[EFSA]新規食品としてのフルクトホウ酸カルシウムの安全性
Safety of calcium fructoborate as a novel food pursuant to Regulation (EU) 2015/2283
EFSA Journal 2021;19(7):6661 5 July 2021
https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6661
(科学的意見)
欧州委員会からの要請を受けて、栄養・新規食品及び食品アレルゲンに関するEFSAのパネル(NDA)は、EU規則2015/2283に従って新規食品(NF)としてフルクトホウ酸カルシウムに関する意見を出すよう求められた。化学合成によって生産されたこのNFは、最大2.9%のホウ素、平均して4.7%のカルシウム、84.2%のフルクトースを含んでいる。最大量220 mg/日(最大ホウ素摂取量 6.4 mg/日)で、妊婦と授乳中の女性を除く一般成人を対象とした食品サプリメントとして販売することを意図している。背景となる食事とこのNFからのホウ素を組み合わせた摂取量は9.6–9.9 mg/日の範囲(デフォルト体重 70 kgと仮定して最大0.14 mg/kg 体重 (bw) /日に相当)である。これは許容一日摂取量(ADI) 0.16 mg/kg bw /日の範囲内である。胃腸(GI)環境を模倣した条件で、このNFは完全に加水分解され、パネルはホウ素の毒性を評価することが妥当だと考えた。パネルはこのNFの遺伝毒性に関して懸念はないと考えた。13週間のラット試験でこのNFが誘発した影響は、動物実験でホウ素化合物に誘発された毒性学的所見と一致している。精巣上体と脳の重量比が最も妥当なエンドポイントとして特定され、導出された基準点は最小モデル平均BMDL10 値 の529 mg/kg bw/日だった。これはホウ素の14.8 mg/kg bw /日に相当し、ホウ素のADI 0.16 mg/kg bw /日の設定に使用したクリティカル無毒性量(NOAEL) (9.6 mg ホウ素/kg bw /日)より高い。そのためパネルはこのNFの評価にホウ素の現在のADIを適用した。パネルは、このNF、フルクトホウ酸カルシウムは提案された使用と使用量で安全だと結論した。
[ANSES]市販されている植物:健康リスクは?
Plants sold commercially: What are the health risks?
01/07/2021
https://www.anses.fr/en/content/plants-sold-commercially-what-are-health-risks
ヨーロッパイチイ、ディフェンバキア、ガーデンアンゼリカ・・・ANSESは、健康リスクをもたらす可能性のある市販の植物リストと中毒を避けるために取るべき予防措置を発表した。この情報はplantes-risque.infoのウェブサイトでも入手できる。
健康へのリスクをもたらす58の植物のリスト―呼吸アレルギーの原因となる、あるいは摂取したり皮膚と接触することにより毒性がある、など―は、ANSESとフランスの航空生物学的モニタリングネットワーク(RNSA)が作成し、plantes-risque.infoのウェブサイトで見ることができる。
各植物のリスク、その植物の毒性部分、暴露が発生した場合の臨床症状、中毒の場合に取るべき措置に関する詳細が提供されている。
2021年7月1日現在、販売業者は店舗やインターネットで販売される特定の植物の毒性や中毒を防ぐために取るべき予防措置を消費者に情報提供しなければならない。消費者情報は、問題となっている植物の表示や近くに置かれた看板に記載される。
植物の一部を摂取、植物との接触、花粉の吸入の後に、深刻または生命を脅かす病気になった場合、フランスでは15番、欧州では112番に連絡してください。ペットが中毒を起こした場合は、獣医毒物管理センターに連絡してください。
追加情報
・www.plantes-risque.infoウェブサイトを訪れよう
・このテーマに関するVigil’Ansesの記事を読もう(フランス語)
https://vigilanses.anses.fr/sites/default/files/VigilAnsesN14_Juin2021_Arreteplantes.pdf
・プレスリリースを読もう(フランス語)
https://www.anses.fr/fr/system/files/PRES2021CPA11.pdf
・皮膚、口、目との接触により毒性のある植物に関する情報シートを見よう
https://www.anses.fr/en/system/files/ANSES-Ft-Plantes-toxiques-contacts-2021.pdf
・日光を浴びた後に皮膚との接触により毒性のある植物に関する情報シートを見よう
https://www.anses.fr/en/system/files/ANSES-Ft-Plantes-toxiques-contacts-soleil-2021.pdf
・摂取により毒性のある植物に関する情報シートを見よう
https://www.anses.fr/en/system/files/ANSES-Ft-Plantes-toxiques-ingestion-2021.pdf
[ANSES]フランス海外領土(レユニオン島、グアドループ、マルティニーク)の家庭での殺虫剤使用
Use of pesticides in the home in the French overseas territories (Reunion Island, Guadeloupe, Martinique)
28/06/2021
ヒトやペットの駆虫製品や庭や家庭で使用される殺虫剤は、一般の人々を健康リスクにさらすので管理が必要である。フランス海外領土での殺虫剤の慣行や使用をよりよく理解するために、ANSESはPesti'home研究を実施した。フランス本土に焦点を当てた2019年10月の最初の報告に続き、本日、フランス領カリブ海とレユニオン島の608世帯で実施された調査の知見を発表する。
Pesti'home研究とは?
