2021-06-17

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

-2021-6-4

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43209

2021.5.28〜2021.6.3

 

-2021-5-28

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43207

2021.5.21〜2021.5.27

 

[MFDS]残留農薬基準超過輸入冷凍カブ回収措置 

輸入流通安全課 2021-06-04

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45419

食品医薬品安全処は、中国産「冷凍カブ(果・野菜加工品)」から、残留農薬(ピリダベン)が基準値(0.01㎎/㎏)より超過検出(0.02㎎/㎏)され、該当製品を販売中断し回収措置する。

 

[MFDS]ステイホーム時代、味・栄養は加えて、ナトリウム・糖類は減らして! 

栄養機能研究課/食生活栄養安全政策課 2021-06-03

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45414

□ 食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、COVID-19長期化でデリバリー食品*など簡便食消費が増加して栄養不均衡と体重増加**が懸念されることに応じて、健康的な食生活のための方法を案内するため、「ステイホーム時代、状況別健康食生活実践ガイド」と「ナトリウムを減らした一食メニュー」を製作・配布する。

* デリバリー市場規模(統計庁):(’17)2.7兆→(’18)5.2 →(’19)9.7 →(’20)17.3

** 成人(20〜65歳)の12.5%は、COVID-19以降体重増加(韓国健康増進開発院、 ‘20.10)

○ 今回のガイドと一食メニューは、最近の食品消費パターンの変化とナトリウム、糖類などの摂取量評価結果*などを反映して、家庭で簡単に実践できる内容で構成した。

* 国内成人一日ナトリウム摂取量は、WHO勧告基準2,000mgの1.6倍3,289mg /国民4人中1人(25.26%)が加工食品を通じて糖類勧告基準(10%)より過剰摂取

□ 「ステイホーム時代、状況別健康食生活実践ガイド」の主な内容は、家庭で、▲食材を準備するとき、▲食品を調理するとき、▲食品を食べるとき、▲飲み物を飲む時に分けて、それぞれの状況に合う実践要領を入れた。

○(食材を準備するとき)栄養と安全を考慮した食材を購入するため、食品の包装やWebページに表示された栄養情報と賞味期限などを確認。

- 購入した食材は、食品の特性に合うように室温、冷蔵または冷凍など適切な温度で保管して、鮮度と品質を維持する。

○(食品を調理するとき)糖類とナトリウムを減らすために、砂糖の代わりにビタミン・ミネラル・食物繊維などが含まれたジュースを使用して、塩の代わりに野菜と海藻類などでスープの味を出すなど、食材固有の味と香りを活用して食べ物の味を出す。

- ハムなどの加工肉は沸騰したお湯で3〜5分程度ゆがけばナトリウムを減らすことができ、汁がある家庭簡便食(HMR)を調理する時には野菜をさらに入れて、提供された調味料を調整するとナトリウム・糖類を減らせる。

○(食品を食べるとき)調味料を減らして、スープは汁より具を中心に食べる。調味料は別に注文して適切に味付けをする。

- また、バランスの取れた食事のために穀類、肉、魚、卵、豆類、野菜類、果物類、乳製品をまんべんなく摂取して、ゆっくり噛んで食べ満腹感を感じられるようにする。

○(飲み物を飲むとき)糖類の摂取量を減らすために甘い飲料より水を、コーヒーやお茶を飲むときは砂糖やシロップを入れないで飲む。

□ さらに、「ナトリウムを減らした一食メニュー」は、家庭で食事を準備するときに参照できるように製作した食事10の料理動画3つであり、「食品安全国ホームページ(foodsafetykorea.go.kr)→健康栄養→資料室」に掲載されている。

<添付>

1.ステイホーム時代、状況別健康食生活実践ガイド

2.ナトリウムを減らした一食メニュー

 

