2021-07-16

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

-2021-7-2

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43213

2021.6.25〜2021.7.1

 

-2021-6-25

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43212

2021.6.18〜2021.6.24

 

[MFDS] [部署合同] IAEA福島原子力発電所汚染水国際検証、韓国側専門家参加

輸入食品政策課 2021-07-09

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45549

□ IAEAは7月8日、福島原子力発電所汚染水放出検証のために専門家チームを構成した。韓国側専門家は、キムホンソク博士(原子力安全技術院責任研究員、KAIST原子力および量子工学科兼任教授)が参加する。

○ 韓国代表として参加するキムホンソク博士は、原子力安全関連専門家として現在UN放射線影響科学委員会(UNSCEAR)韓国首席代表として活動しており、国内外で認知度が高い放射性物質分析および評価分野の権威である。

□ IAEA国際検証団に韓国側の専門家が参加することで、日本の福島原子力発電所汚染水放出強行時、直・間接的検証を通じて、私たち国民の安全を守るための最低限の安全システム確保という点で大きな意味がある。今後、IAEA国際検証団参加を通じて汚染水処理全過程が客観的・実質的に検証されるように最善を尽くす。

 

(こういう政治的意図で参加するという宣言は、専門家として判断したいと思っている人にとっては迷惑でしかない。トリチウム、韓国も日本海に出しているので下手するとやぶ蛇になるよ?韓国は政治が司法や科学評価に影響することを当然であると公言する。普通それは望ましくないものだと認識されていると思うのだが)

 

[MFDS]夏季には虫・カビ異物に注意してください!

食品管理総括課 2021-07-09

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45547

□ 食品医薬品安全処は、温度と湿度が上昇する夏場に、虫、カビなどの異物が食品に混入する可能性が高くなるため、これを予防するための食品取り扱い・保管要領と異物申告時の注意事項を案内する。

<夏の虫・カビ異物申告現況および原因>

○ 最近5年間(’16〜’20)食品異物申告現況を分析した結果、全体申告件数の41.4%が虫やカビ*で7〜10月に集中的に申告されたが、これは、気温・湿度が高い夏に虫とカビが生育・繁殖する最適な環境のためである。

* 最近5年間全申告件数(19,571件):虫(5,495件、28.1%)、カビ(2,597件、13.3%)、金属(1,791件、9.2%)、プラスチック(1,515件、7.7%)などの順

○ 虫異物は、コーヒー、麺類、シリアル類、菓子類*などの申告が多く、これは、大容量パッケージで数回に分けて摂取するタイプや、甘みが強く虫を誘引するタイプと分析された。

* コーヒー17.8%(980件)、麺類13.4%(734件)、シリアル類7.9%(432件)、菓子類7.8%(429件)

- 原因調査の結果*、消費・流通段階混入が製造段階混入より多いことがわかった。これは、保管・取り扱い過程中の不注意によって発生する場合が大部分であると確認された。

* 原因調査結果:消費・流通段階混入14.1%(610件)、製造段階混入8.1%(352件)

○ カビ異物はパン・餅類、菓子類、飲料類*で申告が多かったが、原因調査結果**、製造過程中の乾燥処理不十分や包装密封不良または、流通・消費過程中に容器・包装破損などによる外気流入と、夏の高温・多湿などの環境的要因でより増えたことが確認された。

* パン・餅類17.8%(462件)、菓子類16.8%(437件)、飲料類15.2%(394件)

** 原因調査結果:製造段階混入23.3%(453件)、消費・流通段階混入12.4%(241件)

<虫、カビ混入防止のための食品取り扱い・保管要領>

□ 食品への虫、カビの混入を予防するためには、何よりも食品の特性に合う適切な取り扱い・保管が重要である。虫は小さな隙間さえあれば簡単に入ることができ、ノシメマダラメイガの幼虫などはビニール袋などを破って侵入できる。

- シリアル類など複数回に分けて食べる製品は、しっかりと密封し密閉容器に入れて床から離れた場所に保管し、甘みが強い製品は開封後なるべく早く消費する方がよい。

- ビニール包装した麺類、菓子、コーヒーなどは密閉容器に保管したり、冷蔵・冷凍庫などで低温保管し暗い湿った場所は避ける。

- 宅配便などで配達された製品の場合、包装箱の隙間などに虫が生息して混入することがあり、製品を受け取ると同時に包装箱から出して保管することをすすめる。

○ カビは目で確認することが困難で微細な隙間さえあれば外部の空気を通じて流入し繁殖するので、パン・餅類、麺類、即席ご飯などは、購入前に包装が破れたり穴がないか、変形部分はないかなどをよく見て購入する必要がある。開封後、残った食品はよく密封して冷蔵または冷凍保管して、保管時に包装が破損しないように注意する必要がある。

<異物発見時、消費者注意事項>

□ 食品に異物を発見した場合には、直ちに該当異物と製品情報(商品名、製造業者名・所在地、製造日など)がよく見えるように写真を撮って保存し申告*しなければならない。異物混入原因調査の重要な手がかりとなる異物と該当製品が毀損されないように注意して、調査機関に引き渡す必要がある。

* 過去5年間全体申告の22.3%が消費者の異物廃棄・紛失・毀損等で原因調査不可

- 調査機関に引き渡すまで異物などを保管する場合は、密閉容器に入れて保管し、虫異物のように腐敗する可能性がある異物は冷蔵保管することをすすめる。

 

(韓国のおもしろいところは国が調査することで実は消費者が原因であることが多いことがわかって異物クレームが減ったこと。メーカーは消費者にあなたのせいでしょ、とは言えないので)

 

[MFDS]プロテインバー、虚偽・誇大広告に注意してください!

