ナツメグのアフラトキシン(B1 = 43.4; Tot. = 48.8 µg/kg)、フィリピン産ココナッツゼリーと赤い椰子の実シロップの着色料アルラレッドAC(E129)の未承認使用、イラン産ゴマ種子のアフラトキシン(B1 = 38.0; Tot. = 40.0 µg/kg)、トルコ産ビスケットのアクリルアミド高含有(726.4 µg/kg)、イラン産香港から発送した殻をとったピスタチオのアフラトキシン(B1 = 32.6; Tot. = 36.0 µg/kg)、トルコ産ペッパーのタウ-フルバリネート(0.259 mg/kg)及び未承認物質カルベンダジム(0.528 mg/kg)、イラン産香港経由殻をとったピスタチオのアフラトキシン(B1 = 69; Tot. = 70 mg/kg)、インド産冷凍バナメイエビの禁止物質ニトロフラン(代謝物質)フラゾリドン(AOZ) (2.48 µg/kg)、

 

ゴマ製品のエチレンオキシドの検出:警報通知 4件、注意喚起情報 2件

 

[SFA]地元生産物の品質を保証するため持続可能な都市農業に関する新たなクリーン及びグリーン基準

New Clean and Green Standard on sustainable urban farming practices to assure quality of local produce

16 March 2021

https://www.sfa.gov.sg/docs/default-source/default-document-library/joint-media-release---new-clean-and-green-standard-on-sustainable-urban-farming-practices-to-assure-quality-of-local-produce.pdf

SFA、シンガポール企業庁(ESG)、シンガポール製造連合-標準開発機関(SMF-SDO)及びシンガポールRepublic Polytechnic(RP)は共同でし、「SS 661: クリーン及びグリーン都市農園–農業規格」として知られる地元農業向けの新基準を開始した。

 

[MPI]持続可能性策により新たに魚の捕獲量基準を設定する

Sustainability measures set new fishing limits

26 Mar 2021

https://www.mpi.govt.nz/news/media-releases/sustainability-measures-set-new-fishing-limits/

MPIは14の魚種資源に対し捕獲基準の変更及び年間を通してオークランド東沿岸Cockle Bay/Tuwakamanaの貝類捕獲の閉鎖を発表した。

 

[FSA]食品サプリメント

Food supplements

24 March 2021

https://www.food.gov.uk/business-guidance/food-supplements

食品サプリメントについて、また、食品事業者がするべきことの情報更新。

 

[FSA]包装と表示

Packaging and labelling

24 March 2021

https://www.food.gov.uk/business-guidance/packaging-and-labelling

食品事業者が守らなければならない包装と表示に関する法的要件の情報更新。

 

[ヘルスカナダ] 助言:未承認の製品は深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある

Unauthorized products may pose serious health risks

March 26, 2021

https://healthycanadians.gc.ca/recall-alert-rappel-avis/hc-sc/2021/75221a-eng.php

ヘルスカナダは精力剤、減量用、活力剤あるいは「ポッパーズ」として販売されている未承認の健康製品には危険な成分が含まれている可能性があり、深刻な健康リスクを引き起こす可能性がある健康製品に関して市民に助言し、情報を更新している。掲載の製品はCardarine、SARMs、シルデナフィル、タダラフィルを含む。製品写真あり。

 

[CFIA] 食品安全警告- Our Father's FarmブランドのExtremely Bitter Apricot Kernels製品の消費はシアン化物中毒を引き起こす可能性がある

Food Safety Warning - Consumption of Our Father's Farm brand Extremely Bitter Apricot Kernels may cause cyanide poisoning

March 26, 2021

https://inspection.canada.ca/food-recall-warnings-and-allergy-alerts/2021-03-26/eng/1616809509824/1616809515601

CFIAは天然の毒素アミグダリンのため上記アプリコットカーネル製品を消費しないよう市民に警告している。製品写真あり。

 

[FSAI] ThemraブランドのEpimedyumlu Bitkisel Karisimli Macunがシルデナフィルのため一部回収措置

Recall of a Batch of the Themra Brand of Epimedyumlu Bitkisel Karisimli Macun due to the Presence of Sildenafil