[MFDS]プロバイオティクス正しく摂取してください 

健康機能食品政策課/栄養機能研究課 2021-06-07

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45421

□ 食品医薬品安全処は、腸の健康に対する関心から最近プロバイオティクス製品の需要が増えているため、プロバイオティクス製品摂取時留意点など有用な情報を提供する。

○ 過去には腸の健康のために乳酸菌*を含む発酵乳、韓国の代表食であるキムチなどを摂取してきたが、最近プロバイオティクス製品が腸の健康以外にも様々な機能性が認められたことに応じて関連市場も急速に成長**している。

* 乳酸菌(Lactobacillus):糖分を分解して乳酸をつくる菌

** 生産実績:’17年:2,174億ウォン→ ‘19年:4,594億ウォン(約2倍↑)

□ 自分に合うプロバイオティクス製品を正しく選択するには、▲機能性及び種類、▲摂取対象、▲摂取方法、▲摂取時注意事項などを正しく知ることが重要である。

<プロバイオティクスの機能性と種類は何ですか?>

○ プロバイオティクスの主な機能は、腸内有益菌を増殖させて有害菌を抑制するなど腸の健康を促進する役割である。

- 腸の健康に対する機能性原料として告示された菌株は全19種*あり、菌種ごとに摂取方法の違いはありません。

* Lactobacillus(11種)、Lactococcus(1種)、Enterococcus(2種)、Streptococcus(1種)、Bifidobacterium(4種)

○ 腸の健康以外に食薬処が認めた機能性には、免疫過敏反応による皮膚状態改善・鼻状態改善、更年期女性の健康に役立つ、膣内有益菌増殖及び有害菌抑制に役立つ、体脂肪減少に役立つなどがあり、製品により一日摂取量が異なる場合があるので表示された方法に応じて摂取してください。

<プロバイオティクスは、誰が摂取すべきですか?>

○ プロバイオティクスは全年齢層皆摂取することができ、特に食事習慣や環境的要因などで腸内有益菌と有害菌のバランスが崩れ、腸の健康に問題を持っている人に役立ちます。

- ただし、子供・妊婦・高齢者など脆弱集団に属したり、特異体質または腸疾患がある場合、抗生物質など薬服用時には、医師・薬剤師など専門家と相談してから摂取することをお勧めします。

<プロバイオティクスは、いつ、どのくらいの間摂取すればいいですか?>

○ 人により健康、栄養状態などのばらつきが大きいので画一的な摂取時間と期間を定めることは難しいが、プロバイオティクスが腸まで生存して到達するためには胃酸が中和された食後に摂取することをお勧めします。

- ただし、胃酸にも耐えられるように製造された腸溶性製品などは食前、または食後でも摂取して構いません。

○ また、プロバイオティクスは着実に摂取すると機能性を期待することができますが、長期間摂取したにもかかわらず改善されな​かったり不快な症状を感じた場合は、摂取を中止して他の製品に変えることをお勧めします。

<プロバイオティクスを摂取しなければならないときに注意する点がありますか?>

○ ほとんどのプロバイオティクス製品は一日摂取量が1億〜100億CFUと決まっているので、過量摂取しないようにしなければいけません。

* CFU(colony forming unit):微生物集落数

- 特に、抗生物質と一緒に摂取すると有益菌が死滅することがあるので併用摂取は避けることが望ましく、抗生物質服用後に摂取すると腸内有益菌の回復に役立ちます。

○ また、食中毒など腸の健康に異常があるときにプロバイオティクスを摂取すると、反って危険を招くので注意が必要です。

- 免疫が弱い幼児、妊婦、高齢者は、下痢、腹痛等の異常事例が発生する可能性があるので注意しなければならず、個人の健康状態及び体質などが異なるため、摂取後下痢、不快感、発疹などの異常が発生した場合、摂取を中断したり頻度を減らす必要があります。

