[EFSA]EFSAの専門家会議からのニュース速報:フードチェーンの汚染物質(CONTAM)
Breaking news from EFSA’s expert meetings: Contaminants in the Food Chain (CONTAM)
2021/07/15
https://www.youtube.com/watch?v=p_2iKZWiAgk
youtube動画
臭素化難燃剤、貝毒、ミツバチの餌のヒドロキシメチルフルフラール(砂糖を加熱した副生成物)など
[BfR]動物実験を避けるために透明性を促す
Promoting transparency to avoid animal experiments
01.07.2021
ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)はドイツの透明性協定への最初の調印者の1人になった。ドイツの科学組織同盟に所属する、ドイツ研究振興協会(DFG)の動物の保護と実験に関する上院常任委員会とドイツの動物研究を理解する構想 (「動物実験の理解」)によるこの合同プロジェクトは、2021年7月1日に開始する予定である。このプロジェクトで公表された目的には研究での動物実験の使用について情報伝達における透明性と開示性の促進が含まれている。BfRは実験動物保護のためのドイツセンター(Bf3R)と共にこの分野で長年活躍している。「動物実験が一般に受け入れられるには透明性に基づく必要がある。私達の動物実験データベースAnimalTestInfoと動物研究レジストリは動物実験についての理解を促進し、必要のない動物実験を避けることを目的としている。」とBfR長官Andreas Hensel医学博士はコメントした。
[BfR]PFAS工業化学物質:一部の集団は時々健康ベースのガイダンス値を超過する
PFAS industrial chemicals: Some population groups sometimes exceed the health-based guidance value
28.06.2021
ドイツのいくつかの人口グループの食事は、ある種の工業的に生産されたパーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の健康に基づくガイダンス値を超えている。これらはドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)による声明の結論である。「PFASは食品中事には望ましくない」とBfRの副長官Tanja Schwerdtle医学博士は述べた。「この集団の血液中のPFAS濃度は最近数十年間で大幅に減少しているが、最新研究から現在の濃度がまだ高すぎることが示された。」だが今のところ、実際にどのくらいのPFASが摂取されているか、どの健康障害が予想されるかの推定にはまだ科学的不確実性がある。「実際にはドイツの人々にはPFASの摂取量に影響を与える手立てがない。下降傾向ではあるが、データのギャップを埋め、さらに摂取量を減らすことがなおさら重要である」と副長官Schwerdtle氏は付け加えた。
https://www.bfr.bund.de/cm/343/pfas-in-lebensmitteln-bfr-bestaetigt-kritische-exposition-gegenueber-industriechemikalien. pdf PDF-File (830.5 KB)
結果の全体像から、ドイツの集団の一部は健康に基づくガイダンス値を超える特定のPFAS濃度に暴露していることが示されている。影響を受けた長期母乳育児中の母親の乳児は、人生の最初の数年間に血清中のワクチン抗体濃度が下がる恐れがある。これまでのところ、これらの子供達が実際に一般的に感染リスク増加を示しているかどうか評価するにはデータが不十分である。相当する暴露量で成人や青年のワクチン抗体濃度の水準に何らかの影響があるかどうかを評価するために利用可能なデータも、今のところ不十分である。
長期間母乳を与えられている子供のワクチン抗体の形成の削減により起こりうるリスクは、子供と母親両方の、多くのよく研究された長期母乳育児の利益により相殺される。
成人および青年の暴露の中央値はPFASの耐容摂取量程度である。これは成人と青年の約50%で長期食事摂取量がPFASの健康に基づくガイダンス値を超えていることを意味する。特に高濃度のPFASは内臓、野生動物の肉、特定の魚種で見つかった。
欧州食品安全機関(EFSA)は2020年に新しい耐容週間摂取量を発表した。最新意見でBfRは、新しい健康に基づくガイダンス値の導出を確認し、将来のリスク評価に使用するよう助言している。
パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は、それらの水、油、汚れをはじく特性のため、工業工程や、フッ素加工したフライパン、アウトドアウエア、化粧品などの消費者製品で広く使用されている工業化学物質である。PFASは非常に耐久性があり、今では、環境、フードチェーン、ヒトの体内など、どこでも検出できる。