サイバー調査団 2021-07-08

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45542

□ 食品医薬品安全処は、最近の減量ブームで人気が高まった「タンパク質バー(プロテインバー)」に対してオンライン上の不当広告を集中点検した結果、ホームページ(サイト)21ヶ所を摘発して関連サイト遮断と行政処分などを要求した。

○ 市中に流通するプロテインバーの食品タイプは、穀類加工品、ナッツ加工品、チョコレート加工品、菓子など多様で、このうちオンライン販売で人気のある660製品を対象に5月20日から27日まで点検を実施した。

○ 主な違反内容は、▲健康機能食品と誤認・混同する恐れがある広告(17個、2.6%)、▲消費者を欺く恐れがある広告(4個、0.6%)であり、具体的には、▲体脂肪減少ダイエットバー、▲筋力強化ダイエットバー、▲ダイエットヘルス栄養おやつ、▲肉つかない菓子、▲減量サポートなどのように、一般食品であるプロテインバーを健康機能食品と消費者が誤認・混同するように広告した。

□ 食薬処は医療界・消費者団体・学界など外部専門家で構成された「民間広告検証団」を運営しており、今回のプロテインバー不当広告に対して諮問した。

* 民間広告検証団:食品などに対して、医学的効能、病気治療などを標榜する不当な表示・広告を検証するために、医師、教授など専門家51人で構成(減量、個人衛生・病気治療、健康増進など3分科)

○ 検証団は、「プロテインバーは、一般的に炭水化物より脂肪の含有量が高く、特に飽和脂肪の含有量が高く、長期間摂取するとエネルギー代謝に負の影響を与える場合があるので、通常の食事の間に間食の形で摂取することが望ましい」とし、「高タンパク・高脂肪など特定栄養素だけ過度に含まれた極端な食事法は、肝機能異常、便秘、下痢、頭痛などの副作用が起こることがある」と述べ、「ダイエットなどのための食事調整時、栄養バランスのとれた食事が大変重要であり、特に適切な運動と併行してこそ効果がある」と強調した。

 食薬処は、COVID-19によりオンライン消費が増加しているため、今後、オンライン上の虚偽・誇大広告などの不法行為に対する点検を強化していく。

 

[MFDS] [報道参考] プロバイオティクスの安全性評価、このようにします!

栄養機能研究課 2021-07-02

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45528

□ 食品医薬品安全処食品医薬品安全評価院は、健康機能食品であるプロバイオティクス*の安全性を確保し、機能性原料開発者と申請者の助けになる「健康機能食品プロバイオティクス安全性評価ガイド(請願人ガイド)」を製作・配布する。

* プロバイオティクス(Probiotics):人の腸内微生物バランス維持を通じて、有益な作用をする生きている微生物(乳酸菌(Lactobacillusなど)より包括的な概念)

○ 主な内容は、▲プロバイオティクスの定義および特性、▲安全性評価提出資料、▲安全性評価試験方法、▲毒性試験時考慮事項など。

<添付>

1.プロバイオティクスの安全性評価ガイド主要内容

2.健康機能食品機能性原料プロバイオティクス現況

 

[MFDS]食品として使用できないフグ卵を添加した食品製造・販売、フグ丸・抽出液に抗がん効果虚偽広告など4業者摘発

食品安全現場調査TF 2021-07-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45525

□ 食品医薬品安全処は、食品として使用できない原料であるフグ卵などで食品を製造・販売して病気治療効果があるように虚偽広告を出すなど「食品衛生法」や「食品等の表示・広告に関する法律」を違反した4業者を摘発して、管轄官庁に行政処分および捜査依頼をした。

○ 食薬処は、食品に使用できないフグ卵、トウゴマなどの原料で食品を不法に製造したり、小分け販売しているという情報を入手して、5月中旬から6月中旬までにフグ丸・フグ抽出液などの製造業者を対象に取り締まりを実施した。

□ 主な違反内容は、▲食品に使用できない原料で製造・小分けして食品として販売、▲病気予防・治療に効果があると認識する恐れがある不当な表示・広告などである。

○ 違反した即席販売製造加工業者は、’19年3月から’21年4月まで、故意に食用不可であるフグ卵を「フグ抽出液」に加えて製造後、末期がん患者などに約105.6 kg(約720万ウォン)を販売した。

- ハングル表示事項全てを表示していないフグ抽出液とフグ丸を製造して約114 kg(約1,575万ウォン)を販売した。また、同製品を販売して、抗がん作用、抗がん治療前・後体力回復、糖尿病、高血圧、神経痛など病気治療に効果があるように虚偽の広告を出した。

○ 違反した食品製造加工業者は、’19年4月から’21年3月まで、インターネットショッピングモールと広告に病後気力回復、抗がん治療前・後体力回復、抗がん予防、鼻炎、胃腸病などの病気治療に効果があるように虚偽の広告を出して、ふぐ抽出液2製品約153 kg(約1,328万ウォン)を販売した。フグを原料として調理・販売する食品接客業チェーンに対しては、食品などの衛生的取扱い違反事実を摘発した。

○ 違反した食品小分け業者は、’18年3月から’21年5月頃まで、食品の原料として使用できないヘアケア用トウゴマオイルを「便秘」治療用食品と虚偽広告を出して約84 L(約1,374万ウォン)を販売した。

□ 食薬処は、今後もがん患者などの切迫した心情を悪用して食品に使用できない原料で食品を製造・販売する行為、食品に病気治療効果があるように虚偽広告を出す行為に対して取り締まりを強化していく。また、フグはがん治療に効果がないだけでなく、卵(卵巣)、内蔵、皮、肝臓などにフグ毒(Tetradotoxin)が含まれているので、フグ毒を完全に除去せず誤って摂取した場合、中毒を起こしたり、酷いときは死亡に至ることがあるので、該当製品を購入・摂取時には特に注意するように呼びかけた。

 

添付1 フグ毒(Tetrodotoxin、テトロドトキシン)Q&A

Q1.フグ毒とは何ですか?