□ 食薬処は、今後も国民の健康と安全な食生活のために、健康機能食品を摂取する際に役立つ情報を持続的に提供するように努力する。

○ 併せて、食薬処は健康機能食品が病気予防や治療に効果があると広告したり、医薬品と認識できる表示をする場合に惑わされないように呼びかける。

 

[MFDS]自分の体に必要な健康機能食品を選んで摂取してください 

健康機能食品政策課2021-05-28

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45392

□ 食品医薬品安全処は、消費者自身と家族の健康のための健康機能食品購入が着実に増加しているため、健康機能食品を選択するときに知っておくと便利な健康機能食品の機能性別情報を提供します。

* 健康機能食品購入経験(%):(’17)60.6 →(’18)63.6 →(’19)67.6 →(’20)68.9

○ 健康機能食品には免疫力増進のための紅参や栄養補充用ビタミン製品など既に多く知られている製品以外にも、消費者が予め分かって摂取すれば現在の健康を維持・改善できる様々な機能性があります。従って、健康機能食品は各機能をよく見て、自分に合う製品を選択することをお勧めします。

■目の健康のための健康機能食品原料

○ 目の健康のための健康機能食品原料は、▲ビタミンA、ベータカロチン、▲マリーゴールド花抽出物(ルテイン)、ゼアキサンチン、▲ヘマトコッカス抽出物、ビルベリー抽出物などがあります。

- ビタミンAとベータカロチンは、目でロドプシン形成を助けて弱い光を関知でき、暗いところでの視覚適応のために必要な成分です。

- マリーゴールド花抽出物(ルテイン)とゼアキサンチンは、老化や紫外線暴露などにより減少した黄斑色素の密度を維持して目の健康を助けます。

- ヘマトコッカス抽出物、ビルベリー抽出物は、目に血液及び栄養成分をスムーズに供給して電子機器の過度な使用による目の疲労を改善する助けになります。

■骨‧関節の健康のための健康機能食品原料

○ 健康な骨・関節を維持するための健康機能食品原料は、▲ビタミンD、カルシウム、大豆イソフラボン、▲グルコサミン、NAG (N-アセチルグルコサミン)、ムコ多糖・タンパク質、MSM (メチルスルホニルメタン)▲ミドリイガイ抽出油複合体、脂肪酸複合体FAC、ホップ抽出物などがあります。

- ビタミンD、カルシウムは骨粗しょう症のリスクを減少させることができ、大豆イソフラボンは骨の健康維持に役立ちます。

- グルコサミン、NAG(N-アセチルグルロコサミン)、ムコ多糖・タンパク質、MSM (メチルスルホニルメタン)は、軟骨の構成成分合成増加を助けます。

- ミドリイガイ抽出油複合体、脂肪酸複合体FAC、ホップ抽出物は、関節の健康に役立つとして認められた原料です。

■胃‧腸の健康のための健康機能食品原料

○ 胃・腸の健康維持のための健康機能食品原料は、▲マスティック・ガム、蜜蝋アルコール、スペインカンゾウ抽出物▲プロバイオティクス▲フラクトオリゴ糖、グアーガムなどがあります。

- マスティック・ガムは胃の不快感改善に役立ち、蜜蝋アルコールは胃の粘膜を保護し、スペインカンゾウ抽出物は胃の粘膜を保護して、胃の粘膜内のヘリコバクター菌増殖を抑制し胃の粘膜を保護して胃の健康に役立ちます。

- プロバイオティクスは、腸内乳酸菌増殖と有害菌抑制とスムーズな排便活動を助ける代表的な腸の健康機能食品です。

- フラクトオリゴ糖、グアーガム、グルコマンナン(コンニャク、コンニャクマンナン)、難消化性マルトデキストリン、食物繊維、アラビアガム、イヌリン/チコリ抽出物、ポリデキストロース、ラフィノース、粉末寒天などは排泄活動をスムーズにします。