Friday, 26 March 2021

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/themra_epimedyumlu_bitkisel_karisimli_macun.html

オンライン販売のトルコ産ThemraブランドのEpimedyumlu Bitkisel Karisimli Macun(イカリソウとハーブ混合のペースト)はシルデナフィルのため回収措置。製品写真あり。

 

[FSAI] SMA Wysoy乳幼児用調整粉乳は青いプラスチック片の混入のため一部回収措置

Recall of Some Batches of SMA Wysoy Infant Formula Powder Due to Pieces of Blue Plastic

Friday, 26 March 2021

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/SMA_Wysoy.html

Nestlé UK and Irelandは、青いプラスチック片の混入のため米国産SMA 大豆タンパク質ベースのWysoy乳幼児用調整粉乳の回収措置。製品写真あり。

 

[FSAI] 欧州連合の食品安全システムにおける透明性と持続可能性に関する新規則

New Rules on Transparency and Sustainability in the EU Food Safety System

Friday, 26 March 2021

https://www.fsai.ie/news_centre/transparency_regulation_26032021.html

食品チェーンにおける欧州連合のリスク評価の透明性と持続可能性に関する新たな規則が2021年3月27日から適用になる。

 

[ODS] ファクトシート更新

Dietary Supplement Fact Sheets

-Fact Sheet for Consumers

https://ods.od.nih.gov/factsheets/list-all/

アメリカ人のための食事ガイドラインの最新版へのリンク付け

パントテ酸、リン、マンガン、モリブデン、ナイアシン、マグネシウム、マルチビタミン、オメガ-3脂肪酸、カリウム、プロバイオティクス、リボフラビン、セレン、チアミン、亜鉛

 

-Fact Sheet for Health Professionals

March 26, 2021

https://ods.od.nih.gov/factsheets/list-all/

1日摂取量の更新、アメリカ人のための食事ガイドラインの最新版へのリンク付け

ビタミンA、ビタミンB12、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、マルチビタミン、ナイアシン、オメガ-3脂肪酸、パントテ酸、リン、カリウム、リボフラビン、セレン、チアミン、亜鉛

 

[FDA]リコール

-Trident Seafoodsのパシフィックサーモンバーガー回収 - 公示

Trident Seafoods Recalling Pacific Salmon Burger - Public Notice

March 27, 2021

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/trident-seafoods-recalling-pacific-salmon-burger-public-notice

Trident Seafoods Corporationは金属片混入の恐れがあるため、パシフィックサーモンバーガーNet Wt. 3 lbs. (48 oz.)を自主回収している。製品写真あり。

 

-Namoo Enterprise LLCは表示されない成分シルデナフィル及びタダラフィルのためPremierZen Black 5000を全国的な自主回収を発表する

Namoo Enterprise LLC Issues Voluntary Nationwide Recall of PremierZen Black 5000 Due to the Presence of Undeclared Sildenafil and Tadalafil

March 26, 2021

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/namoo-enterprise-llc-issues-voluntary-nationwide-recall-premierzen-black-5000-due-presence

Namoo Enterprise LLCは表示されない成分シルデナフィル及びタダラフィルのため、すべてのPremierZen Black 5000カプセルを自主回収している。製品写真あり。

 

-S&B Shopper LLCは表示されない成分シルデナフィル及びタダラフィルのためImperial Extreme 2000mgを全国的な自主回収を発表する

S&B Shopper LLC Issues Voluntary Nationwide Recall of Imperial Extreme 2000mg Due to Presence of Undeclared Sildenafil and Tadalafil

March 25, 2021

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/sb-shopper-llc-issues-voluntary-nationwide-recall-imperial-extreme-2000mg-due-presence-undeclared

S&B Shopper LLCは表示されない成分シルデナフィル及びタダラフィルのため、すべてのImperial Extreme 2000mgを自主回収している。製品写真あり。

 

[DHSC]公衆衛生システムを変換する

Transforming the public health system

29 March 2021

https://www.gov.uk/government/publications/transforming-the-public-health-system

健康増進を政府の中心課題にし、地域に深く根ざした予防と健康推進を

 