[BfR]食品と化学物質のエクスポソームのリスクを評価するための予想全体混合物アプローチ
A prospective whole-mixture approach to assess risk of the food and chemical exposome
Nature Foodに発表した論文の書誌事項
[EU]RASFF 2021(0711-0717)
警報通知(Alert Notifications)
トルコ産ドイツ経由カロブ(locust bean gum:E410)の未承認物質エチレンオキシド、フランス産クリームチーズの安定剤として使用したカロブ(イナゴマメ)粉のエチレンオキシド、米国産ショウガ抽出物のエチレンオキシド、トルコ産カロブのエチレンオキシド、イタリア産カロブのエチレンオキシド、インド産有機ワサビノキ(モリンガ)粉末のエチレンオキシド、イラン産スイカ種子のアフラトキシン、産出国不明砂糖漬けリンゴとアプリコットの二酸化硫黄非表示及び高含有、フランスを目的地としたレバノン産米のトリシクラゾール及びチアメトキサム、オランダ産カレーのエチレンオキシド、フランス産カロブ(locust bean gum:E410)及びそのミックスのエチレンオキシド、
注意喚起情報(information for attention)
スペイン産チルドバナメイエビの亜硫酸塩高含有、エクアドル産冷凍エビの尾の亜硫酸塩高含有、トルコ産生鮮レッドグレープフルーツのクロルピリホス、スペイン産解凍真空パックキハダマグロロインの最大許容限度を超えたアスコルビン酸(E300)未承認、エクアドル産生鮮バナナのクロルピリホス、ベルギー産家禽用完全飼料のマンガンの溶出及び亜鉛高含有、インド産全形洗浄済冷凍イカのカドミウム、スペイン産生鮮マグロの高水準のヒスタミン、タイ産生鮮セロリのクロルピリホス・ジニコナゾール・プロピコナゾール・チアメトキサム・ルフェヌロン・未承認物質フェノキシカルブ及びピリプロキシフェン、オーストラリア産食品サプリメントの2‐クロロエタノール及びエチレンオキシド、中国産子供用テーブルウエアセットからのメラミン及びホルムアルデヒドの溶出、トルコ産酢漬けのブドウの葉のトリアジメノール、オーストラリア産食品サプリメントの2‐クロロエタノール及びエチレンオキシド、中国産飼料添加物の抗生物質耐性遺伝子の存在、オーストリア産食品サプリメントのテトラヒドロカンナビノール(THC)及びカンナビジオール(CBG)
オランダ産飼料用ゴマ種子のビフェニル及びクロルピリホス、
通関拒否通知(Border Rejections)
米国産アーモンドのアフラトキシン、トルコ産アプリコットカーネルのシアン化物高含有、インド産竹抽出物のエチレンオキシド、米国産ピーナッツのアフラトキシン、インド産ゴマ種子のエチレンオキシド、アルゼンチン産マツイカのカドミウム、北マケドニア産ビスケットのアクリルアミド、
[HK] 法令違反
包装乾燥マンゴーのサンプルが栄養表示規則に違反
Prepackaged Dried Mango sample not in compliance with nutrition label rules
Tuesday, July 13, 2021
https://www.cfs.gov.hk/english/unsat_samples/20210713_8793.html
フィリピン産包装乾燥マンゴーのサンプルが糖分40 g/ 100 gという表示のところ65.8 g/100 g検出された。
[FSAI] Castlemaine Production Areaの貝警告
Shellfish Warning for Castlemaine Production Area
7/7/2021
https://www.fsai.ie/ShellfishWarning_Castlemaine_13072021.html
アイルランド南西部のCastlemaine Production Areaで捕獲された貝が麻痺性貝毒(PSP)の高い濃度が検出された。この地域の貝を採集しないよう消費者に呼びかけている。
[ODS] ファクトシート更新
COVID-19下でのダイエタリーサプリメント
Dietary Supplements in the Time of COVID-19
Fact Sheet for Consumers
July 7, 2021
https://ods.od.nih.gov/factsheets/DietarySupplementsInTheTimeOfCOVID19-Consumer/
新規追加。
[FDA]亜硝酸塩「ポッパーズ」
Nitrite “Poppers”
07/15/2021
https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/nitrite-poppers
FDAは深刻な健康有害事象を引き起こす可能性があるため、娯楽あるいは精力増進目的で様々な製品形態で販売される「ポッパーズ」という亜硝酸塩の購入、使用をしないよう消費者に助言する。製品写真有。
[FDA]警告文書
Kuiyi International Inc.
