2021-04-21

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2021-4-9

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43200

2021.4.2〜2021.4.8

 

2021-4-2

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43198

2021.3.26〜2021.4.12021-3-26

 

2021.3.26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43197

2021.3.19〜2021.3.25

 

[MFDS]高価食材不法輸入・製造・販売した7業者摘発

危害事犯中央調査団 2021-04-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45219

□ 食品医薬品安全処は、高価食材であるキャビアとトリュフを食薬処に輸入申告せず密輸し、食品製造・加工業登録をせずに製造・販売した7業者の関係者を「輸入食品安全管理特別法」などの違反疑いで検察に送検した。

□ 主な違反内容は、▲無登録食品製造・加工(2)、▲変更登録していない場所で食品製造・加工(1)、▲無申告輸入販売(3)、▲流通期限など無表示食品製造・販売(1)など。

 

[MFDS]食品安全国を知らせるボランティア募集!

統合食品データ企画課 2021-04-06

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45208

□ 食品医薬品安全処は、食品安全国の広報活動を行う第8期食品安全国サポーターを来る4月18日まで募集する。

○ 今回のサポーターズ募集は、食品安全国に隠された有益なコンテンツを国民に広く知らせるためのもので、食品安全国に関心がある方なら誰でも申請可能。

○ 書類評価で選定された8人のサポーターは、5月から7月まで食品安全国コンテンツをオンラインコミュニティ、ブログなどに掲載したり個人SNSを活用して広報活動を行う。

○ サポーター活動が終了した後、審査を経て優秀サポーター3人を選抜し食薬処長賞など賞状と賞金も授与する予定。

 

[MFDS] [報道参考] 食品中の「ステリグマトシスチン」汚染レベル安全

汚染物質課 2021-04-02

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45201

□ 食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、韓国国民の日常摂取による新種カビ毒素「ステリグマトシスチン*」の暴露レベルを評価した結果、人体に懸念がない安全なレベルであると確認した。

* ステリグマトシスチン(Sterigmatocystin):カビがアフラトキシンを生成する代謝過程の中間代謝物、穀類・コーヒー・チーズなどから検出される肝毒性物質

○ 今回の調査・評価は、新種カビ毒の一種であるステリグマトシスチンが、動物実験で肺がん‧肝臓がんを誘発すると分かったことに基づいて、食品摂取による人体影響を評価するために実施された。

□ 評価院は、国内消費が多い食品118品目1,135件(農産物、加工食品)を対象に、ステリグマトシスチンの汚染度と暴露レベルを評価した結果、

○ 1,135件中46件からステリグマトシスチンが検出され(検出率4.05%)、平均汚染度(最小〜最大)は0.033(0.08〜10.07)μg/kgと確認された。

* ヨーロッパで確認された検出率(9.85%)と平均汚染度(0.091 μg/kg)よりも低い

○ 日常摂取による韓国国民の暴露量*は0.09 ng/kg bw/dayであり、暴露マージン(MOE)**が1.78×10 6で危害懸念がない安全なレベルであると確認した。

* 一日に体重1 kg当たりの暴露された量(ng/kg)

**  MOE:毒性参照値(BMDL 10 )を人体暴露量で割った値として1×10 4以上であれば危害懸念が低く、1×10 6以上を確保すれば十分少ない危害(無視できるレベル)と判断

□ 食薬処は、温暖化の影響で高温・多湿な環境で発生可能な新種カビ毒の安全管理が重要になり、今後もカビ毒の危害評価を継続的に実施して情報公開する予定。

 

[MFDS]無申告原料で加工助剤を製造・販売した業者摘発

食品安全現場調査TF/畜産物安全政策課 2021-04-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45200

□ 食品医薬品安全処は、無申告原料を使用してカモ屠殺時産毛除去用途の加工助剤を製造・販売した業者を「食品衛生法」および「食品などの表示・広告に関する法律」違反の疑いで摘発して行政処分や捜査を依頼した。

□ 調査の結果、食品添加物製造業者であるA業者は、’18年1月から’21年2月まで食品用に輸入された原料(4種約180トン)と非食品用に輸入された同一原料(4種約786トン)を2対8の割合で混合して製造し、食品添加物として表示・販売(3種約966トン?39億ウォン相当)した。

○ また、該当業者は非衛生的な作業環境で加工助剤を製造して生産・作業日誌を作成・保管しておらず、生産実績虚偽報告、製造元と原材料名も偽り表示した。

□ 食薬処は、不法製造した加工助剤を直ちに回収・差し押さえ(約20トン)して、農林畜産食品部と地方自治体とともに加工補助剤が使用されたカモ肉に対して出荷・販売されないように措置した。

○ 食薬処は、国民安全を最優先に出荷・販売を中止した鴨肉を回収し安全性検査を行った後、「畜産物衛生審議委員会」を通じて追加措置が必要か検討する予定。

 

