2021-09-17

[EU]査察報告

-ウクライナ-牛乳と乳製品

Ukraine 2021-7185-Milk and dairy products

13/09/2021

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4410

2021年3月1~12日にウクライナで実施した、EUに輸出するヒト摂取用の牛乳と乳製品の公的管理システムを評価するための査察。COVID-19パンデミックのため現場検証はなく、文書と管理記録のレビューに基づく。EU輸出用牛乳と乳製品の生産の公的管理システムは、輸出製品のEU衛生条件の準拠に関する保証をほぼ提供している。前回の査察の助言への是正措置は効果的だった。だが、国の法律や文書化手段には更新の必要がある。施設の認可やリストからの削除、製品の認証はこの手順に完全に従って実行されていない。生乳以外の加工用原料の証明がないが、これらの欠点は管理自体の信頼性に全体的な悪影響を与えていない。

 

-南アフリカ-水産物

South Africa 2021-7172-Fishery products

09/09/2021

https://ec.europa.eu/food/audits-analysis/audit_reports/details.cfm?rep_id=4409

2021年4月19~30日の南アフリカの査察結果。査察の目的は、管轄機関の公的管理が、EU輸出用の南アフリカの水産物生産状況がEU法の条件に準拠していることを保証できるかどうか評価することである。COVID-19により現場検証はなく、文書と記録のレビューに基づく。管轄機関が開発した公的管理システムは全生産チェーンをカバーし、採用された法律により関連するEU条件を検証でき、適切な手順に支えられている。COVID-19の影響は、国際貿易と食品供給チェーンの支援を目的とした緊急時対応の活性化によって軽減されている。

 

[EFSA]意見等

-施設の草地及び球根や花の塊茎作物の殺菌剤として植物保護に使用されるプロピオン酸カルシウムの認可のための基本物質申請に関する加盟国とEFSAとの協議結果

Outcome of the consultation with Member States and EFSA on the basic substance application for approval of calcium propionate to be used in plant protection as a fungicide in amenity grassland and on flower bulb and flower tuber crops

EFSA Journal 2021;18(9):EN-6834 16 September 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/supporting/pub/en-6834

(技術的報告書)

EFSAが協議結果をまとめ、個別に受け取ったコメントのEFSAの科学的見解を提示した。

 

-ブルーベリーとクランベリーのプロキナジドの既存MRLs改定

Modification of the existing maximum residue levels for proquinazid in blueberries and cranberries

EFSA Journal 2021;19(9):6835  13 September 2021

https://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/pub/6835

(理由付き意見)

 

-EFSAの専門家会議のニュース速報:FCM、酵素及び加工助剤に関する科学的パネル(CEP)

Breaking news from EFSA’s expert meetings: Scientific Panel on FCM, Enzymes and Processing Aids(CEP)

16/09/2021

https://www.youtube.com/watch?v=B9S22F1YboU

youtube動画

 

[BfR]食品中PFAS:BfRは工業用化合物への重要な暴露を確認

PFAS in food: BfR confirms critical exposure to industrial chemicals

14.09.2021

https://www.bfr.bund.de/cm/349/pfas-in-food-bfr-confirms-critical-exposure-to-industrial-chemicals.pdf

パー及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)は工業化学物質である。その撥水、撥油、防塵の特性のため広く工業工程で使用されており、紙、布、テフロン加工のフライパン、化粧品など非常に多くの消費者製品に使用されている。PFASは分解し難く、環境、フードチェーン、ヒトの血中に存在する可能性がある。

欧州食品安全機関(EFSA)は2020年9月に食品中のPFASが引き起こす健康リスクを再評価した。この報告書の中で、EFSAは耐容週間摂取量(TWI) 1週間あたり4.4ナノグラム(ng)/ 体重キログラム(kg)を特定した。このTWIは初めて、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)、パーフルオロオクタン酸(PFOA)、パーフルオロノナン酸(PFNA)、パーフルオロヘキサンスルホン酸(PFHxS)の4つのPFASの合計に適用される。それは血中のPFAS濃度とワクチン抗体濃度の低下との相関関係が子供で確認された疫学研究に基づいている。

ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)はEFSAの健康に基づくガイダンス値の導出を検討し、今後の評価にこのTWIを使用するよう助言している。この意見の中でBfRは、EFSAの新しいTWIと連邦州の食品管理による濃度データに基づき、ドイツの様々な集団の健康リスクを評価している。外部暴露の結果が、血中PFAS濃度に関するドイツの3都市での内部暴露の研究で補完された。結果:EFSAと同じように、BfRは一部の集団の暴露が部分的にこのTWIを超えるという結論に達した。

乳児は長期間母乳で育てられる場合、生後数年間、血清中のワクチン抗体濃度低下に関連する可能性があるほど、ドイツ人の一部はPFOS、PFOA、PFNA 、PFHxSに暴露していることが外部及び内部暴露評価の結果の全体像から示された。これは食事を通してPFASに多く暴露する1~9歳児にも起こりうる。

現時点では、この研究データは、相当する暴露量で成人や青年の血清中のワクチン抗体濃度に影響を与える可能性があるかどうかという質問に答えるには十分に決定的ではない。

 

同時に、BfRは外部暴露評価にまだ存在する不確実性を強調している。食品管理によるサンプルの大部分の濃度は検出及び定量限界以下だったので、PFASの濃度を決めるためにより精度の高い方法を開発するよう助言された。BfRは、血中の高濃度のPFASが実際に感染リスクの増加と関連するかどうかという疑問への調査の必要性も考えている。

消費者はPFASへの暴露にほとんど影響を与えられない。BfRは食品でPFASの摂取をさらに最小限に抑える手段を助言している。PFASに関するQ&A集は現在この意見に基づいて更新中である。

BfRリスクプロファイル

A:食品中のPFAS:ワクチン後の抗体形成低下(Opinion No. 020/2021)

B:影響を受ける人々:一般集団 子供

C:TWI超過の場合の健康障害の可能性:可能性がある(possible:5 段階の 3 番目)

D:TWI超過の際の健康障害の重篤度 中程度の障害[可逆的/不可逆的]

入手可能なデータの重要性 中程度:一部の重要なデータが不足または一貫性がない

E:消費者が自分でコントロール可能か コントロールできない

 

[HK] 違反

-包装衣笠茸のサンプルが食品表示規則に違反

Prepackaged bamboo fungi sample in breach of food labelling regulation

2021-9-14

https://www.cfs.gov.hk/english/whatsnew/whatsnew_fa/2021_442.html

食品安全センター(CFS)は、オンラインショップの衣笠茸のサンプルを採取し、二酸化硫黄を検出した。二酸化硫黄の濃度は、最大基準値以下であったが、サンプルの食品ラベルには、添加物の機能分類と名称の記載がなかった。

 

-食品安全センターはソウギョのサンプルにマラカイトグリーンを検出する

CFS finds malachite green in grass carp sample

Wednesday, September 15, 2021

https://www.cfs.gov.hk/english/press/20210915_8884.html

食物環境衛生署の食品安全センターは、定期食品調査にてソウギョのサンプルに0.7 ppbのマラカイトグリーンを検出したと発表した。

 

[HK]ニュースレター

Food Safety Focus

15 Sep 2021

https://www.cfs.gov.hk/english/multimedia/multimedia_pub/multimedia_pub_fsf.html

掲載項目

・魚食品検体からCOVID-19ウイルスが検出される - 心配すべきか?