2019年後半のフランス本土の結果発表に続き、ANSESは今回フランス海外領土のPesti'homeの知見を発表する。調査のこの部分は2015年の2月~7月に実施され、グアドループ、マルティニーク、レユニオン島の608世帯が参加した。
Pesti’home研究は、一般人が入手できる殺虫剤、つまり屋内および屋外の植物を保護するために使用される製品、昆虫、齧歯類、寄生虫、木の根に対して家庭で使用される殺生物剤、シラミ、ノミ、ダニからヒトと動物を保護するために用いられる駆虫薬に関するものである。
2世帯中1世帯以上が家庭で殺虫剤を使用
フランス本土と同様にフランス海外領土の世帯は家庭で頻繁に殺虫剤を使用している。マルティニークの世帯の58.3%、レユニオン島の世帯の70.1%、グアドループの世帯の94.8%がその年のあいだに少なくとも一回殺虫剤を使用した。
最も一般的に使用される製品種類はエアゾールやスプレーだった。海外領土は熱帯気候のため、蚊、ゴキブリ、蟻などの昆虫の増殖に都合がよい。そのため処理はこれらの昆虫種に主に重点を置いている。全てのタイプを組み合わせた使用では、殺虫剤の使用はフランス本土より3~4倍頻度が高かった。
ヘビーユーザー、すなわち週に2回以上殺虫剤を使用する人々は、レユニオン島の世帯のほぼ3分の1、グアドループの4分の1、マルティニークの5分の1を占めている。
禁止された製品も家庭に保管されているのが見つかった
3島全部で世帯の80%以上が、家庭で、主に台所、物置、車庫で少なくとも1つの殺虫剤を保管していた。フランス本土と同様に、この調査で多くの世帯が現在販売禁止されている製品、特に、時には10年以上前に購入したかもしれない植物保護製品を持っていることがわかった。この調査時にはグアドループの世帯で保管されている製品のうちほぼ24%、マルティニークの27%、レユニオン島の20%が販売禁止されていた。
使用と廃棄の注意事項への遵守不十分
グアドループとマルティニークでは、未使用で期限切れの製品のほぼ80%は廃棄物処理センターに持ち込む代わりにゴミ箱に投げ捨てられている。レユニオン島ではその数字は60%だった。
手袋、マスク、保護服などの保護具を着用している使用者はほとんどいなかった。一般的に、使用している製品の注意事項や助言をいつも読み助言に従っているわけではない。例えば、3島全部で取扱説明書やパッケージに記載されている推奨用量や助言におおむね従っているが、蚊、ゴキブリ、蟻などの飛んだり這ったりする昆虫用の、または身体および/または布地に使用する虫除け用(レユニオン島を除く)の製品ではそうではなかった。
使用者の暴露や環境への影響を減らすためにより多くの情報を提供する
これらの結果に照らしてANSESは、Pesti’home研究の本土部分の助言、特にヘビーユーザーにその重要性をもっと気づかせる必要性を繰り返し述べている。
・使用上の注意を読んで従うこと、この製品を使用した部屋の空気を入れ替えること、指定された場合は手袋を着用すること、推奨用量に従うことなど。
・長期間保管され、現在禁止されている物質が含まれる場合には、空の製品パッケージと一緒に製品を廃棄物処理センターに持ち込むこと、
・製品の保管や使用条件に従うこと。例えば、使用者は購入時にこれに関する情報が必ず提供されること。2021年にANSESは、一般人の殺生物剤製品のセルフサービス販売の中止に関する意見を発表する予定である。
ANSESは、製造業者が消費者に、これらの製品の組成に関するより明確でより読みやすい情報を提供することも助言している。
昆虫、特に蚊の増殖を制限するために、ANSESはフランスの海外領土と本土両方の領域で昆虫が産卵するたまり水を取り除くために以下のことを勧めている。
・植木鉢の受け皿をからにする
・水が排出されるよう側溝を掃除する
・雨水タンクを覆う
追加情報
・Pesti’home研究―フランス海外領土(DROM)グアドループ、マルティニーク、レユニオン島の殺虫剤の家庭での使用に関するフランスの調査
Pesti’home study - French survey on the household uses of pesticides in the French overseas départements and regions (DROM) Guadeloupe - Martinique – Réunion
https://www.anses.fr/fr/system/files/2019SA0163-Ra.pdf
[ASA]オンラインで子どもたちを守る:2021年第一四半期モニタリング結果
Protecting children online: our Q1 2021 monitoring results
07 Jul 2021
https://www.asa.org.uk/news/protecting-children-online-our-q1-2021-monitoring-results.html