[MFDS]国民関心製品の不当広告再点検結果発表

サイバー調査団 2021-04-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45198

□ 食品医薬品安全処は、国民関心が高いABCジュース* 、タルトチェリーなどを販売する896のインターネットホームページ(サイト)を対象に再点検した結果、病気予防・治療など虚偽・誇大広告23件を摘発してホームページ遮断措置し、関連法令**に違反した19業者を管轄官庁に行政処分を要請した。

* ABCジュース:リンゴ(Apple)、ビート(Beet)、ニンジン(Carrot)を原料として製造した飲料

**「食品などの表示・広告に関する法律」第8条(不当な表示や広告行為の禁止)

○ 今回の点検は、昨年不当広告で摘発された製品を分析して、違反を是正せずに繰り返し違反をしていないか集中点検した。

- 点検対象は、ABCジュース(175件)、タルトチェリー製品(138件)、女性健康製品(583件)などを販売している896のインターネットホームページ。

□ 主な摘発内容は、「ABCジュース(6件)」の場合、「便秘脱出」、「体重管理」、「毒素排出」などと表現

○ 「タルトチェリー」製品(7件)は、「睡眠(熟睡)」、「不眠症」、「通風」、「関節・炎症に効果」などの表現

○ 「女性健康」製品(10件)などは、「女性更年期」、「膣乳酸菌」、「免疫力増加」、「生理痛緩和」など。

<添付> 虚偽・誇大広告違反

 

[MFDS]子供給食安全でスマートに!冷蔵庫は知能型感知器が、メニューは人工知能(AI)が支援します

情報化担当官/食生活栄養安全政策課 2021-04-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45197

□ 食品医薬品安全処は、昨年の幼稚園集団食中毒発生*をきっかけに、「子供食生活安全管理特別法」を改正して、子供給食所に対する管理・支援を強化するため、「スマート子供給食統合管理システム構築」知能情報化コンサルティング**を推進する。

*「20.6月に幼稚園で冷蔵庫の性能異常(推定)で集団食中毒が発生し園児、家族、従事者など104人の被害発生

**(知能情報化コンサルティング)社会間接資本(SOC)事業や情報化事業人工知能(AI)、ビッグデータと同じ知能情報技術の適用により効果的に知能化を誘導できるように情報化計画などコンサルティング支援

○ 今回のコンサルティングは、▲モノのインターネット(IoT)センサーベース衛生管理、▲ビッグデータ・人工知能(AI)ベース栄養管理、▲給食管理知能情報化などが主な内容で

- 人材に依存した衛生・栄養管理だけでは根本的限界があり、最新の情報通信技術(ICT)を活用した知能型管理システムに切り替える計画による。

○ 知能情報化コンサルティングを通じて検討する内容は以下の通りです。

- (IoTセンサーベース衛生管理)人材が不足している小規模給食所の衛生問題を解決するために、冷蔵庫にIoT温度センサー*を付けてリアルタイム自動点検および管理

* 適正温度を超えている場合、子供給食管理支援センター栄養士および子供給食所従事者に携帯電話などを通して警告メッセージを送信して食材を安全に保管可能

- (ビッグデータ・人工知能(AI)ベース栄養管理)食材情報、調理法および必須栄養情報などのビッグデータに基づいて、年齢別(離乳食、幼児食など)、特殊食(アレルギー体質)など人工知能(AI)を活用して栄養的にバランスが取れたオーダーメード型献立提供*

* 成長期を考慮した年齢別・対象別オーダーメード型献立、減塩食・旬の献立および食材需給が難しい場合、代替献立を人工知能(AI)が推薦して子供に質の良い給食提供

- (給食管理知能情報化)食材購入から保管、前処理、調理、配食、献立管理および保存食管理など給食管理全般の業務を知能情報化*して、食中毒予防および給食品質向上推進

* 子供給食所従事者および子供給食管理支援センター栄養士の勤務条件および能力を考慮して、給食衛生管理をリアルタイム自動点検、記録・管理する知能化されたシステムを段階的に拡大構築

□ 今回の知能情報化コンサルティングは、サービス事業を通じて今年6月から実行されて、その結果をもとに「スマート子供給食統合管理システム」を構築する予定であり、

○ 科学技術情報通信部と韓国知能情報社会振興院が主管する、「21年度知能情報化コンサルティング支援事業」の一環として推進される。

□ 食薬処は、コンサルティングおよびシステム構築を通じて、子供給食管理を知能情報ベースに切り替えて子供給食の死角地帯を解消する計画であり、今後も国民の安全な食品を確保するために最善を尽くす予定。

 

