[EU]欧州議会、欧州理事会、欧州経済社会因会と地域委員会への欧州委員会からのコミュニケーション
COMMUNICATION FROM THE COMMISSION TO THE EUROPEAN PARLIAMENT, THE COUNCIL, THE EUROPEAN ECONOMIC AND SOCIAL COMMITTEE AND THE COMMITTEE OF THE REGIONS
Pathway to a Healthy Planet for All
EU Action Plan: 'Towards Zero Pollution for Air, Water and Soil'
https://ec.europa.eu/environment/pdf/zero-pollution-action-plan/communication_en.pdf
全てのための健康的な惑星への道
EU行動計画:「大気、水、土壌のためのゼロ汚染に向かって」
汚染Pollutionとは、ヒトの活動の結果として、ヒト健康や環境の質に害があるか可能性がある物質、振動vibrations、熱、騒音が空気、水、土地に直接的間接的に導入されて、財産にダメージを与えたり快適さやその他の環境の合法的使用を阻害したり干渉したりすること
(がんの例は不適切だと思う。全てに予防原則第一とあるので人間がいなければ人間活動に由来する汚染はないはずという意味?ヒト由来の汚染さえなければよいので天然毒素対策はしない?)
[DHSC]国の中毒情報サービスに化学物質情報を提出
Submitting chemicals information to the National Poisons Information Service
Last updated 24 May 2021
Brexit関連企業向けガイダンス更新
[FSANZ]食品基準ニュース
Food Standards News May 2021
https://mailchi.mp/27d78d4eb432/food-standards-news-april-1299794?e=21527ddb09
・オーストラリアとニュージーランドの乳児用ミルク基準見直しに意見募集
・FSANZウェビナー-未来の食品 6月1日
・食物アレルギー週間 5月23-29日
・世界食品安全デー 6月7日
・思考の糧:腸の健康 オーストラリア科学アカデミーによる公開イベント
・国連フードシステムサミット2021
・消費期限と賞味期限-違いは?
[FSANZ]二酸化チタンについての報告への反応
Response to report on titanium dioxide
UPDATE 7 May 2021:
EFSAが二酸化チタンの安全性評価を更新した。FSANZは独立科学助言グループと相談してEFSAの評価と既存の食品添加物としての安全性に関する根拠をレビューしている。レビューが完了したらさらなる助言を発表する
[USDA]次の豚の丸焼きパーティーには食品安全の招待を確実に
Be Sure to Invite Food Safety to Your Next Pig Roast
May 24, 2021
https://www.usda.gov/media/blog/2021/05/24/be-sure-invite-food-safety-your-next-pig-roast
日が長く気温が高くなりまもなくアメリカの裏庭に家族の集まりが戻ってくる。豚の丸焼きパーティーのような伝統が戻ってくる。計画からその後まで、食品安全確保を忘れずに。
(ワクチンすごいなぁ)
[NASEM]科学アカデミーはOxford大学出版と協力して新しいオープンアクセス雑誌PNAS Nexusを開始;Karen Nelsonが初代編集長
National Academy of Sciences launches New Open Access Journal, PNAS Nexus, in Partnership with Oxford University Press; Karen Nelson to Serve as Inaugural Editor-in-Chief
http://www.nasonline.org/news-and-multimedia/news/pnas-nexus-2021.html
PNASにリジェクトされた論文も対象になる
論文
-米国中毒センターに報告された製造された大麻製品と大麻植物製品暴露の傾向と特徴、2017-2019
Trends and Characteristics of Manufactured Cannabis Product and Cannabis Plant Product Exposures Reported to US Poison Control Centers, 2017-2019
Julia A. Dilley, et al., JAMA Netw Open. 2021;4(5):e2110925.