・食品中の部分水素添加油(PHO)の禁止-香港人の心臓の健康を守るための重要なマイルストーン (あとで)  

・包装されたカットフルーツのサルモネラ菌

・Kwai Chung税関における海路輸入食品の管理措置の強化について

 

 

[FSAI] 安全でない濃度のデルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれていたため、様々な未承認の新規CBD食品サプリメントをリコール

Recall of Various Unauthorised Novel CBD Food Supplements Due to the Presence of Unsafe Levels of delta‐9‐tetrahydrocannabinol (THC)

Wednesday, 15 September 2021

https://www.fsai.ie/news_centre/food_alerts/cbd_oil_various_thc_novel.html

安全でない濃度のデルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(THC)が含まれていたため、様々な未承認の新規CBD食品サプリメントをリコール。製品写真有り。

 

[FSA] FSA理事会は「国民の食生活の現状」に関する新しい年次報告書を支持

FSA Board backs new annual report into ‘the state of the nation’s plate’

16 September 2021

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/fsa-board-backs-new-annual-report-into-the-state-of-the-nations-plate

2021年9月15日のFSA理事会は、FSAとFSSが「国民の食生活の現状」を明らかにする食品基準に関する年次報告書が2022年に開始されること、ゲノム編集からFSAによる食肉処理場の検査方法の近代化まで、さまざまなトピックについて議論した。

 

-FSA理事会 2021年9月

September 2021 FSA Board meeting

15 September 2021

https://www.food.gov.uk/news-alerts/news/september-2021-fsa-board-meeting-0

2021年9月15日にオンラインで行われたFSA理事会について。FSA/FSS食品基準年次報告書、ゲノム編集、動物福祉の更新情報、運用転換プログラム、将来の宅配モデルに関する公開協議、インシデントとレジリエンスの年次報告書について。

 

[FDA] FDAはデジタルトランスフォーメーションの新たな部署を設立し、データとITの近代化の取り組みを進める

FDA Advances Data, IT Modernization Efforts with New Office of Digital Transformation

September 15, 2021

https://www.fda.gov/news-events/press-announcements/fda-advances-data-it-modernization-efforts-new-office-digital-transformation

 本日、米国食品医薬品局(FDA)は、情報技術(IT)、データ管理、サイバーセキュリティ機能を、新たに「デジタルトランスフォーメーション部(ODT)」として再編することを発表した。

 

[FDA] リコール

Seviroli Foods社はH-E-B Jumbo Stuffed Shells - 22 Ozに異物が混入している可能性があるため、自主的にリコールを発表する。

Seviroli Foods Voluntarily Issues a Recall of H-E-B Jumbo Stuffed Shells - 22 Oz Due to Potential Presence of Foreign Material

September 14, 2021

https://www.fda.gov/safety/recalls-market-withdrawals-safety-alerts/seviroli-foods-voluntarily-issues-recall-h-e-b-jumbo-stuffed-shells-22-oz-due-potential-presence

SEVIROLI FOODS, INCは、製品(金属)に異物が混入している可能性があり、製品の品質に万全を期すため、H-E-B Jumbo Stuffed Shells - 22 ozをリコールしている。

 

[FDA] 警告文書

-Chula Vista Imports Ltd.

SEPTEMBER 08, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/chula-vista-imports-ltd-614758-09082021

「外国供給業者検証プログラム(FSVP)」違反の問題。

 

-New York Nutrition Company / American Metabolix

SEPTEMBER 08, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/new-york-nutrition-company-american-metabolix-611994-08312021

未承認の医薬品、不正表示、ダイエタリーサプリメントの不純品の問題。

 

-McDaniel Water, LLC

SEPTEMBER 07, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/mcdaniel-water-llc-616186-09072021

未承認の医薬品、不正表示の問題。赤根草(Sanguinaria canadensis)と塩化亜鉛成分を含む。「インディアンハーブ」の類似製品。

 

-Brilliant Enterprises LLC

JULY 20, 2021

https://www.fda.gov/inspections-compliance-enforcement-and-criminal-investigations/warning-letters/brilliant-enterprises-llc-609523-07202021