A.フグの生殖腺の中に含まれている自然毒で、におい(無臭)と味(無味)がなく、フグの種類や季節に応じてフグ毒の含有量は変わる。

- フグの部位別では卵巣(卵)に最も多く、肝臓・皮膚・内蔵の順であり、筋肉には少ない。

- フグ毒は水に溶けず、同時に耐熱性が強く、通常の調理加熱では無毒化されず存在の有無を官能的に感知できない。

 

Q2.毒性はどのくらいですか?

  1. LD 50*が8.0〜10.0 ㎍/kgの強力な毒性物質で、毒性が青酸カリの13倍程度であり、人で最小致死量は2 mg、最小中毒量は0.2 mgとして知られている。

※ LD 50 (lethal dose 50、半数致死量)とは?

被実験動物に実験対象物質を投与すると被実験動物の半数が死ぬことになる量をいい、マウスなどの試験動物に試験物質を一度投与して2週間の死亡率を観察して半数致死量を計算する

 

Q3.中毒症状は何ですか?

1段階 20分〜3時間以内に唇、舌先、指先のしびれ、頭痛、腹痛、嘔吐

2段階 不完全運動麻痺状態になって知覚麻痺、言語障害、血圧低下

3段階 完全運動麻痺状態になって運動不能状態で呼吸困難が現れる

4段階 全身麻痺が見えて意識を失い呼吸と心臓拍動が停止する

 

Q4.食用可能なフグの種類は何ですか?

A.クサフグなど総21種のフグのみ摂取可能

(出典:食薬処告示「食品の基準及び規格」)

 

1.Takifugu niphobles、Takifugu alboplumbeus

2.Takifugu poecilonotus、Takifugu flavipterus

3.Takifugu pardalis

4.Takifugu snyderi

5.Takifugu porphyreus

6.Takifugu obscurus

7.Takifugu chrysops

8.Takifugu rubripes

9.Takifugu chinensis

10.Takifugu xanthopterus

11.Lagocephalus inermis

12.Lagocephalus wheeleri、Lagocephalus spadiceus

13.Lagocephalus gloveri、Lagocephalus cheesemanii

14.Sphoeroides pachygaster

15.Takifugu flavidus

16.ChiLomycterus affinis、ChiLomycterus reticulatus

17.Diodon holocanthus

18.Diodon liturosus

19.Diodon hystrix

20.Ostracion immaculatus

21.Takifugu stictonotus

 

(フグの毒ががんに効くなんて聞いたことないなと思ったらこんなサイトが

とらふぐと抗がん予防

https://michinaka.jp/blog/1282

タイトル、抗がんを予防したらがんになるのでは、とか。食品業界は宣伝で余計なこと言わなきゃいいのに)

 

[MFDS]アフラトキシン基準超過輸入ピーナッツ油回収措置

輸入流通安全課 2021-06-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45522

□ 食品医薬品安全処は、中国産「ピーナッツ油(落花生油)」から、アフラトキシン*が基準値より超過(総アフラトキシン(B1、B2、G1およびG2の合計)21.0 μg/kg(B1は18.6 μg/kg))検出され、該当製品を販売中止して回収措置した。

* アフラトキシンの基準値:(総アフラトキシン(B1、B2、G1およびG2の合計)15.0 μg/kg以下(ただし、B1は10.0 μg/kg以下)

 

[MFDS]飲食店で味付け肉など再使用すると営業停止

食品安全政策課 2021-06-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45517

□ 食品医薬品安全処は、飲食店で味付け肉などを洗浄後再使用することを禁止して、これを違反した場合の処分基準を新設するなどを主な内容とする、「食品衛生法施行規則」一部改正案を6月30日改正・公布する。

○ 主な内容は、▲飲食店で味付け肉など洗浄後再使用禁止、▲食品冷蔵・冷凍車温度操作装置設置禁止、▲飲食店調理場にげっ歯類など流入防止義務化、▲半製品外部倉庫に保管許容、▲食品製造・加工業者の倉庫共同使用拡大、▲食品運搬業冷蔵・冷凍適材で設置免除拡大などである。

<安全管理強化分野>

○(味付け肉など洗浄後再使用禁止)飲食店で味付けしたプルコギ、カルビなどを新たに調理したように見えるよう洗浄するなど再処理して、新しい味付けをして再使用することを禁止する。

○(車両温度操作装置設置禁止)食品運搬業営業者が冷蔵・冷凍食品運搬時温度計の温度操作をして適正温度を維持しているように見える装置(別名「チックタック」)の設置を禁止する。

○(げっ歯類など流入防止義務化)飲食店でげっ歯類およびゴキブリなどの流入を防止するように義務化する施設基準を新設して、げっ歯類およびその排泄物が発見された場合、過怠金を現行50万ウォンから100万ウォンに上方する。

<規制緩和分野>

 

[MFDS]食品HACCP認証申請急いでください!