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2780068
28630件の暴露のうち植物素材が65.5%で最も多く関与していた。次いで食用(19.3%)、濃縮物(9.6%)、蒸気にできるリキッド(3.8%)、その他である。
加工品は子どもの関係する暴露が多く、特に食用で子どもの割合が多い。加工大麻製品の暴露の多くはそれら製品単独だが、植物素材暴露には他の薬物(アルコールやその他の薬物)も関与することがほとんどである。深刻な帰結になる可能性が最も高いのは吸入用りリキッドである。2017年から2019年の間に総大麻暴露は増加している
-研究:血圧を下げるための食事療法は心臓の健康における他の要因も改善する
Study: Diet to lower blood pressure also improved other factors in cardiac health
24-MAY-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-05/bidm-sdt052021.php
研究はアメリカ人の食事のナトリウム濃度を減らす対策を支持する
Journal of the American College of Cardiologyに発表されたDASHダイエットにしたがった人の血液を調べた研究
-構築された環境が体重増加に期待された役割を果たさない
Built environments don't play expected role in weight gain
24-MAY-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-05/uow-bed052421.php
ワシントン大学の新しい研究によると、ファストフードレストランやスーパーマーケットの近くに住むことで体重が増えたり減ったりせず、より歩きやすい地域に住むことによる体重への影響はほんの僅かである。
これら「構築された環境」は過去の研究で体重の増減に必須の要因と見なされてきた。新しい研究ではKaiser Permanente Washingtonの10万人以上の匿名化した医療記録に基づく。その結果最も強い環境要因は都市の密度で、それは「歩きやすさ」と密接に関連する。密度が高いとスーパーやファストフード店も多く、他の研究が見ていたのは偽りの信号であるようだ。密度の高い地域に住む人はそうでない人より体重が少ない。健康的な食生活をできるかどうか運動する時間があるかといった要因の方が「構築された環境」より影響が大きいだろう。International Journal of Obesity
-減量治療は心臓死に関連する脂質の蓄積を予防する
Weight-loss treatment prevents accumulation of lipid linked to cardiac mortality
24-MAY-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-05/ki-wtp052421.php
心血管系疾患による死亡率の高さと関連する可能性のあるセラミドとして知られる脂質の量が、リラグルチド治療で増加を抑えられる
Journal of the Amercian College of Cardiology
その他
-二酸化チタン製造業者協会(TDMA)
二酸化チタン業界はEFSA のE171についての意見を評価している
The Titanium Dioxide industry is evaluating the European Food Safety Authority’s (EFSA) opinion on E171
06 May 2021
TDMAはEFSAからの全てのデータ要求に答えてきた。現在慎重にEFSAの意見を検討中である
(ぶち切れたいところだと思うけれど)
-二酸化チタン:EFSAがE171は「最早安全とは考えられない」という
Titanium dioxide:EFSA says E171 ‘no longer considered safe’
By Katy Askew
EFSAが議論の多い食品添加物である二酸化チタンの安全性評価を更新した。
二酸化チタンは腸内細菌叢に悪影響がある、ナノ粒子ががんに関連する、といった各種の負の健康影響が取り沙汰され続けてきた。
EFSAの評価は欧州委員会からの要請による。昨年末、欧州委員会は食品中のE171により厳しい対策を提案していて欧州議会がそれを拒否していた。
欧州委員会と加盟国のリスク管理者はEFSAの評価を受けて「適切な対応」を検討することになる。消費者団体は直ちに禁止を求めている
-食用色素:EFSAの二酸化チタン安全性に関する決定は米国市場にどう影響する?
Food colors: How will EFSA’s decision on titanium dioxide safety impact the US market?
By Elaine Watson 13-May-2021
FDAはFoodnavigator-USAに現在EFSAの評価をレビューしていると語った。米国では二酸化チタンは認証除外色素として認可されている。
一方食用色素サプライヤーにはこの白くする物質の代用品についての問い合わせが増加している。Label InsightのThea Bourianneによると,米国の食品飲料データベースに二酸化チタンを成分として表示している製品は11000以上ある。一番多いのはチョコレートではないキャンディ(32%)、カップケーキとスナックケーキ(14%),クッキー(8%)、コートされたプレッツェルとトレイルミックス(7%)など
「成分表示が要求されていない除外色素であるため、遙かに多くの製品に含まれる可能性がある」という
全ての使用を代替するのはかなり難しいだろう。コメデンプンが代用品として検討されている
-Health and Environment Alliance (HEAL)
欧州全域で人気のファストフードチェーンの使い捨て食品包装に「永遠の化学物質」が広く使われている、新しい研究が示す
‘Forever chemicals’ widespread in disposable food packaging from popular fast-food chains across Europe, new study shows
Europe, new study shows
20 May 2021
