[EFSA]意見等
-ピノキサデンの既存MRLsのレビュー
Review of the existing maximum residue levels for pinoxaden according to Article 12 of Regulation (EC) No 396/2005
EFSA Journal 2021;19(19):6503 25 March 2021
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6503
さらなる検討が必要。
-遺伝子組換え食品及び飼料の更新申請準備のための行政ガイダンス
Administrative guidance for the preparation of renewal applications on genetically modified food and feed
EFSA Journal 2021;18(18):EN-6474 25 March 2021
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6474
-遺伝子組換え生物の申請準備のための行政ガイダンス
Administrative guidance for the preparation of applications on genetically modified plants
EFSA Journal 2021;18(18):EN-6473 25 March 2021
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6473
-生きた動物と動物製品の動物用医薬品残留物と他の物質の監視結果についての2019年の報告書
Report for 2019 on the results from the monitoring of veterinary medicinal product residues and other substances in live animals and animal products
EFSA Journal 2021;18(18):EN-1997 24 March 2021
https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-1997
この報告書は2019年に収集した、EU、アイスランド、ノルウェーの生きた動物と動物製品の動物用医薬品と特定物質の残留物の存在に関する、モニタリングデータをまとめている。全部で671,642のサンプルがEU28加盟国中の27カ国、アイスランド、ノルウェーにより欧州委員会に報告された。Council Directive 96/23/EC で報告された368,594の対象サンプルと5,016の疑わしいサンプル及び、輸入で収集した2,342のサンプルと、国内法の下で開発された計画の枠組みで収集した295,690のサンプルからなる。大多数の国は、Council Directive 96/23/ECとCommission Decision 97/747/ECに定められたサンプリング頻度の最小条件を満たしていた。概して、2019年の違反サンプルの割合(0.32%)は過去11年間(0.25%‐0.37%)に匹敵した。2017年と2018年の結果と比較して、2019年は、違反結果の頻度は、抗甲状腺薬とステロイドではわずかに増加した。化学元素では、2018年と比べると、2019年の違反頻度は高いが、2017年と比べると低い。2019年には、2017年と2018年と比較して、レゾルシン酸ラクトン類、禁止物質類、抗菌剤類、抗コクシジウム剤、染料でわずかな減少がみられた。
[FDA]リコール
QMARTは表示されない成分シルデナフィル及びタダラフィルのためIMPERIAL Gold 2000、PremierZEN Extreme 3000、BURRO en PRIMAVERA 60000及び IMPERIAL Platinum 2000の全国的な自主回収を発表する
QMART Issues Voluntary Nationwide Recall of IMPERIAL Gold 2000, PremierZEN Extreme 3000, BURRO en PRIMAVERA 60000 & IMPERIAL Platinum 2000 Due to Presence of Undeclared Sildenafil and/or Tadalafil
April 05, 2021
QMARTは表示されない成分シルデナフィル及びタダラフィルのため、IMPERIAL Gold 2000、PremierZEN Extreme 3000、BURRO en PRIMAVERA 60000及び IMPERIAL Platinum 2000を自主回収している。製品写真あり。
[CFIA]消費者向け食品安全
Food safety for consumers
April 1, 2021
https://inspection.canada.ca/food-safety-for-consumers/eng/1299093858143/1303766424564
カナダの食品安全システム、ファクトシートとインフォグラフィック情報更新。
[CFIA] 食品回収警告更新
ある種のApricot Kernels製品の消費はシアン化物中毒を引き起こす可能性がある
Updated Food Recall Warning - Consumption of certain apricot kernel products may cause cyanide poisoning
April 2, 2021
2021年3月12日に出されたApricot Kernels製品の回収警告に製品情報が追加され更新。
[IARC]GLOBOCAN 2020推定の情報源と方法の説明
Documenting the sources and methods of the GLOBOCAN 2020 estimates
6 April 2021
International Journal of Cancer とCA: A Cancer Journal for Cliniciansに発表
データは以下から
https://gco.iarc.fr/today/home
[ProMED]汚染飼料、真菌 インド：（パンジャブ）家畜、致死、情報求む
Contaminated feed crops, fungus - India: (PB) livestock, fatal, RFI
2021-04-06