JUNE 29, 2021
「外国供給業者検証プログラム(FSVP)」違反の問題。
- Biomedical Research Laboratories, LLC
JULY 01, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。サプリメント、ハーブ成分製品を含む。
- Sobh Import, Inc.
JUNE 08, 2021
FSVP違反の問題。
- Rong Shing Trading NY Inc.
JUNE 15, 2021
FSVP違反の問題。
- Natural Hope Herbals, LLC
JUNE 10, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。ハーブ成分製品を含む。
- Phoenix Nutritionals, Inc.
JULY 01, 2021
未承認の医薬品、不正表示の問題。サプリメント成分製品を含む。
[FDA]リコール
Johnson & Johnson Consumer Inc.はベンゼンの可能性のため日焼け止め製品NEUTROGENA® and AVEENO®の自主的リコールを発表する
Johnson & Johnson Consumer Inc. Issues Voluntary Recall of Specific NEUTROGENA® and AVEENO® Aerosol Sunscreen Products Due to the Presence of Benzene
July 14, 2021
会社のサイト
(ベンゼンは原料に使っていたわけではない。コンシューマーラボの検査で指摘されていた製品含む
https://uneyama.hatenablog.com/entry/2021/05/26/183802)
[FDA] 業界向けガイダンス:食品包装におけるリサイクルプラスチックの使用 (化学考慮)
Guidance for Industry: Use of Recycled Plastics in Food Packaging (Chemistry Considerations)
07/15/2021
このガイダンスではFDAは食品接触用途の材料を製造するリサイクルプロセスを評価する際に、リサイクルプラスチックの製造業者に化学の問題を考慮するよう推奨する。1992年12月の1992 "Points to Consider for the Use of Recycled Plastics in Food Packaging(食品包装における再生プラスチックの使用に関する考慮点)に代わるものである。
[FAO]食料の持続可能な将来を確実にするために若者を参加させる
Engaging youth to secure the sustainable future of food
14 July 2021
http://www.fao.org/news/story/en/item/1416202/icode/
2021年国連ハイレベル政治フォーラムのサイドイベントで、「食料の未来は今日の若者にかかっている」とFAOのQU Dongyu事務局長は述べた
[ProMED]食中毒-ナイジェリア:(クワーラ)致死、キャッサバシアン化物汚染疑い
Foodborne illness - Nigeria: (KW) fatal, cassava cyanide contamination susp
2021-07-17
https://promedmail.org/promed-post/?id=8526386
Date: Thu 15 Jul 2021 Source: Punchng.com [edited]
2021年7月13日Kwara州Ilorin東地方政府地域で同じ家族の3人が食中毒疑いで死亡した。情報によると5人のきょうだいが地元で調理されたヤム粉の食事(Amala)を食べた後のことだった。腹痛と嘔吐で病院に行き病院で3人の死亡が確認された。2人の生存者は退院した
[NASEM]今後75年の米国の科学と革新政策:序論
The Next 75 Years of US Science and Innovation Policy: An Introduction
BY ROBERT W. CONN, MICHAEL M. CROW, CYNTHIA M. FRIEND, MARCIA MCNUTT
https://issues.org/the-next-75-years-of-us-science-and-innovation-policy-an-introduction/
将来、科学技術はパンデミックから気候変動や食料と水不足、現在予測できない危機まで、多くの課題に対応するよう問われるであろう。科学研究は社会のニーズにあうよう構成されなければならない。
1945年のVannevar Bushによる「科学、無限のフロンティア」報告書から75年、次の75年を考える。
今後一年間に渡って、Issues in Science and TechnologyはKavli財団の支援で今後75年の米国の科学と革新を形作る可能性のある一連の論文を発表する
おそらくこれらのテーマに最も共通するのは、新しい知識の創出加速と同じくらいに、知識を人間に適用することの強調である。アウトカムやニーズ指向の、社会的責任のある、応用研究やトランスレーショナル研究を増やすことを呼びかける。
[FSSAI]メディアコーナー
我々は食べるものでできている
We are what we eat
16-07-2021
https://www.fssai.gov.in/upload/media/FSSAI_News_WhatEat_Kashmir_16_07_2021.pdf