□ 食薬処は、今後も国民の健康と安全な食生活のために、機能性と安全性が科学的に認められた健康機能食品に関する情報を継続的に提供するように努力します。

○ また、食薬処は、健康機能食品が病気予防や治療のための医薬品とは異なるので利点を留意して購入・摂取しなければならないと呼びかけました。

 

[MFDS]食用不可及び食薬処公用農・林産物回収・点検の結果 

農水産物安全政策課/サイバー調査団 2021-05-28

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45391

□ 食品医薬品安全処は、全国農林産物販売店(182ヶ所)とオンライン販売業者(896ヶ所)を4月19日から30日まで点検した結果、食用不可農・林産物販売行為2業者(6件)と二酸化硫黄基準・超過製品3件を摘発した。

○ 今回の点検は、毒性があったり安全性が立証されていないため食品として販売が禁止されている農・林産物の販売を事前に遮断して、農・林産物の残留農薬、重金属、二酸化硫黄などの基準・規格適合の有無を確認するために実施した。

○ 食薬処は、オンラインオープンマーケットなどで食用不可農・林産物である「ヤマゴボウ*」の根や茎を甘酒や茶の形で飲用したり、ナムルで食べることができると広告・販売した2業者のオンラインサイトを遮断要求して、販売者を刑事告発など措置した。

* 国内に自生する多年草(漢方薬名(商陸))で、特に根元と実の毒性が強く水に溶ける毒性成分があり、腹痛、嘔吐など急性胃腸関係疾患誘発

○ また、点検対象販売業者などから回収した農・林産物90件を検査した結果、二酸化硫黄*許容基準を少なくて3倍から多くは35倍まで超過した製品を廃棄し、生産者を刑事告発など措置した。

- また、農・林産物の残留農薬、重金属、二酸化硫黄など不適合が再発しないように関係機関に農・林産物生産者対象農産物安全教育(二酸化硫黄と農薬使用基準遵守法など)を実施するように要請した。

* 農・林産物を練炭で乾燥したり害虫防止のために硫黄を燃やして燻蒸する場合に、農・林産物の残留基準は30ppm以下に設定

<添付>

1.食用不可「ヤマゴボウ」販売業者現況

2.二酸化硫黄不適合農・林産物現状

 

[MFDS]餅、キムチにも栄養成分表示拡大 

食品表示広告政策課 2021-05-27

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45388

□ 食品医薬品安全処は、食品栄養に対する消費者関心が高まることに応じて、餅類、白菜キムチなど栄養表示義務対象の拡大、一般食品機能性表示制度の導入にともなう消費者被害防止内容を含む、「食品などの表示・広告に関する法律施行規則」一部改正令を5月27日改定・公布する。

○ 今回の改正案は栄養情報提供対象を拡大して、栄養不均衡による慢性疾患を予防し、一般食品の機能性表示にともなう誤認・混同防止など、消費者被害予防のために用意した。

< 栄養成分義務表示食品拡大(115品目→ 176品目)>

○ 菓子類・キャンディ類など115品目で、餅類・キムチ類など176品目で栄養表示義務対象を拡大し、

- 主な義務対象食品は、▲糖・ナトリウム含有量が多い食品、▲年間50トン以上生産する多消費食品、▲消費者の栄養表示要求食品。

○ 栄養成分義務表示は、該当品目売上額(’19年基準)により’22年から’26年までに段階的に実施する計画であり、白菜キムチはキムチ業界の苦情を反映して売上高基準を別にして施行。

 

< 一般食品機能性表示制事前・事後管理強化 >

○ 昨年末「一般食品機能性表示制度」導入に伴う消費者被害を予防するための後続措置として、安全管理基準を設ける。

- 主な内容は、▲機能性表示一般食品の表示・広告事前自主審議*義務化、▲健康機能食品と誤認・混同**する表示広告に対する処分基準強化、▲機能性含有量が不適合***した場合、行政処分基準新設。