https://promedmail.org/promed-post/?id=8291066
（前日の訂正、書式等）
[ASA]ASA裁定
-ASA Ruling on Kendal Nutricare Ltd t/a Kendamil
07 April 2021
https://www.asa.org.uk/rulings/kendal-nutricare-ltd-a20-1066341-kendal-nutricare-ltd.html
乳児用ミルク製造会社のフェイスブックの広告で「唯一の英国産乳児用ミルクの製造企業」「ノーパーム油、ノーGMO、ノー魚油の乳児用ミルクを作っている唯一の英国の会社」、が、乳児用ミルクの宣伝禁止に違反する。また乳児用ミルクとフォローアップミルクを混乱させる可能性がある
-ASA Ruling on RR Whisky Ltd
07 April 2021
https://www.asa.org.uk/rulings/rr-whisky-ltd-a21-1092957-rr-whisky-ltd.html
ウイスキーの宣伝に登山している人の画像が伴っている。登山中の飲酒は危険で無責任であり広告基準違反
-ASA Ruling on Jetsun Sunbeds
07 April 2021
https://www.asa.org.uk/rulings/jetsun-sunbeds-a20-1077067-jetsun-sunbeds.html
サンベッドの健康上のメリット（ビタミンD等）の宣伝は誤解を招くもので無責任。皮膚がんリスクのためNHSは注意を呼びかけている
[WHO]世界保健デー2021 より公平な、より健康的な世界を構築する
World Health Day 2021
https://www.who.int/campaigns/world-health-day/2021
4月7日は世界保健デー
[RIVM]症例数は減少、検査陽性率は増加
Fewer cases, higher percentage of positive tests
04/06/2021
https://www.rivm.nl/en/news/fewer-cases-higher-percentage-of-positive-tests
陽性数は7%減ったが検査数が10%減っていて陽性率が増加している。この検査減少はイースターの週末のため検査に行く人が減ったためである可能性がある
（またパーティーとかやってそう）
[RIVM]化学企業クラスター近傍住人の安全性の認識と情報ニーズを測る。Chemelotの地域住人認識の研究
Gauging the perception of safety and information needs of people living near chemical clusters. Study of local residents’ perception of Chemelot
06-04-2021
Limburg地方の化学工業団地Chemelotの近傍住人の感じていることを調査した。遠くに住んでいる人より高頻度に安全でないと感じ、情報の必要性も大きかった。安全でないと感じるのは、妙な音がしたり茶色い煙があがっていたりといったいつもと状況が違うとき。普通に戻るとおさまる。メンテナンスのような日常の活動に関する情報も歓迎するが探してもないことがしばしばある
[CDC]教師、学校の職員、保育施設の労働者の約80%が少なくとも一回COVID-19ワクチンを接種した
Nearly 80 percent of teachers, school staff, and childcare workers receive at least one shot of COVID-19 vaccine
TUESDAY, APRIL 6, 2021
https://www.cdc.gov/media/releases/2021/s0406-teachers-staff-vaccine.html
より安全に対面教育を行うため。
（何を優先するかについては国により違うが、子どもたちの教育が大事であるというメッセージは大体共通）
論文
-大麻合法化と致死的衝突増加との関連
Cannabis legalization and link to increase in fatal collisions
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/cmaj-cla033121.php
CMAJに発表された米国のデータを使った研究。米国での娯楽用大麻合法化と交通事故死の増加がカナダでもつ意味について議論。カナダでは2018年（合法化前）に14%だった大麻使用者が2019年（合法化後）は17%に増加。運転免許所有者のうち13%が大麻使用後2時間以内に運転すると報告している。
-アジア産の新しい恐ろしい蛇に中国の神話「白蛇伝」にちなんで名付け
New deadly snake from Asia named after character from Chinese myth 'Legend of White Snake'
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/pp-nds040221.php
2001年に有名なは虫両性類学者Joseph B. Slowinskiがミャンマー北部で蛇に噛まれて死んだ。その死因となった蛇が新たに同定された毒蛇と同じ種に属する。ZooKeysに発表された論文で新しい種をBungarus suzhenae（suzhenの蛇）と名付けた。（Bai Su Zhen白娘子）
（白い蛇ではない、白黒縞）
-COVID-19パンデミックは持続可能開発目標1と2の成果を失わせる恐れがある
COVID-19 pandemic threatens to reverse gains made on Sustainable Development Goal 1 and 2
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/icft-cpt040221.php
研究者らは11カ国の小規模豆農家の食料生産に与えたCOVID-19制限の影響を研究し、複数の食料安全保障上の脅威を発見
Global Food Security。国境閉鎖と輸送コストの高騰の影響
-COVID-19:慢性病の津波が予想され、研究と医療の混乱
COVID-19: Tsunami of chronic health conditions expected, research & health care disrupted