(後半)
2016-17から2018-19の間に10636件の食品検体を各種市場から無作為に採取して検査したところ、食品安全基準違反が約26%だった。
(何がどう違反なのかはわからない)
[USDA]遺伝子工学を用いて作った、通常の交配で達成可能な追加の改変をもつ植物の除外提案
Proposal to Exempt Plants with Additional Modifications Produced Using Genetic Engineering That are Otherwise Achievable by Conventional Breeding
Jul 16, 2021
USDA のAPHISは、植物が含むことができる3つの改変をUSDAのバイオテクノロジー規制除外に含める提案に意見を求めている。これらの改変は通常の交配で達成可能なものと同様で機能的に同等である。それらは以下
1.二つの相同染色体の同じ部位における修復鋳型なしの標的とするDNAの切断修復の結果として単一遺伝子の父側と母側の対立遺伝子の同一あるいは異なる機能喪失突然変異
2.外部から提供された修復鋳型を使って作った、一つまたは二つの相当染色体上の、連続するあるいは任意の大きさの欠失
3.一本の染色体上の、あるいは二つの相同染色体上の同じ場所の、二つの標的化二本鎖切断の修復による変化で、修復の結果、修復鋳型の存在下あるいは非存在下で任意のサイズの連続した欠失が生じる、あるいは修復鋳型の非存在下でDNAの挿入を伴う任意のサイズの連続した欠失が生じる時
2021年8月18日まで意見募集
[PHE]イングランドでノロウイルスアウトブレイクが増加している
Norovirus outbreaks increasing in England
16 July 2021
https://www.gov.uk/government/news/norovirus-outbreaks-increasing-in-england
全ての年齢層で増加
[DHSC]
-前線の医療や看護職員は自主隔離ではなく働ける
Frontline health and care staff can work rather than self-isolate
19 July 2021
https://www.gov.uk/government/news/frontline-health-and-care-staff-can-work-rather-than-self-isolate
2021年7月19日から、二回ワクチン接種した前線のNHSと福祉職員は、濃厚接触者になって自主隔離するよう言われても代わりに検査で例外的に働くことができる
-今や1000万人以上がNHSアプリを使っている
More than 10 million people now using the NHS App
19 July 2021
https://www.gov.uk/government/news/more-than-10-million-people-now-using-the-nhs-app
このアプリはワクチン接種状況を提示できて海外旅行や職場への復帰に役立つ
論文
-67カ国の超過死亡とCOVID-19死亡のギャップを探る
Exploring the Gap Between Excess Mortality and COVID-19 Deaths in 67 Countries
July 16, 2021 Francesco Sanmarchi, et al.,
JAMA Netw Open. 2021;4(7):e2117359. doi:10.1001/jamanetworkopen.2021.17359
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2781968
2020年12月31日までの感染者数、死亡、検査のまとめ。図表から、ギャップの大きい国などが明確化されている。
超過死亡マイナスなのは東アジアとオセアニア。韓国がCOVID-19には厳しく対応しているのにマイナス幅が小さいのが気になる。
-ワクチン躊躇は貧しい国で少ないことを研究が発見
Study finds vaccine hesitancy lower in poorer countries
16-JUL-2021
https://www.eurekalert.org/pub_releases/2021-07/ifpa-sfv071621.php
Nature Medicineに発表された低から中所得国のワクチン受容を調べた研究。途上国のワクチンを接種する意向は80%と米国65%ロシア30%より高い。
(ロシアと比べたらどこでも高くなるのでは)
-アフリカのCOVID-19:連帯の教訓
COVID-19 in Africa: a lesson in solidarity
THE LANCET EDITORIAL| VOLUME 398, ISSUE 10296, P185, JULY 17, 2021
アフリカ諸国が深刻な第三波に直面している。この予想された成り行きは倫理的に非難されるべきワクチン公平性の欠如(ワクチンが完全に終わっているのは人口の1%未満)、行動および経済的パンデミック疲労、自己満足による
-コロンビアにおけるパンデミック関連リスク認識より大きな社会的不満
More social discontent than pandemic-related risk perception in Colombia
Alvaro J Idrovo
CORRESPONDENCE| VOLUME 398, ISSUE 10296, P211, JULY 17, 2021