チェコのNGO ArnikaがHEAL、CHEMトラストおよび他の欧州NPO6つと協力して行った調査で、使い捨て食品包装にPFAS化合物が広く使われていることがわかった。分析に回した42検体中32検体のPFAS処理が示された
2020年5-12月に6カ国で99検体の使い捨て包装を集めた、油をはじくかどうかを検査して28検体を検査対象にした。油をはじかない14検体はバックグラウンドとして検査に回した。合計42検体を認証検査機関に送って総有機フッ素含量を測定した。総有機フッ素のうち化合物が特定できたのは1%未満だった
(フッ素化合物は全て有害という主張らしい)
-木を食用グレードのタンパク質に変換する新興企業に合う:「我々は食用作物の定義を拡大している」
Meet the start-up converting wood into food grade protein: ’We are expanding the definition of what a food crop is’
By Katy Askew 12-May-2021
Arbiomは木材副産物を食品と飼料成分に変換する方法を開発している新興企業である。彼らは最近最初のタンパク質成分SylProを発表した。我々はこの会社にこの技術についてと商業科戦略をさらに尋ねた
Arbiomの副社長Ricardo EkmayにFoodNavigatorが取材
木材のリグノセルロースバイオマスをGMを使わない酵母に食べさせて酵母の塊をタンパク質源にする
既存の酵母なので新規食品としての認可は必要ないと考えている
SylPro
https://arbiom.com/alternative-protein-product/
-Euro Foie Gras(欧州フォアグラ連盟)
デマを止めよ:英国のフォアグラ輸入禁止は消費者の自由を脅かす
Stop misinformation: A UK ban on foie gras imports would threaten consumers’ freedom
Brussels, 19 May 2021
英国政府の動物福祉法行動計画でフォアグラの輸入と取引を禁止する計画に、欧州フォアグラ連盟は深い懸念を抱いている。フォアグラはEUの動物の健康と福祉基準を満たしている。米国政府は感情的意見ではなく科学的事実と実際に基づいて決定すべきだ。
フォアグラ生産は残酷ではない、質の高い生活を保障している、等
(動物の(健康ではなく)福祉なんて感情以外の何物でもないだろうに。)
-2021食品&健康調査
2021 Food & Health Survey
MAY 19, 2021 By Food Insight
https://foodinsight.org/2021-food-health-survey/
International Food Information Council (IFIC)によるアメリカ人の調査16回目
Covid-19の影響について
・昨年の、自宅で料理することが増えたという回答から既に低下、Covid-19以前には戻っていないが戻りつつある
・食料品のオンラインショッピングは増加
・Covid-19で困っている地元のレストランを援助するためにチップを増やしたりする支援活動は、Covid-19で食料不足などの困難を経験した人のほうが多く行う
・ポストCovid-19で最も嬉しいのはマスクしないで買い物に行けること。
・友人と飲みに行ったりみんなで食事したりすることが増えると考えている
-TikTokの食品流行:雲パン、ダルゴナコーヒー&パンケーキシリアル(ミニパンケーキ)
TikTok food trends: Cloud bread, dalgona coffee & pancake cereal rise amid COVID-19
18 May 2021
(色素使ってカラフルにしたものが多いような)
-予防接種が済んでいない台湾のCOVID-19急増がオーストラリアにとっての警告である理由
Why the COVID-19 surge in unvaccinated Taiwan should serve as a warning for Australia
台湾のCOVID-19対策の成功がワクチン接種の緊急性を低下させた、とMAXIMILIAN DE COURTENが主張する
全ての人に予防接種をすることがベストのCOVID-19対策である
-メルボルンクラスターが9人に増加し新しい制限が発表され北部郊外の病院が消毒される
Melbourne cluster grows to nine as new restrictions announced, northern suburbs hospital deep cleaned
May 25, 2021
火曜日の午後にさらに陽性確認があり9人になった。Clifton Hillのマクドナルドとレストランに指定の時間いた人は検査を受けて14日間隔離しなければならない。
-5人の子どもの父親がワクチンを省略してCovidで死亡
Father of five dies of Covid after skipping vaccination
Danielle Zoellner Tue., May 25, 2021,
https://ca.news.yahoo.com/father-five-dies-covid-skipping-190246039.html
黒人家族の妻がワクチン躊躇を後悔していると、できるだけ早く受けるよう勧める記事
(こうやってメディアも後押ししていて今のところアメリカのワクチン接種は順調に見える)
-ワクチンがウイルスを撃退しつつあり、COVID検査の価値は縮小
COVID testing’s value shrinks as vaccines beat back virus
Mon., May 24, 2021
https://ca.finance.yahoo.com/news/covid-testing-value-shrinks-vaccines-121631781.html
連邦政府のマスクについての新しいゆるい助言は、もう一つの政府ガイダンスの大きな変更で影が薄くなった:予防接種を完了したアメリカ人はコロナウイスル検査を受けなくていい。先週CDCが、ほとんどのワクチン完了者は、感染者に暴露されたとしても症状がないなら検査を受けなくていいと言った。これは検査が主な武器だったこの1年近くの流行のフェイズが変わったことを示す。今やワクチンが対応の中心で、入院や死亡が劇的に減った。