 未承認の医薬品、不正表示。

 

[FDA] 消費者情報  コロナウイルスの拡散を阻止し、家族を守る

Help Stop the Spread of Coronavirus and Protect Your Family

09/16/2021

https://www.fda.gov/consumers/consumer-updates/help-stop-spread-coronavirus-and-protect-your-family

 FDAはコロナウイルスを阻止するために、ワクチン接種、手洗い、マスクの着用、献血、詐欺的検査、ワクチン、治療法に関する報告等を呼びかける。

 

[MFDS]日本産輸入食品の放射能検査の結果

輸入検査管理課

2021.9.3〜2021.9.9

https://www.mfds.go.kr/brd/m_100/view.do?seq=43223

 

[MFDS]食品由来の抗生剤耐性低減化のための国際協力強化

畜産物安全政策課 2021-09-06

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45727

□ 食品医薬品安全処は、食品由来の抗生剤耐性に対する対応協力強化のために9月6日~8日まで「第1回食品由来抗菌剤耐性国際会議(GCFA)」をオンライン**で開催する。

* GCFA:Global Conference on Foodborne Antimicrobial Resistance

○ 今回の国際会議では、韓国がCODEX抗菌剤耐性特別委員会議長国として初めて開催するイベントで、外国の食品由来のAMR管理に対する政策事例を共有して、抗菌剤耐性特別委員会で用意する国際規範履行の必要性、国際協調の重要性などを議論する。

 

[MFDS]<医師処方による食事療法>ケトジェニックダイエット、正確に知って購入してください!

サイバー調査団2021-09-02

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45716

□ 食品医薬品安全処は、一般食品などを「ケトジェニックダイエット(Ketogenic diet、ケトン食)*」と広告を出したオンライン掲示物の不当広告を集中点検した結果、「食品などの表示・広告に関する法律」違反事例360件を摘発して関連掲示物遮断と行政処分などを要請した。

* ケトジェニックダイエット(Ketogenic diet、ケトン食)とは? 薬品で治療できない小児てんかんなどの神経系疾患の治療に使用されている「極端に炭水化物を低減した食事療法」をいう

○ 今回の点検は、COVID-19で活動量が減り体重が増加*することによりダイエット食品に対する関心が高まり、「ケトジェニック(ketogenic diet)」という用語を一般食品などに無分別に使用する不当広告が増加したため消費者被害を予防するために実施した。

* 全国満20歳以上の成人男女1000人対象「COVID-19と国民体重および肥満認識度調査」結果、COVID-19以後10人中4人(46%)の体重が3 kg増加(’21.5月)

○ 点検対象は即席食品類(弁当など)、パン類、食用油脂類など「ケトジェニック」と表示・広告をしたオープンマーケットと一般ショッピングモールの掲示物364件で、6月から8月まで3段階で不当広告などの不法行為を集中点検して360件を摘発した。

*(点検期間)①企画監視(6月)→ ②民間広告検証団諮問(6月末〜7月)→ ③総合分析(8月)

○ 主な違反内容は、▲消費者欺瞞227件(63.0%)、▲健康機能食品誤認・混同95件(26.4%)、▲病気予防・治療効果広告37件(10.3%)、▲偽・誇張1件(0.3%)であり、詳細違反内容は次の通り。

-(消費者欺瞞)▲「ケトジェニック食事療法」、「ケトジェニック弁当」などのように食品学・栄養学などの分野で公認されていない製造方法を明示した不当広告、▲「低炭水化物」、「純炭」など定義と種類(範囲)が明確でなく、客観的・科学的根拠が不十分な用語を使用して、他の製品よりも優れた製品であるかのように消費者を誤認・混同させる不当広告