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/aha-cto040521.php
SARS-CoV-2パンデミックの結果として、特に心代謝疾患のような慢性病の津波が押し寄せることが予想されるので直ちに包括的戦略が必要である。Circulationに発表された2報の意見。
-カナダ全体でのメントールタバコ禁止は喫煙者の禁煙を有意に増やした
Canada-wide ban on menthol cigarettes leads to significant increases in quitting among smokers
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/uow-cbo040521.php
Tobacco Controlに発表された、2016年から2017年のカナダでのメントールタバコ禁止の影響評価
-アメリカ人はCOVID-19デマのスーパースプレッダーである
Americans are super-spreaders of COVID-19 misinformation
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/mu-aas040621.php
米国の「インフォデミック」はソーシャルメディアによってカナダに拡大
Frontiers in Political Scienceに発表されたカナダMcGill大学の研究
-AGAは肥満患者の追加の減量法として胃内バルーンを推奨
AGA recommends intragastric balloons as an additional weight loss strategy for obese patients
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/aga-ari040621.php
アメリカ消化器学会（AGA）が公式に肥満に胃内バルーンを使うことを薦める
Gastroenterologyにガイドラインを発表
-高い地位のために争うことが雄のヒヒの加齢を加速する
Competing for high status speeds up aging in male baboons
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/e-cfh040621.php
eLifeに発表された研究によると、社会的地位を高くするために他の雄と争うことは加齢の加速という身体的コストを伴う。ケニアのヒヒのDNAのエピジェネティック変化の研究。高い地位を得るために戦う雄は加齢が進むが生まれで地位が決まる雌はそうではない
-新しいUSGS報告書は一部の井戸のヒ素とウラン濃度が高いことを示す
New USGS report shows high levels of arsenic and uranium in some wells
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/ugs-nur040621.php
コネチカットの公衆衛生担当者は個人所有の井戸の水質検査を強く求める
Arsenic and Uranium Occurrence in Private Wells in Connecticut, 2013–18—A Spatially Weighted and Bedrock Geology Assessment
https://pubs.er.usgs.gov/publication/ofr20201111
-日本の消費者は野菜よりも家畜のゲノム編集に懸念が大きい
Japanese consumers more concerned about gene-editing of livestock than of vegetables, survey shows
6-APR-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/rooi-jcm040621.php
BMC CABI Agriculture and Bioscienceに発表された日本人4000人ほどのオンライン調査の結果。
ただしみせた説明図によって態度は異なる
（この人たち、前の論文でも同じような図を使っているのだが、説明図がニュートラルではない（遺伝子組換えでなければ遺伝子が変わらないかのように描いている）のでいくら「統計学的に厳密な調査」だと主張しても説得力が無い。どうして遺伝子組換えやゲノム編集で消費者の認識を調べようとする人たちが悉く組換えは危険だという前提なのか。研究者自身の偏見を強化するための調査、になっている。）
Scienceニュース
-他の科学者に引用してもらいたい？業界用語を使うな
Want other scientists to cite you? Drop the jargon
By Katie Langin Apr. 6, 2021
https://www.sciencemag.org/careers/2021/04/want-other-scientists-cite-you-drop-jargon
もしあなたが引用を増やしたいなら、役に立つだろう一つのシンプルなコツがある：要約で専門分野特有のジャーゴンを使わないこと。それが洞窟の科学についての2万ほどの論文を調べた新しい研究の結論である。
ジャーゴンを使うのが適切かどうかはオーディエンスによる
（明確に説明できないなら使わない方がいい）
-ロシアのCOVID-19防衛はもと生物兵器ラボの謎のワクチンに依存するだろう－しかしそれは効くのか？
Russia’s COVID-19 defense may depend on mystery vaccine from former bioweapons lab—but does it work?
By Olga DobrovidovaApr. 6, 2021 ,
先月クレムリンがVladimir Putin大統領が最初の自国製ワクチンを接種したと言ったときから推測ゲームが始まった。それはSputnik Vなのか、あるいは別の、あまり華々しく宣伝されていないほうのワクチンなのか？Putinも国も語らないが、ロシアの二番目のワクチンはEpiVacCoronaというもので2020年10月に認可された。開発したのはVECTORで、かつて生物兵器を研究していた国のウイルスとバイオテクノロジー研究センターとして名高く、今は根絶された天然痘ウイルスの世界で二つの保管場所の一つである
（以下このペプチドワクチンについて。相変わらずロシア発の情報はよくわからない）