子どもたちのオンラインメディアへの年齢制限広告を同定して取り締まる取り組みの第四回モニタリング報告を発表した。圧倒的多数の広告は責任をもっているが一部はそうではない。
2021年1月から3月の間、子どもの聴衆の多い49のウェブサイトと12のYouTubeチャンネルに表示された、年齢制限規則を破った広告は158件
アルコール7件、ギャンブル29件、脂肪砂糖塩の多い食品117件、減量5件。
[RIVM]オランダの抗生物質耐性は2020年は不変
Antibiotic resistance in the Netherlands stable in 2020
07/08/2021
https://www.rivm.nl/en/news/antibiotic-resistance-in-netherlands-stable-in-2020
コロナウイルスパンデミックのあった2020年オランダのの耐性菌は、アウトブレイク前より患者から検出されることが増えてはいない。一部の菌種ではむしろ減った。多剤耐性は同程度だった。
一般開業医の抗生物質の処方は約10%減った
家畜用の抗生物質の販売は2019年から僅かに増加した
[RIVM]軽症でも長期COVIDになる可能性がある:暫定研究結果
Long COVID also possible after a mild case: interim research results
07/08/2021
https://www.rivm.nl/en/news/long-covid-also-possible-after-mild-case-interim-research-results
RIVMの長期COVID研究の参加者1741人のうち、95%以上は急性期の感染では軽症だった。この研究に参加した長期症状を訴える人のうち入院したのはわずか5%だった。
最も多く報告される症状は、疲労感(90%)、集中力の問題(74%)、息切れ(70%)。
[COT]2021年7月6日の議題とペーパー
COT Meeting: 6th July 2021
Last updated: 06 July 2021
https://cot.food.gov.uk/COTMeeting6thJuly2021
議題:二酸化チタンについてのEFSAの意見のレビューに関するペーパーがアップされている
https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2021-07/TOX-2021-36%20TiO2%20EFSA%20opinion.pdf
https://cot.food.gov.uk/sites/default/files/2021-07/MUT_2021_03%20TiO2_1.pdf
一部抜粋
6月にCOMにEFSAの意見の要約を提示し、予備的検討が報告されている。議事録はまだ。
COMはデータセットの質に疑問を提示した。使ったデータは被検物質が多様で、評価や解釈が困難、標準法とは違う方法のものを考慮しており、遺伝毒性試験に熟練していないラボのデータを使っていることに疑問。さらに圧倒的多数の研究がEFSAのスコアリングで信頼性が限られると判断されている。出版バイアスもある。E171の仕様が明確でないことも不確実性をさらに増す。
作用機序に関しては、COMは根拠が示すのはDNAへの直接的傷害ではなく二次的な、閾値のあるメカニズムであると考える。In vitro試験で陽性が多く報告されているが、それらはナノ画分によるようだ。In vivo試験ではほぼ陰性/曖昧である。E171のナノ画分は3.2%以下で、経口による生物利用能の低さや暴露量の少なさ、消化管で凝集する可能性もリスク評価で考慮すべきである。入手できる根拠に基づき、COMはEFSAの結論に合意しない。
またCOMはEFSAの結論の言葉の使い方がリスクコミュニケーションの点から役に立たないと考える。この結論は薄弱な根拠に基づく極めてリスク回避傾向の強いもので、人々に不必要な懸念を作り出す可能性がある
論文
-種を干ばつ耐性に加工する
Engineering seeds to resist drought
8-JUL-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/miot-est070621.php
Nature Foodに発表された、発芽時の水不足から種を守る二層コーティング技術。
-国への年次報告:肺がんと悪性黒色腫による死亡の急速な減少
Annual report to the nation: Rapid decrease in lung cancer and melanoma deaths
8-JUL-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/acs-art070521.php