[MFDS] [報道参考] 国内流通水産物の動物用医薬品残留レベル安全

残留物質課 2021-04-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45195

□ 食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、昨年水産物卸売市場とオンラインマーケットなどで流通している多消費水産物*を直接購入して、動物用医薬品**の残留レベルを調査し危害性を評価した結果、人体に懸念がないことが確認された。

* 多消費水産物18種:貝類2種、海水魚9種、淡水魚7種

** 動物用医薬品168種:抗菌剤81種、駆虫剤23種、抗原虫剤18種、殺虫剤10種、抗炎症剤15種、その他21種

○ 今回の調査は、2024年1月から水産物(魚類)に対して残留許容物質リスト管理制度*(Positive List System)が適用される予定であることに基づいて、効果的な管理方法を探すために実施された。

* 残留許容物質リスト管理制度:使用が許可された動物用医薬品の残留許容基準リストを定め、このリストにない場合は不検出レベル(0.01 mg/kg)の基準を適用する制度

□ 動物用医薬品(168種)の暴露レベルは人体の安全基準*と比較すると、人体に危害懸念がないことが確認された。

* 人体安全基準:一生の間毎日有害物質にさらされても明確な有害影響が現れないものと予測される量

○ 調査対象水産物の動物用医薬品の暴露量(3-9〜0.035 mg/kg bw/day)は、人体暴露安全基準(0.002〜0.5 mg/kg bw/day)対比0.08%レベルで、水産物の日常摂取による動物用医薬品の暴露レベルは人体に懸念がないレベルだった。

○ 多消費水産物18種(425品目)に対する動物用医薬品の検出率は、淡水魚(38.1%) > 海水魚(25.8%)> 貝類(6.5%)の順であり、動物用医薬品成分別検出率は、抗菌剤(32.4%)> 駆虫剤(2.4%)> その他(カフェイン、0.7%)の順だった。

○ 参考に、調査対象水産物のうち、クロソイ1件*で抗菌剤(トリメトプリム、オリメトプリム)が残留許容基準超過で管轄官庁に行政措置を要請した。

* トリメトプリム0.7 mg/kg検出(基準0.05 mg/kg)、オリメトプリム0.3 mg/kg検出(基準0.1 mg/kg)

 

[MFDS]国民健康増進と健康的な食生活環境拡散のための共同努力

食生活栄養安全政策課2021-03-31

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45194

□ 食品医薬品安全処と韓国健康増進開発院は、国民の健康と正しい食生活環境増進のための両機関の協力を強化するために、3月31日「健康的な食生活環境拡散のための業務協約」を締結する。

○ 主な協力分野は、▲健康的な食生活環境造成のための情報共有および研究など協力、▲食生活管理を支援するモバイルヘルスケアプログラム共同開発および普及、▲食品安全および栄養管理教育広報プログラム共同開発・普及など。

 

[MFDS]「ダイオキシン類及び重金属」統合リスク評価結果発表

食品危害評価課/危害予防政策課 2021-03-31

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45193

□ 食品医薬品安全処、食品医薬品安全評価院は、ダイオキシン類*(29種)と重金属(鉛、水銀、カドミウム、ヒ素、クロム)の統合リスク評価を実施した結果、体内暴露量が減少しており、暴露源も安全に管理されていると発表した。

○ 今回の評価は、これまで食品のリスク評価だけですすめていたが、暴露源を人体適用製品(化粧品、衛生用品、生活製品など)と環境媒体(ハウスダスト、水、土壌など)に拡大して、国民の実際の生活の中で、暴露可能な経路を検討して統合リスク評価を行った結果である。

- 評価方法は、暴露源別暴露量を全て合算して、総暴露量を算出し人体バイオモニタリング*を通じて、暴露レベルの変化も調査した。

* 人体バイオモニタリング:血液、尿など人体試料から直接ダイオキシン類と重金属などを分析して、実際の暴露量を確認する方法

 

<①ダイオキシン類統合リスク評価結果>

□ ダイオキシン類(29種)の暴露は人体暴露安全基準*と比較すると、人体危害懸念がないと確認された。

* 人体暴露安全基準:一生涯さらされても危害懸念がないと判断された体重当たり一日の暴露量

○ ダイオキシン類一日総暴露量(0.281〜0.960 pg TEQ/kg bw/day)は、人体暴露安全基準(2.0 pg TEQ/kg bw/day)より低く、主な暴露源は食品(92%以上)で、環境(大気、水、土壌、ハウスダスト)と食品以外製品*(325品目)を通じた暴露は非常に低かった。

* 食品以外製品:紙類、衛生用品、工業製品、化粧品、生活用品など

 

□ 国民の人体試料(血液)のダイオキシン類バイオモニタリングの結果、調査時点である2010年〜2011年対比2017年〜2018年に体内暴露は減少し、特に男性の減少幅が大きかった。