-国の健康を向上させるための新たな健康増進事務所

New Office for Health Promotion to drive improvement of nation’s health

29 March 2021

https://www.gov.uk/government/news/new-office-for-health-promotion-to-drive-improvement-of-nations-health

新しく健康増進事務所Office for Health Promotionが肥満対策、精神衛生向上、運動促進を主導する

 

[IARC]ゲンチアナバイオレット、ロイコゲンチアナバイオレット、マラカイトグリーン、ロイコマラカイトグリーン、CIダイレクトブルー 218の発がん性のIARCモノグラフ評価

IARC Monographs evaluation of the carcinogenicity of gentian violet, leucogentian violet, malachite green, leucomalachite green, and CI Direct Blue 218

26 March 2021

https://www.iarc.who.int/news-events/iarc-monographs-evaluation-of-the-carcinogenicity-of-gentian-violet-leucogentian-violet-malachite-green-leucomalachite-green-and-ci-direct-blue-218/

The Lancet Oncologyに評価結果を発表

ゲンチアナバイオレット、ロイコマラカイトグリーン、CIダイレクトブルー 218はグループ2B

ロイコゲンチアナバイオレット、マラカイトグリーンはグループ3(分類できない)

(バイオレットとグリーンでロイコ体との評価結果が逆になるの、わかりにくい。文献の有無だけが理由で化合物の構造変化(還元)としては同じなのに)

-Q & A

https://www.iarc.who.int/faq/monographs-volume129-gentian-violet-leucogentian-violet-malachite-green-leucomalachite-green-and-c-i-direct-blue-218/

-インフォグラフィクス

https://www.iarc.who.int/infographics/monographs-evaluation-carcinogenicity-gentian-violet-leucogentian-violet-malachite-green-leucomalachite-green-and-ci-direct-blue-218/

 

[FSA]FSAブログ

FSAアレルギーシンポジウム2021を振り返って

Reflections on the FSA Allergy Symposium 2021

Emily Miles, Chief Executive, Posted on:24 March 2021

https://food.blog.gov.uk/2021/03/24/reflections-on-the-fsa-allergy-symposium-2021/

2年目で参加者120人以上。トピックの一つは予防的アレルゲン表示(PAL)で、これが表示されているものに一貫性がなく、食品過敏症の人の中にはこのせいで食べることができない人もいる。今後関係者に意見を聞く予定

 

[PMRA]PMRA年次報告書2019–2020

Pest Management Regulatory Agency Annual Report 2019–2020

2021-03-18

https://www.canada.ca/en/health-canada/services/consumer-product-safety/reports-publications/pesticides-pest-management/corporate-plans-reports/annual-report-2019-2020.html

・新規活性成分12、最終製品25、ジェネリック62、新規マイナー使用299、緊急登録7

・合同レビュー4

・再評価16完了、10提案

・特別レビュー1完了3提案

・農薬インシデント報告1672件と学術論文42を受取った

・査察1526件、違反1695件と違反対応1606、法令遵守推進活動257

 

[FSANZ]食品基準ニュース

Food Standards News March 2021

https://mailchi.mp/21c747416c7b/food-standards-news-march-2021?e=21527ddb09

-GM食品ファクトシート、

Fact sheets on GM foods

https://www.foodstandards.gov.au/consumer/gmfood/Pages/Fact-sheets-on-GM-foods.aspx

-食品リコール統計

Food recall statistics

https://www.foodstandards.gov.au/industry/foodrecalls/recallstats/Pages/default.aspx

-イースターのシーフード安全性、

-2021年思考の糧シリーズ

https://www.science.org.au/news-and-events/events/public-speaker-series/food-thought-2021

テーマはGM食品、腸の健康、代替食料源、食料安全保障、食品と栄養の未来

 

その他

-Scienceニュース

希な血栓疾患がアストラゼネカのCOVID-19ワクチンへの世界の期待を曇らせるかもしれない

A rare clotting disorder may cloud the world's hopes for AstraZeneca's COVID-19 vaccine

By Kai Kupferschmidt, Gretchen VogelMar. 27, 2021

https://www.sciencemag.org/news/2021/03/rare-clotting-disorder-may-cloud-worlds-hopes-astrazenecas-covid-19-vaccine