女性、子ども、青少年、若年成人では全体の発生率は増加し続けている
JNCI: The Journal of the National Cancer Instituteに発表された米国がん統計。
2001年から2018年の間に、肺がん死亡率の減少は加速し、悪性黒色腫の死亡率は近年相当減っている。しかし前立腺、大腸、女性の乳がんについてはこれまでの死亡率の低下は遅くなったあるいは消失した。この報告書のカバーする期間はCOVID-19パンデミック以前である。
CDCプレスリリース
Annual Report to the Nation: Rapid Decrease in Lung Cancer and Melanoma Deaths Lead Overall Continued Decline in Cancer Death Rate
Wednesday, July 8th, 2021
https://www.cdc.gov/media/releases/2021/p0708-cancer-decline.html
-強力大麻の新しい研究は幾分かの記憶への影響を示す
Novel study of high-potency cannabis shows some memory effects
8-JUL-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/wsu-nso070721.php
Zoomを使って大麻使用者の意思決定や記憶力、認知機能の試験を行った研究。大麻の花を吸っていたグループの言語による自由思い出し試験の成績が悪く、大麻使用群3群全てが偽記憶試験成績が悪い。Scientific Reports
-専門家は寿司の、マグロを減らして多様でほどほどの摂取を薦める
Experts recommend a varied and moderate consumption of sushi limiting quantities of tuna
8-JUL-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/uriv-era070821.php
ROVIRA I VIRGILI大学の研究者らが寿司の各種有害元素を測定してそれらを食べることのリスクを評価した
刺身、巻き寿司、握り寿司100個のカドミウム、ニッケル、鉛、水銀、無機ヒ素、メチル水銀、ヨウ素を測定して乳児、青少年、成人での暴露量を計算し、リスクを評価した。
コメがあるため刺身より巻き寿司とにぎり寿司で無機ヒ素が多く、マグロが含まれると水銀とメチル水銀が多い。リスクにならない組み合わせとしてはサーモンベースで巻き寿司と握り寿司と刺身あるいはウナギ巻きを組み合わせて8個にしてマグロを含むものは制限する
(スペインカタルーニャ地方で販売されているもの。「刺身」は平均13g。ネタはマグロとサーモンとウナギのみ。ヒ素が多いと評価されているコメが厳しい)
-タンパク質作物の可能性は反栄養素の生合成を解明することで開放される
Protein crop's potential unlocked by deciphering anti-nutrient biosynthesis
8-JUL-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/uoc--pcp070821.php
空豆は蛋白源として有用であるが世界人口の約4%は空豆の反栄養素であるビシンとコンビシンに感受性が高くソラマメ中毒に苦しめられる。今回国際研究チームがこれら化合物の合成に関与する遺伝子VC1を同定した。Nature Plants
(ソラマメ中毒は空豆を食べてから6-24時間後にG6PD欠乏のヒトでみられる急性溶血性貧血)
-調査した大学生の半分以上が肉代用品を試していた
More than half of university students surveyed have tried a meat alternative
8-JUL-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/e-mth070821.php
試してみた理由のトップは、新しい食品を食べてみるのが好き、代用肉の話をたくさん聞いたから、好奇心、であった。
Journal of Nutrition Education and Behaviorに発表されたアイオワ州立大学の1400人の調査。55%が植物ベースの代用肉を食べたことがある
-Science 09 JULY 2021 VOL 373, ISSUE 6551
表紙がロマネスコ。どうしてフラクタルになるのかという論文
薬用植物、文脈の中で
Medicinal plants, in context
Kiki Sanford
Science 09 Jul 2021:Vol. 373, Issue 6551, pp. 168