○ また、首都圏の居住者152人を対象に体内暴露要因を分析した結果、▲年齢が増加するほど、▲肥満指数(BMI)25以上である場合、▲食品摂取量(肉、牛乳、卵類)が多いほど、▲妊娠経験がある場合、▲喫煙などの要因が、体内ダイオキシン類濃度を高めるために寄与した。

- 特にダイオキシン類は、脂肪含有量が多い食品に蓄積されることがあるので、様々な食品をまんべんなく摂取する食習慣を持つことが重要である。

* ダイオキシンは、体内に吸収されるとあまり排泄されず、脂肪組織に長期間残留する性質を持つ

 

<②重金属5種統合リスク評価結果>

□ 鉛を除く水銀、カドミウム、ヒ素、クロムなど4種の合計暴露量は人体暴露安全基準よりも低く、人体に危害懸念がないことが確認された。

〇 食品を通じた鉛暴露量は全年齢層全て2010年に比べて減少したが、1〜2歳の幼児の鉛暴露量(0.58 μg/kg bw/day)は、毒性参考値*(0.50 μg/kg bw/day)よりやや高く、鉛の暴露を減らすための継続的な努力が必要。

* 鉛の毒性参考値:血中鉛濃度と子供IQとの関係を利用して、IQ が1点低くなる鉛一日暴露量で、鉛の危害可否を判断する際の参考値

- 1〜2歳の幼児の主な鉛暴露源は食品(63%)と環境(土壌およびハウスダスト19%、飲料水15%、大気3%)であったが、特に土壌およびハウスダストで、成人(4.5%)に比べて高いのは、手や物を口に入れて吸う行動のためだと分析される。

- 食薬処は、常に食品のモニタリングと基準規格再評価、体内鉛暴露要因調査と環境汚染源管理のための関係省庁の協力などを強化していく計画である。

 

□ 国民の人体試料(血液、尿)の重金属(鉛、カドミウム、水銀、ヒ素)バイオモニタリングの結果、調査時点である2010年〜2012年対比2017年〜2018年に体内暴露は減少した。

〇 クロムはほとんど検出されず、ヒ素は毒性が低い有機ヒ素の割合が高かったが、これは韓国国民の食習慣(魚介類摂取)と関連があると判断される。

 

□ 食薬処は、今後も重要な暴露源を継続的にモリタリングして、体内の暴露レベルの変化とそれに伴う健康影響を評価し、

○ 関係省庁*と協力して暴露源情報を共有して、主な暴露経路を正確に把握して、国民に多くさらされている製品の管理を強化する予定。

* 食薬処、環境省(環境科学院)、海洋水産部(水産科学院)、産業通商資源部(国家技術標準院)、農林畜産食品部(農業科学院)など5つの省庁と協力強化

 

<添付> 1.主な用語解説

<添付> 2.統合リスク評価結果

<添付> 3.質疑応答

<添付> 4.ダイオキシン類と重金属カードニュース(別添)

 

(注

水銀の参照値が0.528㎍/kg b.w./day (メチル水銀なのか水銀なのかわからない)

カドミウムが0.833㎍/kg b.w./day (おそらくPTMI 25㎍/kg b.w./dayを30で割った値)

ヒ素は1.285 ㎍/kg b.w./day (出所がわからない、遺伝毒性とはみなしていないようだ)

クロムは300㎍/kg b.w./day (6価ではなさそう)

としている。

ヒ素(無機)の暴露量は食品由来が0.284-0.578㎍/kg b.w./day

全ての合計で0.418-0.814(飲料水由来は食品以外に分類))

 

[MFDS] [報道参考] ヤギミルク安全管理強化のためにカビ毒基準新設

食品基準課/有害物質基準課 2021-03-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45186

□食品医薬品安全処は、ヤギミルクのカビ毒素安全管理を強化し、精製形態で製造可能な食品の範囲を拡大するなど、「食品の基準及び規格」告示改正案を3月30日に行政予告する。

□ 改正案の主な内容は、 ▲ヤギミルクにカビ毒素(アフラトキシンM 1)基準新設、▲調味食品や飲料類製品の精製形態製造許容拡大、▲乾燥および粉末室温製品の冷凍流通許容、▲缶・瓶詰やレトルト食品の定義改正、▲農薬の残留許容基準新設および改正など

 

[MFDS]輸入プロバイオティクス製品検査命令施行結果

輸入流通安全課 2021-03-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45178

□ 食品医薬品安全処は、過去2月15日から3月12日まで不適合発生頻度が高い海外業者の国内流通輸入プロバイオティクス製品について「検査命令*」を実施し、37件の検査(プロバイオティクス含有量、崩壊試験、大腸菌群)をした結果、4件が不適合の判定を受け、該当製品を販売遮断し回収措置した。