アストラゼネカのCOVID-19ワクチンへの視線が米国に集まった今週、大西洋の反対側では新たな安全上の懸念が持ち上がった。ドイツの血栓症専門家Andreas Greinacher等のグループが「ワクチン誘発性プロトロンビン性免疫血小板減少症VIPIT」と呼ぶ疾患の診断と治療法の論文をプレプリントサーバResearch Squareに投稿した。複数の科学者がワクチンが希な一連の症状を引き起こすと確信している。二つのドイツの医学会がGreinacherを賞賛するプレスリリースを出している

(中国やロシアのワクチンでこのレベルの精査が行われているかというと疑問なのだがそれはデータがない、で話題にならない。)

 

インドで再びCOVID-19が急増。ワクチンはそれを止められるか?

COVID-19 is soaring again in India. Can vaccines stop it?

By Vaishnavi Chandrashekhar Mar. 26, 2021 ,

https://www.sciencemag.org/news/2021/03/covid-19-soaring-again-india-can-vaccines-stop-it

インドの患者報告数は2月半ばの毎日11000件程度から今週毎日5万以上に増加した、その半分がムンバイを首都とするマハラシュトラ州である

ワクチンは2種類を製造しているがこれまで最低一回接種したのは13億の人口のうちの5%以下である

 

-コンシューマーラボ

エキストラバージンオリーブオイルレビュー

Extra Virgin Olive Oil Review

Initially Posted: 03/26/2021

https://www.consumerlab.com/reviews/extra-virgin-olive-oil-review/evoo/

ほとんどが失格

人気の10ブランド製品を検査。ポリフェノール含量は149 mg/kg-436 mg/kg

 

-Geert Vanden Bossche博士による最後の審判の日の預言

The Doomsday Prophecy of Dr. Geert Vanden Bossche

Jonathan Jarry M.Sc. | 24 Mar 2021

https://www.mcgill.ca/oss/article/covid-19-critical-thinking-pseudoscience/doomsday-prophecy-dr-geert-vanden-bossche

インターネットでCOVID-19ワクチンが人類を滅亡させると恐ろしい話をしているベルギーのウイルス専門家。パニックになる必要はない

不完全なワクチンでウイルスが危険なものに変異するといった主張を含む。完全に嘘ばかりではなく事実を含む。獣医師専門家としてそれなりの地位にいたことは事実。論文発表は1995年が実質的に最後。2017年の論文は搾取的雑誌での自説の主張。自分を「人類の守護者」「ガリレオ」に例える

 

-コカイン-自然の災難

Cocaine - A Natural Scourge

Joe Schwarcz PhD | 25 Mar 2021

https://www.mcgill.ca/oss/article/environment-general-science/cocaine-natural-scourge

昨年農業展示会で見ていたとき、各種農業用品の他に多数のビデオ監視装置が展示されていた。販売員によると、農家が肥料として保管しているアンモニアを違法薬物生産者がコカイン遊離塩基を作るのに使うので盗難を監視するためだという。しかしコカイン使用の増加を見ると監視カメラはあまり役に立っていないようだ。カナダではアルコールを除くとコカインが最も大きな犯罪コストになっている。

コカインはerythroxylumコカの植物の天然成分である。その葉は南米先住民が咬んで使っていた。現在は南米各国で主に違法に栽培され米国に密輸されている。加工はまず最初にジャングルの中の初歩的ラボで葉をガソリンにつけてコカインを抽出するところから始まる。溶液を濾過して酸を加えるとコカイン塩ができる。ガソリン層から分離したこの酸性の層に塩基、通常重曹、を入れると不純物の多いコカイン「遊離塩基」(フリーベース、コカインの俗称)ができる。それがコロンビアに出荷されて精製される。アセトンまたは酢酸エチルに溶解して濃塩酸を加えて結晶化して塩酸コカインを得る。この塩酸コカインは嗅いだり水に溶かして注射したりされる。加熱すると壊れるので吸うことはできない。塩基と反応させることで揮発性の「フリーベース」になり吸入できるようになる。