*(既存)健康機能食品、特殊用途食品→既存+機能性表示一般食品

**(既存)営業停止7日→(改正)営業停止15日(1次違反時)

***(既存)基準なし→(改訂)品目の製造停止15日(1次違反時)

 

[MFDS]国内産パン・菓子・飲料類、EU市場進出の道開かれる 

輸入食品政策課2021-05-26

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45382

□ 食品医薬品安全処は、加工された牛乳、卵、蜂蜜を含有した「複合食品*」を、21年5月20日から欧州連合(EU)27ヶ国に正式輸出が可能になったと発表した。

* 複合食品とは、植物性材料にEU承認国の動物性(牛乳、卵、蜂蜜、水産物、食肉)加工製品を混合した食品で、パン、菓子、餃子、飲料類、キムチ、ラーメン、麺類、ソース類などを含む

○ これまで加工された牛乳、卵、蜂蜜を含有した複合食品は、家畜衛生と食品安全に対する厳しいEU輸入条件を満たすことができず輸出が難しかったが、

- 海外公館(駐EU韓国大使館)と在EU代表部などの協力チャネルを通じて多角的な外交的努力を展開しEUとの継続的な輸出協議をした結果、最終的に韓国が「複合食品輸入承認国」に追加登載された。

* 今までは、水産加工製品を含有した複合食品のみEUに輸出可能

○ EUの厳しい輸入規制で韓国の対EU食品の輸出規模は’20年約5億2,500万ドルで、全体食品輸出額約79億7,900万ドルに比べて大きくないが、

- 今回のEUとの輸出交渉妥結とキムチ、ラーメンなどK-フード輸出の成長性を勘案すると、今後の国内加工食品(添付1参照)のEU市場進出が大きく拡大すると予想される。

 

[DHSC]介護施設で働く全ての人が住人を守るための新しい法律で完全に予防接種をする

Everyone working in care homes to be fully vaccinated under new law to protect residents

16 June 2021

https://www.gov.uk/government/news/everyone-working-in-care-homes-to-be-fully-vaccinated-under-new-law-to-protect-residents

CQC登録介護施設で働く人はCOVID-19ワクチン2回を完了する必要がある

他の医療や社会福祉施設に拡大するかどうかはさらに意見募集をする

 

イチゴには産地を常に表示しなければならない

フィンランド食品局

Country of origin must always be shown on strawberries

June 16/2021

https://www.ruokavirasto.fi/en/companies/food-sector/uutiset-elintarvikealalta/country-of-origin-must-always-be-shown-on-strawberries/

 

-消費者にはイチゴの産地を知る権利がある

Consumers have the right to know the origin of strawberries

last updated 6/16/2021

https://www.ruokavirasto.fi/en/companies/food-sector/production/food-categories/vegetables/fresh-fruit-and-vegetables/labelling-requirements-for-fresh-fruit-and-vegetables/labelling-requirements-for-the-country-of-origin-of-strawberries/

(イチゴに特に思い入れがあるらしい。でも店頭で雑にスコップですくうのは止めてないようだが。)

 

[ProMED]COVID-19更新(第209報)

COVID-19 update (209): blood clots, missed early cases, food packaging, Israel

2021-06-16

https://promedmail.org/promed-post/?id=8453255

[4] 汚染食品包装

Date: Wed 16 Jun 2021 Source: The Standard [edited]

変異型COVID-19に感染した家族の天水囲の家の冷蔵庫の冷凍ワニ肉の包装からコロナウイルスが検出された。食品安全センターがその由来を調べている。しかし専門家は、最初に確認された患者である17才の少女あるいはその20才の姉か53才の母がこのタイ産ワニ肉の包装を汚染させた可能性の方が高いと言う。保健当局はこの家や彼女が通った建物やペットショップから60以上の検体を集め、ワニ肉だけが陽性だった。ワニ肉は喘息や咳用の中国伝統薬に使われている

 