- 不適合判定された「プロバイオティクス含有量」不適合製品2件、「崩壊試験**」不適合製品2件を回収・廃棄するように管轄庁に措置し、該当製品を購入した消費者は販売店または購入先に返品するように要請した。

* 最近3年間不適合状況(合計65件):プロバイオティクス含有量(55件)、崩壊試験(8件)、大腸菌群(2件)

 

[MFDS] [報道参考] 国際基準に合うように香料分類システム改編

添加物基準課 2021-03-25

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45172

□ 食品医薬品安全処は、香料の分類システムを国際基準のように整備して、様々な香料が製造されるようにするなどの内容を入れた、「食品添加物の基準及び規格」告示改正案を3月25日に行政予告する。

□ 主な改正内容は、▲香料分類システム改編、▲香料の原料物質60種追加指定、▲精製(錠剤形態)製品に対する食用色素基準改善、▲グリセリンなど2品目の試験法改善などです。

○ 今回の改正で、香料分類システムで天然と合成香料を混合しても香料として分類できるようにし、香料の希釈、溶解などに使う物質も追加可能にするなど、製造範囲を拡大し、着香を目的とした様々な製品が製造できるようにした。

○ また、国際的に香料製造に使われている植物(Oak moss、Santa herb)2種と香料物質(Cassyraneなど)58種を香料物質リストに追加で登載した。

○ 一方、健康機能食品錠剤の「コーティング」(皮)にのみに使うように規定された食用色素の場合、「コーティング」部分だけを別に区分して検査することが困難な錠剤全体を検査して基準を適用するように改善した

<添付> 「食品添加物の基準及び規格」改正(案)主要内容

 

[MFDS] [報道参考] オンラインマーケットを通じて無申告など営業行為48件摘発

サイバー調査団 2021-03-25

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45170

□ 食品医薬品安全処は、オンラインマーケットの特性上、業者(人)‧許可情報などを確認しにくい点を利用して、営業申告せずに製品を販売するなどの不法行為48件を摘発し管轄機関に行政処分を要請した。

○ 摘発された事例は、▲無申告営業行為30件(健康機能食品一般販売業および流通専門販売業)、▲無登録営業行為2件(輸入食品などインターネット購入代行業)など

- ▲表示基準違反14件(商品名として不適切な「むくみ茶」など使用)、▲基準・規格違反2件(食品原料として使用できない「ホウライアオカズラ(ギムネマシルベスタ)」使用など)。

<添付> 表示基準違反製品名および事例

 

[FAO]国会議員向け新しいハンドブック-フードシステムを転換し栄養を改善するための実践的ガイダンス

New Handbook for Parliamentarians - practical guidance on transforming food systems and improving nutrition

19 April 2021

http://www.fao.org/news/story/en/item/1395358/icode/

Food systems and nutrition

http://www.fao.org/documents/card/en/c/cb2005en

 

-Cabo Verdeで学校給食を法律に正式に記す

Enshrining school meals into law in Cabo Verde

20/04/2021

http://www.fao.org/news/countries-good-practices/article/en/c/1394385/

(子どもの栄養不良対策に学校給食を法律で明確に規定することが役にたつ、という話)

 

[RIVM]10検査中1件が陽性

One in ten tests positive

04/20/2021

https://www.rivm.nl/en/news/one-in-ten-tests-positive

4月14-20日の週はCOVID-19検査陽性数は5.3%増えて53981になった。陽性率は9.6%から10.1%に増加。1月以降オランダの陽性者数は、イースターの週末をのぞき、ほぼ毎週増加。

検査結果が陰性でも予防接種を受けた後でも対策に従うように。自己検査を使うのは全く症状がない場合のみ。症状がある場合はすぐにGGDに予約して検査を受けること。

 

[RIVM]報告書

-風車の音に関連する健康影響

Health effects related to wind turbine sound

20-04-2021

https://www.rivm.nl/publicaties/gezondheidseffecten-van-windturbinegeluid

風力発電の拡大による健康影響がオランダやスイスで議論になっている。スイス連邦環境事務所からRIVMに2017年から2020年までの文献レビューが依頼された。

文献からは、明確に音が原因で不快になっている。音が大きければ大きいほど不快反応は強い。低周波数が普通の音より特に不快だとは示されていない。他の影響に関しては研究結果は一貫していない。また建設に参加する経験が不快を明確に減らす

 

-極めてニコチンレベルの低いタバコを製造することの実現可能性

Feasibility of Manufacturing Tobacco with Very Low Nicotine Levels

Havermans, Anne  et al.,

Tobacco Regulatory Science, Volume 6, Number 6, November 2020, pp. 405-415(11)

https://www.ingentaconnect.com/content/trsg/trs/2020/00000006/00000006/art00004;jsessionid=5ut0c9vpcv32.x-ic-live-02