-(健康機能食品誤認・混同)一般食品に「ダイエット」、「体重減少」などと広告を出して、健康機能食品として認識するようにさせる不当広告

-(病気予防・治療効果)「糖尿病食」、「がん予防」など、病気予防・治療に効果があると認識する恐れがある不当広告

- (偽・誇張)「デトックス」など身体組織の機能・作用・効果・効能について表現する不当広告

<添付>

1.不当な広告主要事例

2.ケトジェニック表示・広告Q&Aカードニュース

 

[MFDS] [報道参考] 食薬処次長、衛生的な卵供給のために徹底した管理要請

畜産物安全政策課 2021-09-01

https://www.mfds.go.kr/brd/m_99/view.do?seq=45713

□ 食品医薬品安全処次長は最近、サルモネラ菌による食中毒事故の危険性増加に伴い、卵の洗浄など衛生管理の実態を確認するために、9月1日に食用卵選別包装業者を点検し、「新鮮できれいな卵を国民に供給できるように格別の努力が必要である」と述べた。

□ 今回の現場訪問は、新鮮できれいな卵を国民に安全供給するために導入された「家庭用卵選別包装* 」運営現況を確認し、2022年1月から施行される「業務用卵選別包装**」準備状況を確認するために用意した。

* 新鮮できれいな卵を国民に安全供給できるように’20年4月25日から選別・洗浄・包装処理

** 飲食店・集団給食所など業務用で流通する卵に対しても義務的に’22年1月1日から選別・洗浄・包装処理

○ 主な点検内容は、▲衛生的な卵処理のための洗浄施設など点検、▲冷蔵保管施設と冷蔵流通状況、▲国産・輸入産卵の選別処理・需給現況、▲COVID-19防疫規則遵守の有無などである。

 

[DHSC]COVID-19の隠れたコスト:社会的残務

The hidden costs of COVID-19: the social backlog

16 September 2021

https://www.gov.uk/government/speeches/the-hidden-costs-of-covid-19-the-social-backlog

Sajid Javid保健福祉大臣のスピーチ

私は任務についた最初から厳しい決断をしなければならなかった。最初のものは制限を緩和すべきかどうか、である。制限が多くの命を救ったことは知っているが長く続けることもできなかった。私はCOVID大臣ではなく他の多くの課題にも対応しなければならない。例えば治療を待っている550万人ものリスト。これは過去最高である。しかしこれはほんの一部である。社会的残務-メンタルヘルスと公衆衛生がある。それは測定するのが難しいが負担は不平等である

 

[RIVM]地表水の臭素酸塩のリスク限度。水枠組み指令の方法論に従って決定

Risk limits for bromate in surface water. Determined according to the methodology of the Water Framework Directive

15-09-2021

https://www.rivm.nl/publicaties/risicogrenzen-voor-bromaat-in-oppervlaktewater-afleiding-volgens-methodiek-van

水棲動植物について 50 microgram bromate per litre

飲料水用採水ポイントでは1 microgram per litre

 

[WHO]WHO/ILO合同2000-2016  19の職業リスク要因推定

Global launch of WHO/ILO Joint Estimates for 19 occupational risk factors for the years 2000-2016

17 September 2021

https://www.who.int/news-room/events/detail/2021/09/17/default-calendar/global-launch-of-who-ilo-joint-estimates-for-19-occupational-risk-factors-for-the-years-2000-2016

WHO/ILO Joint Estimates of the Work-related Burden of Disease and Injury

https://www.who.int/teams/environment-climate-change-and-health/monitoring/who-ilo-joint-estimates

データビジュアリゼーションツールあり

(長時間労働、騒音、人間工学的要因(関節や骨格への影響)、紫外線、埃や繊維、溶接ヒューム等)

 

論文

-2-19才のCOVID-19パンデミック前と期間中のBMIの縦断傾向-米国、2018-2020

Longitudinal Trends in Body Mass Index Before and During the COVID-19 Pandemic Among Persons Aged 2–19 Years — United States, 2018–2020.

Lange SJ, Kompaniyets L, Freedman DS, et al.

MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2021;70:1278–1283.

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/wr/mm7037a3.htm?s_cid=mm7037a3_w

2–19才の432302人のコホートで、BMI増加速度はパンデミック前に比べてパンデミック中に約2倍になった。パンデミック前に過体重又は肥満だった人と小さい学年の子どもたちの増加が最大だった

 

-フィールドからの報告:キシラジンの検出と薬物過剰使用死への関与-米国、2019

Notes from the Field: Xylazine Detection and Involvement in Drug Overdose Deaths — United States, 2019.

Kariisa M, et al.

 MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2021;70:1300–1302.

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/wr/mm7037a4.htm?s_cid=mm7037a4_w

動物用鎮静剤でヒトには認可されていないキシラジンは違法オピオイドの有害混合物である。キシラジンはオピオイドの鎮静や呼吸抑制作用を強化しナロキソンのようなオピオイド解毒薬に反応しない。いくつかの州で薬物過剰使用死にキシラジンが関係する事例が増加していると報告されている。そこで薬物過剰使用報告システムのデータを解析した。キシラジン陽性の死亡は2%以下だったがおそらく過小だろう。

 

-キシラジン、動物用鎮静剤、を薬物過剰使用死の新興新規物質として同定-コネチカット、2019-2020

Notes from the Field: Xylazine, a Veterinary Tranquilizer, Identified as an Emerging Novel Substance in Drug Overdose Deaths — Connecticut, 2019–2020.

Thangada S, et al.

MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2021;70:1303–1304.

https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/70/wr/mm7037a5.htm?s_cid=mm7037a5_w

2019年の非意図的薬物過剰使用死1200のうち70(5.8%)がキシラジン陽性、2020年は7月までで666のうち76(11.4%)がキシラジン陽性

 

-リトアニアの科学者が開発した新しい肉代用品-より健康的、より風味豊かで環境に優しい

New meat analogue developed by Lithuanian scientists – healthier, more flavours and environmentally friendly

16-SEP-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/928636

European Food Research and Technologyに発表された発酵おからokara(豆乳副産物)を使った肉代用品

 

-中央フロリダ大学の研究者らがCOVID感染を減らす可能性のある食品を同定

UCF researchers identify food products that could reduce COVID transmission

16-SEP-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/928736

Nature Scientific Reportsに発表された、唾液の粘度を増す食品の調査

(コーンスターチとかキサンタンガム、チョコレートなどで唾液の粘度が高くなりエアロゾルになりにくくなる、というのだが。そもそも食べ物口に入れると唾液が出るのでダメなんじゃないかと)

 

-収入の高い地域と低い地域で購入される農産物の質と安全性に大きな差がある

Major disparity discovered in quality and safety of produce purchased in low- versus high-income areas

16-SEP-2021

https://www.eurekalert.org/news-releases/928656

Journal of Food Protectionに発表されたロメインレタスの食中毒菌汚染調査。

 

-COVID-19パンデミック中の米国の銃乱射事件

Mass Shootings in the US During the COVID-19 Pandemic

Pablo A. Peña & Anupam Jena,

JAMA Netw Open. 2021;4(9):e2125388

https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2784187

研究対象期間中2985件の銃乱射事件で3185人が殺され12547人が傷害を負ったデータを含む。2020年5月以降前年より銃乱射事件が増加

 

-Science

学校は厄介な問題とともに集団検査を開始

Schools begin mass testing with vexing questions

BY JENNIFER COUZIN-FRANKEL

Science 16 SEP 2021: 1293-1294

科学的不確実性、アクセス、ロジスティックスが定期スクリーニングのハードル

米国などで子どもたちが学校に戻っている。多くは18ヶ月ぶりである。12才以上は予防接種でき、マスクや距離をとっている。しかしさらに安全のために生徒や職員の定期集団検査をどうするかについて学校や保健当局は格闘している。米国では対面授業を始めた約1700校が既に感染のため休校せざるを得なくなった。多くの科学者が高頻度に定期検査をすることが役に立つと信じている。既に始めた学校や市もある。しかし集団検査のアクセスと迅速な結果はむらがあり、方法の違いによる学校での感染拡大制御データは乏しい。世界では多くの集団検査が行われてきたがその努力がどういう成果を上げたのかについてはよくわからない