[HK] コロナウイルス関連

-ウイルス汚染のある冷凍食品は禁止

Frozen food tainted with virus banned

June 15, 2021

https://www.news.gov.hk/eng/2021/06/20210615/20210615_225235_296.html

タイから輸入された包装済みワニスペアリブ検体がCOVID-19陽性だったため、食品安全センターは業者に販売停止と検査検体の提出を求めた。

COVID-19ウイルスが冷凍食品を介して香港に入ることを予防するために、センターは予防的検査を強化している。5月末までに1万以上の食品と包装を集め、全てネガティブだった

 

-冷凍食品の検査は陰性

Frozen food tests negative

June 16, 2021

https://www.news.gov.hk/eng/2021/06/20210616/20210616_190854_440.html?type=category&name=covid19

食品安全センターは103のワニ製品検体を調べて陰性で、最初に患者の家で集めて陽性だった検体はその家で汚染された可能性が高いと考える。

販売業者に結果を伝え問題の製品の販売は再開されるだろう

COVID-19ウイルスが冷凍食品を介して香港に入ることを予防するために、CFSは空港の検疫や冷蔵倉庫から検体を採取して検査強化している。また輸入冷凍食品のサーベイランスも継続する。

(中国がコロナウイルスの起源を外国にしたいから)

 

[ヘルスカナダ]カナダ政府はメタンフェタミン使用増加に対応する地域を助けるための資金提供を発表

Government of Canada to announce funding to help communities address rising methamphetamine use

June 16, Ottawa

https://www.canada.ca/en/health-canada/news/2021/06/government-of-canada-to-announce-funding-to-help-communities-address-rising-methamphetamine-use.html

2021年6月17日11時からZoomで発表

(大麻合法化で他の薬物は減るんじゃなかったのか)

 

論文

-研究がモバイル健康アプリに「重大なプライバシーの問題」を発見

Study finds "serious problems with privacy" in mobile health apps

16-JUN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-06/b-sf061421.php

BMJ。2万以上の健康関連モバイルアプリの解析。

 

-マウスの体からのプラスチック粒子の排出を測定する

Measuring the elimination of plastic particles from the body in mice

16-JUN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-06/uoh-mte061621.php

20 nm, 220 nm, 1 μm および 6 μmのポリスチレン粒子を放射性物質で標識してマウスに食べさせ、48時間にわたってPET-CTスキャンで解析した。Scientific Reportsに発表。ほとんどの粒子は消化管から普通に糞として2日以内に排出された。消化管から他の身体の部位への移行はそれほどみられず、小さい粒子のほうが大きい粒子より早く排出された。

 

-隔日間欠断食は通常の毎日のエネルギー制限より脂肪の減りが少ない

Alternate-day intermittent fasting leads to less fat loss than traditional daily energy restriction

16-JUN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-06/aaft-aif061621.php

36人の痩せた人による3週間のRCT。1群は隔日断食(一日おきに通常のエエルギー摂取量の150%の日と断食)、2群はエネルギー75%の毎日の制限食、3群はエネルギー制限の無い断食(隔日で200%と断食)。最も体重が減ったのは毎日制限の群。1群は脂肪があまり減らず3群は脂肪も体重も変化なし。特に絶食に特異的な健康や代謝上の利益はなさそうだ。

Science Translational Medicine

 

-海鳥の卵はプラスチック添加物の混合物に汚染されている

Seabird eggs contaminated with cocktail of plastic additives

16-JUN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-06/uoe-sec061421.php

英国Cornwallのセグロカモメの卵13個を分析してフタル酸類を検出した。Marine Pollution Bulletin

(濃度記載なし)

 