COVID-19パンデミック中のリスク認識を理解することが政府に市民の心理的対応を予想可能にし最良の公衆衛生戦略を明確にできる。ほとんどの人は感染リスクと死亡リスクが高いと見なしたときに強い行動制限を受け入れる。現在コロンビアでは飢餓、失業、暴力、教育機会の欠如などの社会的問題のほうがSARS-CoV-2感染より恐ろしい社会の明確な事例となっている。
-最後のフロンティア:宇宙での健康
The final frontier: health in space
Talha Burki
THE LANCET WORLD REPORT| VOLUME 398, ISSUE 10296, P199-200, JULY 17, 2021
宇宙旅行計画が増えてきたため、宇宙飛行の健康影響についての新たな研究が促されている。現状を報告する。
循環器系、神経系、放射線影響。
その他
-ブラジルでの魚由来の希な病気が警告を促す
Rare case of illness in Brazil from fish prompts warning
July 18, 2021
https://www.foodsafetynews.com/2021/07/rare-case-of-illness-in-brazil-from-fish-prompts-warning/
27才の女性が魚を食べてHaff病になりブラジル当局が警告を発した
Goiás州GoianésiaのKelly Silvaが街のレストランで魚を食べて消化管症状を覚え、2日後筋力の喪失、身体の痛み、暗色尿でICUに入院した。保健当局は他に患者がいないか探していて、警告を発した。
-Harald Walach教授は全く不運
Prof Harald Walach is really unlucky
17 July 2021
https://edzardernst.com/2021/07/prof-harald-walach-is-really-unlucky/
Harald Walach教授はここ数週間厳しい。最初に、彼の発表したCovidワクチンは害の方が大きいことを示唆した論文が、詐欺では無いとしても欠陥があるとして取り下げられた。次に子どもたちにマスクを強制すべきで無いと主張した論文に雑誌が懸念を表明した。さらに悪いことに、彼の大学(Poznan University of Medical Sciences)が彼の詐欺的反ワクチン研究を理由に彼を解雇した。
(ホメオパスらしい。Wikipediaには既に大学をクビになったことが記載されている
https://en.wikipedia.org/wiki/Harald_Walach
マスク論文はこんなふうに使われている
https://ttds.amebaownd.com/posts/19147395/)
-EUの農薬政策を採用することは農業を壊滅させる
Adopting EU pesticide policies will devastate agriculture
By Okisegere Ojepat | July 6th 2021
写真:ケニアのサバクトビバッタ防衛隊 地上チームMajor Mark Odondoは殺虫剤を入れた散布機を積んだ乗り物を始動させる、2021年2月17日
ケニアにとって議会での農業用用品の使用を止めるEU政策採用決定ほど有害な決定を思い出すのは難しい。それはGDP全体の20%と無数の命を失う惨劇になるだろう。
議会健康委員会は自分たちが何をしようとしているのか理解していない。何故世界の他の地域がそうしないのか、アフリカ連合がそれを拒否してきたのか言及すらしなかった。委員会が勧めたのは、リスク評価は脇に置いて、EUが禁止したものは全て禁止ということである。
(以下いろいろ)
-どうやって日本は農業を持続可能にするためにデジタル栽培を使っているか
How Japan is using digital farming to make agriculture sustainable
June 29, 2021
日本はビッグデータとIoTとAIを使って農業を成長分野にすると2016年に内閣府が発表し、農林水産省がロードマップを作った
デジタル栽培は水不足を克服し経験の無い人が水を効率的に管理し生産性を上げることができる
(日本のどこの農地が水不足だって?と思って引用されているサイトを見たら、世界では水不足とか書いてあった。
https://www.japan.go.jp/technology/innovation/digitalfarming.html
この雰囲気だけの「ビジョン」、それに騙される日本のことをよく知らなそうなライターの組み合わせで虚構の日本が生まれたようだ。)
-「より良い農業」概念に向かって
Towards a Concept of “Better Farming”
By David Zaruk -May 26, 2021
https://european-seed.com/2021/05/towards-a-concept-of-better-farming/
最後のリスクコーナーのコラムは一連の曖昧な「オーガニック」の定義を紹介し、単純に慣行農業に反対するものとするのは生産的ではないと結論する。
恐怖を煽るマーケティングキャンペーンの成功によって、豊かな国での有機食品の需要は収穫できる能力を超えて増加し、世界の食糧安全保障と土地の使用にとって危険な圧力となった。我々は再考する必要がある:このオーガニック対慣行/善悪の二分法の考え方を止めて、全体としてよりより農業慣行を促す方向に向かって。
ベターコットンイニシアチブ(BCI) のように現実的な、ベター農業イニシアチブBetter Farming Initiative(BFI)を考える時期ではないか?