食品安全認証課 2021-06-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45516

□ 食品医薬品安全処は、2020年12月1日以前に営業を登録して、子供嗜好食品など8食品*を生産する全ての食品製造・加工業者は、今年11月30日までに食品安全管理認証(ハサップ、以下HACCP)を受けなければならない。

* HACCP義務対象品目(’14.12〜’21.12):①菓子・キャンディ類、②パン類・餅類、③チョコレート類、④魚肉ソーセージ、⑤飲料類(コーヒー・茶類を除く)、⑥即席摂取食品、⑦麺・即席麺類、⑧特殊用途食品

○ 食薬処は、昨年11月にCOVID-19で経営困難を経験する零細食品業者の状況を考慮してHACCP義務の適用時期を1年猶予*していた。

* 猶予期間:2020年12月1日から2021年11月30日まで(1年)

○ これにより、食品HACCP認証義務営業者*は11月30日までに必ず認証を受けなければならず、下半期に申請が集中する場合に備えて、なるべく早めに認証申請することをすすめる。

 

[MFDS]食肉簡便調理セット基準新設・・・業界製品開発支援

食品基準課/有害物質基準課 2021-06-30

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45515

□ 食品医薬品安全処は、食肉簡便調理セット(畜産物ミールキット)基準・規格新設などを主な内容とする「食品の基準及び規格」一部改正告示案を6月30日行政予告して意見を受け付ける。

* 食肉簡便調理セット:家庭簡便食のひとつで、カット済み食肉などの食材と調味料およびレシピを同封して、消費者が簡単に調理して摂取できるようにした製品

○ 今回の改正案は、COVID-19と家庭簡便食需要が増えた食品市場のトレンド変化に応じて、「畜産物衛生管理法施行令」と食肉‧食肉加工品を主原料とした食肉簡便調理セットタイプ新設が推進*され、これに伴う基準‧規格を新設してオーダーメード型で安全管理をし、畜産物に非意図的に残留する農薬成分と、魚類の動物用医薬品残留許容基準も新設‧改正し、国民に安全な食品を供給するために用意した。

* 「畜産物衛生管理法施行令」一部改正案立法予告(2021.2.26〜4.7)

□ 主な改正内容は、▲即席摂取・利便性食品類に食肉簡便調理セット基準・規格新設、▲巻貝の一種であるフトヘナタリ(Cerithidea rhizophorarum)など水産物40品目を食品原料と認定、▲動物用医薬品残留許容基準改正などである。

○ 食肉簡便調理セットタイプ新設によりミールキット製品の特性を反映して、加熱せずにそのまま摂取する材料は食中毒菌規格を適用するなど安全基準*を設ける。

* 交差汚染防止のために食肉などは区分包装するようにして、加熱調理せずに摂取する材料は、サルモネラ、腸管出血性大腸菌などの食中毒菌規格適用

○ 食肉簡便調理セットタイプと基準‧規格新設で畜産物営業者(食肉包装処理業者、食肉加工業者)は、食品関連営業届出なしで肉含有量60%以上(粉砕肉は50%以上)の畜産物ミールキット製品を製造・販売することができる。

○ 食用根拠が確認された巻貝の一種であるフトヘナタリなど水産物40種を食品原料として新たに認定し、酢または酒類製造に限って使用されていた硝酸菌(Acetobacter aceti )などの微生物13種について、酢酸発酵またはアルコール発酵にも使用できるように使用範囲を拡大する。

* 例)Acetobacter aceti:(現行)酢製造→(改正)酢製造(酢酸発酵を含む)

○ また、畜産物に基準が未設定のルフェヌロンなど農薬成分7種に対する残留許容基準と、卵に対する抗原虫薬*のアンプロリウムの残留許容基準を新設して、

* 一つの細胞で構成された原虫に対する感染治療薬

- ヒラメ、マスなど一部魚種に設定されたゲンタマイシンなど4種*の動物用医薬品残留許容基準を魚類全体に適用できる基準として改定する。

* ゲンタマイシン、オキソリン酸、チアムフェニコール、クリンダマイシン抗菌物質4種

 

[MFDS]人体有害物質管理および高齢者などの給食支援強化

規制改革法務担当官など 2021-06-29

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45510

□ 食品医薬品安全処は6月29日、「人体適用製品のリスク評価に関する法律」や「高齢者・障害者等社会福祉施設の給食安全支援に関する法律」など10の法律第・改正案が国会本会議を通過したと発表した。

<有害物質が人体に及ぼす影響を総合的に管理する。>

□ 「人体適用製品のリスク評価に関する法律」制定により、食品、医薬品など人体適用製品*の危害要素が人体に及ぼす影響を総合的に評価して管理する「統合リスク評価」が導入される。

* 人体適用製品:人が摂取・投与・接触・吸入などをすることで、人体に直接影響を与えることがある食品、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、衛生用品など食薬処所管製品

○ これまで人体適用製品に含まれる有害物質は、個別製品ごとに危害性を評価して設定した安全基準に基づいて管理してきたが、今回の法律制定により食品、医薬品など様々な製品を統合評価することによって、該当有害物質が摂取・接触・吸入などで人体に曝露する影響を総合的に管理することができるようになり、危害の恐れがある製品は使用禁止または安全基準を設定するなど事後管理をするようになる。評価対象は外国で生産・販売禁止、新しい技術や原料使用、消費者要請などで、国民の健康を害する恐れがあると認められる人体適用製品でリスク評価政策委員会の審議を経て選定する。

<高齢者・障害者等利用社会福祉施設の給食管理を支援する。>

<子供の安全な食生活のために情報提供と支援を強化する。>

<法律違反行為軽重に応じて制裁基準を整備した。>

詳細略

 

[MFDS]コンビニでの一食、賢く摂取してください!