現在利用できる技術の多くで0.4 mg/g以下にニコチンを減らすことが可能だがほとんどの場合風味が劣る。依存性のないタバコは技術的に可能であるがそれが成功裏に実施できるかどうかは明確ではない

 

[HSA]ニセと疑われるレスピレーターのオンライン販売に合同作戦

Joint Operation Against Online Sales of Suspected Counterfeit Respirators

21 Apr 2021

https://www.hsa.gov.sg/announcements/press-release/counterfeit-respirators

警察が34才の男性を逮捕した

外国からニセのレスピレーターを調達してオンラインで販売

消費者は疑わしい、あるいは見慣れていないところから健康関連製品を買わないように

 

[NASEM]新しい迅速専門家協議はCOVID-19ワクチンの効能、有効性、公平性のコミュニケーションについての社会科学からの知見を共有する

New Rapid Expert Consultation Shares Insights from Social Science on Communicating COVID-19 Vaccine Efficacy, Effectiveness, and Equity

April 20, 2021

https://www.nationalacademies.org/news/2021/04/new-rapid-expert-consultation-shares-insights-from-social-science-on-communicating-covid-19-vaccine-efficacy-effectiveness-and-equity

COVID-19予防接種が全米で加速する中、NASEMの新しい迅速専門家協議が、社会科学と行動科学の知見を引いて、意思決定者に、人々にワクチンの効能、有効性、公平性を伝えるための助言を提供する。

効果的コミュニケーションは人々が彼らと彼らのコミュニティにとって正しい予防接種決定をするのに役立ち、COVID-19ワクチン計画への信頼を構築する、と協議はいう。

協議はCOVID-19ワクチンの効能と有効性についての広報内容を作るプロセスの概要を示す:

1.ワクチン接種の容易さや予防接種を受けることの社会的利益のような、地域と協力して受ける人の決定にとって最も重要なアウトカムを同定する

2.そうしたアウトカムに関する根拠を要約する、例えばワクチンが入院や死亡を減らせる、など

3.特定の聴衆向けの最も関連のある根拠のサブセットを同定する

4.広める前にメッセージを評価する

公平性についてのコミュニケーションは透明でタイムリーで聴衆が信頼できるやり方で、聴衆自身が判断できるようにする必要がある。そのようなコミュニケーションがないことが、ワクチン配布プロセスに対する有色人種の信頼を毀損してきた

報告書

Understanding and Communicating about COVID-19 Vaccine Efficacy, Effectiveness, and Equity(2021)

Rapid Expert Consultation

https://www.nap.edu/catalog/26154/understanding-and-communicating-about-covid-19-vaccine-efficacy-effectiveness-and-equity

 

[USDA]USDAは人々にテキサスの柑橘類を守るのを助けて欲しい

USDA Asks for the Public’s Help to Protect Citrus in Texas

Apr 20, 2021

https://www.aphis.usda.gov/aphis/newsroom/news/sa_by_date/sa-2021/texas-citrus

USDAのAPHISの職員がテキサスのZapata、Webb、 Hidalgo、 Willacy およびCameron郡の住宅地や商業用不動産の庭の果物の木の侵入性柑橘類病害虫の兆候を調べている。調査官はミバエ対策の罠をしかけ柑橘潰瘍病などの兆候を調べる。

APHISは住民に、調査に協力し立ち入りを認めることで柑橘類の病害虫の拡大抑制に協力して欲しい。

この地域で柑橘潰瘍病が確認された2015年以降、いくつかの隔離地域が設定されている。ヒトには害はないが、この病気は柑橘類の木には大きな影響がある。またミバエ(Anastrepha ludens)も確認されていて隔離地域がある。この害虫をあなたの庭の木に寄せ付けないために、以下のことをお願いする

1.熟した果物は、地面に落ちたものも含めて全て除去する

2.果物は食べるか二重に袋に入れて捨てる

3.検疫地域由来の野菜や果物を堆肥にしない

4.自分で育てた果物を域外に動かしたり送ったりしない

5.他国から米国に果物を含む農産物を持ち込むときは検疫に明示する

6.ソーシャルメディアや裏庭で販売されているところから果物を買うときには注意

 

[USDA]牛の放牧分布の管理:それほど単純ではない

ARS

Managing Cattle Grazing Distribution: It’s Not As Simple As It Sounds

April 20, 2021

https://www.ars.usda.gov/news-events/news/research-news/2021/managing-cattle-grazing-distribution-it-s-not-as-simple-as-it-sounds/

牛が牧場を動いて植物を食べる自然な行動を放牧という。驚くべきことに、牛はどこでどんな草を食べるかについてはえり好みするので、管理者は考慮しなければならない。USDAのARSは各種大学と協力して放牧の配置の影響を検討した。

 