-プラスチック汚染のヒト健康影響に人々が懸念

Public concern on human health impact of plastic pollution

16-JUN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-06/uoe-pco061521.php

大規模調査の結果、海洋プラスチック汚染のヒト健康影響が海洋脅威の健康関連の心配事としてリストのトップになった

Horizons 2020の欧州海洋と公衆衛生プロジェクト(SOPHIE) の一環で Exeter大学が欧州14カ国とオーストラリアの15000人以上を調査した結果がGlobal Environmental Changeに発表された。化学物質や重油の流出、海洋の生物多様性消失や海水面の上昇、海洋酸性化などの海に関係する脅威16のうちでトップが海洋プラスチック汚染のヒト健康影響だった。しかし海洋プラスチック汚染がヒトの健康に影響するかどうかはわかっていない。

(リスク認知がおかしいという結果なのだが世論を理由に政策決定せよと言う)

 

-いくつかの難分解性化合物が胎児組織に検出される

Several persistent chemicals were found in fetal organs

16-JUN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-06/ki-spc061621.php

スウェーデンカロリンスカ研究所の研究者らがChemosphereに発表した、2015-16年に妊娠後期に多様な理由で死産した20の胎児組織の22のPOPsを測定した研究。HCB、DDE、各種PCBsなどを検出

(プレスリリースには検出濃度は記載されていない。測定はGC-MS/MSで検出濃度はpg/gレベルで、胎児脂肪組織への蓄積を強調した記述になっている。論文の主旨は胎児暴露の指標として母親の血液や胎盤は適切ではないかもしれないというものなのにプレスリリースではPOPsの恐ろしい影響は何世代にもわたって続く、みたいなことを言う)

 

-機械学習が今食品中ナノ粒子の懸念を減らせる

Machine learning can now reduce worry about nanoparticles in food

16-JUN-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-06/tau-mlc061621.php

Texas A&Mの研究者らが毒性の原因となる土壌中の金属ナノ粒子が植物に吸収されるかどうか予測できる

Environmental Science and Technology,

 

Scinece &Nature

-NIHは強力な統計と予備試験により動物実験の厳密さを増すべきと専門家が言う

Scienceニュース

NIH should boost rigor of animal studies with stronger statistics, pilot studies, experts say

By Jocelyn KaiserJun. 16, 2021

https://www.sciencemag.org/news/2021/06/nih-should-boost-rigor-animal-studies-stronger-statistics-pilot-studies-experts-say

ここ十年、生命医学研究者らはあまりにも多くの動物実験に再現性が無く、欠陥のある動物実験を根拠にしてヒトで調べた治療法が効果がないことに懸念してきた。こうした問題に対応するために、先週NIHに助言する連邦政府と大学の専門家からなるワーキンググループがアイディアを公表した。

ACD WORKING GROUP ON ENHANCING RIGOR, TRANSPARENCY, AND TRANSLATABILITY IN ANIMAL RESEARCH

https://www.acd.od.nih.gov/documents/presentations/06112021_RR-AR%20Report.pdf

ScienceInsider はワーキンググループの共同座長Lawrence Tabakにインタビューした

 

-COVIDは科学と企業の協力のパワーをみせつけた

Natureエディトリアル

COVID has shown the power of science–industry collaboration

16 June 2021

https://www.nature.com/articles/d41586-021-01580-0

しかし関係を豊かにするためにはデータと知財を巡る明確なルールとプロセスへの人々の信頼が必要である

(でもあなたたち、大企業イコール悪って散々主張してきたじゃん。)

 

-Nature Volume 594 Issue 7863, 17 June 2021は協力Collaborations特集

 

-地域と大学の協力がフリントの水危機に役立った

Natureコメント

Community–academic partnerships helped Flint through its water crisis

15 June 2021  E. Yvonne Lewis & Richard C. Sadler

https://www.nature.com/articles/d41586-021-01586-8

公衆衛生危機に直面した市は、近隣の賛同者との協力が、健康の公平性を進歩させられることを示した

ミシガン州のフリントは2014年から始まった水危機で悪名高い。しかしこの公衆衛生の悲劇には英雄もいた。水や住民の血液の鉛を測定した医師や研究者に注目が集まりがちだが、彼らに水や血液を測定するよう依頼した地域の活動家がいる。フリントは地域住民と大学研究者の協力のしかたの例である。