食生活栄養安全政策課/栄養機能研究課 2021-06-28

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45497

□ 食品医薬品安全処は、「ホンバプ(一人ご飯)」を楽しむ人々に簡単な一食で脚光を浴びるコンビニの簡便食を「あまり塩辛くなく、あまり甘くなく、あまり油っぽくなく」食べられるように、健康的な食生活のための実践メニューを提案する。

○ 今回の実践メニューは、栄養専門家と韓国コンビニ産業協会、5つの会員企業と共に、現在販売中の家庭簡便食(534製品)、スナック、飲料などを比較・分析し、栄養を考慮しておすすめメニューの組み合わせを用意した。

□ おすすめメニューは、韓国人栄養摂取基準(2020年)と学校給食栄養管理基準に基づいてカロリー、糖、ナトリウム、飽和脂肪は少なく、たんぱく質含有量は多いコンビニ食品で、中・高校生と成人のための一食メニューを提案した。

○(推奨基準)カロリー800 kcal以下、タンパク質20 g以上、加工食品から摂取する糖類17 g以下、ナトリウム1,000 mg未満、飽和脂肪6 g以下が、一食の組み合わせ栄養素含有量基準である。

(事例略)

□ また、食薬処は栄養学的に優れた家庭簡便食がコンビニで販売されるように7月から中小企業を対象に、製品企画から製品化まで1対1オーダーメード型技術支援を実施する。選ばれた中小企業には、製品化過程のナトリウム低減技術の開発と栄養分析などに必要な費用と技術相談を支援する。

□ 一方、食薬処はソウル市教育庁と合同で、コンビニを利用する子供と保護者を対象に、7月5日から約2週間、食品購入形態および栄養知識アンケート調査をオンラインで実施する。

添付

1.より少なめに、油を減らすメニューカードニュース

2.ナトリウム低減弁当製造支援事業概要

 

[WHO]化学物質が原因の可能性がある病気のアウトブレイク調査マニュアル:調査とコントロールのガイダンス

Manual for investigating suspected outbreaks of illnesses of possible chemical etiology: guidance for investigation and control

13 July 2021

https://www.who.int/publications/i/item/9789240021754

(事例に学校での集団心因性疾患が入っている。化学物質が犯人にされがちだから?)

 

[HHS]公衆衛生局長官はCOVID-19の予防接種を進める中でアメリカの公衆に健康デマの脅威について警告する助言を発表

U.S. Surgeon General Issues Advisory During COVID-19 Vaccination Push Warning American Public About Threat of Health Misinformation

July 15, 2021

https://www.hhs.gov/about/news/2021/07/15/us-surgeon-general-issues-advisory-during-covid-19-vaccination-push-warning-american.html

意図的誤情報を含む健康デマは米国のCOVID-19対応を脅かし、アメリカ人が予防接種をすることを妨害し続け、パンデミックを長引かせ、命をリスクに晒している。そして助言ではテクノロジーやソーシャルメディア企業にオンラインでの健康デマの拡散を止めるためにもっと責任ある対応を求めている

健康デマは最近の現象ではなく、HIV/AIDSに関する噂は何十年も存続して米国の感染率を下げる努力を毀損してきた。エボラの流行時にはデマがソーシャルメディアで急速に広がった。2014年の研究ではデマを含むエボラ関連ツイートは政治色が強く、不和を促す内容を含む可能性が高いことを発見している。

 

-健康デマに立ち向かう

健康的情報環境を構築するための米国公衆衛生局長官の助言

Confronting Health Misinformation

The U.S. Surgeon General’s Advisory on Building a Healthy Information Environment

2021

https://www.hhs.gov/sites/default/files/surgeon-general-misinformation-advisory.pdf

私は全てのアメリカ人にCOVID-19パンデミック期間とそれ以降、デマの拡散を遅くするのを手伝うことを強く求める。健康デマは公衆衛生への重大な脅威である。それは混乱を招き、不信の種を蒔き、人々の健康に害をなし、公衆衛生の努力を毀損する。健康デマの拡散を抑制することは道徳と市民にとっての責務であり全社会的努力を必要とする。

Vivek H. Murthy, M.D., M.B.A.

Vice Admiral, U.S. Public Health Service

Surgeon General of the United States

目次

背景

我々は対応できる

 個人、家族、コミュニティーができること

 教育者や教育機関ができること

 医療専門家や保健団体ができること

 ジャーナリストやメディア組織ができること

 テクノロジープラットフォームができること

研究者や研究機関ができること

 出資機関や財団ができること

 政府ができること

ここから我々がいくところ

参考文献

 

[NASEM]公衆衛生局長官が健康デマとの戦いに「社会全体での」努力を強く求め、科学アカデミーの仕事は根拠に基づいた情報環境を育むのに役立つ

As Surgeon General Urges ‘Whole-of-Society’ Effort to Fight Health Misinformation, the Work of the National Academies Helps Foster an Evidence-Based Information Environment

July 15, 2021  By Molly Galvin

https://www.nationalacademies.org/news/2021/07/as-surgeon-general-urges-whole-of-society-effort-to-fight-health-misinformation-the-work-of-the-national-academies-helps-foster-an-evidence-based-information-environment