論文

-オランダの小児の補完代替医療に関連する有害事象:国のサーベイランス研究

Adverse events associated with pediatric complementary and alternative medicine in the Netherlands: a national surveillance study

Vos, B. et al., Eur J Pediatr (2021). https://doi.org/10.1007/s00431-020-03899-8

https://link.springer.com/article/10.1007/s00431-020-03899-8

小児科医にCAMの使用に関連する有害事象の登録を依頼した。3年間で32件登録された。そのうち22件は間接的でCAMに特異的なものではないが、通常の治療を遅らせる・変更する・止めること、極めて制限の多い食事あるいは食事の欠乏、CAMセラピストによる間違った診断、による。これらの有害事象は多くの異なるCAM療法に関連する。9件は身体への危害や毒性による直接的有害事象で、その1/3は乳児である。これはサプリメント、手技、中国ハーブに関連した。1ケースは重大な有害事象になるリスクがあったがまだ害は生じていなかった

保護者や小児科医はCAMの直接的間接的害に注意すべき。

 

オランダの小児の「代替医療」に関連する有害事象

Adverse Events Linked to Pediatric “Alternative Medicine” in the Netherlands

Clay Jones on April 16, 2021

https://sciencebasedmedicine.org/adverse-events-linked-to-pediatric-alternative-medicine-in-the-netherlands/

オランダの研究が3年間のCAMに関連する小児の有害事象を報告した。幸いそれほど多くの子どもが被害を被ってはいないが、これらの介入に利益の可能性がないことから、一例でも多すぎる

紹介されている事例の中から重症あるいは命に関わると分類されたものをいくつか例示する

1.電磁波過敏症と診断されてバイオレゾナンス療法で治療されていた15才が家に閉じ込められて社会的に孤立

2.自己免疫性甲状腺機能低下症の8才が処方薬をハーブレメディに置き換えられた

3.虫垂炎の14才がホメオパシーにより適切な治療を受けず敗血性ショックと多臓器不全になった

4.潰瘍性大腸炎の14才が処方薬をナチュロパスによって止められ炎症再燃により大腸切除

5.湿疹を中国ハーブ軟膏で治療され、それに含まれていた体量の副腎皮質ステロイドにより副腎機能障害になった

 

-原子力爆弾のテストから何十年も経って、放射性降下物が米国の蜂蜜に現れる

Scienceニュース

Nuclear fallout is showing up in U.S. honey, decades after bomb tests

By Nikk OgasaApr. 20, 2021

https://www.sciencemag.org/news/2021/04/nuclear-fallout-showing-us-honey-decades-after-bomb-tests

新しい研究によると、1950年代と60年代の原子力爆弾のテスト由来の放射性降下物が米国の蜂蜜から検出される。放射能レベルは危険なものではないが、1970年代と80年代はおそらくもっと高かっただろう。

第二次世界大戦が始まって、米国と旧ソ連やその他の国は何百もの核弾頭を地上で爆発させた。それらは放射性セシウムを放出し、風がそれを世界中に運び微小粒子が空から落ちた。しかしその拡散は均一ではなかった。例えば、風と降雨のパターンにより、米国東海岸は遙かに多くの沈降物が落ちた。放射性セシウムは水溶性で、植物はそれをカリウムと間違えて取り込む。William & Mary大学の地質学者James Kasteは学部学生に、春休みに出かけた先の地元食品を持ち帰って放射性セシウムを測定するよう指示した。一人の学生がノースカロライナのRaleighから蜂蜜を持ち帰った。Kasteが驚いたことに、それは他の食品の100倍のセシウムを含んでいた。彼は米国東部のミツバチが植物から蜜を集めて蜂蜜にするときに核実験由来の放射性セシウムを濃縮しているのかと思った。そこでKasteらは米国東部全体から地元産の蜂蜜を122検体集めた。そのうち68検体から0.03ベクレル/kg以上の放射性セシウム-テーブルスプーン一杯あたり約87万個の放射性セシウム原子-を検出した。最も高濃度だったのはフロリダのサンプルで19.1ベクレル/kgだった。

Nature Communicationsに発表されたこの研究は、最も近い核実験サイトから数千キロ離れて、50年以上経っても、放射性降下物が植物から動物に循環を続けていることを示す。

この数字は心配するようなものではなく、FDAの食品安全上の懸念の閾値である1200ベクレル/kgよりはるかに少ない。

Kasteは「私は全く心配していない。このプロジェクトが始まってから以前よりたくさん蜂蜜を食べているし子どもにも与えている」と加える。

放射性セシウムは時間とともに崩壊するので、過去はもっと多かっただろう。どのくらいかを調べるためにKasteのチームは米国のミルクの検査記録を探り、古い植物検体を分析した。どちらからも放射性セシウム濃度は1960年代以降急激に減少していた。