(現実は計算通りにはいかず、検査拒否も相当あると。結局ワクチン接種率を高くすることしか有効性が確認できていない。論文は計算のものばかりだけれど。週二回検査をずっと続けろって言われたら普通うんざりするのでは?)

 

その他

-農場から食卓までと生物多様性戦略の影響-労多くして功少なし

THE IMPACT OF THE FARM TO FORK AND BIODIVERSITY STRATEGY – LOTS OF PAIN FOR LITTLE GAIN

POSTED ON 06/09/2021 - POSTED BY FARM EUROPE

https://www.farm-europe.eu/news/the-impact-of-the-farm-to-fork-and-biodiversity-strategy-lots-of-pain-for-little-gain/

欧州委員会がF2Fと生物多様性戦略案の農業部門への影響に関する研究を発表した。

直接欧州の農業部門に影響する目標には化学農薬の50%削減、肥料の20%削減、農地の最低10%を多様性豊かな光景にし少なくとも25%を有機農業にする、などを含む。

その結果は圧倒的である:重要部門、穀物、油糧種子、牛肉、乳製品の供給が10-15%;豚肉と家禽は15%以上、野菜や恒久作物は5%以上減る。

EUの貿易全体の立場は悪化する(例外は乳業で、動物飼料を減らし遺伝子を改善すれば乳牛数の急減を補える)。

収入は急落する、例外は野菜と恒久作物と豚肉(値段が上がるので)。最も大きな影響を受けるのは穀物生産者と酪農家。

ポジティブな影響は温室効果ガスの排出30%以下の削減であるがEUが輸入を増やすので世界全体では生産を増やし少なくとも半分は意味がないだろう。

つまり簡単にまとめると、労多くして功少なし

この結果は先のUSDA-ARSの影響評価と同様で、Farm Europeの評価とも同様である。全ての解析はEUの農業が政治によって急激に縮小することを疑いようもなく示す

この研究で欧州委員会は負の影響を小さくしようと苦労していて、詳細にみるとさらにひどい。

欧州委員会が現在計画しているグリーンディール目標の農業分野での履行は欧州の地方と世界を貧しくし食糧安全保障を弱体化し消費者価格を高くするだろう

(一部のみ)

 

-エコファッションのアニマルライツの妄想

Eco-Fashion’s Animal Rights Delusion

Craftsmanship Quarterly  Fall 2021, Fall 2017

https://craftsmanship.net/eco-fashions-animal-rights-delusion/

「ビーガン」ファッションは常に環境に良い?ウール、レーヨン、絹、ポリエステル、ビーガン皮代用品の背景にある隠された物語を探り、EcoCultの創設者で持続可能なファッションの専門家であるAlden Wickerはアニマルライツ運動の不都合な真実を発見

(オリジナル記事の改訂再投稿)

PETAは絹が残酷だとしてレーヨンやポリエステルを推奨し、世界のテキスタイル市場の絹の割合は減っている。これは動物の権利活動家の勝利だろうか?

ビーガンはアメリカ消費者のごく一部、2%しかいないにも関わらず「意識高い」市場では特大の影響力をもつ。買い物プラットフォームLystのデータによると、2020年に「ビーガンレザー」の検索は69%増加したが「合成皮革faux leather」は変わらない。これは消費者が「模造faux」という単語より「ビーガン」という単語にポジティブに反応することを示唆する

(以下いろいろ。一項目だけで全てが評価できるわけではないという当然のことが活動家にとって「不都合な真実」ということらしい)