2021-08-11

[Defra]ガイダンス 環境許可のための地表水汚染リスク評価

Surface water pollution risk assessment for your environmental permit

Last updated 10 August 2021

https://www.gov.uk/guidance/surface-water-pollution-risk-assessment-for-your-environmental-permit

地表水への有害化合物や元素の放出を含むオーダーメード許可申請をする場合のリスク評価のしかた

更新

 

論文

-スコットランドのより厳しい飲酒運転規制は事故を減らすのに「効果がなかった」

Introduction of stricter drink drive limit in Scotland has had ‘no effect’ in reducing accidents

10-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/924974

Journal of Health Economics。2014年12月にスコットランドは因習運転の基準を100 mml血液中80mlgから50mlgに引き下げた。これによりスコットランドの基準値は英国で最も厳しいものになった。2009年から2016年の交通事故のデータからこの規制の影響を検討したところ、事故にも取り締まり件数にも影響がなかった。規制が強化されたのに呼気検査を増やすことはなかった。政策決定者が厳しい規制を導入したいならそれには厳格な執行対策が必要である。

(基準は厳しくしたけれどそれを守らせようとはしなかった、とのこと。)

 

-イチゴを永遠に保存できるか?(動画)

Can we preserve a strawberry forever? (video)

10-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/924996

ACS動画シリーズ

(いろいろなものでイチゴを2ヶ月保存。ヘアスプレーが意外と健闘。エポキシ樹脂に埋めたのは色が薄れている)

 

-いまや超加工食品が子どもや十代の食事の2/3のカロリーを占める

Ultraprocessed foods now comprise 2/3 of calories in children and teen diets

10-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/924596

JAMAに発表された(アメリカの)33795人の子どもと青少年の食事を解析した研究によると、1999年から2018年の間に、超加工食品由来のカロリーは61%から67%に増加した。増加の理由はそのまま食べられるテイクアウトや冷凍ピザなどと、包装されたお菓子やスナック。砂糖入り飲料由来のカロリーは51%減った。

(ソフトドリンクからの砂糖の摂取量が減ったという報告は一貫しているので実際減ったのだろう。そして「おかげで健康になった」とは言えないらしい。次の悪者探し。)

 

-世界からCOVID-19を根絶することは諦めるべきではない-新しい解析

Global eradication of COVID-19 should not be dismissed – new analysis

10-AUG-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/924930

BMJ Global Healthに発表されたニュージーランドの研究者による解析ではCOVID-19根絶はポリオ根絶より実現可能である

(ニュージーランドが世界に希望している、ということを無理矢理数字いじって作っただけ。ポリオの根絶の方が優先順位が高い。「公衆衛生の専門家」がこういうことやると信用を失うだけだと思うんだけど。)

 

その他

-SMC NZ

我々はいつ国境を安全に開けるのか?-専門家の反応

When can we safely open the borders? – Expert Reaction

11 August 2021

https://www.sciencemediacentre.co.nz/2021/08/11/when-can-we-safely-open-the-borders-expert-reaction/

感染性の高いCovid-19デルタ株は国境を開く前にニュージーランド人に必要な予防接種の割合が増えることを意味する、新しい科学助言によれば。

また戦略的Covid-19公衆衛生助言グループは、国境再開放は段階的に行うべきで、担当者は旅行者の訪問国のCovid-19頻度や予防接種状態などのリスク要因を考慮すべきとも助言した。SMCは専門家のコメントを求めた。

オークランド大学Shaun Hendy教授

海外の根拠とモデルからの知見を検討した助言委員会は、我々の国境はワクチン接種が完了するまで国境は緩めるべきではないと結論した。これは極めて妥当な助言で、ワクチンが完璧に終わるまで、国境を僅かでも緩和することは直ちにロックダウンを必要とするおとになるだろう。新しい変異株の発生に不確実性が残るため、ニュージーランド人は今後数年は少なくとも何らかの国境制限に備えるべきである。

オタゴ大学プライマリーヘルスケア&総合診療学部上級講師Lesley Gray

オタゴ大学公衆衛生学部上級研究員Amanda Kvalsvig博士

この助言は驚くことに子どもたちにほとんど言及していない。根絶戦略維持に子どもたちがクリティカルだろうと言っているのに。12才以下の子どもたちの予防接種に関する計画は無く、集団免疫の穴になっている。子どもたちの予防接種なしに国境を開くことは根絶を諦めることを意味する