この知見は過去50年の間にセシウムがミツバチにどう影響したのかという疑問を生じる。1986年のチェルノブイリ事故後、放射線により近くのマルハナバチの生殖機能に障害が報告されている。しかしそのレベルはここで報告されているより1000倍以上高い。

従って、新しい研究は現在の蜂蜜に警鐘を鳴らすようなものではないが、核汚染がどう動いたのかを理解することは生態系の健康を推定するのにはまだ必要である

 

-研究者らが食料安全保障改善のためのバイオテクノロジーの採用が停滞していることに警鐘を鳴らす

Researchers raise alarm over stalled adoption of biotechnology to improve food security

20-APR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/uob-rra041921.php

Trends in Plant Scienceの25周年記念号に発表された国際チームの主張。植物科学は大きく進歩したが人々の受容は低く、その一部は利益が十分理解されていないこと、歴史的恐怖感、誤解になる。過去の失敗からの教訓を得て、植物科学者は人々の信頼を得るために成果を主張すべき。

 

-健康的な食生活をデザインする-コンピュータ解析で

Designing healthy diets - with computer analysis

20-APR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/cuot-dhd041921.php

腸内の細菌の相互作用の新しい数学モデルが病気予防のための特別な食事と新しいプロバイオティクスをデザインするのに役立つ。スウェーデンChalmers工科大学の研究がPNASに発表された。スウェーデンの乳児とフィンランドの肥満成人で行われた臨床試験データに関する予測を行った。

(砂上の楼閣感)

 

-ココアの異臭を確実に検出する

Reliably detecting cocoa off-flavors

20-APR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/lfla-rdc042021.php

かび臭い、煙臭い、ウマの糞のようなにおいのするココアはチョコレートを作るのにはふさわしくない。より大きな研究プロジェクトの一環として、研究者らがそのような異臭の原因物質を同定した。Journal of Agricultural and Food Chemistryに発表。

化合物とその閾値を設定。例えばゲオスミンは1.6 micrograms /kilogram発酵カカオ、3-メチル-1H-インドールは1.1micrograms /kilogram発酵カカオなど

 

-田舎のアパラチアの電子タバコ使用者はより重症の肺障害になった

E-cigarette users in rural Appalachia develop more severe lung injuries

20-APR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/wvu-eui042021.php

2019年8月から2020年3月にウエストバージニア大学医学部病院に入院した電子タバコ関連肺障害(EVALI)患者の症例研究。Hospital Practiceに発表。17人のEVALI患者は都市部のセンターで報告されている患者より年齢が高く、違法薬物使用が多く、病状が重い。地方の電子タバコのリキッド中の揮発性有機化合物濃度が高く、特に高いものは地元の規制されていない「ガレージラボ」で作られたものではないかと著者等は疑っている

 

-定期的な薬物使用者の多くがCOVID-19期間中は薬物使用が増えたと報告

Large numbers of regular drug users report increased substance use during COVID-19

20-APR-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-04/cfaa-lno042021.php

International Journal of Drug Policyに発表されたカナダ依存と精神保健センターの調査

 

その他

-Natureワールドビュー

化石燃料資金を全面禁止することは貧困を固定化するだろう

Blanket bans on fossil-fuel funds will entrench poverty

20 APRIL 2021  Vijaya Ramachandran

https://www.nature.com/articles/d41586-021-01020-z

アフリカには、豊かな世界の偽善ではなく、信頼できるエネルギーインフラが必要だ

先週、欧州七カ国は海外の化石燃料プロジェクトへの重要な支援を止めると誓った。貧しい国のエネルギーインフラへの資金提供を止めた米国や他の欧州諸国に加わった。こうした全面禁止はサハラ以南のアフリカのような地域の貧困を固定化し世界の二酸化炭素排出削減にはほとんど貢献しないだろう。

 

-アースデーを基本に戻そう

Let’s Return Earth Day To Its Roots

Henry I. Miller and Jeff Stier

April 20, 2021

https://issuesinsights.com/2021/04/20/lets-return-earth-day-to-its-roots/

最初のアースデーは1970年に米国のGaylord Nelson上院議員が「環境への責任と任務の象徴」として考え出された。時代の流れの中で、それは感傷的な、啓発的、ニューエイジの体験でほとんどの活動は草の根レベルで行われた。

残念ながら現在のアースデーは政治的環境を反映して不和に満ちている。

アースデーは環境の凶事やこの世の終わりを預言し反テクノロジーをまき散らし「ウォークな(正義に目覚めた)」人間になるよう迫る機会になっている。4月22日のアースデーに集まる人たちの多くが環境に優しい科学技術の進歩には反対する。行き渡っているメタメッセージは資本主義の軽蔑である。

今年のテーマは「我々の地球を元に戻せ」である。

(長い記事)