(問題が起きたときだけ外からやってきてデータとりっぱなしで住民に還元しない「ヘリコプター研究者」とか)

 

その他

-オーガニック、未殺菌農家がペンシルベニア東部の連邦裁判所で法廷侮辱罪

Organic, raw farmer found in contempt by federal court for eastern Pennsylvania

By Dan Flynn on June 17, 2021

https://www.foodsafetynews.com/2021/06/organic-raw-farmer-found-in-contempt-by-federal-court-for-eastern-pennsylvania/

Miller’s オーガニックファームのオーナー農家Amos Millerは、長い間連邦食品安全法に従わないで未殺菌ミルクや検査していない肉や家禽を売ってきた。これまでFDAやUSDAが何度も対応してきたが法に従わなかった。Millerは連邦規制により食品が安全でなくなると主張する。彼の農場はオーガニック、ノンGMO、化学物質・ホルモン・抗生物質を含まない、と宣伝していて彼の顧客はこの農場の食品を薬と見なしているという。2015年にはFDAがこの農場の未殺菌ミルクで2人の病気と1人の死亡を確認している。

(長い記事。人が死んでも嘘を言い張ればついてくる人たちがいる)

 

-Covid陰謀論について語る

Sense about science

Talking about Covid conspiracy theory

Published: 16 June 2021

https://senseaboutscience.org/activities/talking-about-conspiracies/

Covid陰謀論についての建設的対話のために役に立つアプローチ

サイエンスコミュニケーターがCovid陰謀論を受け入れている人々と対話するための、専門家の援助を取り入れた人々主導のアプローチのためのガイド。目的はデマの拡散を予防するために個人に必要なツールを与えること。広くシェアしてあなたの考えを教えて。

Talking about Covid conspiracy theory

https://senseaboutscience.org/wp-content/uploads/2021/06/Talking-about-Covid-Conspiracy.pdf

コロナウイルスの起源やCovidの実在、ロックダウンやワクチンの目的などの陰謀論の提唱者の中には、世界的陰謀を確信している人から主流の説がなんとなくしっくりしないという人まで様々である。ほかの人同様、陰謀論論を口にする人たちは、しばしば矛盾するいろいろな考えを持っている。こうした陰謀論に出くわした時、彼らを説得しようとして防衛的にさせてより陰謀論に近づけてしまうことがある。我々は完全に無根拠な主張を好き勝手にさせたくないが、自力で考えようとする人たちを排除したいわけではない。そしてしばしば彼らは私たちの友人や家族なので、対話によって何が起こっているのかについてできるだけ共有した見解をもちたい。

ポストコロナの生活が戻ってくる見込みなので、パンデミック中に何が起こったのかについてできる限り共通理解に至ることがフェアな批判がなされることを確保し次におこることにより多くの人々が参加できるようにするのに役立つだろう。

オルタナティブCovid陰謀論を信じていた人あるいは信じていた人に対応した人との対話やワークショップで、彼らは何が効果的で何が響かなかったかを私たちに語った。彼らは批判的にレビューし、建設的対話のためのコツを与えてくれた。

 

建設的対話には二つの共通要素がある

・批判的熟考のインセンティブを見つける

・自分でわかるのを援助する

それは勝とうとすることではなく助けようとすることである。共感から始めよう。もし以下の方法があなたの特定の対話にあてはまらないなら、あなたが自分自身のやりかたを見つけるのに役立つだろう

1.誰かが本当に信じているのは何かを見つける

2.範囲を広げすぎない

3.陰謀論者はよくあるニーズやフラストレーションを抱えていることを認識する

4.陰謀論と本物の陰謀の違いについて話す

5.同じように疑ってみることを促す