国立Hauora連合臨床部長Rawiri McKree Jansen博士

この報告はよく考えられて適切な注意深いアプローチである

ウェリントンビクトリア大学ウェリントンビジネスと政府学校ツーリズムマネジメントグループChristian Schott准教授

旅行業者は将来の展望が欲しい。この助言は国境開放について幾分か明確にしているが時期は不明である。現状ではこれがベストだろう

(小さい子どもを含めて予防接種が完全completeでないと国境は封鎖したまま、なら当分鎖国になるけど。)

 

-Natureワールドビュー

科学の否定論者と懐疑者に話すのは希望が無いわけではない

Talking to science deniers and sceptics is not hopeless

05 August 2021 Lee McIntyre

https://www.nature.com/articles/d41586-021-02152-y

バックファイア効果の恐れは誇大で、話を聞き関わりをもつことは依然として有効である

2017年4月22日に、事実と真実のために立ち上がった約7万人がボストンの科学のためのマーチに参加した。彼らは今どこに?その後科学否定の害は増える一方だ。私はあれから地球は平らだ論者と話をし、炭鉱労働者と気候変動について語り、科学者の友人に参加を呼びかけた。しかし彼らは拒否した。「彼らと話す価値はない。意味が無い」

それは間違っている、事実としても人道的にも。彼らが考えを変えることはある、ただ不信を克服するには誰かが時間を費やす必要がある。確かに多くの専門家が脅迫や嫌がらせに耐えてデマ対策を行っている。しかし私の招待を断る科学者は、嫌がらせへの恐れが理由では無く、再現性の無い2010年の知見である「バックファイア効果」を理由にする。これは間違った考えを信じている人はそれを修正する情報に直面するとさらに嘘を固く信じるようになるのでデマの否定は逆効果であるという説である。この誇大宣伝で広められた考えのもとになった結果を出した研究者ですらもはやこれを支持せず、真の課題は修正情報をどう出すのがベストかを学ぶことだと主張している。一方で反論が有効だという根拠は増加している

(以下地球平面論学会での体験を語り、科学者に日常的に誤情報修正活動への関与を呼びかける)

 

-ニセのCOVID-19ワクチンカードが米国の大学の懸念

Fake COVID-19 vaccine cards raise concern for U.S. colleges

By Roselyn Romero  The Associated Press Posted August 9,

https://globalnews.ca/news/8098584/fake-covid-vaccine-cards-us-colleges/

多くの大学が対面授業に参加するにはワクチン接種証明を要求している。しかしワクチン反対の人はシステムを欺こうとしている。インスタグラムではCOVID-19ワクチンカードを25ドルで売るアカウントがある。Telegramでは200ドルで売っている。

(以下騙す方と騙されまいとする方の攻防等)

 

-警察がByron BayでCOVID-19ロックダウンのきっかけになったシドニーの男性を告訴

Police charge Sydney man who sparked COVID-19 lockdown in Byron Bay

By crime reporter Mark Reddie and Hannah Ross

https://www.abc.net.au/news/2021-08-11/police-to-charge-sydney-man-who-sparked-byron-bay-covid-lockdown/100368176

Zoran Radovanovic 52才は息子と娘とともにデルタ株陽性で病院で治療を受けている。Radovanovic 氏はQRコードシステムを使っていなかったので訪問先を同定するのが困難で、NSWの公衆衛生命令に違反した

 

-シドニーのロックダウンは何時終わる?それは誰に聞くかによる

When will Sydney’s lockdown end? Well, it depends who you ask

August 10, 2021  James Trauer

https://theconversation.com/when-will-sydneys-lockdown-end-well-it-depends-who-you-ask-165459

パンデミック中に感染症モデリングがかつてないほと目立ち、無数のモデルが政策を導くのに使われた。異なる研究者グループが異なる予想をし、ロックダウンの答えを探している時なら簡単に混乱する。何故答えが多様なのか?(以下シドニーのモデルの説明)

持ち帰るべきメッセージ

シドニーの流行は二つの選択肢の分岐点で、根絶に向かって厳しい対応をする(少なくとも1-2ヶ月さらに厳しい規制をしく、全てのモデラーが支持)か、ワクチンの効果が出るまで管理できる患者数で維持するかのどちらかである。現在NSWの政策は後者を好んでいるようだ。

(現在もロックダウン中。NSWの8月11日の感染者数344、ワクチン接種率は10月末に対象者の70%、11月末に80%と予想されている。現在全国で23%、一回以上の人は45%)

 

-虫を養殖するな

Don’t farm bugs

https://aeon.co/essays/on-the-torment-of-insect-minds-and-our-moral-duty-not-to-farm-them

昆虫の養殖は何兆もの動物を焼き、茹で、切り刻む。それは道徳に反しリスクが高く、気候危機を解決しない

(昆虫の福祉の話。ミツバチがかわいいのならミールワームも大事だろう?)