コカインの北米への流入を抑制するために多くの努力が行われてきた。10年前にコロンビアはコカの栽培畑に除草剤グリホサートを空中散布する計画を始めた。しかしこれが2015年にIARCがグリホサートを「発がん性の可能性」に分類したために中止された。そしてコカイン乱用の害が増加しコロンビア政府は再開を検討しているが反対運動に直面している。問題は別にもあり、グリホサート耐性の「スーパーコカ」が出てきたことである。可能性としては農家が選択してきたことと、もう一つ、地下実験室でGMコカを作っている可能性がある

(一部のみ)

 

-米国のワクチン拒否、受容、そして需要に関するLancet委員会発表

Announcing the Lancet Commission on Vaccine Refusal, Acceptance, and Demand in the USA

THE LANCET COMMENT| VOLUME 397, ISSUE 10280, P1165-1167, MARCH 27, 2021

これまで米国の反ワクチン運動は一般的に社会の辺縁で行われてきたが、今やインターネット上の政治運動と増幅でリーチを拡大してきている。外国からの攻撃も合流してインターネットでは組織的デマの方が多くなっている。リバタリアンや極右によるいわゆる「健康の自由」を謳う政治運動が多くの州で規制に影響を与えている。こうした運動は医薬品によらない介入や代替療法への関心の増加の上に構成され、医薬品業界への疑いを深めている。こうした運動が命に影響している。米国でははしか患者がここ数年増加し、青少年卯や成人が必要のないヒト乳頭腫ウイルスによるがんのリスクに晒され多くヒトがインフルエンザで死亡している

(一部のみ。)

 

-欧州と米国は2025年に肉の消費がピークになる可能性がある-報告書

Europe and US could reach 'peak meat’ in 2025 – report

Damian Carrington Environment editor Tue 23 Mar 2021

https://www.theguardian.com/environment/2021/mar/23/europe-and-us-could-reach-peak-meat-in-2025-report

植物ベースの肉代用品が急速に成長し、欧州と北米が2025年に「肉のピーク」に達するだろう、それ以降普通の肉の消費量が低下し始める、と報告書が言う

健康や環境、家畜の福祉への懸念から肉と乳製品を代用品にする人の数が増えている

 

-倫理報告書がEUに農業におけるゲノム編集についての決定を迫る

Ethics report brings EU closer to decision on gene editing in agriculture

25 Mar 2021  By Florin Zubașcu

https://sciencebusiness.net/news/ethics-report-brings-eu-closer-decision-gene-editing-agriculture

ゲノム編集は特効薬ではないが農場から食卓まで戦略の目標達成に貢献できる、研究者が言う

科学と新規技術の倫理に関する欧州グループ(EGE)の新しい報告書で、EUがゲノム編集を精密交配に使うことを認めることで肥料の使用削減や有機農業拡大に役立つ。

EGEの報告書は欧州委員会が加盟国の要請によって行っている、新規遺伝子技術が農業、産業、医薬品産業に安全に適用できるかどうかを評価するより広範な研究の一部。

Petra Joraschによると25年にわたるGMO反対運動によって人々の遺伝子組換えへの見解は歪められていて、一方EUの規制の厳しさからGMOの市販は困難だった

 

-Consumer Reports

議会がベビーフードの重金属規制に動く

Congress Moves to Limit Heavy Metals in Baby Food

By Kevin Loria March 25, 2021

https://www.consumerreports.org/baby-food/congress-moves-to-limit-heavy-metals-in-baby-food/

たとえベビーフード安全性法2021が成立しなくても、この法案は製造業者が有害汚染物質を減らす圧力となるだろう

金曜日に立法府はベビーフードの無機ヒ素、鉛、カドミウム、水銀に厳密な基準値を設定する法案を紹介する。Baby Food Safety Act of 2021は、無機ヒ素についてはベビーフードに10ppb、ベビーシリアルには15 ppb、鉛とカドミウムはベビーフードに5 ppb、ベビーシリアルに10 ppbの制限を提案する。水銀はどんなベビーフードでも2 ppb。さらに法案施行後3年内にさらに低く、検出限界以下にする。

(おそらく通らないだろうが、これはコメや魚を食べさせるな、ということ。ひじきなんてとんでもない!)