Michael Pollan 著「This Is Your Mind on Plants 」 Penguin, 2021の書評
鎮静作用のあるアヘン、興奮性のカフェイン、幻覚作用のあるメスカリン、の3つの植物由来成分の物語を軸に。1996年から97年にかけて違法な芥子の栽培方法を説明知る記事に関わったことなど
(西洋の工業的食文化に批判的な人が天然由来ならドラッグに寛容なのってヒッピー文化の典型だと思うんだけど。)
その他
-Bt綿はインドの農家の社会経済的転換を導く
Bt cotton drives socio-economic transformation among Indian farmers
By HT Brand Studio PUBLISHED ON JUN 04, 2021
デマによる挑戦にもかかわらず、遺伝子組換え技術は農地での害虫管理の結果によって農家、研究者、政策決定者から信頼されている
2022年でインドでのBt綿の栽培は20年となる。遺伝子組換えハイブリッド種子は農場での害虫管理と高収量の結果を出し農家、研究者、政策決定者から信頼されている。その成果は数字から明らかで、2019-20年の綿の栽培面積1250万ヘクタールのうち93.6%の1170万ヘクタールがBt綿である。過去10年で綿の収量は300%以上増え、農薬使用は50%程度減り、作付けは150%増加し生産は400%増加した。この技術の進歩は農家の収入増を可能にした。
-SMC UK
サッカーと祝福とCOVID-19患者数についての専門家のコメント
expert comments on the football and celebrations and COVID-19 cases
JULY 8, 2021
ジャーナリストが我々にサッカーとCOVID-19感染について尋ねてきたのでPaul Hunter教授の役に立つコメントを示す
East Anglia大学医学教授Paul Hunter教授
イングランド、スコットランド、ウェールズで、Eurosの最初の試合があって約10日後から感染者数の急増が始まることが明確である。ウェールズとスコットランドではチームの最終試合から一週間程度で感染者の増加率が低下し始めている。
関連は必ずしも因果関係を意味しないが、Euros周辺の祝賀が英国の流行を駆動したという結論から逃れるのは難しい。明るい面を見ればEurosが終われば圧が下がってスコットランドのように感染者数が減り始めるかもしれない
(イングランド優勝したらどうなるんだろう?祝賀パーティだらけなのでスタジアムに何人入れるかは小さいことなのかも)
-副作用が怖くてCovidワクチンを拒否していた二人の子どもの母がデルタ株で死んだ
Mum-of-2 who refused Covid vaccine over fears of side effects dies from Delta strain
By Nina Lloyd 8 JUL 2021
https://www.mirror.co.uk/news/us-news/mum-two-who-refused-covid-24492679
米国カンザスシティーのTricia Jones 45才はワクチンについて希な副作用の「恐ろしい話」を聞いてワクチンを受けることに納得できなかった、彼女の母親Deborah Carmichaelが言う。しかし息子が学校で感染してから病気になり、回復しなかった。彼女の家族が今人々にワクチンを受けるよう強く勧めている
(この手の報道が英米ではよくあるのに豪州はちょっと違う感じ。)
-「標的を絞った戦略」:オンタリオは予防接種をしていない集団に的を絞る
'TARGETED STRATEGIES': Ontario homing in on unvaccinated population
Jul 08, 2021
オンタリオのワクチン展開グループは、成人の半分以上が2回接種した今、ワクチンをしていない少数の人たちに的を絞る。少なくとも1回接種した人は約80%
(どんどんフェイズが変わる)
-NSW covid更新:シドニーはより強い規制
NSW Covid update: stronger restrictions for Sydney as Gladys Berejiklian flags lockdown extension
NSW州知事はcovidの突破を許すことを否定しシドニー警察が南西部を集中的に警備
NSW Premier denies state will let covid rip as Sydney police blitz hits southwest
JULY 9, 2021
Gladys Berejiklian州知事はNSWが「ゼロコロナ」目標を諦めるだろうという考えを否定
予防接種率がたった9%でcovidと共に生きる国はどこにもないと記者会見で言った
(でもニュースはワクチンの副作用で死亡、ばっかり)