Vivek Murthy米国公衆衛生局長官が本日「健康デマについての人々への助言」を発表し、健康に関するデマを「重大な公衆衛生上の脅威」とよび、全てのアメリカ人にCOVID-19パンデミック期間とそれ以降もデマの拡散を遅くするのを手伝うよう促した。科学アカデミーはこの点については多方面で健康と科学のデマに対応し、事実と根拠に基づいた情報環境を作るために対策している。

このパンデミックはかつてなく虚偽や誤解を招く主張と戦うだけではなく明確でわかりやすい、命を救う可能性のある健康上のガイドラインを人々に届けることが重要であることを明らかにした、と医学アカデミー会長Victor J. Dzauは言う。「全米アカデミーは公衆衛生局長官を喜んで支持し、研究コミュニティ、医療従事者、政府機関、その他の人たちと協力して信頼できる権威ある健康情報を増幅させる援助をする」

デマは病気の流行より悪く、光の速さで地球上を駆け巡り、信頼できる全ての根拠に反するように個人のバイアスを曲げたとき恐ろしいことになる。研究は我々がこの‘デマの氾濫misinfodemic’と戦う役に立つ

(以下NASEMの活動紹介)

 

[NTP]B6C3F1/Nマウスに吸入暴露したAspergillus fumigatusの毒性試験

Toxicity Studies of Aspergillus fumigatus Administered by Inhalation to B6C3F1/N Mice

July 2021

https://ntp.niehs.nih.gov/publications/reports/tox/100s/tox100/index.html

環境中によくいるアスペルギルス症の主要原因

咽頭から肺に炎症を誘発している、熱で不活性化したものではおこらない

 

[DHSC]2回目のワクチン後にほぼ100%の人が抗体をもつ

Almost 100% of people have antibodies after second vaccine

15 July 2021

https://www.gov.uk/government/news/almost-100-of-people-have-antibodies-after-second-vaccine

2021年5月12-25日に家庭サーベイランス研究に207337人が参加し、2回目のワクチン接種後14日以降はほぼ100%が抗体陽性だった。

 

[RIVM]7月16日から異種ワクチン接種開始

Heterologous vaccination from 16 July on

07/15/2021

https://www.rivm.nl/en/news/heterologous-vaccination-from-16-july-on

一回目アストラゼネカのワクチンを接種した人が2回目 Pfizer/BioNTechワクチンを接種できる

オランダ健康評議会の助言により、大臣が7月6日に決定して7月16日から発効する。

 

Nature&Science

-米国はCOVIDを受けてサル研究に増資

The US is boosting funding for research monkeys in the wake of COVID

15 July 2021  Nidhi Subbaraman

https://www.nature.com/articles/d41586-021-01894-z

投資は期待できるが霊長類不足は解消されないだろう、専門家が言う

米国政府は国の施設で生命医学研究用のサルの交配を増やすために投資する。2020年に科学者がCOVID-19ワクチンや治療法をヒトで試験する前にサルで実験したために不足しているため。主にアカゲザル。

 

-子どもたちのCOVIDによる死亡は「信じられないほど希」

Deaths from COVID ‘incredibly rare’ among children

15 July 2021

https://www.nature.com/articles/d41586-021-01897-w

子どもたちのCOVID-19による死亡や重症の全体的リスクは極めて低いことを研究が発見

英国の研究

(子どもの頃にいろんな病原体に晒されていたからこその「ただの風邪」なんだろうか。今ただの風邪と見なされている病原体も、初めて人類が出くわした時は「大変」だったのだろうか?)

 

-欧州裁判所は禁止された農薬の使用について判断する

EU Court to rule on banned pesticide use

Yaffa Epstein et al.,

Science  16 Jul 2021:Vol. 373, Issue 6552, pp. 290

2013年にネオニコチノイドのミツバチへの有害影響を根拠に欧州委員会がクロチアニジン、チアメトキサム、イミダクロプリドの温室以外での使用を制限した。2018年にさらに禁止が強化された。5月に欧州司法裁判所がこの禁止を合法だと判断した。しかしこの時、多くのEU加盟国が使用を続けている抜け穴については対処しなかった。EU各国はEU農薬規制の「緊急状況」での農薬の短期使用認可を認める条項に頼っている。この条項では何を緊急とするのかについて詳細は定めておらず、いくつかの国が主要作物に何度も「緊急認可」を使って禁止されたネオニコチノイドを認可している。

欧州司法裁判所は間もなく緊急時の解釈を行う予定である

 

-EUの受粉媒介者保護を最大化:リスクを最小化

Maximize EU pollinator protection: Minimize risk

Noa Simon-Delso et al.,

Science  16 Jul 2021:Vol. 373, Issue 6552, pp. 290

EUの農薬認可枠組みでは、農薬はそれがヒトと動物の健康に有害影響が無く、環境への許容できない影響が無い場合にのみ販売できる。欧州閣僚は6月に、農薬がミツバチにとって「許容できる」影響とは何かを決めるために会合した。その結果彼らは暫定的に今より少ない保護で進めることに合意した。

(略)

ミツバチコロニーやその他の受粉媒介者への農薬暴露によるどんな負の影響も受け入れてはならない。EU閣僚は決してミツバチへの保護レベルを下げるべきでは無い。保護レベルを下げると将来世代を受粉媒介者のいない世界に住むリスクに晒す。

(農薬に対してゼロリスク要求。ミツバチに少しでもリスクがあったら、虫以外のものも含めてあらゆる受粉媒介者が絶滅する、わけないんだけど。科学者のふりした活動家)

 

論文

-腎疾患のある人にとって、飲料水中の鉛に安全な量は存在しない

For people with kidney disease, there is no safe amount of lead in drinking water

15-JUL-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/ason-fpw070921.php

JASNに発表されたアメリカの透析開始患者の住む地域の水の鉛濃度を解析した研究

 

-認識されているリスクと入手可能性と前年の大麻使用に強い関連があることを研究が示す

Study shows strong association between perceived risk, availability and past-year cannabis use

15-JUL-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/cums-sss071321.php

大麻はリスクが低くて入手できると考えている個人は、大麻はリスクが高くて入手できないと考えている人より22倍過去1年で大麻を使用した可能性が高い

Drug and Alcohol Dependence

リスクが高いと低いの違いだけなら6倍、入手可能/できないの差は5倍。

大麻への認識には性と年齢による違いがある

 

-研究が食事療法が困った閉経期症状を84%減らすことを示す-薬なしで

Study shows diet causes 84% drop in troublesome menopausal symptoms--without drugs

15-JUL-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/pcfr-ssd071421.php

Menopauseに発表された、大豆の多い植物ベースの食事がホットフラッシュを84%、1日約5回から1回以下に、減らすことを発見した。低脂肪植物食に毎日1/2カップの大豆を加える食事を12週間行った試験。

(菜食を勧めるPHYSICIANS COMMITTEE FOR RESPONSIBLE MEDICINEの発表で、かつ創設者の本の宣伝なので割り引いて見る必要がある。大豆にそんなに劇的なホルモン活性があったらこわいだろうに。ほんの僅かなホルモン活性でも男がいなくなるって騒いで「奪われし未来」って言ってたよね)

 

-飲料水中のケイ素は齧歯類に不可逆的な肺病理を引き起こす

Silicon in drinking water caused irreversible lung pathologies in rodents

15-JUL-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/ikbf-sid071521.php

ラットとマウスにケイ素(メタケイ酸ナトリム)を含む水を与え、2-3ヶ月では何の影響も見られなかったが9ヶ月後には健康状態が悪化した。体重が減り、肺線維症の兆候を示した。特に注目すべきは、最初の2-3ヶ月の実験で影響が観察されずその後きれいな水に変えた動物でも6ヶ月後には肺に悪影響が出てきたことである。The FASEB Journal

(根拠の無い効果を宣伝したシリカ水とかケイ素サプリメントとか売ってる)

 

-政府の最新のパンデミック計画は無謀にも数百万人を集団感染の影響に晒す

Government's latest pandemic plan recklessly exposes millions to effects of mass infection

15-JUL-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/b-glp071521.php

予防接種より感染戦略は「非倫理的で非科学的」と専門家が警告

BMJでDeepti Gurdasani博士等が政府の戦略を批判する

この夏の集団感染を認めることは「危険で非倫理的な実験だ」という理由を述べたLancetへの文書にも既に1000人以上の科学者が署名している

(7月19日の「自由の日freedom day」ってまだなのに若者の感染急増中なので、今方針を変更しても効くのかどうか)

 

-マルタの肥満危機に対応する学校での早期介入が必要

Early intervention in schools needed to address Malta's obesity crisis

15-JUL-2021

https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/su-eii071521.php

マルタは現在世界で最も肥満率が高い国の一つで小学生の40%、中学生の42.6%が肥満または過体重である。WHOは子どもたちに毎日少なくとも60分の年齢に応じた運動を勧めているがマルタの子どもたちはこの目標達成率が最も低いほうである。この研究では学校に運動教育プログラムを導入し8ヶ月で肥満率を減らすことができた。これを根拠にして子ども肥満対策を期待する。Child and Adolescent Obesity

 

その他

-SMC NZ

史上最も暑いオリンピック-専門家の反応

The hottest Olympics in history – Expert Reaction

16 July 2021

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2021/07/16/the-hottest-olympics-in-history-expert-reaction/

来週金曜日に東京でオリンピックが始まる時、ニュージーランドの過去最大の211人のアスリートが、世界的パンデミックの中で競技をする課題に加えて記録的暑さに直面することが予想されている。ゲームにはスタンドの観客はいない。

SMCは重要な懸念ポイントとアスリートのパフォーマンスへの影響を尋ねた

AUT大学スポーツパフォーマンス研究所上級研究員、ニュージーランドカヌー競技のための強化調整国家指導者Adam Storey博士

環境要因が東京オリンピックの戸外イベントに影響するのは疑いない。史上最も暑いオリンピックになることが予想されていたのでニュージーランドのアスリートは身体の準備をしてきた。さらにPPEの使用やソーシャルディスタンシング、選手やスタッフが病気になった時の準備などもしている。観客なしは諸刃の剣で、選手のパフォーマンスにとっては良くも悪くも影響する可能性がある。世界最大のステージで、孤立した環境で挑むことは彼らにとって奇妙な体験だろうが、アスリートはもう何ヶ月もこのような状況を受け入れてきた。

オークランド工科大学上級講師で栄養士Caryn Zinn博士

オリンピックで栄養計画に従うのはもともと厳しい。パンデミックがさらに課題を加える。通常のオリンピックでも栄養計画は興奮と甘やかしの誘惑で阻害される。今年の東京はいつもと違う課題があるが結果は同じであろう。衛生やマスクがストレスになって不安や気分の低下、睡眠障害等の原因になる可能性があり食事の選択に負の影響があるだろう。そして東京の暑さと湿度である。マスクの義務と合わせて体液バランスと保水状態維持に課題となるだろう。アスリートは十分気をつける必要がある。

カンタベリー大学スポーツ生理学部もと学部長でNZオリンピック研究センター共同部長Ian Culpan名誉教授

驚くことに東京オリンピックがあと一週間で始まる。日本と世界にCOVID-19が大きく影響している事実が忘れられているようだ。誰がやると言ったのだろうか?オリンピックのキャンセルはIOCの責任でありホストの都市や日本政府では無い。IOCのレトリックでは9万人余のアスリート等は安全だと繰り返すが世界中の医学的助言は必ずしもIOCに合意しない。

(以下ほぼIOC批判)

オタゴ大学衣類科学Raechel Laing教授

オリンピックにアスリートが着るものについて二組の多様な検討事項がある。最初にスポーツの基準に依存すること、二つ目が周辺環境である

 

-ペスカタリアン(魚菜食主義者)は正しい-何故魚を食べることは肉を食べることより倫理的だと私は言うのか

Pescatarians are right – why I say eating fish is more ethical than eating meat

July 12, 2021  Martin Cohen  Hertfordshire大学哲学客員研究員

https://theconversation.com/pescatarians-are-right-why-i-say-eating-fish-is-more-ethical-than-eating-meat-158117

応用倫理学の研究者として、私は我々が何を食べるのかについての決定が他のいくつかの議論と関連することを理解してきた。そしてしばしば融合するものの、魚を食べないという主張は陸上の動物の場合とは大きく異なる。

哲学的倫理学は物事へのアプローチを、可能な限り苦しみを減らす義務のような絶対原理から始める人たちと、最大多数の最大幸福原則で競合するものを比較する功利主義的計算を使う人たちに分かれる。肉を食べることの倫理についての議論ではどちらの主張もあり、家畜が苦痛を感じることと畜産が人間社会にとって重要な一部であるということに概ね合意がある。古代の哲学者、ピタゴラスやプラトンは菜食のほうが道徳的に優れていると主張したが、彼のいう健康的食事にはミルク、蜂蜜、魚が含まれていた。

聖書でも菜食主義を肯定する部分が多いが、魚については違う。キリストは5つの大麦のパンと2匹の魚を増やして5000人分の食事にした。同様にコーランでは肉をハラルにするためのやり方を提供しているが魚には当てはまらない。

(以下いろいろ。エデンの園では動物が友達だったとか言われても)

 

-何故イベルメクチンのCOVID-19についての主要研究が取り下げられたのか?

Why Was a Major Study on Ivermectin for COVID-19 Just Retracted?

July 15, 2021 by Jack Lawrence

https://grftr.news/why-was-a-major-study-on-ivermectin-for-covid-19-just-retracted/

イベルメクチン推進派の重要要素だった研究が、データ偽造、盗用、倫理規則違反の可能性についての疑問で取り下げられた

 

-スリランカ:農業とデマのパンデミック

Sri Lanka: Agriculture and misinformation pandemic

by Dr Parakrama Waidyanatha

http://www.slguardian.org/2021/05/sri-lanka-agriculture-and.html

Gotabaya Rajapaksa大統領への公開文書に基づく

もしあなたが慣行農業の環境汚染やヒト健康影響のような負の側面を理由に有機農業に向かっているのなら、慣行農業を続けながら欠点を克服するほうがはるかに良い、なぜなら有機農業もこうした負の側面が避けられないので。どうか以下のことを検討して欲しい

1.世界の有機農業 

有機農業は世界の農地の1.5%に限られそのうち66%は牧場である。そして有機農業が10%を超えているのは僅か16カ国である

2.専門委員会

あなた指名した奇妙な40名ほどの「オーガニック専門委員会」の多くは政治家で、農業科学者が排除されている。そして何人かはもちろん熱心な有機農業推薦者である。

(以下彼らの嘘や悪行指摘)

3.‘Wasa visa’パンデミック

4.腎疾患と農薬の神話

5.農薬とその誤用

6.有機農業で語られないこと

7.農業由来ではない環境汚染

 

-SMC UK

2020年英国で科学に使った動物の年次統計への専門家の反応

expert reaction to the annual statistics on the use of animals in scientific procedures in the UK for 2020

JULY 15, 2021

https://www.sciencemediacentre.org/expert-reaction-to-the-annual-statistics-on-the-use-of-animals-in-scientific-procedures-in-the-uk-for-2020/

動物研究理解(UAR)最高責任者Wendy Jarrett

命を救うCOVID-19ワクチンと治療法の開発と安全性試験には動物での研究が必須である。ワクチン開発にはマカクサルとフェレットが使われ、治療法開発にはハムスターが、ワクチンの品質チェックにはモルモットが使われた。動物実験は科学者に、ヒト試験に移るのに十分な有効性と安全性があるかの初期データを提供する。臨床試験では動物より多い何千人もの人間が使われる。このパンデミックで人々のワクチンや医薬品の開発方法への関心が高くなった。UARは人々にこうした重要な研究にどう動物が使われているかを説明するリソースを開発している

王立生物学会動物科学グループ長で王立獣医大学トランスレーショナル医学教授Dominic Wells教授

王立生物学会長Mark Downs博士

Manchester大学生物学的サービス施設長Maria Kamper博士

英国製薬業協会研究政策部長Jennifer Harris博士

(いずれも動物実験の重要な役割と適切な対応を説明)